こんにちは。カナエです。今回はNetflixで配信されて夢中になった韓国ドラマ「還魂」について書きたいと思います。
このドラマを観てつくづくスタジオドラゴンの製作力のすごさを実感しました。
ドラマ「還魂」は活劇と胸キュン要素で観る側の心をわしづかみにする
ドラマデータ
放送年 2022～2023年 韓国ドラマ
監督 パク・ジュンファ
脚本 ホン・ジョンウン、ホン・ミラン
制作 スタジオドラゴン
キャスト イ・ジェウク、チョン・ソミン、コ・ユンジョン、ファン・ミニョン
ドラマのあらすじ（ネタバレ）
【シーズン1】
歴史にも地図にも存在しない”水の気”にあふれた大湖国では”気”を操る術士達が暮らしていました。天附官の官主であるチャン・ガンは魂を入れ替える還魂術に成功し禁術でもあるその技を密かに使っていました。しかしそれを知った大湖国の王は病身の自分とチャン・ガンの魂を還魂するよう要求します。王命を拒めないチャン・ガンは七日間だけ入れ替わることを承知しますが、王の狙いはチャン・ガンの美しい妻のトファでした。王は還魂している間にトファと姦通しトファは子供を孕みます。
***
トファが出産してもチャン・ガンは王が還魂して出来た子供を”我が子”と見なせませんでした。病気だった王はすでに他界し、妻のトファも出産時に亡くなりました。チャン・ガンはウクと名付けた”息子”を家に置きますが、術士になれないように気門を塞ぐと行方をくらまします。ウクは官主の跡継ぎでありながら術を使えない無能な若者として成長するのでした。
一方大湖国には手練れとして怖れられるナクスという刺客の女がいました。ナクスは「松林」という強大な術士の一団の総師、パク・ジンと戦った末に深手を負い、還魂して生きながらえようとします。しかしナクスが還魂した相手は目の見えない虚弱な体のムドクという娘で、自分の術も使えなくなってしまいました。
そして貧しいムドクはチソル楼という妓楼に売られてしまいますが、妓楼から逃亡しようとしたムドクはウクのいる部屋に逃げ込み、ウクと争うことになります。
＜画像出典＞eclat.hpplus.jp/article/100823/
ナクスの戦法でテーブルにあった蟹の細い足先を首に突き付けられたウクはムドクの目を覗き込んだ際、彼女が還魂人で刺客のナクスであるのを見抜きます。ウクはムドクを妓楼から引き取ってチャン家で仕える自分の侍女にしました。そして自分の気門を開けるだけの力を持つ術士を探していたウクは、最強の刺客であるナクスが還魂したムドクに自分の師匠になって欲しいと頼みます。ムドクの方もナクスとしての力を取り戻すまではチャン家で働くことにし、ウクを強い術士に育てることに同意するのでした。
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それからはムドクのひたむきな教育によって強くなっていくウク・・ムドクのおかげで気門を開けることに成功しめきめきと腕を上げるウクとムドクの間には強い信頼関係が生まれ、それは恋情へと変わっていくのでした。
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しかし大湖国では天附官の副官主チン・ムが師匠であるチャン・ガンから教えられた還魂術を用いて自分の野望を実現させようとし、還魂人を放って大湖国を混乱させていました。家族を殺されたナクスを刺客として育て利用していたのもチン・ムでした。ウクとナクスは邪悪な集団を率いるチン・ムと対峙する事になります。
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チン・ムは魂と体のバランスが崩れた時に暴走して殺戮を始める還魂人の性質を利用して、ムドクに蠱術を用いて刺客だったナクスを目覚めさせ、人斬りを始めさます。そして止めようとしたウクまで殺してしまいますが、空に帝王星の出現した時に生まれた特別な子であったウクは無敵のパワーを持つ”氷の石”を得て他の追随を許さない術士となって蘇るのでした。
【シーズン2】
氷の石の力で大湖国随一の術者になったウクはその孤高の存在ゆえに孤独な青年になっていました。ウクは大湖国の王から命じられその強力な力で市中で暴れる還魂人を討伐していましたが、ある夜還魂人を追って術士の名家である鎮妖院に入り込みます。彼はそこでチン・ブヨンという鎮妖院の長女と出会いますが、実はブヨンは還魂人として暴走した果てに湖に沈んだナクスの魂が入った娘でした。ブヨン（←貧しい娘と思われたムドクは鎮妖院の娘だった）は自身も”神女”として強い力を持っていたので、母親のチン家の当主が湖から救い出すとナクスの魂とブヨンの体で生還できたのでした。
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ウクはブヨンがナクスであることに気づきませんがブヨンの方は（湖から救い出される前の記憶は失っていたものの）ウクに好意を持ちます。しかしウクはブヨンから体の中に氷の石が入っているのを指摘されると、ブヨンの”神力”によって煩わしい氷の石を取り出して貰おうと婚姻を偽装してブヨンを自分の家に連れ去ることにします。ブヨンは母親の当主によって無理やり結婚させられそうになっていたので一目ぼれしたウクとの生活を喜ぶのでした。
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ウクと本当の夫婦になることを望むブヨンでしたが、ウクは3年前恋人だったムドクに剣で貫かれた辛い記憶から抜けられず心を閉ざすようになっていました。しかしブヨンの方はウクと暮らすうちに徐々にムドク時代の記憶が戻ってきます。そしてウクは時折ムドクと同じ言葉を吐くブヨンに心惹かれるようになっていきました。
＜画像出典＞eclat.hpplus.jp/article/100823/
けれども大湖国では狡猾さに長けたチン・ムが王室を味方につけて勢力を広げていました。チン・ムは大湖国の妖器を守護する鎮妖院に収められた「火の鳥」を奪い、天から氷の石の雨を降らせて石を手に入れようという陰謀を巡らします。ウクは仲間たち、そして神女であるブヨンの協力を得てその企てに立ち向かいます。
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そしてチン・ムを倒したウクはナクスだとわかったブヨンと愛し合い、最後は幸せな夫婦になるのでした。
ドラマのキャスト
ウク（イ・ジェウク）
＜画像出典＞eclat.hpplus.jp/article/100823/
1998年5月10日生まれ、ソウル特別市出身。中央大学演劇学科休学。
俳優になるきっかけは高校時代に演技塾に行き演技というものに魅力を感じたことで大学も中央大学演劇学科に入学。大学時代に初めて受けたオーディションで見事合格しドラマ『アルハンブラ宮殿の思い出』（2018）で俳優デビュー。悪役の天才ハッカー役を強烈なインパクトで演じ、その後は立て続けに話題作に出演。2019年にはMBC 演技大賞・男性 新人賞、 2020年にはアジア アーティスト アワーズ 俳優部門新人賞など数々の賞も受賞している。
身長187ｃｍ、血液型はＯ型。
主な出演作にドラマでは「偶然見つけたハル」（2019）「ドドソソララソ」（2020）など、映画では「長沙里9.15」（2019）。
ナクス（コ・ユンジョン）
＜画像出典＞eclat.hpplus.jp/article/100823/
1996年4月22日生まれ、ソウル特別市出身。ソウル女子大学で現代美術専攻。
モデルとして活躍後ドラマ「彼はサイコメトラー」(2019)で女優デビュー。Netflixの「Sweet Home －俺と世界の絶望－」(2020)の助演で高評価を獲得し、その後歌手イ・スンチョルの「ネガ マニ サランヘヨ」（2020）のMVに俳優パク・ボゴムと共演し話題に。
身長167㎝、おうし座。
主な出演作にドラマでは「保健教師アン・ウニョン」（2020）「ロースクール」 (2021) 、映画では「ハント」 (2022) など。
ムドク（チョン・ソミン）
＜画像出典＞kenkouotako.com/
1989年3月16日生まれ、ソウル特別市。韓国芸術総合学校演劇院演技科卒。
韓国舞踊の表現を広げるために演技の授業をとったことで演技の魅力にハマり、大学で演技を学ぶ。そして大学を卒業する年の2010年にドラマ「悪い男」で女優デビュー。その後、日本の漫画をドラマ化した「イタズラなKiss」のヒロイン、オ・ハニ役に抜てきされ、注目される女優となった。
身長164cm、血液型はA型。
主な出演作にドラマでは「スタンバイ」（2012）、「霊魂修繕工」（2020）など、映画では「二十歳」（2015）「オオカミ狩り」（2022）など。
ユル（ファン・ミニョン）
＜画像出典＞eclat.hpplus.jp/article/100823/
1995年8月9日生まれ、釜山広域市出身。学歴は漢陽大学未来人材教育院。
韓国の男性アイドルグループ「NU’EST」と「Wanna One」の元メンバーで歌手で俳優。中学3年の時に現在在籍している事務所「PREDIS」にスカウトされ実家の釜山からソウルに上京、17歳でアイドルグループ「NU’EST」のメンバーとして歌手デビュー。2020年には「恋はオン♡エアー中!〜Live on〜」でドラマ初主演。2020年に韓国ミュージカル大賞など多くの賞を受賞。
身長181cm、、血液型はＯ型。
主な出演作にドラマでは「トロットの恋人」（2014）「無駄なウソ」（2023）など、映画では「知らない二人」（2016）など。
ドラマの感想
最近韓国ドラマをよく観ていますが、このドラマは本当に面白かった！こんな面白い脚本を書けるなんて天才だと思いました。脚本家のホン・ジョンウンとホン・ミランは姉妹で、脚本の執筆は二人で数か月地方に滞在して作業をするらしいですが、確かに一人じゃここまで展開できる物語は作れないだろうと思います。息の合った姉妹が楽しみながら作るからこそこんな面白いドラマができるんだなあとつくづく感嘆いたしました。
＜画像出典＞kandoramania.net/2022/09/27/kankon-cast/
久しぶりに冷めたオババもドラマロスになった。チャン・ウクとナクスの恋を中心にコミカルな要素と陰謀劇を合わせて長いドラマなのに全然間延びせず完璧な物語を展開しています。ウヌとナクスのシーンも稀に見るほど綺麗でうっとりでした。☆3つです！！
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