1990年代の映画「恋する惑星」はいつ観ても新しいスタイリッシュな恋愛映画!

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映画記事

こんにちは。カナエです。

今回はウォン・カーウァイ監督傑作映画「恋する惑星」をご紹介したいと思います💖。この映画は10年以上前に一度見たんですがその時も素晴らしく素敵な映画だと思いました。この間wowowで放送していたんで久しぶりに観たくなって録画したんですが、

一度観た映画は観ない性分のカナエが二度観ても飽きない!!

筋はわかっているのに楽しめるのは登場人物が魅力的、挿入曲がハートフル、映画が細部までしっかり作られていてセンスが抜群だということ。ほんとウォン・カーウァイ監督ってただものじゃないなと思いましたわん😊。

恋する惑星は独特のカメラワークで観る側を釘づけにする映画

 

映画データ

製作年  

1994年 香港映画

原題 

重慶森林 Chungking Express

監督

ウォン・カーウァイ

脚本

ウォン・カーウァイ

キャスト

トニー・レオン、フェイ・ウォン、金城武他

映画のあらすじ(ネタバレ)

この映画は二つの物語で構成されています。


【第一話 刑事223号】

エイプリルフールに失恋した刑事223号(金城武)。冗談としか思えない振られ方をした223号は恋人を諦めきれず、電話をかけ続けますが相手にされません。

<画像出典>https://eiga-pop.com/movie/11974/images

彼はふられた日から一か月後の自分の誕生日まで恋人の好物だったパイナップル缶を毎日買い続けます。そして運命の誕生日の前夜がやってくると彼はその缶詰をすべて平らげて、その夜出会った女性と恋しようと決めました。

彼がバーで出会ったのは金髪でサングラスの扮装をした麻薬ディーラーの女性。酒をあおった二人は一緒にホテルに行きますが、部屋で女性は爆睡(その日は仕事で裏切りがあり相手を殺害した後逃走してへとへとに疲れていた・・)。223号はその寝顔を見ながら一夜を明かし早朝そっとホテルを出るのでした。

次の日の誕生日、彼のポケベルに金髪女性からの誕生祝いのメッセージが届きます。彼は昔の恋人を吹っ切って新たな気分で誕生日を迎えるのでした。

【第二話 警官663号】

飲食店「ミッドナイト・エキスプレス」の店員のフェイ(フェイ・ウォン)は店の常連の警官663号(トニー・レオン)に恋しますが、彼はキャビンアテンダントをしている恋人にふられたばかりで未練たらたら

そんなとき663号の元カノが店にやってきて店主に663号宛ての手紙を託します。店主から663号に手紙を渡すように言われたフェイは手紙を開けてみました。中には663号の部屋の鍵が入っていました

<画像出典>https://eiga.com/movie/90653/gallery/

彼の部屋に忍び込んで掃除を始めるフェイ。違う日には部屋の模様替えや金魚鉢に別の金魚を入れてみます。それでも失恋のせいで自分がおかしくなったのかと思って気にしない663号。フェイは彼の部屋で過ごす時間が長くなってついに663号に見つかってしまいます。それでも言い訳しながら逃げてしまうフェイ。なんやかんやで二人の距離は縮まります。

<画像出典>https://eiga.com/movie/90653/gallery/

663号はフェイをデートに誘いますがフェイは来ませんでした。「ミッドナイト・エキスプレス」の店主がファイからの手紙を預かって来ました。手紙にはフェイの手書きで日付が1年後の搭乗券が入っていました。

一年後、キャビンアテンダントになったフェイが「ミッドナイト・エキスプレス」を訪れるとそこにいたのは警官の663号でした。以前の店長から店を譲られて店の改装をしていた彼はフェイに一年前の搭乗券を見せました。

この搭乗券でどこに行けるのかと聞く彼にどこに行きたいのかと問うフェイ。

きみの行きたいところ

663号は微笑むのでした。

映画の感想

<画像出典>https://eiga.com/movie/90653/gallery/

第一話で金城武演じる刑事の見上げた夜明けの空の美しさが印象的でした。

第二話ではママス&パパスの名曲「夢のカリフォルニア」が冒頭から流れてこの曲が大好きなカナエはそれだけでもう感激(⋈◍>◡<◍)。✧♡。第一話の女性もクールでかっこよかったけどフェイ役のフェイ・ウォンもとってもキュート。トニー・レオン演じる警官の部屋に忍び込んで好き勝手をやっちゃうんだけど失恋に沈む663号がちっとも気づかないという展開がおかしい。

何故か第一話の刑事も第二話の警官にも名前がついていない。これってどこにでもいる男性ってことなのかな。そんな男性が裏社会のヤバイ女性と知り合ったり(おまけに刑事なのに)、若い女性に部屋に侵入されちゃう(警官なのに)のが意外性があって面白いのかも(^^♪。

ストーリーよりもワンシーン、ワンシーンの撮り方が洒落ていて流れる音楽とマッチしていて観ていてすごく心地よい映画でした。

警官の部屋の窓からすぐ近くに(駅に行くのか)エスカレーターがあってフェイが上がってくるのが見えたり、663号が自分のシャツが失恋で湿ってカビが生えちゃったとか言って干した上を(もしかしたら元恋人が乗っているかもしれない)旅客機が飛んでいく風景とか・・とにかく素敵なシーンが多かったです。

最後ですが、いつも制服姿の警官663号は自分の部屋にいる時はタンクトップの白いアンダーシャツにブリーフ姿。フツーそういうのってとってもだらしない情けない格好なんだけどトニー・レオンだと結構サマになってるのに妙に感心したりもしておりました!

コメント

  1. マキ より:

    懐かしいです。
    キャーリフォーニャドリーン♪
    金城武が大好きでして、トニー・レオンも文句なしのハンサムで。
    みんなメンヘラ気味で、でも色彩や撮り方がモード雑誌の様で(流行通信やOliveみたいな)
    危うい若さ、憧れてました。
    久しぶりに観ようかな、と思いました!

    • kanaetaiko より:

      映画のコメントありがとうございます💛
      「夢のカリフォルニア」いい曲ですよね~哀愁があって大好きです。もう一つの挿入歌も良かったなあ。フェイが警官の部屋に侵入して
      部屋を勝手に整理するときに流れる歌。
      みなちょっと変なんだけど明るく抜けてるのがいいですね。フェイの店の店長も味がありました。

      マキさんがおっしゃるようにモード雑誌のような映像がお洒落で飽きが来ないんです。

      金城武さんも久しく映画で観てませんがどうしているんでしょう?最近ドラマに出ていたかな??
      トニー・レオンはこの映画の後売れて主役をやるようになりましたね。この監督さんの有名な恋愛映画に出ていたんじゃないかな。
      その映画もとっても良かったなあ・・名前忘れちゃったけど。

      またコメントくださいね~。