映画「一秒先の彼」は突然世界の時間が止まりあ然とさせられる!その映画のネタバレあらすじ、見どころ、感想も!

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映画記事

こんにちは。カナエです。今回は岡田将生さんと清原果耶さん共演の映画「一秒先の彼」について書きたいと思います。(以下敬称略)

郵便局に来るもともたしたさえない女子と郵便局員のハジメと関係は?

映画データ

公開年   2023年

監督    山下敦弘

原作    チェン・ユーシュン

脚本    宮藤官九郎 

キャスト  岡田将生、清原果耶、福室莉音、荒川良々他

映画のあらすじ

郵便局で働くハジメ(岡田将生)人よりも行動がワンテンポ早くせっかちだと言われていました。外見のいいハジメはその容姿に惹かれた女子に告白されることも多いのですが、せかせかした落ち着かない性格のためすぐ愛想を尽かされていました。

<ハジメ>

そんな彼はある日路上ミュージシャン桜子の歌を聴いてその歌声に惹かれます。桜子を好きになったハジメはデートの約束を取り付け当日バスに乗りますが、気づくと翌日の朝になっていました

俺の大事な昨日はどこに行った?

混乱するハジメは写真館に記憶にない自分の写真が飾られているのを見て店主に写真を撮ったのは誰か訊ねます。するとそれが郵便局に毎日のように手紙を出しに来るレイカという女子大生だとわかりました。そしてレイカの出していた手紙の宛名はハジメだったのです。ハジメは手紙を保管してある天橋立にある郵便局の私書箱に急ぎます。

そしてレイカがハジメが子供の頃に入院先の病院で知り合った女の子だったと知るのでした。病院で仲良くなったハジメとレイカはハジメが退院する時に天橋立の私書箱に手紙を送り合う約束をしていました。しかしハジメはそのことを忘れていたのでした。

そうだったのか・・

***

レイカは人よりワンテンポ遅れる質の、バイトを掛け持ちして大学の授業料を稼ぐ貧しい女子大生でした。子供の頃に事故で両親を亡くし自分も足を負傷し入院したレイカは、そこでハジメと出会ったのでした。仲良くなった二人は退院しても文通しようと私書箱の鍵を持ち合ったのですが、ハジメから手紙が来ることは有りませんでした。孤独な少女時代を過ごしたレイカは大学生になっても一人しかいない写真部の部室に籠もる生活でした。ただ写真を撮るのは好きで郵便局の窓口業務をしているハジメのつけている名札を見て、ハジメがあの皇一(すめらぎはじめ)だと知るとハジメに気づかれないようこっそりハジメの写真を撮るのでした。それからレイカは再びハジメに手紙を出しに郵便局に通うようになります。

<レイカ>

レイカはハジメが好きになった桜子が自分のファンの一人にお弁当を渡され気味が悪いと取り巻きにカツアゲさせているのに遭遇します

男のくせに気持ちが悪い 二度とやらないで

お弁当の入れ物は返して下さい!

私にくれたんでしょ

桜子はそのお弁当を郵便局にいるハジメに渡しました。ハジメが桜子に貰って有頂天になっているのを郵便局に来ていたレイカは見て、本当のことをハジメに言いたくてたまりません。でもとても言うことはできませんでした。レイカはハジメが路上で歌う桜子にお礼の花を持って行き、二人で連れだって歩くのを尾行します。

宇治の花火を君に見せたい 明日朝九時に郵便局の前で

バスで二人が約束をしているのを同じバスに乗ったレイカは聞きました。

明日デート・・

次の日レイカは目を覚ますと飛んでいた蚊を叩きます。いつもワンテンポ遅いレイカにとって初めての経験でした。

蚊を殺しちゃった

レイカは蚊を殺した手を友達に見せようとしますが突然時間が止まり、友達は人形のように動かなくなっていました。

どうしちゃったの

レイカが大学の外に出ても皆マネキンのように動きません。レイカは静止している人の掴んでいた自転車のハンドルを離し自転車を借りて走りました。

平安神宮まで来るとバスの運転手が一人叫んでいました。

皆さん どうしました?

運転手さん

やっと生きてる人に会えた!

運転手はレイカを見て言いました。レイカはバスの中にハジメがいるのに気づきます。ハジメもマネキンのように静止していました。

営業所に電話しても誰も出ません あんたと私だけだ

バスの運転手は青ざめて言います。

バスが動くなら天橋立まで行ってもらえませんか

レイカはハジメを見ながら頼みました。

バスは動くだろう でもここからだと3時間はかかるよ

しかしやることの見つからない運転手はバスを運転し天橋立に向かいました。

<バスの運転手>

でもなんで天橋立に?

運転手はどこまで行っても静止した風景を見ながら聞きました。レイカは小学校の頃両親と天橋立に行こうとして事故に遭った話をします。

あの時行けなかったので

事故で両親は亡くなり入院したレイカは泣いてばかりいました。それを慰めてくれたのが隣のベッドにいたハジメでした。ハジメが退院することになり泣いているレイカにハジメは文通しようと言いました。

でもどこに住むのかわからない

レイカを誰が引き取るか親戚は話し合いをしている最中でした。するとレイカのおばさんが鍵を見せました。

お父さんの私書箱の鍵よ 二人で持ってなさい 文通ができる

ハジメとレイカはいつか天橋立に行こうと約束して別れました。

***

天橋立につくとレイカはマネキン状態のハジメを海まで引っ張って写真をとり子どもの頃の約束を果たしました

<ハジメの父>

帰りのバスの中でレイカはバスの中にもう一人動ける人がいるのに気づきました。その浮浪者のような男はハジメの父親だと名乗りました。そして世界が止まったのはいつも長い名前で損をしているレイカ(→長宗我部麗華のような人たちへの神の温情だと教えます。

前にも一度こういう経験をしました

ハジメの父(→皇平兵衛→だけど婿養子なのでもっと長い名前)は世界の早さについて行けず自殺しようとしたときたまたま世界が止まった経験を話しました。

確かに俺(→釈迦牟尼仏憲)も名前が長い

運転手が認めます。

***

バスはハジメの実家で止まり、レイカはハジメの父のために動かないハジメの母とハジメと一緒に写真を撮ってあげました。

ハジメにパピコを買う約束をしていたのであげてください

父親はレイカに100円渡して頼むと去って行きました。それからレイカはハジメを妹と住む家に連れ帰り、運転手と部屋に運んで寝かせました。

<ハジメの母>

数日してレイカは海で日焼けしたハジメのいる郵便局にハジメの写真を入れた封筒を持っていきます。

今日は重いから84円よりかかるけどおまけしときます

ハジメは言いました。帰りにレイカは横断歩道を渡った後でハジメの父との約束を思い出しました。

あ、パピコ

戻ろうとしたレイカはトラックにはねられます

レイカとのことを思い出したハジメは異動届を出して天橋立の郵便局で働きレイカを待っていました。363日経ってようやく松葉杖をついたレイカが現れました。ハジメはレイカを見て泣きそうになります。

ある人に頼まれました

レイカはそう言ってパピコをハジメに渡します。

なんで・・?

さあ・・?

レイカは笑いました。

映画のみどころ

突然世界が止まり、台湾のオリジナル映画を観ていないカナエは驚きました。止まっている演技をしているたくさんの人たちは大変だったと思います。その中を人々を不思議そうに見ながら、それでも気持ちよさげにすいすいと自転車をこぐレイカが観ていて楽しかった。

映画の主な登場人物のプロフィール

岡田将生<ハジメ役>

1989年8月15日生まれ、東京都江戸川区出身。

中学2年の時に原宿でスカウトされ、2006年「東京少女」でドラマデビュー。2008年「フキデモノと妹」でドラマ初主演。2008年から2009年にかけて「魔法遣いに大切なこと」など5作の映画に主役級で出演し、2009年度の多くの映画賞で新人賞を受賞。

その後もドラマ、映画に留まらず舞台まで活躍を広げ、2021年出演した映画「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞、その抜群のルックスが海外でも注目された。

主な出演作にドラマでは「昭和元禄落語心中」(2018)「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021)など、映画では「僕の初恋をキミに捧ぐ」(2009)「家族のはなし」(2018)など、他多数。

身長182cm、血液型はAB型。

清原果耶<レイカ役>

2002年1月30日生まれ、大阪府大阪市出身。

歌手のPerfumeに憧れて幼少期より歌とダンスを習い、中学1年、12歳の時に母がPerfumeの所属する芸能事務所アミューズの新人発掘イベント「アミューズオーディションフェス2014」に好奇心から応募すると、最終審査の3万2214人の中からグランプリに選ばれ同事務所に所属することになった。

2015年からモデルとして活動を開始しドラマデビューはNHK連続ドラマ小説「あさが来た」。初主演のNHKのテレビドラマ「透明なゆりかご」では演技で高評価を得て新人賞を受賞。若いながら大女優を予感させる貫禄で映画や歌、舞台でも存在感を示している。

主な出演作にドラマでは「セトウツミ」(2017)「ファイトソンング」(2022)など、映画では「3月のライオン」(2017)「護られなかった者たちへ」(2021)など、他多数。

身長162cm、血液型はB型。

映画の感想

台湾のオリジナル映画を観ていないので世界が止まったのにびっくりでした。せっかちなハジメとのんびり屋のレイカという設定が何故必要なのかと思ったけど、世界が止まったのはレイカのような長い名前で損をしている人たちのためだったからそこがないと話が進まなかったんですね。世の中の人が動かなくてもおっとりしているレイカと焦りまくってるバスの運転手との対比が可笑しかった。全編に脚本を書いた宮藤官九郎のユーモアが溢れていました。

京都という有名な観光地でのロケも良かったです。一緒に観光旅行まで出来た気分でした♥。

コメント

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