こんにちは。カナエです。
今回はBS11で始まったドラマ「山河令」第一週について解説します。
周子舒と温客行との出会い
◆ドラマ「山河令」はBS11/毎週月~金曜日 /午後3時29分~4時30分に放送中◆
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ドラマ「山河令」(第一週)のあらすじ(ネタバレ)
<第一話>帰れざる路
四季山荘の荘主で晋(しん)王の従兄弟である周子舒(ジョウ・ズーシュー)は国を平定したいという晋王と同じ道を進もうと晋の暗殺集団、「天窗」の首領となります。王の命令で節度使の一族を根絶やしにしようと屋敷を襲撃した周子舒ですが、自害させた娘の静安(ジンアン)が師弟だった秦九霄(チン・ジウシアオ)の恋人だったとわかるとショックを受けるのでした。
秦九霄はすでに亡くなっていましたが、それは実は晋王が自らが皇帝になろうとして天窗に邪魔者の暗殺を次々に命じていたからで、その結果四季山荘の仲間81人が死んでいました。一人残された荘主の周子舒は天窗から脱退するための自分が作った唯一つの方法である七竅三秋釘を体に打って晋王に別れを告げ、流浪の旅に出るのでした・・。
【七竅三秋釘とは】
首領である周子舒が作った天窗から抜けようとするものに課す極刑。7本の釘を一気に体に打ちこめば五感が失われ3年で死ぬが、一年半かけて数か月ごとに釘を打てば死に至る3年という期間は変わらないものの五感の失われ方はゆっくりで武力も半減させるだけで済むというもの。
一方野心家の晋王は一夜にして無敵になれるという「武庫」を開ける鍵である瑠璃甲を得ようとしていましたが、それは敵対する五湖盟や鬼谷の鬼たちも血眼で奪おうとしているものでした。
晋王から離れた周子舒は死ぬまでの自由な時間を気ままに過ごそうと(晋王の追手から逃れるために)顔を変えて旅を続けます。周子舒が越州の橋のたもとで休んでいると食事していた男女が彼に気づきました。
旦那様、流れ者がのんきにしていますよ
顧湘(グー・シアン)が主人の温客行(ウェン・コーシン)に言いました。
日向ぼっこしているのだ
温客行が応えます。
橋を渡ってきた鏡湖派(武人の門派)、三男の張成嶺(ジャン・チョンリン)が従者に命じてみすぼらしい姿の周子舒にお金を与えようとしますが周子舒は受け取りません。
まあ、お金を受け取りません!
顧湘は周子舒に呼びかけました。
食事をおごってあげるわよ
食事よりも酒をくれ
周子舒が言うと二階の席からお酒をもって飛び降りてくる顧湘。
ありがとう 善人さん
礼を言って酒を飲む周子舒。
善人だって!どうしてお金を受け取らないの?
日向ぼっこをしていただけだからさ
主人と同じことを言った周子舒が気に入らない顧湘。彼にちょっかいを出し始めます。
酒を返すより命をやろう
容赦しないわよ
闘いだす二人。温客行は扇を仰ぎつつその様子を二階席から眺めていました。
<第二話>君子の義挙
二人の闘いが激しくなると温客行は仲裁に入り、侍女の顧湘の行いを詫びて立ち去ります。再び橋のたもとに座り込んだ周子舒に張成嶺が話しかけてきました。
武術の達人なら仲間です 具合が悪いのなら鏡湖山荘で療養してください
咳をする周子舒を屋敷に招待する張成嶺。彼の従者が心配して止めようとします。
若君 誰かれ構わず誘うのは・・悪人かもしれません
急がないと間に合いませんよ、と従者は成嶺を急かします。
張殿の厚意に感謝する
礼を言う周子舒。母に菓子を買うからと成嶺たちは行ってしまいました。
傾玉楼で温客行は顧湘に話していました。
お前ごときが流雲九宮歩にかなうはずがない
流雲九宮歩?門派は??
四季山荘だ
周子舒の足さばきから門派を見破っていた温客行。
とりたてて行くあての無い周子舒は張成嶺の厚意に甘えることにしました。鏡湖山荘へは船で行かねばならず、彼は船着き場で船主に声を掛けました。
片道3銭だぞ
承知した
周子舒が船主と話していると温客行と顧湘がまた姿を現して声をかけてきました。
私と一緒に渡らぬか
温客行の誘いに怒る船主。
商売の邪魔をするな!
周子舒は船に乗り込んで温客行に叫びました。
縁があったらまた会おう!
鏡湖山荘は花が咲き誇る美しい場所でした。
死に場所にふさわしい
周子舒が景色を眺めていると突然扇が飛んできました。
扇を避けて温客行と向き合う周子舒。二人は華麗に舞うように闘います。
仙人のように軽やかだな 流風に雪が舞うような薄雲に覆われた朧月のような美しい足さばきだ
温客行が言いました。
四季山荘の流雲九宮歩を見抜くとは・・何者だ?
警戒する周子舒は温客行の酒の誘いを断ります。
鏡湖山荘で部屋をあてがわれた周子舒ですが、子の刻になると七竅三秋釘が体を蝕み始めました。周子舒が気を充実させて苦しみに耐えていると、外では争いが起こっている様子です。
不審に思い外に出た周子舒は機関雀(天窗の間者)が飛んでいるのを見て天窗も関与しているのかと怪しみます。鏡湖山荘は鬼谷の鬼に襲撃され無残な有様になっていました。彼は一緒に鏡湖山荘に来た船主が張成嶺を連れて逃げているのを目にします。
老人ながら腕の立つ船主は張成嶺を庇って鬼と闘いますが深手を負ってしまいました。七竅三秋釘のダメージに苛まれながらも周子舒は彼らを助け、廃屋を見つけると三人で身を潜めました。しかし鬼谷の吊死鬼が執拗に追ってきます。
瑠璃甲を渡せば助けてやる
吊死鬼は言いましたが傷の深い船主も七竅三秋釘の苦しみが続く周子舒も動くことが出来ず、年若い張成嶺が鬼と闘おうと奮闘しますが、武芸が未熟で太刀打ちできません。
そこに顧湘が乱入して鬼と戦い、七竅三秋釘の呪縛の消えた周子舒も加わって鬼をすべて倒しました。老船主が周子舒の武術を讃えます。しかしその命はもはや風前の灯でした。後から現れた温客行が船主の脈をみましたが首を振り、張成嶺は泣き崩れます。
一つ頼みたい・・
三白山荘の趙敬(ジャオ・ジン)に親を亡くした張成嶺を送り届けて欲しい・・
周子舒にそう言い残して船主は亡くなってしまいます。船主の遺言について思案する周子舒でしたが、やはり遺言をかなえてやろうと思うのでした。
<第三話>貪欲
張成嶺と旅立つことになった周子舒は自分は周絮(ジョウ・シュー)だと名乗りました。
私は温客行だ
温客行も名乗りでます。
顧湘が食事を作り四人は火を囲んで食べました。周子舒を横から見つめる温客行。その手が周子舒の顔に触れ、まるで本当の皮膚のようだと笑いました。
この男は何者だ?変装まで見破った・・
内心動揺する周子舒。
張殿
温客行は張成嶺に話題を向けました。
鳴りを潜めていた鬼谷がなぜ鏡湖派を襲った?
わかりません
温客行は巷で流行っている童謡について話しました。
その童謡は「武庫」の鍵である瑠璃甲のことを歌っている、「武庫」には各門派の奥義書が収められていてどんな凡人でも最強になれるのだ、と温客行は言います。
瑠璃甲のために激しい争奪戦が起こるのだろうな
嘲るように周子舒は笑いました。
五湖盟、大孤山派の掌門、沈慎(シェン・シェン)は鏡湖山荘での惨劇を見て絶句していました。義兄弟の杯を交わした張成嶺の父親の亡骸を見下ろし怒りに震えます。
怒るだけで何もしないのか
五湖盟を敵視する緑柳、桃紅夫婦が沈慎を挑発しました。思わず剣を抜く沈慎ですが、丐幇の長老・黄鶴(ホアン・ホー)に止められます。
私がこの二人にこの襲撃を調べるように言ったのだ
黄鶴は鬼谷の所業だと沈慎に言います。
三男の張成嶺がいない 生きているのか?
私が探してみよう
黄鶴は沈慎に約束しました。
周子舒と張成嶺が出立しようとすると、一緒に船で行かないかと温客行が誘いました。しかし温客行を警戒する周子舒は無視して行ってしまいます。
それでもまるで二人の行程を読んでいるかのように行く先々で現れる温客行と顧湘。一晩泊まろうとした宿屋でも部屋をすべて借り切っていて周子舒と張成嶺が泊まれなくなってしまいます。
二人を最上の部屋で泊まらせてあげよう
階上から声をかける温客行。周子舒は彼の好意を受け取るしかありません。
部屋に入り張成嶺を寝台で寝かして椅子で休むことにする周子舒。張成嶺のお腹には傷があり痛そうです。周子舒は薬を成嶺に与えました。
再び同宿することになった四人ですが、温客行と酒を酌み交わしながらも彼への猜疑心が消えない周子舒。二晩目は張成嶺を狙う鬼谷の鬼が出没して温客行に始末されましたが、黄鶴の指示で張成嶺を探す集団も宿屋にいる成嶺を見つけて拉致しようとしてきます。
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この物語の舞台は武術のさまざまな門派が集まる江湖という地域で、その中の最も大きな勢力が、五湖盟です。五湖盟は岳陽派(高祟)、太湖派(趙敬)、丹陽派(陸太冲)、鏡湖派(張玉森)、大孤山派(沈 慎)の掌門5人で成り立っていて、武庫を開くための鍵・琉璃甲は5つに分けられて各自が持っています。
張成嶺の父親張玉森が狙われたのは琉璃甲を持っているためでした。ちなみに丹陽派の陸太冲は死んで泰山派の傲崍子(アオ・ライズー)が弟子と瑠璃甲を引き取っています。
ドラマ「山河令」(第一週)の感想
周子舒と温客行の二人は美しいんだけど、登場人物があまりに多くってオババのカナエには覚えられそうもなくって不安です😓。
元々カナエは漢字が苦手で「日本史」よりも「世界史」が得意な人でしたからねえ。漢字って字画が複雑で中国の記事を書いてると中国の方ってテストの時全部漢字で書いたら相当時間がかかるんじゃないかなって思っちゃう。
例えば世界共通の知能テストなんかを同じ時間で受けたら絶対に英語より不利でしょ。そういうのどうしているのかと思います。
・・・あ、ドラマから外れまくった感想ですね。3話までは温客行を嫌いまくってる周子舒ですが、これから冒頭シーンにあるように距離を縮めていくんでしょうね。変装した周子舒の素顔を見たくてたまらない温客行。そんな自分の気持ちを正直に投げつけてくる温客行を周子舒がどう受けとめていくかが楽しみです♡。
それにしても流風に雪が舞うような薄雲に覆われた朧月のような美しい足さばきってどんなものなんだろうか・・??
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