韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由~」第十三週でスジョンは養父母の行った罪をギョンチョルに明かす!その第52、53話のネタバレあらすじ、感想も!!

スポンサーリンク
ドラマ

こんにちは。カナエです。今回は韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい」(第52、53話)について書きたいと思います。

ミレに別れを切り出されても結婚への活路を見いだそうとするヒョンジェ

テレ東で平日月~金曜 朝8時15分から放送中

キャストとこれまでの話

 <第1~6話>    <第7~11話>     

 <第12~16話>   <第17~21話>

 <第22、23話>   <第24~26話>

 <第27、28話>   <第29、30話>

  <第31話>    <第32、33話>

 <第34話~36話>  <第37、38話>

 <第39~41話>   <第42、43話>

 <第44~46話>   <第47、48話>

 <第49~51話>

ドラマ(第52、53話)のあらすじ(ネタバレ)

【第52話】

ヘジュン(シン・ドンミ)ユンジェ(オ・ミンソク)の実家に行き、ギョンエと話します。

お義母様、これを

ヘジュンはお金の入った封筒をテーブルに置きました。

これは何?

おかずのお礼です

やだ、いいわよ

いいんですよ みんなに自慢しちゃって下さい 嫁からお小遣いを貰ったって

まあ、あなたは人を喜ばせるのが上手ね

ギョンエは笑います。

***

ユンジェの実家からの帰り、ヘジュンはミレ(ペ・ダビン)のオフィスに寄ります。そしてヒョンジェ(ユン・シユン)の家の話をしました。

ヒョンジェが悩んでるのを見かねたお義父様が自分の戸籍を抜くとおじい様に言ったらしいの それで大騒ぎになった

ヘジュンはお茶を飲みながら話します。

ヒョンジェってたとえ遠回りしても自分の望むものは絶対に諦めない子なの 愛ならなおさらだわ でも今回はさすがになす術がないみたい ミレさんへの気持ちが足りなくて何もしないわけじゃないの

・・わかってます だからこそ私が気持ちを整理するつもりです 私はヒョンジェさんと違って諦めるのが得意なんです

ミレはヘジュンに言います。

***

ミレを気遣ってスジョンはオフィスまでお弁当を届けます。

おじい様の家も大変そう ヒョンジェさんのお父様も苦しんでるみたいで・・

ミレは話します。

母さんは辛くない? おじい様とはまだ誤解が解けないの?

スジョンは首を振ってミレを見ます。

少しずつ解けてきてる 何度か会ってるうちに気持ちがわかってきて母さん気持ちも楽になってきた

良かったね 私も耐えてみせる 私は諦めるのが得意だから今回もうまくやれるわ

嘘よね 相手が傷つかないように感情を隠してるだけでしょ

ならどうすれば? 母さんにこれ以上辛い思いはさせたくない

ミレのせいで苦しんだことはないわ 自分の気持ちに正直になって

これが今の正直な気持ちよ 心配しないで 私は母さんに幸せになって欲しいの

母さんはミレに幸せになって欲しい

二人は言い合います。

***

オフィスからの帰り、車を運転しながらスジョンは亡くなった両親について考えていました。

”天から盗んだ”ってどういうこと?

スジョンはミヨンが病床で語った言葉を思い出します。ミヨンはスジョンに話していました。

そしてミヨンがまだ健康で施設にいた時にミヨンが話したことをスジョンは思い出します。

母さん…!

スジョンは車を停車させて息を吐きます。

母さん…あなたは…!

***

ヘジュンに電話してヒョンジェの様子を聞くミノ。事務所に寝泊まりしていると聞くとヒョンジェのオフィスを訪ねます。

父さん

ヘジュンに事務所に泊まっていると聞いたんだ

ミノとヒョンジェはソファーに座ります。

食事は?

ヒョンジェは首を振ります。ミノはヒョンジェの手を取りました。

お前には父さんがついてる 思うようにしなさい

ミノの言葉にヒョンジェは涙ぐみます。

***

ヒョンジェは意を決してミレのオフィスに向かいます。仕事をしていたミレはヒョンジェを見て驚きました。

我慢する気だった 出来ると思ってた ミレの気持ちを尊重しようとしてきた けどもう無理だ

ヒョンジェは言いました。

少し距離を置けば一生距離を置くことになるんだぞ!

けれどミレは答えました。

仕方ないでしょ

なんでそう言い切るんだ? まだ何もしていないだろ?

私達に出来ることはないわ

僕達の気持ちが同じなら方法はあるだろ?

何ができるの?

一緒に暮らそう

二人は見つめ合います。

***

ヒョンジェはミレを車に乗せます。

どこに行くの?

「一緒に暮らそう」と言っただろ?

行きたいところがあるの

ミレは言いました。

***

二人は以前来た高台に上がります。

ここで初めて喧嘩したんだよね 初めてあなたに気持ちをぶつけたの

それで僕は変わった それまで僕は問題ないと思ってたから

あなたはいつも完璧だったわ

じゃあどうして距離を置くんだ 会いたくなかった?

ヒョンジェは訊ねます。

会いたかったわ すごく会いたかった

ヒョンジェは頷きます。

それならいい 考え過ぎずに共に生きることを考えよう

それは難しいと思う

ミレ…!

一緒に暮らせば何かが変わる? 共に生きれば今の問題が解決する?

いつか解決するよ

私達が愛する人達を傷つけてるの 離れていても愛することは出来る

何故愛してるのに離れるんだ?

離れるしかないからよ 私だって嫌なの

何故すぐに諦めるんだ?

あなたとは性格が違うの 

僕のことが気にならなかったのか? 僕はその程度の存在か?

私は諦めが早いの でもあなたは諦めない人だから

どうして諦める? 愛し合ってるなら諦められないだろ?

諦めないと息もできない 生きて行けそうにないの

ミレの言葉にヒョンジェは絶句します。

あなたを愛してるし一緒にいたい でも愛だけでは生きていけないの

ミレは涙を流しながら告げました。

私達別れましょう

***

スジョンはジンホンジョンジャの話はあり得ると言います。

母さんは真実を語り謝ってたのに私が気づかなかったの 私を利用したと謝っていたのに

なら計画的に君を・・?

衝動的だったと思う ずっと子供が欲しかったから運命だと思ったのよ

じゃあ君は許せるのか? こんな波乱の人生になったのに

幼い子供が1日中彷徨っていたの もし両親と出会わなかったら死んでいたかもしれない たとえ警察に届けていても父に会えた保証はないわ 父が施設に迎えに来たのは3か月後だった

なんでお義母さんたちのしたことをそんな風に許せるんだ?

両親だから 私を育てて教育して愛してくれた

じゃあ、お義父さんは?

50年以上アカの他人だったのに、急に親しくはなれないわ

スジョンの言葉にジンホンは困惑します。

***

ジンホンはギョンチョルに電話しました。

お義父さん、スジョン、いやジョンウンの夫のジンホンです 夜分にすみません

いや 寝てませんでしたよ

今更ですがご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません 近いうちにお宅に伺います 妻はもちろんミレとジョンフも一緒に連れていきます お義父さんの孫ですから

ミレもですか? 様子はどうですか

それは・・それなりに過ごしています

ああ・・では今度是非お会いましょう 私も会いたいです では

ギョンチョルは電話を切りました。

***

ギョンチョルは台所を片付けているギョンエに聞きました。

ヒョンジェは元気なのか?

明日見に行くつもりです 生活が荒れていると聞いたので

そうか

お父さん どうしました

ミノが帰宅して訊ねました。

ああ、ジョンウンの夫が挨拶に来ると言ってきたんだ ジョンウンとミレ達も連れて来ると言ってたからヒョンジェのことが気になったんだよ

事務所に寝泊まりして仕事に没頭してます

何故家に帰らないんだ?

本当に強がりね 辛さを仕事で紛らわして心配だわ

ギョンエが息子を気遣います。ギョンチョルはヒョンジェの様子を聞いて眉を寄せます。

***

ミレはオフィスに戻ると涙に暮れていました。スジョンからの電話にも出られません。

”仕事が終わらないから今日は帰らない”

ミレは母にメールします。

ミレは帰らないのか

ジンホンが部屋に来てスジョンに聞きました。

忙しいから帰れないって 帰って来なさいと言うのを我慢したわ

それでいいよ ミレにも気持ちを整理する時間が必要だ 僕はお義父さんに電話したよ これ以上連絡しないのは失礼だからな 子供達と挨拶に行こう 

スジョンは驚きますが黙って頷きます。

***

家に帰ったヒョンジェは散らかった部屋で寝ていましたが、起き出すと夜の公園を全速力で走ります。

あなたは諦めない人だから

ミレの言葉がよぎります。

そうだ 諦めない

ヒョンジェは走り続けます。

***

朝になってギョンエはバッグにおかずを詰めていました。

何をしてるんだ

ミノやスジェ(ソ・ボムジュン)と朝食をとっていたギョンチョルが訊ねます。

おかずを持ってヒョンジェの様子を見てきます

なら僕も行くよ

スジェが言いました。

それがいい 車で行ってやれ

ミノはスジェに車のキーを渡します。

わかった

二人は出かけていきます。

***

ギョンチョルは食事しながらミノに聞きました。

お前はいつヒョンジェに会った?

昨日です

その顔だとヒョンジェの様子はだいぶ深刻なのか?

ヒョンジェはミレさんだから考えてもいなかった結婚をしようと思ったんです

ミノは話しました。

もし彼女を失ったら一生独身かもしれません

そうか・・

ギョンチョルは考え込みます。

***

ただいま

朝になってミレは仕事場から帰って来ました。

ミレ、帰ったの 今日は家で休むんでしょ

娘を見てスジョンはホッとします。

シャワーを浴びたら食事して

わかった

ミレは階段を上がって行きます。

***

ギョンエとスジェがヒョンジェの家に行くと部屋は綺麗に片付いていました。

あら元気そうじゃない

ギョンエはヒョンジェの顔を見て言います。

部屋もきれいだ

なんだよ ひどい状況を期待してたみたいだな 朝から何の用?

ヒョンジェは二人に聞きます。

荒れ放題だと思って掃除しに来たの あなたにキムチとおかずを持ってきたのよ

ギョンエはおかずを冷蔵庫に入れます。

兄さん、大丈夫なのか

どん底まで落ちたけど這い上がってきた

ヒョンジェはスジェの肩を抱きます。

さすがは成功を収めた子だわ スジェ、見習いなさい ヒョンジェはしっかり立ち直ってる

母さん、僕はまだ失恋はしてない

ヒョンジェは母親に笑います。

人生が終わったと感じたけどこれからは変わってく

ギョンエは不思議そうに息子を見ます。

どうするつもりなの?

まだあるんだよ 自分のできることが

どういう意味?

ミレとはまだ終わってない

***

スジョンがミレの部屋に行くとミレはお腹を抱えてベッドに寝ていました。

ミレ・・ どうしたの?

スジョンは唸っているミレを見て動転します。

お腹が痛いの?

・・大丈夫

何が大丈夫よ 冷や汗が出てる 胃痙攣かしら? ミレ、病院にいこう

大丈夫 休めば治るわ・・

ミレは病院へ行こうとしません。

***

スジョンは急いて階段を降ります。

なんだ? どうしたんだ

ジンホンが訊ねます。

ミレが胃痙攣みたいなの 薬はあるわよね

薬を飲ませるより病院に連れて行こう

ジンホンは階段を駆け上がります。

一体何があったの?

ジョンジャが部屋から来てスジョンに聞きました。

お義母さん、まずは薬を探します

スジョンは薬の場所へ走ります。

***

ミレ、病院に行こう

ジンホンはミレを起こそうとします。

行かない 我慢できるわ

我慢なんてするな 病院で点滴して貰って休めばいい

けれどミレは首を振ります。その時スジョンが薬を持ってきました。

ミレ、飲んで

両親はミレに薬を飲ませます。

***

病院に行かないの?

夫婦が一階に降りるとジョンジャが心配して聞きました。

行かないって

じきに薬が効くと思います

スジョンが説明しました。

やっぱり平穏無事にはいかないわね

ジョンジャは戸惑います。

***

スジョンはクローゼットに置いていたギョンチョルの手紙の包みを開けてみます。そこにはぎっしりと手紙が詰められていました。そしてスジョンはその中に一枚の家族写真を見つけます。それは赤ん坊のスジョンと両親でした。

”母さんはお前のことを亡くなる直前まで心配していた”

スジョンはギョンチョルが言ったことを思い出し涙ぐみます。

そして手紙を読み始めました。

***

スジョンは泣きながら手紙を読みます。

お父さん・・

スジョンは手紙の束に顔を埋めて泣き続けます。

***

スジョンはギョンチョルと会って話します。

一緒にお茶を飲めるなんて本当に夢みたいだ

ギョンチョルは言います。

お父さん

スジョンはギョンチョルを呼びました。

初めて”お父さん”と呼んでくれたな

お父さん、私と生き別れた責任を感じないで下さい 私はお父さんを恨んでません ・・感謝してます

スジョンは話しました。

ジョンウン・・

諦めず探してくださり、待ってくださりありがとうございます

ギョンチョルは言葉もなく頷きます。

私が遅すぎました すみません

スジョンはギョンチョルに謝りました。

【第53話】

ヒョンジェは仕事の後でミレの家に出向きます。ミレは仕事で不在でした。ヒョンジェはジョンジャ、ジンホン、スジョンと話します。

結婚を白紙にしたいという話を聞きました

ヒョンジェは語ります。

でもできるだけのことをしたくて ミレさんは別れようと言いましたが心変わりをしたわけじゃなくお母さんを思って言っているようです 僕はミレさんのことを説得しますし白紙の話も撤回してほしいんです

ヒョンジェの話にスジョンたちは項垂れます。

僕はミレさんを心から愛しています 僕達は別れを望んでいません

私達だって反対したいわけじゃないわ でも仕方ないでしょ

ジョンジャが困惑して言います。

少しだけ心を開いて僕らを受け入れてくれませんか?

まあ・・私は恨まれたくないわ 困ったわね

また改めてお伺いします

君の気持ちはよくわかったから帰って休みなさい 気苦労が多いだろうから

ジンホンが話しました。

わかりました

ヒョンジェは家を出ます。

ヒョンジェさん

スジョンが後を追って来ました。そしてヒョンジェの手を取ります。

ごめんね

スジョンはヒョンジェを見て言いました。

気をつけて

***

ヒョンジェが家に帰るとミノが来ました。

驚いた 家がきれいだ

ミノとヒョンジェはソファーに座ります。

気持ちの整理がついたようだな

うずくまっていても何も解決しない 僕が頑張ればこの状況を打開できる 他人の選択に人生を預けられないよ

その通りだ 頑張れよ

ミノは息子を励まします。

***

仕事から帰宅したミレはスジョンからヒョンジェが家に来たことを知らされます。

ヒョンジェさんは別れたくないって あなたも同じ気持ちでしょ? それなのに諦めるの?

諦めようと努力してる

ミレは答えます。スジョンはミレの手を取り抱きしめました。ミレはスジョンに抱かれて涙を流します。

***

ヘジュンに結婚前に買った株のことを問い詰められたユンジェは実家に逃げ出します。ユンジェが実家でご飯を食べているとヘジュンが追いかけて来ました。

あらヘジュンも来たのね あなたも食事する?

ギョンエは訊ねます。

私は結構です ユンジェさんは私が来ても出てきませんね

台所で食事してるのよ

ギョンエが応じているとユンジェがヘジュンのいる居間に来ました。

ヘジュン、来たのか

わかってる 株で損したから私に通帳を見せたくなくて逃げたんでしょ

違うよ 

ユンジェは笑って母親の隣に座ります。

夫の言うことを信じて上げて

ギョンエは息子を庇いました。

お義母様、私は彼の通帳を見たこともないんです 信じてるからです

ヘジュンはギョンエに言いました。

でもこうやって実家に逃げるのを見て駄目だと思いました

駄目ってどういうこと? 結婚したんだから連れ添わないと

ユンジェさんが結婚前に株式投資で大損したようなので”通帳を見せて”と言ったんです 状況を知らないと私も対処できないので

いや 僕がなんとかするから・・

ユンジェは恐る恐るヘジュンに話します。

見てください 言い訳ばかりです それならずっと実家にいたら?

ヘジュン、極端なことを言わないで あなたも株をやらないように言ったのになんでまた投資したの?

ギョンエはユンジェを怒ります。

株で稼いでヘジュンにあげたかった

それなら堂々と通帳を見せればいいでしょ

借入限度額まで借りてるから見せられない

ギョンエもヘジュンもユンジェの話に仰天します。

まったくもう! いつになったらしっかりするの!!

ギョンエは激怒してユンジェを叩きました。

嫁の前で恥ずかしい!

母さん

なんてバカな子なの

お義母様、やめて下さい 落ち着いて

ヘジュンが二人の間に入ってギョンエを止めます。

叩かないで下さい

ヘジュンは両手を広げてユンジェを庇いました。

お義母様、ユンジェさんは私のものです

ヘジュン・・

ギョンエはあ然とします。

もう帰ろう、ヘジュン 母さん、今日は帰るね

ユンジェは言いました。するとギョンエはまたユンジェを叩こうとします。

もう本当に情けない!

お義母様!

ヘジュンは慌ててギョンエを止めました。

***

スジョンとギョンチョルはスジョンの養父母の墓所を訪ねます。

ここです

スジョンは墓の前に花を置きました。

父さん、母さん、元気にしてた? お父さんと一緒に来たわ

スジョンは両親の写真に挨拶します。

はじめまして ジョンウンの父です 立派に育ててくださりありがとうございます 私がいつかそちらに行った時にまた改めてご挨拶します

ギョンチョルは養父母に礼を言いました。

***

ギョンチョルは納骨堂のベンチでスジョンに足に彫った入れ墨を見せました。スジョンは父の入れ墨にそっと触れます。

良かれと思ってしたことが虐待と思われるとは想像しなかった わかっていたら彫らなかったのに すまない

ギョンチョルはスジョンに謝ります。

ここに来てご両親に挨拶したら思いがこみ上げた 大切な娘を何故失ったのか? 私はお前の育って行く姿を見たかった お前を育ててくれたのはありがたいがお前に会った時に何故ご両親は親を探してくれなかったんだ? 

ギョンチョルの顔は悲しげに曇ります。

いや、私が悪いんだ 生き別れになったのは私の責任だ 恨み言を言える立場じゃない

お父さん・・

スジョンは父の辛そうな横顔に胸をつかれます。

お父さん、黙っているつもりでしたがお父さんが私のことで自分を責めているので話したいと思います

スジョンは言いました。

亡くなった両親が私を連れていって育てたようです

それはどういうこだ? わざとお前を連れ去り親と子を引き裂いたのか

ギョンチョルは驚きます。

確かではないですが母は不妊で苦しんでいたようで、私に会ったのを運命だと思ったようです

それで私のジョンウンがスジョンとして育ったと?

・・お父さん 私は亡くなった両親を恨んでいません 今でも恋しくて会いたいんです すみません

なんということだ・・

スジョンの言葉にギョンチョルは涙を流します。

お父さん・・ 母が言ってました 私が初めて話した言葉は”父さん”だったと 私は父親っ子だったんですよね?

スジョンはギョンチョルに微笑みます。

お前を探して本当に辛い日々を送ってきたんだ!

ギョンチョルは訴えました。スジョンはその手を握ります。

でもその代わり息子に出会えたでしょ ミノさんを見てるとお父さんが愛情を注いで育てて娘の幸せをどれだけ願っていたのかがわかりました お父さん、私は今更イ・ジョンウンにはなれません

スジョンはギョンチョルに告げます。

私はチン・テヒョンとチョン・ミヨンの娘、スジョンなんです それは変わりません

ギョンチョルはスジョンを見つめます。

つまり・・ジョンウンは私の元へ帰ってこないのか

スジョンは頷きます。

はい そうしましょう ミレに幸せになってほしいんです 母親としてミレの幸せのためなら何でもしてあげたい

ジョンウン・・

***

ミレはヒョンジェが家に来たと聞いて混乱していました。ヒョンジェにメールを送ろうとして思いとどまります。するとヒョンジェからメールが来ました。

”ミレの家に行ってご家族に会ったよ これからが始まりだ”

諦めないヒョンジェにミレは戸惑います。

***

ヒョンジェはミレから返信がないことに落胆します。しかし今度はギョンチョルに電話しました。

おじいちゃん、会いたくて電話した

スジョンの車で家に帰る途中のギョンチョルはヒョンジェに言いました。

それなら会おう どこで会う?

僕が家に行くよ

私は今外にいるんだ お前は?

僕は事務所にいるよ

なら私がそこへ行く

ギョンチョルはスジョンにヒョンジェの事務所に送って貰います。

***

ヒョンジェはやってきたギョンチョルとオフィスで話します。

今日はどこに行ってたの?

ジョンウンの亡くなったご両親に挨拶しに行ってきた ジョンウンがここまで送ってくれたよ

一緒に行ってきたんだね

それでお前の話は?

おじいちゃんに会いたかっただけだよ

ヒョンジェは笑います。ギョンチョルは真剣な面持ちで呼びかけました。

ヒョンジェ

何? おじいちゃん

初めてジョンウンに会った時は本当に驚いたよ 私を恨んでた だから昔の話を色々して誤解を解いた だけどあの子は言ったよ ”今更話しても過去は変わりません””もう手遅れです”って しかし過去は変えられないが今を懸命に生きれば後悔はしないよな

ギョンチョルはヒョンジェを見つめます。ヒョンジェもギョンチョルを真っ直ぐに見ました。

ミレと人生を共にしたい

ヒョンジェの言葉にギョンチョルは頷きました。

***

ヘジュンとユンジェは家に帰ります。

ヘジュン、さっきは庇ってくれてありがとう

あなたが夫だから自然と体が動いたの

悪かった

何が?

通帳を見せずに実家に逃げたこと

それで?

でも見せられない 僕にもプライドがある だけどもう株の投資はやめるよ

私も通帳を見たくない 見たら管理したくなるから

ヘジュンは言いました。

事務所の管理だけでも大変なの あなたの好きにして

”好きにして”ってなんだよ 見捨てるのか 見放さないで

ユンジェは寝室に入るヘジュンを追いかけます。

***

ユナ(チェ・イェビン)を忘れられないスジェは店に行きます。けれど店には閉店ギリギリでジョンフが買いに来ていました。スジェは外から楽しそうに会話している店内の二人を眺めます。二人が出てくるとスジェは電柱の陰に隠れました。

近くに美味しい店はない?

ありますよ

じゃあ行こう

連れだって歩いていく二人の後ろ姿をスジェは寂しそうに見つめます。

***

ミレはギョンチョルから家に来るよう連絡を受けます。不安を感じながらミレはヒョンジェの実家を訪ねました。ギョンチョルはミレの他にミノとギョンエ、ヒョンジェを集めていました。

ヒョンジェさん?

ミレ・・

二人は驚きます。

こっちに来て座りなさい

ミノに言われてミレはヒョンジェの隣に座ります。5人がテーブルに落ち着くとミノはヒョンジェに言いました。

父さん達も何の話か聞いてない

***

お茶を飲みながらギョンチョルはミレとヒョンジェを見て話し出します。

私とジョンウンが再会してお前たちの結婚が難しくなった

ヒョンジェとミレは俯きます。

ジョンウンと私は今のまま生きることにした ジョンウンは育ての親の思いを継いでチン・スジョンとして生きる 私もそれを受け入れた 私とはこれからも変わらずイ・ジョンウンとして関係を続ける

ギョンチョルはヒョンジェ達に言いました。

それならお前たちも結婚できるだろ? お前たちには後悔してほしくないんだ

ミレとヒョンジェは顔を見合わせます。

二人が最も幸せになる道を選んで欲しい

***

おじいちゃんが結婚を許したんだよな

ヒョンジェは家の外までミレを送りながら言いました。

そうみたい・・

嬉しすぎて夢みたいだ

ヒョンジェはミレの手を握ります。

ついに結婚できるんだ!

けれどミレは戸惑います。

突然すぎてまだ決心がつかない

ヒョンジェはミレを見つめます。

ミレは少し考える時間が必要か?

うん・・

***

ミレは家に帰るとギョンチョルがヒョンジェとの結婚を許したことを家族に伝えました。

お義父さんが? スジョン、君は知ってたのか?

ジンホンが妻に訊ねます。

いいえ、私は何も聞いてないわ ただ私ははっきり言ったんです 私はチン・スジョンのままお父さんの娘として生きると

スジョンはジョンジャに説明しました。

なぜ私には黙ってたの? イさんもあなた達の結婚を許す前に両家で話し合うべきだったのに

ジョンジャは納得できません。

まあいいじゃないか これでうまく解決したんだ

ジンホンは喜びます。

反対した私の立場がないじゃない! 年長者の私に断りもなくひどいわ 問題を収めようとわざわざ悪役を買って出たのに、相談もないなんて!!

ジョンジャは不機嫌に部屋に行ってしまいます。スジョンはジョンジャを追いかけました。

お義母さん、話を先に伝えずにすみませんでした

あなたは父親が親戚になるこの結婚に賛成なの? 周りから変な目で見られるわ

ジョンジャはスジョンに言います。

ミレの気持ちが大切です

ミレは別れを決意して彼にも告げたんでしょ 辛いのは今だけよ どうしてややこしい関係を作ろうとするの? 周りから見て平凡なのが一番なのに

ジョンジャは主張します。

***

スジョンが部屋から出てくるとジンホンが聞きました。

母さんはいったい何が不満なんだ?

お母さんだって望んで反対したわけじゃない 怒るのも仕方ないわ

でももう反対する理由はないだろ?

そう単純にはいかないわ 世間の目もあるし、ミレが別れる決心までしたからお義母さんは複雑な関係を作りたくないのよ

ミレは母に訊ねました。

母さんは大丈夫なの?

もちろん平気よ 母さんが決めたんだから

それなら私も自分のために考える

そうね これからはあなたの時間よ

三人は笑いました。

ドラマ(第52、53話)の感想

ミレに別れを告げられても諦めないヒョンジェの姿が素晴らしかった!絶望的な状態でもその中で希望を見つけ、解決策を探ろうとする姿勢はどんな人生のトラブルでも必要なことだと思いました。そんなヒョンジェの姿勢にギョンチョルも心を動かされたところがあったんでしょう。

ギョンチョルの納骨所での嘆きはとても切なかったです。でもスジョンも亡くなった両親への愛情は消えないんですよね。これから穏やかに絆を深めるのが二人にとって最良だと思えます。

コメント

Optimized by Optimole
Verified by MonsterInsights