韓国ドラマ「二番めの夫」第17週でついにユンに娘でないことを知られるジェギョン!加えて第82から84話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。

今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第17週(第82~84話)について書きたいと思います。

ユン夫婦の実子でないと知らされたジェミンは激しいショックを受ける

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中

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キャスト

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<第77~79話> 第80・81話>

◆ドラマ「二番目の夫」第17週(第82~84話)のあらすじ(ネタバレ)

82話

ヘランを見舞ってきた  不満そうだが母親を思って笑ってくれ

ユンジェミン(チャ・スウォン)に言います。

今回もジェギョン(オ・スンア)を見逃すつもり?  ソナ(オム・ヒョンギョン)さんに罪を着せたのは何回目だよ   ジェギョンが何をしても見逃すのか

処罰だけが最善とは限らないだろ   会社の将来を考えろ

罪を着せられたのが父さんでも会社のためにもみ消すんだな?

たった一人の妹を目の敵にするとは   黙って社長就任の準備でもしろ

ユンはジェミンに命じます。

ああ、そのつもりだよ

なんだ 反抗か?   それとも私に従うのか?

悩んでる   父さんを諦めるべきかどうか

ユンはため息をつきます。

ジェミン、私に従って生きろ   お前の人生は私が責任を負う   私の跡を継いで会長にもならねば

父さんの息子をやめる気なら母さんを轢いた真犯人をとっくに捕まえてた   黒幕もな

ユンは驚きます。

犯人は自首したじゃないか

その人は犯人じゃない   知らないとでも?  真犯人を見つけたけど、父さんのせいで悩んでる!

ジェミンはユンに怒りをぶつけます。

***

仮釈放されたオム・チュンジャはカフェでジェギョンと会います。スチョルがお金を入れたバッグをチュンジャに渡しました。

価値のある情報でしょうね

ジェギョンがチュンジャに言います。

あんたの兄、ユン・ジェミンに関する話よ

兄さんの?  なんですか?

ユン・ジェミンは会長の息子じゃない   そしてチュ・ヘランの子でもない

スチョルがチュンジャを睨みつけました。

デタラメを言うと承知しないぞ

ウソじゃないわ   最近は親子鑑定をすれば一発で確認できる

チュンジャは笑います。

***

ジェミンはグムドクに電話します。

父に罠を仕掛けた  父はスチョルに指示して真犯人に接触させるはず

ソナの部屋にいたグムドクはジェミンの話に頷きます。

わかった  これから尾行する

ジェミンは電話を切ると呟きました。

父さん   絶対に諦めないから   父さんに改心させるまで戦い続ける

***

ジェギョンは深夜ヘランの病室に侵入します。

お母さん、呆れました  テヤンのことであんなに私を叱った癖に自分も兄や父を騙していたじゃないですか

ジェギョンはヘランの髪を触り髪の毛を抜き取ります。

オムの話が本当ならユン家にまもなく嵐が吹き荒れる

ジェギョンはそう言うと病室を出ていきます。するとヘランが目を開けました。

悪女め   あの秘密を知ったの?

・・ジェミン大変だわ   あの子が事実を知ったら・・

***

マルジャが韓屋にやってきてボクスンにソナとテヤンを自分の家に住まわせると言いだします。

ソナはサンヒョク(ハン・ギウン)と再婚する予定だし、お宅の息子さんはソナのことが好きなんでしょう?  一緒の家に住んでいるのはまずいと思うの

そんな話ならお帰りを   仕事中ですから

ボクスンはすげなくマルジャに言います。

あら、まさかうちのソナを狙ってます?  あの子はテグク製菓の奥様の娘でジェイなんとかって会社も持ってる   ソナと結婚すれば宝くじに当たったようなものだしね   そりゃ誰だって欲しくなる

ボクスンはマルジャを睨みました。

ちょっと何を言い出すんですか?  私と息子が財産目当てだと言いたいの?

ご子息がソナを好きなのはそれが理由でしょ   そして母親は息子を止めもせず傍観してるんだから でもテヤンもいるのにご子息と結ばれるとでも?

お義母さん、やめてください!

ソナが店に来て言いました。

あら、だってソナ、あんたがここにいたらここの息子さんの心が乱れるわ   あんたはサンヒョク一筋なんだから韓屋の青年の心をかき乱さずテヤンとうちに来なさいよ

マルジャの話にソナは眉を寄せます。

考えてみるのでお帰りを

ソナに言われてマルジャは店を出ていきます。

***

テヤンと住む家を探します

ソナはボクスンに話しました。

あなたまでなんなの?

私がいたらお店の迷惑になるし   何よりおばさんに申し訳なくて

ボクスンはソナの手を取りました。

ソナ、あなたを娘同然に思ってる   母親を置いてどこに行くの   テヤンも落ちつかないわ   他人の話を気にしないで

おばさん・・

それからソジュンのことを理解してやって   突然ソヒョンを見失った上、ソヒョンを探しに行った父親も事故で亡くした   その上妹まで病気で亡くしたでしょ   私がソジュンを守るべきだったのに私も辛くて余裕がなかったの・・

ボクスンは寂しげに笑います。

祖父からは長男だからと期待されてソジュンは悲しみを表せず我慢していたはず   そんな自分の姿をあなたに重ねたのかも

そうです   ソジュンさんは私の苦労を自分の事のように考えてくれた

気の迷いは誰でもあるわ   ソジュンは反抗期もなく誠実に生きてきたの   これからは私がソジュンの痛みを癒すから心配しないで

はい・・

ソナはボクスンに頷きます。

***

ソナはジェギョンのオフィスを訪れます。

ジェギョン、警察署にいく約束よ

社長就任を辞退したから来週兄が社長に就くわ  念書も書いて録音もしてある

じゃ自白する準備はできたわね  それともまた逃げる気?

実の父は肝移植が必要なの

ジェギョンは殊勝な顔で言います。

憎くて堪らなかったけど死期が近づいていると聞いて心が揺らいだ  検査したらドナーに適しているらしいの  すぐに手術の日を決めるからそれまで待って

ソナはジェギョンを見つめます。

じゃあ私と実の父がいる病院に行きましょう  今の話が本当か確かめるから

人の命を口実に騙すと?

あなたはすでに二人殺してる

だから次は助けなくちゃ!

***

熱弁してソナから猶予期間を得たジェギョンはジェミンの親子鑑定の結果を待ちます。テラスで待っているとスチョルが来て言いました。

親子鑑定の結果を確認しろ

ジェギョンはタブレットで鑑定の連絡をタップしました。

まあ!

ジェギョンは結果を見て驚愕の表情を浮かべます。

***

真犯人を見つけたなら早く通報しろ

ユンは部屋に来たジェミンに話します。

本当に通報しても?

ああ、私も知りたい

来週社長に就任したら話す

ジェミンはそう言うとユンの部屋を出ていきます。

スチョルは運転手に接触したものはいないと言っていたが、あいつは本当にすべてを把握しているのか?

ユンは首をかしげます。

***

ヘランが目覚めたと聞いてジェミンは病室に駆けつけます。

母さん、 気がついた?

ジェミン・・

ヘランは息子に微笑みます。

大丈夫よ   ビンナは無事なの?

ああ、無事だ   目覚めて良かった   痛い所や不自由な所はない?

ないわ

良かった・・  意識が戻っても長い間寝てて心配した

ジェミン・・

ヘランが話そうとすると病室にユンが飛び込んで来ました。

ヘラン!  大丈夫か

ヘランはユンを見ずに目を伏せます。

ポン・ソナは無事だ   心配するな

犯人は?

ヘランはジェミンに訊ねました。

一旦逃げたが自首した

ユンが答えました。

ビンナを見つけたなら早く言え   一緒に暮らそう

ユンは笑います。そしてジェミンに命じました。

早くビンナに連絡しろ   母親が目覚めたと

はい・・

***

母さんが目覚めたの?

ソナはジェミンからの知らせに驚きます。

ソナさんを呼んでる   どこも異常なさそうだ

わかった  すぐ行く

お母さんが目覚めたの?

ボクスンが訊ねました。

ええ   どこも異常がないそうです

ソナたちが話しているとジェギョンが店に入って来ました。

あなたが何しに来たの?

何故来たか自分の目でしかと確認して

ジェギョンは封筒をソナに差し出しました。

これは?  肝臓提供の準備はしないの?

いいから中身を確認して

ソナは封筒から書類を取り出します。

”ユン・ジェミンとユン・テグクは血縁関係なし”?

ソナは書類をめくってもう一枚を見ます。

”ユン・ジェミンとチュ・ヘランは血縁関係無し”? ・・どういうこと?

ソナはジェギョンに問います。

またでっち上げたの?   誰の検体で鑑定を?

よく見てよ   兄さんも私も会長の子じゃない

インチキでしょ   また騙す気?

信じないなら父に見せて確認する?

ボクスンがソナから書類を受け取って読みます。

でもあなたには吉報ね   障害が取り除かれたんだもの

どうかしてる   私たちがこれを信じると?

ボクスンがジェギョンに言いました。

部外者は黙ってて!  オムに直接聞いたことなのよ   私が会長の娘でないことより衝撃的な事実よね

ジェギョンは冷笑します。

私より兄の方が失うものが大きいわ   皆で破滅する気なら父の所へ行くなり通報するなり好きにして

そう言うとジェギョンは店を出ていきました。

***

グムドクがオム・チュンジャを捕まえて来たのでソナたちは事実を確認します。

座りな   早く!

グムドクはチュンジャに命じます。

ユン・ジェギョンにどんな情報を?

ソナは訊ねました。

すべて知ってますよ   ジェミンさんは会長夫婦の息子じゃないんですか?

なんだ、 把握してるじゃない    その通りよ

チュンジャの言葉にソナは衝撃を受けます。

私はウソをつかないわ

チュンジャはソナに言いました。

***

ソナはヘランの病室に行きました。ソナを見るとユンは席を立ち病室から出ていきます。ジェミンもそれに従い出ていきました。

母さん

ビンナ

ヘランは両手を広げてソナを見つめます。

母さん!

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二人は抱き合いました。

***

あなたはどこもケガをしなかったの?

ヘランは娘の体を気遣います。

私は大丈夫   もう私の心配を?

あなたを目の前で失ってたら生きていられなかった   こうして元気なあなたを見れてどんなに嬉しく感謝しているか・・

私も母さんを失ってたら死ぬまで自分を責めてた   目を覚ましてくれてありがとう

二人は再び強く抱き合います。

***

病院の待合でユンはジェミンに話します。

ポン・ソナに余計なことを言うな   事故に黒幕がいるとかいないとか   母さんは安静にすべきだと聞いただろ?

父さん、 不安がるなよ

私が何を不安がっていると?

ユンの問いにジェミンは黙ります。

***

ジェミンさんは本当に母さんの息子じゃないの?

ソナはヘランに訊ねます。

ジェギョンが来てオムの話をしたのは夢だと思ってた   夢うつつに聞いてたけど本当だったのね

ジェギョンは親子鑑定をしようと髪を取りに来たのかも

二人が話しているとジェミンが病室に来ました。

母さん、帰るから   ソナさんと過ごして

ジェミン、話があるの

ヘランは病室を出ようしているジェミンに言いました。

こっちに来て

何?

ジェミンはベッドに近寄ります。

父さんはどうしてる?

今担当医に会いに行ったけど

そう

ヘランは頷きます。

ジェミン、今から話すことを誤解しないで聞いてね   母さんはあなたを大切に育ててきた

ヘランは目を潤ませて語ります。

嫌に前置きが長いな   緊張するよ

ジェミンはソナを見ながら笑います。

ジェミン、あなたとソナは姉弟じゃない

え?

あなた達は姉弟じゃないの

それは・・どういう意味?

ジェミンはまじまじとヘランを見つめます。

姉弟じゃないなら・・つまり俺は母さんの息子じゃないと?

ええ   ごめんなさい

ヘランは涙を流します。

あなたはユン・テグクの息子でもないの

なんだって

ジェミンは目を見開きます。

***

韓屋でチュンジャはボクスンを見ながら首を傾げます。

(どこかで見た覚えがある・・

するとグムドクが頭を叩きました。

何故首を傾げるんだ?

痛いわね!  後輩だからって下っ端扱いしないでよ   あのおばさんに見覚えがあるのよ

あんたと住む世界が違うのに何処で会ったと言うんだ?   接点が一つもない

確かに

チュンジャは認めます。

***

なんのことかわからないよ   本当に二人の息子じゃないの?

ジェミン・・

なら僕は誰なんだ?  両親は?  出自は??

ヘランは泣きながらジェミンを見上げます。

父さんは知ってるの?

いいえ、30年間誰にも言ってない   今初めて口にしたの   あなたを他人の子だと思ったことはない    ビンナの贈り物だと思って大切に育ててきたの

・・待って

ジェミン・・

聞きたくないよ   意味がわからない

その時ユンが病室に来て俯いている三人に訊ねます。

妙な雰囲気だな   何を話してた?

なんでもない

ヘランが笑います。

ジェミン、暗い顔だな   どうした?

ジェミンは何も言わずに病室を出ていきます。

ジェミン、あいつめ・・

***

ソナは廊下で茫然としているジェミンに声をかけます。

ジェミンさん・・

ソナさん   俺は何が何だかわからない

混乱してるのね・・

事実だという実感がない

そうね   だけど忘れないで    あなたは大勢の人に愛されてる

ソナはジェミンに言いました。

***

私を轢いた運転手が自首したの?  それであなたが示談にしたのね

ヘランはユンから事故の事情を聞いて言いました。

ああ・・どうも貧しい生活の人間らしくてね   病気の老母の面倒を見ているようだ

まあ、なら示談で良かった   私もビンナも無事だったんだし・・  許すわ

さすがお前は心根が優しいな

ユンは妻の言葉に感嘆します。

自首して反省してるからよ   結果的に大きな被害がなかったから許してあげるだけ

ヘランはそうユンに話しながら心の中で思っていました。

(ユン・テグク、示談にしてやったと?  悪人め)

***

ソナはヘランがなぜジェミンを育てることになったのかカンに訊ねます。

ご存じなら教えてください

カンは少し迷ってから口を開きました。

悲劇の始まりはユンのポン社長殺害でした  理事は夫と娘の後を追おうとしましたが、ユンに助けられて求愛され、やけくそで結婚したようでした

ジェミンさんはどこの施設から連れられてきたと?

それは私もよく知りません

カンは答えます。

会長の実子じゃないとオムはなぜ知ってるんですか

オムが連れてきたからです   あとは理事に聞いてみてください   私にもわかりません

カンは話を終えます。

83話

ユンとヘランの息子でないと知らされたジェミンは動揺していました。ソナはそんなジェミンを励まします。

ソナさんは知っていたのか

最近知ったの   あなたがショックを受けないか心配だった

母さんから聞いて知ったの?

ジェギョンから聞いたの   ジェギョンはあなたが母と会長の息子でないと知ってた  DNA鑑定までしてたわ

ジェミンはソナの話に驚きます。

ジェミンさん、何も変わったりしない   母さんにとっては愛する息子よ

本当にそうかな   今まで親だと思っていた人たちが赤の他人だというのに   ひと事みたいで信じられない

ジェミンさん・・

頭の中を整理しないと   まるで悪夢を見ているようだ

混乱しているのはわかる   でもあまり苦しまないで   みんな変わらずあなたを大切に思ってる

ソナはなんとかジェミンを元気づけようとします。

***

ソナが韓屋に戻るとボクスンが心配して聞いてきました。

ソナ、ジェミンは平気?

ショックだろうな

ソジュンも言います。

しばらくは辛いと思います

当然よね   会長や理事を実親だと思ってたのに・・

するとグムドクが店に入って来ました。

ソナ、チュンジャを逃した

グムドクは悔しそうに言います。

***

サンヒョクは部屋で手紙を探していました。

手紙はジェギョンが持ち出したな

その時ジェギョンが入ってきてサンヒョクのしていることに気づきます。

何のマネ?  あさってたの?

カフスを探してただけだ

嘘つき  魂胆があるくせに

すぐ人を疑うのは後ろ暗いからだろうな

後ろ暗い?  私が殺人犯だとでも言うの  なら通報すれば?  あなたも無事ではいられない   できないでしょ

なんだと?

私と離婚すればソナと一緒になれると思ってるようだけど、ソナにその気はないわよ

俺に未練か?  人にやるのは惜しい?

とんだ勘違いね   あなたがソナに振り回されているから忠告してあげたの   未練なんて笑える

何?

出てって!  一緒にいたくない

俺だって同じだ!

***

妻はまだポンといるのか

ユンはヘランの様子を電話で訊ねます。

積もる話があるようです

ユンは顔をしかめて電話を切りました。

ポンがキムの映像をヘランに見せたはずなのに・・妙に静かだな

***

ヘランの病室にいるソナは、サンヒョクに電話してジェミンが家にいるか聞きました。

何故聞くんだ?

仕事で聞きたいことがあるのに電話に出ないからよ

そうか  義兄はまだ帰宅してない

わかった

ソナは電話を切ります。

ジェミンが帰らないの?

ヘランが心配します。

電話しなきゃ

母さん、電源がオフなのよ

ソナは言います。

***

ジェミンは会社のオフィスにいました。ノックしてユンが入ってきます。ジェミンは立ち上がりました。

お前はここで夜を明かしたのか

ああ・・

おい、反抗中でも寝食を忘れるな   体を壊す   心配させやがって

父さん、何かあったの?

お前が帰らないから見に来たんだ   家出するような歳か   不満は口で言え

・・俺を憎んでる?

分かってるんだな  我が子だから耐えてる   血縁というのは厄介だ

ジェミンは言葉につまります。

始業前にメシを食いにいけ   私はサウナによって病院だ   母さんが退院する

ユンはオフィスを出ていきました。

ジェミンはやるせない思いで椅子に座ります。そして携帯を見ました。ユンやヘラン、そしてソナから何度も電話が来ていました。

***

ジェミンはヘランの病室に行きます。病室にはヘランとソナがいました。ヘランはジェミンを見て目を潤ませます。

おいで   私の息子

母さん

ジェミンはヘランに抱きつきます。

ジェミン  ごめんね

謝るのは俺の方だ   実親が誰であれ俺を育てて愛してくれたのは母さんだとよく分かってる

ヘランは泣きながら頷きます。

ただ・・ショックで   時間が必要だった

そうよね   辛かったでしょ   母さんは死ぬまであなたの母親だから

分かってる

二人ともおいで

ヘランはソナとジェミンを抱きしめます。

愛してるわ

***

ソナとジェミンは二人並んで歩きます。

ソナさん

ジェミンが言いました。

もう抱きしめてもいいよね

ソナは目を潤ませて頷きます。そしてジェミンの胸に飛び込みました。

***

ヘランが退院し、ユン家は大人数の食事をします。

にぎやかだな   久しぶりの一家団欒だ

ユンはソナに訊ねました。

何故テヤンを連れてこない?

複雑な家族関係をまだ受け入れられないかと

よろしく   姉さん

ジェギョンがソナに笑います。そして隣のサンヒョクに言いました。

あなたも挨拶を

サンヒョクは渋々言いました。

どうぞよろしく

ちゃんと”お義姉さん”と

もうよせ

ジェミンが止めます。それでもジェギョンはやめません。

姉さんはうちと縁があるのね   サンヒョクさんの元妻でテヤンの母親、兄さんと結婚までしてた さらにお母さんの実の娘だなんて

身内の恥を並べて楽しい?  やめましょ

ヘランが言います。するとユンの携帯が鳴りました。

はい  ユン・テグクです

ユンが出ると不審な音声が流れました。それは以前キム・ヨンダルについて話したスチョルとユンの会話で、ユンは驚愕します。

どうしたの?

ヘランがユンに訊ねました。

いや、急ぎの電話だ

ユンは席を立ってキッチンを出ます。

***

テラスでユンは電話の相手に聞きます。

誰だ?  私を脅迫しているのか?

ユンは電話を切るとスチョルに連絡して、電話してきた人物を調べるよう命じます。

電話の主はカンでした。

***

(ジェミンはまだ出生の秘密を知らないのかしら)

ジェギョンはジェミンをチラチラ見ます。

(兄さん、あなたも父の子じゃないのよ   いい気味)

何をニヤニヤしてる?

サンヒョクが聞きました。

世の中が公平だと喜んでるの

ジェギョンは答えました。その時ユンが戻ってきます。

何かあったの

ヘランが訊ねました。

なんでもない、食べよう   そうだ、ソナは母親を見つけたんだし、うちに住んでもいいぞ

ユンはソナに言います。

あ、いえ   お気持ちだけで十分です

お父さん、テヤンのことも考えなきゃ

ジェギョンが口出しします。

同居したらテヤンが混乱します

サンヒョクも加勢しました。

そうか、 考えが及ばなかった

住まいは別でも仲良くできるわよね

ヘランがソナに笑いかけました。

そうよ  母さん

ソナも応じます。

兄さんは姉さんに何も言わないの?

ジェギョンがしつこく話題をふります。

気まずいわよね   元妻が姉なんて   ねえ、そう思わない?

ジェギョンはサンヒョクに相づちを求めました。

ジェギョン、ここで話すことか?

ジェミンが睨みます。

他にどこで話すの   会社?   もっとすごい話もあるのに

なんだ?

ユンが聞き咎めます。

すごい話?

サンヒョクも訊ねます。

あなたの知らないことよ

私に隠し事が有るのか

ユンはヘランに聞きました。

そんなわけないわ   ジェギョン、食事の時は楽しい話題をお願い    消化不良になる

ヘランはジェギョンに言いました。

あら、お母さんには楽しくないものね   やっと見つけた娘が息子と結婚してたなんて   お父さん、会社のためにも極秘にしないと

やめないか

ユンは不機嫌に止めます。

***

ジェミンは韓屋までソナを送りました。

どうもありがとう

ソナが礼を言うとジェミンは帰ろうとします。

ジェミンさん、まだ辛い?  一人で苦しまないでね

ありがとう

ジェミンは笑います。

私が母親探しで辛かった時あなたが支えてくれた   今度は私が支えたいの

何だかまだ夢みたいなんだ   俺の30年の人生が飛んじゃった感じだ

ソナは項垂れるジェミンを抱きしめます。

ジェミンさん、苦しまないで   何を言っても慰めにならないだろうけど、あなたのこれまでの人生を否定しないで 

何よりも私があなたを愛しているから

ソナさん・・

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ジェミンは強くソナを抱きしめます。そんな二人をソジュンが見てしまいます。

***

気落ちしたソジュンは店を出ていきます。ちょうど店に来たサンミがソジュンを追いました。

ソジュンさん、どこへ?

二人は街でお酒を飲みます。

俺は自分に腹が立ってます   こんなに長い間告白もしないで悩んでいたなんて

ソジュンはお酒を煽ります。

ソナがムンとつきあった時も告白するか死ぬほど悩みました   でもソナを娘のように思う母を見てると言い出せなかった

私の前で告白しましたよ

サンミはソジュンにお酒を注ぎながら笑いました。

もう遅い

ソジュンさん、飲みましょう!  乾杯

サンミはソジュンを励まします。

***

キム室長について調べましたが会長が指示した証拠は見つかりません 

グムドクはジェミンに報告しました。

父が黒幕だと証明するのは難しいですね

ジェミンは話します。

会長は目的を達成するまでソナを狙うでしょう   心配です

母を危険にさらした以上、諦めるかと

そうそう、オム・チュンジャを捕らえました    情報を得られるかも

グムドクは言います。

***

ソナは韓屋でジェギョンがユンの娘でないとヘランに伝えます。

ジェギョンの実父が現れたの   パク・ヘンシルが30年くらい前に同棲していた男だとか    DNA鑑定の時にうまく会長を騙したみたいで

それじゃユン・テグクの実子は一人もいないのね   あんなに血筋にこだわってたのに

ヘランは嘆息します。

***

不審な電話の主は見つかったか

ユンは会長室でスチョルに聞きました。

追跡には時間が   ネット電話である上番号が偽造されています

なんとしても見つけろ   キムの件が発覚したら終わりだ   トラックの運転手を隠してお前が監視しろ

ユンはスチョルに命じます。

***

オム・チュンジャが韓屋に連れて来られます。

秘密をバラすなんて

ヘランはチュンジャに怒ります。

生活のためです   私は金持ちじゃない

チュンジャは開き直りました。

誰のせいでムショに入ったと?

お黙り!

ジェギョンに言ってないことがあるんですよ   取引しませんか

チュンジャはヘランに持ちかけます。

奥様もご存知ない極秘情報です   安くしますよ

また汚いマネを!

ジェミンの実親を知りたくないですか

実親?  あなたは知ってるの?

そう思います

私と取引する気?  監獄で死にたいの?

拉致したのよ!

は?

ジェミンは私が拉致した

ヘランはショックのあまり言葉を失います。

誰かの大切な赤ん坊だったジェミンを奥様の指示で盗んだの

やめて!  拉致しろなんて言ってない  未婚の母だったあなたに子供をくれと言っただけ

しらばっくれないでよ!  20年ほど後に私の子じゃないと話したはずよ 

拉致だって・・?

店に来たジェミンが茫然として言いました。

信じられない

ジェミン、違うの   この女の話は嘘よ!

ヘランはジェミンに叫びます。しかしジェミンは店を出ていきました。

ジェミン、待って!

母さん  私が行く

ソナが追いました。

***

母さんが拉致の指示をするはずない

ソナは店の裏でジェミンと話します。

俺は捨て子じゃなかったんだな

そうよ   あなたは愛されてた   事故だったのよ

母さんへの恨みよりも辛かったのは実親に捨てられたことだった

捨てられてない   ご両親はあなたを探してるわよ

ジェミンは頷きます。

ジェミン   話を聞いて

ヘランが来て言いました。

***

ヘランは韓屋の居間で昔の出来事を二人にうち明けます。

ユンがソナの父親を殺しソナも死んだと思っていた私はユンの子供を産みたくなかった   いいえ、もっとひどい復讐をしたかった

それで・・俺を?

ジェミンが訊ねます。

私は母子施設を訪ねてオム・チュンジャにあったの  妊娠初期だった彼女に巨額のお金を渡して取引をした   産んだ子を私が貰う約束をしたの  

ユンが仕事で不在のうちに、臨月を装う私は子供を貰い産んだことにしてユンを騙そうとした

生まれたばかりのジェミンは本当に尊くてまるで自分が産んだように愛しかった  そうしてあなたが20歳になるときまであなたはオムの産んだ子だと思ってた 

ヘランは顔を曇らせます。

でもある日オムが訪ねてきて自分は妊娠初期に流産したと話したの   ジェミンはお金が欲しいから施設から連れてきたと語った   そしてユンに暴露されたくなかったら口止め料をよこせと要求した

母さんは騙されてしまったのね

ソナが言いました。

そうね  オム・チュンジャには本当に苦しめられた   私は・・ジェミン、あなたが拉致されたなんて全く知らなかったの   でも私がお金を渡したことでチュンジャは犯罪に走ってしまった   あなたのご両親にはなんてお詫びすればいいのか・・

ヘランは涙を流します。

***

ジェギョンのところへコ・ドックから電話がかかってきます。

ジェギョン、医者から手術の話が無いんだ

手術が混んでいるんですよ   お待ちを

ジェギョンは話します。

そうか  なら母さんと見舞いに来てくれ   退屈で死にそうだ

コ・ドックを怒鳴りたくなるジェギョンですが、我慢して言います。

二人で行きますよ   ところでその携帯は?

隣の人から借りた

そうですか   待っててくださいね

ジェギョンは電話を切るとヘンシルにかけ直します。

母さん、別れた男の世話を私にさせないで!  今すぐ病院へ   私も行く

サンヒョクが出ていくジェギョンを追いかけます。

最近行動が怪しいな   弱みを握って離婚協議書にサインさせてやる

***

忙しい子を何故呼び出すの

ヘンシルはドックに怒ります。

一人でいると退屈で仕方ない

すみません   母を当てにしてください   母さんが付き添わないと父さんが寂しがるでしょ 

わかったわよ

ヘンシルはむくれながらジェギョンに言います。

ジェギョン、来たついでに先生と話を   調子が良くない

わかりました   先生と話してきます

ジェギョンは病室を出ます。

***

医者からドックが長くないと告げられたジェギョン。内心喜びなからも表面上は悲しむフリをします。

ジェギョンが医者の部屋から出てくるとサンヒョクが現れました。

ムン・サンヒョク、どうしてここに?

何を企んでる?

企むって?

君が泣きマネする理由を医者に聞くか?  誤魔化さずに言えよ

(ムンに出自かバレるのはまずい)

そう思ったジェギョンはサンヒョクに話します。

母が病気なのよ

見るからに健康そうなのに?

父に聞いてみれば?  母ったらガンなのに手術を拒否した 

するとヘンシルが元気そうにやってきます。

あらジェギョン、ここにいた   サンヒョク君も

サンヒョクは疑わしげにジェギョンを見ます。

***

どこから子供を連れてきたの

ソナとヘランはグムドクの事務所でチュンジャを問い詰めます。観念したチュンジャは話し出しました。

臨月の時期になっても忙しくて子供が用意出来てなかったの   仕方なく赤ん坊を探そうと小児科を回った   いよいよ諦めようとした時にやっとチャンスが!

母親が離れた隙に・・

チュンジャは皆から顔を背けました。

誰にもバレずに拉致したと?

ソナが声を上げます。

当然大騒ぎになったわよ  でも防犯カメラなんか珍しい時代でしょ   大病院だったけどカメラはなかった   無事成功したの

その病院の名前は?

三人がチュンジャに迫ります。

病院の名前は・・   それが思い出せない!!

グムドクがチュンジャをドツキました。

ふざけてないで早く言いな!

知らないのよ!

チュンジャは言い返します。

あなたが連れてきたのに知らないわけないでしょう?

ヘランが言いました。

奥様に急かされてあちこち小児科を回ったから看板まで見てない!

でも場所は分かるはず

ソナが追及します。

その辺一帯がマンションに変わってた   それ以上知らないから勝手にして 

オム・チュンジャ! ジェミンの両親は今も息子を探しているかもしれないのよ!

ヘランが語気を強めます。

オム・チュンジャさん、ジェギョンに情報を売ろうとして黙っているならあなたを許さない

ソナは言いました。

本当に知らないんだ!

チュンジャは事務所を出ていきます。

***

ジェミンはナムの事件の目撃者、イ・ファリンを探していました。

ユンですが総務課ですか?  イ・ファリンさんの名が希望退職者名簿にあるか確認をお願いします

ジェミンが電話を終えた時、ちょうどユンが入って来ました。

忙しいか

大丈夫です

顔がやつれているじゃないか   辛いのか   ポン・ソナが実の姉と分かって

父さん・・

全く運命のイタズラだな

気持ちの整理はつきました

そうか?  なら仕事に没頭しろ   そうすればすべてうまくいく   ジェギョンが後継者の座を狙っているが、私の跡を継ぐのはお前なんだ

ユンはジェミンを励まします。

***

ジェギョンから連絡を受けたチュンジャはカフェでジェギョンと会います。ジェギョンはチュンジャにお金の入った封筒を渡しました。

それで兄の両親は誰なの?  教えてください

不確かだけどあの女だと思う

チュンジャは韓屋の女主人こそがジェミンの母親だと告げました。

まさか韓屋ベーカリーの社長が?

ジェギョンは耳を疑います。

彼女のことを調べたら病院で末の息子を失ったそうなの   一致してる

何かの間違いよ   兄はあの家にずっと出入りしてたわ

ジェギョンは戸惑います。

<灯台下暗し>と言うわ

でも何故ヘランは養子でなく実子にしたの?

さあ・・?  それは聞いてない   流産したか子供が産めないことを隠したかったか   そんなとこでしょ

チュンジャは答えます。

もう連絡して来ないでね   このお金で新しい人生を送るわ

そう言ってチュンジャは去っていきました。

でも変だわ   父はヘランに心酔しているのに実子を用意する必要が?  子供を産めないと堂々と言うはずよ   きっと私の知らない何かがある

ジェギョンは推測します。

84話

サンヒョクはヘンシルがガンだとは信じられないとジェギョンに言います。

見た目ではわからないからガンは恐ろしいのよ   納得がいかないから私のオフィスに居座ってるの?

俺のことは気にせず仕事しろよ

サンヒョクはタブレットを操作し始めます。苛立ったジェギョンはオフィスを出ようと立ち上がりました。

どこへ?

トイレまで報告するの?

ジェギョンが出ていくとサンヒョクはジェギョンのバッグの中を調べ始めます。そして医療費の明細書を見つけました。

コ・ドック?  誰だ?

サンヒョクは明細書を懐に入れると出ていきます。

***

警察署へ?

ジェミンはソナに訊ねます。

うん、ご両親は捜索願いを出してるはずよ

まだ早い   実親の件を父に知られたら君と母が危ない目に遭う

ジェミンさん、そう言わないでご両親を探して   気になるでしょ

ソナはジェミンを説得します。

私が母を探している時助けてくれたじゃない   私も力になりたいの

気にしなくてもいい   君は仕事に専念して

ジェミンはソナに言います。

ところでジェギョンの実父の件は?

肝移植すると言って時間を稼いでる   でも手術の日程は決まってないのよね

その時グムドクから電話が来ました。

グムドクさん、え? オム・チュンジャを逃したの?

実親を知ってるだろうから見張ってたんだけど、気づかれて雲隠れされた

グムドクは言いました。

ユン・ジェギョンが手を貸したんじゃ

ソナは推測します。

ジェギョンがオムさんを?

ジェミンは驚きます。

***

ジェミンはジェギョンのオフィスに行きます。

来たわね

ジェギョンが笑いました。

自分の出生の秘密が気になるでしょう?

ジェギョン、オムさんをどこに隠した?

何故私に聞くの?  兄さんの実親が誰かオムが知ってるの?

とぼけるな   オムさんに会っただろ   匿ったか

さあ? でもお母さんは何故父に内緒でオムに兄さんを連れて来させたのかしら 

黙れ

その上何故妊娠しているふりを

さっさとオムの居場所を教えろ!

ジェミンは強硬に言います。

知らないわよ、兄さんが探せば

なんだと

それより兄さんが実の息子じゃないと知ったらお父さんはどうするかしらね 

気になるか   それなら病院に隠してるコ・ドックを父に会わせようか?

兄さん!

すると扉が開いてユンが入って来ました。

ケンカする声が外まで聞こえたぞ   何故兄妹なのにいがみ合うんだ   ジェミン、妹に厳しく当たるのは止せ    妹が失敗しても兄なんだからカバーしてやれ

それからユンはジェギョンに怒りました。

問題ばかり起こすな!  お前のせいで私も気苦労が絶えない   私に追い出されないだけでも感謝するんだな

はい   お父さん

ジェギョンは素直に頷きます。

ジェミン、何故黙ってる   返事は?

しかしジェミンは黙って部屋を出ていきます。

あの野郎、相変わらず反抗的だ

すみません、お父さん   兄さんと言い争いをしてしまって・・

しっかりしろ   心配させるなよ

はい、お父さん  私が悪かったです

ジェギョンはユンに謝りました。

*** 

失礼します

サンヒョクはドックの病室を訪れます。

どちら様?

僕はユン・ジェギョンの夫です

ジェギョンの夫か   よく来たな   壻よ

(壻?)

サンヒョクはびっくりしました。

ジェギョンが話をしたんだな   どんな夫か気になってたよ   ああ、入院費のことは心配しなくてもいい   娘が払ってくれてる

(ジェギョンは会長の娘じゃなかったのか!)

サンヒョクは驚きながら話します。

ジェギョンに実父がいるとは知りませんでした

俺も秘密は墓場まで持っていくつもりだった   だが肝移植が必要になって娘を頼るしかなくなったんだ 

ドックは笑います。

***

ソナの父とヘランの過去を知らない?

ジェギョンはスチョルに聞きます。

ああ、何故二人の過去を知りたいんだ?

ヘランが何か隠してるからよ   ソナの父、ヘランとユン会長、 三人の関係を調べて

わかった

スチョルが立ち上がるとサンヒョクがオフィスに入ってきます。スチョルはお辞儀せずに出ていきました。

***

サンヒョクはジェギョンが会長の娘でないのを知っていると告げます。

実父は病室で死ぬとも知らず、肝移植できると信じて

デタラメ言わないで!  ソナに聞いたの?  許せない!

ソナの所へ行こうとするジェギョンをサンヒョクは止めます。

待てよ  これが先だ

サンヒョクは離婚届を差し出します。

私と離婚してもソナのもとには行けないわよ

ジェギョンは言いますが、サンヒョクは受けつけません。

これ以上君の嘘は聞きたくない   卑しい出自のくせに俺を見下しやがって

ムン・サンヒョク、 よくも言ったわね

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

判を押せ   さもないと会長に君の正体をバラす

サンヒョクは離婚届を置くと出ていきます。

***

サンヒョクはマルジャにジェギョンの実父を明かします。

ジェギョンは水商売をしていた母親とそのヒモの娘だったの?  あきれた話ね

人生を棒に振るところだった

会長の娘じゃないのにお姫様みたいに振る舞ってたわけ?   タチの悪い女ね   早く会長に話しなさいよ

マルジャはサンヒョクを促します。

駄目だ  ジェギョンが家を追い出されたら財産が貰えない   判を押さないと会長にバラすと脅したから財産分与に応じるはずだ

サンヒョクはマルジャに語ります。

***

ネット電話の追跡が出来なかった?

ユンは会長室でスチョルからの報告を受けます。

発信元がわからないのか   あの会話はこの部屋でしたものだ   電話中ジェミンもポン・ソナも食卓にいた

誰かに指示したのかも   会長室に出入りした人物を再度確認します

スチョルはお辞儀して出ていきました。

一体誰なんだ   許さん

ユンは呟きます。

***

ヘランとジェミン、ソナは密談します。

ソナ、ユンを刺激しないで   ユンを敵に回すと危険だわ

ヘランはソナに言います。

まずはナム・ギテク殺害の冤罪を証明しよう

ジェミンが話します。

それとユン会長の裏帳簿も見つけないと

そうね  それからひき逃げ犯を探し出してユン・テグクが黒幕だと暴きましょ

ヘランが言います。

キム・ヨンダルの死を偽装した件も

ソナが言い足しました。

父はどんな人間だったんだ・・   父の血を引いてなくて良かった気がする

ジェミンはヘランの手を取りました。

母さん、今までの苦しみを思うと胸が痛いよ

なんとか耐えてきた   とにかくユンがソナを警戒しないよう手を打ちましょ   

ヘランは二人に告げます。

***

ブレスレットを渡さないサンヒョクに苛立ったソナはマルジャの家を探りに行きます。けれどマルジャの部屋から探し出し、あちこち探ってもブレスレットはありませんでした。

一体どこに隠したの?

するとマルジャが帰って来ました。

あらソナ、来てたの?テヤンは??

お義母さん、顔を見たらすぐ帰ろうと思って・・   今日は早いですね

全然お客が来ないから帰ってきたの   ちょうど良かった   サンヒョクも来るのよ

ソナは携帯を見るふりをしてから言いました。

ちょっと急用ができたので帰ります!

あら待ってよ、ソナ!

マルジャが引き止めますが、ソナは家を出ていきます。 

***

ソナは韓屋の店に来たサンヒョクと話します。

財産は諦めてジェギョンと離婚するの?

ああ、ジェギョンが財産分与に応じないんだ   君と早く一緒に暮らしたい

サンヒョクは言いますが、ソナはサンヒョクの話に戸惑います。

ソナ、俺を君の実の母親に紹介してくれ

実の母親?  私の再婚相手としてあなたを紹介するの?  母はショックを受けるわよ   あなたのことを嫌ってるし・・

そうだな  障害の多い結婚になる・・

財産を貰ってから離婚したら   そうすれば気が晴れるでしょ

大した額じゃないし、振り回されたくないんだ   ソナ、俺のマンションに一緒に住まないか

あくまでもサンヒョクは迫ってきますが、ソナにその気はありません。

無罪を証明して綺麗な身にならないと先には進めないわ   ブレスレットはどうしたの

明日渡す  本当だ

信じろと?

離婚するのにウソはつかないよ

サンヒョクは断言します。

***

サンヒョクはブレスレットを車のトランクに隠しますがそれをジェギョンが見ていました。

ムン・サンヒョク、トランクに何を入れたの?

ジェギョンはクローゼットのサンヒョクの背広から車のキーを取り出すと、トランクを開けてブレスレットを手に入れました。  

これを持ってたから強気だったのね   私を刑務所に入れて自分だけ幸せになるつもり?  そうはさせないわ

***

ユン家のリビングでお茶を飲みながらユンはヘランに話します。

一緒に住みたいならビンナを連れて来い

本当に?

お前の娘だろ?

そうしたいけどビンナがあなたを警戒してて・・

どうしてだ?

私が夫を亡くしてすぐに再婚したから傷ついたみたいなの   その上あなたのせいで父親が死んだと思ってる

ユンは眉を寄せてヘランを見つめます。

あなたのことをよく思ってないのよ   ビンナに何か言われなかった?

ヘランはユンに訊ねました。

(ソナはキムの映像をヘランに見せていないのか?   ヘランは知らないようだ)

ユンは驚きます。

***

ヘランはさらにユンを油断させるために一芝居打ちます。ユンに聞こえるようにテラスでソナと電話で話すフリをしました。

違うのよ、ビンナ   誤解してるわ

ヘランの声を聞いたユンはテラスに近づき話を聞きます。

私もユン会長を疑った事があるけど彼は長い間罪悪感に苛まれていた   マンシクさんを兄弟のように思っていたし、友人を救えなくてとても傷ついてるの   あなたには言いづらいことだけど・・長い歳月を共にした人だから・・

ヘランは携帯を耳から外して言います。

私の愛する夫なの

ヘランの話を聞いたユンは頷いて立ち去ります。

(これでユンはビンナに手を出さない) 

ヘランは冷笑しました。

***

ユンは部屋に戻ると満足げに独りごちます。

ポン・ソナは母親がショックを受けるから黙ってるのか   ヘランとは苦楽を共にしてきた   私に情が湧くのは当然だよな

ユンは嬉しそうに笑います。

***

ジェミンは総務課から連絡を受けます。

イ・ファリンが希望退職者名簿にあった?  名簿を送ってください

ジェミンは電話を切り呟きます。

ユン・ジェギョン、イ・ファリンを辞めさせるつもりか? 

***

ジェギョンはスチョルからユンの過去を知らされます。

お父さんが人を殺したの?

事情があるんだ

そのキム・ヨンダルが握っていた秘密って?  ファン・グムドクとヘランが会っていたのも・・

チュ理事もキム・ヨンダルを探してた

父の罪がどうとかソナが言ってたけど、まさか父がソナの父親の会社を奪ったの?

ジェギョンはスチョルの様子を見て続けます。

スチョル、知っているんでしょ?  教えてよ!

会長にとって致命的な過去なんだ

ねえ、スチョル、ソナとヘランに追い詰められてるのよ   兄と私の出自がバレたら私だけ損をする   兄はヘランの息子でソナと結婚すれば壻になる   でも私は完全な赤の他人よ   父に捨てられないために切り札が必要なの

ジェギョンはスチョルに懇願します。

***

スチョルは仕方なくユンのことをジェギョンに話します。

ソナの父親をお父さんが殺したの?  その証拠映像をキムが持ってたわけ?

キムは処理したがポン・ソナが映像を見た

スチョルは言います。

その後トラック事故が起きたんだ

ヘランも知ってるの?

わからない   ポン・ソナが理事に話したと思うけど

ヘランは・・父の弱点を探りながら機会を狙ってるんだわ

ジェギョンの言葉にスチョルは驚きます。

もしかして昔から知っていたのかも   復讐心で父の子を産まなかった   ジェミンをどうして自分の子と偽ったと?   ジェミンを復讐の道具にしたのよ

なんだと?

スチョルは仰天します。

会社を取り戻すために息子が必要だった   テグク製菓を奪い返すためにね

ジェギョンはほくそ笑みます。

父が知ったらさすがのヘランもおしまいだわ

***

ジェミンは総務課から送られてきたイ・ファリンの希望退職申請書を見ます。

この電話番号はジェギョンのものだ   証拠隠滅に躍起になってるな

ジェミンはソナにファリンの話をします。

イ・ファリンが希望退職者名簿に載ってるの

ソナは驚きます。

ジェギョンが会社を辞めさせようとしてる   きっとまとまった金を渡して姿を消させる気だ

彼女は海外に行ってるはずじゃ

連絡先はジェギョンの番号だ

でも退職するなら人事との面談があるわ

そうだ   だから人事チームのフリをして彼女にメールを送った

あら!  ジェミンさんは仕事が早いわね

ソナはジェミンを褒めます。するとジェミンはソナに頬を近づけました。

お礼は?

ソナが頬にキスしようとするとジェミンが唇にキスしたので、ソナは慌てました。

何するのよ、ここは会社よ

誰もいないよ

抱きつこうとするジェミンからソナは逃げます。

ちょっと!

***

これを食べて

韓屋を訪れたジェミンにボクスンは果物を出しました。ジェミンはソジュンと三人で居間で話します。

自分の両親じゃないと思ったことはないでしょ 

ボクスンはジェミンに聞きました。

はい   だからかなりショックを受けました

ユン会長はあなたを大事にしていたのね

今でも顔色が悪いと心配してくれます   だから憎めないんです

お前を育ててくれた人だからな

ソジュンが言いました。

父の本性を知る前は尊敬してたんです・・

あなたのようにソヒョンも大切に育てられたから、私の前に現れないのかも・・

ボクスンは言いました。その時グムドクと電話していたソナが部屋から出てきました。

グムドクさん、イさんは帰国しているのかも   以前の番号も照会して   お願い

ソナが電話を切るとボクスンが訊ねました。

ナムの事件を目撃した女性社員のこと?

そうです   イ・ファリンさんを見つけてムンから証拠を受け取ったら再審請求します

ジェミンが答えました。

***

会社のオフィスでブレスレットを見ながらジェギョンは呟きます。

これをどこに隠そうかしら

するとサンヒョクがオフィスに入って来ました。

ブレスレットをどこにやった?

なんのこと?

とぼけるな!  車載カメラに映ってたぞ!!

知らないわよ   仕事の邪魔だから出てって

ブレスレットを得たジェギョンは強気です。サンヒョクは観念して言いました。

昨日言ってた俺の知らないことってなんだ?

気になる?

何故ソナのもとに行けないんだ?

私の言うことを聞くべきだった

早く教えろ

どうしようかな

ジェギョンが焦らしているとサンヒョクの携帯が鳴ります。マルジャからでした。

サンヒョク、仕事中火傷しちゃったの   急いで来てくれない?

サンヒョクはマルジャの所へ向かいました。

***

え?お義母さんが火傷して来られない?

サンヒョクの断りの電話にソナは落胆します。

パパは来ないの?

テヤンが聞きました。

うん  テヤン、寂しい?

ううん、パパはいつも忙しいから   パン作りを手伝うよ

ソナはテヤンを抱きしめます。

テヤン、ママが悪いの   悲しかったら正直に言って   我慢しないでね

わかった

テヤンは頷きます。

***

ジェギョンはテラスにスチョルを呼び出します。

スチョル、頼みが

先に報告させろ   イが帰国した   何の相談もなく

なんですって?

身を隠すように言う

ソナには絶対に会わせないで! 

ジェギョンは焦ってスチョルに叫びます。

***

ヘンシルが会長室にいるとドックから電話がきます。けれどヘンシルは出ずに切ってしまいました。

よっぽと暇なのね

ヘンシルは化粧を直し始めます。

私の方がチュ・ヘランより若いのよ   負けてられないわ

するとヘランが入って来ました。

会長の正妻になるつもり?

あら、ヘランさん、 元気そうですね

余計なお世話よ   外で話しましょ

何故?  ここで話してください

ジェギョンの実父の話を会長に聞かれても?

何を言い出すんですか?   ジェギョンの父親は会長ですよ

シラを切らないで   行くわよ 

ヘランは先に出ていきます。ヘンシルは慌てて後を追いました。するとうっかり携帯を置いて行きます。

***

ヘランとヘンシルはカフェで話しました。

あなたも大したものね   会長の実子に仕立てあげて娘にたかるなんて

”たかる”なんて失礼だわ   ジェギョンは会長の娘だと思ってました   神に誓って本当ですよ

コ・ドックを呼び出して会長と引き合わせる?

ヘランはヘンシルを挑発します。

それは・・

ヘンシルは言葉に詰まります。

***

会長室のソファーで置き忘れた携帯が鳴り、ユンが拾い上げます。

誰が忘れたんだ   そそっかしいな 

切ろうとしたユンは間違って電話に出てしまいます。

パク・ヘンシル   俺を避けているのか

電話はドックからでした。

夫が死にかけているのにこのまま見捨てるつもりか   ジェギョンを連れてこい   さもないとユン・テグクにすべてバラすぞ

電話を聞いたユンは顔を歪めます。

***

ユンはジェギョンのオフィスに行き携帯を渡しました。

母さんの携帯を何故お父さんが?

私の部屋に置いて行ったんだ   渡してくれ

ユンはジェギョンに言いました。

***

今晩父に兄の秘密を暴露するわ

ジェギョンはヘンシルに話しました。

ヘランが復讐してるとウソもついてやる

会長が騙される?

うまく話すわ   ヘランも打つ手がなくなる

その時ドックの病院からヘンシルに電話が来ました。

え?ドックが・・??

***

ドックはベッドで苦しんでいました。

やっと来たな   連絡しても無視しやがって

臨終だと聞いたんだけど・・

ヘンシルが言います。

さっきは痛くて死にそうだったんだ   そばにいるべきだろ?

ドックはジェギョンを見ました。

おい、ジェギョン、  死ぬのを黙って見ているつもりか  

落ち着いて   怒ると体に悪いです    ドナーは探していますよ

ジェギョンはポットに水を入れに行こうとしますが突然ユンが病室に入って来ました。

どういうことだ?

お父さん・・!

ジェギョンは驚いてポットを落としてしまいました。ユンはジェギョンの頬をはります。

ジェギョン・・

ヘンシルが狼狽えて言いました。ユンは病室を出ていきます。

お父さん!  待って・・

ジェギョンは後を追いました。

◆ドラマ「二番目の夫」第17週(第82~84話)の感想

ついにユンにジェギョンの出自がバレてしまいましたね!これまで不出来な娘を庇ってきたユンだけに自分の娘じゃないと知った時の怒りが怖いです😅。まさか殺したりはしないでしょうけど、サンヒョクに与えた罰を考えると半殺しの目に遭いそうで・・まあスチョルはジェギョンを愛してるから助けようとするでしょうけど。

そしてジェミンが韓屋の末っ子だったとは驚きでしたが、これでボクスンの警察署通いも終わりそうでお疲れ様って感じですね。ユン家は崩壊しそうだけどジェミンとソナの間の障害が消えて二人の愛が成就しそうで良かったです♥。

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