韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由~」第十三週でついに結婚を許されたヒョンジェとミレは皆に祝福され夫婦になる!その第54から56話のネタバレあらすじ、感想も!!

スポンサーリンク
ドラマ

こんにちは。カナエです。今回は韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい」(第54~56話)について書きたいと思います。

おめでたのヘジュンはイライラが高じてヒョンジェと衝突する

テレ東で平日月~金曜 朝8時15分から放送中

キャストとこれまでの話

 <第1~6話>    <第7~11話>     

 <第12~16話>   <第17~21話>

 <第22、23話>   <第24~26話>

 <第27、28話>   <第29、30話>

  <第31話>    <第32、33話>

 <第34話~36話>  <第37、38話>

 <第39~41話>   <第42、43話>

 <第44~46話>   <第47、48話>

 <第49~51話>   <第52、53話>

ドラマ(第54~56話)のあらすじ(ネタバレ)

【第54話】

ヘジュン(シン・ドンミ)ユンジェ(オ・ミンソク)が通帳を見せないことに腹を立てていました。

いくら借り入れしたのか教えなさいよ

ヘジュンはユンジェを問い詰めます。

おや? 誰か来たぞ

ユンジェは話をそらして来客を迎えいれました。

ヒョンジェ(ユン・シユン)、よく来たな!

兄さん、遊びに来たよ

ユンジェは大歓迎でヒョンジェをソファーに座らせます。

今夜は泊まっていけよ 最近大変だから兄さんが慰めてやる

急にどうしたんだ? 慰めは必要ない

ヘジュンはうんざりしてユンジェを見ていましたが、ヒョンジェに言いました。

表情が明るいわね

おじいちゃんが結婚を許してくれた

二人はびっくりしてヒョンジェを見ました。

本当? おめでとう! ヒョンジェ!!

やったな!

三人は大喜びします。

***

スジョンギョンチョルに電話します。

お父さん、感謝します ミレ(ペ・ダビン)の結婚問題を解決してくれて

ミレは帰ってきたのか

はい あの、主人と代わりますね

ああ

お義父さん、こんにちは、ジンホンです 今週末に子供達を連れてお義父さんに会いに行きます

そうか 楽しみだな

それでは

ギョンチョルは電話を切ると一緒にお茶を飲んでいたミノに話しました。

ジョンウンが今週末に家族で家に来るそうだ

それは良かったですね

ミノは笑顔でギョンエを呼びました。

なに?

ジョンウンの家族が週末に来るらしい おもてなしをしないとな

それだとギョンエさんが大変だ

ギョンチョルは嫁を気遣います。

あら、大変じゃありませんよ 50年待つことに比べたら大したことないです

頼んだぞ

ミノとギョンチョルは笑いました。

***

ジョンフユナ(チェ・イェビン)の店に来ますが、ユナは退勤していました。

いま帰ったばかりだからバス停で会えると思いますよ  

店長の先輩に言われてジョンフはバス停に行きますがユナはいませんでした。

あれ? 本部長

なんで僕より遅かったの

ちょっとコンビニに寄ってたから

そうとは知らず会えないかと思った

私に会いに来たんだ どうして?

ジョンフは口を尖らせます。

僕とユナさんは理由がなくても暇だったら会える関係だろ?

暇だったんだ

ユナは笑います。

今は家の雰囲気がよくないんだ 暇でもないけど楽しいことがしたくて 君といると気が晴れるから

わかった いままで良くして貰った恩を返さないとね 何をする?

ジョンフは少し考えます。

ゲームはどう?

やる 得意よ

***

スジェ(ソ・ボムジュン)は気に入られた仕事先の客から「一緒に事業をやらないか」と誘われます。

報酬も今よりずっといいぞ

ありがとうございます でも遠慮します

スジェは言いました。

どうして?

友達に詐欺に遭ったんです お話はありがたいですが儲け話には気乗りしません

そうか ますます君を気に入ったよ じゃあ仕事の続きを頼む

お疲れ様です

スジェは出ていく客にお辞儀しました。

***

ユナとジョンフはカフェで話します。

僕に勝ってそんなに嬉しい?

嬉しいわ

ユナはカフェオレを飲みながら答えます。

守りが得意だって言ってたもんな 死んじゃうのが嫌だって

覚えてたんだ

記憶力がいいからな でも本当にゲームが上手だ

ジョンフは感心します。

***

ギョンエは帰宅したスジェにヒョンジェが結婚できることになったことを知らせます。

おじいちゃんが許してくれたの

良かった 兄さんも嬉しいだろうな 

それで今日はどうだった?

ギョンエは息子に訊ねます。

客先から今よりいい条件でスカウトされたけど断った

どうして断ったのよ?

僕も詐欺に遭っていろいろ学んだんだ この間偶然チャンヨルに会ってさ

それで? ボコボコに殴ってやった?

スジェは苦笑します。

すでに傷だらけだったよ

あらやだずっと詐欺を続けてたのね それじゃあご両親も辛いでしょう

確かに憎いけど・・なんか可愛そうだった 僕の金は返す」って言ってた

あの子もまだ若いのに気の毒ね

***

スジョンがミレの部屋に行くとミレは結婚指輪をながめていました。

あら結婚指輪ね

私が受け取りに行ったのよ

ミレは嬉しそうに話します。

今週末におじいちゃんの家に行きましょう ジョンフも一緒にね

おじいちゃんって母さんのお父さん?

そうよ

スジョンは柔らかく微笑みます。

おばあちゃんも辛いのよ この状況をすぐには受け入れられないの

わかるわ 私は一度別れたし 私が諦められるって思ったはずよ

母さんはあなたが別れたくないって泣きわめくと思ってたから意外だった

ありがとう 私のためにおじいちゃんに話してくれたのよね

ミレはスジョンに礼を言います。

あなたの気持ちが嬉しかったの 自分を犠牲にしてまで母さんのことを考えてくれて驚いた

いつも母さんの愛を感じてたから 

ミレは心配げに聞きました。

母さん、ヒョンジェさんとどう向き合えばいいかな?

自分に正直になればいい 母さんを守ってくれたように彼のことも守ってあげて 素敵な新婦になれるわ

***

ヘジュンが仕事をしていると、ソンスがお茶を持ってきました。

代表 どうぞ

あらクッキーね ちょうど甘い物が食べたかったんだ

スジョンはデスクから立ち上がりますがふらついてしまいます。

代表、大丈夫ですか?

ソンスはヘジュンをソファーに座らせます。

大丈夫よ 少し休めば良くなる

ヘジュンは笑います。

***

ソンスはヘジュンを心配してユンジェに電話します。

代表の具合が悪いんだ

どう悪い?

朝から体調がよくないようだった さっき部屋に行ったら倒れかけたんだ 病院に行くべきじゃないか

わかった 仕事を早く切り上げて事務所に行くよ

ユンジェは電話を切ります。

僕がストレスなのかな?   

***

ギョンエはスジョンたちのためにキムチを漬けていました。するとギョンスンがやってきます。

叔母様、台所にいますよ

あらまぁキムチを漬けてるのね

ええ、今週末に娘さんのご家族が来るんです

ジョンウンの家族ならミレも来るの?

はい、旦那さんと子供達が来ます

なら私も同席しよう 叔母ですもの

お願いします

ところで兄さんは?

失踪者家族支援センターへ挨拶に行きましたよ

ギョンエは伝えます。

***

ジョンジャの所へギョンスンから電話が来ます。

ジョンジャさん、心が広いのね 結婚を許したそうね

まだ許してないわ

ジョンジャは不機嫌に言います。

ええ? 兄さんは結婚を許したんでしょ? じゃあ兄さんと話してないの?

私と話す必要はないわ なんの権限もないもの イさんが決めたならそれでいい

怒ってる?

怒ってない 切るわよ

ジョンジャは乱暴に電話を切りました。

***

ヘジュンがソファーに寝ているとユンジェが来ました。

どうし来たの

具合が悪いのか

平気よ

でも横になってただろ?

めまいと吐き気がした でももう大丈夫よ

前にもこんなことがあった?

疲れたらごくたまにね

何度かあったなら病気かも 病院に行こう

もうやってないわよ

救急外来を受診すればいい

行かない

病院に行くなら通帳を見せるよ このところこれが君のストレスだったろ?

ヘジュンは目を見張ります。

いいわ

その代わり絶対に怒るなよ 約束 

約束 

二人は拳をぶつけます。ユンジェは通帳の残高を携帯でヘジュンに見せました。

あなた!!

ヘジュンはその額を見て叫びます。ユンジェは手を上げてヘジュンを制止しながら言いました。

落ち着いて僕の話を聞いてくれ いいかい? ケースバイオの株価が上がれば大金持ちだ

一発食らってあなたも病院に行く? 全く・・

将来性があるんだ

もう黙って! 聞きたくない

ヘジュンは怒鳴ります。

***

病院で検査結果を待つ二人。

腹が立つ どうしてそんなに経済観念がないのよ

ヘジュンはユンジェを睨みます。

またその話か もう終わっただろ 横になってろよ

ユンジェはベッドにいるヘジュンに言います。

ああやだ 病気だったらどうしよう

大丈夫さ

だったらどうして病院に連れて来るのよ

ヘジュンが怒っていると医者がやってきました。

先生が来た 先に聞いてくる

ユンジェは医師の所へ行きます。

先生、検査結果は? 僕は夫です

ああ・・はい

医師はヘジュンを見ました。

検査の結果、妊娠してます

・・はい?

ごく初期ですね 明日産婦人科を受診してください おめでとうございます

どうも・・

医師は去っていきました。ユンジェはヘジュンの所へ戻ります。

なんだって? 私、どこか悪いの?

・・違うんだ

ユンジェは茫然と話します。

妊娠だって

ヘジュンは仰天します。

に・・妊娠? 本当に??

ああ

嘘でしょ!

ヘジュンはユンジェに抱きつきます。

嘘じゃないのね!

***

家で妊娠を喜ぶヘジュンとユンジェ。

でも安定期に入るまで今回は黙ってましょ 前みたいに言わないでよ 

ヘジュンはユンジェに念押しします。

わかった もしかして母さんの見た桃の夢ってこれだったのかな

ヘジュンは手を打ちます。

そうだ! きっとこの子のことよ

桃の夢は男の子らしいよ じゃあおなかの赤ちゃんにあだ名をつけよう 何がいいかな

男の子か・・ コボン(おざなり)はどう?

ヘジュンは提案します。

ヘジュン、さすがにそれはないだろ?

だって適当に決める方が健康に育つっていうもの

なんでそんなこと知ってるんだ?

だって私・・子供がすごく欲しかったの だからいろいろ調べてた

ユンジェはヘジュンの隣に座りお腹に触りました。

そうだったのか コボンは奇跡の子だな

二人は笑います。

***

ヒョンジェが部屋を掃除しているとミレから電話が来ました。

今何してるの?

掃除だけど

家の前なんだけど会えない?

わかった

***

ヒョンジェが出向くとミレは花束を持っていました。

久しぶりね

会ったばかりじゃないか

感覚的には100万年ぶりに会ったような気分よ クサイか・・

なんだよ 自分で言っておいて

ヒョンジェは笑います。するとミレは花束を差し出しました。

僕に?

ヒョンジェは花束を受け取ります。

私のことを諦めないでくれてありがとう

どうして礼なんか言うんだ? 僕には当然のことだ

私を受け入れてくれる?

ミレは緊張して訊ねました。ヒョンジェはミレを見つめます。

迷いはないのか? 今度はもう絶対に君を離さないぞ

あなたと一緒ならどこにでも行く

ミレは親指に嵌めていた結婚指輪をヒョンジェの指に嵌めます。そして自分の指に嵌めていた結婚指輪を見せました。ヒョンジェは目を潤ませます。

ついに結婚できるんだな

そうね

ヒョンジェはミレを抱きしめました。

***

ユンジェは実家を訪れます。

ユンジェ、どうして来たの

ギョンエが聞きました。

実家に帰っちゃいけないのか

ヘジュンに愛想を尽かされて追い出されたんじゃないでしょうね

変なことを言うなよ ヘジュンは優しいんだ

ちゃんと仲直りしたのね?

うん

まあ良かった

母さん、ヘジュンが母さんのおかずを食べたいって

そんなこと言ったって私だって作るのが大変なのよ

年寄りみたいなこと言うなよ 母さんはまだまだ若いじゃないか

ユンジェはギョンエの肩を叩きます。

うまいこと言っちゃって

二人は料理の並んだ台所へ行きます。

おじいちゃんはいないの?

最近おじいちゃんは体力作りに励んでるの 父さんと山に行った 今日は娘さんの一家が来る日だから浮かれてるのよ

おじいちゃん、よっぽど嬉しいんだな 僕もいたほうがいい?

あなたは両家の顔合わせの席にいたからいいわよ

ギョンエは言います。

そう言えばこの間母さんが見た妊娠を予期する夢はいつまで有効かな?

そんなの当てにならないわ ここだけの話だけどまたいい夢を見たの

どんな夢?

私がヘジュンにダイヤの指輪を嵌める夢

ダイヤの指輪?

ダイヤの夢を見て生まれた子ならキラキラ輝くでしょ 残念だわ

ユンジェは目を見張ります。

母さんて・・すごいな

どうしたのよ ニコニコして

いや、まだ母さんは知らなくていい

なによ 変な子ね

***

ヒョン家の家族がギョンチョルの家にやってきます。

さあ中へどうぞ

ミノが迎えました。

お父さん、ジョンウンが来ました

ああ、よく来たな 

ギョンスンがスジョンの腕を取りました。

ジョンウン、来てくれてありがとう

ジンホンはギョンチョルにお辞儀します。

お父さん、こんにちは お邪魔します

ようこそ 会えて嬉しいよ

あなたがジョンウンの旦那さん? まるで夢みたいだわ 奇跡ね

ギョンスンは大喜びです。

***

スジョンたち一家4人は並んで座ったギョンチョルとギョンスンに膝をついて頭を下げました。

お義父さん、僕も息子です 孝行します

ジンホンがギョンチョルの手を取りました。ギョンチョルはその手を優しく叩きます。

娘さえ幸せにしてくれれば私は満足だよ

ジョンウン、あなたも何か言ってちょうだい 声が聞きたいわ

ギョンスンが請いました。 

感謝しています

スジョンは穏やかな笑顔で父親に言いました。皆はその情景に心打たれます。

***

ギョンエとヘヨンが台所で料理を出す準備をしているとスジョンとミレが来ました。

私も手伝います

いいのよ ゆっくりしてて 

ギョンエはスジョンに言いました

そうですよ ここが実家なんですから

ヘヨンが口出しします。

だけど・・じっとしているわけには ミレ、あなたが手伝いなさい

いいのよ 今日はお客様なんだから ミレさんも辛かったでしょう これからは幸せだけが待ってるわ

ありがとうございます

ミレはギョンエに礼を言いました。

***

ユンジェは家に帰るとギョンエから貰ったおかずをテーブルに置きます。

今日は叔母さんの一家が来るから母さんが大量のおかずを作ってたんだ いっぱい貰って来たぞ

あら美味しそう

食事していたヘジュンは喜びます。

なんだかすぐにおなかがすぐの 

二人分だからな

ユンジェは笑います。

ミレさんの結婚はどうなったの?

わからない 二人で決めるんじゃないかな そうだ 母さんからいい話を聞いたよ 妊娠を予期する夢の話だ

ああ、桃でしょ

ヘジュンは食べながら頷きます。

それじゃなかった 母さんが新しい夢を見たんだ 母さんが君にダイヤの指輪を嵌める夢だ うちの子はキラキラ輝くぞ

そうか コボンは特別な子ね もっと食べよう

いいことだ つわりが来る前にたくさん食べておけ

ユンジェはおかずパックの蓋を開けます。

***

どうもごちそうさまでした

デザートの果物を食べながらスジョンはギョンエに言いました。

これだけ準備するのは大変だったろう

ギョンチョルが労をねぎらいます。

たいしたことないです

ギョンエは謙遜します。そしてスジョンに話しました。

以前揚げ菓子を頂いて料理上手な方だと思ってました 自分ではなかなか揚げ菓子は作りません

料理が好きなんです 義母も家庭料理が好きなので

ジョンジャさんはここに来ることを知ってるの?

ギョンスンがスジョンに訊ねました。

はい

まだ結婚を許してないようだけど大丈夫?

ギョンチョルが妹の話を聞き咎めます。

どういうことだ?

兄さんはジョンジャさんに相談もしないで勝手に結婚を許したの? ジョンジャさんが怒るのも当然よ

そうか・・ 私が悪いことをしたな

お義父さん、そんなことありません!

ジンホンが慌てます。

いや、いいんだ 私からお母さんに話をしておくよ

ギョンチョルは言いました。

***

ギョンチョルはジョンジャに電話します。

お義母様、すみません

まあ、急にどうしました?

会って話しましょう 機嫌を直してください さっき子供たちは帰りましたよ

そうですか

するとスジョンたちが帰ってきました。

今帰ってきましたよ それでは

ジョンジャは電話を切ります。

お義母さん、戻りました

おばあちゃん ただいま

今イさん・・いやお義父様から連絡があったわ 急に謝罪してきた

そうか

ミレとジョンフは二階に上がり、ジンホンとスジョンはソファーに座ってジョンジャと話します。

お義父さんを家に招待したよ

あらいつ?

明日だ 早いうちにお義父さんとミレの結婚について話して母さんが納得してくれればスムーズになる

ジンホンは言います。

***

ヘヨンはおかずをパックに詰めていました。

ギョンエさん、ミレさんのお母さんはすごくお上品ですね 義理の妹になると扱いづらいタイプだわ

上品だったらなぜ扱いづらいの

おじ様とミノさんなんか鼻の下伸ばしまくりでしたよ

主人はいつもと同じだったわよ 大げさね

ただいま

スジェが仕事から帰ってきました。

あ、スジェだわ 最近どうなの

ヘヨンは聞きます。

元気よ あなたは気にしないで

ギョンエはうんざりして言いました。

こんばんは

スジェが来てヘヨンに挨拶しました。

あら、おかえり、スジェ 帰るわね

ヘヨンはおかずパックを持って出ていきました。

憎たらしい 仲違いを謀ってる

え? 誰と

新しい叔母さんとよ

ギョンエは怒ります。

***

ミレはヘジュンに服を届けに事務所に行きます。

あなた達ヨリを戻したの?

ヘジュンはミレに訊ねました。

私がプロポーズしました

ヘジュンは仰天します。

本当?

はい

そうだったの!

ヘジュンが声を上げているとヒョンジェがオフィスにお茶を持って入って来ました。

盛り上がってるな

ヒョンジェ、プロポーズされたの?

・・されたよ

ヒョンジェはミレの隣に座ります。

もしかして照れてる?

先輩はいつ帰るんだ?

恥ずかしいから話をそらしてるのね ユンジェさんと帰るのよ  

マジかよ 兄さんが迎えに来るのか

結婚はいいものよ してみなさいって

ヘジュンは笑います。

***

ヒョンジェはミレを連れて自分のオフィスに戻りました。

ヘジュンさんは結婚する前は寂しがってたのに今は幸せそう

羨ましいなら僕らも一緒に暮らそう

今すぐなんて無理

結婚の日取りを決め直せばいい

それは両家の家族が決めることでしょ 結婚が明日でも一年後でも私の気持ちは変わらないわ

ヒョンジェは笑ってミレの手を取りました。

僕達ヨリを戻せて本当に良かった お母さんとおじいちゃんに感謝しないとな

そうね

ミレは頷きました。

【第55話】

ギョンチョルはジョンジャを訪ねます。

新鮮ですね イさんと我が家でお会いするなんて

そうですね

スジョンが果物とお茶を持ってきました。

やっと娘さんと再会できて幸せでしょう?

とても幸せです 娘を大切にして頂き感謝しています

あら私は何も・・出来た嫁です スジョン、あなたもいてちょうだい 結婚の話をするから

はい・・

スジョンは椅子に座ります。

まずはお義母様に相談すべきなのに気ばかり焦ってしまいました

スジョンから今後の親子関係について聞きました でもその件と子供達の結婚は別の話です

ジョンジャは言います。

一度は破談になった結婚を仕切り直せばいいってもんじゃないでしょ

お義母様はヒョンジェのことが気に入りませんか?

いいえ! 気に入ったから賛成していたんです

その時と何も変わりませんよ 結婚とはアカの他人同士が新たな家族になるものです 他人が何と言おうと私の家族とお義母様のご家族が幸せに暮らせればそれでいいのでは? もう私やお義母様が口を挟むのはやめましょう 子供達が幸せならそれでいいんです

ギョンチョルは熱をこめて話します。

私だって子供達を応援したいんです

それなら応援しましょう 子供達のために悪役を買って出たのでは?

ほんとよ 悪役を買って出て損しちゃったわ 結局お義父様だけいいとこ取りしてずるいじゃない

最近は悪役俳優も人気ですよ

勘弁して 悪役なんてもうこりごりよ 絶対に嫌!

ジョンジャは訴えます。

***

ジョンジャが結婚を許したのでミレはヒョンジェとヒョンジェの実家に行きました。

ただいま ミレと来たよ

家族がバラバラと出てきました。

遅くに悪いね

じゃあ座って話を聞こう

ミノが二人に座るよう促します。

***

皆がテーブルにつくとヒョンジェは言いました。

僕達結婚する

皆はキョトンとします。

それを言うためにこの時間にきたのか?

ミノは呆れます。

嬉しくて我慢できなかったのか?

ギョンチョルが聞きました。

ユンジェ兄さんに負けてないな

スジェが笑います。

どうせなら早くしたいんだ だから結婚式は省略してまず婚姻届を出す 二人で写真を撮ったら両家で食事したい 

ヒョンジェは説明しました。

なにもそんなに焦らなくていいじゃない ウェディングドレスも着れないわ それでいいの?

ギョンエはミレに聞きます。

構いません それより離れて暮らす時間がもったいないんです

あらまあ

だが君のご両親が許してくれるのか

ミノが訊ねました。

説得します

まあ大切なのは二人の気持ちだから 好きにすればいい

ギョンチョルが笑いました。

でもそんなに急がなくても・・

ギョンエが言うとヒョンジェはミレと正座して母に請いました。

母さん、お願いします

ギョンエは慌てます。

そこまでするの? 好きにしてよ!

ありがとう

感謝します

全く何事かと思ったわよ

皆は笑いました。

***

ミレは荷物をまとめて家族に挨拶します。

どうしてそんなに結婚を急ぐの?

ジョンジャが聞きました。

不安だから 早く一緒に住みたいんだ

おいおい親の前で恥ずかしくないのか?

ジンホンが呆れます。

うん 恥ずかしくない

よく結婚を我慢したわね

スジョンが娘に言いました。

そうよね じゃあ食事会で

ミレは家を出ました。

***

ミレとヒョンジェは結婚の写真撮影に臨みます。二人は幸せな写真を何枚も撮りました。

そして両家の食事会が賑やかに開かれました。イ家の家族とヒョン家の家族はにこやかに挨拶します。ソンスの家族も出席して、二人が登場すると盛大な拍手が起こりました。

二人は壇上で宣言しました。ミノとジンホンが乾杯の音頭をとり、皆はグラスを上げます。

二人の結婚を祝して乾杯!

乾杯!

***

ヘジュンがシャンパンを飲もうとするとユンジェがオレンジジュースに取り替えます。食欲旺盛なヘジュンが料理を皿に盛っているとミノが言いました。

食事も美味しく頂きましたしそろそろお開きです お父さん、最後にお祝いの言葉を

ああ、そうか

ギョンチョルはミノからマイクを渡されます。

ヘジュン 来いよ

ユンジェがまだ料理を取っているヘジュンに合図しました。

わかった

ヘジュンは席に戻ろうとしますが花を活けたテーブルにぶつかり倒れそうになります。

コボンが!

ユンジェは走っていきヘジュンを抱きかかえました。周りは二人を見てあ然となります。

”コボン”ってなんだ?

ギョンチョルがミノに訊ねます。

兄さんの昔のニックネームだよ

ヒョンジェが教えました。

大騒ぎしすぎだわ そんなに奥さんが大事?

ギョンスンが呆れます。

奥さんを心配するのは当然でしょ

ジョンジャが口を挟みます。

新婚で一番幸せな時よね

ミノが二人に駆け寄りました。

怪我はないか 大丈夫?

お義父様、平気です

ヘジュンはミノに笑い、二人は席に戻りました。

***

食事会が終わり新婚旅行に向かうヒョンジェとミレ。

あなたたちもユンジェと同じで新婚旅行は近くで済ますのね

ギョンエは残念そうです。

先は長いからいずれ遠出すればいい

ギョンチョルは笑いました。

そうよ 若いうちは働くことが大事

ジョンジャも言います。

はい、頑張ります

いってらっしゃい

ヒョンジェたちは家族に見送られ旅行に出ました。

***

スジェとジョンフはユンジェ達を待っていました。

なんで来ないのかな

僕といるのが嫌ですか

ジョンフがスジェに聞きます。

いえ、気まずいだけです

ああ・・

ジョンフは苦笑します。するとやっとユンジェとヘジュンが来ました。

ごめん、待っただろ

平気だよ どこへ行く?

それが・・僕らは帰らないといけないんだ

大丈夫よ

ヘジュンが夫に言います。

駄目だって さっきヘジュンがこけただろ 兄さんがカードを渡すから二人で飲んで

それ利用停止じゃない? 私のを渡すわ

ユンジェはカードを出したヘジュンを止めてスジェに笑います。

冗談だよ スジェ、使い放題”ってことで

ユンジェは弟にカードを渡して、ジョンフに言いました。

今日はごめんね 次は絶対に集まろう

ユンジェたちは帰って行きます。

***

スジェとジョンフは仕方なく二人で飲みに行きます。

焼酎二本とつぶ貝の和え物を

はい

僕は辛めの味が好きなんだけど・・

ジョンフに言われスジェは注文をし直します。

つぶ貝の和え物は辛めで

わかりました

***

二人はお酒を飲みながら話します。

僕らは同じ人を好きだろ だから親近感が湧く

ジョンフは言いました。スジェは手酌で焼酎を飲んでから訊ねます。

ユナは元気か

元気だよ よく会ってる ユナさんとは別れてから一度も連絡してないの

ユナは別れた相手に連絡しない 心配するな 僕はつき合ってる二人を邪魔しないよ

ジョンフはためらってから話しました。

ユナさんとはつきあってないよ 僕はつき合いたいけど仕事に専念したいって 親しいけど友達だよ

そうなのか・・

スジェは驚きます。

***

スジョンの所へミレから電話が来ます。

あらミレ、着いたの?

そうよ 母さん

かけてこないと思ったわ

着いてすぐにヒョンジェさんがかけようって

ミレはヒョンジェと代わります。

お義母さん

疲れたでしょ ゆっくりして

僕は疲れてませんよ これからプールで遊ぶつもりです

そう 楽しんでね

はい

スジョンは電話を切るとベッドに横になります。耳にギョンチョルの言葉が残っていました。

”幼い頃に別れたので今も小さな子供みたいに思えて”

お父さん・・

***

お父さん、疲れたでしょう もう寝ますよね

ミノはギョンチョルに言いました。

ああ、お前は?

僕はギョンエと一杯やります

なんだ 二人だけで飲みのか

ギョンチョルは不満そうです。

私も一緒に飲む

そうですか

ミノは笑います。

それにしてもすべてうまく行って良かった

ギョンチョルは満足げです。

本当ですね でもスジェの人生はおかしくなりました

ギョンエが来て言います。

そんなことはない 自分に合う仕事見つけて稼ぎも増えただろ?

三人が話しているとスジョンからギョンチョルにメールが来ました。

ジョンウンが明日昼食を食べようと言ってきた

まあ、娘さんから誘ってくれるんですね

優しい子なんだ 母親似なんだな

僕はお父さんに似てると思いますよ

ミノが笑顔で話します。

***

なんで僕がユナさんとつきあっていると思ったの?

ジョンフはスジェに聞きます。

顔合わせの日に一緒にいるのを見た 食堂の前でも会ったろ? だから当然つきあっていると思った 

二人が別れるなんて思わなかったよ

僕が悪かったんだ・・

なるほど お互い嫌いで別れたんじゃないんだな だからユナさんは僕に振り向いてくれないんだ 好きな気持ちがそのままでさ

スジェはジョンフの言葉に黙り込みます。

でもよかったよ ユナさんが僕を好きにならないのは”僕に欠点があるのかも”って思ってたから そうじゃなくて良かった

ジョンフはスジェに笑います。

飲もうか

スジェは頷きます。

そうだな 飲もう

***

ミレとヒョンジェはホテルのプールで遊ぶと二人でワインを飲みます。

いい気分

幸せだ

二人は微笑み合います。

***

ミノはギョンチョルをスジョンと食事する店に送ることにします。

あなた、私達のお昼はどうする?

すいとんはどうかな

わかった

ギョンエは二人を送り出します。

***

私だけうまいものを食べて悪いな

二人が店の前に来るとスジョンはすでに来ていました。

あら、父を送ってくれたんですね

僕は帰りますよ

一緒に食べていいかな

ギョンチョルがスジョンに聞きました。

ええ、是非ご一緒に

いや、僕はいいんですよ

そう言わずに一緒に食べましょう

そうしよう

二人から言われてミノは頷きます。

***

ギョンエが昼食の支度をしているとミノから電話が来ました。

まだ戻って来ないの?

僕もお父さんと食べて帰るよ ジョンウンに誘われて断れなかったんだ

わかったわ

ギョンエは電話を切ります。

それなら私も呼んでくれればいいのに

***

スジョンたちは三人でお寿司を食べます。

美味しいな

お寿司は好きですか?

スジョンは父親に聞きます。

好きだよ 私は嫌いなものはない お前は?

私もありません だだアレルギーはあります ”お兄さん”はどうですか?

スジョンはミノに訊ねます。

”お兄さん”か

ミノは笑ってギョンチョルを見ました。

妹が出来るっていいですね

ギョンチョルは目を細めて二人をながめました。

お前たちと食事できるとは死んでも悔いはない 長生きしてるとこんなこともあるんだな 娘のジョンウンと息子のミノと一緒だ しかも二人が親戚になるとは奇妙な縁だ

スジョンは父親の言葉に微笑みます。

本当ですね ミレから電話がありましたが楽しそうでした

それは良かった

三人は笑います。

***

ギョンエは一人ですいとんを食べていました。

人生は孤独よ 一人で生きるの

ギョンエはすいとんを食べ続けます。するとミレから電話が来ました。

あら、期待してなかったのに

ギョンエは電話に出ます。

お義母さん、ミレです

まあ、楽しく過ごしてる?

はい、今二人でランチを食べてます

遅いランチだわねえ

夜遅くまで遊んでいてさっきまで寝てたんです ぐっすり眠れました

それは良かったわ 明日帰って来るの?

はい 家に着いたら連絡します

ミレが電話を切るとヒョンジェが言いました。

なんだ 息子の声は聞きたくないのか?

特に言ってなかったけど

嫁にぞっこんみたいだな

本当にそうなってほしいわ あなたのご両親に愛されたいの

心配するな 僕が保証する 食べよう

二人は食事します。

***

ギョンエはミレを携帯の電話帳に登録します。

気さくで人当たりのいい子だわ

その時ミノたちが帰ってきました。

いま帰ったぞ

帰ったからなんなのよ

ギョンエはつぶやきます。

***

居間にいるミノとギョンチョルにギョンエはお茶を持って行きます。

お義父さん、楽しかったようですね

最高だったよ それにジョンウンがおごってくれて格別の味だった

お父さん、調べたんですがとても有名な店のようですよ

そうなのか

(有名な店に行って私を思い出さなかったの?)

ギョンエは内心ムッとします。

お父さん、次は僕が二人を美味しい店に招待しますから

楽しみだな

さっきミレから電話があったわ ヒョンジェとお昼を食べてるって

ギョンエは話を変えます。

そうか 君にもしたのか ”昨日ジョンウンに電話が来た”と言ってたからさっき電話したんだ

(私が先じゃなかったのね)

ギョンエはテーブルから立ち上がりました。

ギョンエさんはお茶を飲まないのか?

私はすいとんでおなかがいっぱいなので

ギョンエは部屋に入ります。

ああ・・ギョンエさんも一緒に行けば良かったな

ミノは慌てて部屋に行きました。

***

ギョンエ、機嫌が悪いのか?

そうよ 気づきはするのね 私のことを思い出さなかったの?

・・え?

私をのけ者にして三人で食べるなんて 誰も私を呼ぼうとはしなかったのね

・・すまない

ミノは謝ります。

謝れば済むの? 私は一人で涙を流しながらすいとんを食べたわ

呼ばなかったからって泣かなくても・・

本当に泣くわけない!

ギョンエは怒鳴ります。

***

ユナは休みを貰って実家に帰ります。すると店に弟の写真と”ナ・ワンジュを訴えます”と書かれた紙がベタベタと貼られていました。

一体どういうこと・・?

ユナはドアを開けようとしますが、鍵がかかっていました。

母さん?

ユナはドアを叩きます。すると母親がドアを開け、ユナは店の中に入りました。ユナは弟に電話しますが留守番電話になります。

ワンジュ、ソウルに行ったのよね これを聞いたらすぐ連絡して 逃げても無駄だからね

母親も声を張り上げます。

ワンジュ、どうか戻って来て!

母親は泣き出します。ユナは母親に聞きました。

張り紙を見たけど本当に既婚女性とつきあっていたの?

どうやらそうみたい 相手の旦那が怖くて ・・バカな子ね 人妻なんかとつきあって

慰謝料を請求された?

一億ウォン出せって

一億?

ユナは頭を抱えます。

出さないとここで暮らせなくするって・・

とりあえずソウルに行こう ワンジュもいるし ここにいても解決しないわ

ユナは母親を連れて家に戻ります。

***

ワンジュはユナの家の前にいました。

ワンジュ!

ちょっと来なさい!

ユナはワンジュを家に連れていきます。ユナが弟を殴ろうとするのを母親が止めました。

やめなさい 起こったことはしょうがない 殴って済む話ならとっくに殴ってたわ

どうするつもりなの?

入隊するよ 人妻だと知らなかったんだ 

全く! あんたは!!

ユナが手をあげるのを母親が止めます。

そうよ 入隊するのがいい そうすれば少しは大人になる とにかく食事をしましょう

母親は言いました。

***

ヒョンジェとミレは車でソウルに帰って来ました。

あらお義母さんから電話だ

ミレは電話に出ます。

はい、お義母さん

電話して邪魔だったかしら

大丈夫です もう少しで着きますから 私もお義母さんに電話しようと思ってました 明日の夜は空いてますか?

特に予定はないわ

実は結婚前から母とマッサージに行こうと予約してるんですが一緒にどうですか? 前からお義母さんと行きたいと思っていたので

もちろん行かせて貰うわ ありがとう

それではまた明日 失礼します

ミレは電話を切りました。

母さんは喜んでるだろうな

ヒョンジェはミレに話します。

***

喜んでなんかいないわ

ギョンエはミノに告げました。

断れないから行くだけ ミレの母親も来るのよ

ジョンウンがいたらまずいのか

義理の妹で親戚なのよ あら捜しをされる

ジョンウンはそんな性格じゃないよ

私はそんな性格ってこと? 癪に障るわね 

なんで最近そんなに怒るんだ?

あなたがイライラさせるのよ!

ギョンエは声を荒げます。

【第56話】

ヒョンジェが事務所に行くとみんなから祝福されます。

おめでとうございます

どうもありがとうございます

ヒョンジェは手を振りました。

新婚旅行は?

ヘジュンが聞きました。

すごくいい場所だったよ 最高に楽しかった

あ、そう 私も知ってるわ 同じ場所だもの ところであなたはどうして代表の私より出勤が遅いのよ

まだ部屋に入る前だからセーフだ 気が立ってるのか?

そんなことない!

ヘジュンはオフィスに入ります。

***

ユナは店にワンジュを連れていき、先輩に「これから弁護士に会う」と話します。

そんなことを話すなよ 恥ずかしいだろ

恥じて欲しいのよ 助けるけどあんたの責任なんだからね

外にいるよ

ワンジュは店から出ていきます。

弟さんに何があったのよ 弁護士費用は?

家の保証金でなんとかなりそうだけど、慰謝料が問題なの

いくら請求されたの

一億ウォンよ

先輩はびっくりします。

母さんの家と店の保証金でなんとかなるかな 不安になる

一体何をしたのよ

後で話す ごめんね

ユナは弟と出かけていきます

大丈夫かしら・・

先輩は心配してスジェに電話しました。

スジェ、あなたのお兄さんは弁護士だったよね?

そうだけど問題でも起きたの?

私じゃなくてユナよ ユナの弟が問題を起こしたみたい

スジェは驚きます。

***

ヘジュンはオフィスでお菓子を食べていました。

どうして食欲が止まらないの? ホルモンの影響かな すっきりしない

そこへ服を頼まれたミレがやってきました。

”お義姉さん”、こんにちは

”お義姉さん”? そうよね 私は義姉だわ

ヘジュンはデスクから立ち上がります。 

こんな仲になるなんてね 少し前まで恋愛相談してたのに

ヘジュンはミレに椅子に座るよう勧めます。

新婚旅行はどうだった?

最高でした お義姉さんから聞いておいて良かった

楽しんでくれて嬉しいわ

服を着てみます?

そうね

***

ヘジュンがジャケットを羽織っているとユンジェが来ました。

お義兄さん、こんにちは

こんにちは 僕は”お義兄さん”か 今日は休診なので妻とお昼を食べようと思って

最近ものすごく愛妻家なの

最近じゃなくて前からだ

ユンジェはヘジュンに言います。そこにミレがヘジュンの所にいると聞いてヒョンジェが来ました。

兄さんもいたのか

何の用?

ミレいると聞いて食事をしようかと

ごめん 仕事の約束があるの ここには服を届けに来ただけなの

またか? おい、先輩、ミレに服を持ってこさせるなよ

頼んでないけど持ってきてくれたの

それなら先輩から断ってやれよ いつも持ってこさせてる

ヒョンジェさん、私が好きで持ってきてるの

ミレがヒョンジェをなだめます。

好意だとわかるけどそれを続けると権利だと勘違いされる 先輩、頼むよ

ヒョンジェはヘジュンに手を合わせます。けれどヘジュンは怒ります。

ヒョンジェ、ちょっと言い過ぎだわ

そうだよ お前がよくない

ユンジェが妻に同調します。

なんだよ マジになるなよ イ・ユンジェ、加勢せずに妻を止めろ

ヒョンジェはユンジェを小突きました。それを見たヘジュンは激高します。

ちょっと! 前から気になってたけどそれが兄に対する態度?

なんだよ ただの冗談だろ?

それが冗談? ユンジェさん、あなたも何か言いなさいよ

弟だから大目にみてるんだ

だからつけあがるの

つけあがってなんかない

ヒョンジェさん、よそう

喧嘩が始まりミレは慌ててヒョンジェを連れてオフィスを出ます。

***

スジェがヒョンジェのオフィスに来ました。

話ってなんだ?

お願いがあるんだ

ヒョンジェとスジェはソファーに座ります。

僕が詐欺に遭った時は兄さんに頼まなかった プライドがあったから だけどある人を助けてほしい 兄さんが大変な時は僕が助けるから

スジェは言いました。ヒョンジェは弟に笑います。

誰の訴訟だ?

ユナだ 正確にはユナの弟だよ

***

いい弁護士がいないかな 費用ばかり高くて

ユナは困って店で先輩に話します。その時ジョンフから電話が来ました。

本部長

もし空いてたら夕食を食べない?

今日は駄目です 母と弟が来ていて

わかった この前スジェさんに会ったよ 親戚になったんだ

ふうん そうなんだ

一杯飲んで親しくなった

友達になったのね スジェは本当にいい人よ

二人ともお互いを悪く言わないね また電話する

わかった

先輩がユナの前に座りました。

本部長から?

うん スジェと親戚になったって

そして友達に? あなたを好きな二人が友達になったのね

先輩は笑います。

***

スジョンとギョンエはミレの予約したマッサージで会いますが、互いに気まずく感じます。

ああ、疲れた

不機嫌に帰宅したスジョンをジンホンは訝ります。

マッサージから帰ってきたのに”疲れた”?

肌の調子は良さそうだよ

ジョンフが母親に言いました。

肌はいいかもしれないけどすごく疲れる関係だわ

スジョンは訴えます。

***

ギョンエも部屋でミノに愚痴っていました。

気を遣うからもう会いたくない

僕は大丈夫だったけどな

それはあなたにとっては”妹”だからでしょ 多分向こうも気まずかったはずよ

するとギョンチョルがノックしました。

ギョンエさん、ちょっと見てくれないか

ギョンチョルは部屋でギョンエに贈り物のスカーフを見せました。

ジョンウンにプレゼントしようと思うんだがどう思う?

(私の分はないのね)

ギョンエは内心思いますが、顔では笑います。

色がいいですね

ミノがスカーフを褒めました。

お前は男だろ 女性に聞きたいんだ

とてもステキです 気にいると思います

ギョンエはスカーフを褒めました。

そうか? ギョンエさんがいうなら大丈夫だろう 君は見る目があるから

どうも

ギョンエは愛想笑いをします。

ジョンウンをうちに呼んでもいいかな

いいに決まってますよ お父さん

ミノが笑いました。

(また出しゃばって! 食事を支度するのは私なのよ)

ギョンエはミノを睨みます。気付いたミノはギョンエに言いました。

君はどう思う?

(この状況で嫌だと言えると思うの?)

ギョンエはギョンチョルに笑いました。

どうぞ 呼んでください

ああ、そうするよ

***

ユナの所にスジェから電話がきます。

外で話す

ユナは部屋を出て階段を降ります。通りに出ると電話は切れました。

切れた・・

ユナが電話を見ていると通りにいたスジェが来ました。

ハイ

スジェは手を上げました。

ハイ・・

ユナは答えます。

電話に出ようとしたら切れちゃったわ

二人は気まずく黙ります。スジェが沈黙を破りました。

頼みがある

え?

絶対に聞いてほしい 弁護士の僕の兄さんにお前の弟の件を頼んだ

ユナは驚いてスジェを見ます。

先輩から話を聞いたんだ 僕が詐欺に遭った時お前は励ましてくれた それを忘れられない 友達だっただろ? 僕はお前を助けたい だから僕が大変な時は僕を助けてほしい 

スジェの言葉にユナは必死で答えました。

できるなら助けてほしい 切羽詰まってるの

それなら任せろ お前とヨリを戻そうとか負担になることはしないよ

ありがとう・・

ユナは頷きました。

***

ミレは四人が揉めたことを気にしてヘジュンに電話します。

さっきは挨拶もしないで出てきて・・

私も集まりがあって今帰ったのよ

そうですか 私は母とお義母さんとマッサージに行ってました

お義母さんも?

はい、喜んでました 結婚まで大変だったのでこれからはなるべく会うようにしたいです

そうなんだ わかったわ またね

はい、お義姉さん

ミレは電話を切りました。ヒョンジェが来てお茶を渡します。

先輩は帰りが遅かったはずだ

今帰ったみたい 機嫌が直ってたみたいだから安心した

先輩はあれくらいで拗ねたりしないよ いつものことだ 問題は兄さんさ 全く

ヒョンジェは怒ります。

***

問題はヒョンジェよ

ヘジュンはユンジェに言いました。

ミレさんは気にして電話してるのに知らんぷりなんだから

ヒョンジェのことは僕に任せて君はもう気にするな

ユンジェは妻をなだめます。

週末は実家に行っておかずを貰って食事をしよう

いいわ ミレさんはマッサージに行ってお義母さんの点数を稼いだらしいの

母さんは何があっても君の味方だよ 長男の嫁なんだから

そうかな?

ヘジュンは嬉しそうに笑います。

***

ヘジュンとユンジェは実家に行きます。するとヒョンジェとミレも実家に来て喧嘩しているユンジェとヒョンジェは険悪なムードです。

4人とも食事して

ギョンエに言われ台所でテーブルを挟んで二組の夫婦は向かい合いますが口もききません。

何してるの 食べなさいよ ヘジュン、ズッキーニ炒めは好物でしょ

お義母様、ありがとうございます

ギョンエが居間に行ってしまうと重い沈黙に耐えられずミレがヘジュンに言いました。

お義姉さんたちも来てたんですね

ええ・・

ユンジェがズッキーニ炒めをヘジュンの前に置きました。

さあ、たくさん食べて

おかずを貰いによく来るのよ

ヘジュンはズッキーニ炒めをぱくつきます。

美味しい!

好物だなんて、どんな味か気になるわね

ミレがヒョンジェに言うとヒョンジェはユンジェに苦言しました。

食べてみれば? 兄さん、一人で食べるなんて食事のマナーがなってない

ヒョンジェはズッキーニ炒めの皿を自分たちの前に置きました。

僕らも食べよう

おい、待て 母さんはヘジュンの好物だから作ってくれたんだ

ユンジェはズッキーニ炒めの皿をヘジュンの前に戻しました。

でも一人で食べろとは言ってない

一人では食べないわよ

ヘジュンが口を挟みます。

腕が長いし手を伸ばしますよ

ミレが言い合いを収めようとしました。ヘジュンは頷きますが、ヒョンジェは納得しません。

待て

ヒョンジェは皿をミレの前に置きました。

食べろ

するとテーブルの下でユンジェがヒョンジェの足を蹴りました。

おかずが遠いな

ヒョンジェは皿を取るふりをして腰を上げるとユンジェの足を踏みました。するとお茶を飲んでいたユンジェは痛みでお茶を吹き出しヒョンジェの顔にかけてしまいます。

まあ!

大変!

どうしたの

居間にいた家族が台所に来ます。

なんでもありません

ヘジュンが笑って誤魔化します。

ごめん わざとじゃない

ユンジェはヒョンジェに謝ります。

***

それでは失礼します

ユンジェたちが帰るとヒョンジェたちも帰ろうとします。

僕らもそろそろ行くよ

お前たちはあまり来ないからゆっくりしていけ

ギョンチョルが言います。

慌てなくてもいいでしょ もっといなさいよ

ギョンスンも口添えします。

僕らもそうしたいけど、これからミレの実家に行って置いてある荷物を運ぶんだ 明日は仕事だから

そうか それなら仕方ないな

ミノが応じました。

ジョンウンもミレの顔が見たいだろうから行きなさい

ギョンスンにも言われ二人は笑います。 

またゆっくり遊びに来るよ

***

スジェと親しくなったジョンフはスジェを飲みに誘います。居酒屋で待っていたジョンフはやってきたスジェに”上下関係をはっきりさせたい”と話しました。

どういうことだ?

つまり僕らはいとこになったわけだけど年が一緒だ

そうか それならどっちが上か確認しよう 誕生日は?

8月29日

4月5日だ 僕が兄貴だな

スジェは勝ち誇ります。

なかったことにしよう

言い出したのはお前だぞ 今日は兄貴がおごる なんでも頼め 

ジョンフは店員を呼びました。

注文します

***

ヒョンジェとミレはミレの実家で両親とワインを飲みます。

乾杯

4人はワイングラスを合わせます。

娘婿と酒を飲める日が来るなんて幸せだな 君もそうだろ?

ジンホンはご機嫌でスジョンに言います。

そうね でもこんな時間まで引き止めていいの?

あら確かにもう遅いわね 気づかなかった

ミレは携帯を見て驚きます。

今日はもうここで寝ていきなさい ヒョンジェくん、泊まっていけ

そうします

ヒョンジェは笑顔で答えました。

やったー! 久しぶりに家で寝られるわ

ミレは喜びます。

でもいいの? 明日は仕事でしょ

少し早めに出ますから

母さん、ヒョンジェさんは早起きなのよ ジョギングして朝ご飯も作る 

二人は驚きます。

ミレはどうしてるの?

ん?

ミレさんはその間寝てます

まあ、この子ったら

起きてることもあるわよ

4人は笑います。

***

スジェは酔っぱらってジョンフを連れて家に帰って来ました。

我が家へようこそ! 僕の部屋はこっちだ

静かにしろよ 

気にするな

二人がふらついているとギョンエが部屋から出てきました。

スジェ、帰ったの

やあ、母さん!

あら、あなた・・

突然すみません スジェが家に呼ぶもので

二人共酔ってるわね

母さん、僕はこいつより4か月も先に生まれたんだ もう寝るよ ついてこい

おやすみなさい

二人は部屋に入ります。

***

ギョンエは部屋に戻りました。先に寝ていたミノが訊ねます。

スジェが帰って来たのか?

あなたの甥も一緒よ ジョンウンさんの息子 何親等になるのかしら

え?

ミノは起きようとします。

ゆっくりしていくように言わないと

気にしなくても二人共相当酔ってる  

ミノは笑います。

本当に不思議な縁だな

それもそうね お義父さんも喜ぶでしょ 孫だもの

そうだな

***

朝になってジョンフは慌てます。

なんでここにいる?

ジョンフはスジェを起こします。

起きろよ 僕は帰る 

じゃあな

ジョンフは目を覚まさないスジェを叩きます。

おい、みんながまだ寝てるか見てきてくれ

うるさいな

早く見てきて

わかったよ!

スジェは部屋を出ていきます。そしてすぐに帰って来ました。

もう起きてる

ああ! どうしよう・・

ジョンフは困惑します。

すると部屋の外からミノが呼びました。

スジェ、ジョンフは起きたのか?

***

ジョンフは居間にいるミノとギョンチョルにスジェと挨拶にいきます。

おはようございます

ああ、ジョンフか

二人は立ち上がりました。

私に会いに来たのか

ギョンチョルは聞きました。

ああ! そうです 遅くに来てすみません 

気にしなくていい スジェの友達もよく泊まりに来てたよ おじいちゃんの家だから遠慮するな 

ミノが笑います。

そうだ いつでも遊びに来い

はい でも今日はこれで帰ります

どうして? ご飯を食べていけ

ミノは勧めました。

ああ、お気遣いなく 仕事があるので それに母はここにいるのを知らないので心配してるかと

そうか それなら早く帰らないとな

ギョンチョルが頷きます。

また改めて遊びに来ます

ギョンエ、ジョンフが帰るぞ

ギョンエが台所から出てきてジョンフに言いました。

あら、朝食を食べていって

また遊びに来た時にでも

そう わかったわ

じゃあお邪魔しました 

外まで送って来る

ジョンフはスジェに見送られ帰りました。

***

ミレの部屋で目を覚ましたヒョンジェはミレの寝顔を眺めてから階下に降ります。

おはようございます お義母さん

ヒョンジェは朝食の準備をしているスジョンに挨拶しました。

あら、おはよう 早いのね

手伝うことはありませんか

平気よ 散歩でもしてきたら 気持ちがいいわよ

いえ僕は一緒に朝食の準備をしたいです なにかできることはありませんか?

あとはチャプチェを作るんだけど

じゃあ僕が作ります 冷蔵庫を開けても?

ヒョンジェはスジョンに聞きました。

***

目が覚めたミレは部屋にいないヒョンジェを探します。

どこにいるの?

ミレはジョンジャやジンホンにヒョンジェを見ていないか訊ねます。二人が首を振っているとヒョンジェがミレ達を呼びました。

ここですよ

三人がキッチンに行くとスジョンとヒョンジェが仲良く食事を作っていました。

ヒョンジェ君、そこは僕の場所だぞ

すみません

ヒョンジェはスジョンから離れます。

ヒョンジェさんの方がお似合いね

ジョンジャが二人を見て言いました。

母さん、それは違うだろ

ジンホンが嘆いているとジョンフが帰って来ました。

ただいま

ジョンフ、みんなキッチンにいるぞ

ジンホンに呼ばれてキッチンに来たジョンフはヒョンジェを見て驚きます。

義兄さんだ 僕はおじいちゃんの家に行ってきた

僕の実家に?

はい スジェと酔いつぶれて寝ちゃいました

まあ、人様の家に夜遅くになんて

スジョンが叱ります。

でもジョンフのおじいちゃんの家なんだから で、どっちが上だったの? 確認したんでしょ

ジョンジャが孫に訊ねます。

やめておけば良かった 誕生日は僕が遅かった

ジョンフはむくれます。

それはどうしようもないな

皆はジョンフの話に大笑いします。

***

ヒョンジェは事務所に出勤するとユナの家族が来ることをソンスに伝えます。その時ヘジュンが事務所にやってきました。

チェ課長、今日の会議は午後になったとイ弁護士に伝えて

ヘジュンはヒョンジェを無視してソンスに言うとオフィスに入ってしまいます。

なんだ? 目の前にいるのに ”今日の会議は午後に変更”だそうですよ

ソンスはヒョンジェに伝えます。

”わかった”と伝えてくれ

ヒョンジェもソンスに言うとオフィスに入ります。

何があったんだ?

ソンスは戸惑いながらヘジュンのオフィスのドアをノックしました。

どうぞ

代表、”わかった”とのことでした

そう

ソンスはドアを閉めます。 

何よ ヒョンジェ、折れないつもりなの?

***

あの二人は何をやってる 僕を巻き込まないでくれよ

ソンスが苛ついているとユナたちが事務所に来ました。

ああ、ヒョンジェさんとの約束ですね ご案内します

ソンスはヒョンジェを呼びました。

***

ヒョンジェはユナたちと話します。

その女性とはマッチングアプリで知り合ったんですね

ワンジュは頷きます。

既婚者だなんて知りませんでした 若く見えましたし

つまり独身だと思っていたんですね

はい 既婚者なら会いませんでした

相手の人の言動に既婚者だと疑わせるものありませんでしたか?

”家に帰っても誰もいないから寂しい”と言ってました メッセージを見ますか?

はい、見せてください やり取りはそのアプリだけですか

そうです

ヒョンジェはワンジュから携帯を受け取ります。

拝見します 通話内容は自動で録音されますか

はい

それも証拠になりそうですね 

ヒョンジェはメッセージを見て言いました。

これなら既婚者だと知らなかった証拠として十分です この証拠があれば相手の女性に損害賠償請求ができますよ 既婚の事実を隠したので

本当に? 息子に全責任があるわけではないんですね

母親は喜びます。

はい、最近はよくあるんです アプリでは素性を簡単に偽れますから ではまずは相手に内容証明を送りましょう そうすれば相手も下手に動けません

ありがとうございます!

ワンジュと母親は安堵します。

店で騒ぎを起こしたことも補償を受けられますがどうしますか?

そこまでは望んでません 息子にも責任がありますから 穏便に済ませたいです

わかりました

ヒョンジェは頷きます。

ドラマ(第54~56話)の感想

ついにおめでたで幸せいっぱいのヘジュンとユンジェですが、妊娠でイライラの募るヘジュンは気が強くて弁達者なヒョンジェとぶつかってしまいます。でもまあこの二人が対立しても、もともと息が合って一緒に仕事をしてるんだからヘジュンのおめでたがわかればすぐ仲直りするでしょうね♥。

終盤になってユナとジョンフはこのまま恋人になるのかな、スジェは可愛そうに・・と思っていましたがやっぱり元の鞘に収まりそうなスジェとユナの様子です。上の兄たちのようにこの二人も幸せになって欲しいな!

コメント

Optimized by Optimole
Verified by MonsterInsights