韓国ドラマ「二番めの夫」第10週でサンヒョクががシャロンの正体に気づく!加えて第47~49話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。

今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第10週(第47~49話)について書きたいと思います。

シャロンとなったソナはジェギョンをじわじわと追い込んでいく

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中

◆このドラマのキャスト/これまでの物語

キャスト

<第1~4話>  <第5・6話> 

<第7~9話>  <第10・11話>  

<第12~14話>  <第15・16話>

第17~19話  <第20・21話>

<第22~24話> <第25・26話>

<第27~29話> <第30・31話>

<第32~34話>  <第35・36話>

<第37~39話> <第40・41話>

<第42~44話> <第45・46話>

◆ドラマ「二番目の夫」第10週(第47~49話)のあらすじ(ネタバレ)

47話

シャロン(オム・ヒョンギョン)の両親がユン家にやってきます。富豪の両親は結納品として金塊とドル札、そして世界一周クルーズのチケットをユン夫婦に渡しました。

サンヒョク(ハン・ギウン)ジェギョン(オ・スンア)は自分たちの結納を思いだして身の縮む思いをします。けれどシャロンの母親役の女性はジェギョンと面識があるようでした。シャロンもジェミン(チャ・スウォン)も女性の様子に不安を覚えます。

***

どうした?  さっきから変だぞ

サンヒョクがジェギョンに訊ねました。

妙なのよ   シャロンの母親に見覚えがあるの     前に会ったかも

シャロンがソナに似てるからじゃ?  彼女は母親に似てたようだ

少しも似てないわよ

ジェギョンは言います。

いや雰囲気がさ

サンヒョクはそう言って部屋を出ていきます。

どうしてかしら   すごく嫌な気分だわ

***

ジェミンとシャロンは母親役の女性を問い詰めていました。

何故黙っていたんです?

彼女がテグク製菓の人とは知らなかったの

女性は訴えました。

10年前にジェギョンが語学研修中にトラブルを起こしたんですね?

シャロンは訊ねました。

ええ、当時私はロスのカフェで働いていましたが、彼女がコーヒーの味に文句をつけたんです    口論になってコーヒーをかけられ火傷しました    よく覚えています

ジェギョンのやつ

ジェミンは憤慨します。

ジェギョンも気づいていたらどうしよう

シャロンはジェミンに言いました。

そうだったらあの場で騒いでるよ    まだ気づいてない

ジェミンは言います。

***

シャロンはジェミンから結納品として貰った高級車で部署のメンバーと歩いていたジェギョンの前に乗りつけます。

ハロー  皆さん

シャロンは車から降りて挨拶しました。

また新しい車を?

ジェギョンがシャロンに近づいて聞きます。

ジェミンからの結納品よ   あなたはどんな車を貰ったの?

え?  違う車種ですよ・・

ジェギョンは強がります。

使ってないの?

何台も要らないから売りました

あら、ごめんなさい   ジェギョンの婚家は庶民だったわね    失礼

シャロンは皆に手を振ると車で走り去りました。

格差婚だって言うの?   バカにしてる

ジェギョンは怒ります。

***

連絡がつかないから避けられてると思った

サンヒョクはソナに言いました。

そうよ   あなたを避けてたの   ジェギョンにはひどい目にあったし、もう簡単には会えなくなった    自分がひどく惨めに思えたの

それで考えたわ

ソナはサンヒョクを見つめました。

サンヒョクさん、終わりにしましょう

サンヒョクは衝撃を受けます。

ソナ!終わりになんかできないよ    誰がなんと言おうと君は俺の女だ!!

サンヒョクは声を荒らげました。

じゃあ何故捨てたの?  ジェギョンを選ばなければセビョクやセビョクの兄弟と暮らせたのに

それは・・もうあとの祭りだ

わかってる   でももどかしいの   とにかくもうこんな人生は嫌なの     もう会いに来ないで

サンヒョクは歩き出したソナの腕を掴みました。

終わらせたくない   考え直せ

ならどうしろと?

ソナは声を上げます。

俺たちの隠れ家を作ろう   部屋を用意するよ    俺が関係を続けるための方法を考える

方法?  離婚なんか出来ないくせに     バレたら私がひどい目にあうわ   イヤよ

去ろうとするソナをサンヒョクは引き留めます。

きみのえん罪を証明するよ

どうやって?  なにか証拠を持ってるの?

愛してるなら俺を信じてくれ   俺にも考えがある

サンヒョクさん、そういえば保険があるのよね?  私にちょうだい     早く終わらせて一緒になろう

ソナはサンヒョクに頼みました。

ごめん   今はまだジェギョンの隣にいないと

サンヒョクは謝ります。

時が来たら全部話す

ひどすぎるわよ!!   もう耐えられない

憤るソナをサンヒョクは抱きしめました。

ごめん  ソナ   もう少し待ってくれ

サンヒョクは懇願します。

(ムン・サンヒョク   あなたの保険を早く出しなさい)

ソナは心の中で呟きます。

***

ムンは本当にひどい男だね   今に大変な目に遭うよ

ソナと韓屋に戻りながらグムドクは言いました。

やつが持ってるジェギョンの弱点は何だろう

決定的な証拠みたいだからユン家で調べてみる

ソナは言いました。

ああ、明日は結婚式か    バレないように気をつけな

グムドクは笑います。

***

シャロンとジェミンは家族でこじんまりとした結婚式をあげました。

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

新婚旅行を終えた二人はユン家の正式な住人になります。

けれどシャロンは夫婦の部屋にベッドが1台しかないのを見て困惑しました。

やだ   ベッドは2台にしてくれないと

なんで

ジェミンはキョトンとします。

これは契約結婚よ   スキンシップを禁止したでしょ

しぃ!

ジェミンは口に指をたてて黙るように言います。

ジェギョンに聞かれるぞ

もう、羊のフリをした狼ね

シャロンは苦笑します。

とにかく今日は疲れたから着替えて休もう     脱がそうか?

ユン・ジェミン!

シャロンは思わず大声を出し慌てて口を塞ぎます。

***

ユン家にきたシャロンは早速ジェギョンへの嫌がらせを始めます。家政婦にクリーニングを頼んで外出させたシャロンはリビングや台所をわざと散らかしました

会社に行こうと部屋から降りてきたジェギョンは一階がひどい有り様なのに驚きます。そしてシャロンの叫び声を聞いて慌ててキッチンへ走りました。

シャロン、なんですか   この散らかりようは

いなり寿司を作ってたら怪我をしたの   今日はお義母さんは用事で外出中だし家政婦さんもお使いに出てる

シャロンはジェギョンを見ました。

ジェギョン、どうしてもいなり寿司が食べたいの   作って

出前を頼めばいいでしょう

ダメ   うま味調味料を入れずに作って

冗談じゃない

え? なんですって??

あ 、 ごめんなさい

ジェギョンはシャロンが投資契約の相手だと思い出しました。

とにかく私は作れないの   家政婦に頼んで

ジェギョン、私の投資は必要ないの?  契約書の特記事項を見なかった??  “甲の都合でいつでも契約破棄できる”   あなた、読んでないわね    小さい文字で書いてあったし

シャロンは言いました。

全く呆れる・・

ジェギョンはうんざりします。

ジェギョン、いなり寿司をお願いね

シャロンは言いました。

あ、それからリビングの掃除もお願いね   オーケー?

シャロンは部屋に戻ります。

信じられない    全部私がやるの?

ふざけないでよ!!

***

ジェギョンはリビングの掃除をします。いなり寿司は宅配に頼みました。

投資を中断するなんて冗談じゃない

シャロンがキッチンに来ます。

ジェギョン、できた?

今呼ぼうとしてたところです

ジェギョンは宅配の寿司を皿に盛ってシャロンに出しました。シャロンは箸で取って口に運びます。

・・う!

シャロンは口を押さえて咳き込みます。ジェギョンは慌ててコップに水をいれてシャロンに渡しました。シャロンは水を飲むと残りの水をジェギョンにかけました

私を殺す気?

シャロンは寿司を壁に投げつけます。

シャロン!  せっかく作ってやったのに

”作ってやったのに” ですって?   私はうま味調味料でアレルギーが出るの   今度嘘をついたらただじゃおかない    いいわね

シャロンは台所を出ていきます。

なんなのよ   この嫌がらせに耐えろと?   こんなのイヤ!

ジェギョンは怒ります。

***

ジェギョン、ごめん    さっきは私がやりすぎたわ

シャロンはジェギョンと缶ビールを飲みながら言いました。

ジェイタウンの話は兄には内緒に

オーケー

どの事業も兄と共有はしないんですよね

ビールが美味しい

シャロン、複数の会社に投資を?

笑っていたシャロンは立ち上がりジェギョンの髪を掴みました。

黙って!  うるさいわよ

シャロン  やめて!  痛い!!

ジェギョンはシャロンを椅子に突きとばします。シャロンはそのまま寝てしまいました。

シャロンに酒を飲ましちゃダメだ!  酒の合わない体質なんだ

会社から帰ってきたジェミンがシャロンを抱き抱えます。

ワインを飲んでたわよ

舐めてただけだ

ジェミンはシャロンを部屋に運んで行きました。

***

ジェミンはシャロンをベッドに寝かすとそばに座って寝顔を見つめます。シャロンにキスしようとしたジェミンですが、目を開けたシャロンに止められました。

スキンシップは禁止

ジェミンは立ち上がって抗議します。

これじゃ拷問だ   何故罰を受けなきゃならない?

契約は今からでも取り消せるわよ    韓屋に戻ろうか

ああ、ごめん    失言だった

許すのは今回だけよ

シャロンは笑います。

そういえばジェミンさん、ジェイタウンへの2回目の投資金はどうしよう

そのくらいは用意できる

ジェミンは自信たっぷりに言います。

今まで気になってたんだけど、どうしてそんなにお金があるの?

それはさ、アメリカ時代に投資をやってこっそり私腹を肥やしてたんだ

能力のある人は違うわね

シャロンは感心します。

***

サンヒョクが帰ってくるとジェギョンは不満をぶちまけます。

シャロンのせいでおかしくなりそう   家事をさせたり酔って絡んできたり

髪を触ったジェギョンは自分の抜け毛に驚きます。

これを見てよ!!

けれどサンヒョクはぼんやりして振り向きません。

ちょっと   聞いてるの?

あ?  ああ・・

無関心なサンヒョクにジェギョンは苛立ちます。自分の抜け毛をサンヒョクに見せて言います。

”ああ” ?  そんなことしか言えないの?

シャロンが変なのは前からわかってるだろ?

もういい   話したくないわ

ジェギョンは髪を投げ捨てます。

投資家だから俺たちが合わせるしかない    打ち切られたらどうする?

だから私が必死で耐えてるんじゃない    ほんとにもうイヤになる

ジェギョンは唇を噛みます。

***

ジェギョンにはジェイタウンの資金を置いている銀行や資金を隠した倉庫があるはず

シャロンは電話でグムドクと話します。

ジナが今それを探してる

グムドクは言いました。

ジェミンさん、ジェギョンはどんな絵が好きなの?

シャロンは部屋にいるジェミンに聞きます。

抽象画やポップアートかな?  有望な新人の初期作を集めているようだ

ジェミンは答えました。

グムドクさん、聞こえた?  絵を準備して

シャロンはグムドクに頼みました。

了解   プランBだね

グムドクは請け負います。

***

シャロンは絵の展覧会にジェギョンを誘います。

ジェギョン、あなたは絵が好きなのね    パートナーになった記念に一枚あげるわ

本当ですか?

ドゥニス・リウを知ってる?

最近有名になった香港の画家です

知ってるのね   あの人の初期作を何枚か買ってあるの     韓国に持ってきたから一枚譲るわ

私にですか?

ただではないわ    ジェイタウンに入れるカジノ業者を私に決めさせて

カジノ経営に興味が?

特別ないけど父の経営してるホテルがアジア進出を考えてるの

ふうん    構いませんよ

ジェギョンは言いました。

ありがとう

シャロンは礼を言います。

***

スチョルシャロンからの絵を受けとるとジェギョンに電話しました。

受けとったから倉庫に持っていく

誰にも見られないように    気をつけてね

絵にはGPSがつけられていました。ジナがパソコンで倉庫の場所を特定します。

じゃあ始めようか

グムドクとジナは倉庫に向かいます。グムドクが監視カメラを倉庫の壁に取り付けました。

準備完了

***

おいで

ジェミンがベッドからシャロンを呼びました。

どうしてベッドにいるの

考えてみたんだけど床で寝るのは危ない気がするんだ

シャロンは真顔で言います。

何を企んでるの

夫に向かって企むとはなんだ

並んで寝るわけにはいかないわ

何を想像してるんだ   並んで寝るだけなら問題ないだろ   変なことしなければ

だって心配なんだもの   私が床で寝るわ

シャロンは言いました。

ああ、それはダメだ    一人が床に寝てるのを両親が見たら夫婦仲を誤解される

・・そうかな?

ジェギョンにバレたら?

・・・

シャロンは考え込みます。

だから俺が一緒に寝たいんじゃなくて計画が頓挫したら困るだろ    多少気まずくても夫婦の体裁は整えたい   早く来い    奥さん

ジェミンはベッドを叩きました。

そういう呼び方はやめて

シャロンはベッドに入りました。

あんまりくっつかないでよ

48話

シャロンは今日からテグク製菓に出社する   本部長として入社するからジェギョンが案内を

ユンが言いました。

ジェギョン     よろしくね

シャロンは言います。

投資会社をやってたはずでは?

サンヒョクが訊ねます。

テグク製菓に投資するために入社するの

それならどうしてわざわざ入社するのよ

ジェギョンは反発します。

会社のことが知りたいからよ   不満でも?

父さんもよく考えた上で結論を出したんだ

ジェミンが加勢します。

ジェギョンがサポートしてあげて

ヘランも言いました。

義理の姉に失礼のないようにな   会社のためになることだから文句を言うな

はい・・

皆から言われ仕方なくジェギョンは頷きます。

***

ジェギョンがオフィスで仕事をしているとシャロンがやってきます。

コーヒーを

ジェギョンはサンミにコーヒーを頼みます。

ジェギョン、あなたのいれたコーヒーが飲みたいのよ

ジェギョンはうんざりしました。

シャロン、私は忙しいんです    投資金の準備は出来ていますか

当然でしょ

では前回と同じ口座に

ジェギョン、ジェイタウンのことを家族に言わないのは私腹を肥やしたいからでしょ    振り込み履歴が残ってもいいの?   だから金塊で準備したわ

では売却時にかかる手数料の上乗せを

オーケー   バッグを用意して

***

シャロンは駐車場で金塊を入れたバッグを渡します。

これは品質保証書

ジェギョンは受けとると礼を言いました。

ありがとうございます

工事をしっかりやって

シャロンは車で走り去りました。

***

シャロンはジェミンのオフィスに行きます。

どうなった

ジェミンは訊ねます。

キム室長が金塊を運んでる

ジナさんは?

グムドクさんと合流を

***

グムドクの事務所でジナたちは倉庫につけた監視カメラを見ていました。

もうすぐキムが来る

来た   暗証番号を押すよ

20201561かな

いや   20201651ね

ジナが訂正します

念のためにメモして

グムドクはジナに言うとソナに電話しました。

***

ソナと瓜二つのシャロンが双子だと考えたマルジャは韓屋にいるソナに会いにきます。

なぜソナに会いたいと?

マルジャを嫌うボクスンはマルジャを帰そうとします。

私はなんだかんだ言ってもソナが好きなのよ    だから会いに来たの!

マルジャは笑いました。

ソナをいじめてセビョクを連れて逃げたくせに     なにか魂胆でも?

マルジャを疑うボクスン。マルジャの方は大金持ちの双子のいるソナとサンヒョクのよりを戻させようと考えていました。

ジェギョンなんかよりソナの方がずっといい

***

ジェミンはスチョルを油断させるために二人でお酒を飲んでいました。

お前がここに来て何年だ

12歳のときに理事が援助していた養護施設から引き取られました

そうだ   その時から俺たちは家族に    まあ飲め

ジェミンは酒を勧めます。

(そんなやつが母さんを裏切るとは)

仕事が忙しそうだな    頑張りすぎるな

ジェミンはスチョルをねぎらいました。

***

シャロン 、ジナ、グムドクは車で打ち合わせします。

警備会社が着くまでの時間は?

長くて5分

グムドクは言います。

わかった    絵画はそのままに    私とグムドクさんで現金と金塊の回収を

じゃあ     停電させるよ

ジナがパソコンを操作して言いました。

***

20201651

グムドクは倉庫の前で暗証番号を押します。けれどロックは解除されません。

おかしいな   ジナ、合ってるよね

グムドクは車にいるジナに訊ねます。

うん   合ってる

私が代わるわ

シャロンが暗証番号を押すと警報音が鳴り出します。

番号が変わってる

二人は焦ります。

今は2021年だから ・・

シャロンは20211651と押してみました。するとドアが開きました。二人は急いで現金と金塊をバッグに詰めます。

もう時間がない    行こう

二人はバッグを車に運び、急いで脱出しました。

***

ジェギョンは夜中にスチョルから電話で起こされます。

なんですって?  倉庫が??

ジェギョンとサンヒョクは急いで倉庫に向かいました。

なんてこと

空になった倉庫を見てジェギョンは倒れそうになります。

一体何があったの

警備会社が来る前に盗まれた

泥棒が入ったの?   通報しないと

ジェギョンの携帯をスチョルが掴みます。

金の出どころをどう説明する?  横領したと言うのか

するとサンヒョクがスチョルを殴りつけました。

お前が盗んだんだろ?   答えろ!!

やめてください!  そんなことはしません

スチョルは唇から出た血を拭きました。

深夜に停電があったんです    でもすぐに回復し防犯カメラも作動を

じゃあ   犯人は?

ジェギョンが泣きながら聞きます。

停電したのがあやしい   近隣の防犯カメラや車載カメラを調べてる

スチョルは言います。

どうしよう   このままじゃジェイタウンも終わりよ!

ジェギョンは絶望して叫びます。

***

シャロンたちがグムドクの事務所に戻るとジェミンが待っていました。

ソナさん、大丈夫だった?   怪我はない??

うん

ジナとグムドクは気をきかせて部屋から出ます。ジェミンはソナを抱きしめました。

心配したよ    危ないことはこれから俺がする    意地を張らずに自分の安全を最優先に

ジェミンさん、寒いなかずっと待ってたの?

そうだよ   新妻が朝帰りしたらうちの親が驚くだろ     俺たちは新婚だよ

ジェミンの言葉にソナは笑います。

待たせてごめんね

帰ろう

ジェミンは言いました。

***

子供たちがいないわ

ヘランが新聞を読んでいるユンに言います。

朝の運動じゃないか

そこへジェミンとシャロンが帰ってきました。

おや    早いね

ジェミンは両親に言います。

朝から運動なんて疲れるでしょ

ヘランが言いました。

全くです

運動のあとは食事だよ

部屋に行こうとするシャロンをジェミンは止めます。

ダメ   太っちゃうわ

シャロンは階段を上がっていきました。

部屋に戻るとシャロンはセビョクの写真を見ます。

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

セビョク   今日は少しだけやり返せた気がする    天国で見守ってくれてる?

ソナはセビョクの写真にささやきます。

***

ユン家にジェギョンがフランスにいた頃の友人が訪ねてきました。ジェギョンが不在なのでヘランが応対します。

テヤンは随分大きくなりましたね

友人はジェギョンの家の前に住んでいたレオンの母だと名乗ります。

テヤンのママに会いたくて立ち寄りました   出産前からいろいろ助けて貰ったんです

まあそうだったんですか

ヘランは微笑みます。

***

会長室でユンがジェミンとシャロン、サンヒョクに話をします。

ユン専務が結婚したし広報室で話題作りをするそうだ

俺たちのような社内カップルのうち投票で一位になったチームが新商品を宣伝すると?

ジェミンが言います。

なんだ、 イヤか?

いいえ 面白そうです、お義父さま     でも他の人が喜ぶかしら

最近カップルで出演するテレビ番組も多いです

サンヒョクは支持します。

そうだろ?  広報室で頭を使ったようだ

ユンは笑います。

ところで、ジェギョンは?

ああ・・体調が悪くて早退しました

若いのにひ弱なやつだ

ユンは言います。

***

テヤンはレオンの母親と会えて喜びます。部屋から自分のアルバムを持って来てレオンのママに見せました。

僕の写真だよ

あら?

どうしました

ヘランが訊ねます。

レオンの写真なんですけど

レオンのママは携帯にあった赤ん坊時代のレオンの写真をヘランに見せました。

このアルバムはレオンの写真でいっぱいなんです

ヘランは携帯のレオンの写真とアルバムの写真を見比べます

これはテヤンでなくレオンだと?

ええ・・

レオンのママは困ったように笑います。

これは僕だってママが言ってたよ   ママが赤ちゃんの頃の僕だって

テヤンが訴えるのでヘランも困惑します。

***

ジェギョンは盗難の犯人の手がかりを見つけようと調べていましたが、疲れきって家に戻ってきました。

スチョル、必ず犯人を見つけて

スチョルに電話して家に入るとレオンのママに迎えられました。

テヤンのママ   久しぶり!

レオンのママ    帰国したの?

二人は抱き合います。

一時帰国よ

ママ、これは僕が赤ちゃんの時のでしょう?

テヤンはアルバムを指差します。

え?

テヤンがレオンの写真を自分だと言ってるの   自分と見分けがつかないのかも

レオンのママが言います。

レオンのママ、初めて来たんだし私の部屋を見る?

そうね

ジェギョンたちは二階に上がります。

***

ヘランはジェギョンの部屋にジュースと御菓子を持っていきます。

(ジェギョンは何故レオンをテヤンだと?)

ヘランはドア越しにジェギョンたちの話を聞きます。

ごめんね   テヤンの写真を失くしたから嘘をついちゃったの

ジェギョンはレオンのママに謝ります。

確かスリに携帯を奪われて写真を失くしたんだよね    でもレオンの写真をテヤンだと言うなんて それはダメよ

テヤンのためだったの     見逃して

ジェギョンはレオンのママに頼みます。

***

ならテヤンの2歳までの写真は全部レオンの写真?

話を聞いていたヘランは驚きます。

フランスから写真が届いた時は子供は成長しながら顔が変わると・・    でもジェギョンは何故そんなマネを?

ヘランはジェギョンの意図がわからず混乱します。

***

サンヒョクはソナに連絡を取ろうとしていました。留守番電話にメッセージを入れます。

ソナ、気持ちはわかるが俺にも時間をくれ    方法はあるんだ     だけどもう少し時間をがいるんだよ

ジェミンがコピー室に入ってきたのでサンヒョクは出て行こうとします。

ソナさんを見ないがもしや居場所を知っているか?

何故僕に?  知りません

前妻と連絡を取っているのかと    子供もいないからもう関係はないか

そんな話をする理由がわかりません   お節介ですよ

そうだな    戻れ

サンヒョクはお辞儀をすると出ていきます。

***

キョンイダルボンに結婚出来ないと告げます。

何故だ?  キョンイ、サングラスを外せ

キョンイは頷くとサングラスを取ります。すると目元にアザがありました。

キョンイ 、誰にやられたんだ?

ダルボンさん、落ち着いて    ああ・・

キョンイはダルボンの胸に倒れこみました。

***

ジェギョンはサンヒョクにレオンの母親が来たことを話します。

テヤンがレオンの写真を自分だと言い張るから肝が縮んだ

義母に感づかれたのか?

サンヒョクは慌てます。

ヘランはポーカーフェイスだからわからない・・怪しまれたかも    ヘランにバレたらすぐ父に伝わる   倉庫荒しレベルの問題じゃない

破滅しちゃうわ

ジェギョンは悶々とします。

とにかく隠し通すんだ

サンヒョクは語気を強めます。

***

ヘランは帰国した後輩の女医と会いました。

帰国してかなり経つのに休む暇もないの?  私を病院に呼ぶなんて

先輩   ごめんね   忙しくて

二人は病院のベンチでコーヒーを飲みながら話します。

息子も結婚して同居してるとか?  大家族ね

主人が独立させるのを嫌がるのよ

娘さんを気遣ってあげてね    やるせないはず

・・え?

子供を産めないのに義姉が妊娠したら辛いわ

子供を産めない?

あら知らなかった?  流産したから知ってると思った

ヘランは後輩の言葉に驚きますが、知っているふりをします。

ああ・・もちろん知ってるわ    不妊だと

私も帰国してナム教授に聞いたの

後輩は言いました。

***

4年前に流産したあと不妊と診断されたですって?  じゃあテヤンは誰の子供なの?

サンヒョクも知っているのかしら  一体どういうことよ

ヘランは後輩と別れた後考え込みます。

***

マルジャはセビョクの写真をながめていました。するとキョンイがパジャマ姿で部屋から出てきます。

朝からセビョクの写真を見て悲しげね

夢見が悪かったのよ

夢見が?  私も最近悪いわ

夢の中でも借金取りに追われてるの?  ダルボンさんからお金をせしめる計画は?

さあ・・   一芝居打ったけどまだ連絡がないの

あの老人はケチで有名よ   諦めたら?

余計なこと言わないで!  ダルボンさんは私の借金を返してくれるに決まってる

ふん、そうなるのを祈ってるわよ

マルジャは憎まれ口を叩きます。

でもセビョクはテヤンによく似てるわね

マルジャから写真を奪ってながめていたキョンイは言います。するとマルジャはキョンイから乱暴に写真を奪い返しました。

父親が同じだし似てて当然よ!

マルジャはキョンイを睨みます。

***

セビョクの写真を見て涙ぐんでいるソナに気づいてジェミンは言います。

ごめん、セビョクに会いたいよな

平気よ    気にしないで

今週の土曜にセビョクに会いに行こう     ずっと行ってなかったものな

ジェミンは優しくソナを誘いました。

***

まあ奥さまがうちに何のご用ですか?

突然のヘランの訪問にマルジャは仰天します。

近くに来たんで寄ったんです    ご迷惑だったかしら

いいえ! とんでもない    どうぞお掛けください

ヘランはソファーに座ると周りを見回します。そしてテーブルに置いた本に挟まれた写真に目が行きました。それは小さな赤ん坊の写真でした。

この子は誰?  この家の娘は独身だし・・

まあ!

飲み物を持ってきたマルジャはヘランが写真を見ているのに驚いて、お盆を落としてしまいます。

お怪我はありませんか?

ヘランは立ち上がります。

私は大丈夫です!

マルジャはヘランがテーブルに置いた写真を本に挟むと椅子に座り抱え込みます。

その子は誰ですか

ヘランはマルジャに訊ねます。

テヤンじゃないでしょ?

え?

マルジャは言葉に詰まります。

それは・・つまり・・

ちょうどキョンイが顔にパックしてパジャマ姿で部屋から出てきました。

この子はキョンイの孫です!!

マルジャはキョンイを指差して叫びました。

***

広報室から届いた   社内の広告モデル対決に関する連絡だ

ユンはジェミン夫婦とジェギョン夫婦に連絡事項を渡します。

1次の書類選考は通ったんですね   2次はカメラテスト?

ジェミンがユンに訊ねます。

最終選考は2組がコンセプトに従って撮影を?

ジェギョンも聞きます。

CMにも出演すると?  撮影は苦手なのに

シャロンは不満を言います。

ならシャロン、棄権すれば?

ジェギョンが笑います。

それはダメ   ジェミンが悲しむわ    ・・ね?

シャロンはジェミンの肩を抱きます。

そうだ   シャロン、会社のために頑張らないと

ジェミンもシャロンの手を取りました。

2組とも宣伝のために参加してくれ

ユンは命じました。

***

兄夫婦を出し抜く絶好の機会よ    優勝しなくちゃ    父にも認めて貰える

優勝したいが義兄夫婦も手ごわそうだ

私たちの容姿も悪くないし優勝してあの女の鼻を折ってやる    今までさんざんやられたもの

ジェギョンたちが話しているとシャロンがオフィスに入ってきました。二人は立ち上がります。

なぜ驚くの?  私の悪口を言ってた??

そんなわけないでしょ?  座って

ジェギョンは愛想笑いをしました。シャロンはサンヒョクの座っていた椅子に座ります。

社内モデルは私とジェミンがやるわ

シャロンは二人に言いました。

正々堂々と対決で勝てばいい

サンヒョクが言います

二人揃って頭が悪いわね    私はあなたたちに投資してるのよ    機嫌を取りなさい   ミスター・ムン、肩もみを

シャロンはサンヒョクに命じます。けれどサンヒョクは部屋から出ていきました。

ならジェギョン、あなたが揉んで

ジェギョンはうんざりしますが仕方なく立ち上がります。そしてシャロンの後ろにまわり肩を揉むのでした。

***

キョンイはなぜヘランにセビョクのことで嘘を言ったのかとマルジャを問い詰めます。

どうしてポン・ソナの子が私の孫なのよ    絶対なにか隠してる

もううるさいわね!   いいからチルスさんに会いに行ったら?

マルジャはキョンイを店から追い出そうとします。するとちょうどチルスが店にやってきました。

まあ、チルスさん、タイミングのいい!  さあさあキョンイを連れていって

マルジャは二人を無理やり店から追い出します。そしてサンヒョクに電話しました。

たいへんよ    サンヒョク、あなたの義母がうちに来たの    近くに来たから寄ったらしいんだけど、セビョクの写真を見られて・・

セビョクの写真を?  それで何て言ったの??

ひとまずキョンイの孫だと誤魔化したけど釈然としてなかった

他には何か言った?  ヘマはしなかったか

してないわよ!!

マルジャは怒鳴ります。

とにかく報告したからね

マルジャは電話を切りました。

でもおかしいわね    何故本物の奥様はうちなんかに来たのよ    いつも寄りつかないのに・・  まさか何か気づいたんじゃ

マルジャは狼狽えます。

***

サンヒョクからヘランがマルジャの家に行ったと聞いたジェギョンは慌てます。

ヘランは何か気づいたんじゃ?  大丈夫・・セビョクの写真を見ただけよ

ジェギョンは自分を安心させようとしますが夕食でヘランから話を振られます。

そうだ    ジェギョン、今日以前あなたを診察したパク教授にあったの

え?  何故ですか

例のアメリカの病院に行ってた後輩か

ユンが言います。

ええ、帰国して医学部長に昇進したわ

へえ、ジェミンの子を取り上げて貰おう

ジェギョンとシャロンに彼女の検診を受けさせようと

ヘランの言葉にシャロンは言います。

オー  ノウ!

シャロンは断ります。

通ってる病院があるし、結構です

ジェギョンも断りました。

でもジェギョン、テヤンの妹か弟を作らないの?

テヤンだけで十分です

サンヒョクが口を挟みました。

バカを言うな   産めるだけ産まないと

ユンが言いました。

***

ジェミンはシャロンの足をお湯で暖めてやります。

今まで苦労続きだったし労ってやるよ

ジェミンさん、ありがとう    考えたら私は幸運な女だわ   あなたに会えたもの

そうだろ?  やっと俺の真価を認めた

ソナは笑います。

全く・・   言わなきゃ良かった

***

サンヒョクは部屋から出てジェミン夫婦の部屋の前を通ります。

くすぐったい

シャロンの声が聞こえました。

ソナさん

ジェミンの声もしました。

ソナさん?

サンヒョクは耳を疑います。そこへジェギョンがワインとグラスを運んできました。

サンヒョクさん、何してるの?

なんでもない

サンヒョクとジェギョンは部屋に入ります。

***

ジェミンは自分がシャロンをソナと呼んだのをサンヒョクが聞いたのでは、と心配します。

ジェミンさん、ソナと呼ばないで

シャロンがジェミンに苦言します。

用心するよ    ムン・サンヒョクも怪しんでた   今度ソナさんと呼んだら俺を殴って

ジェミンはシャロンに請いました。

49話

サンヒョクはジェミンがシャロンをソナと呼んだことに動揺していました。

シャロンを見てポン・ソナを思いだした? 新婚夫婦が羨ましい??

ワインを飲みながらジェギョンはサンヒョクに訊ねました。サンヒョクは答えずにワインを飲み続けます。

何故私の質問に答えないの?

文句ばかりだな     俺に当たるな

答えないから怒ってるのよ     聞いたら早く答えて

ジェギョンはグラスを置くと立ち上がります。

倉庫荒しを捜してくる

君は夫を使用人扱いするんだな   そう言えば昔ソナに言ったろ?   ”結婚はビジネス”だって   君を見てて思い出した

ジェギョンは薄笑いを浮かべます。

思い違いよ   ビジネスの相手になると?

なんだと

サンヒョクは顔を強張らせます。

やめましょ    忙しいんだから

部屋を出ていこうとするジェギョンの腕をサンヒョクは掴みます。

もう一度言え   俺はビジネスの相手にもならないか?   事実婚のソナから俺を奪っておいてもう役立たずだと?

今日に限って何?  ヘランのことで気が揉めてるのに私を苦しめないでよ!

ユン・ジェギョン!

私たちは秘密を共有するパートナーでしょ   このままでは共倒れになる     秘密を守り抜く研究でもして

ジェギョンは出ていきます。

***

キョンイにお金を貸そうとしているダルボンを息子のチルスは止めようとします。

父さん、男女間でお金の話が出たらおしまいなんだ

相手の女性がキョンイとも知らず、チルスは言います。

うるさい、お前だって10年間連絡もせず金ほしさに舞い戻ってきたじゃないか     もう出ていけ

ダルボンは聞く耳を持ちません。

***

ジェミン夫婦とジェギョン夫婦、テグクグループのカップルモデルの投票が行われます。けれどジェギョンはジェイタウンの工事が滞りそうでそれどころではありませんでした。

倉庫荒らしの手がかりは掴めないし・・どうしたら

ジェギョンか困っているとヘンシルがやってきます。

母さん、いいところへ

あら、珍しく歓迎された

ヘンシルは娘の変化に驚きます。

その指輪はいつ売るの?

ジェギョンはヘンシルの指に輝いている指輪を見て訊ねます。

お金を貸して

なんですって?  貧乏人からお金を奪う気??

暫く借りるだけよ    何倍にもして返してあげるから

ジェギョンの言葉にヘンシルは乗り気になります。

寂しいけどお別れね

指輪を見て言いました。

***

ユンが車に乗るとヘンシルが反対側から車に乗り込みました。

あなた~

わ! ビックリした    早く降りろ

足が痛いから送ってよ

しょうがないな  行き先は?

秘密~

ヘンシルはユンに抱きつきます。

早く車を出せ!

ユンは秘書に叫びました。

***

全くどこに連れていくんだ

宝石店の前でユンはヘンシルの腕を払います。

宝石を買う金はない

違うのよ    ダイヤの指輪を贈られたんだけどいくらで売れるか確認しに来たの

なんだと?

女1人だと買い叩かれるでしょ    隣にいて欲しいの

ヘンシルは無理やりユンを宝石店に連れ込みます。

けれど指輪を見せると偽物だということがわかりました。

やだ!  お金を取られちゃったわ!!

その場で泣き出すヘンシルを見てユンは逃げ出します。

***

ジェギョンがフランスで養子を迎えたみたい   調べてみて    どのルートで養子を迎えたのか    韓国から迎えたのかも

ヘランは電話で指示を出します。そして会社に行き不在のジェギョンの部屋を捜してフランスの母子手帳を見つけました。

2017年5月4日が出生?  テヤンは2018年3月14日生まれのはず

ヘランは呆然とします。

まんまと私たちは騙されたのね

***

サンヒョクは実家でマルジャと話します。

あんたがあの家でやつれていくのが辛いわ

マルジャは息子の体を心配します。

セビョクの件を知ったらソナは俺を許さないよな

当たり前よ   一生隠し通さないと    セビョクが生きていて、セビョクがテヤンだなんて

二人はセビョクの騒動を思い出します。

4年前病気になったセビョクのもとにサンヒョクは駆けつけました。幸いセビョクの病は峠を越しました。

家族になんて説明してきたの?  早く帰りなさい

マルジャは言います。

セビョクをこれからどうする?

私が面倒をみるから気にしないで

母さん、ユン家にバレたら大変だよ

心配ないわ

心配しますよ

ジェギョンが病室に入ってきて言いました。

セビョクが病気の度に息子を呼ぶでしょう?

じゃあたった1人の孫をどうしろと?  母親は服役中よ

マルジャはセビョクを抱きしめました。

・・私に考えがあります

ジェギョンはマルジャたちに言いました。

私が育てます   どうせ子供が要る   でもその代わりセビョクは死んだことにして別人として育てます

ジェギョンは死亡診断書とIDの偽造を依頼します。

書類上完璧に私の息子にしてください

ジェギョンは業者にお金を渡しました。サンヒョクが様子を見にきます。

うまくいったか

大丈夫   セビョクを施設から養子に出したと書類を偽造する

ジェギョンは言いました。

義母がセビョクをフランスの私たちの元へ

書類は完璧に偽造できるんだな

そうよ    セビョクはフランスの養子先で死んだことにして私の出産日に生まれたことにするの   そして私たちの子になる    名前はムン・テヤンよ   どう?

ムン・テヤン?  いい名だ

サンヒョクはジェギョンの手を握ります。

ありがとう

もしばれたら私たちは破滅よ

マルジャはサンヒョクに言います。

わかってる   何があっても隠し通す

サンヒョクは答えました。

牛骨スープを煮たから食べていって   やつれてばかりじゃ心配になる

マルジャは台所で用意します。サンヒョクはテーブルの裏を探ってジェギョンのブレスレットを取り出しました。

ジェギョン、ブレスレットは俺が持ってる・・

サンヒョク、早く食べなさい

マルジャが台所から呼びました。サンヒョクはブレスレットを元に戻し台所に行きます。

***

お母さん、何の用ですか

冷めないうちにお茶を飲んで

ヘランは言います。

でも私に何か用事が・・

テヤンをどこから連れてきたの?

ヘランはジェギョンを見つめました。

・・何の話ですか

質問に答えて    他人の子でしょ

何を言ってます?  私の子ですよ    テヤンが聞いたら驚きます

あくまでもお腹を痛めて産んだと騙す気?  母子手帳を見たのよ   生後すぐ10ヶ月だった

ジェギョンは息を飲みます。

確かに他のことは誤魔化せても予防接種や身長や体重・・病院では偽れなかったはず   病院に行くには母子手帳が要るわ

お母さん・・

ジェギョンは笑顔を作りました。

なにか勘違いでは?   フランスの母子手帳は表示ミスがあって・・

憎たらしい    全部わかった上で聞いてるの    正直に答えなさい     私に言いたくないなら父親の前に行く?

ヘランは立ち上がります。

お母さん、待って・・

ジェギョンはヘランの腕を掴みました。

さあ、正直に言いなさい

追い詰められたジェギョンは目を泳がせます。

どこまで知ってるの?   まさかテヤンがセビョクなのまで・・?

作り話はなしで洗いざらい話して

ヘランは命じました。

悪知恵をめぐらさずに

実は・・流産しました

ええ、不妊と診断されたのは知ってる    それで?  テヤンはどこから??

・・養子です

するとヘランはジェギョンの頬をはりました。

卑劣な子ね

ジェギョンは出ていこうとするヘランを止めます。

お母さん、どうかお父さんには言わないで!!

ヘランはジェギョンを振り払いました。

お父さんも知るべきよ    自分の欲のためにテヤンを利用してるくせに

お母さん   ごめんなさい    今回だけは・・

今回だけ? ふざけないで!  親をナメてる    孫の存在まで嘘だなんて

お母さん   どうか・・お父さんには

お父さんが知ったら卒倒するわ   一体何が本当で何が嘘なの?

(私の娘との再会を阻んだくせに)

ヘランはオフィスを出ていきます。

お母さん   待って!

ジェギョンはヘランが会長室に行くものと焦りましたが、意外にもヘランは会社を出ていきました。

ジェギョンはとりあえずホッとします。

***

ヘランは家に戻り部屋でほくそ笑みます。

そうよ   テグクに急いで言う必要はない     ジェギョンの最大の弱みを握ったんだもの    暫く様子を見ましょ

***

キョンイはダルボンをマルジャの家に招きます。

この時間は誰もいないから大丈夫

キョンイはダルボンに栄養ドリンクを渡します。

これのおかげで関節が柔らかくなった

ダルボンは喜んでドリンクを飲みます。

ところでキョンイ、借金のことだが・・

ええ!

キョンイは目を丸くして聞きます。

家族が言うんだが・・真剣なつき合いならキッチリ計算して借用書を書くべきだと

借用書ですって?  そんな、結構よ   あなたの愛はその程度だったのね

がっかりよ!!

キョンイはプイと横を向きます。

***

テグクグループのカップルモデルの投票が終わりました。

秘書がユンに集計結果を渡します。ジェミンやジェギョン夫婦はユンを見つめます。

集計の結果はジェギョンとムン常務の勝ちだ

ユンは言いました。ジェギョンとサンヒョクは嬉しそうに笑います。

会長、遅れてすみません    探し物をしていて

シャロンが会長室に入ってきました。そして投票のシールを貼ったボードを運ばせます。

誰かがこれをボイラー室に

え?  つまり誰かがわざと隠したと??

ジェミンは驚きます。

やっと見つけたの   ジェギョン、あなたの仕業?

シャロン、変なこと言わないでください   お父さん、一枚分も集計を

明らかにジェミンたちの方が多いぞ    キム室長、集計しろ

スチョルは集計表を渡しました。ユンは表を見て笑います。

ジェミンの勝ちだ

やった

ジェミンはシャロンとハイタッチしました。ジェギョンとサンヒョクは悔しそうです。

喜び過ぎだぞ

ユンが諌めます。

感謝します   早速担当チームと詳細を詰めます

ジェミンはユンに言いました。

ああ しっかりな

ユンは励まします。

***

ヘランはテヤンを可愛がるユンをながめながら思っていました。

血筋にこだわっていたのにテヤンは自分の孫じゃなかった    血縁はジェギョンだけでそれだって保証もないわ    哀れな男・・

ヘランに事実を知られたジェギョンとサンヒョクは不安げです。

ジェギョン、明日は休日だからテヤンと遊園地でも行ったら

ヘランがジェギョンに話題を向けました。

嬉しいな! 僕、遊園地が好きなんだ

おや、テヤンは遊園地に行きたいか

ユンが訊ねます。

うん  毎日でも行きたい

テヤンは遊園地が好きなのね    ジェギョン、明日 行けば?

シャロンかジェギョンに言います。

ママは忙しいんだ   暇ができたら行くってさ   そうだよね

テヤンはジェギョンに言いました。

え?  そうね・・

息子だから母親を庇ってる

ジェミンが感心します。

テヤンも成長したわね   母親思いだこと

ヘランも言いました。

シャロンはテヤンを見ながらセビョクを思い出し思わず涙ぐみます。

***

シャロンは部屋でセビョクの写真を見つめます。

セビョクが恋しいんだな    明日会いに行くと言ってやれ

ジェミンが言います。

さっきテヤンが母親の肩を持つのを見てセビョクの顔が浮かんだの    泣きそうになった

そうか・・

ジェミンはシャロンに寄り添います。

よし、ワインでも飲もう

ジェミンはお酒を取りに出ていきました。

叔母さん

代わりにテヤンが部屋に来ます。シャロンはテヤンを抱きました。

可愛い子

するとサンヒョクが来てテヤンを連れて行きました。残されたシャロンは呟きます。

セビョクも生きていたらテヤンを同じくらいね

***

シャロンはセビョクの所へ行くためにソナに戻ります

やっと俺のソナさんに戻った

ジェミンは笑います。二人は韓屋に挨拶に寄ってからセビョクの納骨堂に向かいました。

<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband

ジェミンの提案でソナはセビョクの骨壺を祖母の隣に移そうと決めました。二人はセビョクの骨壺を取り出し、ソナは骨壺を抱きますがあまりの軽さに違和感を覚えます

ジェミンさん、骨壺が変だわ

ジェミンはソナから骨壺を受けとると蓋を開けます。そして顔色を変えました。

ジェミンさん、どうしたの?

ソナさん・・

ソナは骨壺を手に取り蓋を開けます。中は空でした

セビョクに何があったの?

ソナは戦慄します。

***

一方サンヒョクはジェミンたちの留守に部屋を調べます。

確かにソナさんと聞こえた    聞き間違いじゃない

サンヒョクはシャロンがソナである証拠を探します。そしてベッドの枕元にセビョクの写真を見つけました。

ソナ・・   やはり君だったのか

サンヒョクは茫然となります。

◆ドラマ「二番目の夫」第10週(第47~49話)の感想

セビョクが生きていて良かった!でも今後また騒動勃発ですね。

サンヒョクの悪辣さが際立ってきて腹が立ちます。ジェギョンのパートナーだとか言ってるけどソナに倉庫荒らしされてもジェギョンばかり必死になって手伝ってる様子もない。それでいて”結婚はビジネス”と言ったジェギョンの言葉に今更キレてる。(自分はお金のためにジェギョンと結婚したと言ってるくせに。)そして仕方ない事情はあるにせよ、セビョクが死んだのはソナのせいだと言ってソナに自殺未遂させたり・・身勝手すぎます。

でもテヤンを挟んで夫婦なんだよね~これからジェミンはどうなるのか気になります!

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