韓国ドラマ「二番めの夫」第18週で再起を目指すジェギョンはソナに断罪される!加えて第87から89話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。

今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第18週(第87~89話)について書きたいと思います。

ソナはついにジェギョンを逮捕に追い込むだけの証拠を手に入れる

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中

◆このドラマのキャスト/これまでの物語

キャスト

<第1~4話>  <第5・6話> 

<第7~9話>  <第10・11話>  

<第12~14話>  <第15・16話>

第17~19話  <第20・21話>

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<第27~29話> <第30・31話>

<第32~34話>  <第35・36話>

<第37~39話> <第40・41話>

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<第47~49話> <第50・51話>

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<第72~74話> <第75・76話>

<第77~79話> <第80・81話>

<第82~84話> <第85・86話>

◆ドラマ「二番目の夫」第18週(第87~89話)のあらすじ(ネタバレ)

87話

ソジュンジェミン(チャ・スウォン)が弟だと聞くと驚きます。

お前が本当にソヒョンなのか?

そうだよ  兄さん

兄弟は抱き合います。

弟がこんなに近くにいたとは

先輩が実の兄で嬉しいよ

ボクスンは息子たちを嬉しそうにながめます。

***

ヘランは一人ユン家に帰宅しました。ボクスンの語ったことが頭から離れませんでした。

どうすればいいの?  私の復讐心のせいで一つの家庭が壊れていた    過ちをどう償えば

ヘランは後悔の涙を流します。

***

さあ、食べて

ボクスンはソナ(オム・ヒョンギョン)や息子たちの前に果物を置きます。そしてジェミンに言いました。

ソヒョンに会えたなんてまだ夢みたい   寝たら覚めそうで怖いわ

夢じゃないから安心して   母さん

ジェミンは母親に笑います。

そうね   どうぞ、 ソヒョン

ボクスンは葡萄一粒をジェミンに食べさせました。

じゃあ母さんも 

ジェミンもボクスンに葡萄を食べさせます。

ここにも息子がいるぞ

ソジュンが言ったのでボクスンは笑いながら葡萄をソジュンにも食べさせました。

母さん、願いが叶ったな

ソジュンは葡萄を食べながら言います。

おばさん、私もいます

そうね   私のソナ

ボクスンはソナにも葡萄を食べさせました。

みんな食べてね

***

ユンは部屋で猟銃を掃除していました。ヘランが入ってきて顔色を変えます。

何故銃なんか

ユンは笑いながら言いました。

狩猟期だろ?  こうして銃を磨いていると考えも整理出来てストレス解消になる

私がいる時は触らないで   ゾッとする

弾は入ってない   届けも出さないと   ・・ジェミンは?

ああ、電話したら友達の家でパーティーがあると

そうか

ユンは銃を置きながら話します。

トド社のパク代表だが長男と絶縁したらしい

そうなの?  もしや会社の跡目争いで仲違いを?

長男が父親の裏帳簿を盗んで脅したらしい   自分を会長にしないと世間にバラすと 

ヘランはギョッとしてユンを見ました。

我が子も信じられん    息子が父親を裏切るとは

ユンは銃を撃つマネをしました。

(なんなの?  ジェミンへの警告のために私に聞かせてる?)

***

母さんのあんな笑顔はソジョンの他界後は久しぶりだ  

ソジュンとジェミンは韓屋の店で話します。

さっき母さんから父と姉の話は聞いたよ   みんな俺のせいで・・

違うさ   オム・チュンジャが悪い  

ソジュンは言います。

兄さんに申し訳ない   ソナさんは兄さんが先に見つけた

ジェミンの言葉にソジュンは笑います。

やめろ、 恥ずかしい   俺とソナが結ばれるのを望んでたか

うん   彼女を他の男に渡すのは辛かった    でも兄さんならと

お前が譲っても成就しなかった

何故?

お前の方がふさわしいと思ったはず    それに実はお前を失いそうで怖かった

ワア!   俺のことが大好きだったんだな 

ソジュンは嬉しそうに微笑みました。

お前たちを心から祝福できそうで良かった

ありがとう   兄さん

ジェミンはソジュンに感謝します。

***

ヘランはジェミンのオフィスに寄りました。

ワイシャツと下着を持って来たわ

ヘランは手提げをジェミンに渡します。

昨日はたくさん話せた?

うん、母さんのおかげだ

ジェミンは優しく笑います。

ジェミン・・  私が犯した過ちをどう謝罪すればいいのかしら

母さん   韓屋の母も事情を知ってる   恨んだりしないよ

ジェミン、あなたは私を憎くないの?   私のせいで産みの母は苦しんだし実の父親はあなたを探して亡くなった   私が一つの家庭をめちゃくちゃにしたの

ヘランは目を潤ませます。

俺からキチンと話すよ  それより俺が実の子でないと父さんに知られるのが心配だ

そうね   ジェギョンの時よりショックを受ける   それとあなたが裏帳簿を盗まないように警告されたわ

そうなのか?

***

ジェギョン(オ・スンア)はご機嫌で出版社と電話していました。

私の自伝はベストセラーになりますよ   大々的に宣伝し販売部数を増やします   では

ジェギョンが電話を終えるとスチョルが慌ててオフィスに来ました。

ジェギョン、ウ・ドンスが現れた   会社付近で動画配信してる

スチョルは携帯をジェギョンに見せます。

静かに隠れて暮らす約束なのに   会社付近の交差点だわ   何故こんなところで動画配信を?   私を脅してるの?

まさか

スチョル、ウ・ドンスの映像は決定的な証拠よ   ブレスレットどころじゃない

ジェギョンは4年前にドンスと会ったのを思い出します。

ドンスにカフェに呼び出されたジェギョンは聞きました。

防災室の社員が何の用で呼び出しを?

チーム長はナム・ギテクさんを殺しましたね

ドンスは声を潜めて話します。

・・なんて?  デタラメはよして!

意図してなかったけど動画を撮ったんです

映像が?

ドンスはジェギョンに動画を見せました。そこにはジェギョンと揉み合い階段を落ちるギテクが映っていました。

その日8階で携帯ゲームをしてたら争う声が聞こえて撮影したんです

ドンスは言いました。

ウ・ドンスの存在がソナにバレたら困る   ドンスを監視して

わかった

スチョルは出て行きます。

***

会長が裏帳簿を置いたのはジェミンさんを信じてないからよ    罠だったのね

ソナはオフィスでジェミンと話します。

本物の裏帳簿を見つけないと

隠し場所はどこかしら

4年前に防災室のウ・ドンスとキム・ボムソン辞めただろ?

ジェミンはソナに語ります。

うん、だから私はナム事件と関係あると思ってた   それがどうかした?

彼らが見つかりそうだ

ジェミンは笑います。

ウは大金を持ってベトナムに移住したけど最近帰国した   今はSNSで動画配信をしてる

彼に聞けば突然辞めた理由がわかるわね

二人が話しているとソナにサンヒョク(ハン・ギウンからメールが来ました。

***

ソナはサンヒョクと休憩室で話します。サンヒョクは結婚式の式場を予約した、とソナに言いました。

ドレスの試着に行こう

そうね   でも時間がないかも

ソナは携帯を見ながら言います。

他のものは俺が準備したから試着の時間を作ってくれ

そうね   予定を確認して教える

気がなさそうにソナは告げます。

***

サンヒョクはソナがウェディングドレスを試着する日を知らせて来たので出かけました。けれどドレスを試着したソナがジェミンと寄り添いキスしているのをサンヒョクは見てしまいます。

ポン・ソナ!  俺と結婚するはずでは?  何の真似だ?

あなたと結婚?  いつ約束を?   私から結婚しようと言った覚えはない

なんだと?

***

韓屋にもマルジャがたくさんの結納品を運びこみました。手伝いを命じられたサンミは気まずそうに結納品を納めます。

韓屋の奥様、  ソナの目録通りに用意しましたよ   家電製品や大きなものは業者が運んでくれます

いったい何の話ですか?

何の話って結納品ですよ

結納品って?

ソジュンが訊ねます。

まあ、最近は結納品にお金をかけないけど今まで私たちが迷惑をかけたのできちんと用意しました    ご覧ください

マルジャはボクスンを促します。

ソナとサンヒョクは衣装合わせに行きました

戯言はよしてください!

ボクスンはマルジャに怒ります。

ソナはご子息とは結婚しませんよ!!

なんて?

あんな下劣な男と誰が結婚を?  万が一本人たちが望んでも私が反対します

サンミがマルジャを小突きました。

母さん、だから言ったじゃない!  先走ってるって   知らないから!

ならこの結納品をどうすれば?   ソナが息子と結婚すると言うから用意したのに

そこでマルジャはハッとします。

私たちはソナに一杯食わされたの??

人聞きの悪い   ソナは傍観してただけです   出ていって   今度来たら通報しますよ!

ボクスンはマルジャに叫びました。

そんな・・うちの全財産をつぎ込んで準備したのに  いっそ殺してちょうだい!!

マルジャは泣き出します。

***

韓屋に戻ったソナをサンヒョクが追って来ました。

ソナ、どういうことだ?  俺を裏切るなんて信じられない

4年前心変わりしたあなたに私も同じことを聞いたわ 

なに?

どう?  同じことをされてやっとわかった?  あの時の引き裂かれた私の気持ちが

俺に4年前の復讐を?

やられた分やり返しただけ   悔しがらないで

俺を愛してないと?  10年もつきあって裏切るのか?

あなたこそ10年もつきあって息子まで産んだ私を捨てたくせに  覚えといて   あなたへの愛は4年前に冷めた 

ソナは冷たく告げました。

祖母の事件以来あなたは思い出すらない許せない敵よ   私の前から消えて!

ポン・ソナ!

今度は私が捨てる番よ   わかった?

***

サンヒョクが家に帰るとマルジャが結納品に囲まれて泣いていました。

サンヒョク、借金までして用意したのに

ポン・ソナに騙されたんだ

どうすればいいの・・

***

ソナは心配して韓屋に来たジェミンと話します。 

私としてはすごく清々したけど、テヤンを思うと胸が痛いわ

ジェミンは優しくソナを抱きます。

ソナさん、大丈夫だ   テヤンとソナさんは俺が守るよ

ソナはジェミンに抱かれて目を潤ませます。

***

ジェギョンはウ・ドンスの動向を気にします。

勝手に帰国して私の近くをうろつくなんて

特に動きはないから不安になるな    映像の存在も俺たちしか知らない

映像は本当に消したの?

何度も確認したし、ウに脅されたこともない   心配するな

スチョルはジェギョンをなだめます。

***

グムドクの事務所でソナとジェミン、ジナは話し合います。

ウ・ドンスが防災室を辞めたのは何か証拠を手に入れたせいでは?

グムドクは言います。

そうね   だから大金を得て海外に行った

ソナも話します。

ウは”事件当時離席していた”と

ジナが言いました。

ジェギョンと接触のないウをスチョルは念入りに監視している   何かありますね

ジェミンはグムドクに話しかけます。

ジェギョンにとって致命的な映像でも撮ったのかも

ソナは推測しました。

ウを捕まえる?  それか家に押し入ろうか

笑って言うグムドクにジナが提案します。

ううん、目立ちたがりやにはいいやり方がある

***

韓屋の居間でヘランはボクスンに土下座して謝罪します。

理事?  何を・・

申し訳ないと謝ったところで許されないのも分かっています   でも謝ることしかできません   本当に申し訳ありません

ヘランは涙ながらに謝ります。

お立ちください

ボクスンは言いました。そこにソナとジェミンが入って来ます。ジェミンはヘランを立たせようとしました。

母さんはオムの子だと思ったんだろ?

せめて事実がわかった時にあなたの両親を探すべきだった   私はジェミンに情が移って実のご両親にジェミンを奪われたくなかったのかも・・

過ぎたことです   後悔しても仕方ない

ボクスンも流した涙を拭きながら言いました。

ソナが母親を許せなくてもう探さないと言った時、許すことが大切だと慰めていました  でもいざとなると許すのは簡単じゃないですね

ボクスンの言葉にジェミンは立ち上がって母親に話しました。

でもソナさんは結局許した

ジェミンはボクスンの手を取ります。

母さんも最後は許すと分かってる

ジェミンはボクスンを見つめながら続けます。

親の教育がいいと俺を褒めてくれたでしょ

ボクスンは頷きます。

頭では分かってます    ジェミンは愛情を注がれ立派に育ちました

本当に申し訳ありません  

ヘランは頭を下げます。

***

グムドクとジナは内見を装ってウの家を訪れます。

内見の方ですね

ここが売りに出てたので見に来ました

二人はウの部屋に入り、中を見回ります。

もしかして動画配信を?  高価な機材をお使いですね

グムドクがウと話している間にジナは机の端に盗聴器を着けました

”作戦成功

ジナはグムドクに合図します。

***

グムドクたちが帰ると今度はジェギョンとスチョルがウの所へやってきます。

脅迫する気はありません   僕はここが地元なんで帰ってきただけです

ナムの事件の映像はどこにもないのね

前に確認したでしょ?

他から連絡は?

何もありませんよ

スチョルがウの胸ぐらを掴んで脅します。

ウソじゃないな

ウは何度も頷きます。

ジェギョンたちが帰ろうとすると、ウが呼び止めました。

あの、チーム長  チーム長は財閥家の有名人で事件や自殺説など話題に事欠きませんよね

なに?

僕のチャンネルでインタビューさせてください

なんですって?

他は望みません   チーム長が出てくれれば再生回数が伸びるかと

ウの話にジェギョンは呆れます。

***

ソナとジェミンは盗聴器の声を携帯で聞いていました。

ナムの事件の映像って?

ソナはジェギョンたちの話に驚きます。

すごい証拠がわかったな

ジェミンが言いました。

現場の映像があったとは

***

ウは映像をネタに脅迫する気はないようね

ジェギョンはオフィスに戻るとスチョルに言います。

ポンの方も映像の存在は知らないようだ

スチョル、念のために監視を徹底して

わかった   それから・・

スチョルは封筒をジェギョンに渡します。

ジェイキャピタル関係だ   君に渡すか迷ったが会長令嬢でいて欲しくて

スチョル!

ジェギョンはスチョルの手を取ります。

本当にありがとう   恩に着る

好きに使うといい

スチョルはオフィスを出て行きます。

これでソナ、ヘラン、ジェミンとはおさらばね

ジェギョンが喜んでいると、ヘンシルが走って来ました。

ジェギョン、父さんが病院を追い出された

父さんて誰よ?   紛らわしい

コ・ドックが医療費を払えなかったの

私にどうしろと?  黙らないと母さんとも縁を切るわよ!

あの人ったら連絡もくれない   まさかのたれ死んだ?

ならありがたいわ

冷たい子ね   罰が当たるわよ 

ヘンシルは娘を睨みます。

***

マルジャが韓屋に来てソナを見ると襲いかかリました。

よくも息子をもて遊んだわね!

離してください

あの子を捨てるなんて

何してるの!

ボクスンが来てマルジャを引き離します。

引っ込んでて

話せばわかるでしょ!

マルジャはソナと向き合います。

サンヒョクはあんたに再婚を迫られたからジェギョンを捨てたのに   今更復讐するですって?

私にしたことを思い出してから文句を!

もう4年も前の話じゃない?  まだ根に持ってるなんて心が狭すぎる!

私を捨てたばかりか祖母を死なせ、セビョクとも絶縁したくせに

まあ恐ろしい子ね  そんなに執念深かったなんて

4年前セビョクを連れてお義母さんを訪ねた時、お義母さんは私になんと?

分かってるわ  良心が痛むから謝罪の意味で高価な結納品を揃えた  うちを破滅させたいわけ?  借金までしたのよ

私は頼んでません   私のせいにしないで

もう出てってください

ボクスンも催促します。マルジャはソナに手を合わせました。

ソナ、お願いだから助けて

顔も見たくありません   彼には罪の代償を支払わせる   覚悟してください

ソナは部屋に入ってしまいます。

ソナ、お願い、待って!

出てってよ

ボクスンが追いかけようとするマルジャを止めます。

早く行って!

***

マルジャは疲れきって帰宅しました。

母さん、行くなと言ったのに

サンミが部屋から出てきて言います。

あの子は昔のソナじゃないわ   全く聞いてくれないの

ソナさんを変えたのは母さんと兄さんよ

もううちは潰れる   おしまいだわ

サンヒョクが部屋から出てきて家を出ていきます。

サンヒョク、どこに行くの?

***

ソナはジェギョンのオフィスに行きます。

ユン チーム長、修正した企画案を見せて

ジェギョンは書類をテーブルに投げつけました。

何のマネ?

上司気取りは楽しい? ムンと結婚するとか  あいつが自慢してたわ

あの男は捨てた  私は要らないから必要ならどうぞ

あなたね

ジェギョンは椅子から立ち上がります。

韓屋の社長の息子はユン・ジェミンだとか

あなた、知ってたの

当然よ

まさか彼の出生は暴露しないわよね

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

さあ、どうかしら?  今度は収拾できないわよ

ジェギョンは勝ち誇ります。

***

ソナはジェミンと話します。

ジェギョンが何か企んでる?  俺の出生のことか?

まさか それは・・

するとユンがオフィスに来ました。

二人で何してる?

新商品のことで打ち合わせを

ソナが言いました。するとジェギョンが入って来ます。

演技しないで   ジェイキャピタルのオーナーは誰だと?

やぶから棒になんだ?

ユンが聞きます。

ジェギョン、俺と話を

ジェミンが連れ出そうとするのをジェギョンは止めました。

チュ理事です

な・・なんだと?

お父さん、全部説明します

***

ジェギョンは会長室でユンと話します。

お前は私たち夫婦の仲を裂こうとしてるのか?

証拠もあるから確認してください

二人が話しているとソナとジェミンが部屋に来ました。ジェギョンはジェミンを見ながら携帯を出します。

これを聞いてください

それはオム・チュンジャの話でした。

”チュは妊娠したと偽りユンを騙した  私に小児科で赤ん坊を盗んで来させた  復讐のために実子が生まれたことにして会社を相続させるのだと言っていた”

どういうことだ?

ユンはジェギョンに訊ねます。

父さん、全部ジェギョンの策略だ   母さんがそんなこと・・ 

DNA鑑定の結果です   策略かどうかお父さんが判断して

ジェギョンが差し出した書類をジェミンは奪い取ります。

父さん、俺が説明する

いいからよこせ!

ユンはジェミンから書類を奪います。そして書類を見て顔色を変えました。

ジェイキャピタルのオーナーがチュ・ヘランだと?

ユンは震える手で書類をめくります。

DNA鑑定結果?  親子関係なし??  ヘランは・・

ユンは胸を押さえます。

ヘランは・・  私を・・

父さん!  しっかりして!!

***

情報が漏れた?  どういうことです?

ヘランはカンに訊ねました。

不祥事で辞めた社員がジェギョン側に機密情報を

大変だわ   ジェギョンが会長に話すかも  

ヘランはカンに指示しました。

我々も備えましょう   理事たちには連絡を?

はい   いっそ会長の再任撤回を求めては?

そのためにはユンの裏帳簿が必要です   でないと逆襲される    

ポン社長殺害の映像を総会で流します?

フェイクだと思われる   こうなったらキム・ヨンダルの件を暴くしか無いわ

ヘランが話しているとソナから電話が来ました。

ソナ、どうしたの  え?   会長が??

***

ヘランが病室に行くとジェギョン、ジェミン、ソナがいました。医者がユンの容体を説明します。

軽い脳出血だったので保存的治療を行ってますが、CTで経過を観察しなければ・・

父の意識は戻りますか?

ジェミンが医者に訊ねました。

検査と治療の経過を見ないと何とも言えません

***

ソナとヘランはユン家に帰宅しました。

ソナ   どういうことなの?

全部お母さんのせいです

ユン家に戻ったジェギョンが言いました。

ユン・ジェギョン   自分のことを棚にあげて図々しい

ソナがジェギョンを罵ります。

私は父に事実を伝えただけよ   兄さんが実子じゃないことも知るべきだった   そしてあなたがジェイキャピタルのオーナーで・・

ヘランはジェギョンの頬をはりました。

なんて子

もう一度叩きます。

お母さん!

母だなんて思ってないでしょ   だからって育ての親にこんな仕打ちを?  それでも人間??

お母さん、私を責める資格が?   この30年を父にどう説明するの?  答えて下さい   一度でも父を愛したことが?

ユン・ジェギョン、それは会長と母の問題でしょ

ソナが口を挟みます。

今に天罰がくだるわ   私の娘の人生を壊した上に軽率なマネを    どうやって罪を償うの

ヘランはジェギョンに怒ります。

私が何をしたと?  自分の立場を守ろうとしただけ   あなたやソナが邪魔するからこうするしかなかった!

ジェギョンは声を荒げます。

黙りなさい!  今すぐ出てって!!

見てなさい   父が目覚めたらみんな痛い目に遭う

ジェギョンはそう言い放つと二階の自分の部屋に行こうと階段を上がって行きました。

あくどい子   どうやって追い出せば・・

ヘランは頭を押さえます。

頭痛がするわ・・

***

ソナはユン家に泊まる仕度をします。

ソナ会長が倒れたの?  ジェミンの件を知って?

ええ、まだ意識が戻りません

そうなの   ユン家に行ったら理事を支えてあげて

はい  ジェギョンのいる家に母を残しておくのは不安です   会長がどうなるかもわからないし

あなたもジェミンも心中は複雑よね   敵でも一緒に暮らした情がある

ボクスンは二人の気持ちを思いやります。

88話

ヘランは不正を暴露して父を会長の座から降ろすわ

ジェギョンはオフィスでスチョルに話します。

だが向こうが握ってるのはキムの撮った映像だけだ

キム・ヨンダルを殺したのはあなたの手下よね

スチョルは頷きます。

ちゃんと身を隠させて   発覚したら父は終わりよ

大丈夫だ   口の固いやつだ

あとはウさえ黙らせればいいわ   動画はないわね

うん、ウの携帯や外付けストレージ、クラウドまで確認した

サンヒョクが来たのでスチョルは出ていきます。

会長が倒れたとか   何があった

情報が早いわね    ジェミンが韓屋の息子だともソナから聞いた?

ユン・ジェミンが?

知らないの?   ソナにフラれたのね   ムン・サンヒョク、ソナが駄目でも私とよりは戻せないわよ   消えて

俺の扱いを間違えるな   ブレスレットの他にも切り札がある

なんですって

俺たちは法律上はまだ夫婦だ   熟慮期間中だろ?  離婚申告は取り下げる   お前は絶対に離婚出来ない

よくも   そんな・・

元恋人に心惹かれたのは認めるが離婚事由にはならない   俺たちは夫婦だ

ムン・サンヒョク!

***

グムドクの話に興味を持ったウが事務所にやってきます。

何故ユン・ジェミン本部長が?

ウはジェミンを見て驚きます。

彼はもうすぐテグクの社長になります

グムドクが笑って教えました。

ウ・ドンスさん、ジェギョンの映像をお持ちでは?

ソナが訊ねました。

え?  なんのお話で?

キム・スチョルに監視されてますね

ジェミンが言います。

お願いです   その映像が必要なの    身の安全は保証するので映像を頂けませんか

ソナが頼みました。

ソナさんは濡れ衣を着せられ服役したんですよ

ジェミンが口添えします。

知ってます

犯罪を目撃したのに何故通報しなかったんですか?

すみません   金を受け取った弱みで黙ってました

ウはうなだれます。

我々も同程度の謝礼は払います

そうです   どうしても映像が必要なの

ソナは必死でウに懇願しました。

本当にないんです

グムドクがウの肩を叩きました。

もし映像をこちらに渡しソナさんの濡れ衣が晴れたら・・

あなたのチャンネルでユンの悪行を暴露します

ジナが続けました。

動画をやるなら一度はバズらせなきゃ

ウは驚いてジナを見ます。

帰ってよく考えて

ジェミンが言いました。

***

ジェギョンは自伝の出版記念パーティーを行うことにします。

盛大にやって私の健在ぶりをアピールするわ

会長の不在が問題だな   理事会はジェミンさんを会長代理にと   最悪ポンが指名されるかも

スチョルは話します。

そうはさせないから安心して

ジェギョンは自信たっぷりに言いました。するとヘンシルがオフィスにやってきます。スチョルは出ていきました。

ジェギョン、ヘランに家を追い出された   会長もいないからって

ヘランに?

娘も追い出すと脅かされたわ   ところでジェミンが実子じゃないと知って会長は倒れたとか  

うん

恨めしいわ   あんたの時は平然としてたのに    呆れちゃう

お父さんはジェミンを溺愛してた   可愛がってた息子が実子じゃないのはショックよ   でもいいの    これはチャンスよ

チャンス?

だってお父さんは殺したいほどヘランを憎むわよ

確かに

ヘンシルは考え込みます。

私に正妻の座が回ってくるかも

母さんはお父さんのそばで真心を込めて看病するのよ   こんなチャンスはないわ

ジェギョンは母に言います。

***

ジェギョンは深夜ユンの病室を訪れます。

私の人生の目標はお父さんに認められたい、それだけだった

ジェギョンは涙を流しながらユンに訴えます。

お父さんを失望させず、褒められて認められたかったの   だからソナの祖母を放置し、流産を隠そうとセビョクを息子にした   ナムを殺した時もあなたに見放されるかとソナに濡れ衣を   あなたが私の人生だったの 

意識の無いユンの指が微かに動きます。

なのにあなたはジェミンばかり   実子じゃないのは同じなのに   眠ってないで目を覚ましてよ!

そしてジェミンに失望しジェミンを憎んで

そう言うとジェギョンは病室を出ていきます。

***

ジェギョンはユン家に帰りますが、ヘランはジェギョンに家を出るよう命じます。

私は父の娘でここは父の家ですよ

うちの家庭を荒らしたくせに   私たちとあなたは赤の他人よ

それを言うならお母さん・・いえチュ理事とジェミンも同じでしょ   私たちは全員法的には家族でも血縁は無い   そっちも出ていくべきよ

ヘランはジェギョンを睨みつけます。

”そっち”ですって?

赤の他人と言うからです   父も正体を知った今ただじゃ置かないはず

あなたには関係ない

まさか父を回復させない気ですか?

おだまり!  よくも、そんなことを   だから下品だと言われるのよ

ジェギョンは憤ります。

何が下品よ!  自分が上品なわけ?   人はみんな同じよ   出自で差別しないで   私を責める資格が?  あなたも復讐の鬼でしょ

勘違いしないで!   あなたは加害者で私は被害者だった   あなたは他人の人生を奪った   良心があるならよく考えなさい

加害者ですって?

そうね・・   初めて会った時からあなたは欲深い目をしてた   いつかテグク製菓を横取りしようとしてるのは分かってた

欲深いのはあなたよ   ジェミンを実子と偽って30年間父を騙し続けた   人のことを言える?

ユン・ジェギョン!

絶対に出て行きません   頑張るだけ無駄よ

ジェギョンは二階に上がります。

***

お祖母ちゃんの家に行くの?

うん、ママと一緒にね

テヤンに上着を着せながらソナは言いました。

こっちのお祖母ちゃんを忘れちゃうんじゃない?

ボクスンがテヤンに聞きます。

忘れないよ   もち米パン美味しいもん

私の思い出はパンだけ?  拗ねちゃうもんね

機嫌直して   こっちのお祖母ちゃんも大好き!

テヤンはボクスンに抱きつきます。

まあ  可愛いテヤン

二人は笑います。

おばさん   ちょくちょく遊びに来ますね   ここも我が家だもの

そうして

ボクスンはソナに微笑みます。

***

ソナとテヤンはユン家にいきます。ヘランが二人を迎えました。

お祖母ちゃん!

テヤンはヘランに飛びつきます。

ジェミンさんは韓屋へ   入れ替わりました

それでいいわ

僕の部屋に行ってみる

テヤンが話しているとジェギョンが二階から降りて来ました。

テヤン、ママに挨拶は?

ママはあっちだよ   僕のママじゃないでしょ

テヤンはジェギョンに言います。

なんて?

だから僕を怖い目にあわせたんでしょ

テヤンはジェギョンをすり抜けて二階に上がって行きました。

***

ウ・ドンスがグムドクの事務所にやってきました。事務所にいたジナやソナたちは喜びます。

よく考えて映像を渡すことにしました    実はチャンネルに非公開で映像を残してあるんです

ソナとジェミンは思わず顔を見合わせます。

映像を見せてください!

***

一方スチョルもウのチャンネルをハッキングしていました。

どうやって侵入したの?

ジェギョンが訊ねます。

ウがフリーワイファイに接続した時ハッキングできた

そしてスチョルは非公開の映像を再生してみます。

やだ!  私の映像が残ってる   スチョル早く消して!!

***

ソナたちも動画を再生していました。

ユン・ジェギョンの犯罪が全てが映ってる   強力な証拠だわ

ソナたちが固唾を飲んでいると動画が消えてしまいます

あれ?  削除された

同時に他から接続してる

ジェギョンだな

ジェミンが呟きます。

あ、アカウントごと消された!

ウが声を上げます。

***

ヘランは病室で意識の戻らないユンに語ります。

ユン・テグク   あなたがマンシクさんを殺したと知った日から、一日も・・  ただの一日も幸せじゃなかった   愚かにも騙されたと知って毎日何度も殺意を覚えたわ   あなたの子など産みたくもなかった   そんなのはあまりにゾッとする

ヘランは眠っているユンに告げます。

マンシクさんが汗水垂らして作った会社よ   あなたのじゃないわ   あなたが卑劣なマネをして拡張した分は社会に還元する    あなたのものなんか必要ない

ヘランは病室を出ていきます。するとユンが目を開けました。

チュ・ヘラン   私を恨み続けながら復讐を企んでたのか

***

ウ・ドンスの映像が消えてジェギョンは安心します。

これで再審請求しようとあがいても無駄ね

その時スチョルの携帯が鳴りました。

え?  会長が目覚めた??

***

スチョルとジェギョンはユンの病室に駆けつけます。ユンはベッドで体を起こしていました。

お父さん、私が誰かわかりますか?

大げさだぞ   目覚めたことは口外してないか?

はい、誰にも言ってません   医師たちにも口止めを

スチョルは言いました。

ジェギョン、ジェイキャピタルとジェミンが実子でないのは事実だな?

ユンはジェギョンに訊ねます。

もちろん確かな情報です

そうか・・  ジェイキャピタルを潰しポン・ソナを家族から引き離さねば

ぜひそうして下さい

スチョル、チュ理事を監視しろ   ジェームズ・カンの動向を逐一報告するんだ

はい、会長

ジェギョンはヘランとソナを引き離す方法を考えろ   いいな

わかりました   お父さん

ユン専務は?

それはおいおい考える

疲れたユンは横になります。

***

ジェミンとソナはオフィスで話します。

ジェイタウンはどうする?

ジェミンは訊ねます。

ジェギョンに代償を払わせるのに使えるカードよ

ジェギョンとムンは株を失ったからジェイタウンにすべてをかけてるはずだ   だから父に株と財産を奪われても平然としてる   丸裸にして反省させよう

でもキム・スチョルがジェギョンを助けてる

母が引き取ったのは汚れ仕事をさせるためじゃない   父がそう仕向けたんだ

キム・スチョルも気の毒な人ね

あいつも自分が犯した罪を償わないと   母さんはスチョルを信じてたのに・・

ジェミンは残念がります。

***

結納品は返品したし中古で売ったけど、闇金で借りたお金の半分にもならない   ソナめ   許せない!

マルジャは韓屋に乗り込みます。

ボクスンはマルジャが警官を連れてきたので驚きました。

この女を結婚詐欺で捕まえて!

揉め事が起きたといきなり連れて来られて

警官は困ってボクスンに話します。

結婚詐欺ですって?

ソナがウソをついたでしょ!

彼女と彼女の息子を逮捕してください 

ボクスンは警官に頼みます。

既婚者のくせに私の娘に結婚を迫ったんです

なんですって?

二人の言い争いに警官が困惑しているとヘランが店に入って来ました。

何をやってるの?  今すぐ出ていきなさい

ヘランはマルジャに命じました。

ここで騒ぎ立てるなんて   今すぐチキン店を明け渡して貰いますよ

奥様   そんな・・急に言われても

マルジャはヘランの登場にタジタジになります。

あなたを大目に見てるのはテヤンの祖母だからです   あなたが私の娘とテヤンにしたことを許すとでも?

私たちも悔しくてたまらないんです   結納品を準備するようソナに頼まれたんです

マルジャはヘランに訴えます。

あなたはソナにしたことを忘れたの?

ボクスンが呆れて聞きます。

反省の色が全く見えない

ソナは私たちを破滅させたのよ!  このままじゃ生きていけない!!

マルジャは半泣きで叫びました。

なら告訴状を出せばいい

ヘランは冷静に言います。

ご迷惑をおかけしました

いいえ、警察署で告訴状を出しますか?

警官はマルジャに訊ねました。

いえ・・ その・・

マルジャはモジモジします。

***

韓屋ベーカリーでしばらく過ごすよ 

ジェミンは病室で寝ているユンに話しかけます。

父さんの意識が戻らなくて胸が痛いよ   父さんと母さんが実の親じゃなくてショックを受けた    だけど二人を愛する気持ちは変わらない    父さんは永遠に俺の父さんだ

早く目を覚まして    俺を叱って笑いかけてくれ   愛してるよ   父さん

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

ジェミンは涙を流します。そして病室を出ていきました。ユンは目を開きます。

馬鹿なやつだ   息子じゃないだと?  ジェミン、誰がなんと言おうとお前は私の息子だ

***

サンヒョクが韓屋に来てソナに復縁を迫りますが、ソナは拒否します。

勘違いしないで   まだ未練があるとでも?  悪いと思うなら私の人生に関わらないで

ソナはサンヒョクに告げます。

君とチュ理事とジェミンの関係を世間に公表してもいいのか?

するとジェミンが来てサンヒョクを殴りつけました。

いいよ  公表しろ

ジェミンはサンヒョクに言いました。サンヒョクはソナに叫びます。

君を傷つけたくなくて秘密を守って来たのに   裏切るのか?

よりを戻せると勝手に思い込んでただけだろ?

暴露したければ好きにすればいい 

ソナは言いました。

でもジェギョンに仕返しされるわよ

なんだと?

彼女が暴露しないのは自分も実子でないとバレたくないからよ   それを最も恐れてる   ジェギョンに殺されるかもね

ソナさんの祖母の事件もジェギョンのために会長はもみ消したんだ   お前のためじゃない

ムン・サンヒョク   身の程を知りなさい

ソナはジェミンと部屋に入ります。

***

カンとヘランはテグク製菓の二人の理事にキム・ヨンダルの映像を見せました。

ポン社長がユン会長に殺されたとは・・

この映像はキム秘書が撮ったものです

ヘランは理事たちに話しました。

その方は先日自殺を・・

はい、その件も真相を暴きます   ユン・テグクの本性をそばで見てきてご存知でしょう   ポン社長の無念は私が晴らします    お二人の助けが必要なんです

ヘランは理事たちを説得します。

ユンは自分の力で成功したと思っています   ユンを失脚させるには不正を暴かないと   どうかお力添えを

ヘランは頭を下げました。

***

ソナはヘランのために料理を作りました。

まあ、全部あなたが作ったの?

母さんに手料理を食べて欲しくて

ソナたちとテヤンが料理を食べているとジェギョンがキッチンに来ました。

家政婦さん、私も食べます

テヤンはジェギョンを見ると顔をしかめます。

***

テヤンが歯磨きに行くとソナはキッチンに戻りました。

料理上手ね

ジェギョンが料理を褒めます。

これからはあなたが料理を作ってよ    サンヒョクさんと家庭を持ってたし家事は得意でしょ

ジェギョン、よしなさい

ヘランが止めます。

母さん、いいんです   それより再審請求の準備の件ですが証人も見つけたし、証拠も揃いました    後は犯人に自白させるだけです

ジェギョンはキッとソナを睨みます。

何よ   勘違いしないで   まだ決着はついてないわよ   忘れないで   私は義母の弱みを握ってる

ジェギョンはヘランに言いました。

母を呼び戻します    あなたに追い出す権利はない

ジェギョンはキッチンを出ていきました。

***

スチョルはヘランの味方である二人の理事を突き止めましたが、ユンに写真を送るのを躊躇っていました。

これを送ればチュ理事は危険に晒される

スチョルは話があるとソナにメールします。スチョルに呼び出されたソナはテラスに行きました。

私に話したいこととは?

二番目に大切な人はチュ理事です   一番目はおわかりですね

スチョルはソナに話しました。 

理事を守ってください   俺のせいで危険な目に遭うかも

スチョルはお辞儀をしてテラスを出ていきます。

***

スチョルからヘラン側の理事の写真を送られたユンは、ナム秘書に二人の理事の身辺調査を命じます。

スピード違反の罰金まで一つ残らず報告しろ

わかりました

私にこびていたくせに   けしからん

ユンは怒ります。

89話

サンヒョクが裁判所に来ず離婚が成立しなかったのをジェギョンは怒ります。

どうして離婚を白紙に戻したのよ

気が変わった   また君と暮らす

サンヒョクは答えました。

慰謝料も貰わずに離婚するのは損だと考えた

呆れちゃう   あなたが浮気したのよ   ソナと隠れて会ってた

ソナと会ってた証拠はないし、彼女は俺に気がない

やっと気づいた?  そうとも知らず追いかけ回していい気味だわ

ジェギョンはあざ笑います。

俺もソナが好きで会ってた訳じゃない   情報を得ようと利用しただけだ   ジェギョン、もう一度やり直そう

ジェギョンはぬけぬけと言うサンヒョクに憤ります。

勝手なことばかり言わないでよ!  訴訟になっても絶対によりは戻さない

好きにしろ   ユン会長の娘じゃないと暴露されてもいいんだな   ジェミンも会長の実子じゃないと明らかになりうちの内情が世間に晒されるぞ

サンヒョクはジェギョンを脅します。

ムン・サンヒョク!

ジェギョンの振り上げた手をサンヒョクは掴みました。

興奮するな    俺たちは別れられない運命なんだ

サンヒョクはジェギョンに笑います。

***

ヘランとジェミンがユンの病室に行くとユンの姿がありませんでした。

すみません、父は検査中ですか

ジェミンはベッドを片づけている看護師に訊ねました。

退院されましたよ   秘書の方が退院手続きをしていました

看護士はお辞儀して布団を運んで行きます。ジェミンは急いでユンに電話しますが、ユンは電話に出ません。

どういうこと?  ナム秘書にかけてみて

ヘランはジェミンに言います。ジェミンは電話をかけました。

ナム秘書、どうして会長は退院を?  え、気晴らしを兼ねて療養を?   行き先はわからない??

ジェミンは電話を切るとヘランに言います。

父さんは落ち着いたら電話するって

***

退院したユンは別荘にいました。

ここにいることは当分の間誰にも言うな

ユンはナム秘書に命じます。

スチョルに電話しろ

ナム秘書はスチョルが出ると電話をユンに渡します。

会長 スチョルです

例の理事たちはどうなった?

調査中です

調べつくせ   何一つ見逃すな

***

ジェギョンは出版社記念パーティーの日にちを来週の水曜にすると出版社に伝えます。

宜しくお願いします

ジェギョンが電話を切るとソナが来てジェギョンに言いました。

おめでとう

理事だからって勝手に入らないで

別に内緒話じゃないでしょ   もしや自伝に後ろめたさを感じてる?

なんですって?

偽の人生を自慢するのは恥ずかしいでしょ?  すぐウソだとバレるしね

ポン・ソナ、最近調子に乗ってるわね   警告しておくわ  私が潰そうと思えばテグク製菓も兄も義母も潰せるのよ

ユン・ジェギョン、そんなこと言ってないで自首しなさい   さもないと一生後悔するわよ   最後の警告よ

ソナはオフィスを出ていきます。

***

マルジャのところには高利貸が金の催促にやってきます。

元金の半分は返したでしょう?

全額返してない

二人の強面の男たちはマルジャを睨みます。

利子も入金しろよ

どうしてあんなに利子が高いんです? とにかく必ず返しますから・・

いつ返すかって聞いたんだよ!  俺たちをナメてんのか??

男二人に脅されマルジャは青ざめます。

***

ソナとボクスンたちは韓屋で防犯カメラの映像を見ていました。

このキムの手下のガムを噛んでる人は見たことがある  キムさんを病院から連れ出す時に見た男よ あの時もガムを噛んでた 

ソナはソジュンに話します。

部屋を片づけた時も壁にガムがついてた

ガムが共通点ね   探せる?

ボクスンが聞きます。そこにジェミンが来ました。

ジェミンさん

会長の具合は?

意識が戻って体に異常もありません   だけど病院にいない

え?  どこに行ったの?

わからない

複雑な心境なのよ   でも何か企てているかも

ボクスンの言葉にソナは慌てます。

時間がないわ   死の真相を早く暴かないと母が危ない

グムドクさんに電話したらここに来るって

ジェミンは言います。

***

母さん   大丈夫?

サンヒョクは疲れきっているマルジャを気遣います。

私のことはいいの   お金をどう工面したら?  あっという間に借金が膨らんでく   生きた心地がしない

銀行からも督促状が来た   まいったな

家からも追い出されるんじゃ   どうして銀行からお金を借りたのよ?

マルジャは返事をしないサンヒョクに不安を募らせます。

まさか賭博に手を出した?  父さんみたいに??

***

韓屋の居間でグムドクはビニール袋をソナとジェミンに見せます

それは何です?

キムを尾行してた男が噛んでたガムだよ

見た目がガムっぽくないけど

ガムじゃない   それは噛みタバコだ

お茶を持ってきたソジュンが話します。

タバコ?

普通の店では売ってない 

どこで買うの?

タバコ専門店で売ってるはず

ジェミンが答えます。

キムさんのタバコじゃない   噛みタバコは口腔ガンを誘発するらしいから、闘病中の彼は口にしないだろ?

そうね

キムさんを殺した犯人が壁につけたんだ

犯人を捕まえて話を聞かないと

グムドクが言います。

どうやって探すの?  身を隠してるはず

片っ端から専門店を当たってみる   ネットでは買えないからね

そうだ、尾行した男が映っている映像があるの   犯人だろうから探すのに役立つと思う

ソナはグムドクに話します。

***

ジェギョンはスチョルからユンが別荘にいると聞き、ユン家に戻ったヘンシルに明かします。

じゃあ別荘に行こうかしら 

今は駄目よ

会長はあんたを信頼し始めたんじゃ?

母さんの出る幕じゃない   兄さんが実子じゃなくてお父さんはショックを受けて気が立ってる    私だけでもそばに置きたいようね

だからこそ私が傷ついた会長を慰めないと

今は駄目だってば!  母さんが行ったら父の神経を逆なでする   ひとまず父の動向を把握してから行って

なによ   ぬか喜びした   ところでコ・ドックはどこへ消えたの?  生きてるのか死んでるのかわからない

あの人の話はよして   あんな男が父親だなんて世の中不公平だわ   名前を出さないで

全くなんて冷たい子なの

ヘンシルは呆れます。

***

パク理事が息子の兵役不正で取り調べを?

ヘランはジェイキャピタルでカンに問います。

チュン理事の子も麻薬所持の容疑で捕まった

二人共潔白です   ユンの策略かと   積極的にユンが動いている理由は?

私への警告よ   とにかく時間がないわ

するとジェミンから電話が来ました。

***

ユンに呼ばれヘランとジェミンは別荘に向かいました。車から降りようとするジェミンをヘランは止めます。

あなたはここにいて

心配だから一緒に行く

大丈夫   何も起きないわ

ヘランは車から降り歩き出します。

***

ヘランはユンの部屋に行きました。

あなた、具合はどう?  まだ治療中なのに・・

ヘランが言い終わらないうちにユンは飲んでいたコップを床に投げつけました。

いつもそんな風に私の後ろで睨んでたのか?

なんのマネ?

もうお芝居はよせ   マンシクと私の関係を知り私に黙って他人の子を連れて来た   ジェミンを利用しテグク製菓を奪うために

何か勘違いしているようね   奪ったのはあなたよ

バカなことを言うな!  テグク製菓は私のものだ 

ユン・テグク!

本性を現したな   死を願ったか    私が死んだら気が楽だったろうに   残念だな

ヘランは笑います。

あなたは悪人よ    愛してるという理由で私の人生を壊した   私の夫を殺した上に娘は死んだと偽って私をどん底に落とした    それなのに私に愛されたかったと?

私がマンシクより劣ると?  奴よりお前を愛してた    お前に認められたくて会社を大きくした     幸せにするために努力した!

ユンは声を荒げます。

言い訳しないで   野望を叶えただけでしょ

私に対して復讐心を抱いてたとわな   私が何をした   復讐されるほど悪人じゃない

都合のいい解釈ね   あなたのしたことは犯罪よ   私の夫を殺してビンナも殺そうとした

黙れ!  お前は他人の子を実子に仕立てた   許されることじゃない   私を傷つけて清々したか?  ジェミンを可愛がる私を見て痛快だったか?  私に血の涙を流させてお前に何の得がある?

ユンはヘランを問いただします。

犯した罪の代償を払わせる   それが私の望みよ

ヘランはユンに告げます。

***

お前と口ゲンカをする気はない   ここに呼んだのはお前の気持ちと私たちの関係を確認するためだ    どうするか自分で決めろ

ユンは語ります。

もし復讐心を捨ててやり直す気があるならビンナも受け入れてやる  その代わりテグク製菓は諦めろ

なんですって・・

たが提案を拒否して私に背を向けたらお前はすべてを失う

一緒には暮らせないわ  離婚する 

とんでもない   絶対にお前とは離婚しない   大事なものを守るために別れたいんだろう?   私も同じ理由でお前が必要なんだ   生きている限り離婚しない   お前が決めろ

二人は睨みあいます。

***

母さんは?

ジェミンのオフィスでソナはジェミンに訊ねます。

家で休んでる  ショックを受けたようだ

あなたは会長に会った?

会いたかったけどナム秘書に止められた  父が拒んでる

ユン会長の本性を知ってるから怖いわ  母さんに何するかわからない

母さんとソナさんは俺が守ると言ったろ   俺がそばにいる限り手を出せないと思う   それに父は母を失いたくないはず

そうだといいけど・・

ソナは一旦言葉を飲んでから話します。

ジェギョンが水曜に出版記念パーティーを開く

なんだと?  良心のかけらもない   イメージを払拭する気だ

会社に欠かせない人物だと示したいのよ  作戦を決行しましょ

そうだな

ジェミンは頷きます。

***

ジェギョンは別荘でユンと話します。

出版記念パーティーを?

はい、会社の停滞ムードを一新して売り上げを伸ばします

いい考えだな

ユンは笑います。

”理想のママ”のイメージのおかげで本も評判がいいの

今度こそ成功させるんだぞ  あとのことは私に任せろ

お父さんの自慢の娘になるわ  私を信じてください

***

父さんはジェギョンを後押しするようだ

ユン家でヘランとソナ、ジェミンは話し合います。

出版記念パーティーを足がかりにする気よ

切り札を使おう

うん

ジェミンの言葉にソナは頷きます。

切り札って?

ヘランは訊ねます。

***

ジェギョンの本のサイン会が開催されます。ジェギョンにサインを貰おうと沢山の人が列を作りました。

盛況な中マルジャも”家族”をアピールしようとお餅を配ります。

皆さん  召し上がって

するとヘンシルが来てマルジャを叩きました。

何しに来たのよ  目の敵にしてたくせに

まあ、奥様、久しぶり!  お餅をどうぞ

いらないわよ!

ヘンシルはお餅を投げつけます。

争いを見かねてスチョルが二人を外に連れ出しました。

***

ソナとジェミンは何かを企てているようでした。

先に行ってるから後から来て

ソナはジェミンに言います。

わかった  心配するな

ソナは決然とした表情でジェギョンのところへ向かいます。

***

サインをしているジェギョンにサンヒョクが花束を差し出しました。

来るのが遅かったかな? 奥さん

サンヒョクの登場に女性たちが色めき立ちます。

かっこいい

お似合いです

ジェギョンは声を潜めてサンヒョクに言いました。

なんで来たのよ

まだ夫婦だろ  見られてる  笑って 

サンヒョクは笑顔を作ります。すると出版社の女性編集長が走って来ました。

ジェギョンさんのご主人ですね  写真で見るより実物の方が素敵です

どうも  妻から話は聞いています  とてもお世話になったと

いいえ、とんでもないです! あら、バク記者、待って

編集長は笑いながら去っていきました。

俺も役に立つだろ?

サンヒョクはジェギョンに言います。するとソナが現れました。

おしどり夫婦みたい  大したものね

ソナは積んであったジェギョンの本を一冊手にします。

よくもまあ嘘で塗り固めたわね  面の皮が厚い  願望が羅列されてて読めたもんじゃない

ポン・ソナ  どうしてここに  正気なの?

なによ  私が怖い? 確かに招かれざる客よね

ちょっと・・

ジェギョンは周りを気にしながら言います。

引きずり出されたい?

プレゼントを持って来たの  見る?

なんて?

ジェミンが連れてきた男を見てジェギョンは驚愕します。それは実の父親のコ・ドックでした!

ジェギョン、俺の娘  久しぶりだな

ジェギョンは呆然として動けません。周囲がざわつき始めます。

***

出版記念パーティーは順調に進んでるか

ユンは別荘でナム秘書に訊ねます。

はい、キム室長から連絡が

一段落したらジェギョンを後継者として発表しろ

理事たちが反発するかと

お前は口を出すな  反発するわけがない

承知しました

ナム秘書は頭を下げます。

***

けれどユンの意図とは反対にジェギョンは最大の窮地に陥っていました。

父親が死のうがどうでもいいのか? 薄情な奴め! 

何故あなたが・・

”あなた”だと?  俺はお前の父親なんだぞ

周りがざわめきが激しくなります。

やめて

ジェギョンはドックを止めようとします。

どうした? 死ぬはずの人間が生きてて驚いたか? ポンさんたちのおかげで俺は死なずに済んだんだ 

ユン・ジェギョン、病人に対して冷たいんじゃないか?  実の父親だろ 

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

ジェミンがジェギョンに言います。 

何が起きてるの?

スチョルとヘンシルが来て異常な雰囲気に驚きます。

コ・ドック?  何故ここに?

ヘンシルはドックを見つけて叫びます。

スチョル、この男を連れ出して

ジェギョンはスチョルに命じますが、スチョルはジェミンに阻まれました。

ユン・ジェギョン、俺がお前を会長の娘にしてやったんだ  恩返ししろ

スチョル、早く!

ジェギョンがスチョルに呼びかけますが、ジェミンに止められたスチョルは動けません。

ジェギョン、実の父親なのにひどいじゃないか

スチョルの様子を見たヘンシルがドックを連れて行こうと引っ張りました。

皆さん、ジェギョンは俺の娘だ!

ヘンシルに連れて行かれながらドックは叫びます。

***

ジナ、お願い

ソナがジナに電話すると、スクリーンに映像が映し出されました。ジェギョンはナム・ギテクと争う自分の姿を見て戦慄します。

それは消したと安心していたウ・ドンスの動画でした。

何故よ? 消したはずなのに・・

ジェギョンは皆に見せまいとスクリーンの前に立ちはだかります。

早く映像を消して!  これは私じゃない!!

実はスチョルによって消されたはずのドンスの映像はジナが復活させていたのでした。

再生すると一時ファイルが残る  それを復旧したの

ジナは皆に得意げに言いました。

やっぱり優秀な人は役に立つ

グムドクはジナの頭を撫でて褒めました。

携帯で撮らないで  これはねつ造よ!

スクリーンの前でジェギョンは悲鳴を上げます。ジェギョンの苦境を見たサンヒョクはその場から逃げ去りました。

ユン・ジェギョン、あなたは夫を略奪し、他人を人殺しに仕立てた

ソナは皆の前でジェギョンを断罪します。

スチョル、映像を早く消して!

スチョルがとんできて映像を消しました。

ポン・ソナ、何故デマを広めるのよ  私はやってません! 携帯で撮らないで!!

すると警察がジェギョンのところへやってきます。

ユン・ジェギョンさん、ナム氏殺害容疑で緊急逮捕します

なんですって 

ブレスレットから被害者のDNAが検出されました

ブレスレット? 溶かしたはずなのに・・まさか偽物だった?

敗北を悟ったジェギョンは走り出します。

***

ジェギョンは警察から逃げますが、それをスチョルが追いました。

ジェギョン、俺が警察を食い止めるからその間に逃げろ

スチョル、ありがとう

ジェギョンは警察の追跡を免れます。

***

一方ユンは出版記念パーティーの動画を見て仰天していました。

なんだ  これは

出席者が撮影した映像のようです  マスコミもいました 

あの愚かものが! 罪を認めるようなものだ

コ・ドックも会場に現れました  その動画も拡散しています

ジェギョン、・・全く  あのバカ者が!

***

ジェギョンが逃げたの

ヘランはソナたちから話を聞いて驚きます。

警察が足取りを追ってるからすぐに捕まるよ

ジェミンがヘランに言いました。

清掃員の制服を盗んで着替えたとか

ソナが説明します。ヘランはため息をつきました。

あの子は逃げるのが上手ね  ・・それでスチョルは?

公務執行妨害で取り調べを受けてる   ジェギョンを逃がそうとして刑事と争った

ジェミンは顔を曇らせます。

あの子は何を考えてるのよ

ヘランは嘆きます。

***

ヘンシルは別荘に行きユンに請いました。

あなた、ジェギョンを助けて

何故コ・ドックが生きてるんだ?

ユンはヘンシルを怒ります。

ポン・ソナが助けたようだけど・・  ”何故生きてる”って何?  もしかして会長が病院から追い出したの?

私を騙した男を生かせというのか?  お前も近いうちに無人島に送ってやる

そんな・・

ナム秘書が来てユンに報告しました。

キム室長が連行されたようです   お話したいと

秘書はユンに携帯を渡しました。

スチョル、お前は何をやってる   何故コ・ドックが生きてる?

消息不明だったんですがポン・ソナが手術をさせたようです” 

なんだと?  把握してなかったのか

すみません   チーム長が指名手配されたんですがどうしますか?

ヘンシルが固唾を飲んでユンを見つめます。

”隠れ続けるのも難しいかと   釈放されたらサポート班を作ります”

サポートする必要はない   煩わしいからジェギョンは切り捨てる   騒ぎを収めるのが急務だ   早めに釈放されるよう手を回すから待ってろ

あなた、本当にジェギョンを切り捨てるの

ヘンシルが泣きながらユンにすがります。

二度と戻れなくていいから海外に逃がして  どうかお願い

しかしヘンシルはナム秘書に追い出されます。

***

サンヒョクの家にも記者や放送局の車が集まっていました。 

恥ずかしくて外を歩けそうもないわ

マルジャが困惑します。

犯罪者の嫁のおかげで私たちの顔までニュースに出ちゃう  どうしたら?

母さん、こういう時こそ気をしっかり持って

サンヒョクは母親に言います。

うちは離婚を申告したし関係ないと言うんだ

***

ジェギョンは一体どこへ逃げたの?

韓屋にソナたちが来るとボクスンが聞きました。

わかりません   グムドクさんたちが携帯の位置情報を調べると

自分の携帯は持ってないんじゃ?

ソジュンが言います。

確かに追跡を恐れて捨てたかもしれないわね

でもスチョルとは連絡を取るはずだ

ジェミンが推測します。

とにかくソナは冤罪を証明できるのね?

ええ、弁護士とも話しました   再審請求は受理される可能性が高いと

無罪を証明できる証拠や証言があり、裁判所が前向きに検討を

ジェミンが口添えします。

良かったわね  ソナ   いろんな問題がやっと解決しそう

ボクスンは喜びます。

おめでとう

ソジュンも祝福しました。

母さん、これまでソナさんの面倒を見てくれてありがとう

四人は笑い合います。

ワオ  今日はいい日だ!

***

しかしソナがユン家に帰るとヘンシルがいてソナを怒鳴りつけます。

あんたのせいで娘の人生が台無しよ!  どうしてくれるの?

憤ったヘンシルはソナの髪を掴んで引きずりました。

離してください!

その時ヘランが帰ってきて、二人を引き離しヘンシルの頬をはりました。

自分の娘のした犯罪を考えなさい!  逆にあなたは土下座してソナに娘の犯した罪を詫びるべきなのよ   もう出て行って!!

出ていけ?  ここは会長の家よ   あなたに命じる権利が?

バカな人  ここの名義人は私よ   あなたを追い出すために売ることだって出来る

なんて?

早く出てって!

嫌よ   行き場もないもの

ヘンシルは二階に上がって行きました。

◆ドラマ「二番目の夫」第18週(第87~89話)の感想

あと残り三話になってついにジェギョンは完全に犯罪者になりましたね!もうソナを脅かす力は残ってません。いつ捕まるか時間の問題です。

そしてラスボスともいえるユン・テグクとヘラン、ソナ親子の最後の対決でクライマックスが来そうです。ユン・テグクを演じた役者さんは他のドラマでもよく見かけますが、演技が上手というか、病院から退院した後の本性をさらけ出したユンはその恐ろしさがじんじん伝わってきます。テヤンを慈しんでたお祖父ちゃんはどこに行ったんだろ?

長いドラマだったのでマルジャたちにも救いのある終わりかたであって欲しいなあと思います😅。

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