韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由~」第十五週でヒョンジェはスジョンのために移植手術を決断する!その第62、63話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。今回は韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい」(第62、63話)について書きたいと思います。

ギョンチョルは娘スジョンが癌だと知り激しいショックを受ける

テレ東で平日月~金曜 朝8時15分から放送中

キャストとこれまでの話

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ドラマ(第62、63話)のあらすじ(ネタバレ)

【第62話】

ミレ(ペ・ダビン)ジンホンに連れられて家に帰ります。

連絡をくれたら僕が迎えに行ったのに 具合が悪いのか

ヒョンジェ(ユン・シユン)はミレを気遣います。

とにかく休みなさい

ジンホンに言われてミレは部屋に行きました。

ヒョンジェ君、ミレのことを頼んだぞ

ジンホンは帰ろうとしますがヒョンジェは義父を引き止めます。

座って少し休んでいってください

***

ミレ、何かあったのか

ヒョンジェは部屋にいるミレに聞きます。ミレは目を潤ませて明かしました。

母さんが病気だって

ミレは涙を流します。

***

ヒョンジェはジンホンにお茶を出して訊ねます。

お母さんは何の病気ですか

ジンホンは重いため息をついて言いました。

肝臓癌だ

ヒョンジェは驚いてジンホンを見つめます。

生体肝移植が必要で僕かジョンフが提供しようとしたが適合しなかった

そんな・・

***

母さんとのことで僕と別れたのか

スジェ(ソ・ボムジュン)ユナ(チェ・イェビン)に問います。

それだけが理由じゃないよ

僕はダメな男だった でももうあの頃の僕とは違うんだ 少しずつでも成長してるつもりだ

ダメだったのはお互い様でしょ 私も変わったの もう詐欺の話に乗ったりしない

他のことは変わってもお前への気持ちは変わらない 

スジェはユナを見つめます。

無理にとは言わない でも真剣に考えてくれ

スジェ・・

***

スジョンギョンチョルミノ夫婦を家に招待したいとジョンジャに言います。

お父さんに私の手料理を食べて貰いたいんです

それは私もいなきゃいけないってこと?

ジョンジャは慌てます。

お義父様は何も知らないから招待されて嬉しいだろうけど・・私はいつも通りにできそうもないわ

ジョンジャとは困ってスジョンを見ます。

***

ミレはベッドに横になっていました。

お義父さんは帰ったよ

そう

ミレは起き上がろうとしてお腹をおさえます。

痛いのか

大丈夫

お義母さんはどうしてる

いつも通りよ 私を心配して病気のことを黙ってた 私なら血液型も一緒だから提供できるのに ・・何も出来ないなんて

ミレは悔しがります。

***

朝になりヒョンジェはミレを朝食に呼びます。

食欲がない

トゥントゥンのために食べないと

・・そうね 食べる

二人は食事します。

***

ギョンチョルは”スジョンから家に招待された”とミノたちに伝えます。

ジョンウンが手料理を振る舞いたいそうだ

どうしてですか

ギョンエは不思議そうです。

前にギョンエさんが作ってくれたからそのお返しじゃないかな

なにか他に理由があるのでは?

ミノは言います。

昨日も様子が変だったし

変って?

以前のことを謝られたり頼み事をされたんだ

何を頼まれたんだ?

”お父さんを頼む”と言われました

それは別に一緒に住んでるから言っただけじゃないの?

そうだよ お前と親しくなりたかったんだ

そうですかねえ・・

二人に言われてもミノは怪訝そうです。

***

ジンホンのオフィスにミノは電話します。

お義兄さん、どうも こんにちは

家に招待してくれてありがとう

それでわざわざ電話まで・・

昨日スジョンに会ったよ 様子が変だったが何かあったのか?

え…

暫く旅行でもするのか? ”お父さんを頼む”と言ってたが・・

お義兄さん・・

ジンホンは堪えきれず泣き出します。

・・何があった?

スジョンが・・

ジンホンはミノにスジョンの病気を告げました。

***

ヒョンジェは事務所でヘジュン(シン・ドンミ)にスジョンの話をします。

ミレさんのお母さんはまだお若いのに

移植のためのドナーを探してるんだ

家族でなければ難しいでしょ

婿も家族だろ 僕も適合検査をする

ヒョンジェはヘジュンに言います。

***

ミレが実家に行くとスジョンは甘酒を作っていました。

もう甘酒作るのは止したら?

いつも通りにしたいの 仕事は終わったの?

仕事を減らすわ

母さんはあなたにもいつも通りに過ごして欲しい

母さんが病気なのに無理に決まってる

子供の邪魔をする親にはなりたくないの 母さんを思うなら私が安心できるように強くなって

母さん・・

仕事を頑張って 母さんはまだ大丈夫よ

***

ヒョンジェはジンホンの会社を訪れます。

ああ 来たか

オフィスに来たヒョンジェにジンホンは言いました。

まあかけて 今お茶をいれる

先に用件を話します 僕もドナー検査を受けます

ヒョンジェ君・・

適合すれは提供したいと思います

ジンホンはためらってから微笑みます。

ありがとう

僕も家族ですから

ミレには話したのか?

まだ話してません

ジンホンは黙ってヒョンジェの手を握ります。

***

ユンジェ(オ・ミンソク)は実家にケーキを持って訪れます。ギョンエが迎えると母親にお金を渡しました。

ヒョンジェがホテルの宿泊券をあげたなら僕は海外旅行をさせてあげるよ

そんなことをしてくれなくても孫は見るつもりだったわ ヘジュンは母親がいないし共働きなんだから私が見ないとね ミレには母親がいるんだから

さすが僕の母さんだな

二人が話しているとギョンチョルとギョンスンがヨガから帰って来ました。

おじいちゃん

ユンジェ、久しぶりだな まあ座りなさい

四人はテーブルに着きます。

兄さん、早くジョンジャさんに電話してみてよ

電話ならお前がすればいいだろう

何故ヨガ教室に来ないのか兄さんは気にならないの?

じゃあジョンウンの家に行った時に話を聞いておくよ

あちらのおばあ様のことですか?

ギョンエがギョンスンに訊ねます。

ええ、きっと何か問題が起きたのよ

ジョンウンは何も言ってなかったぞ

何もないならいいけど あら、これは何?

母さんの小遣いです

ユンジェが言いました。

まあ、ユンジェも大人になったのね

お前はどうだ マンリはお小遣いをくれるのか?

兄さん、マンリにそんなお金があるわけないでしょ 呆れる!

ギョンスンは兄を怒ります。

***

スジェは社長に呼ばれます。

お話ってなんですか

仕事を頑張っている君に提案があるんだ

なんですか

スマイルクリーニング2号店を出店する! そこを君に任せたいと思ってるんだがやってみないか

スジェはびっくりします。

考えてみます

スジェはユナに報告しようと店へ走りました。

***

店は定休日でユナと先輩は配達のお菓子を詰めていました。スジェは店に入ります。

今日は定休日ですけど・・あら、スジェ

先輩は驚きます。

どうしたの?

吉報を伝えたい人がここにいるから来た

スジェはユナを見ます。

ギザな台詞ね ということはヨリを戻したの?

先輩の言葉にユナは俯きます。

僕は伝えてある ”ヨリを戻したい”って

イ・スジェ、なかなかやるじゃない

先輩は笑いました。

やめてよ 先輩

ユナが止めました。

あとはあなたの気持ち次第ね 席を外そうか

いや、僕は行くよ ユナに無理強いはしたくない でも会いたい時は会いに来るよ

スジェは帰って行きました。

やだ 私までときめいちゃった ユナはどうするの?

先輩は聞きます。

分からない ヨリを戻していいのか・・

ユナは困り顔です。

***

帰宅したジョンフはスジョンのいるキッチンに来ます。

早かったのね 仕事は終わったの?

スジョンは夕食の支度をしながら言いました。

手早く終わらせて来た

じゃあ母さんを手伝って

いいよ

ジョンフはキッチンカウンターに来てスジョンに抱きつきました。

手伝って欲しいことがあれば何でも僕に言って

ありがとう・・

***

ヒョンジェは家に帰るとミレにスジョンの具合を訊ねます。

私の前では平気なふりをしてる

ミレはご飯を食べたの? 子供のためにもちゃんと食べないと

大丈夫 心配しないで 事務所にいなかったけどうちの父さんのところへ行ってたの?

ああ、お義父さんに会ってドナー検査をすると話してきたんだ

・・父さんはなんて?

お礼を言われたよ

ミレはヒョンジェを見つめます。

ありがとう

妊娠してなければ君が移植してただろ? 僕だって家族だ

ヒョンジェはミレの手を握ります。

***

ギョンチョルたちが家に来る日、ジョンジャはこっそり逃げ出そうとしますがジンホンに止められます。

母さんもいなくちゃ駄目だ

ジンホンはジョンジャを部屋に入れてスジョンのいるキッチンに来ます。

お義母さんを無理に引き止めなくていいわ 好きにさせてあげたら

スジョンは料理の支度をしながら言いました。

でも最近ヨガ教室にも行ってないしお義父さんに言い訳ができない

事情を知ってるから食事を楽しめないわ 気の毒よ

実は・・お義兄さんに君のことを話した

え? どうして?

スジョンは驚きます。

黙っててって言ったでしょ!

そうはできなかった お義兄さんから電話があって君の様子を聞かれたんだ

どうしよう・・

スジョンは動揺します。

***

ギョンエたちは渋滞を避けて早めにヒョン家に向かいました。ギョンチョルから貰ったブレスレットをつけたギョンエはご機嫌です。

母さん、笑顔でいてくれ

ヒョン家ではジンホンが懸命にジョンジャをなだめていました。そして三人が到着するとさすがにジョンジャも笑顔でギョンチョル達を迎えました。

さあ、お座りください

ギョンチョル達はリビングで料理の支度が整うのを待ちます。

最近ヨガ教室にお見えになりませんね

ええ、ちょっと忙しくて行けなかったんです

ジョンジャはギョンチョルに笑いました。

支度ができましたよ

ギョンエがキッチンから呼びました。

すみません、私は朝食を食べすぎて胃もたれしてるので後で食べますよ

母さん・・

ジンホンが苛立ちます。

先に食べていてください 気になさらないで

ジョンジャはキッチンへギョンチョル達を促しました。

***

釜飯をどうぞ あわびとちりめんじゃこを入れました

美味しそうだな

本当に料理上手なんですね

ギョンエが感心します。

どうぞ、食べてください

生きているうちに娘の手料理を食べられる日が来るとは 

ギョンチョルは喜びます。

***

食事が終わるとジンホンはジョンジャを呼びに行きました。

食事が終わったから出てきてくれ みんなでお茶を飲むんだ それくらいは顔を出してくれよ

わかったわ

ジョンジャは仕方なく頷きます。

***

食事は口に合いましたか

ジョンジャはお茶を飲みながらギョンチョルとギョンエに聞きました。スジョンとミノは別に話をしているようでした。

はい 自分の娘ですが料理の腕がいいですね

スジョンは料理上手なんです

ジョンジャは笑顔で答えます。

家の中が明るい雰囲気で素敵ですね

ギョンエがインテリアを褒めました。

妻が内装にはかなり気を遣ったので

ジンホン、他の部屋も案内してあげたらどう?

え? そうしましょうか

三人は立ち上がります。

***

ミノとスジョンは二階で話をしていました。

”お父さんを頼む”と言った日に病気を知ったのか?

ミノは妹に訊ねました。

あの日は夫と息子がドナー検査をして移植に不適合”と言われた日でした

スジョンはミノに話しました。

***

ジンホンはギョンチョルたちに自分達夫婦の部屋を見学させると二階に案内しました。三人が階段を上がっているとミノ達の話す声が聞こえました。

お父さんにも言うべきじゃないか

お父さんには最後まで言いたくないんです お父さんは私が癌だと知ったら悲しむ・・ そんな姿を見たくありません

スジョンの話を聞いたギョンチョルは耳を疑います。

(癌だと? ジョンウンが??)

ギョンチョルは顔色を変えます。

***

スジョン!

ジンホンが慌てて妻の所へ走りました。

お父さん?

ギョンチョルはスジョンに歩み寄りました。

お前・・今、癌と言ったか?

ギョンチョルは娘を見つめます。

聞き間違いだよな 年を取ると耳が悪くなる

ギョンチョルはミノを見ました。

ミノ、ジョンウンと何を話してたんだ? なんとか言いなさい

すみません・・

スジョンはギョンチョルに言いました。

なんで謝るんだ お前は本当に癌なのか? 違うだろ?

お父さん・・

スジョンは堪えきれずに泣き出します。ギョンチョルはショックで倒れそうになりました。

お父さん、大丈夫ですか?

しっかりしてください

ミノとギョンエがギョンチョルを支えました。

ジョンウン、嘘だよな 嘘だと言ってくれ

ギョンチョルは涙声になります。

お父さん、大丈夫です 私は元気でしょ

母親と同じ病気なのか?

スジョンは頷きます。

ああ・・!

ギョンチョルは声をあげて泣き始めました。

お父さん、心配しないで 移植手術を受けるんです 夫と息子がドナーになってくれました 病気は治るんですよ

スジョンは必死でギョンチョルに訴えます。

***

ミノとギョンエはギョンチョルを家に連れて帰りました。ギョンチョルは自分の部屋で座り込みます。

お父さん、大丈夫ですか?

移植すれば助かるのか

そうです

いつ移植するんだ?

すぐにできるでしょう

だったら良かった

ギョンチョルは何度も頷きます。

***

ヒョンジェは病院でドナー検査を受けます。ヘジュンと食事をしに事務所に来たユンジェはヒョンジェの姿が見えないとヘジュンに言いました。

君は母さんがコボンの子守をするってあいつに言ったの

まだよ でもミレさんのお母さんは病気だからコボンだけを見てもらうわけにはいかないわ

そうだよな 保育園を探してみよう

そうね

ヘジュンは同意します。

***

スジョンを心配して移植のことばかり気にかけるギョンチョル。ミノはやむを得ずギョンチョルに本当のことを明かします。

ジンホンもジョンフも検査の結果移植手術に肝臓が適合しなかったそうです

なんだと? それじゃあどうする?

待つしかありません

じゃあ私の肝臓をやる 絶対に死なせるもんか!

お父さんの年齢では移植は無理なんです

駄目だ! あの子を死なせるわけにはいかない

お父さん、冷静になって下さい

父親のくせに娘の病気に気づけなかったとは・・!

泣き出したギョンチョルはそのまま意識を失います。

お父さん、どうしました? ギョンエ! 救急車だ!!

ミノは叫びました。

【第63話】

スジョンの病気で悩むジョンフはユナの顔を見ようと仕事帰りの道で待ちます。

ジョンフさん

ジョンフを見つけたユナは声をかけました。

いつからここにいるの?

少し前から

ずっと待ってたの? 連絡すればいいのに

待ちたかったんだ 待ってたら待ってる人のことだけ考えられる

・・何かあったの?

ジョンフは嗚咽し始めます。

辛いんだ

ユナは思わずジョンフの肩に手を置きました。

すごく辛くて・・

そこへスジェが来て二人を見てしまいます。ユナは狼狽えてスジェを見つめました。

***

スジェとジョンフはユナの家でお茶を飲みます。

母さんが病気になるなんて思わなかった

うちもショックを受けてた 特におじいちゃんがひどい 移植ができることが唯一の希望みたい

スジェが話しているとヒョンジェから電話が来ました。

兄さん、どうしたの?

スジェ、家にいるのか? 母さんも父さんも電話に出ないんだ

わかった 僕が電話してみる

***

ミノとギョンエは病院に運ばれるギョンチョルに付き添っていました。二人がベッドで寝ているギョンチョルを見つめているとスジェから電話が来ました。

母さん、どこにいるの

病院よ

ギョンエから理由を聞いたスジェはジョンフとユナの家を出ます。

お前は家に電話しろ

そうだな

ジョンフはスジョンに電話しました。

***

点滴でよくなるはずです

医者から告げられミノとギョンエは安心します。そこへジョンフから知らせを受けたスジョンとジンホンが駆けつけました。

お父さんの具合は?

安静にしてる 移植できないと知ってショックを受けたんだ

ミノは妹に言いました。

お父さん・・

スジョンは父親の手を握ります。するとギョンチョルが目を覚ましました。そしてスジョンを見ると涙を流します。 

お父さん、泣かないで下さい

スジョンは父親の涙を拭います。

泣かないで・・

***

ギョンチョルが倒れたと聞いてユンジェ夫婦、ヒョンジェ夫婦が家にやってきます。ギョンチョルが病院から帰って来ると孫たち三人が心配してギョンチョルを囲みました。

驚かせてすまないな もう大丈夫だ

気にしないでいいよ おじいちゃん

お父さん、ゆっくり休んで下さい

寝たほうがいいよ

皆の言葉にギョンチョルは頷きます。

***

僕もドナー検査を受けようかな

兄弟三人で話しながらスジェが言いました。

ただ黙って見てたら駄目な気がするんだ

もし検査して適合したら親戚でも提供できるのか? 家族と親族は可能だったはずだけど

ユンジェがヒョンジェに聞きました。

親戚もできるけど書類がややこしいからやるのは難しいよ

でも不可能ではないんだな それなら僕らも検査を受けようか

二人は受けなくていい 僕が受けたから

もう受けたのか

今は結果待ちだ 婿も家族だよ

***

ヘジュンはユンジェの実家からの帰リの車でユンジェに聞きました。

兄弟で何を話してたの?

スジェがドナー検査を受けようかって言ってたんだ

ユンジェは運転しながら話します。

スジェさんが?

でもヒョンジェが自分が受けたから僕らは受けなくていい”って

”受けなくていい”? 受ける気だったの?

ヘジュンは驚きます。

いや、もしドナーがいなかったら僕も検査くらいはしようかと

そんなのダメでしょ! 適合したらどうするの? 提供しなきゃ恨まれるわ 

考えてみただけだ

あなたはもう独り身じゃない 私とコボンはどうなるのよ ミレさんたちはやるせない気持ちだと思うけどドナーだって手術をするのよ

なあ・・ヘジュン 

大袈裟かもしれないけど私はあなたがいないとダメなの 危険なことはしてほしくない

ヘジュンは話します。

***

ギョンエは台所のテーブルを拭いていました。

母さん、まだ片付けが終わらないの?

スジェが台所に来て訊ねました。

今、終わった

ギョンエはため息をつきました。

それにしても心配ね

母さん、ヒョンジェ兄さんが検査したから適合すれば移植手術ができるよ

ギョンエは目を見張ります。

どういうこと? ヒョンジェがドナー検査を??

そうみたいだけど? 僕は母さんの気持ちが軽くなるかと思って言ったんだけど

なんで私達に相談もなく決めるのよ!

どうした?

ミノが台所に来ました。

今信じられない話を聞いたのよ ヒョンジェがドナー検査を受けたって!

僕も受けるつもりだった

スジェが言いました。

なぜあなた達が出しゃばるのよ! もし私が病気でも子供には移植して欲しくない!!

ギョンエは憤ってミノに聞きます。

あなたはヒョンジェが移植してもいいの? 妹のためなら私の息子はどうなってもいいって言うの??

ギョンエ、そんなわけないだろ? まだ適合するかもわからないんだ

ミノは困惑して話します。

私は絶対に嫌!

ギョンエは部屋に行きます。

***

朝になってミノとギョンエはギョンチョルに食事を持っていきます。

お父さん、起きてください 食事にしましょう

ミノはギョンチョルを助け起こします。

お父さん、お昼にジョンウンが来るそうです 

ジョンウンが?

しっかり食べて元気な姿を見せましょうよ

二人はギョンチョルに食事するように勧めます。

わかったよ 水だけ飲んで後で食事をする

ギョンチョルはマグカップを取りました。

***

お父さんは食べないわね もうあなたは仕事に行って ジョンウンさんが来れば食べるかも知れないから

ギョンエ、昨日は一睡もしてないだろ

ミノはテーブルにギョンチョルの食事を置きながら言いました。

目が冴えちゃったの 私が日常のありがたさに気づかず不満ばかり言ってたからこんなことになっちゃったのかしら・・

ギョンエは唇を噛みます。

ヒョンジェにはどうしても移植はさせたくないわ

ミノはどう答えて良いのかわからず戸惑います。

***

ヒョンジェは病院にドナー検査の結果を聞きに行きます。

患者と血液型も同じで移植は可能です

医師はヒョンジェに言いました。

そうですか では今後どのように進めますか?

他に異常はないので決めたらすぐに手術はできますよ ご家族は同意していますか?

え・・

ヒョンジェは答えに迷います。

***

ヒョンジェはミレのオフィスに行きました。

ヒョンジェさん・・

ヒョンジェはミレの座るテーブルに着きました。

移植できるって

ミレはヒョンジェを見つめます。

手術の日を決めよう いつがいい?

ヒョンジェさん!

ミレは目を潤ませます。

勿論僕だって人間だから少しは悩んだよ でも考え過ぎずに行動しようと思う

私は複雑だわ 母さんを思うと辛い でもヒョンジェさんが・・

僕が選択して決めたことだ 君はただそばで見守っていてくれ

ヒョンジェは笑います。

***

ヒョンジェは事務所に行くとヘジュンに移植手術をすることを話します。

手術したら三か月くらい通常業務をこなせない だから穴埋めを頼みたい

勿論仕事は何とでもするけど・・ご両親には話したの?

ヘジュンは訊ねます。

まだしてない

反対するんじゃないかしら

ヒョンジェは暫く考えます。

・・そうかもな

ヒョンジェは膝を叩きました。

でも一度決めたら進むしかないんだ

***

ヒョンジェはミノに電話します。

移植手術をすることにした

検査の結果が出たのか?

ああ

家に来なさい 母さんと父さんから話がある

わかった

ジョンウンには伝えたのか?

ミレが話したと思う

・・そうか

ミノは電話を切ると頭を抱えます。

***

スジェは社長から”2号店を任せたい”と言われたとギョンチョルに話します。

僕は本当に嬉しいんだけど悲しんでる人たちに申し訳ないから祝って貰っちゃダメだと思う

スジェ、良かったな おめでとう

ギョンチョルは笑顔で孫に言います。

ユナとのこともやり直したいと思ってる ユナはおじいちゃんのことを心配してたよ

スジェの話を聞いて私も元気が出てきた 私は悲しいがお前の幸せを見ると頑張れる

じゃあ食事も食べられるね

わかったよ

ギョンチョルはスジェに勧められて食事します。

***

スジェはギョンチョルが元気になったのを伝えにユナの所へ行きます。

それは良かった

ユナが喜んでいると母親から電話が来ました。

ユナ、お休みはいつなの?

今日だけど?

なら家に来て お世話になった弁護士さんにお礼したいの 梅シロップと蟹の醤油漬けを贈りたい

配達で送ればいいのに 私が取りに行くの?

蟹は今日中に渡さないと 今日来てね

わかったわよ

ユナは電話を切るとスジェに笑います。

母さんがイ弁護士にお礼をしたいから今日料理を取りに来い”って言うのよ

今から取りに行くの?

うん お兄さんに我が家は救われたの

わかった お供してやるよ

二人はユナの家に向かいました。

***

ユナは母親の店に行くとスジェを母親に紹介します。

彼はイ弁護士の弟なの スジェさんが弁護士さんに話してくれたの

まあ・・それはありがとう

母親はスジェに礼を言います。

***

スジョンがジンホンとイ家を訪ねてきました。

いらっしゃい

お義姉さん、お父さんの具合は?

だいぶ良くなって食事もしてます

ジョンウン、来たか

ギョンチョルが部屋から出てきました。

ジンホン、付き添ってくれてありがとう

当たり前のことですよ お義父さん

お父さん・・

スジョンはギョンチョルに微笑みます。

***

ギョンチョルは部屋でスジョンと話します。

一緒に食事をした時も写真を撮った時も病気のことを知りながら黙ってたのか?

スジョンは俯きます。

お前が一人で全てを抱え込む気なら再会した意味がない

すみません

謝らなくていいよ でも親より先に子が逝くことは絶対にあってはならないことだ

後悔しています もっと早くお父さんを探していれば、毎年健康診断も受けてこんなことにはならなかった

過ぎたことを言っても仕方ないだろう 振り返らずに今のことだけ考えろ まだ終わったわけじゃない 最後まで諦めないとお父さんと約束しよう

ギョンチョルは小指を差し出します。スジョンは指切りをしながら涙を流しました。

***

スジョンとギョンチョルが家に戻るとミレが来ていました。

母さん、機嫌が良さそうね

母さんはお義父さんに会うと子供になるんだ

ジンホンが言います。

そんなことないわ ミレは夕飯を食べていく?

うん、ヒョンジェさんも来るの

そう、じゃあ夕飯は何にしよう

夕飯は僕が作るから君は何もしなくていい

あら、一緒に作るわよ

スジョンは着替えに部屋に行きます。

父さん、ヒョンジェさんの検査結果が出た

どうだった?

ジンホンは緊張して訊ねます。

***

スジョンが着替えようとしているとジンホンが部屋に入って来ました。

スジョン、もう大丈夫だ

何が

ヒョンジェが移植してくれる

それはどういうこと?

実はヒョンジェも検査を受けていたんだ

スジョンは驚愕します。

ヒョンジェさんに貰うなんて・・そんなことできるわけない!

***

スジョンは夕食の後でヒョンジェと話します。

ありがとう ヒョンジェさん、ドナー検査をして移植手術を決めてくれたそうね でも私は移植センターからの連絡を待つわ

お義母さん

ヒョンジェとミレは顔を見合わせます。 

生きていたいから移植を受けたい気持ちはあるの でもね、もうすぐ赤ちゃんが生まれるのよ 手術にはリスクが伴う 義理の息子に危険を負わせるなんてとてもできない

ジンホンがスジョンの手を握ります。ヒョンジェとミレは何も言えずに項垂れました。

***

お義母さんは説得するよ とりあえず今日は帰ろう

ヒョンジェがミレに話しているとギョンエから電話が来ました。

父さんが電話しないから私がした

ヒョンジェが移植手術を受けると聞いたギョンエは怒りに燃えていました。

親を無視していいと思ってるの?

あとでいくよ

ヒョンジェは電話を切ると息を吐きました。

何かあったの? おじいちゃんの具合が悪くなった?

ミレが聞きました。

違うよ 心配するな それよりジョンフはいつ戻る? 君のことを家まで送って欲しいって頼みたいんだ

ヒョンジェはミレに話しました。

ドラマ(第62、63話)の感想

やっぱりヒョンジェは「家族のお助けマン」でしたね。ミレとつき合い始めの頃自分のことをそんな風にヒョンジェが言っていたことを思い出します。それでもギョンエ達親からすれば健康な息子の体にメスが入るのは耐えがたい。それは親として当然の気持ちです。スジョンも子を持つ親だからそんなミノ達両親の気持ちが痛いほどわかる。だからヒョンジェから肝臓の提供を受けるなんて到底出来ないのです。

それでもギョンチョルやヒョン家の悲しみを思えばやるせない思いが募る・・このまま手術を行わないわけにはいかないんでしょうね。度々ヒョンジェのジョギングシーンがありましたが、他の誰よりも健康なヒョンジェならきっと手術も成功するはず。ヒョンジェ、頑張れ!!

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