韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由~」第十週でユンジェとヘジュンの結婚の顔合わせが行われる!その第39から41話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。今回は韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい」(第39~41話)について書きたいと思います。

養子だと知られたスジョンは義母のジョンジャから責められる

テレ東で平日月~金曜 朝8時15分から放送中

キャストとこれまでの話

 <第1~6話>    <第7~11話>     

 <第12~16話>   <第17~21話>

 <第22、23話>   <第24~26話>

 <第27、28話>   <第29、30話>

  <第31話>    <第32、33話>

 <第34話~36話>  <第37、38話>

ドラマ(第39~41話)のあらすじ(ネタバレ)

【第39話】

ユンジェ(オ・ミンソク)ヒョンジェ(ユン・シユン)の家を訪ねました。

兄さん、何の用だ 

いい匂いだな

ユンジェは台所に行きます。

おかずを作ってたのか 美味しそうだな 分けてくれ

なんだよ 兄さん!

ヘジュン(シン・ドンミさんは料理ができないから家に食べるものがないんだ 最近気を揉むことが多いからちゃんと食べさせたい

兄さんが作ってやれよ

お前たちは実の姉弟のような関係なんだろ おかずも渡さないのか

うん あげない

でも諦めないぞ

ユンジェは冷蔵庫の中身を確認します。

いっぱいあるじゃないか

***

ユンジェはヒョンジェのおかずをテーブルに並べます。

よくやったわ でもヒョンジェはすんなり渡してくれたの?

ヘジュンは訊ねました。

もちろんさ 君とヒョンジェの仲だろ

じゃあご飯を炊こう

パックのご飯があるだろ

買い置きしてないもの

僕が買って来た

ユンジェはパックご飯を見せました。ヘジュンは嬉しそうにユンジェを見ます。

なんだか家族みたい

もうすぐ家族だ

***

ミレ(ペ・ダビン)はヒョンジェに電話します。

何してるの

掃除してる 

夜に掃除?

掃除は暇があればするものだ 家に帰るのか

母さんが大変そうだから早めに帰る

いい娘だな 今日はお母さんに譲るよ

ヒョンジェは笑います。

***

スジョンジンホンが病院から戻るとジンジュに「話がある」と言われます。リビングにジョンジャを入れた4人が集まりました。

話ってなんだ?

私は白黒はっきりさせたい性格なの

ジンジュは録音したミヨンの声を皆に聞かせました。

あなたのお母さんは子供が産めない体だって言ってる

ジンジュはスジョンに言いました。

スジョンは実の娘じゃないんでしょ

お前は何を言ってるんだ

ジンホンが声をあげます。

そうよ いい加減にしなさい

ジョンジャも娘を止めます。

つまらない話はやめだ 部屋に行こう

ジンホンはスジョンを促します。

そうやっていつまで兄さんを操るつもり? 私は兄さんや母さんとは違うの 私の勘違いだって言うつもり?

いいえ あなたの言うとおりよ

スジョンはジンジュを見て答えました。

実の娘じゃない

スジョン!

ジンホンが叫びました。

それはどういうこと?

お義母さん すみません

ジンホンは天を仰ぎました。

こんな形で言ってどうする

兄さんも知ってたの? 兄さんもグル?

ジンジュはジンホンを問い詰めます。

僕が隠させたんだ スジョンは正直に話すと言ったが、母さんが家柄にこだわるから隠してくれと頼んだんだ 

この大馬鹿者!

ジョンジャは椅子から立ち上がって息子を叱責しました。

どうしてそんなことができるのよ! 信じられない

ジョンジャはふらついて椅子に倒れ込みます。

母さん?

しっかりしろ

子供二人はジョンジャを寝室に運びました。

***

上品で純粋そうに見せて大した友達ね

ジンジュはスジョンを責めました。

あなたこそ下品だわ 録音しに病院に来たの? 私に聞けば済む話でしょ 病人に対して失礼にも程があるわ 友達にここまでするの?

スジョンは反論します。

ええここまでする 真実を明らかにするのは騙された人への礼儀よ 母さんがあなたを可愛がってきたから私もずっと従ってきたの

いい人ぶらないで お義母さんの財産が欲しいだけでしょ あなたはお金しか興味がないのよ・・

ジンジュはスジョンの頬を打ちました。ジョンジャの部屋から出てきたジンホンが驚いて走ってきます。

ジンジュ、お前は何をしたんだ?? スジョン・・

スジョンは部屋に入ってしまいます。

***

スジョンは荷物をバッグに詰めます。

スジョン、何をしてる

お義母さんの具合は

大丈夫だよ 

暫く母さんの病室に泊まるわ

無理をすると体に障るぞ

その方がお義母さんのためよ 子供たちやお義母さんのことはあなたに任せるわ

***

ミレが帰ってくるとスジョンは出かけようとしていました。

母さん、どこに行くの

病院よ

車まで送るよ

スジョンとジンホンは出ていきました。

叔母さん、何があったの

あなたの両親に聞いて おばあちゃんは寝込んでる

ジンジュは缶ビールを飲みながら言いました。

***

私になんて仕打ちを 悔しすぎる

ジョンジャはベッドで嘆いていました。

スジョンを呼んで

ジョンジャは様子を見に来たジンジュに言いました。

スジョンは病院に行ったわ 兄さんがご丁寧に荷物を運んで見送ってた

私になんの説明もなく出ていったの

これがスジョンの本性なのよ 純粋な兄さんをそそのかして好き勝手してきたの 母さん、これでもスジョンにビルを譲るつもり?

うるさいわね 私が生きてるうちは渡さないわよ ビルの話はしないで!

二人が言い合っているとジンホンが来ました。

母さん 大丈夫?

この通りピンピンしてるわよ

ジョンジャはジンホンを叩きます。

あんたって子は・・全くひどい子だわ

気が済むまで叩け

ジンホンは言いました。

スジョンはね、何も悪くない 全部僕のせいだ はじめから正直に話すべきだった 母さんがスジョンは高学歴で教授の娘だと喜んでいたから親孝行で隠そうと思ったんだ スジョンだって母さんが家柄だとか生まれがどうとか言うたびに傷ついていたけど、そのたびに僕が服やバッグを買ってやって誤魔化してた

ジンホンは二人に訴えました。

悪いのは僕なんだよ

あなたはこんな時でもスジョンの肩を持つの?

ジョンジャは息子に呆れます。

スジョンがどれだけ苦しんだか母さんにはわからないのか?

ジンホンに怒鳴られてジョンジャは泣き出しました。

全く情けないわ

ジンジュは兄に軽蔑の目を向けます。

***

ジンホンは子供たちに騒動の説明をします。

母さんと叔母さんが喧嘩したのよね?

ミレが聞きました。

お前たちにどこから話せばいいかな 落ち着いたら母さんが話すと思うが

話って?

ジョンフが訊ねます。

ジンホンはため息交じりに言いました。

ミヨンおばあちゃんは母さんの実の母親じゃない 3歳だった母さんを引き取って育てたんだ

母さんは養子ってこと?

ジョンフが言いました。

そうだ 父さんは結婚前から知ってた 母さんは結婚するとき養子だと公表したがったけど父さんとミヨンおばあちゃんが反対したから隠してたんだ

何故いまさらそんな話を?

ジョンフは問います。

おばあちゃんが事実を知ったんだ

父の話にミレとジョンフは絶句します。

***

ご苦労さま

病院に着いたスジョンはヘルパーを帰しました。

スジョン、なぜいるの

目を覚ましたミヨンがスジョンに気づいて聞きました。

母さん、水を飲む?

いらないわ もう朝なの

いいえ、まだ夜よ

いつも朝来るのになぜいるの

なんとなくよ

まあ可愛い子ね

ミヨンは「ジンホンがいない」と言います。

ジンホンさんはあなたが養子だと聞いてなんて言ってた?

母さん、昔を思い出したの?

向こうのお母様はあなたが養子だと知ったら嫌がるはずよ 話してはだめよ

スジョンはミヨンを見つめます。

あのとき言うべきだった 母さん、どうして隠そうとしたの? 私は何も恥じてなかった 母さんが養子だということを隠そうとするから自分がそういう存在だと思ってしまった 

スジョン・・なんで怒るの

ミヨンの怯えた目を見てスジョンは我に返ります。

ごめんなさい

その時ミレとジョンフが病室に来ました。

母さん

二人ともどうしたの

ミヨンは不思議そうに二人を見ました。

どなた?

ミレたちは祖母の様子に言葉が出ません。

スジョンが怒ったのよ 怖いわ

ミヨンはスジョンに言います。

スジョン 怒らないで 

***

スジョンとミレたちは病院の待合で話します。

父さんから母さんのことを聞いた 母さん、ごめんね これまで母さんの人生に無頓着だった

ミレは言いました。スジョンは観念したように微笑みます。

思い返してみれば親には愛されて育ったわ 幸せだった だけど養子であることを隠して実の娘のように話す両親には少し不満だった 私は養子であることを恥じてなかったから

スジョンは話を続けます。

父さんと結婚することになってそれまでの偽りの人生を捨てられると思ったけど、父さんとミヨンおばあちゃんに隠そうと言われた でも話すべきだったわ

母さん・・

母さんは結婚してあなたたちを育てれば解決すると思ってた でもだめだった 平和に暮らして来たけどミレが詐欺にあってからは怖くなったわ ”これまで問題無く来ただけでいずれ嵐が来るだろう”と感じたの ヒョンジェさんの父親の話が昔の記憶を呼び起こした

スジョンの話にミレは涙します。

だからヒョンジェさんを嫌ったわけじゃないのよ

母さん・・ごめん

もう帰りなさい

スジョンは立ち上がろうとします。

母さんはいつ帰るの

ジョンフが聞きました。

暫く病院に泊まる お義母さんにも時間が必要よ

時間なんていらない 母さんは母さんだろ

母さんがいない家に帰りたくない

ミレも話します。

帰りなさい

スジョンは席を立ちました。

母さん 

ジョンフが呼び止めます。

抱きしめてもいい

母親を抱きしめるのに許可は要らないわ

二人は抱き合います。ミレもスジョンに抱きつきスジョンは涙を流しました。

***

ユンジェとヘジュンは”結婚したあとの食事をどうするか”相談します。

ヘジュンさんは料理しないからヒョンジェと母さんに任せよう

毎日お世話にはなれないわよ

別のことで恩返しすればいいさ

そうか 恩返ししよう

ヘジュンは笑って応じます。 

ところでお兄さんから家族の顔合わせについて話はあった?

ユンジェさんの方は?

父さんに話してあるけど確認してみるよ

ユンジェは言います。

***

ギョンエは「スジェ(ソ・ボムジュン)の将来が心配だ」とミノに話します。

今はあまり口出ししないで見守るしかないだろう

でも今の状況は親が放任した結果だと思うの

ギョンエはスジェの考えを聞こうとします。

スジェ、今どんな仕事をしてるの? 帰りが遅いし

割とお金になる仕事をかけ持ちしてる 物流センターと清掃だ

あなた、公務員試験はどうするの

収入が安定してたから目指してたけど僕には無理だ

それなら何が技術を身につけたら 今まではあなたを信じて口出ししなかったけど、あなたももうすぐ30歳になるし

わかってる なんとかするよ

スジェは母親に言います。

***

母さんはシム弁護士の文句ばかりだ 頭が痛いよ

ミノはヒョンジェと電話で話します。

お前とミレさんのためにも母さんの機嫌を直してやってくれ

誰と話してるの

ギョンエが部屋に入って来ました。

ヒョンジェだ

母さんが来た? じゃあ母さんと話すよ

ギョンエの声に気づいてヒョンジェは言います。

なによ 用事なの

ギョンエは電話に出ます。

母さん、明日食事しよう おごるよ

まあどうしたのよ

母さんに会いたいんだ

あら、やあねえ〜 わかったわよ

ギョンエは顔をほころばせます。

***

ジンジュに「オーストラリアに帰れ」というジンホン。

ここはお前の家じゃない

私は兄さんの妹よ なのに兄さんは妻とグルになって家族を騙した 謝るのが先でしょ

僕たちは謝るようなことはしていない

家族を騙したのよ 母さんがスジョンを可愛がったのは教授の娘だったからよ そのおかげで兄さんは多額の財産を相続できた 騙して得たお金なら返しなさいよ

ジンホンは妹の話に呆れます。

本気でそんなことを言ってるのか?

もしかしてもっと財産を貰うためにスジョンのことを利用したの? だってスジョンは話したがったのに兄さんが口止めしたんでしょ

ジンホンは怒って手を上げます。

お前ってやつは・・

なにを騒いでいるの?

ジョンジャが来て子供たちに言いました。

とにかく明日帰ってくれ

どこに帰るのよ

こいつにはこの家にいて欲しくない

あなたは偉そうに言える立場なの? ずっと親を騙して来たくせに

ジョンジャは憤ります。

こいつはスジョンを叩いたんだ

え?

ムカついたからビンタしただけじゃない

ジンジュは言い訳します。

子供たちが知る前に出ていけ

ジンホンは部屋に入ってしまいます。

この家は母さんたちが建てた家よ!

ジンジュはジンホンの部屋に向かって叫びます。

***

ヒョンジェから”ギョンエとランチする”と聞いたヘジュンは「自分も行きたい」と騒ぎます。

だめだ 話があるから

邪魔しないわよ! 私も行くからね

ヘジュンはギョンエと話す機会を得ようと必死です。

***

病室でスジョンは回診に来た医師に訊ねました。

最近は一つの言葉を繰り返すんです

症状によっては過去のことを何度も話すことはあります 特に嫌な記憶を

そうですか・・ 食事も嫌がるので心配なんです

栄養剤を投与しているので大丈夫ですよ

医師は病室を出ていきます。

嫌な記憶・・

母さん

ミレが病室に入って来ました。

来たのね

ジョンフがスープを作ったのよ

ミレは紙袋をスジョンに渡します。スジョンはスープの入れ物を取り出しました。

まだ温かいわ

***

朝食を作って

ジンジュは家政婦に言いますが、”掃除の仕事だけだ”と断られます。

食事は全部スジョンがやってたの? 仕方ないわね 母さん、外食しよう

こんな状況で外食に行く気になれる?

こういうときこそ外に出て気分を変えるの

ジンジュは言います。

***

ジョンフは店で朝食に海苔巻きを食べます。

食べ終わりましたか?

事務所にユナ(チェ・イェビン)が入って来て聞きました。

ああ なにか話があるの? 座って

ユナは椅子に座ると頭を下げました。

いままでありがとうございました

ユナは退職願をジョンフに差し出します。

本部長のお心遣いは忘れません

そうか 君とはもう少し話したかったな 家族のことで気分が晴れなくてね 今すぐに辞めたいの?

いえ、後任者が決まるまでは続けるつもりです 

ユナは心配そうにジョンフを見ました。

おばあさんの具合が悪化したんですか

それもあるし別の問題もね・・ 後任は僕が探すから辞める時期はユナさんの自由でいい

ジョンフは話します。

【第40話】

ヒョンジェとヘジュンはギョンエと食事をします。

お母様 あの時エレベーターで怪しい行動を取ったのはユンジェさんのせいだったんです 友達以上恋人未満の関係なんて言われて

そうなの? あなたの方がそれを望んだと思ってた 好きならどんどんつきあうべきでしょう

ですよね! やっぱり人の気持ちのわかる方ですね

私はそういうのは得意ですから

ギョンエはヒョンジェを見ました。

あなたは何故黙ってるの 話があったんじゃないの?

先輩がいるから話がしにくいんだ

あら、私がいると話せないの? それなら先に帰るわ

ヘジュンはギョンエに笑いました。

お母様、私は先に失礼します 食事代は私が払います お祖父様とお父様のお寿司も持ち帰ってくださいね

***

二人になるとギョンエはヒョンジェに訊ねました。

それで何を話したかったの

ミレのことだよ 彼女に会ってどうだった?

真面目そうだった

この間母さんがミレに優しく話してくれて嬉しかった 彼女は初めは単なる依頼人で恋愛対象じゃなかったんだ 先に告白されたけど今は僕の方が好きだ  

そうなの それで?

これからもよろしくね

そんなのわかってるわよ

二人は笑います。

***

家に甘酒のないことに腹を立てるジョンジャ。病院にいるスジョンに電話します。

家で話しましょ

はい・・

スジョンが戸惑っているとミレが病室に来ました。

私も母さんとここに泊まる

母さんは一度家に行ってこようと思う

なんで?

お義母さんに謝らないとね

一緒に行こうか

いいわよ

スジョンは笑います。

***

ギョンエはお土産のお寿司をミノやギョンチョルと食べていました。そこへユンジェが帰ってきます。

ただいま あ、寿司じゃないか 美味しそうだ

ユンジェは三人のいるテーブルに座ります。

シム弁護士が母さんに持たせてくれたんだ

ミノがユンンジェに言います。

どうして僕のがないのかな 気が利かない

何言ってるの 嬉しいくせに

ギョンエがツッコミます。

母さん最近勘が冴えてるな

ユンジェ、家族の顔合わせはいつがいい?

できるだけ早い方がいい 結婚式の日取りも決めたいから

今週か来週末はどうだ?

わかった 聞いてみるよ

***

兄さんは今週末がいいって

ヘジュンは電話でユンジェに告げました。

店はどうする 急だけど予約はできるかな

予約は任せて 私の得意分野よ

***

スジョンは家に帰ります。

お前は部屋にいけ

ジンホンはやってきたジンジュに命じました。

お義母さんは?

私が呼んで来るわ

ジンジュが言いますがスジョンは止めました。 

私が部屋に行くわ 席を外して

あなたは私にも謝るべきだと思わない?

ジンジュはスジョンを責めます。

そうね ごめん 友達だったのにあなたには正直に話せなかった

私はあなたが好きだった だから兄さんとの結婚にも大賛成したのよ

ちょっと何故部屋に来ないのよ

ジョンジャがスジョンを呼びました。

***

申し訳ありません

私を騙すなんてひどすぎるわ  私があなたを教授の娘だ、生まれがいい、と褒めるたびに何を考えていたの? 私を嘲笑っていたの??

いいえ 心が重かったです

結婚して30年経つのよ 30年も騙してたのよ! お母様も同じ人でなしよ 自分の娘だと言って

何をすればお義母さんの怒りが収まりますか

怒りなんて収まらない 絶対にあなたを許せないわ!

母さん、言い過ぎだ 僕が隠すように言ったと話しただろ?

ジンホンが部屋に来て言いました。

スジョンがあなたに従うと思う? 自分もその気だったのよ

スジョンは頭がいいのよ 兄さんの言うことなんか聞くわけない

ジンジュも来てジョンジャに加勢します。

スジョンはうちの財産を狙ってたのよ

いい加減にしろ!スジョンはお前とは違うぞ!! お前は始めからビルが目的で帰国したんだろう さっさとオーストラリアに帰れ!

ジンジュは私に会うために来たのよ 母親に会いに来た娘に指図しないで

家族の言い争いに耐えられずスジョンは立ち上がりました。

話すべきことは話し聞くべきことは聞きました

だからなによ

ジョンジャが問います。

お義母さんの怒りが収まるまで待ってます

スジョンは部屋を出ます。ジンホンが追ってきて言いました。

今日は部屋で休めよ 病院にはミレがいるだろ

ゆっくりできると思う?

二人が話しているとまたジンジュが来ます。

さすがはスジョンだわ 自分の言いたいことを言って母さんを怒らせる

お前は黙ってろ

話すくらいいいでしょ 友達だからケンカもするしビンタだってするわよ

帰ってきたジョンフがジンジュの話を聞きつけます。

叔母さん、母さんにビンタしたのか

ジョンフはジンジュに怒ります。

人を叩くなんて何様だよ 母さんが何をしたんだ

ジョンフ 部屋に行きなさい

スジョンが止めます。

そんな人と同じ家にいられない 出ていってくれ 母さんを傷つける人は絶対に許さない

***

ヒョンジェはミヨンの病院に来ます。

顔を見られて嬉しい

ミレはヒョンジェに笑いました。

なかなか会えないね 電話もできないし ・・何があったか聞いたら怒る?

怒らないけど・・ちょっと話しづらいの

それなら言わなくていい

家族についてよくわからないことってあなたにはある?

あるよ よくわかっているようで実は違う 問題を起こした弟だってあんな面があるのを今回初めて知った

そう・・

家族は生まれてからずっと一緒に暮らすから勘違いしやすいのかもしれない わかってるって

私がそうだった 母さんについて

ミレは涙を流します。ヒョンジェは黙ってミレの手を握りました。

***

「ヒョンジェよりギョンエの手料理が美味しい」とヘジュンが言ったのを思い出したユンジェは冷蔵庫のおかずのパックをテーブルに並べます。

ちょっと何をやってるの?

ギョンエが来て訊ねました。

ヘジュンさんにあげるんだ 忙しくて料理する暇がないんだよ

時間がないなら買えばいいでしょ

あの時スジェの彼女にはあげてたじゃないか いいだろ? 差別するな

いいわよ 持って行きなさいよ

ギョンエは呆れます。

全く・・いつからこうなったの? すごくバカみたいだわ

すごくないよ ちょっとだけだ

ギョンエは笑ってユンジェの腕を叩きます。

***

ユナは先輩の店の土産を持って実家に帰ります。

ユナ、帰ってきたのね

食堂を営む母親はユナを見て笑いました。

母さん

二人は抱き合います。

ユナ、なんだか痩せたんじゃない?

そんなことないよ

ユナはお土産のマカロンを母親に渡します。

来週から出勤する店の商品よ

今日は泊まってく?

そうしようかな

そうしなさい

わかった

***

ユンジェとヘジュンの結婚に向けた家族合わせの日が来ます。ユンジェの方はバイトに忙しいスジェも参加してギョンチョルを入れた家族全員、ヘジュンの方は兄夫婦と子供二人がやってきました。

ユンジェ以外の全員が席につきましたが、肝心のユンジェの姿がありません。

ユンジェはどうしたんだ

ユンジェはトイレで身なりを整えていました。

結婚式でもないのにすごく緊張する

ユンジェは時計を見て慌てます。

まずい 遅れる

***

ユンジェが来なくて気まずい雰囲気になった両家。

私が様子を見てきます

ヘジュンが扉を開けるとちょうどユンジェが来ました。

ヘジュンさん

早く入って

ヘジュンが強引にユンジェを引っ張ると、扉の持ち手に背広の裾が引っかかりワイシャツのボタンが取れて胸がはだけてしまいました。

ユンジェ、何をやってる?

急いで弟二人がユンジェを外に連れ出します。

***

何してんだよ 車に着替えはあるけど・・

ヒョンジェは困惑します。

おい、それを持ってこい

スジェ、頼むよ

ヒョンジェは弟に車のキーを渡します。

***

ヒョンジェの貸した服は派手なイラストの黄色のTシャツでした。子供二人は笑い大人は知らぬふりで食事します。

うちはヘジュンが一生独身でも構いませんでした キャリアのある妹なので

ヘジュンの兄が話します。

結婚すればどうしても自由が制限されますからね

ユンジェならうまくやると思いますよ

ミノが柔らかく応じますがギョンエは内心不満です。

(なによ 結婚させたくないの?)

義妹の家で暮らすそうですが、何もしなくていいのかうちも考えてるんですよ

義姉も言います。

(うちが何もしなくて楽だって言うの)

ギョンエは苛立ちます。

たった一人の妹なので結婚する時はなんでもしてあげたいと思っていました

(よく言うわ 兄さんたら)

ヘジュンは呆れます。

私たちとしては二人の力で始めることにしたので

ヘジュンは皆に笑います。

はい、ですからお祝いの気持ちだけ頂くことにしたんです

ユンジェも説明します。

は結婚の日取りはどうしましょうか

ミノはヘジュンの兄に訊ねます。

***

病室にジンホンがやってきます。

スジョン、子どもたちが店を予約したそうだ 気晴らしに行ってこい お義母さんは僕が見てるから

まあ、そうなの?

スジョン、すまなかった 

ジンホンは謝ります。

え? 何が

君は結婚を機に養子だと打ち明けて再出発したがってた 僕は親のいない気持ちがわからないからその隙間を僕が埋められると思ってた

私も愛する人と結婚して子供を産めば親を忘れられると思ってた でも自分が子供を産んでからはもっと許せなくなった 子供を捨てるなんて・・

今からでも探そうか 君もどんな人たちかわかれば憶測で考えなくて済む

でも弁解ばかりされたら惨めだわ 知らない方良かったと思うかも

そうだな・・

でもお義母さんに知られて気が楽になった

スジョンは微笑みます。

***

冷蔵庫に何もないし誰もいない

兄さんも子供たちもスジョンのところでしょ

ジンジュが言います。

母さん、一人で暮らせば? そうすれば私ももっと遊びに来るのに

一人暮らしなんて嫌よ 一緒にいれば情も湧くわ

子供たちの心も掴めなかったくせに

ジンジュの言葉にため息をつくジョンジャ。

母さん、それにしてもスジョンの母親はどうして養子だと隠してスジョンを育てたのかしら

昔は子供を産めない嫁は追い出されたりしたものよ

でもなんで自分の苦労を娘に背負わせたの スジョンを利用したってことよね 正直に養子だっていうべきだったのよ 昔からスジョンの笑顔には陰があった

スジョンの肩を持つの? スジョンは好きだったけど今はすまして私を騙していたことに腹が立つ

だから娘が一番なのよ もうスジョンにビルを譲るなんて言わないでよ

ジンジュは母親に念を押します。

***

今日は退社するスタッフの送別会なんだ

鍋の具を皿に盛ってスジョンに渡しながらジョンフは言いました。

ジョンフは母さん思いよ 母さんにスープだ、サラダだっていろいろ作ってる

姉さんが頼りないからだ

ジョンフはミレにも具を入れた皿を渡しながら言います。

彼氏に夢中で忙しいから

そんなことないよ 今はあまり会ってないもの

そうよ ミレだって病院で寝泊まりして協力してくれてる

聞いた?

ミレは弟に言います。

聞いたよ

だけどあなた達までいないと家は空っぽね

叔母さんが早く帰らないかな 母さんが家を出るなんておかしいだろ 僕たちの家なんだから出ていくならおばあちゃんが出るべきだ

おばあちゃんは行くあてがないじゃない おばあちゃんも家族なのよ 隠してた母さんが悪いわ

スジョンはおかずをミレとジョンフの皿に乗せます。

食べよう

***

ジョンフは店に行く前にミレと話します。

叔母さんが母さんを叩いたんだ

え? どこを

顔だよ 叔母さんを追い出すのに協力して

わかった

ミレは応じます。

***

ミレはスジョンを病院まで車で送ります。するとヒョンジェから電話が来ました。

電話に出て 耳を塞いでるわ

スジョンは笑います。

ヒョンジェさん?

病院か

母さんとお昼を食べて病院に戻るところよ

そうか

どうして?

いや、兄さんの顔合わせて来た店が美味しかったからお母さんにお土産をと思って

スジョンはいい、と合図しました。

私の分は?

もちろんあるよ せっかくだから夕食どきに届けるよ いつまでいる?

夜までいるわ

わかった

ミレは電話を切ります。

母さん、一緒だと言うべきだった?

そんなことないわよ 彼に気を遣わせないで

スジョンは言いました。

***

ヘジュンは顔合わせが終わると兄夫婦と話します。

私に何か言いたいことがあるの?

イ院長は何も用意しないのか

二人でなんとかするって言ったでしょ

でもお相手だって少しは考えるべきよ

義姉さん、私が損得勘定で動くような人間だったらそもそも結婚しません

でも今は良くてもいつかきっと不満が出るわ

結納返しはどうするんだ

兄はヘジュンに聞きます。

それ、必要なの?

結婚のしきたりをまるで知らないじゃないか

お互い何も用意しないつもりです

ヘジュンは兄夫婦に宣言しました。

***

ギョンエは家に帰ると文句を言い始めます。

ヘジュンさんの義姉さんは失礼じゃない? ユンジェを見下してる言い方をしてたわ

そんなことないよ

ミノが否定しますが、ギョンエは聞き入れません。

だって前にユンジェが話してたもの 僕がヘジュンさんにかなうのは歳だけだって

ギョンエさん、それは気にし過ぎじゃないか

ギョンチョルが諭します。

だけど1か月以内に結婚式ができますかね

ミノはギョンチョルと話します。

ヘジュンさん式場を探すんだろ?

ちょっと私の話は聞いてくれないの

ギョンエはミノに怒ります。ミノはうんざりして言いました。

いい大人なんだから干渉することもないだろ

***

それでもギョンエは部屋に入ってからも続けます。

40歳を過ぎた妹を結婚させるのにあの兄さん夫婦の態度は高飛車よ 腹が立つわ ユンジェは二歳も年下で立派な歯科医なのに

もうよせ ユンジェが気に入った相手だ

家を用意するのがそんなに偉いの?

家は一生の買い物だ 無理もないよ そんなに言うなら壁紙や家具くらいは僕たちで用意してやらないか

ユンジェは帰らないのかしら こういう時こそ家族で話し合うべきよ

ギョンエは訴えます。 

【第41話】

ギョンエはユンジェに電話します。運転していたユンジェは携帯をスピーカーにして貰いました。

ユンジェ、あんなに見下されても結婚したいの? 早く帰りなさい

わかったよ

兄さんはユンジェさんのことを見下してたかしら

いや、だけど母さんが気にするのもわかる 家のこととか、自由がなくなるとか・・ その話が出た時母さんが僕を見た

ヘジュンは顔を曇らせます。

私を降ろしたらユンジェさんは家に帰って

いや、君と夕食を食べたら帰る

ユンジェは言います。

***

スジェは清掃会社で正社員にすると打診され借金返済のために意欲を燃やします。ユナはボンフードの送別会に新しい職場の手作りクッキーを手土産に持っていきました。店の同僚たちはユナを労い、退職祝いを渡します。

ありがとうございます

ユナはジョンフにもクッキーを渡しました。

ここで働くんです 先輩の店なんですけど私の意見も反映できそうなので決断しました 本部長には転職先を言うか迷ったんですが・・

どうして ちょっと寂しいな

ですよね 本当にお世話になりました

実は退職祝いがあるんだ

それはいただけませんよ 先輩方にも貰いましたし

ユナはジョンフに貰った手提げ袋を見せます。

じゃあなおさら僕からもあげないと 車にあるから送別会のあと時間をくれる?

はい・・

***

ヒョンジェはミヨンの病院に行きミレと会います。

今日は父さんもいるの

それは緊張するな

大丈夫よ

ミレは笑ってヒョンジェのネクタイを直します。

***

ヒョンジェとミレは病室に入ります。

どうもミレの父です

はじめまして イ・ヒョンジェです

二人は握手します。

ジンホンさん、来て

ミヨンがヒョンジェを呼んだのでヒョンジェは当惑します。

父さんと勘違いしてるのよ

さあ、行ってやって

ジンホンがヒョンジェを促します。

こんにちは

ヒョンジェは挨拶しました。

あなた、うちのスジョンがどれくらい好きなの?

ミヨンはご機嫌で訊ねます。

心から大好きですよ

その程度では認められない スジョンのために何ができるの

ヒョンジェは少し考えてから言いました。

どんな危険が迫っても最後まで守り抜きます

まあ

ミヨンは目を丸くしました。ミレと両親はヒョンジェの言葉に感心します。

***

今日はありがとう

ジンホンはヒョンジェに笑いました。

下まで送ってくる

もういいからあなたも一緒に帰りなさい

スジョンは娘に言います。

父さんもついててくれるからもう病院の手伝いはいいわ ヒョンジェさんと楽しく過ごしなさい こっちは大丈夫よ

***

ミレはヒョンジェと誰もいない病院のロビーで話します。

さっきおばあちゃんが言ってた ”子供を産めないのが罪”って 

ああそれか 多分おばあちゃんお母さんを産む前大変だったんだね

ミレはヒョンジェを見ずに話します。

前に母さんにあなたのお父さんが養子だと言ったら急に態度が変わったの だから母さんは理不尽な人だと思った 偏見が強いタイプだったって思ったわ

ミレは話を続けます。

でも違ったの 自分の昔を思い出して辛かったみたい 

・・それはどういう意味?

ミヨンおばあちゃんと母さんは血が繋がってなかったの 母さんはそれを隠して生きてきたの どんな気持ちで母さんがこれまで生きてきたのか想像も出来ない

ミレ・・

ヒョンジェは涙を流すミレの肩を抱きます。

***

送別会が終わり解散するユナたち。

いままでお世話になりました 

遊びに来いよ

先輩たちは帰って行きました。

私も失礼します

ユナさん、退職祝いを渡すよ

ジョンフはユナに紙の手提げを渡します。

家で開けてみて

ありがとうこざいます

***

ユナは家に帰るとジョンフの手提げの中身を取り出します。

エプロンだ 可愛い!

ユナのアパートの外ではスジェが部屋を見上げていました。

ユナ、元気か 僕も決断したよ

***

ユンジェが家に帰るとギョンエが待ち構えていました。

夕食まで食べてきたの? 話があるって言ったじゃない

話って何?

あなたはお兄さん夫婦に嫌味を言われて不愉快じゃないの? こっちが結婚してあげるのに失礼だわ

そんな大したことは言われてないだろう 母さんは気にしすぎだ 僕らは二人でなんとかするから

二人で結婚するから親は口を挟むなって言うの?

勘弁してよ 母さんは当たりがきつすぎる さっきの電話も隣で聞いてて僕は困ったんだ

そう言えば良かったでしょ いまさら言わないでよ!

母さんが一方的に話すからだろ!

二人が言いあっているとギョンチョルとミノが出てきました。

ユンジェ 母さんになんて言い草だ

ギョンチョルが諌めます。

ギョンエ、僕と話そう

ミノが妻を呼びました。

***

ギョンエ、結婚前に喧嘩をするな じきに家を出るんだぞ

ミノはギョンエをなだめます。

ユンジェは私が寂しいと思ってわざと嫌われるつもりだわ

ギョンエは泣きながら言いました。

親思いじゃないか

笑えないわよ 私がどんな気持ちであの子を育てたのか あんな態度を取るなんて

***

ユンジェはギョンチョルと話します。

何があったんだ

僕も傷ついてたのに母さんが傷をえぐるから思わず言い返してた 僕だってお兄さんの話が気にならなかったわけじゃない

彼女の親でもないし若いから慣れてないんだろう

わかってくれてありがとう

ギョンチョルはユンジェに通帳を差し出します。

結婚の足しにしなさい お前の結婚資金にしようと貯めてたんだ

いやいや貰えないよ

ユンジェは通帳をテーブルに返します。

いいから受け取れ

***

遅い時間に帰って来たスジェは”ミノに話がある”と部屋に来ます。

仕事だったのか

うん 母さんは機嫌が悪いから父さんに話していいかな

何だ

転職する

何に?

清掃 アルバイトじゃなくて正社員になる

ミノは黙って頷きます。

好きにするといい

ありがとう 父さん 何も聞かずに許してくれて

責任を持って働くんだろう

スジェは微笑みます。

***

誰も食事を作らずお腹を空かせるジョンジャ。ジンジュがビビンバを作っても苦手だと食べません。

この家は掃除だけじゃなく料理も家政婦を雇うべきね お金はあるんだし

ジンジュは自分だけビビンバを食べます。

スジョンのお陰でジンホンの運が開けて事業が成功したのよ

それは本人に負い目があったからでしょ 今どき誰が義母に甘酒を作るかしら

私に対しては本心だった 私が見抜けないと思うの?

その時ジョンフが帰ってきました。

ただいま 

ちょっとジョンフ、待って

ジョンジャは階段を上がろうとするジョンフを止めます。

おばあちゃんを避けてるの?

いや

その割には顔を見せないじゃない お母さんがそうしろと言ったの?

違う 叔母さんに会いたくない

するとジンジュがジョンフを怒ります。

あんたは礼儀を知らないの? 母親に味方するのはいいけど礼儀をわきまえなさいよ スジョンと私は親戚の前に友達なの!

母さんを傷つける人は僕は誰だって許さないよ

でもおばあちゃんまで避けるの?

そんなわけないだろ 腹が立つのはわかるけど母さんが気の毒だ

ジョンフは二階に上がります。するとミレが帰ってきました。

ミレおかえり

ミレはジンジュを見ると近づいて言いました。

叔母さんは好きでしたけど母に失礼な態度を取ったことは謝ってください

あきれた! 二人とも何よ

ジンジュは怒って部屋に入ってしまいます。

ミレ、叔母さんに失礼過ぎるでしょ 母親だけが大事なの? おばあちゃんもどうでもいい? 今回のことで一番傷ついたのは誰よ!

ミレは目を伏せます。

ごめんなさい、おばあちゃん でも母さんを理解してあげて おばあちゃんに隠すのはずっと辛かったはずよ これまで母さんを理解してくれる人がこの家にいた? 母さんはいい人なのに・・

ミレは必死でジョンジャを説得します。

***

ミヨンは看病するスジョンに言いました。

ごめんね

母さん、どうしたの

あなたの持ち物を全部燃やしたの あなたが着てた服も・・履いていた靴も・・ 

気にしないで

私のせいであなたは実の両親を探せない 生きているかもしれないのに

母さん

スジョン、探しなさい 何故捨てたのか理由がわかればあなたも楽になるわ

スジョンはミヨンの言葉に涙を流します。

本当に悪かったわ 謝っても謝りきれない

ミヨンは泣き出します。

母さん 泣かないで おねがい

スジョンはミヨンを止めますがミヨンは泣き続けます。

***

ミレからスジョンが養子で苦しんでいると聞いたヒョンジェはミノの顔を見に行きます。

朝からヒョンジェが来てくれるとは嬉しいな

毎朝ミノと運動をするギョンチョルはヒョンジェが加わったのを喜びます。

お父さん無理は禁物ですよ

公園の運動器具を使っているギョンチョルにミノは声をかけました。 

おじいちゃんは元気だな

ヒョンジェとミノは一休みしてベンチから運動しているギョンチョルを眺めます。

そうだ 酒の席で事件を起こして和解した子は?

ヒョンジェはミノに訊ねます。

ヨンジンか あの時は助かったよ あいつが落ち着くまでは目が離せない 天涯孤独な子なんだ

そうだったの

父さんは親のいない子供の気持ちがよくわかる 人が最初に築く関係が親子だ そこで躓くと心が行き場を無くす

ミノはヒョンジェを見ました。

ミレさんには父さんが養子だと言ったのか

言った

よくやった

ミノは笑いました。

父さんは退職したら養子縁組の団体で働きたい 自分がいい親に出会えたから

ミノはギョンチョルを見ながら話します。

***

結婚するヘジュンに何か贈るべきだとヘヨンから言われたギョンエはヘジュンに電話します。

結婚準備のことで相談した方がいいんじゃないの? 会いましょう

はい、わかりました

ヘジュンは電話を切ります。

ああ、やだ 怖いわ

***

ヘジュンのウェディングドレスを選ぶ仕事で事務所に来たミレは、帰りにヒョンジェのオフィスに寄りました。

今日出勤前に父さんたちと運動してきたんだ

ヒョンジェは話します。

なんだかお父さんには親近感が湧く

ミレは言います。

父さんが言ってた ”人が最初に築く関係が親子だ” ”そこで躓くと心が行き場を無くす”って

ヒョンジェの言葉はミレの心に染み込みます。

今この時期にヒョンジェさんがそばにいてくれて良かった

安心する

***

スジョンはミヨンの状態が落ち着いているのを見て一旦家に戻ります。外にお昼を食べに行こうとしていたジョンジャとジンジュは家に誰かいるのに気づきました。

キッチンに誰かいるわ

スジョンは台所で料理を作っていました。

帰ってきたの?

ジンジュが来てスジョンに聞きました。

お義母さんたちの食事を作りに来たの

よく帰って来られたわね

私たちの家だから当然でしょ

母さんはあなたにビルを譲らないって あなたに渡らなければ私に不満はないわ

あなたは正直ね

だから母さんにいくら尽くしてもあなたの取り分はないわよ

歩き去るジンジュをスジョンは呆れてながめます。

スジョンは私に食事を作ってくれてるの?

ジョンジャは娘に聞きました。

いいからお昼を食べに行こう

二人は家を出ます。

***

ギョンエはヘジュンと待ち合わせします。

お母様、遅れてすみません 出ようとしたら電話が来て・・ 何を召し上がります?

昨日の電話を聞いたそうね

ギョンエは切り出しました。

ユンジェさんから聞きましたか?

正直がっかりしたわ うちのユンジェがあなたより劣ってるわけじゃない

もちろんです

あなたが先に好きになったんでしょ

はい

結婚のことは2人で解決すると言われても親としてはただ黙って見てはいられないの 必要なものがあれば言って

じゃあ考えてみますね

ヘジュンは愛想笑いをします。

***

ユンジェのところにヘジュンから怒りの電話がきます。

私が電話を聞いたことをお母さんに言ったなら教えてよ 心の準備がある!

ヘジュンが電話を切ったのでユンジェは驚きます。

どうしたんだ 急に電話を切って

***

スジョンは華やかなワンピース姿で病院にいく支度をします。

おめかししてるな

帰ってきたジンホンが言います。

母さんの気分転換のためよ 私にしか会わないから

いい考えだ

母さんの食事の時間になるから行くわね

***

まあ スジョン、綺麗だわ 明るい気持ちになる

ミヨンはスジョンを見て褒めました。

気分が変わって良かったわ

スジョン、お母様は元気なの 来てくれないわね

ミヨンは辛そうに言います。

一度来たわ

そう? 噓をついたことが申し訳なくて

母さん・・

その時看護師が食事を持って来ました。

すみません

スジョンは食事を受け取ります。

母さん、食べよう

スジョン、要らないわ

どうしたの

もう辛いの 生きていたくない

母さん、そんなこと言わないで この生活に慣れなくちゃ 一口だけでも食べよう

本当に食べたくない

ほら

ミヨンは食事を飲み込みますがむせてしまいます。 

母さん? 気持ち悪いの 吐き出していい

水を・・

ミヨンは苦しみだします。

母さん、どうしたの?

スジョンは青ざめます。

ドラマ(第39~41話)の感想

大人同士の結婚を望むユンジェとヘジュンも結婚という制度には悩まされていますね結婚は自分たち二人で済ませられないお互いの家族同士の結びつきになるので考えがどうしてもぶつかってしまいます。息子のユンジェが可愛い母親のギョンエはヘジュンの家族がユンジェを見下しているようで悔しくてたまりません。嫁になるヘジュンとの関係も暗雲が漂いそう。

そしてミレの家族の騒動もなかなか収束しそうにないですね。スジョンの母親のミヨンの容態も悪化してスジョンの苦しみは癒えそうもありません。

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