韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由~」第九週でユンジェはヘジュンとの結婚を決意する!その第34から36話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。今回は韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい」(第34~36話)について書きたいと思います。

ミレの祖母、ミヨンが腰を怪我してスジョンたち家族は動揺する・・

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テレ東で平日月~金曜 朝8時15分から放送中

キャストとこれまでの話

 <第1~6話>    <第7~11話>     

 <第12~16話>   <第17~21話>

 <第22、23話>   <第24~26話>

 <第27、28話>   <第29、30話>

  <第31話>    <第32、33話>

ドラマ(第34~36話)のあらすじ(ネタバレ)

【第34話】

ヘジュン(シン・ドンミ)ユンジェ(オ・ミンソク)はローラースケートを楽しみます。

どうやら僕たちが一番年上だな

二人は手を繋いでリンクを滑ります。何周か周るとユンジェは言いました。

少し休んだら? 僕はもう一周してくる

やだ ちょっと待ってよ 

先に行ったユンジェは振り向いて手を広げました。

おいで

え? ああ~・・!

ヘジュンは体勢を崩したままユンジェに抱きつき二人は倒れてしまいます。

痛た・・

大丈夫か

足が・・

やっぱりこうなった

私のせいだって言うんでしょ わかってる

帰るか

うん

二人は笑います。

***

ヘジュンの家に帰り居間に落ち着く二人。

もう激しい運動はやめよう 僕たちの年じゃ無理だ

何よ 私より若いくせに

肩を打った 湿布はある?

あるけど休んでから貼ろう

休むなら部屋のほうがいいだろ

ユンジェはヘジュンを抱き上げました。

やだ 腰を痛めるわよ

鍛えてるから大丈夫だ

ユンジェは寝室に入ります。

***

ベッドの上で互いに湿布を貼り合う二人。

ああ 楽ちんだ

ユンジェはベッドに寝そべります。

ヘジュンさんもおいで

ヘジュンはユンジェと並んで横になりました。

こうしてると一緒に暮らしてるみたい

結婚したらこんな気分かな

・・結婚する?

ユンジェは言葉に詰まります。

なんで黙るのよ

いきなりだから・・

急に結婚したいと思ったの 嫌なの?

今は時期じゃないな

時期じゃないってなによ

あのさ・・貯金がないんだ

借金さえなければ貯金がなくてもいいわ

ヘジュンは笑います。

借金もある

返せば問題ないわ

・・いいのか?

ユンジェは真顔になります。

ええ 愛さえあればいい

きっぱりと言うヘジュン。

***

スジェ(ソ・ボムジュン )は公園でユナ(チェ・イェビン)を待っていました。ユナが来るとスジェはベンチから立ち上がります。

何か飲みに行く?

ううん 話だけして帰る

ユナは言いました。そしてスジェに衣類の入った紙のバッグを渡します。

なんで僕に?

これは前にお母さんが買ってくれたの 私が持っているのは悪いからスジェさんに返す

おい、急に”スジェさん”って何だ?

スジェさんは私に申し訳なくてつきあえないって言ったよね 私ももう何事もなかったように会う自信がないの

ユナ・・

嘘から始まった交際でしょ 嘘が嘘を呼んでどんどん重なった いつのまにか嘘と真実がごちゃごちゃになってなにがなんだかわからなくなった

スジェはユナの言葉に目を潤ませます。

悪かった・・

それは私も同じよ

スジェはユナの手を握りました。

僕はなんでもお前の望み通りにする でもユナ、確かに最初は嘘だったけど愛してた 今も愛してるよ

ユナは涙を流します。

死にたかった お前がいなかったら本当に死んでたかも 

スジェも泣きながら続けます。

僕はこれから必死で借金も返すしお前への借りも返すよ

ユナはスジェを見て言いました。

ありがとう これで安心して去れるわ

ユナ・・それは・・?

ユナはスジェの手を離します。

私たち別れよう

***

スジョンが甘酒を作っているとミレ(ペ・ダビン)が帰って来ました。

ただいま

施設はすぐ出たらしいのに遅いわね

ミヨンおばあちゃんが言ったのね

ミレは笑ってから続けます。

母さん、認知症の人が混乱して口走ることって実際にあったこと? それとも作り話なの?

それは・・大抵実際にあったことよ

スジョンは答えます。

ミヨンおばあちゃんは妊娠するのに苦労したの?

どうして?

ヒョンジェ(ユン・シユン)さんに子供が欲しいって口走ったみたい

やだ! だから止めたのよ

別に聞かれたら困る話じゃないわ

人を認知できない姿を見せたくないの!

やっぱり話さなきゃ良かった

じゃあ何故話したんだ?

そばにいたジンホンが聞きます。

ヒョンジェさんが症状を正確に伝えた方が備えもできるっていうから

そうか いい彼氏だな

わかってくれた?

ミレはジンホンに笑いました。

じゃあ私は部屋に行く

ミレは部屋に行きます。

どこがいいのよ

スジョンは夫に言いました。

嫌がられるとわかっていながら正確な情報を伝えるのはいいことだろ?

そうね それは認める

だろ? あんまり過敏になるな

ジンホンは妻をなだめます。 

***

スジョンは甘酒をジョンジャに持って行きました。

美味しいわ 甘いものが欲しかったのよ

ジョンジャは喜びます。

明日ヨガ教室まで迎えにいきますよ

本当? 嬉しいわ あなたと過ごすのが好きなの

ジョンジャはご機嫌です。

ところでスジョン、ジンジュに何か聞いてない? 急に帰国するなんて怪しいわ

何かって?

そりゃ娘だから会いたいけどこの間は車を買い替えたいなんて言ってきたの

さあ・・

スジョンは苦笑します。

***

ユナはスジェにミノと会った話をします。

私がどんな選択をしても応援する”と言ってくれたけど苦しかった こんないい人たちを騙したって・・ そう思うと耐えられないの スジェさんのそばにいたら過ちばかりを思い出してしまう

ごめん

”ごめん、悪かった”ってお互い謝るばかりで距離ができてるの

ユナはベンチから立ち上がります。スジェはユナの手を取りました。

引き止めることはできない でももう一度だけ考えてくれ

けれどユナはスジェの手を離すと帰っていきました。

***

スジェは家に帰るとベッドで号泣します。驚いたミノやギョンチョルたちが部屋に駆けつけました。

スジェ、どうした??

スジェは首を振ります。

黙ってないで話して

ギョンエが問い詰めます。

・・ユナが別れようって

スジェは涙で濡れた顔で言いました。三人は泣き続けるスジェに困り果てます。

***

朝になって朝食に来ないスジェをギョンエが呼びに行くと部屋は空でした。

スジェがいないわ

家族は心配しますがスジェは配送のバイトに行っていました。

バイト中なんだ

ギョンエが電話をするとやっとスジェからメールが来ました。

もう! 心配させて・・

ギョンエとミノはホッとします。

***

ユンジェとギョンチョルは朝食を食べていました。

おじいちゃん 食べないの

スジェが気になって喉を通らない

きっと大丈夫だよ 気を揉ませる問題児だな

心配で鼓動が早くなる 年だな

ギョンチョルが嘆いているとミノたちがやってきました。

お父さん、スジェはバイトに行ってました

そうか! それなら良かった

お父さん スープを温め直しましょう

いいや、いいよ 君も一息つきなさい

ギョンチョルはギョンエに座るように促しました。

昨日は遅かったな

ミノはユンジェに言いました。

デートだった

ユンジェの答えに皆は微笑みます。

相手はいくつなの? 職業は

ギョンエが聞きました。

結婚は考えてるの? 何故何も言わないの

標的が僕になったか 今までは関心の矛先はスジェに向いてたのに

ユンジェはつぶやきます。

マンションの話が無くなって結婚する気が失せたの?

違うよ 彼女はお金じゃなくて僕のことが大好きなんだ

本当に好きになってくれる人はなかなかいないわ 早く結婚しなさいよ

ギョンエはけしかけます。

***

ジンホンがユナの働く店に視察に来ました。

まだ開店前なんです

ちょうど出勤してきたユナが店の前にいるジンホンに言いました。

それならここで待たせて貰うよ

だったらお客様・・

ユナはバッグから水を出すと車に入ろうとするジンホンに差し出しました。

これを飲んでください 私はここの社員です

ありがとう

いいえ

ユナは店に入って行きます。

***

お客様が待ってます

ユナは他の従業員に知らせました。開店の時間になるとジンホンが店に来て冷麺と海苔巻きを注文しました。ジンホンはテーブルにユナのくれた水を置き店内を点検します。

あ、来てる

ユナはジンホンを見て微笑みます。

***

本社の店舗にはもう行かなくていい

会社でジンホンはジョンフに命じました。

まだやることが残ってる

朝確認してきたが行く必要はない お前は新規店舗の管理をしろ

それは他の社員に任せてくれ

ジョンフはジンホンの指示を拒みます。

あの店で学びたいことがあるんだ いろいろとさ・・

ジンホンは怪訝そうに息子をながめます。

あそこには女性社員がいるだろ? なかなかいい子だな 

だろ? あの子が例のパティシエ志望の子なんだ

ジョンフが急に嬉しそうに話し出したのでジンホンは驚きます。

***

スジョンはミヨンに食事を持っていきます。

久しぶりに腕をふるったの

まあ、こんなにたくさん!

母さんはタンパク質をなきゃね

優しいのね

ミヨンはスジョンの左腕をさすりました。

きれいに消えた?

もちろん 母さんが体に落書きなんかあったらだめだと言って小学校の時に消してくれた 消すときはとても痛かった

あれを掘った時も痛かったはずよ

だから父さんが親を探すと言ってくれたけどやめたの 私の親は母さんと父さんだけよ

スジョンはミヨンに言います。

***

スジョンは施設から戻るとヨガ教室にジョンジャを迎えに行きます。ジョンジャは先生に質問をしていてレッスン室から出て来なかったのでスジョンは待合室で待っていました。すると先にギョンチョルが出てきたのでスジョンは挨拶しました。

こんにちは

ああ・・ジョンジャさんのお嫁さんですね

義母はまだですか

先生に質問してたけどもう来ますよ

ギョンチョルはスジョンを見て言いました。

この前より少しやつれているみたいだ

最近ちょっと食欲がなくて

スジョンは笑います。

先日少し会っただけなのに観察力がありますね

娘と同じ年頃に見えるからか印象に残ってたんです

娘さんが?

ええ 健康管理は若いうちからですよ 食欲がなくてもちゃんと食べて

はい

二人が話しているとジョンジャが来ました。

来てたのね

はい

イさんと随分仲良く話しているから違う人かと思ったわ

美人なお嫁さんですね ユンさんが褒めるのも頷けるな

まあ ありがとうございます

スジョンは頭を下げます。

さあ、帰ろう

では失礼します

スジョンはギョンチョルに微笑むとジョンジャと帰って行きました。

まるでジョンウンを見ているようだ・・

ギョンチョルはスジョンたちを見送りながら思います。

***

家に帰って喉か乾いたと言うジョンジャにスジョンはジュースを出しました。

今日は妹さんは来てませんでしたね

ひ孫の子守だって すっかり嫁の尻に敷かれてるみたい イさんと何を話してたの?

娘さんの話です

娘? イさんに娘はいないわよ

でも私と同年代の娘がいるって

ううん 聞き間違えたのね 息子が一人よ

そうなんですか・・

スジョンは腑に落ちません。

(娘さんだと言ってたのに・・)

***

ソンスヒョンジェからドラマの法律監修のマネージャーをするように頼まれたとヘジュンに報告しました。

ユジン作家に”ドラマがヒットしたらオーディションの機会をあげる”と言われました

そうなの? 役者になれたら事務所を宣伝してね 応援するわ

ヘジュンはソンスにガッツポーズをします。

あ、それより夕方5時にイン・スジンさんが来ます かなり怒ってる感じでしたよ

ああ、負けたからね・・ 大丈夫、私が慰めるわ 美味しいお茶を出してあげてね

ヘジュンはソンスに言います。

***

ソラさん、6時にシム代表のスケーリングの予約を

ユンジェはソラに指示します。

6時は診療が終わる時間では?

その時間しか空いてないらしい よろしく

ユンジェは院長室に入りました。

あれは絶対につきあってるわね 私も6時まで帰れないの?

口を尖らすソラ。

***

事務所に顔を強ばらせたイン・スジンがやってきました。

お待ちしてました 

こわごわソンスが迎えます。

代表がお待ちです

真っ赤なスーツを着たスジンはヘジュンのオフィスに入りました。

こんにちは スジンさん お元気でした?

ヘジュンはスジンに笑います。

なんとか怒りを抑えようとしたけど、もどかしくて来ました テレビにあなたが映るたびに胸が張り裂けそうになる

スジンはヘジュンに怒鳴りました。

勝てると言ったじゃない!!

スジンさんの悔しい思いはよくわかります

ヘジュンはスジンをなだめようとしますがスジンはバッグから金づちを取り出しました。

スジンさん・・?

***

ユンジェは6時になってもヘジュンが来ないのを心配していました。するとソンスから事情を聞いたソラが知らせに来ます。

院長、シム代表は病院にいるそうです 代表に恨みを持つ依頼人が事務所で暴れたようで・・

なんだって?

ユンジェは院長室を飛び出します。

院長、私の車で行きましょう

ソラがユンジェを呼びます。

***

ソラとユンジェは病院に着くとソンスを見つけて駆け寄りました。

ソンス!

ユンジェさんまで?

ヘジュンさんはどこだ

ソンスが指差した場所にユンジェは走りました。

ヘジュンさん?

頭に包帯を巻いて寝ている女性を見てユンジェは青ざめます。すると別のカーテンが開いてヘジュンが出てきました。

ユンジェさん? どうしたの

ヘジュンさん! ケガは?

どうして私が?

ケガしてないんなら遅れると連絡してくれ

ユンジェは激怒します。

さっきメールしたでしょ

・・・

ユンジェは無言で病院を出ていきます。ソラたちがやってきてヘジュンに言いました。

代表がケガをしたと誤解したんですよ

実は病院に運ばれたのは興奮して倒れたイン・スジンでした。ヘジュンはユンジェを追いかけます。

ユンジェさん

ヘジュンはユンジェの背中に抱きつきました。

電話に出なくてごめんなさい 忙しくて

ヘジュンは黙っているユンジェにさらに言います。

心配してくれたのね ありがとう

・・僕は思ったより君のことが好きみたいだ

ユンジェは告げました。

【第35話】

夜のベンチで話す二人。

人生って面白いわね さっきまで最低のことが起きたと思ってたのに

ヘジュンは笑います。

そのおかげで幸せになったわ

そしてユンジェの顔を覗き込みます。

思ったより私が好きだったの

わざわざ確認するか

ユンジェは呆れます。

だって今までは自分の方が好きだと思ってたもの 私達っていつも私から始まるから

ケガしたと思ったんだ 病院だと聞いて頭が真っ白になった

ユンジェは夜空を見上げながら話しました。

病院に向かう途中不安で堪らなかった ひどいケガだったら・・? もし僕の人生から消えてしまったらどうしようと・・

ヘジュンは嬉しそうに微笑みます。 

いろいろ考えてくれたみたいね

平気そうな顔を見た瞬間頭に血が上ってもう二度と会わないと思った

その瞬間私が抱きついた

全く呆れるよ

私を心配して駆けつけて怒ってくれるなんて両親以外はいないと思ってたわ 父は早くに亡くなって思い出がないし・・母は長生きすると思ってた

ヘジュンは間を置いて続けます。

亡くなる時私のせいで安心して死ねないと言ってたから、あなたは母からの贈り物かな

ユンジェは黙ってヘジュンを引き寄せました。

フフフ

ヘジュンはユンジェの肩で笑います。

***

ヒョンジェは車を運転しながらミレと話します。

明日キャンプにいかないか 朝早いけど

いいわよ 今外なの?

父さんに会いに行く たまに会って食事をしてるんだ

そうなの

***

ミノとヒョンジェは焼き肉をしながらお酒を飲みます。

それで今日は何の用?

ヒョンジェは訊ねました。

弁護を頼みたい 父さんが支援している義務教育終了児童が酒を飲んでケンカしたんだ

ああ、もちろん引き受けるよ

他の仕事もあるのに悪いな

気にしなくていいよ おかげで人の役に立てる 本人を連れて事務所に来て

わかった ところでユンジェの彼女はお前の事務所の代表らしいな どんな人だ?

職場の同僚や学校の先輩としてはいい人だよ だから事務所に入ったんだ

そうか

ミノはホッとしたようですがまだ心配そうです。

ユンジェはおじいちゃんに紹介するほど真剣みたいだがユンジェも若くないのに年上なんだろう?

好きなら年は関係ないよ だけどヘジュン先輩が一度母さんに会った時良くない印象を与えたみたいなんだ

そうか じゃあしばらく様子を見よう それでお前の方は?

僕? 僕の方は・・

ヒョンジェはお酒の瓶を持ちました。

父さん、一杯注ごう

***

ああ酔っ払ったな

二人は店を出て歩きます。

僕の彼女はさ

ヒョンジェはミノに話します。

以前僕に言ったよね 結婚は心を揺さぶる人としろって

揺さぶられたのか?

最初は好きなのかわからなかったけど、彼女に好きだって言われてから好きなことに気づいた

そうか どんな人か会ってみたいな

家族に紹介する時は一番に父さんに会わせるよ

ヒョンジェは言いました。

***

ユンジェとヘジュンは夜道を歩きます。 

今日はありがとう

何もしてないよ

離れたくないな

結婚するか?

本当?

ヘジュンは驚きます。

結婚すれば一緒にいられるし、何かあったときに支え合えるだろ 嫌か?

嫌じゃないけど・・結婚を申し込む時は申し込み方があるじゃない ”結婚して下さい”って跪くまでじゃなくても

喜ぶと思ったのに

ヘジュンはユンジェににじり寄りました。

ちゃんと準備して

*** 

次の日ヒョンジェとミレはキャンプに出かけます。

夕飯の準備をしよう

それは任せて

海鮮ラーメンを作るミレ。

どれどれ キムチを出して

結局ヒョンジェさんがやってる

いつのまにかそうなっちゃうんだ

じゃあ私はキムチチヂミを作る

キムチチヂミを甘く見るなよ

二人は笑います。

***

ミレの家でも夕食を食べていました。

今日もミレは遅いの? 久々の家族団らんなのに

ジョンジャは不満げです。

姉さんはデートで忙しいんだ

あなたも見習いなさいよ

ジョンジャはジョンフをけしかけます。

おばあちゃん 僕だってデートがしたいよ

なんだ 随分弱気だな 恋人なんてすぐ作れるんじゃなかったのか

ジンホンが息子をからかいます。

どうもうまくいかないんだよ・・

明日ジンジュが帰国するから相談しなさい ジンジュは明日来るのよね?

はい、お義母さん 空港に迎えに行きます

そうよね

スジョンの言葉にジョンジャは嬉しそうに笑いました。

***

チヂミは出来た?

ヒョンジェはミレに聞きました。

焦げちゃった やっぱり難しいのね 捨てる?

ヒョンジェはチヂミを食べてみます。

うん、僕好みだ うまい

そう? じゃあ 私も食べてみる

ヒョンジェはミレを止めました。

いや、君はラーメンを食べた方がいい

ヒョンジェはチヂミを頬張ります。

チヂミは僕が完食する

***

手を繋いでキャンプ場の道を歩くヒョンジェとミレ。

面白かった?

うん、すごく満足した

ヒョンジェは足を止めてミレの両肩に手を置きました。

ミレ、僕を好きになってくれてありがとう

ヒョンジェさん

昔の僕は恋愛を軽く見てたから自分の感情に気づかなかったんだ でも今は気づけなくて悪かったと思ってる だからこれからはなんでも僕が先にやる

私もありがとう ヒョンジェさんのおかげで傷が癒えてきてる 一緒にいると心が休まるの

ミレ・・

ヒョンジェはミレにキスしました。

***

スジョンはミヨンに電話します。けれど電話を取ろうとしたミヨンはベッドから落ちてしまいました。

母さんが電話に出ないわ

ミヨンのことで気をもむスジョン。そこへミレが朝帰りしてきます。

母さん ごめん 星を見てたら遅くなっちゃった

悪いと思ってないでしょ あなたは彼氏のことしか考えてない

そんなことない 母さんのことも考えてる

考えてるのにこういう行動を取るの? 私は心配してるだけよ 嫌味だと思ってるの??

スジョンはミレを𠮟ります。

恋人ができたら喜んでくれると思ったのに

初めての恋人じゃないでしょ 前回みたいに周りが見えなくなってるわよ

私が何も考えてないって言いたいの? 母さんは私を思い通りにしたいだけよ 母さんの考えを押しつけないで!

ミレは部屋に上がってしまいます。

***

ミレとの言い合いで意気消沈するスジョンのところへミヨンの施設の医師から電話が来ました。

はい、先生ですか・・え? 母が??

スジョンはジンホンを見ました。

母が骨折を?

***

ジンホンの運転でスジョンは施設に向かいます。

股関節の骨折です

医師から説明を受けるスジョン。

骨折なら手術で治りますか

そう簡単ではありません 患者さんの体力で手術に耐えられるのか、正直なところわかりません

医師の言葉にスジョンは動揺します。

***

手術をしないと寝たきりになってしまうわ

スジョンはベッドで眠っているミヨンを見つめながら言いました。

だが手術は危険を伴うんだ 賛成できないな もしものことがあったら・・

そうね・・

ジンホンの言葉にスジョンは俯きます。

***

スジョンがいなくて冷蔵庫の中のものがわからず朝食に困るジョンジャ。

家政婦さんが来ないし困ったわ

おばあちゃん、母さんたちは?

ジョンフが来て訊ねます。

スジョンのお母様がケガしてジンホンと病院に行った

ケガって大ケガなの?

ジョンフは驚きます。

知らないわ 連絡がないもの 朝御飯は?

もう食べたから出勤するよ おばあちゃんはどうするの

何を食べたらいいのかわからないの

じゃあ姉さんと食べなよ

ジョンフはミレを起こしに行きます。

***

キャンプで朝帰りしたミレは熟睡していました。するとヒョンジェから電話が来ます。

もしもし

まだ寝てた?

うん あなたは?

もう出勤した

ミレはヒョンジェの体力に仰天します。

疲れてないの? 車も運転したのに

僕と運動して体を鍛えたら?

運動は嫌いなの

まあ強制はしないけど

そう言ってくれて良かった

ミレは笑います。

今から言うことも嫌だったら断って

なんなの?

うちの父さんが一度君に会いたいって

会いたいわ!お父さんの願いなら当然よ

じゃあそう伝える

それじゃあ予定が決まったら教えてね

ミレが電話を切った時ジョンフが部屋に来ました。

まだ寝てたのか

昨日遅かったの

おばあちゃんのご飯を頼むよ

なんでよ

母さんたちはミヨンおばあちゃんが怪我をして病院にいるんだ

え? おばあちゃんが怪我をしたの??

ミレはびっくりします。

***

私が電話したから母さんはベッドから落ちたんだわ 電話に出ようとして・・

自分を責めるスジョン。

これからが大変なんだ 自分を責めてる時じゃない

ジンホンは妻に言い聞かせます。

気をしっかり持つんだ

その時ミレから電話が来ました。

ああミレか

父さん、おばあちゃんの病院はどこ?

***

ヘジュンはヒョンジェをオフィスに呼びます。

ミーティングの話か?

そうよ このビルの賃料を10%上げるって うちがビルに入って喜んでたのに 移転した方がいいかしら

いいや もう少し値上げ額を交渉してみるよ

ヒョンジェはそう言った後で続けました。 

後でうちの父さんが来る

ヘジュンはビックリします。

まさか私に会いに?

そこまで気にされてないよ 義務教育終了児童の支援だって

それで?

父さんは先輩と兄さんがつきあっているのは知ってる 挨拶するかは自分で決めて

ヒョンジェは自分のオフィスに戻ろうとソファーから立ち上がりました。するとヘジュンはヒョンジェを止めます。

ちょっと!

なんだよ

そうやって丸投げしないでよ ちゃんとアドバイスして

何が?

・・挨拶した方がいいの?

ヒョンジェはクールに答えました。

まずはスケジュールを確認しろよ 会えるかわからないだろ 悩む必要もない

・・それはそうね

ヘジュンはスケジュールを調べます。

***

ヘジュンはヒョンジェに”予定が入っていた”と伝えました。

これなら私がお父様を避けたとは思われないでしょ

自意識過剰だ そこまで気にされてない 結婚する気なのか

ヘジュンはヒョンジェを睨みます。

じゃあ行くわね お父様に挨拶したがってたと伝えてよ

***

ユンジェはヘジュンにどうプロポーズするべきか悩んでいました。ユンジェはヘジュンにメールします。

夜会おう 家に行こうか

ヘジュンは今日は仕事が遅くなりそうだしミレも来ることから”事務所に遅くまでいる予定”と返信しました。

事務所か・・ そうだ 事務所に行こう

ユンジェは閃きます。

***

ミノは義務教育終了児童の少年を連れてヒョンジェの事務所に来ました。

何も悪くないんだから堂々としていろ

でも怖いんです

大丈夫だ 息子は有能な弁護士だから

ミノは笑います。

***

ミノと少年はヒョンジェと話します。

事件についてだいたいの話は聞いた 

ヒョンジェは少年に話しかけました。

だけど詳しい状況を知るために質問するね 酒の席で知らない人と争いになったの?

え・・ あの・・

少年は口ごもります。

親しくなかったが高校の同級生だそうだ

ミノが代わりに答えました。

偶然会って一緒に飲んだが酒の勢いで彼を侮辱してきたらしい

”親のいないヤツだ”と何度も言われました 

少年は語りました。

だから店を出ようとしたが相手に掴まれ、振り払った時に肘があたった その時は何もなかったが後になって歯が抜けて全治4週間だと言われたらしい

ミノが説明します。

その時酒瓶とか凶器になるものを持ってた?

ヒョンジェは少年に問います。

いいえ

店の防犯カメラは死角になってた まずは相手の弁護士と話してみるよ

***

話し合いの後でヒョンジェはミノを自分のオフィスに案内しました。

座って

前に来たときと少し変わったな

ミノは室内を見回して言いました。

よく気づいたね リモデリングしたんだ

この事務所に移った時は少し心配だったがうまくいってるんだな

ヘジュン先輩が会いたがってたけど予定があって出かけた

ミノは笑顔になります。

どんな人かな

あと僕の彼女も父さんに会いたいって

なんだか話がどんどん進むな だったらいっそのこと今週末に会おうか

そうしよう

そろそろ彼女のことを教えてくれ

彼女はもともと依頼人だった 婚姻取り消し訴訟の

ミノは顔を曇らせます。

彼女に訊ねるかと思って先に話したんだ

結婚してたのか

届けを出しただけ 詐欺にあったんだ 婚姻取り消しの判決も下ってる

そうか・・

ミノは戸惑いを隠せません。

***

スジョンはミヨンに食事をさせますがミヨンはなかなか食べようとしません。

もういい 食べたくない

もう少し食べないと

スジョンが困っているとミレが病室に来ました。

おばあちゃん 食事中ね

あんまり食べないのよ

だめだよ 食べなきゃ

ミレに言われたミヨンはお粥を一口食べました。スジョンは思わず微笑みます。

頑張ったね

スジョンは母親を褒めました。

***

ミレとスジョンは病院の廊下の椅子に座り話します。

母さん、ごめん おばあちゃんがケガして大変だったでしょ 申し訳無かったわ

私の方こそごめん ついカッとなって

スジョンは言いました。

母さんには安心してほしいの ヒョンジェさんは私を大事にしてくれるし自分をちゃんと持ってるから一緒にいて楽なの 私の生活の一部になってるし知れば知るほどいい人なの

ミレはまっすぐスジョンを見て話します。

私は彼の隣で自分を高めたいと思ってる

ミレ・・

たとえこの恋が終わったとしても成長できてる

スジョンは優しく笑いました。

母さんはあなたの人生は順風満帆だと思ってた でも結婚詐欺にあって母さんも敏感になってたのね ヒョンジェさんといることでミレにいい変化があるなら嬉しいわ ミレが好きなら賛成する

母さん・・

スジョンは頷きます。

***

今週末はどう? 父さんはいいって

ヒョンジェはミレにメールしました。するとミレから電話が来ます。

ミヨンおばあちゃんがケガして入院したから母さんと交替で見ないといけなくなったの・・

ケガの具合は?

あんまりよくない

じゃあ父さんに会うのは急がなくてもいいよ

ありがとう 夜にヘジュンさんの用で事務所にいくわ

***

ヨガのレッスンのあとで話をするギョンチョル兄妹とジョンジャ。

ところでイさんは娘さんがいたの?

いや・・それは・・

ギョンチョルは言葉を濁すと先に帰ってしまいました。

私何か悪いことを言った?

ジョンジャはギョンスンに訊ねます。

事情があるのよ 兄さんに娘の話はしないで 兄さんの娘はいなくなったの 今も探してるけど見つかると思う?

まあ

ジョンジャは困惑します。

***

ジンジュは空港でスジョンを待っていましたが現れないので電話しました。

まあ! ごめんなさい 主人に頼めばよかった

迎えに行くことになっていたスジョンはうっかりしたことを詫びます。ジンジュは兄に電話しますが、時間がかかるからタクシーで帰るように言われました。

折角帰ってきたのにいい歓迎ね

ジンジュは怒ります。

***

タクシーで来た娘をジョンジャが迎えました。

スジョンたちは今大変なのよ それにしてもすごい荷物ね

母さんも手伝ってよ!

ジンジュは荷物を引っぱりながら悲鳴をあげます。

***

ユナはパティシエの試験の準備をします。

これで完了

ユナはテーブルに置いたジョンフから貰ったカフェの券に気づきました。

行ってみようか

***

ユナはホテルのカフェに出かけました。

お連れ様は?

一人なんです 

ユナはカフェの券を差し出します。

二人分ですが?

一人で食べますから

承知しました

そこへジョンフが友達とやってきます。ユナを見つけたジョンフは声をかけました。

ユナさん

本部長

来てたんだ

はい 休みなので

僕も休みなんだ 彼氏と一緒なの?

ウェイトレスがスィーツを運んできました。

お連れ様がいらしたんですね

二人にお茶を置いてウェイトレスは戻って行きました。

一人で来たの

はい

一人で全部食べる気?

はい 残ったら持ち帰ります

ジョンフは笑いました。

少しいてもいいかな 食べてもいい?

あ、どうぞ

ここのマカロンは美味しいんだ

***

帰ろうとするユナにジョンフは声をかけます。

車で送るよ

友達と来たのでは

カップルだからいいんだ それとも彼氏が嫌がる?

別れたんです

ユナの言葉にジョンフは驚きます。

【第36話】

スジェは臨時のバイトを増やしてお金を稼ごうとします。家に帰ると両親やギョンチョルに謝りました。

心配かけてすみませんでした これからは心配をかけないように頑張ります

それでいい 人は誰でも失敗するものだ

ギョンチョルが言いました。

じゃあ部屋に行きます

スジェは部屋に入りました。

***

ヘジュンは遅くまで事務所で仕事をしていました。

代表 僕は帰りますが  

ソンスが来て伺いを立てます。

あらまだいたの

イ弁護士もいるので

それはミレさんを待ってるだけ

なんでミレさんを?

それは自分で考えて

ヘジュンは笑います。

***

ソンスがヘジュンのオフィスを出るとミレが事務所に来ました。

ミレさん、イ弁護士にご用ですか

・・あ、シム代表に用があってきました

するとヒョンジェがオフィスから出てきてミレに気づきます。

来たのか

ヒョンジェはミレの持っていた紙のバッグを受け取ります。

これを先輩に?

そうなの

二人の様子を見ていたソンスは言いました。

もしかして二人はつきあってます?

ああ

ちょっと!

認めたヒョンジェにミレは慌てました。

もう隠さなくていいよ

仰天しているソンスにミレは謝ります。

すみません・・

その時ユンジェが花束を持ってやってきたのを見てソンスは焦ります。

今度は花束だ! 

ソンスはヘジュンに知らせに行きました。

***

ユンジェはいつも歩く道でヘジュンに花束を渡します。

ちゃんと準備してお洒落なところを予約しようと思ったけどキザなことに慣れてないんだ

ユンジェは話します。

事務所は君の人生で一番意味のある場所だから事務所でプロポーズしようと考えた

ユンジェは花束を持ってヘジュンに近づきます。

薔薇の花束は変わらぬ愛だ 僕たちで証明しよう

ヘジュンに花束を渡し二人はキスしました。

***

ミヨンは「手術は嫌だ」と拒否します。

母さん、手術すれば骨はくっつくけど、しなかったら寝たきりになるかもしれないの

スジョンは私が産んだ実の娘だって親戚に言うからね

スジョンは自分を脅すミヨンに絶句します。

***

病室から出てスジョンはジンホンに言いました。

手術は無理そうだわ

それでいいよ これからはお義母さんが楽に生活できるようにしよう

わかったわ ミレも来るからもう帰って

スジョンは夫を促します。

***

スジョンは良くしてくれるの?

ジンジュは荷物を整理しながら母親に聞きました。

長男に比べたら天使だね

上の兄さんはひどかった 財産だけ貰って無視するなんて

あの子にはこの先一生会わないつもりよ

やっぱり母親には娘が一番よ 嫁にいびられたら味方になってあげるから

ジンジュはジョンジャに抱きつきます。

母さん

ジンホンが帰ってきて呼びました。

こっちよ

ジンホンはジンジュの部屋に来ます。

兄さん

ジンジュ すまなかった

お母様はどう?

ジョンジャは訊ねます。

深刻だよ

ベッドから落ちただけでしょ

ジンジュが兄に言います。

やっぱり高齢者は気をつけないと駄目だね 年を取ると転びやすくなるから

母さんも気をつけないと

それで食事はしたのか

ジンホンが訊ねました。

家政婦さんが作ってくれたわよ

私は食べてない!

ジンジュが声を上げます。

***

乾杯!

ジョンフを入れた四人はジンジュの帰国を祝いました。

韓国のチキンはやっぱり美味しいわ

ジンジュがいるから家が明るくなった

ジョンジャが笑います。

私は我が家のムードメーカーだからね

ジンジュはジョンフを問い詰めます。

ジョンフ! なんでおばさんが紹介した女の子を断ったの? 彼女ができたの??

いないわよ そもそも親にジョンフを結婚させる気がない

ジョンジャが否定します。

・・まだつきあってないけど好きな人はいるんだ

なんだ 何故黙ってた?

ジンホンがジョンフを責めました。

だって誰も聞かないから

ミレにも彼氏が出来たんでしょ ミレは病院に泊まるって?

ジンジュが兄に訊ねます。

いや、僕と交替する 行くとき慌てて行ったからスジョンの荷物も持って行かないと

忙しいのにミレはいい子ね ミレに彼氏の話も聞きたいし、気になってるバッグを手にいれる方法も聞きたいの

私もお見舞いに行こうかしら

ジョンジャが言い出しました。

私も行くわ 可愛がって貰ったし

ジンジュも口を出します。

お義母さんはスジョンの友達なら誰でも可愛がってたぞ

ジンホンが嫌味を言いました。

まあ憎らしい

僕が病院に行った時は寝てたよ

ジョンフが言いました。

かなり具合悪そうだった お見舞いは良くなってから行った方がいいかも

いや会えるうちに行く方がいい

ジンホンが固い顔で告げました。

***

ミヨンのことを気遣うミレを見たヒョンジェは祖父のギョンチョルに会いに行きます。

おじいちゃんと話したくなったんだ

そりゃ嬉しいな

なんで会いたくなったの

ギョンエが聞きます。

つきあっている子がおばあちゃんを心配してるから気になったんだ

自然に彼女の話が出るから本気みたいね

ああ、真剣につきあってる

これはユンジェだけじゃなくヒョンジェも結婚かな

家族は喜びます。

***

ヒョンジェはミノと二人で話します。

ミレのおばあちゃんが入院したから今週末はミレと会うのは無理そうだ

入院するほど悪いのか

詳しくは知らないけど

わかった 母さんにもミレさんの話をするよ お前が帰ったら問い詰めてくる

ヒョンジェは笑います。

話していいよ 母さんも知るべきだ

***

ミレはジンホンと交替して家に帰ります。

ミレ、会いたかったわ

おばさん!

ジンジュとミレは抱き合います。

おばあ様の様子は?

ジョンジャが訊ねます。

食事はあまり食べないけどぐっすり眠ってた

手術はしないの

難しい手術だからしないほうがいいかもって

そうなの? じゃあお見舞いにいかないと

ジョンジャは気遣います。

***

ヘジュンはヒョンジェに”ユンジェと結婚することになった”と告げます。

まだつきあって間もないだろ?

時間は関係ない

驚いているヒョンジェにヘジュンは続けます。

だから後でミレさんも呼んで四人で食事しよう

僕はいいけどミレは今忙しいよ

ヒョンジェは言います。

三人で食事するとベタベタな二人にヒョンジェは呆れます。

マジで気持ち悪い やめてくれ

早く慣れなさい それがあなたのためよ

僕たち家族にも挨拶に行くつもりだ

だから前もって私のことを褒めておいて わかった?

ヘジュンはヒョンジェに言い聞かせます。

***

ユンジェは家族に”結婚相手を連れてくる”と宣言しました。その日になるとギョンエはヘジュンにふるまう料理の支度をします。

ヘジュンは緊張した面持ちでやってきました。

手土産は?

僕がやる

ユンジェが車の後部座席からお土産を出します。

何度か来たけど入るのは初めてだわ

ヘジュンの緊張は高まります。

***

ジョンジャとジンジュはミヨンを見舞います。

お母様、お久しぶりです

ジョンジャはミヨンに声をかけました。

どうも 起き上がれなくてすみません

お気になさらないで

こんにちは スジョンの友達のジンジュです

ジンジュも挨拶しました。

え? スジョンの友達?

不思議そうなミヨン。

お義母さん、僕の妹です 僕はジンジュをダシによく家に行ったでしょう

ジンホンが話します。するとミヨンの形相が変わりました。

あなた、言う通りにする スジョンを育てよう 体に入れ墨があったでしょ 虐待されてたのよ

ミヨンは泣き始めます。

警察には連れて行かないで!

皆は呆気にとられます。

一体何の話なの・・?

ジョンジャがスジョンに訊ねます。

母さん、私がわかる?

スジョンに決まってる 間違えるわけないじゃないの

ミヨンは言います。

お義母さんは疲れてるみたいだ 今日は帰ろう

ジンホンが告げます。

***

病院のロビーで四人は話します。遅れてきたスジョンにジンホンが聞きました。

お義母さんは眠った?

ええ

スジョン、本当に久しぶりね 

ジンジュが言いました。

あなたは変わらないわね

スジョンはやつれたわ 看病疲れかしら

仕方ないわ

お母さんはデタラメな作り話もするの?

普通はしないはずよ お母様は珍しいタイプなのね

ジョンジャが口を挟みます。

で、家にはいつ帰るの?

あ・・ ヘルパーを雇ったので今夜は帰ります

ジンジュはジョンジャの手を掴んで言いました。

じゃあ私達は帰りましょ スジョンの顔も見たし行くところがある

どこに行くの?

レンタカーの店よ ミレにも会うわ 

ジンジュはスジョンに話しました。

スジョン、これからは私もいるから大変な時は頼ってね

そうね ありがとう

***

ユンジェはヘジュンを家族に紹介します。ヘジュンは三人に挨拶しました。

こんにちは シム・ヘジュンです

あら!

ギョンエはユンジェの彼女がエレベーターで叫んだ奇妙な女性だったとわかるとミノにしがみつきました。

どうした?

お母様、こんにちは 最初の印象が強烈でしたよね

ええ・・まあ・・

おじい様、またお会いできて嬉しいです

そうだな 私も嬉しいよ 

ヘジュンに貰った服を着たギョンチョルが言いました。

(何?会ったことがあるの?)

ギョンエは怪訝そうに二人をながめます。

まずは座りましょう 私の妻が美味しいものをたくさん用意して待ってたんですよ

ミノは居間に入るようヘジュンを促します。

***

ずっと気になっていたから会えて嬉しいですよ

ミノはヘジュンに話します。

私もお父様にお会いしたかったです おじい様にはお会いしましたがとてもユーモアに溢れた方で私にも暖かく接してくれました

そうだったか 君はすごく緊張してたみたいだったな

一見気が強そうにみえるけど実は気が小さいんだ

ユンジェが口を出します。

ユンジェ、料理を運んで

台所からギョンエが呼びました。

わかった

私が行こうか

ヘジュンが聞きます。

大丈夫だ

あなたも手伝って

ギョンエに言われてミノも立ち上がります。

私が手伝いますからお父様は座って・・

(出しゃばらないでよ)

ギョンエは内心突っぱねます。

いいよ スジェの彼女にも手伝わせなかった

ユンジェはヘジュンをなだめます。

***

台所でギョンエはユンジェに怒りました。

なんでスジェの彼女を出すのよ

事実なんだし公平に接するべきだろ

いいから運んでちょうだい

ユンジェがお盆を持つとヘジュンが来ます。

どうした

お母様お一人じゃ大変でしょ

(やけに素直ね)

お母様、私も運びます

ヘジュンはお盆に皿を乗せますが焦って落としてしまいました。

ああ!ごめんなさい

だから座ってて、と言ったんです

どうした  

ユンジェが台所に来て心配します。

いいから二人とも行きなさい 私がやるから

ギョンエは苛立ちます。

***

五人は食事をしながら話します。

楽にしなさい 取って食うわけじゃないから

ギョンチョルがヘジュンに笑いました。

この間私と会った時もグラスを持つ手が震えてたんだ

そんなに緊張しましたか

ミノが訊ねます。

あの・・ご家族に挨拶するのは初めてでとても心配だったんです

私はすごくいい印象だったよ

ギョンチョルがヘジュンに言いました。

(あら、あの服は…)

ギョンエは気づきます。

(この人のプレゼントだったのね)

父からあなたが純粋な人だと聞いていましたよ

ミノが柔らかく言います。

ありがとうございます

(お義父さんがこの人に会ったのを知ってたの 私だけのけ者ね)

ギョンエはミノを見ながらムッとしました。

たくさん食べなさい 私とは二回目だから緊張しないだろ

はい

ギョンチョルに言われてヘジュンは頷きます。

ほら食べて

ユンジェがヘジュンの皿におかずをやるのをみてギョンエは眉を上げます。

まあ・・

***

今日はありがとうございました

帰る時間になりヘジュンは皆に頭を下げました。

また来て下さい

ミノが笑います。

お父様、敬語じゃなく楽に話して下さい

あなたは若くないし気を遣うんですよ

ギョンエが口を挟みます。

母さん

ユンジェがギョンエに抗議します。

今度から敬語はやめるよ

ミノが言いました。

お母様もぜひ

そうするわ

じゃあ、ヘジュンさんを見送ってくる

ああ、そうしなさい 家まで送ってやれ

ギョンチョルがユンジェの背中を押しました。

***

お母様に嫌われたかしら

外に出てヘジュンは嘆きます。

本当に嫌だったら一言も話さないよ 君とは話してたから大丈夫だ

ユンジェはヘジュンを励まします。

***

本当は話したくなかったわ

二人がいなくなるとギョンエはミノたちに明かしました。

話したくなかったら年齢の話もしなきゃいいだろ

ユンジェより二歳も年上なんだもの 気を遣うでしょ お義父さんはどうですか

ユンジェが好きなら仕方ないだろう

それでもユンジェを止めて下さい 服を貰ったからシム弁護士の味方をするんですか

そんなことはない

私は悲しいです シム弁護士が彼女だと黙ってましたよね あなたも知ってたんでしょ?

ギョンエはミノに聞きます。

ユンジェに止められてたから話せないだろ

ユンジェに言われても教えるべきよ 私よりユンジェが大事なの?

なあ、部屋に戻っていいか

ギョンチョルはミノに訊ねました。

お父さん、僕だけ残して逃げないで下さい

一人で怒られる方がいいと思うぞ

わかりました 僕が怒られ役になります 我が家の最高権力者には頭が上がらない

ふざけないでよ それだったら最高権力者として言うけど私はこの結婚には反対よ

ギョンエは部屋に入ってしまいます。

***

そんなに嫌なのか

ミノが部屋に来て妻に問います。

反対したらユンジェとギスギスするだけだぞ 親に反対されて諦める年でもない

あの人は性格も普通じゃないのよ ヒョンジェの事務所のエレベーターで一回会ったけど急に叫んで怖かったんだから

一回会っただけだろう・・

年齢よりも性格が問題よ 今となっては子供たちに”彼女を紹介する”と言われても怖くて会えないわ ヒョンジェは大丈夫よね?

ミノは顔を強張らせます。

ここで話していいものか

なによ

ヒョンジェは話していいと言ってたが、君が心配すると思って黙ってたんだ

それで?

でも一度に全部知った方がいいかもしれないな

ヒョンジェの彼女はどんな人なのよ? 離婚歴があるとか??

離婚じゃないが婚姻取り消し訴訟の依頼人だった 

ああ、もう!

ギョンエは憤ります。

私は何も聞いてないし会いたくもないわ その結婚も反対よ!

***

ジンジュはミレと店で服を選びます。

これはどう?

おばさんはスタイルがいいからなんでも似合うわ

専門家としてアドバイスしてよ 合わせるバッグはどれがいい?

そうねえ このバッグはどう?

いいかもね

ジンジュは鏡を見て確認します。それからミレの顔を見ました。

ねえミレ、今日ミヨンおばあちゃんのお見舞いに行ったら変なことを言ってたの

変なこと?

ミレは躊躇ってから言いました。

体験談が多いって聞いた

誰から?

母さんよ

スジョンが?

ジンジュは考え込みます。

***

ユナは友人の開店祝いに行きました。

先輩

ユナ!

おめでとう

ユナは鉢植えを渡します。

素敵なお店ね ここはマカロンがメインなのね

ユナは並んだお菓子を見て言いました。

そうね あとはスジェ(手作り)クッキーもユナは好きでしょ 味の感想を聞かせて

・・わかった

***

友人の先輩はユナを励ましました。

今度の試験には受かるわよ 受かったら今の仕事はどうするの?

試験に受かったらベーカリーに転職する 貯金も少しあるし

そうよね 好きな仕事は早く始めるべきよ ところでスジェはどうしてるの

え?

店には二人で来ると思ってたからスジェには連絡してないの

最近は会ってないの

スジェは何してるの 試験に受かって公務員になった? 電話してみようか

先輩の言葉にユナは戸惑います。

先輩、私もう帰らないと・・

そう?じゃあクッキーとマカロン、どっちがいい?

マカロンがいいわ

***

随分買い物したじゃない

ジョンジャはジンジュの買い物袋を見て驚きます。

見せてあげる これは母さんに

あら素敵なバッグだわ!

スジョンはこんなものくれないでしょ やっぱり娘が一番よね

ジンジュは母親の腕を取ります。そしてビルを売って二人で楽しく過ごそうと提案しました。

それはどういうことなの?

だってそうでしょ ビルなんて管理が面倒なだけよ ビルを売ったお金を私に少しくれたらなんでも買ってあげるし旅行にも連れて行く 二人で遊びましょうよ

あなたその話をするために帰国したの?

そんなわけないでしょ 話の流れで出しただけ

あのね、私はあのビルを死ぬまで所有してスジョンにあげるつもりよ

なんですって?

ジンジュは驚きます。

ドラマ(第34~36話)の感想

ミレの家もミヨンおばあちゃんが怪我をして、そして何か魂胆のあるジンジュが帰ってきてこれから一波乱がありそうですね。スジョンとギョンチョルはどうやら繋がりがありそうですが、スジョンが養女だとわかったらそれまでスジョンを厚遇していたジョンジャの心が変わりそうで気がかりです。

せっかくうまくいきそうなユンジェとヘジュンですがギョンエがヘジュンを嫌がってるからまだ結婚への道は険しいかも・・早くギョンエがヘジュンを認めるといいですね♥。

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