韓国ドラマ「二番めの夫」第12週でついにヘランとソナの親子判明への道が開ける!加えて第57~59話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。

今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第12週(第57~59話)について書きたいと思います。

実の娘とも知らず、シャロンを追い出すヘランはソナの祖母のノートから意外な事実を知る・・

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中

◆このドラマのキャスト/これまでの物語

キャスト

<第1~4話>  <第5・6話> 

<第7~9話>  <第10・11話>  

<第12~14話>  <第15・16話>

第17~19話  <第20・21話>

<第22~24話> <第25・26話>

<第27~29話> <第30・31話>

<第32~34話>  <第35・36話>

<第37~39話> <第40・41話>

<第42~44話> <第45・46話>

<第47~49話> <第50・51話>

<第52~54話> <第55・56話>

◆ドラマ「二番目の夫」第12週(第57~59話)のあらすじ(ネタバレ)

57話

ソナ(オム・ヒョンギョン)は韓屋の自分の部屋で祖母の遺品を探します。

ソナ、何か探してる?

ボクスンが来て訊ねました。

祖母の遺品の箱にあった写真と靴がなくなって… ジェミン(チャ・スウォン)さんの家にもなかったんでこっちかと

どこかに落とした? 母親を探す唯一の手がかりなのに… そう言えば母親に電話したのよね

ソナは答えずにうつむきます。

まだ会う気はないの?

冤罪を証明するまでは会わないつもりです     向こうも諦めたのか連絡がないし

母親は諦めたりしないわよ     あなたからの連絡を待ってるのかも

***

ビンナ   まだ私に会う気はないの?

ヘランはビンナの靴をながめながら呟きます。

私にがっかりしたのね    生きてると思わず探しもしなかったから

何もかも私のせいよ

ヘランは嘆きます。

***

ソナはすぐにでも父にバラす勢いだった   もうどうしよう

ジェギョン(オ・スンア)サンヒョク(ハン・ギウン)に訴えます。

シャロンに言って兄を止めて貰おうかしら

なんだって?

兄が出しゃばらないよう阻止してと

(ソナのことをソナに言ったら余計怒るじゃないか)

サンヒョクはそう思いジェギョンを止めます。

普段から口が軽い女だぞ   義父の耳にも早く入る

じゃあどうすれば?   全てがうまくいかない

ジェイタウンを早く完成させて力を養うしかないだろう

サンヒョクは告げます。

そうね・・残りの絵を処分して工事費を工面するわ

そうしろ     決裁案件が多いから行くよ

サンヒョクはオフィスを出ていきます。ジェギョンはスチョルに電話しました。

スチョル、絵を売りたいの     高く売れるギャラリーを調べて

***

息子を盗んでヌケヌケと暮らすなんて許せない     苦しめてやるわ

シャロンはジェギョンへの嫌がらせを再開します。ジェギョンのオフィスに行き用事を頼みました。

ローズホテルの隣にブティックがあるでしょ?    オーダーしたドレスを取ってきて

ドレスを?

ジェギョンは眉を寄せます。

そうよ     ジェギョン、一回で理解できないの?

私用を頼むからでしょ    兄さんに頼むか自分で行っては?   仕事中ですよ

私に逆らう気なの?

シャロンは気色ばみます。

そうじゃないけど勤務中に私用は頼まないで欲しいと・・

ジェギョンだって勤務中にサンミさんに私用を頼んでるでしょ    投資金が要らないなら好きにして

ジェギョンはウンザリしながらコートを掴むと出ていきました、

***

お義父さん、食事はするべきです    戸を開けてください

ボクスンは戸口で部屋に籠っているダルボンに言いました。

要らん   食いたくもない

ダルボンのつれない返事にボクスンはため息をつきます。

お義父さん、私は作り話をしてません   キョンイは昔から品行が悪くて私のお金も返さずに逃げたんです

それがどうした?   若い頃の話だろ?   誰でも失敗する

故意だから質が悪いんです   お義父さんにもお金の融通を・・   キョンイを姑に迎えるのは無理ですよ    彼女の行動は問題です

私の再婚に何故お前が反対する?

ダルボンはボクスンを怒鳴りました。

***

会社の家族の会議にジェギョンが現れずユンは苛立ちます。

遅れてすみません

買い物袋を何個も抱えて来たジェギョンにユンは怒りました。

何故会議に遅れた?  仕事中に買い物か   皆暇でもないのに待たせやがって

お父さん  これはシャロンが・・

あらジェギョン、買い物してきたの?   一体いくつ買ったのよ

シャロンが口を挟みました。

・・は?  これはシャロンが

私がなんなの?  会長の前であの話をしても??

あの話とは?

会長がジェギョンに訊ねます。

お父さん、なんでもありません

ジェギョンは慌てて言いました。

すみません・・以後気をつけます

ジェギョンは椅子に座り項垂れます。

***

会長   全員揃ったのでお話を

ジェミンがユンを促しました。

次のエコパッケージフォーラムで我が社は製菓・製パン業界を代表し発表を行う

ユンは話し出します。

包装廃棄物を削減した点が好評を得てますね

ジェミンが言いました。

業務を把握してるチーム長を派遣しようと思ったが、勤務中に買い物に行くとは信用できん

ファッションは環境に深刻な影響を    水質汚染に大気汚染、衣料廃棄物まで

シャロンがすまして言います。ジェギョンは悔しそうにシャロンを見ました。

ユン専務   お前が準備しろ

え?  はい   わかりました

・・なんてことよ!

ジェギョンは怒りに燃えます。

***

サンミは会社の休みの日にソジュンを尾行してその行動を記録します。

今日の外出先はスーパーだけね

サンミは家で記録を見ながら言いました。

サンミ   ご飯よ

マルジャに呼ばれサンミはキッチンに行きます。するとキョンイが具合悪そうにご飯をつついていました。

おばさん、病気ですか

病気なわけない   仮病よ

マルジャが鍋をテーブルに置きながら言います。

マルジャ、 私は具合が悪いのよ     昨日は一睡もできなかった

ダルボンさんとの結婚を嫁に反対されたんでしょ

マルジャは椅子に座りながら言います。

借金を踏み倒した件も老人に知られちゃったしね    やれやれ

おばさん、結婚するんですか?

サンミがびっくりして聞きます。

まさか  できるわけない

マルジャが嘲ります。

あんた、だから普段から悪いことしちゃ駄目なのよ    ざまあない

キョンイは肩を落としながら言いました。

友達なんだから慰めてくれてもバチはあたらないわよ

もどかしくて言ってるの

マルジャはそう言うとサンミを見ました。

それよりサンミ、好きな人がいるなら紹介して

え?  うん・・   今度ね

サンミは答えます。

***

おじいちゃん   何故僕だけ血が違うの?

夕食時にテヤンに聞かれてユンは驚きます。

テヤン、何の話?

ジェギョンが訊ねました。するとヘランが話し出します。

テヤンが健康診断の結果を貰ってきたんだけど、血液型がRHマイナスのO型だったのよ

そりゃおかしいな    うちにはO型もRHマイナスもいないぞ

サンヒョクが慌てて言いました。

僕はRHマイナスのO型です

ああ、あなたはO型だったのね    でもジェギョンはAB型だしO型の子は生まれにくいはずよ

ヘランは言います。

そう言えば会社の健診でB型と言われなかった?

ジェミンがヘランに加勢します。

ああ、聞き間違いですよ    僕はO型です

サンヒョクは答えます。

(ムン・サンヒョク、あなたはB型でしょ)

シャロンは無言でサンヒョクを睨みます。

***

お祖母ちゃんより先にママに渡してよ

ジェギョンは部屋でテヤンを叱りました。

渡したんじゃないよ   お祖母ちゃんが先に僕のカバンを開けたんだ

テヤンは言います。

もうやめろ   テヤン、寝る支度を

サンヒョクがテヤンを庇います。

黙ってて!  キチンと教えないと    テヤン、次からはなんでも一番にママに見せて    わかった?

黙っているテヤンにジェギョンは手厳しく言いました。

返事は?

はい・・

さあ、テヤン、歯磨きしよう

サンヒョクはテヤンを抱いて部屋を出ました。

***

あなた、今度会社で健康診断をやるでしょ     今回は家族だけ別にできない?

ヘランはベッドで雑誌を読んでいるユンに聞きました。

キム博士なら聞いてくれるわ

まあ皆で絶食すれば気を使わずにすむからな

診断結果は全部私の所へ送って貰って    私は母親だから見ておきたいの    健康管理もしてあげないと

ヘランの話にユンは笑いました。

嫁を迎えたから姑の役目を果たす気だな    子作りのことが心配か

それもあるわ    ジェギョンも二人目を作らなきゃ     とにかくこの件は私に任せてね

ヘランは言いました。

***

ジェミンさんも遺品の箱の靴と写真を見てない?

シャロンはジェミンとテラスでお酒を飲みながら訊ねました。

祖母が残した大事な物なのに

部屋をよく見てみるよ

ありがとう

***

サンヒョクもテラスに来ますが二人がいるのに気づきます。

眠くなった

シャロンが言いました。

寄りかかれ    俺が抱えていくよ

私は重いわ

羽のように軽いよ   うちの奥さんは

サンヒョクは扉を開けて二人を見ます。

さあ早く肩に寄りかかれ

スキンシップは禁止よ   旦那様

旦那様?  ダーリンと言ってみろ

あなたが言って   ダーリン

お、今、ダーリンと言ったな

ジェミンはシャロンを抱き上げます。

違うったら

寝室に行こう

サンヒョクはテラスに飛び込みました。

何しに来た?

誰もいないと

サンヒョクは言いました。

ここで何をしてるんです?

見ればわかるでしょ   飲んでたの   ジェミンさん、行きましょ

シャロンはテラスを出ていきました。サンヒョクはジェミンを引き留めます。

ソナは僕の女でした

なんだと?

ソナとは10年以上一緒にいました     そばにいてもソナはお義兄さんに心を開きません     利用してるだけですよ

もう一度言え

ジェミンはサンヒョクの襟を掴みます。

お兄さんに忠告してるんです

サンヒョクはジェミンの手を払います。

ソナだとバレて、家がメチャクチャになる前にシャロンの扮装をやめさせるように言ったじゃないですか

自分の心配をしろ

ソナは簡単に男に心を許しません

サンヒョクは出ていきます。

***

ジェギョンは美術館に絵を持って行きます。

この画家の遺族が作品を欲しがっています    遺族は今韓国にいませんがVIPたちが絵を買って高値で遺族に転売しようとしています

館長はジェギョンに言いました。

転売したら価格が上がりますね

そうです    数年後に遺族に直接売ればもっと高く売れますよ

そうしたいけど事情があるんです

ジェギョンは言いました。館長はニッコリ笑います。

オークションに出してみましょう

参加者は皆VIPですか?

もちろんです   買う気のある人だけを招いて最高金額で売ります

館長を信頼してます

ジェギョンは微笑みました。

***

ソナとジナグムドクはジェギョンの絵を盗もうとします

時間内に館長室に侵入しないと

ジナは二人に計画を説明します。

オーケー   侵入なら私に任せて

グムドクは言います。

でもセキュリティ解除が問題なの    何か細工していてシステムに隙がない

それじゃどうしたら

ソナは考えます。

グムドクさん、お金を借りられる?

何をする気なの?

グムドクは訊ねます。

絵を買うわ

絵を盗むんじゃなくて買うと?

グムドクは驚きます。

***

オークションは資産家のVIPたち数名で行われることになりました。

うまくいきそうか

サンヒョクが聞きます。

稀に見る高額取引になるから期待して

ジェギョンはサンヒョクに笑います。

***

オークションにはシャロンも参加しました。

今日の絵はお金になると聞いてきたの

シャロンはジェギョンに言いました。

(シャロンをけしかけて高く落札させてやろう)

ジェギョンはほくそ笑みます。

オークションが始まり、VIPたちが値をつけ始めます。

気に入りませんか?

ジェギョンはシャロンに訊ねます。

どうかしら

あの奥さまは諦めなさそう    強めに出ては?   あの絵は十分価値がありますよ

ジェギョンは?

私は高額なので諦めます

そうね

シャロンは少し考えてから値をつけました。

20億!

それ以上上げるものはなく、絵はシャロンが買うことになりました。

やった!    20億だわ

ジェギョンは喜びます。ジナの扮するシャロンの秘書が現金を入れたアタッシュケースを館長に見せました。

現金だから数えないと

それでは銀行に

館長は立ち上がりました。

ジェギョンも行く?

シャロンが聞いたのでジェギョンは嬉しそうに応じます。

あ、絵を包んでおいて   後で運ばせるから

承知しました

館長は言います。

その時突然照明が落ちました。

どうしたの

火事よ!

掃除婦として潜入していたグムドクが叫びます。

火事ですって?

オークション会場は騒然となります。煙が充満してきて、VIPたちは戸口に殺到します。

早く開けて!

助けて!!

混乱した中ソナとジナは冷静でした。ジナは絵を額縁から切り取るとケースに入れます。それをソナは受け取り、外套の下に隠しました。そして皆と一緒にドアを叩きます。

照明が点くと皆は玄関に走りました。ソナはゴミ箱に絵のケースを投げ入れます。それを掃除婦に扮したグムドクが運んで行きました。

***

一体なんだったのかしら

騒ぎが収まると館長やジェギョンたちは会場に戻ってきました。しかし絵がなくなっているのを見て凍りつきます。

絵が消えたわ!!

ジェギョンが声をあげます。

どういうこと?  泥棒だわ

館長が青ざめます。

私の絵はどこに行ったの?

シャロンは館長たちに問いました。

騒ぎの隙に持ち去られたのよ

どうしよう

ジェギョンは床にへたり込みます。シャロンは館長からアタッシュケースを取り上げました。

返して   絵もないのにお金は払えない

どうすればいいの?  私の責任じゃないわ

オロオロする館長。ジェギョンは館長に掴みかかりました。

あなたのギャラリーで起きたことよ     私の絵を返して!!

ジェギョンは叫びます。

***

大成功を祝して

グムドクの事務所でソナたちは祝杯をあげます。

ジェギョンの泣き叫ぶ姿は見物だった

ジナが言います。

見学できなくて残念だった

グムドクは笑います。

この絵はどうするの?

ジナはソナに訊ねました。

予定どおりにジェミンさんに返す    ジェギョンが横領したお金で買ったものだもの    ジェミンさんから会社に返して貰うわ

ソナはグムドクに言いました。

偽ダイヤの代金と絵はジェミンさんへ

オーケー

グムドクは微笑みます。

***

ジェギョンはスチョルと酒場で飲んでいました。スチョルはジェギョンが飲むのを止めます。

もうやめろ   倒れるぞ

離して   シラフじゃ耐えられない    目の前で絵を盗まれたのよ

警察に届けたし、見つかるはずだ

あなたと一緒なら・・ヘランがあなたを怪しむから置いていった     ヘランのせいよ

ジェギョンはブランデーをあおります。

絵が盗まれてジェイタウンは完工できない

悔しがるジェギョンを見ながらスチョルは言いました。

こんな時は貧乏な自分が恨めしい

え?

金持ちなら君を助けられた

十分助けてくれた     どんな時もそばにいてくれたじゃない     あなたほど私を知る人はいないわ

ジェギョンはスチョルに問います。

私の悪事を知りながら何故そばにいるの?   あなたも危険なのに

愛する人が別の道を行くからとその人を諦めたら、それは愛じゃない

スチョルは言いました。

愛? ・・やめて

ジェギョンはスチョルの肩に頭をもたせました。

今まで思いどおりになったためしがない     私はいつも飢えてる    なぜなのかしら

ジェギョンは涙を流します。

***

家政婦が二階からカーテンを運んできたのでヘランは訊ねました。

それをどうするの?

クリーニングに出そうと

そうなの?  ちょっと待って

ヘランは止めます。

***

ヘランはシャロンの部屋に来て言います。

息子を後ろ楯に頻繁に外出してるわね   これ以上見逃せないわ

理事・・

家を出る心の準備は?  図々しく居座る気でしょ

シャロンはうつむきます。

自分はベッドに寝て息子は床に寝てる

それはジェミンさんが望んで・・

なんですって?

私がポン・ソナとして正式に両親の許しを得るまで一緒に寝ないと

そうなの?  わかったわ    じゃあテラスに行って

ヘランは命じました。

***

シャロンがテラスにいくと洗剤の入った水桶にカーテンが浸かっていました。シャロンは裸足になると足でカーテンを踏みます。

シャロン、ここか?

ジェミンがテラスに来ました。

また母さんの嫌がらせか

ジェミンは靴下を脱ぐと桶に入ります。

やだ   狭いから出てよ

狭いから転びそうだ

ジェミンはシャロンの両手を握ります。

スキンシップは禁止よ

スケベだな   洗濯しているだけだ

二人は足でカーテンを踏みます。

早く踏んで終わらせよう   あっ・・

シャロンは足を滑らせジェミンに支えられます。二人の顔が近づきました。

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

***

サンヒョクは本を読んでいるテヤンに聞きました。

誰も帰ってないのか?

伯父さんと伯母さんはテラスで水遊びしてる

何してるって?

ふざけて遊んでるよ

サンヒョクは血相を変えます。

テヤン、俺たちも行こう

***

シャロンとジェミンがキスしようとした時、サンヒョクがテラスに入ってきました。

ここで何を?

僕もやりたい!

テヤンが桶に入ってきました。

伯父さんは出て    狭いよ

ジェミンは桶から追い出されました。

テヤン、伯父さんを攻撃しろ

サンヒョクとテヤンはジェミンに水をかけます。

***

ボクスンはキョンイを諦めさせようとマルジャの家を訪れます。

舅と結婚しても逃げだすのは目に見えてる     純粋な舅を惑わせないで

そんな風に言われたら余計意地を張りたくなるわ

キョンイは言いました。

キョンイ、正直に言いなさい   本当に舅を愛してるの?

じゃあ、キョンイが愛してもいないのに結婚すると?

マルジャがお茶を置きながら言いました。

キョンイも改心して随分経つんですよ   二人はアツアツですよ    嫁に結婚を反対する権利はないでしょ

ボクスンはマルジャを睨みました。

おたくは黙ってて

***

サンミは韓屋ベーカリーにやってきます。

午後7時、店の片付けね

サンミはソジュンを見ながら携帯に記録します。

お嬢さん、また来たのか

チルスが声をかけました。

閉店時間ですよ

ソジュンはサンミに言います。

ジュースを飲んだら帰ります  

チルスはテーブルについたサンミにささやきます。

サムギョプサルと焼酎1本で仲を取りもってやる

ホントに?

サンミはお金を渡しました。

任せておけ

チルスはソジュンを呼びました。

ソジュン、この近くに新しいカフェができたんだ    人を待たせてるから”遅れる”と伝言して来い

それを聞いたサンミは走っていきました。

暇そうだし自分で行ったら?

鈍いやつだな・・ その店のコーヒーとうちのコーヒーを飲み比べて味の改善を試みろ

叔父さん、うちはパンの味で勝負してるんだ

パンも大事だがコーヒーもうまい方がいいだろ?   俺が行くまで話し相手になってやってくれ

わかったよ

ソジュンは出かけていきます。

***

サンミはカフェでソジュンを待っていました。ソジュンが入ってきてロボットがコーヒーをいれる様子を眺めます。

ソジュンさん、ここです

え?  ジュースを飲まずに帰ったけど、ここで何を?

叔父さんの計らいですよ     私と話してみろって    一種のお見合いかしら

ソジュンは呆れながら席に着きます。

叔父さんってば

正式に自己紹介します    ムン・サンミです

ぺ・ソジュンです

コーヒーをどうぞ

サンミは笑います。

***

スチョルはジェギョンを抱いて家に連れ帰りました。

一体どうした?

ユンが仰天します。

過度の飲酒を

早く二階へ

サンヒョクがスチョルを促します。家族は呆れてその様子をながめます。

58話

スチョルがジェギョンを抱いて連れか帰ったことをサンヒョクは怒ります。

俺の妻を抱いた気分は?  いままで二人で酒を??

ジェギョンが飲んだだけです

ジェギョン?  気安い呼び方だな

俺とジェギョンは旧知の仲なので

”俺とジェギョン”?  仲がいいな     ”俺たち”と言えばいい

常務に怒る権利があるとは思えません

スチョルは言いました。

常務はポン・ソナに会ってるのに、ジェギョンを介抱して罵られるのは不愉快です

サンヒョクはスチョルの頬を打ちます。

名前を呼ぶなと言ったろ!    恋人気取りだな    目を見ればわかる    妻に気があるだろ?

サンヒョクはスチョルの襟を掴みます。スチョルはその手を振り払いました。

自分の襟を正しては?

スチョルはそう言うと部屋を出ます。

***

娘のビンナのことが気になるヘランは思いきって自分から電話をかけてみます。けれど緊張のあまり切ってしまいました。

無理だわ    キム・ヨンダルを探している女だとバレてしまったら・・

今はその時じゃない

ヘランは電話するのを諦めます。

***

朝になって絵を奪われたと聞いたサンヒョクは驚きます。

保険は?

入ってるわけないでしょ    隠し財産なのよ     泣き寝入りするしかないわ

これからどうするんだ

わからない   また金詰まりよ   ああ、頭が痛い・・

ジェギョンは布団に潜り込みます。

今日は遅れて出社する

***

シャロンはグムドクから母親から電話があったと連絡を受けます。事務所に行くとグムドクは言いました。

不在着信の履歴が残ってた    すぐ知らせようと思ったけど夜遅かったから・・

グムドクはシャロンに微笑みます。

向うはまだ諦めてないんだよ    電話してみる?

シャロンは電話してみることにします。

***

ヘランはすぐ電話に出ました。

ビンナです

シャロンは言いました。

ビンナ・・    あなたなのね?

ヘランは感激して目を潤ませます。

ビンナ・・ 私の娘    お母さんよ!

母の声を聞いてシャロンも涙を流します。

ビンナ、電話をありがとう    どれだけ待っていたかわかる?

お母さん・・

シャロンは初めて母親を呼びました。

そうよ    母さんよ    ありがとう    母さんと呼んでくれた・・

ヘランは涙します。

***

ジェギョンはヘランの部屋で人声が聞こえて覗くと、ヘランがビンナと話しているのに気づきした。

ヘランはポン・ソナと話してるの?

ジェギョンはソナに電話します。

ポン・ソナ、早く出なさい!

***

ビンナ、会いましょう    会わないと弁解もできないわ

ヘランはビンナに請います。

私も会いたいです    でも解決すべき問題があって・・

ソナはヘランに言いました。

どんな問題なの?  私と会って一緒に解決したらダメ?

ヘランは必死で娘を説得します。するとソナにジェギョンからメッセージがきました。

[ポン・ソナ、テヤンはどこ?]

ソナはヘランに告げました。

急用ができたので切ります    暫く出張するから帰ったら電話します

電話を切るとソナはジェギョンに電話しました。

ジェギョン   どうしたの?   テヤンがいないの?

ポン・ソナ、私の電話にでないで何を?

いいからテヤンは?  何かあったら殺すわよ

ソナが立ち上がるとグムドクが聞きました。

テヤンがどうかした?

急いで帰らないと

母親には会わないつもり?

前科者のまま会いたくないの   母親の家族にも顔向けできない

でも写真の交換や電話はしたら?  汚名をすすぐのは後に

そうするわ   今はテヤンの所に

ソナは事務所を出ます。

***

ヘランはもう一度娘と話そうと電話しました。

あららまたかかってきた    どうしよう    ソナはいないし

グムドクは困惑しますが、自分が出るわけにもいかず電話を切りました。

ビンナと連絡出来なくなったヘランはいてもたってもいられずグムドクの事務所に向かいます。

***

ヘランが外出すると、ジェギョンはヘランの部屋に忍び込みます。そしてデスクにあったグムドクの名刺を手に取りました。

ファン・グムドク?

ジェギョンはスチョルからグムドクがソナの刑務所仲間だと知らされていました。

何故ヘランがグムドクの名刺を?

ジェギョンはヘランの携帯の着信履歴を調べます。

ソナの番号じゃない    …待って

ジェギョンはグムドクの名刺の電話番号と着信の番号を見比べます。

ファンの番号だわ   ソナがファンの番号でヘランに電話を?   ヘランはファンの所でソナに会うのかも

ジェギョンは慌てて会社に行きます。

***

ジェギョンは出社するとスチョルにビンナの件にグムドクが絡んでいることを話しました。

理事はポンが実の娘だと気づいたのか?

それはまだだと思うけど、なんとかしないと親子の再会は時間の問題だわ

そうだな・・

スチョルは眉を寄せます。

***

シャロンが家に帰るとジェギョンは会社に出社していました。

テヤンは?

シャロンは家政婦に聞きます。

英語幼稚園に行きましたが

そうですか・・

(ジェギョンは私をからかったの?   でも何故そんな嘘を?)

シャロンは府に落ちません。

***

ヘランはグムドクのところでビンナの情報を得ようとしますがうまく聞きだせませんでした。ビンナがグムドクの事務所で働いていると思い込んでいるヘランは娘の身を案じます。

危険な仕事をしてないといいけど

会長室のソファーでヘランは呟きます。

来たのか

ユンが戻ってきてヘランに言いました。

やれやれ、シンガポール支社のトラブルで忙しくてな

ユンは椅子に座りながら話します。

現地には誰を派遣するの

そうだな・・仕事ができて現地で信頼される人物がいい

ならジェミンはどう?

ジェミン?

そうだな   シャロンも一緒に行かせるか

ヘランはユンをやんわり止めました。

シャロンには漢方薬で体調を管理させて妊娠の準備を

電話がかかってきたのでユンは部屋を出ました。すると、電話の主はヘンシルでした。ヘンシルはユンを呼び出したのです。

会長室に入ろうとしたら理事が来たから隠れたの    えらい?

社員の目もある    訪ねてくるな    例のレストランに来い     飯でも食おう

わかったわよ

ヘンシルはユンにキスすると走っていきました。ユンはにやつきながら会長室に戻ります。そんな父をジェミンが見ていました。

危ないな   あの女に夢中になるかも

ジェミンはヘランにメールします。

母さん、久しぶりに食事しよう

***

ジェミンの企てでヘランとユン、ジェミンとシャロンで食事することになります。ヘランはシャロンを見ると嫌な顔をしました。

僕らは夫婦だから一緒にくる

ジェミンはヘランに言います。

レストランに来たヘンシルはユンからのメールを見て憤慨します。

家族がいるから帰れですって?   私は家族じゃないの?

ヘンシルは怒りながらレストランを出ます。

***

4人はレストランのスタッフから写真撮影を勧められます。

開店3周年の記念に写真をお撮りします     構いませんか?

シャロンを嫌うヘランは断ろうとしますが、ジェミンがOKしました。

母さん、撮ろう   記念になる

ジェミンとシャロンはユンたちの後ろに立ちました。

お子さまがたはご両親に顔を近づけて

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スタッフに言われてシャロンはヘランの肩に手を置きます。

まあ瓜二つの母娘ですね

4人は写真に納まりました。

***

マルジャは店で客からミサン地区が再開発されるという情報を得ます。

5日後に事業が認可されます    今が最後の機会だ

(サンミ名義で買っておけば儲かるわね)

マルジャは俄然乗り気になります。客として店に来ていたグムドクはチキンを食べながら話を聞いていました。

***

スチョルはジェギョンの指示で深夜グムドクの事務所に潜入しました。

盗まれた絵画を探し携帯を持ち去れ    報知器の故障は妙だ

スチョルは手下に言います。

はい

二人は事務所を探します。

携帯がありました

携帯はすべて持ち去れ

***

ユンからシンガポールに行くよう命じられたジェミンは出発の前にシャロンに言います。

俺に会えなくても泣くなよ

シャロンは笑います。

子供じゃないんだから   現地に着いたら電話して

母にいじめられたら連絡しろよ

心配しないで

シャロンはジェミンを送り出しました。

***

グムドクさんの事務所に泥棒が入ったの?

シャロンはグムドクからの電話を受けます。

盗られたものは?  業務用の携帯と帳簿がない?

それでソナ、母親の携帯番号は保存してあるの?

グムドクは訊ねます。

あ、その携帯も盗られたの?  平気よ     連絡を待てばいい

シャロンは言います。

今からジェギョンの部屋を調べるつもりよ    早く証拠を見つけて母に会うわ

***

シャロンはジェギョンの部屋を調べますが証拠になるようなものはありませんでした。

もしかして書斎に隠してる?

シャロンは階下に降りるとヘランの部屋の前に立ちます。その部屋は絶対に入ってはいけないと言われていました。

何故入っちゃいけないの?

扉を押すと鍵はかかっていません。シャロンは部屋に入ります。その時ヘランが帰ってきました。ヘランは自分の部屋を調べているシャロンを見つけます。

ちょっと?  何してるの!

ヘランはシャロンの頬を打ちました。

お金でも盗もうと?  本性を表したわね!!

ジェギョンの証拠を探していただけです

お黙り!  嘘はやめて!!

私が何を言っても信じませんよね

シャロンは諦めます。

あなたのせいでしょ   事実婚をしながら息子を誘惑して嫁に入った    度を越しているのがわからないの?

ヘランは激昂します。

いいからもう私の家から出てって!

シャロンは家から追い出されます。

***

シャロンの扮装を解いてソナは韓屋に戻りました。

ソナ、どうしたの?

ボクスンが驚きます。

理事に追い出されました   息子のために黙ってたけど耐えられなくなったんですよ

まあ、またセビョクに会えなくなって・・

おばさん、息子を置き去りにしてしまった

ボクスンは泣き出したソナを慰めます。

ユン一等兵がなんとかしてくれるわよ    セビョクを取り戻すと約束したじゃない

***

グムドクは韓屋でマルジャの店でのことをソナに話します。

明らかに不動産詐欺なのにあんたの元姑は食いついていた    金があるのかな

ジェギョンからセビョクの件で小遣いを貰ってる

ソナは言います。

ユン家からもいくらか貰ってそうだ   じゃあ詐欺に遭うよう仕向けないと

でも何故あのチキン店に?

だって美味しいんだもん    ついでにセビョクの情報を得られたら一石二鳥だろ?   これでも調査会社のトップなんだからね

グムドクさんたら

二人は笑います。

ならこういうのはどう?

ソナはグムドクに耳打ちしました。

するとサンヒョクが店に入ってきます。

何か用?

静かなところで話を

帰って    話すことはない

義母がこれを渡せと

サンヒョクはトランクを押しました。

シャロンの件がバレて俺も厳しい立場に

その時ボクスンか出てきてサンヒョクに塩をかけました。

ここに来るなんて図々しい!

ここまでする必要が?

塩くらいで騒がないで   我が子を死んだことにしたくせに     あなたも母親も奥さんも誰一人としてまともじゃない

ボクスンはサンヒョクを責めます。

出てって   ソナを苦しめないで

おばさんはソナの母親じゃない

これからは母親よ   早く出てって!

ソナはボクスンを止めました。

おばさん、落ち着いて    少し話してきます

***

セビョクは元気なの?

ソナはセビョクを心配してサンヒョクに訊ねます。

君の次は俺が追い出される    針のむしろだ

追い出されたらどうするの?  ジェギョンと離婚を?

そうなる   義母がああでは会長にもいずれ知られる    ますます窮地に陥る

なら会長に知られる前に家を出て    ジェギョンの証拠があればちょうだい

ソナはサンヒョクに頼みます。

君の後ろ楯の貸し金業者のことだが、一度会わせてくれるか?

どうして?

紹介してほしいんだ     きみを疑ってるわけじゃない     リスクヘッジしたいだけだ

サンヒョクはソナを説得します。

わかった    聞いてみる

ありがとう

それよりセビョクに会わせてよ    連れてきてくれる?

ああ、わかった   そのかわり約束を守れよ

サンヒョクは言いました。

あなたこそ秘密をばらさないでよ    ジェギョンにシャロンのことを言わないで

ソナはサンヒョクに念を押しました。

***

グムドクは不動産詐欺を働こうとしている男とお茶を飲みます。

このおばさんはミサン地区の住民?

グムドクは男の隣にいる女について聞きました。

まあそういうことかと

その言い方は何?  まともにやりな    私に通報されたらムショ行きだよ    あんたの詐欺現場を見たけど目をつむってやったんだ

だから今協力を・・

男は言います。

詐欺の手口がずさんだって言ってるの   まともにできるように教育してるんだ

グムドクは男を諌めます。

もう一度言うよ    この人がミサン地区の住民?

グムドクは訊ねます。

はい    ミサン地区に30年根を張ってます   今回物件を手放すことに

女はうなずきます。

オーケー!   最初からそうやりな

グムドクは男に笑いました。

59話

不動産でひと儲けしようと狙うマルジャはジェギョンからお金を融通して貰おうと会社に行きますが、ジェギョンのオフィスにはヘンシルがいるだけでした。

バッタもん奥様がここで何を?

ソファで寝ていたヘンシルは座り直すとマルジャに言い返します。

そちらこそ何故私の娘の職場にしょっちゅう出入りするのよ

用があるから来たんです    私も暇じゃない

マルジャはヘンシルに噛みつきます。すると電話が鳴りました。

あらら、電話が来ちゃった

マルジャは電話に出ます。

はあい、ファン社長   え?  ミサン地区の大家さんを連れてきた?  少しお待ちを・・今じゃないとダメ?

ヘンシルはマルジャの電話に聞き耳を立てます。

えーえ、わかってますとも   明日かあさってには再開発の認可がおりる   もう少しだけお待ちを   はーい

マルジャは電話を切ります。するとヘンシルがマルジャの腕を掴みました。

ちょっと?  ミサン地区が再開発ですって?

全く耳ざといんだから    知りませんよ

マルジャは嘯きます。

しらばっくれないでよ    売り物件が出たんでしょ?   連れてってよ

何故私がバッタもん奥様を?  あり得ない

マルジャはオフィスを出ようとして振り向きます。

つまり買うお金があると?

借りるのよ   今時誰が自己資金で買い物するの?

そうか、借りる手があったわ

マルジャは納得します。

いいこと教えたんだから私に話してよ   ミサン地区がなに?

実は店によく来る不動産会社の社長が公務員から聞いたそうなんです   再開発されるって

ヘンシルは大きく頷きます。

その情報をまだ知らない地元の大家が2棟も売りに出した   だから私がそれを買うことにしたの

え?  私もほしい!

ヘンシルは興奮します。

***

グムドクはマルジャの店でチキンを食べながら、うたた寝している店員の様子をうかがっていました。そしてバッグから紙を取り出すと店の壁に張り付けました。

”黄金クレジット” 

紙には上の名前と電話番号が書かれていました。

***

マルジャとヘンシルは我さきにとマルジャの店に急ぎます。ファン社長が店に来て契約すると言ったからです。けれど店に着くと社長はいませんでした。

来るって言ったのに

マルジャは社長に電話します。

はい、ファン社長、 ・・え?  もう1棟売れて後の1棟も大家が売るのを取り止めた?  だから店に来なかったの?

マルジャはヘンシルを見ながら話します。

まあ    どうしよう

社長、そんなこと言わないで大家を説得してください    お願いしますよ

マルジャは必死で頼みます。

え、そうですか?  ありがとうございます!  いい知らせを待ってます     もちろんお金は即金で払えるよう準備しておきますよ!!

マルジャは笑顔で電話を切りました。

どうなったの   教えて

ヘンシルが聞きました。

大家を説得するから金を用意しとけって

現金を用意しなくちゃ

ヘンシルは壁に張った紙を見ました。

黄金クレジット?

ヘンシルは紙を剥がしてポケットに入れました。

いくらバッタもんでも財閥の奥様が闇金に手を出すの?

マルジャは訊ねます。

人が何しようと勝手でしょ

ヘンシルは店を出ていきます。

***

ソナたちは店につけた盗聴器でマルジャとヘンシルの話を聞いていました。

盗まれた携帯はテグク製菓にある

ジナがパソコンを見て言いました。

ジェギョンの仕業ね    カメラに映っていたのはキムと手下だわ

ソナが言いました。

だけど何が目的でうちに?

グムドクは不思議がります。

母親の方がワナにはまりそう   今に来るよ

画面を見ながらジナが言います。

***

シャロンを追い出したことをヘランは家族に誤魔化します。

シャロンは慌てて空港に向かったわ   幸いすぐ飛行機に乗れたみたい

お母さんが怪我したならジェミンも一緒に行くべきだ

ユンが言います。

シャロンが先に容体を見てくると

でも挨拶もせずに行くなんて・・

ジェギョンは腑に落ちません。真相を知るサンヒョクは目を泳がせます。

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

連絡を受けて飛び出して行ったのよ

ヘランは皆を説得します。

***

シンガポールから帰ったジェミンはシャロンがいないのに驚きます。

シャロンは出ていったわ   家族には偽の母親が怪我をしたと

ヘランが来て告げました。

俺も出ていく

ジェミンは言いました。

ジェミン、何を言ってるの?  あの女が一緒に住もうと?

そんなわけないだろ?  今わかったのに     とにかくソナがいないなら俺も出ていくよ

ジェミンが部屋を出ようとするのをヘランは止めます。

待って!  父さんが知ったらソナとあなたは無事でいられないわ

父さんが知るべきはジェギョンの罪だろ?

ジェミンはやり返します。

ソナを守りたいなら出しゃばってはダメ   私が許さない

ヘランは言いました。

***

ジェミンさん、帰ったの?

ソナはジェミンからの電話で話しました。

まさか理事とケンカした?

母さんのしたことを誉められるか?

ジェミンは声を荒げます。

理事の立場なら怒って当然よ    あなたを思って耐えてくれてた    それに理事とムンに正体を知られている中でシャロンを演じるのは私も辛いの

ソナは語ります。

もし母さんが君を侮辱したなら俺が謝る

ジェミンはソナを気遣いました。

それはないわ   理事も辛かったのよ    私のせいで息子を信じられなくなった   ジェミンさん、私の代わりにセビョクのそばにいてやってね    私もいつかは戻るから

本当か?  信じるぞ

ジェミンは言います。

ええ   セビョクを守ってね

***

なんの断りもなくアメリカにいくなんて    ジェイタウンはどうなるのよ?

ジェギョンはシャロンの不在に苛立ちます。

仕方ないだろ   親の怪我じゃ見舞いにいくよ     君がお金をなくしてばかりいるのが問題だ

サンヒョクはジェギョンを責めます。

なんですって?  困っているのに人の神経を逆撫でしないで!

ジェギョンは怒りました。

***

グムドクの事務所でお金を借りたヘンシルは店の前でマルジャを待ちました。

バッタもん?  何故私の店の前にいるの

起きてすぐ来たのよ    ねえ、まだ買ってない?

ヘンシルはマルジャに訊ねます。

欲張りな人ね    売り物件なんて早々ないわよ

昨日のうちに空きが出たかも    電話してみてよ

やれやれ    全く

マルジャはファン社長に電話します。

え? 売りがひとつ出た?  すぐ行きます!!

私もついてく!

二人は駆け出します。

***

グムドクはファン社長に電話しました。

二人がそっちに向かってるからよろしくね     お金は分けるんだよ

もちろんです   キッチリ三等分に

二人が事務所に来るとファン社長はミサン地区の話をするふりをします。

ミサン地区のことか    すでに噂を聞きつけて大騒ぎだよ   売り物件はない   出てたものも鳴りを潜めた    今でさえ二倍になるのに誰が売りに出す?

ファン社長は二人の前で嘘を並べます。二人は完全に信じこんでしまいました。

いらっしゃい

ファン社長は電話を切ると二人に笑いました。

売りがあるとか

私も買いたいわ

二人は目の色を変えてファン社長に迫りました。

それが・・持ち主が一億ウォン値上げしたんです

なんですって?

認可が下りるという噂を聞いたようで

ならとりあえずこれで!

マルジャはクッションに入れていた札束をデスクにどんと置きました。

私だってほら!

ヘンシルも負けずに借りてきたお金を見せます。

リッチだな

ファン社長が驚いていると女性が一人入って来ました。

この方がミサン地区の方です

ファン社長は二人に紹介しました。

所有物件のうち1棟を残してすべて処分を

そうですか    どうぞよろしく

二人は愛想をふりまきます。

では売り主様のIDと登記簿謄本の確認を   低層ですが広い物件ですよ

私に契約させて

ヘンシルが身を乗り出したのでマルジャは焦ります。

私が先に見つけた物件よ!

二人が喧嘩になりそうなのを見た売り主は言いました。

残りの一棟を売りますよ

そうします?

ファン社長が確認しました。

ありがとうございます!!

二人は大喜びです。

***

乾杯!

契約が成立して二人はマルジャの店で祝杯をあげました。

いくら儲かるかしらね

いくらでも儲かる

楽しそうな二人とは対照的にサンミは不安顔です。

不動産を即買いするなんて・・場所を見にいったの?

サンミはチキンを出しながら聞きました。二人は顔を見合せます。

最近は詐欺も多いのに

心配になった二人は立ち上がりました。

見に行きましょう

するとサンミの言う通り、買ったはずの部屋には人が住んでいて契約書は偽物だとわかります。青ざめた二人はファン社長の事務所に走りますが、そこもすでにもぬけの殻で、電話番号は変えられていました。

やられた!!

二人は泣きわめきます。そんなマルジャたちの姿をソナが外からながめていました。

私からセビョクを奪いどん底にいても知らぬふりをしていた   お義母さん、自業自得ですよ

ソナは冷笑して歩き去ります。

***

ヘランはビンナに連絡をしますが繋がりません。娘に会いたい一心でヘランはグムドクの事務所を訪れました。するとそこにはグムドクのほかにジナとソナがいました。ヘランはソナを見て顔を強ばらせます。

まさか  また、尾行を?

違います   理事のことを待っていたとでも?

ソナは毅然と言いました。

その言葉を信じろと?  いつも現れるでしょ    偶然なわけがない

落ち着いて下さい   二人は知り合いですか?

グムドクが口を挟みます。

はっきりさせましょ   どうしてここを知ってるの?

友人に会いに来ただけですよ    偶然でも私が悪いんですか?

偶然じゃないでしょ   私の行動を把握してる   最低だわ

ヘランはソナを罵ります。

友人なんていってかなり年上だわ    嘘ばっかりね

私は彼女の友人です   確かに年上ですが別に年は関係ないでしょう

グムドクは笑いますが、ヘランはジナを見ました。

チョ秘書でしょ

ジナは仕方なく頭をさげます。

呆れた   詐欺師の巣窟だわ

用事を済ませて下さい    グムドクさん、帰るわ

ソナとジナは事務所を出ていきました。

***

ヘランはグムドクから探し人について話を聞きます。

ポンソナ    何故私の前に現れるの?  ひどい悪縁だわ・・

ヘランは呟きます。

ソナに何かされたんですか

グムドクが訊ねました。

あなたには関係ない

ヘランはグムドクの問いを突っぱねますが、ビンナのことが頭を過ります。

(もしやソナとビンナは面識があるのでは?)

ヘランはグムドクに訊ねます。

ポン・ソナの友人だとか・・ どこで知り合ったのかしら?

グムドクは眉を寄せました。

どうして人の過去まで探ろうとするんです?  仕事の話をしましょう

キムは見つかっていません!

***

サンミはソジュンが通っているスポーツジムを訪れます。

ぺ・ソジュン、運動しているはず・・

ソジュンを見つけたサンミは隣で運動を始めます。しかしソジュンは軽く挨拶して行ってしまいました。

帰っちゃうの?

サンミはソジュンを追いかけます。

ちょっと待って下さい!

サンミは両手を広げてソジュンを止めました。

なんですか?

すごくお肉が食べたいんです    一人じゃ恥ずかしいから是非一緒に

サンミはソジュンを誘いました。

***

二人は焼き肉を頬張ります。

このあとお酒を飲みましょ   二次会を

サンミはさらにソジュンを誘いました。

サンミさん一人で

ソジュンは断りますが、サンミは笑顔になります。

やった! 名前を呼んでくれた

拍手するサンミを見てソジュンは笑います。

肉を食べて

***

ユンはテヤンの乗っているおもちゃの車が壊れているのに気づきます。

タイヤが壊れて回らないぞ    買いにいこう

すると二階から降りてきたジェミンが声をかけました。

テヤン、買ってあげるよ   行こう

お前が行ってくれるか?

うん、連れていく

ユンはテヤンに笑いました。

良かったな

***

ジェミンは韓屋にテヤンを連れていきました。

ソナおばさん

・・テヤン!

ソナは胸がいっぱいになります。ボクスンがテヤンに近づいて訊ねました。

あなたがテヤン?

こんにちは

テヤンはボクスンに挨拶しました。

小さかった赤ん坊がこんなに大きくなって・・

涙を流すボクスンを見てテヤンは目を丸くします。

何故泣くの?

嬉しくて

僕を知ってる?

もちろん

ソナがテヤンの前でしゃがんで聞きました。

テヤン、抱き締めてもいい?

テヤンが頷くとソナはテヤンを思い切り抱き締めます。

おばさんも牛乳の匂いがする   伯母さんと同じ匂い

テヤンが言いました。

そうなの

ソナはテヤンを見つめました。

おばさんも泣いてる

テヤンはソナの涙を拭ってあげます。

***

家政婦さん、テヤンの壊れたおもちゃを捨てて

ヘランは家政婦に言いました。

テヤンが探すかもしれないだろ   まだ早くないか

ユンか心配します。

ジェミンが買うから大丈夫よ

ヘランは笑いました。

***

好きなバンはどれかな?

テヤンはボクスンとバンを選びます。ソナとジェミンはそんな二人を眺めて微笑みました。

ありがとう    ジェミンさん

ソナはジェミンに礼を言いました。

当然のことをしたまでだよ    奥さん

ソナは慌てます。

テヤンに聞こえるわよ

会社に顔を出すからテヤンと楽しんで

ジェミンは笑顔で言いました。

***

奥様、おもちゃの車にこれが入っていました

家政婦がヘランに報告します。

それは何?

家政婦が差し出したのはソナの祖母のノートでした。

テヤンのノートでしょ   ジェギョンに渡して

はい   あら、チゲが焦げてる

家政婦はノートをソファーに置くとキッチンへ行ってしまいました。

***

サンヒョクはソナに電話します。

ソナ、 大変だ     ジェギョンがシャロンの実家の電話番号を調べると言ってる

必死なのね

ジェイタウンを俺に譲る話はどうなったんだ?

工事か中断しないと引き継げない   後で連絡してみる

ねえ ジュースを飲んでもいい?

そばでテヤンが聞きました。

テヤンと一緒か?

サンヒョクが気づいて訊ねます。

ジェミンさんが連れてきてくれたのよ   あなたは連れてくる約束を守ってない

家を出たばかりだろ   簡単には連れ出せない    とにかくジェギョンに電話しろ

ソナは仕方なくジェギョンに電話します。

シャロン?  良かった

ジェギョン、しつこく電話しないで

何も言わずに行かないで下さい

母の件まで報告しろと? 私に指図しないで

パートナーには報告を

ジェギョンは笑いながら言いました。

順調なんでしょ?  人を疲れさせないで   オーケー?

シャロン、残金を前払いしてください

工事が滞ってるの?  進捗状況を見て決めるわ   メールして

ソナは電話を切りました。

あ、ちょっと、シャロン?  もう勝手に切るなんて!   いつも私をバカにするんだから

ジェギョンは怒ります。

***

テヤン、車を買って貰ったか

ユンは夕食の時間にテヤンに聞きました。

うん、おばさんが

テヤンが言いかけるとジェミンが遮りました。

俺が買ったよな?

テヤン、レスリングしようか

サンヒョクがすかさず言います。

はい

テヤンは食べ終わると新しい車を引っ張っていきました。その時家政婦がジェギョンのところにきて”祖母のノート”を渡しました。

おもちゃの中からこれが・・

そうですか

ジェギョンはノートを受けとります。

お母様のノートかしら?

ヘランがサンヒョクに訊ねます。

サンヒョクはノートを見て言いました。

母のものではないようです

それは・・

ジェギョンはソナの祖母の遺品の箱にあったものだと思い出し、サンヒョクから取り返しました。

私の母のものでした

あなたの?

ええ、ごちそうさまです

ジェギョンはノートを持って二階に上がりました。

***

ジェギョンは部屋で祖母のノートを読みます。

ソナや・・ お前の昔の名前は”ポンビンナ”だよ

ノートに書かれているくだりを読んでジェギョンは息を飲みました。

ソナの祖母のノートが何故テヤンの車に?  大変…   処分しないと!!

ジェギョンはノートを破り始めます。

ジェギョン

その時部屋の外でヘランの声がしました。

***

ヘランはジェギョンの部屋に入って来ると破ったノートがゴミ箱にあるのを見つけます。

(何故母親のノートを破ったの?おかしいわね)

ヘランは怪しみます。

何か用ですか?

急に食事を切り上げたから気になって   胃がもたれた?  ・・つわり?

ジェギョンは苛立ちます。

嫌みですか?   不妊だと知ってるくせに!!

心配してきたのに何を興奮してるの?    そういえば健康診断を早く受けなさい     お父さんと一緒に見るから

早く出てって!

ジェギョンはヘランの背を押しました。

***

ヘランが階下に降りていくと家政婦が電話していました。

誰から?

シャロンさんからです   ノートを失くしたから探してほしいと

ノート?

祖母のものだと言ってました    あ?  もしかしてさっきのノートかしら

***

ヘランはベッドの中で考えます。

さっきのノートはボン・ソナのものだった?  じゃあ何故ジェギョンは嘘を言ったのかしら

誰かが階段を降りてくる気配がしてヘランはドアを開けて覗きました。ジェギョンがゴミ袋を持ってキッチンに行き階段を上がっていきました。ヘランはジェギョンの捨てたゴミ袋を持ってきてテラスで中身を調べます。

ドラマ「二番目の夫」第12週(第57~59話)の感想

やっとソナがビンナであることがわかりそうな展開になりました。見る側はとっくに親子だってわかっているので、どれだけ娘をいじめるんだと焦れっぱなしでしたが、これでヘランの誤解も解けてソナの味方が増えるなとホッと一息です。

そうなるとジェギョンへの風当たりはより強力に、そして今はいいおじいちゃんですが元々の不幸を作ったユン・テグクへの攻撃も始まりそうです。ジェミンにとって父親と妹だし、精神的につらい展開になりそうですね。特にユンとは良い父子関係だし・・どうなってしまうのかな?気になりますね!

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