こんにちは。カナエです。
今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第14週(第65・66話)について書きたいと思います。
ジェギョンは母親ヘランがビンナがソナだと気づいているのを知る
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband>
韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中
◆このドラマのキャスト/これまでの物語
◆ドラマ「二番目の夫」第14週(第65.66話)のあらすじ(ネタバレ)
65話
ソナ(オム・ヒョンギョン)は社内理事になると、早速ジェミン(チャ・スウォン)とともにジェギョン(オ・スンア)の不正の追及を始めます。
ジェミンとポンが役員に会ってるだと?
ナム秘書の報告にユンは憤ります。
ジェミンは何故ポンに協力するんだ?
***
内部不正を防ぐには革新が必要です
ソナは会議室で役員たちに話しました。
それには犠牲が伴うことも
その時ユンとヘランが会議室に入って来て皆は立ち上がります。
君は何が言いたい?
ユンはソナに訊ねました。
会長もご存知でしょう 重役が権力を乱用して不正を働いても適正な処分が為されていません
ソナはジェギョンを見て話を続けます。
収賄問題に業務上横領、売り上げを誤魔化して着服、これは同一人物の不正です 証拠資料は私が持っています 警察に渡し調査して貰います
そう話したソナにユンは言いました。
内部監査を行なった上で警察に捜査を依頼する 性急に判断するな
内部監査か公正に行われるとは思えません
なんだと?
ユンは怒ります。
警察の介入が最善とは限らない 君は何もわかってないな
ユンはソナを睨みました。
***
私に許可なくポンに資料を渡すとは正気なのか?
ユンは会長室にジェミンを呼びつけ叱責します。
父さん、ジェギョンが罪を犯したことを知ってるだろ 父さんがジェギョンを庇うから過ちを犯し続けてる 父さんにも責任がある
ジェミンの言葉にユンは激昂します。
ふざけたことを! 家族だろ! 自分の子を警察に引き渡せと? それに創業家の不正が公表されたら株価が暴落する
それでもジェミンは父親に抗議します。
罪を償わせないと ジェギョンを庇ったらユン家はおしまいだよ 父さんの地位も危うい
うるさい 私に逆らうな! 出ていけ!!
ユンは怒鳴りました。
***
動画は監査課に渡したよ
ジェミンは自分のオフィスにいるソナに言いました。するとジェギョンが駆け込んできます。
兄さん、お願いだから見逃して
諦めろ 動画を監査課に提出した
ジェミンは新商品のレシピ流出事件の動画をジェギョンに見せます。それには男にレシピのデータを渡すジェギョンが映っていました。
こっちには音声がある
ソナは男の声を聞かせます。
“ユン チーム長に提案されたんです ライバル会社からレシピとお金まで渡されたら断われません”
男は話していました。
誰が口座に5000万ウォン入金したのか警察に調査を依頼した 呼び出しを受けるわよ
戯言はよして
ジェギョンは抗います。
***
ジェギョンがオフィスで悩んでいると監査課がやってきてジェギョンのデスクの中身を詰め始めました。ジェギョンか茫然としているとサンヒョク(ハン・ギウン)がやってきて、困惑してジェギョンを見つめます。
ナム秘書が会長室にいるユンのところへ報告に来ました。
ユン チーム長を監査課が取り調べています
罪状は?
ウトゥム製菓のレシピ流出の件でしょ
ヘランが言います。
しくじるなと言ったのに
ソナが濡れ衣を着せられたのを知ってたの?
ヘランは驚きます。
***
ジェギョンは監査課で取り調べを受けますが、しらを切り続けます。
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband>
チーム長、これはチュ理事の指示なんです
監査課の男性は言いました。
チーム長の疑惑はこれだけじゃありません チュ理事が“徹底して調べるように”と
チュ理事が指示した?
ジェギョンは衝撃を受けます。
***
まだ否定してるの?
ヘランは監査課と電話で話します。
ソナの口座に入金したのは誰だったの?
警察によると口座不正利用の可能性が
やっぱりね とにかく白状するまで取り調べを続けて
***
サンヒョクはソナにジェギョンの不正の追及をやめさせようとします。けれどソナは拒否しました。
ユン・ジェギョンは沈みかけた船よ 船から降りないとあなたも沈むわよ
手ぶらでは降りられない
サンヒョクは言いました。
ソナ、一体どうやって代表理事になったんだ?
いずれ話すわ
ソナは突っぱねます。
***
会社は私怨を晴らすところじゃない
ユンはソナに話しました。
ジェギョンが警察に呼び出されたら会社は大打撃だ 株価も暴落する 何故株主たちが君を理事にしたと?
ユンはソナを言い聞かせようとします。
会社を発展させて株価をあげ、配当金を多く貰うためだろ
会社を発展させるためには腐った根を抜くべきです 一時的な犠牲はやむを得ません
ソナは毅然と言い返しました。
会長、身内を庇うのはやめてください
***
しつこくソナに後ろ盾について聞くサンヒョク。
ジェイキャピタルは本当に君のものか
何故そんなに知りたいの あなたに話す必要はない あなたと息子を取り戻そうとしていたのに助けてくれなかったでしょ 私は一人で戦うわ
ソナ・・
ソナは歩き去ります。
***
ボクスンはソナに片想いして苦しむソジュンを見かねて別の女性に目を向けさせようと考えます。そこで店に良く来るサンミと話をしてみました。
あなたはソジュンと親しいようだけど
優しい方ですね 私の片想いですけど
まあそうなの?
ボクスンがホッとしているとヘランとテヤンがもち米パンを買いに店に来ました。サンミはテヤンを見て急いで顔を隠します。
叔母さん?
テヤンが声をかけたのでサンミは慌てて店を出ていきました。
あら帰っちゃったわ もっと話したかったのに
ボクスンはがっかりします。
***
ジェギョンの証拠は十分揃ったわね
ソナはジェミンのオフィスで言いました。
監査課は父の息がかかっているから警察には口を出せないはずだ
ジェミンとソナは自分たちで証拠を警察に持って行こうとします。しかしサンヒョクが二人の話を聞いていてジェギョンに伝えました。
ソナたちが警察に証拠を渡しに行くと?
なんとしても阻止しないと
サンヒョクは出ていきます。
ジェギョンは最終手段に出ました。ヘンシルに電話して幼稚園にテヤンを迎えに行くように頼みます。
時間がないから急いで!
それからスチョルに電話します。
スチョル、助けて!!
***
ジェミンはヘランから連絡を受けます。
なんだかおかしいの ヘンシルがテヤンを迎えに行ったわ
ジェギョンの母親がテヤンを?
彼女は信じられないからあなたが迎えに行って
わかった
ソナはジェミンの電話を聞いて不安を募らせます。
まさかテヤンを人質に?
ソナたちは幼稚園に急ぎます。
***
ジェギョンはテヤンを利用してソナたちを止めようと企てます。
”テヤンにケガをさせないようにして 気をつけてね”
ジェギョンに指示されてスチョルはバイクで幼稚園に向かいました。
テヤン、あそこにママがいるわ
ヘンシルが言うとテヤンはジェギョンめがけて駆け出し道路に飛び出します。そこにスチョルのバイクが走ってきました。
テヤン、危ない!!
近くまで来ていたソナが駆け出しますが、それよりも早くジェギョンがテヤンを抱いて庇いました。スチョルは走り去り、ジェギョンとテヤンは病院に運ばれます。
***
テヤンは大丈夫だ
病室の外で待っていたソナにジェミンが言いました。
でも気を失うくらいショックだったのね トラウマになったらどうしよう
ソナは涙ぐみます。
テヤンは強い子だから大丈夫さ
ジェギョンがテヤンを守ったわ
ソナさんは離れた所にいたから仕方ないよ 自分を責めないで
ジェミンはソナを元気づけます。
***
ジェギョンは頭を打って意識が戻りません。
あなた どうしたらいい?
ヘンシルはユンに泣きつきます。駈けつけたサンヒョクやヘランも言葉がありません。
テヤンは大丈夫なの?
ヘランがジェミンに訊ねました。
ショックを受けて鎮静剤を打ったけど大丈夫だ でもジェギョンが・・
テヤンを守ろうとしてケガしたの
ヘンシルはユンに訴えます。
***
ソナはボクスンとソジュンに事故の話をします。
テヤンの容体は?
ボクスンが聞きました。
心配です ジェギョンのケガを見て泣いてました
それでユン・ジェギョンは?
ひかれたんじゃなくて、倒れて頭をぶつけたようです 軽い脳震とうらしいですが眠ったままです
子供に対する情はあったのね
複雑な気分です 私たちはジェギョンの不正の証拠を持って警察に行こうとしてたんです
こんなことになったら警察に突き出せない 運が良かったのか何か狙いがあったのか
ボクスンは懐疑的です。
***
ユンとサンヒョク、ジェミンは頭に包帯を巻いたジェギョンの容体を見ていました。
目の前で母親がケガをするとは テヤンが気の毒だ
ユンは眠っているジェギョンをながめながら言いました。
ジェギョンの意識は何故戻らないんだ おい、目を覚ませ
ユンが言うとジェギョンは薄目を開けました。
ジェギョン!
お父さん・・ ここはどこなの
病院に決まってるだろ? どこか痛いか
大丈夫か? 頭痛は??
サンヒョクが訊ねます。
ムン代理 何を言ってるんです
ジェギョンの言葉に三人は困惑しました。
ムン代理? 彼はもう常務だぞ
ジェミンが妹に言います。
常務? ムン代理は私の部下よ お父さん、何故ムン代理までここにいるんですか?
ジェギョンは頭を押さえます。
私は会社で事故を? 思い出せない!
***
記憶喪失?
医者の言葉にユンは驚きます。
検査では異常がなかったはずですが
サンヒョクが医者に言いました。
脳に大きな衝撃がかかると、記憶を失ったり失見当識が起こることがあります 娘さんには脳出血がなかったので様子を見て改善されなければ検査を
わかりました
サンヒョクが応じます。
嘔吐やめまいを訴えたら連絡を
***
ジェギョンが目を開けるとサンヒョクだけがいました。
父と兄は?
家に返したよ 俺がつき添う
ムン代理が?
本当に思い出せないか
思い出せないわけないわ サランもいるし早く結婚しよう
何? サラン??
サランは無事なのよね
ジェギョンは笑います。
***
マルジャは店で嫁の身を案じていました。サンミが来たのでマルジャは訊ねます。
ジェギョンは大丈夫だったの?
お母さん、驚かないでね お義姉さんは解離性健忘だって
え?何よ、それは
マルジャにはさっぱりわかりません。
***
医者はサンヒョクとジェギョンに画像を見せながら説明をします。
ご覧の通り脳に異常はありません
では、何故記憶が・・?
時折あることです 解離性健忘だと思われます
医師は言いました。
解離性健忘とは部分的な記憶喪失ですか
サンヒョクが問いました。
ええ、心理的ストレスから自分を守るために記憶の一部を封印してるんです
思い出すのがイヤなんですか?
ジェギョンか訊ねます。
いつかは記憶が戻りますよね?
サンヒョクも聞きました。
精神的安定が必要です 記憶が戻るには数日から数年かかるかと 一生戻らない可能性もあります
医師は言いました。
***
解離性健忘?
ソナはジェミンに訊ねます。
それはなに? 記憶がないってこと?
ボクスンも聞きました。
ジェギョンは妊娠初期だと思っているようです ソナさんの祖母が死ぬ前の状態です
あの人にとってもショックだったのね
ソナは言います。
タイミングが良すぎて変よ 演技してるんじゃ
ボクスンは怪しみました。
演技かどうかは分からないけど、彼女がセビョクを守ったのは事実です
だからって罪が許されるわけじゃない
ジェミンが言います。
もし治らなかったら?
レジに立っているソジュンが訊ねます。
法的に罪は問えなくなるの?
ボクスンもジェミンに聞きました。
調べてみます
ジェミンは言いました。
***
ジェギョンはユン家に戻ります。
ママ!
テヤンがジェギョンに走り寄りました。
あなたがサランなの?
ジェギョンはテヤンに問います。
サラン?
ママは頭をケガしたって話しただろ?
サンヒョクが言いました。
部屋で休みなさい
ヘランが声をかけます。
今は安静にしていろ 無理をしたら治るものも治らない
ユンも言いました。
僕がしっかり看病します
三人は二階に上がります。
***
お義姉さんは退院したの
サンミは電話で兄から報告を受けていました。
健忘とかいうのは治ったの?
ちょうど店から戻ってきたマルジャが聞きました。
義姉は絶対安静だから来るなって
二人が話していると荷物を持ってヘンシルがやってきました。
その荷物は?
ユン家でジェギョンの部屋を借りてたんです 私を見たらジェギョンが怒るからと言われて追い出されました 行く当てがないのでしばらく置いてください
マルジャは口をあんぐりと開けました。
なんですって?
それはあんまりよ
サンミも言います。
タダでとは言いませんよ 店も人手がいるでしょ 助けあって暮らしましょう
ヘンシルは笑いました。
***
健忘なんて言ってるけど、都合の悪いことはみんな忘れてなんか変よ
マルジャは実家にきたサンヒョクと話します。
でも記憶喪失だってことは・・ ねえサンヒョク、今はジェギョンとソナはどっちが裕福なの?
マルジャは息子に聞きます。
ジェギョンはかなり財産を使い込んでる
じゃあソナの方が金持ちなのね! こんなに嬉しいことはないわ 都合好く健忘になってくれて良かった!!
マルジャは喜びます。
66話
ソナとジェミンはひき逃げ犯のことで警察にいきますが情報を得られず韓屋に帰ってきます。
子供をひきかけて逃げるなんてひどいやつね
ボクスンは怒ります。するとソジュンが電話しながら店に出てきました。
バイクを探せるか 目撃した配達員がいるはずだ 情報を頼む
配達員って?
ジェミンが聞きました。
うちの配達を担当してる人が仲間に聞けば分かるって
そうなの?
ソナは驚きます。
見つけて痛い目に遭わせよう
ソジュンは笑います。
ユン・ジェギョンの不正は?
ボクスンが訊ねました。
記憶の無い人を取り調べても無駄なので保留です
それにしてもタイミングが良すぎる
ジェミンは訝しがります。
記憶が戻らなかったら罪に気づかない
思い出すよう働きかけるしかありません
ソナは言いました。
***
ソナはマルジャに店に呼ばれます。
何ですか
ねえソナ、ジェギョンが天罰で記憶喪失になったのは私達にとってはラッキーじゃない?
マルジャは楽しげに話します。
え?
サンヒョクは魔がさしてジェギョンと結婚したけど、ずっと後悔してると言ってた ジェギョンは記憶を失ってサンヒョクと結婚したことを覚えてないし、あなたをサンヒョクの妻だと思ってる
でしょうね
だから4年前に戻ったと思ってサンヒョクやテヤンと私の家で暮らさない?
今更そんな・・
ソナはあまりに図々しいマルジャの提案に呆れます。
***
ジェギョンは会社に来てテレビの取材があると言い出します。
記憶がないのに取材だなんて
ヘランは止めようとします。
私も同感だ 取材を受けてるうちに失言したらどうする
ユンも言いました。
テレビ局が騒いでるんです 子供を救うためにバイクを持ち上げたとかいろいろ噂を
サンヒョクが話しました。
報道が出てしまったので事態を収拾しないと
ジェギョンが笑います。
注目されてる時に事故が起きてしまったからデマも流れるな
ユンは思案します。
私は有名人らしいですね テレビに出てテグク製菓の株価をストップ高にしますよ
じゃあやってみろ
ユンは応じます。
***
ソナはジェギョンのオフィスに乗り込みました。
ポン・ソナさん、何故ここに?
あなたに犯した罪を教えに来たのよ
ソナは言います。
あなたは私の夫を奪い、祖母を突き飛ばし・・
ソナが告げているとサンヒョクが入ってきました。
何をやってる?
ムン代理、この人は何?
この4年間で何があったか教えてあげてるの 彼は私の夫で子供の父親だった あなたは私の祖母を殺して・・
ああ!!
ジェギョンは頭を押さえます。
頭が痛い! 割れそう・・
ジェギョンはソファーに倒れました。
ジェギョン、しっかりしろ
サンヒョクが駆け寄ります。
***
ソナ、ジェギョンは病人なんだ
休憩室にソナを連れて行くとサンヒョクは言いました。
それでも自分の罪を思い出させるべきよ
ソナは語気を強めます。
俺はむしろ忘れたままの方がいい
え?
そうすれば君とよりを戻せるだろ?
サンヒョクはソナの両肩に手を置きました。
ソナ、やり直そう テヤンと三人で
突然ジェミンが入ってきてサンヒョクを殴りつけました。
倒れた妻を放置して何をやってる?
ジェミンはサンヒョクに怒鳴りました。
***
ジェミンさん、嫌なところを見せてごめんなさい
ソナはジェミンに謝ります。
君の考えは分かってる ムンから証拠を得るためだろ 俺に気を使うことはないよ
でもジェミンさんを苦しめたくないの
ジェミンはソナに笑いました。
そんなに俺が好き?
また・・すぐそういうことを
ソナは苦笑します。
俺のために諦めたりしないで 二人で進めてることだろ
ありがとう
だけどジェギョンが記憶喪失のままだと、訴訟能力なしで裁判が中断されるらしい
ジェミンは心配そうに言いました、
裁判ができないと刑も決まらない
記憶が戻らないと処罰ができないのね
ソナは眉を寄せます。
***
「デザートをお願い」の番組でテヤンの事故についてジェギョンは話しました。
子供に危険が迫っているのに黙っで見ている母親はいませんよ
テレビでインタビューを受けるジェギョンをソナとボクスンは無言で見ていました。
不愉快だわ 消してちょうだい
ボクスンが言うのでソナはテレビを消します。
でも記憶がないのにテレビで堂々と話してるなんて不思議ですね
ソナは言いました。
記憶のないふりをしてるんじゃ?
テヤンを巻きこむようなことは流石にしないでしょう
ソナは否定します。
そうね 親としての愛情はありそうね
ため息混じりにボクスンは言いました。
***
テレビの仕事を終えて帰るジェギョンのところにスチョルが現れました。
あら、スチョル
大丈夫か 痛かっただろ
記憶がないこと以外は平気よ ところでどうして家にいないの?
スチョルが驚いているのでジェギョンは苦笑します。
どうしたの
俺はあの家を出た
何故出たのよ?
ジェギョン、本当に覚えてないのか
4年前で記憶が止まってると言われたわ 全然思い出せないの
ごめん・・
スチョルは謝りました。
でも事故の記憶もないのにテレビに出たのか?
事故の時の私の様子を母さんが細かく教えてくれたもの
俺のせいなんだ テヤンを驚かせるだけのつもりが人が飛び出してハンドル操作を誤った
スチョル? 何の話よ
ジェギョンは目を泳がせます。
***
ソナを家に招いたマルジャはご機嫌でたくさんの料理を作っていました。
母さん、今日はご馳走ね
サンミが帰ってきて料理をつまみます。
今日は大事なお客様が来るからあんたは店にいて
マルジャはサンミに命じました。
誰が来るの?
いいから早く行きなさい
何よ
母親に急かされてサンミはむくれます。
***
店に行くとヘンシルがチキンをおかずにビールを飲んでいました。
もう飲んでるんですね
サンミは呆れます。
お客様じゃなくてジェギョンの義妹か あんたも飲む?
サンミがテーブルについてビールを飲み出すとヘンシルが怒りました。
ちょっと! 乾杯もしないで飲む気? マナーがなってない!
はいはい
サンミはヘンシルと乾杯します。
あんたも若いのに残念ね 男も連れてこないで一人で飲むなんて
サンミはヘンシルを睨みました。
おばさん、私を怒らせたいんですか?
間違ったことを言った? 私があんたくらいの時は私の前に男の行列ができた 選びに選んで会長にしたの
はあ、そうですか
サンミが飲もうとするとうるさくヘンシルは言います。
ほら、乾杯を忘れないで!
***
ソナに電話した?
サンヒョクがテヤンを連れてきて母親に聞きました。
ええ テヤンに会わせると言った
支度が大変だったろ
サンヒョクはテーブルの上の料理を見て言いました。
あんたがソナと復縁できるならなんだってするわ ソナが来たらうまく説得して 新しい金のなる木を手に入れて羽振りよく暮らしましょ
マルジャは言いました。
あら来たようよ
***
ソナおばさんだ
テヤン
ソナはテヤンを抱きしめます。
体はもう大丈夫?
ママは僕のせいで頭が痛いんだ
テヤンは悲しげです。
大丈夫だよ テレビにも出てただろ
サンヒョクが息子に言いました。
ソナ、食事にしよう テヤン、手を洗おう
サンヒョクはテヤンを連れて行きました。
さあ、ソナもいらっしゃい
お義母さん
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband>
ソナは笑って自分の手を引っ張るマルジャに言いました。
私やテヤンと暮らしたいですか?
まあ、もちろんよ!
なら簡単です 冤罪の証拠があれば私がテヤンの母親になれる 協力してください
でも冤罪の証拠なんて探せないわ
マルジャは戸惑います。
お母さんなら出来ますよ サンヒョクさんから証拠を貰って これまでのことを謝罪したいならお願いします
できることなら・・
マルジャは曖昧に笑います。
***
ソジュンが店を閉めようとしているとサンミがやってきました。
こんな時間になんですか?
ソジュンさん、私とつきあってよ
へべれけに酔ったサンミはソジュンに告白します。
は?
さっさと返事をしなさいよ!!
酔っ払ってるならお帰りください
いや! 何があっても返事を聞いて帰る 私と付き合うの? 付き合わないの??
うちのお客様だし
そんなの関係ないでしょ!
サンミは声を上げます。
好きな人がいるので
ウソつかないで あなたの行動は把握してる 女の子なんかいなかった!
サンミは大声で騒ぎます。
***
騒ぎを聞きつけてソナとボクスンが店に出てきました。
好きな女って誰よ? 教えなさい!
お客様・・ 迷惑なのでおやめに
迷惑?
サンミは座り込んで靴を投げます。
私の人生って何? 邪魔だとか迷惑だとか・・
サンミさん、どうしたの? 酔っ払ってるの??
ソナが駆け寄ります。
”サンミさん”って?
ボクスンが訊ねました。
ムン・サンヒョクの妹です
お義姉さん、ソジュンさんには好きな人がいるんだって
サンミは大泣きします。ソナはサンミを助け起こしました。サンミはソナに抱きつきます。
お義姉さん、ごめんなさい 母さんと兄さんに代わって謝るわ
サンミはそのまま寝入ってしまいます。
***
ムン代理、SNSのフォロワーが100万人になった
ジェギョンは携帯を見て喜びます。
どうして急に?
出演した番組の記事が出たみたい すごいわ
パリで学んだ製菓技術は覚えてるのか
体が覚えてたみたい
ジェギョン、記憶がないままで生きていけるか? もどかしいだろ
サンヒョクは訊ねます。
何を思い出せと? お父さんにお母さん、ムン代理とサランがいれば十分でしょ
結婚したのを覚えてないなら4年前に戻ろう
サンヒョクは言いました。
俺はテヤンとムン家で暮らす
ジェギョンはサンヒョクを見つめます。
離婚するってこと?
記憶が戻るまで距離を置こう
***
ジェギョンのところにテレビ出演のオファーが続々来てます
朝食の席でサンヒョクは言いました。
育児用品のCMの話も来ました
ジェギョンは笑います。
そのうちマネージャーがつきそうだ 記憶がないのに全部こなせるのか
ジェミンが聞きます。
いい流れがあるうちは頑張らないと
ジェギョンは言いました。
***
ソナは酔いつぶれて寝てしまったサンミにおかゆを持って行きます。
介抱までするの
ボクスンが言いました。
セビョクの情報をくれたのはサンミさんなんです
ムン家の人だと知っていたら出入り禁止にしたわ 早く家に帰って貰って
ソナの部屋のベッドで寝ていたサンミはボクスンの言葉に焦ります。
どうしよう 酔っ払って管まで巻くなんて
サンミは頭を抱えます。
***
ジェギョンは会社のオフィスで息子を助けたことでインタビューを受けます。
体を張ってお子さんを守ったことが称賛されてます
記者は言いました。
母親として当然のことをしただけですよ
謙虚ですね すばらしいわ
記者はジェギョンを褒めます。
***
サンヒョクはジェイタウンが不渡りになると報告を受けて慌てます。インタビューの終わったジェギョンのところへ駆けつけました。
ジェギョン、大変だ ジェイタウンが不渡りになる
なんですって?
全財産をかけた夢が崩れかけてる
そんなおお事ならなんとかしないと
ジェギョンは資金の工面に出ていきます。
サンヒョクはソナに連絡を取りました。
ソナ、ジェイタウンが手に入らなくなるぞ
仕方ないわね
ソナは言いました。
冗談だろ 他人に渡すのか
いいえ、あなたの行動によっては私達のものになる
なんだって?
持ってる証拠を渡して でなきゃジェイタウンは消える
ソナは告げました。
今すぐ証拠を持ってきて
***
ヘランは歩いてきたソナとすれ違い時に声をかけました。
ソナ、今度ジェミンと三人で食事しない?
そうですね では、いずれ
忙しそうにソナは歩き去りました。ヘランは後ろ姿にささやきます。
私のビンナ・・
ビンナですって?
ちょうどやってきたジェギョンがヘランのつぶやきを聞いてしまいました。
ヘランはポン・ソナが娘だと気づいてる?
***
ジェギョンは茫然とオフィスに戻りました。
金の工面をしに行ったんじゃ?
サンヒョクに訊ねられてジェギョンは我に返ります。
ああ、忘れ物をしたの 何故?
顔色が悪いぞ
大丈夫よ 仕事して
そうか
サンヒョクはオフィスを出ていきました。ジェギョンは急いでスチョルに電話します。
スチョル、ジェイキャピタルのジェームズ・カンを調べて
ジェギョン、記憶が戻ったのか?
スチョルは訊ねます。
どうでもいいでしょ 最初から記憶喪失じゃない!
ジェギョンは声をあげます。
***
サンヒョクは韓屋でソナと会います。
証拠は?
サンヒョクは携帯からジェギョンがソナの祖母を突き飛ばす動画を見せます。
誰に貰った動画? ペグ・ソジャン?
万が一のときの保険だから秘密を守れ
サンヒョクは言います。
ペク・ソジャンさんはどこ?
俺も知らない 証拠は見せた 不渡りを食いとめろ
動画を渡して
不渡り阻止が先だ ジェイタウンが軌道に乗ったら渡してやる
からかってる?
それからこれも渡す
サンヒョクはジェギョンのブレスレットの写真を見せました。
被害者のDNAがついているはず これがあれば君の冤罪を証明できる
サンヒョクはソナを見つめます。
不渡りを食い止めジェイタウンを手にしたら一緒にこの証拠を警察に渡そう ジェギョンは法の裁きを受け、俺は離婚してテヤンと家を出る
どうだ 完璧なシナリオだろ
サンヒョクは語ります。
***
ソナは会社でジェミンと相談します。
不渡りを止めないと俺たちも大損だ
ジェミンは言いました。
証拠をネタにあなたのお金は回収できる 契約書には”犯罪に関われば投資額の2倍を賠償する”と明記してあるから
よし じゃあ不渡りの阻止をしよう
ジェミンはピーターにスイスの口座の残高を確認するよう指示しました。
***
サンヒョクはジェギョンに不渡りを食い止めたことを知らせます。ジェギョンは喜んでサンヒョクに抱きつきます。
良かった! あなたは有能だわ その能力に惚れて子持ちでもあなたを選んだの
ジェギョン、君も当時は魅力的だった 妻子を捨てて君を選んだほどだ
サンヒョクも言います。
あら、今は違うと言うの
どうだろう
サンヒョクは笑いました。
厳しい現実に直面したという感じかな
サンヒョクはジェギョンを抱きしめます。
結婚は愛じゃなく苦しい生活の現場だ
(愛じゃないと? ポン・ソナは財力があるし私に未練はない?)
ジェギョンはサンヒョクから離れます。
どうした?
(この人はソナがヘランの娘だと知ったら私から去るわ・・)
まだ頭が痛むのか
家で休むわ
ジェギョンは会社を出ます。
***
ジェギョンはソナがヘランの娘だと分かっているのか調べようと韓屋に行きます。ボクスンが出てきて訝しげにジェギョンを見ました。
私をご存知ですか?
ジェギョンはボクスンに問いました。ボクスンは呆れたようにジェギョンを見つめます。ソジュンが店に出て来て訊ねました。
何か用ですか? 用件を言ってください
そして母親に小声で言います。
記憶がないんだよ
本当かしら
ジェギョンは遠慮がちに訊ねました。
ポン・ソナさんは?
よくも来られたもんね ソナは中よ
ボクスンは言います。
ありがとうございます
ジェギョンはお礼を言うと店の奥に入って行きました。
驚いた ユン・ジェギョンに礼を言われるとは
ボクスンは目を丸くします。
***
ジェギョンは韓屋の私室に入って中を見渡します。ソナが来てジェギョンに言いました。
何の用?
すみません ムン代理のことであなたと不仲だとか・・記憶がないので気になったんです
ソナさんはうちの母と親しいように見えますが、私が自分の娘を探している母に偽の娘を用意したのもご存知ですか? 私は覚えていませんが母はひどく怒ったとか・・
ジェギョンは低姿勢でソナに訊ねます。
自分のした悪事を都合好く忘れられるとは便利な記憶ね
ソナは皮肉たっぷりに言います。
でも何故偽の娘を用意してチュ理事を困らせたの まるで悪魔だわ
そうですね 何故そんかことをしたのか 私もわからなくて・・
そう言いながらジェギョンは密かにほくそ笑みます。
(まだポン・ソナはヘランが母だと知らないようだわ)
◆ドラマ「二番目の夫」第14週(第65.66話)の感想
本筋から離れますが、サンヒョクはこのドラマでどれだけ殴られたんだろうか・・ある時など一話の中でソナ、ジェミンを始め、ジェギョンやヘランなどから集中的にぶたれた時がありました。まあ一番冷酷で計算高い役だから同情は出来ませんが、本人も「俺ってこんなに殴られるんだ」と失笑ものだったでしょうね。
それからテヤン君とお父さんのサンヒョクがよく似ているのにもちょっと驚いていて、あの子はどこから連れて来たんだろう、まさかサンヒョク役のハン・ギウンさんの親戚では?などど思って観ていたりしております(#^.^#)。
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