こんにちは。カナエです。
今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第9週(第42~44話)について書きたいと思います。
ジェギョンによって殺されかけたソナ!けれどソナはシャロンとなって反撃する
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中
◆このドラマのキャスト/これまでの物語
◆ドラマ「二番目の夫」第9週(第42~44話)のあらすじ(ネタバレ)
42話
ソナ、今夜は忘れられない夜になる
サンヒョク(ハン・ギウン)は言い、ソナ(オム・ヒョンギョン)にキスしようとします。
我慢できずジェギョン(オ・スンア)はサンヒョクに電話しました。
サンヒョクさん、父が呼んでるわ
ジェギョンは木の陰でサンヒョクの様子を覗きながら話します。
今夜は帰れない
(ひどい男・・)
ジェギョンは怒りを押さえなから続けます。
安養工場で問題が あなたの管轄でしょ 新商品に支障が出たら大変よ
サンヒョクはため息をつきました。
わかった すぐ行く
ソナはサンヒョクを促しました。
大丈夫だから行って
すまない 仕事を片付けたらすぐ戻るよ 散歩してゆっくりしてて
心配いらないわ
帰ったらダメだぞ 交通の便が悪いから車がないと無理だ いいな
サンヒョクは出掛けていきます。
***
ソナは木の陰から出てきたジェギョンと目が合います。ジェギョンはソナに近づいて言いました。
楽しそうね
夫を奪われる気分はどう?
私の夫を奪うつもり?
奪うなんて人聞きの悪い 取り戻すのよ
ポン・ソナ!
ジェギョンはソナに襲いかかりました。
殺してやる!
ソナを押し倒し首を絞めます。けれど逆転され反対に首を絞められてしまいました。
自首しなさい! あなたはおしまいよ!!
しかしソナは後ろからスチョルに押さえられ薬を嗅がされました。気を失ったソナをジェギョンは足で蹴ります。
生意気な奴!
スチョルは大きなトランクを持ってきました。
彼女を闇に葬って
ジェギョンはスチョルに命じます。
***
スチョルはソナを入れたトランクを湖に投げ入れました。トランクは湖に沈んで行きます。ジェギョンはソナの携帯も湖に捨てました。
ポン・ソナ、永遠にお別れよ
***
ソジュンとボクスンは帰って来ないソナを心配していました。
電話の電源が切れてるみたいだ
するとジェミン(チャ・スウォン)から電話が来ます。
ソナさんはまだか 帰らないなんて変だ 連絡があったら教えて
***
ソジュンはウンギョルとジェギョンが交わした契約書のコピーを取り出します。
チュ・ヘラン理事に送るようソナが言ってた ジェギョンが自首すれば送らなくてもいい、と言っていたが、行くつもりはないようだな
ソナは自分からの連絡がなければ月曜の朝までに届けるように言っていました。ソジュンはソナの言う通りにします。
***
スチョルはソナを殺害したことにショックを受けているようでした。
眠れなかった? 疲れてるようね
ジェギョンはスチョルに言います。
証拠隠滅は完璧だった 私たちは疑われることはないわ
そうだな
スチョルはオフィスを出ていきます。ジェギョンは仕事を始めようとパソコンを開きました。するとソナからの送信予約メールがありました。
ポン・ソナ?
ジェギョンはメールを読み出します。ソナはメールでウンギョルとの契約書をチュ理事に送ったこと、そして警察に行き音声ファイルと集めた証拠を渡すつもりだと書いていました。
大変だわ!!
ジェギョンは家に戻ります。
***
ジェギョンは家政婦に今日届いた郵便物について訊ねました。
奥様宛の書類がありましたが
それでお母さんは?
外出しました
外出?
ジェギョンは会社に戻ります。
***
ジェギョンがオフィスに入るとサンヒョクがいました。
どうしたの?
キム室長が言うには”テグクグループの娘の醜聞”って動画が拡散されてるらしい
え?
キム刑事関連だ
そんな・・
スチョルが来たのでジェギョンは訊ねます。
どうなったの?
見つかった動画はすべて削除した
全部削除できたの?
ああ 投稿も二度と出来ない
良かった! 他のサイトは?
マスコミも含めて対処した
ありがとう! スチョル
ジェギョンはスチョルの手を取ります。
ポン・ソナが黙ってないかも
サンヒョクが言いました。
ポン・ソナは・・
(ソナが死んだことをまだ知らないのね)
ジェギョンはソナが生きているふりをします。
そうね スチョル、彼女の居場所を調べて
ジェギョンはスチョルに指示しました。
清平から帰っていないようだ
スチョルは言います。
なんだと?
サンヒョクは驚きました。
だから連絡がつかないのか
サンヒョクは不安に陥ります。
ソナ・・ 一体どこへ行ったんだ?
***
ユンに呼ばれたジェギョンは会長室に出向きます。けれど部屋にいたのはヘランでした。
お父さんは?
ヘランは立ち上がるとジェギョンの頬を打ち、ウンギョルとの契約書を投げつけました。
ふざけたマネを! 許さないわ
お母さん・・ 誤解です 私はこんなものを作った覚えはありません
ジェギョンは必死で言い訳します。
よくもそんな・・ この法律事務所に連絡して2人が来たと確認したのよ まだとぼける気?
お母さん 何故私がそんな・・
ここに証拠があるのに認めないと? どうしてあなたが私を騙すの? 私はあなたを20年間育ててきた その私を裏切るなんて
ジェギョンはヘランの前に跪きます。
申し訳ありません お母さんがいつか倒れそうで心配だったんです 信じてください
最後まで嘘をつく気ね なんていまいましい あなたは誰がビンナか知ってるんでしょ どこで写真や靴を手に入れたの?
ヘランの怒りは激しくなるばかりです。
それは・・
そこにユンが入ってきました。
何をしてるんだ?
***
ジェミンはサンヒョクを問い詰めます。
お前に会ったあとソナさんは失踪した どういうことだ?
その話はさっき聞いたばかりなんです なにも知りません
ジェギョンと結婚した奴がなぜソナさんと清平の別荘に行った? ジェギョンも裏切る気か
ジェミンはサンヒョクの胸ぐらを掴みます。サンヒョクはジェミンの手を払いました。
誤解ですよ! そんなんじゃない
じゃあ、なぜ彼女は失踪したんだ?
僕にもわかりません 僕は途中で急用ができて安養の工場へ行ったんです 本当です
サンヒョクはジェミンを見つめます。
***
ユンは娘を詰問しました。
どうやってビンナについて調べたんだ? 早く答えろ!
実はお母さんしか入れない部屋に入りました
ジェギョンは泣きながら言いました。
そこにあった写真や子供靴と同じものを作ったんです 事情を調べるために手紙も読みました
人の手紙を勝手に読んだの? 姑の写真は?
お母さんのアルバムから盗って写真を加工しました
涙ぐましい努力ね 呆れるわ
ヘランは冷笑します。
お母さん すみません 私はただお母さんが気の毒で・・
だがやっていいことと悪いことがあるだろう
ユンはジェギョンを叱責します。
ジェギョンを追い出してちょうだい
ヘランはジェギョンを睨みながらユンに言いました。
こんな子は娘と思えないし家に置きたくない 今すぐ出ていって
おい、ヘラン・・
お母さん どうか許してください
ジェギョンは膝をついて手を合わせます。
私にはどこにも行くところが・・
***
ジェミンが韓屋にやってきます。
契約書は?
ソジュンが聞きました。
指示通りにした 妹を責めようかとも思ったが辛抱したよ
よくやった ソナに頼まれたんだ 念のためジェミンにも送ってくれって
母はショックを受けてるはずだ まさかジェギョンが偽者を用意するとは
***
ユンとヘランの話し合いは家に帰っても続いていました。
ジェギョンを追い出すことはできん
ユンはヘランに言いました。
あなたも聞いたでしょ あの子は私を愚弄したのよ!
ユンは声を張り上げる妻をなだめながら説得します。
でもジェギョンは本当にお前のためにやったのかも
そんなことあるわけないでしょ
もしやったのがジェミンだったらお前は許しただろ
あなた!
実の娘じゃないと偏見の目で見たらジェギョンも心を開けないだろ
(ジェミンだって実の子じゃないわ)
ヘランは心の中で呟きます。
確かに解決の仕方は横暴すぎたが・・ともかく血の繋がった娘を追い出すわけにはいかん
ユンはヘランに告げます。
ビンナが見つかったら私は実の子と同じに扱うつもりだ だからお前もジェギョンに心を開いてくれ
仕事の電話がかかってきたユンは部屋を出ていきました。
***
数ヶ月が経ちました。
シャロン・パクは電話にも出ない
ジェギョンは苛立ちながらスチョルに言いました。
韓国にきて気が変わったのかしら うちに投資する目的で来韓したはずなのに あなたも連絡してみて
スチョルはシャロンに電話しますが応答はありません。ジェギョンはシャロンにメッセージも送りました。するとついにシャロンから電話が来ます。ジェギョンは挨拶を述べ、いつ会えるか訊ねました。
明日ですか? 感謝します! では明日に!!
ジェギョンは喜びます。
***
ジェミンはソナを失ってから仕事に没頭しているようでした。
ジェミン、昼食はまだでしょ お父さんと一緒に・・
ヘランがやってきて食事に誘いますが、忙しそうで諦めます。
ジェミンは急に仕事熱心になったわ
ヘランは会長室でユンに言います。
何か忘れたいことでもあるのかしら 心配だわ
何を言ってる
ユンは笑います。
やっと私に似てきたんだ のんびりしていたらジェギョンとムン常務に会社を奪われると気づいたんだろう
いい兆候だわ いつまでジェミンを常務の部下にしておくの?
昇進するにはまだ努力が足りん
妹夫婦より上に置かないと体面が悪いわ
ヘランは負けずに言います。
会社はジェミンに継がせるでしょ
しかしユンは答えました。
能力の高い奴に継がせるさ 会社を大きくしていける奴に継がせないと意味がない 会社が潰れて社員が路頭に迷ったらどうする
役員は認めてるのにあなたは手厳しいのね
ヘランはむくれます。
***
明日シャロン・パクに会うと?
部屋でサンヒョクはジェギョンに訊ねます。
うん、資金の心配はこれで消えるわ
まだ投資すると決まったわけじゃないだろ
なんとしてでも実現させるわ ジェイタウンが建設できなくなるもの
会長に知られるなよ
秘密裏に進めてるわ 会社の代表者名も別人で登記した
そうか
サンヒョクは安心したように笑います。
シャロン・パクからいい返事を貰いたいわ うまくいくようにパワーをちょうだい
サンヒョクは微笑んでジェギョンを優しく抱きました。けれどジェギョンは自分を裏切ったサンヒョクに内心殺意を持っていました。
夢を叶えたらあなたには消えて貰う・・
***
音信不通になってかなり経つわ ソナはどうしたのかしら
マルジャはサンヒョクに言います。
ソナはどこかで生きてるよ 俺は信じてる
でも、あんたと旅行して失踪したのよね きっとその時何かあったのよ だって生きてたら私に会いに来てるはずだもの お義母さん、お義母さんて言ってくれてたんだから
母さん、ソナが死んだとでも?
サンヒョクは声を荒げます。
ビックリさせないでよ! あんだが最後に会ったんじゃない
サンヒョクは気まずそうに下を向きます。
***
シャロン、ホテルに着きました お部屋ですか?
ジェギョンはシャロンに電話します。
忘れてたわ ジムにいるから20分待って
シャロンは言います。
私が伺います ホテル内のジムですか?
いいえ
どこですか
教えられたジムにジェギョンは向かいました。
シャロン・パクさんは?
今お帰りに
え?
ジェギョンはシャロンに電話します。
は? 美容室に?? 迎えにいきます
ジェギョンは美容室に行きましたがシャロンは直前にキャンセルしていました。電話しても今度は出ません。
一体なんなのよ??
スチョルからメールが来ました。
シャロンはブティックにいる
あの人はわざと私を振り回してるの? 意地が悪すぎる!
ジェギョンがブティックに行くとシャロンはドレスを試着していました
パーティーがあるのにどれも気に入らないわ
どれも素晴らしくお似合いですよ
ジェギョンは華やかなドレスを着たシャロンを見て仰天します。シャロンはソナに瓜二つでした。
ボン・ソナ?
全部ダメ ダサいわ
ブティックを出たシャロンをジェギョンは追いかけました。車に乗ろうとしているシャロンにジェギョンは声をかけます。
シャロンさん、お約束していたユン・ジェギョンです
シャロンはサングラスをずらしてジェギョンを見ます。
誰?
ジムにも行ったんですが
あ~あ、お金を借りたい人ね 待てと言ったでしょ 急ぎなの?
移動しながらお話を
今日は夜パーティーがあって忙しいの
では私もパーティーに
シャロンは嘲笑うように言いました。
招待状があるの? なきゃ来れないわよ 明日の朝、私の家にきて
シャロンは顧問弁護士のピーターに車を運転させ、行ってしまいます。
***
ポン・ソナと瓜二つだって
スチョルはオフィスでジェギョンから話を聞いて驚きます。
中身は全く別人だけど シャロンの素性を調べて ポン・ソナの双子かも・・
ジェギョンは首を振りました。
ポン・ソナはヘランの娘だから双子はありえないか・・ 家族関係は調べたのよね
スチョルは頷きます。
彼女は在米韓国人3世だ 祖父母が不動産事業で成功してシカゴ大でMBAを取得 でもシャロンは養子らしい
スチョルは椅子に座りながら話しました。
養子? じゃあ双子の可能性もあるわね
どうだろう
それでシャロンは兄弟と相続争いを?
うん それで秘密裏に資産を増やしてる
ジェギョンはソファーから立ち上がりました。
まずはシャロンに投資して貰わないと ポン・ソナとの関係を考えるのはその後よ
***
ジェギョンはシャロンの家を訪ねました。
なんですか
ピーターが応じます。
今すぐシャロンに会いたいんです
お待ちください
するとシャロンから電話がきます。
韓屋ベーカリーで話すと? ご自宅の前にいるんですが・・
時間を作ってあげるからそこで会いましょ
わかりました ありがとうございます
ジェギョンは韓屋に向かいます。
***
何しにきたのよ
ジェギョンが韓屋に行くと案の定ボクスンから追い出されそうになります。
今日は「客」として来ました
冗談じゃないわ さっさと帰ってよ おたくと関わったせいでソナは行方不明よ
私とはなんの関係もありませんよ 人と約束してるんです
ジェギョンはテーブルに着きました。すると店にシャロンが入って来ます。
シャロン、ここです
ボクスンはシャロンを見て呆然とします。
(シャロンを見て驚いてるわね・・)
ジェギョンは忍び笑いをします。
ロスでここのスィーツを食べたの
シャロンは席について言いました。
今日も召し上がってください
***
シャロンはチョコがお好きなんですよね どうぞ
ジェギョンが促すとシャロンは美味しそうにチョコを食べました。ジェギョンはここぞとばかりにジェイタウンの宣伝を始めます。
ジェイタウンにはカジノやホテル、遊園地や病院が入る予定です 今はホテルを建設中ですが資金不足で・・でもオープンさえできれば絶対に稼げます 投資額の10倍以上100倍にも
黙って うるさいわ
シャロンはジェギョンを制して言いました。
このチョコは素晴らしいわ 固さや食感が絶妙・・ ちょっと
シャロンはレジにいるボクスンを呼びました。
一箱持ち帰りで 保冷はできる?
はい 保冷剤をお付けします
オーケー
シャロンはジェギョンを見ました。
なんだっけ?
あの・・
ジェギョンが話そうとするのをボクスンが遮ります。
つかぬことをお伺いしますが、ポン・ソナを御存知ないですか?
プン・・ 何?
ポン・ソナです
ポン・ソナ? さあ 、聞いたことないわ
そうですか
ボクスンはレジに戻ります。
ジェギョン 話して
あの、投資の件は心が決まりましたか?
ああ、ジェイタウン? 稼げるの?
もちろんです 利益に関する説明はこの資料に
ジェギョンは書類をシャロンに渡しました。
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
担保は?
希望を伺って交渉で決めましょう
私の言う通りにしないならお金は出せない あ・・
シャロンは靴にチョコの欠片を落としてしまいます。シャロンはジェギョンを見ました。
何してるの?
え?
早く拭いてよ
はあ?
ジェギョンはしばらく迷いましたが、諦めて備え付けのティッシュでシャロンの靴を拭きます。するとシャロンは突然ジュースをジェギョンにかけました。
なんて拭きかたの? いくらした靴だと??
シャロンはびしょ濡れのジェギョンに言いました。
センスのない人とは手を組めないわ
シャロンは店を出ていきます。
お待ちを・・!
ジェギョンは慌ててシャロンを追いかけました。
***
サンヒョクがジェギョンのオフィスにいるとジェギョンが怒りながら帰ってきました。
もういや!!
ジェギョンはデスクにバッグを投げつけます。
どうした 投資を断わられたのか
あの女が私を侮辱したの どうかしてるとしか思えない
興奮しているジェギョンにサンヒョクは戸惑います。
何があった
行く先をコロコロ変えたり靴の汚れを拭かせたり・・ 腹が立って死にそう!
一体どういう女なんだ
私を使用人みたいに扱うの どうしたらいい? 投資だってどんなに下手に出てもイエスと言わない
ジェイタウンのために来韓したんだろ? なぜイエスと言わないんだ?
サンヒョクは訝しがります。
そう言えばそうよね 投資をしに来たはずなのに なんだか変ね 私を困らせようとしてる スチョルにもう少し調べさせるわ
そうだな
サンヒョクは頷きます。
43話
ジェギョンはスチョルからシャロンについて報告を受けます。
シャロンには幼い頃に生き別れた姉がいるそうだ 養子になったあと韓国に姉を探しに来たとか
そうなの? 実の姉って誰かしら
ジェギョンはサンヒョクにポン・ソナの姉妹について聞いてみることにします。
ジェギョン、何か悩んでいるのか?
サンヒョクはワインを飲んでいるジェギョンの向かいに座りました。
サンヒョクさん、もしもだけどポン・ソナが双子だったら? 姉か妹について聞いてない?
双子?
ポン・ソナに生き別れた姉妹がいて、その人が海外で成功していたとしたら?
どうだろう・・
きっとそうなんだわ 困ったことになった
ジェギョン、そんなことよりシャロン・パクとの契約を急がないと
サンヒョクは言います。
投資と無関係じゃないから困ってるのよ!
ジェギョンは声を荒らげました。
***
ジェギョンはシャロンの家を訪問します。
突然すみません お姉さんを探しておられるとか 私がお役に立てるはずです
ジェギョンはインターフォンに向かって話しました。するとしばらくして玄関の扉が開き、ジェギョンは中に入ります。
ジェギョンはシャロンの前でジェイタウンについて説明しました。
この団地はリゾートに囲まれます 韓国最大の観光地でありアジアトップのランドマークになるかと 1兆ウォンの経済効果が見込まれ、雇用と税収の増大が期待出きるために政府も支援を
シャロンは見ていた資料をテーブルに置くと言いました。
まあ悪くないわね でもユン・ジェギョン、プレゼンはするのに何故会社の代表は別の人にしたの?
テグク製菓の娘という立場が影響をおよぼしたら困るので・・ 自分の力で成し遂げたいんです
シャロンはジェギョンの言葉に笑います。
たかが一国の中堅企業じゃない
ですから・・
投資するわ
シャロンは言いました。
感謝します!
ジェギョンは目を輝かせました。
でも条件は厳しいわよ 慈善事業家じゃないし、信じられるものがないと
条件をおっしゃってください
ジェギョンは緊張します。
***
ジェギョンはオフィスに不機嫌に戻ってきました。
投資は決まったのか
サンヒョクが訊ねます。
担保として持ち株の50%を要求されたわ
50%だと?
それだけじゃない
ジェギョンはシャロンとの会話をサンヒョクに話しました。
あなたの夫も
シャロンは言います。
私の夫ですか どういう意味です?
シャロンはピーターに視線を送ります。ピーターがジェギョンに英語で説明しました。
シャロンは投資先を徹底的に調べます 資金が無駄にならないようにです
オーケー?
シャロンがジェギョンに聞きました。
ジェギョン、あなたの家族について調べたわ あなたの夫はステキな人ね 私にちょうだい
シャロンの言葉にジェギョンは憤ります。
無礼にも程があります!!
シャロンはジェギョンが怒るのを見て笑いました。
冗談なのに怒ると怖いのね
シャロンは意地の悪い冗談が好きなんです その程度のことは既に御存知かと
ピーターが言いました。
オーケー 担保はあなたの持ち株50% 連帯保証人はあなたの夫
ジェギョンは目を見張ります。
では投資金を回収できなかった場合、私の株と夫の財産を寄越せと?
夫が駄目なら父親でもいいわよ
何故そこまで・・
投資のためにここまで来たの つまりお金を稼ぎに来たってことよ それじゃあ よく考えてみて
あの女には呆れたわ
何故俺を連帯保証人にしろと?
ポン・ソナに似てるの
何?
興味か出た? あなたじゃ相手にならないわよ まずは双子かどうか確かめるわ
ジェギョンは言いました。
***
ジェミンは妹の横領を会長のユンに報告しました。
仕入先が2社の分野から横領を 砂糖と牛乳、それからナッツです
つまり1社の発注量を増やして仕入れ額を操作し差額を懐に?
ええ 会計上は仕入れ額を高めに報告して差額は個人口座に入金を 横領額は10億ウォンです
ジェギョンの奴、ふざけたことを
ユンは憤慨します。
原材料の品質も偽装して消費者も欺いた
ジェミンの話にユンは我慢できず、ジェギョンの所へ向かいます。
***
ユンはジェギョンのオフィスに行くと娘に書類を投げつけました。
ふざけやがって!
ユンは怒りを爆発させます。ジェギョンは散らばった書類を見て青ざめます。
これは・・
私が気づかないとでも思ったのか? 私の会社で好き勝手しやがって
ジェギョンは父親の前で膝をつきます。
すみません ・・お金が必要で
うるさい! 業務上横領で刑務所に入って貰う
ユンは出ていきます。
***
ジェギョンは会長室に走り、ユンの前で手を合わせました。
お父さん、許してください!!
ジェギョンは必死で父に請います。
私が間違ってました 今回だけ許してください! 100倍の成果を出して返しますから
大事にはしないでやるから会社から出ていけ
お父さん、ここを追い出されたら生きていけません
黙れ! 職権乱用して私腹を肥やすとはけしからん
本当にごめんなさい・・
泣き崩れるジェギョンをジェミンが立ち上がらせました。
どうしてあんなことをしたんだ?
反省してます 夫の家を助けたかったんです マンションが欲しいと言うので・・
何? ムン家を助けようと株も売っただろう? 嘘だったら承知しないぞ
お父さん、 本当です テヤンのためなんです 父親の実家が貧乏だといずれテヤンが困ると思って・・ テヤンを思うと知らん顔できなくて
お前はしばらく家で謹慎しろ テヤンがいなければ家からも追い出していたところだ
***
ソナが韓屋に戻って来ました。
おばさん
ソナ! 無事だったのね
ボクスンはソナを抱き締めます。
あなた、今までどこにいたの? 何故音信不通に?
ダルポンやソジュン、韓屋に来ていたジェミンが二人を見つめます。
***
ジェギョンは家で寝込んでいました。テヤンが心配して部屋にきます。
ママ、病気なの?
ジェギョンは起き上がってテヤンの頭を撫ぜます。
テヤン・・
ママ、泣かないで
泣いてない テヤンのおかげでママは助かった テヤンが可愛くて涙が出るの
***
テヤンはお茶を飲んでいるユンとヘランのところへ行きます。
ママが泣いてる
ママが泣いてるの?
ヘランが驚いて訊ねます。
ママが泣いてるからテヤンも悲しいか?
ユンが聞きました。
うん、僕も泣きたい
ユンはテヤンを抱っこします。
ジェギョンは何かあったの?
あるわけないさ 体調が悪いんだろ
ユンはテヤンの頬を愛おしげに撫でました。
***
サンヒョクはソナに電話しました。けれど電話は留守番電話に接続されます。
ソナ 俺だ 何故電源が切れてる? 心配して・・
するとジェギョンが部屋に入ってきました。サンヒョクはベッドから立ち上がります。
何故驚くの?
驚いてないよ
ずいぶん慌ててる 誰と話してたのよ
違うと言ってる
サンヒョクは部屋を出ていきました。
ポン・ソナは死んだ 未練を捨てなさい
***
ソナはソジュンと部屋で話します。
無事で良かった
ソジュンさんの言うことを聞いてて良かった そうしなかったら死んでたわ
二人は別荘に行く前の話をします。ソジュンが心配しているのでソナはジナたちにサンヒョクの車を追いかけるよう頼んだのでした。ジェギョンたちが気を失ったソナをトランクに入れたのを見たジナとグムドクは家の火災報知器を鳴らして二人を家に誘い込み、その間にソナをトランクから救いだしたのでした。ジナは代わりに石やブロックをトランクにいれて誤魔化しました。スチョルはそのトランクを湖に投げ入れたのです。
二人は意識の戻らないソナをグムドクの事務所に連れ帰りました。
麻酔が切れたら目が覚めるだろう
二人が見守っているとソナは目を覚ましました。
ソナさん、大丈夫 ?殺されかけたのよ
ユン・ジェギョン・・
ソナは気を失う前のことを思いだします。
私を殺そうとしたわね・・
***
ソナがいるグムドクの事務所にソジュンが駆けつけました。
ユン・ジェギョンに殺されかけたって? 湖に沈めようとしたって?? なんて残忍なんだ!
ソナは入口に立って話を聞いているジェミンに気づきます。
警察に届けよう これは殺人未遂だぞ
いいえ 簡単には終わらせたくないの ジェギョンには私以上の苦痛を与えてやりたい
ソナは言いました。
ジェミンは妹が計画的に人殺しをする常軌を逸した人間だと知り衝撃を受けていました。そして更に家でのジェギョンとサンヒョクの会話を聞いて憤ります。ジェギョンはジェミンにテグク製菓は渡さない、邪魔するものは容赦しないと話していたのです。
ジェギョン、お前は自分を妨げるものは迷いなく潰す冷酷な人間なんだな お前のような犯罪者に会社は渡さない
ジェミンは決心します。
***
別荘の事件の2日後にソナの捜索願いが出されました。
警察が動き出したから取り調べを受けるかもしれない
スチョルはジェギョンに言いました。
夫との通話記録が残ってるし調べられるんじゃ
ジェギョンは不安に駆られます。
証拠はすべて消した 心配ない
ポン・ソナを消したのは軽率だったかも
ジェギョンは事件の発覚を恐れます。
***
先輩、 俺はソナさんの復讐を手伝うことにした
ジェミンは韓屋でソジュンに告げます。
ジェミン、お前は外れた方がいい 相手は妹だ
いや、俺は家族と正義のためにソナさんの復讐に手を貸す 俺はソナさんを愛してる いくら妹でも俺が愛する女性を殺そうとしたことは許せない 俺は金銭的な援助をしてソナさんの復讐を手伝うよ
ジェミンは言いました。
***
ジェミンは計画を練り、ソナをシャロンという人物に仕立てました。
出世証明書、卒業証明書、パスポートにIDだ それにシャロン名義の携帯電話
準備してくれたの ありがとう
ソナさん、作戦を開始するよ
***
ジェミンはビジネスの基礎をソナに教えます。
組織と人事、財務会計、営業とマーケテングなどをつぶさにソナに教授しました。ソナは熱心にメモを取り頭に叩き込みます。
更にジェミンはソナにシャロン用の高価なドレスや靴、バッグなどを買い与えました。
一生分の買い物をしたな
ジェミンは笑います。それから思い出したようにカードを取り出しました。
必要な金はカードを使え
そこまでして貰っていいのかしら・・
シャロンになって復讐するんだよ 俺なりに妹の悪事を埋め合わせしたいんだ
ジェミンは戸惑うソナの手にカードを握らせました。
こうしてシャロンになる準備は整いました。
僕の計画をに乗ってくれてありがとう
ジェミンはソナに微笑みます。
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
シャロンになって生まれ変わる
ソナはジェミンに告げました。
***
ジェギョンとサンヒョクはシャロンのことで苛立っていました。
シャロンから連絡が来ないわ
結局投資はしないのか?
なんて女! 無茶な担保を要求したのにメールは無視する
工事は中断するしかないか
サンヒョクはため息まじりに言います。
***
ヘランの通うエステサロンにはヘンシルも通っていました。
さすがはヘランの通う店ね スベスベになったわ
ヘンシルが雑誌を読んでいると、ソナやグムドク、ジナが作戦を開始しました。店員を装ったジナがグムドクにメニューを渡します。
飲み物をご注文ください お持ちします
メニューを受け取ったグムドクの指には大きなダイヤが輝いていました。
すばらしい指輪ね
客のふりをしてサングラスをかけたソナがグムドクの指輪を褒めます。ヘンシルがちらりとグムドクの指輪に目をやりました。
その大きさだとお高いでしょう?
たかだか30億ウォンです しずく型のダイヤよ
グムドクは自慢げに言いました。
でも宝石市場では偽物が溢れてるとか
ソナは意地悪く言いました。
ああ・・鑑定士じゃなくても偽物と本物の区別くらいつきますよ
グムドクが言うのを聞いてヘンシルが会話に割り込みます。
どうやって見分けるの?
本物は熱電導率が高いので息で曇りません
グムドクは指輪に息を吹き掛けました。そして変わらずに輝いている指輪を皆に見せます。ソナはわざと驚いた顔をしました。
それからダイヤを上から見た時に虹のホログラムが反射したら偽物か粗悪品です
それくらい私も知ってるわ
ヘンシルは強がりますが、内心はグムドクの知識に感心していました。
でも再婚することになったのでこの子を手放そうと思ってるんです 前夫のプレゼントだから処分しようと・・ オークションに出すか宝石商に売るか悩んでます
あら! 欲しいわ いくらで売るんですか?
ソナが聞きました。
うーん・・ 中古だから10億ウォン?
10億ウォン? 安いわ!!
この指輪が欲しいの? 本当に大事にしてくれるなら5億ウォンでお譲りするわ 愛犬を手放すような気分なんです
まあ! 本当ですか? 知人に借金して買おうかな
ジナが言い出します。
待って!
ヘンシルが叫びました。
私が買うわ!!
***
どうしたの 元気がないわね
ジェギョンのオフィスを訪れたヘンシルは立ち上がって挨拶したサンヒョクに言いました。
どうして若者が元気がないの
ヘンシルはサンヒョクの胸を指輪をした手でベタベタ触ります。
元気を出して
ええ・・指輪の購入を? お似合いです
指輪? 金持ちの男でも見つけた? 相変わらずね
ジェギョンが口を出しました。サンヒョクはごゆっくり、とヘンシルに言うと部屋を出ていきます。
ちょっと! サンヒョクくんに誤解される言い方はやめて
今更清純なふりを?
男からの贈り物じゃない 自分で買ったのよ
へえ、高そうなのによく買えたわね
5億ウォンで買ったけど10億ウォンで転売もできる
ヘンシルは自慢げに娘に言いました。
***
一方ソナたちはヘンシルからせしめた札束を見て歓声をあげていました。
あの女もドジね
偽物と分かった時の顔が見てみたいわ
ジェギョンの母親に一発食らわしたわね
三人は笑います。
そろそろソナさんはシャロンに戻って
わかった 二人ともありがとう
ソナは礼を言います。
***
ヘランはこの間のビンナの電話がグムドクの電話番号だったことを突きとめます。
ポン・ビンナではないの? 彼女の情報を全部私に送ってちょうだい
ヘランはそう命じると力なく椅子に座り込みました。
ビンナ・・どうなってるの 電話をくれる約束じゃない
***
ポン・ソナとシャロン・パクは無関係だ
スチョルはジェギョンに話します。
シャロンが生まれた病院まで調べた
じゃあ何故そっくりなの
顔は似てるが性格は違う
ポン・ソナがシャロンを演じているとしてもあそこまで図々しくはなれないわ 巨額の投資をできるほど財力もないし
もう少し調べるか?
もういい 二人は同一人物じゃないわ
そこへシャロンからメールがきました。
すぐきて
投資の返事を貰えると考え、ジェギョンは急いでシャロンの家に向かいました。
***
パーティーに履いていく靴がないの 買ってきて
家に着く早々、ジェギョンはシャロンに命じられます。
あなたのセンスを信じるから カードでお願い オーケー?
はあ・・
ジェギョンは茫然としてカードを受けとります。
***
ジェギョンは疲れきって帰宅しました。椅子に倒れるように座ったジェギョンを見てサンヒョクは驚きます。
何故そんなに疲れてるんだ?
京畿道にある手作り靴の工場まで行ってきたの
なんで?
シャロンの言いなりになる自分に呆れてる 契約前だから機嫌を損ねないようにと思って イカれそう
ジェギョンは置いてあったウィスキーの瓶を直飲みします。
おい、ジェギョン、 やめておけ
サンヒョクが止めますがジェギョンは聞き入れません
あの女は異常よ 何を言い出すかわからないしお手上げだわ 変な女に引っ掛かった
ジェギョンはウィスキーをがぶ飲みします。するとサンヒョクのところへソナからメールが来ました。
いつもの店に来て 会いたいわ
メールを読んでサンヒョクは胸を踊らせます。
ソナ・・ 生きてた?
44話
あなた
ソナの姿を見たサンヒョクは思わず抱きしめます。
ありがとう、 無事でいてくれて
お義母さんも私を心配してたでしょ
ソナはサンヒョクとマルジャの店に行きます。そして別荘でのことを話しました。
ジェギョンがあんたを殺そうとしたの?
本当か?
マルジャとサンヒョクは驚きます。
そうよ、偶然近所に来てた友達が助けてくれたの 二人がいなかったら死んでたわ
あり得ない
サンヒョクは青ざめます。
ならソナ、あんたはサンヒョクと二人きりで別荘に行って、それを嫁が知ったと?
マルジャがソナに訊ねます。
はい
嫁が怒って当然よ!
マルジャは怒鳴りました。
母さん、ちょっと黙って
サンヒョクはソナに言います。
安養の工場に行って別荘に戻ったら、君の痕跡が消えていて連絡が途絶えたんだ
思い出すと怖くなる ユン・ジェギョンとキムが私を湖に沈めたの
なのにジェギョンは平然としていた・・
サンヒョクは呟きます。
なんて女なの
マルジャは憤慨しました。
お義母さん、1秒でも遅かったら死んでました サンヒョクさん、あなたも危ないわ
そうよ サンヒョク、あんたも用心しないとひどい目に遭うかも
マルジャも息子の身を案じます。
ソナ、それで今までどこにいたんだ? 連絡しろよ
サンヒョクはソナの手を取って言いました。
怖くて・・生きてるとバレたら狙われそうで隠れてたの
マルジャがサンヒョクの手を乱暴に払ってソナに聞きます。
それで体は大丈夫なの?
ええ でも毎晩悪夢を見ます ユン・ジェギョンが私を湖に沈めるんです
ソナはサンヒョクに言いました。
サンヒョクさん、あなたは大丈夫なの? ジェギョンから早く離れるべきよ
***
ソナは帰ったふりをしてマルジャとサンヒョクの話を聴きます。
殺人鬼と息子が同じ布団で寝ているなんて心臓に悪い サンヒョク、これからあんたはどうなるの?
ジェギョンは俺には手を出せない 今重要な段階に来ているし
重要な段階?
俺たちの王国を建設中だ
王国か何か知らないけどあんたの命も危険よ
マルジャは訴えます。
ジェギョンを黙らせる証拠映像を持ってる あれがあれば手出しできないんだ
でもジェギョンの行為は度を越してる ソナの祖母を殺してソナまで狙うなんて そのうち殺人を犯すのが趣味になるかも
マルジャは自分で言って身を震わせます。
南海郡に建設中の複合施設が完成したら別れる
え? 別れる?? それはひと稼ぎしてからよ ・・で、証拠映像はどこに置いてあるの
銀行の貸金庫にあるから安心だよ
ソナはサンヒョクの言葉にほくそ笑みます。
銀行の貸金庫・・
***
家でも仕事をしているジェミンを気遣い、ヘランがジュースを持ってきます。
最近無理しすぎじゃない? 何故急に仕事熱心に??
母さんの夢を叶えてあげる
本当?
ジェミンはヘランの手を取ります。
今は俺の夢にもなった 会社を継いでグローバル企業に成長させる
まあすごいわ いつからそう考えていたの?
父さんが一番を目指す理由がわかった気がする 力があれば愛する人たちを守れる 俺は夢を叶えるよ
そうね 立派だわ
ヘランは息子に微笑みます。
***
ジェギョンとサンヒョクは投資の契約にシャロンの家を訪れます。
売られる気分で憂鬱だな
イカれ女にあなたを渡すとでも
ジェギョンはサンヒョクのネクタイを直して言います。
ソナに似てるからと見とれないでね
一体どれだけ似てるんだ?
見ればわかるわ
***
サンヒョクは花束をテーブルに置きました。
誰がきたの?
超ミニ姿のソナそっくりのシャロンにサンヒョクは棒立ちになります。シャロンは笑いながらサンヒョクの肩に両手を置きました。
ミスター・ムン? 写真より実物の方がはるかにいい 会えて光栄よ
どうも・・ シャロン
ジェギョン、用心して 魅力的な旦那様だわ モテそうね ・・でしょ?
シャロンはサンヒョクに言います。
シャロン、契約交渉のために来たんです
たまりかねてジェギョンは言いました。
オーケー
サンヒョクに秋波を送りながらシャロンは応じました。
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
***
ダルボンはソジュンとボクスンに言いました。
今週の土曜に再婚相手を招くつもりだ
祖父ちゃん、本当に再婚する気?
二人は驚きます。
ウソで再婚するわけない
お義父さんの再婚は私たちとも相談してください
ボクスンは言います。
私の再婚に反対なのか
そうじゃないですが、慌てて再婚しなくても・・ ゆっくり考えて
今まで熟慮した
ダルボンはそう言って調理室に戻ります。
***
シャロンはピーターと契約書を読みます。サンヒョクはシャロンの組んだ足に目がいき、それをシャロンに見とがめられます。
ソナにそっくりだな・・
シャロンは揺らした足からスリッパを落とし、ジェギョンに向けて両手に書類を持っているとアピールしました。
手が塞がってる
ジェギョンはシャロンの要求に躊躇します。
サンヒョクさんの前で履かせろと?
サンヒョクが代わりにスリッパを拾おうとしますが、ジェギョンがサンヒョクを止めて屈んでシャロンの足にスリッパを履かせました。
サンキュー
シャロンはジェギョンに笑います。
悪いけど約束の時間だわ 契約の検討は次に
シャロンは立ち上がりました。ピーターがシャロンにコートを羽織らせます。
シャロン、時間がないんです 工事が中断してしまう
ジェギョンがシャロンを引き留めました。
駄々をこねないで ダサいわ
シャロンの言葉にジェギョンは抗議しようとしますがサンヒョクに止められました。
何? 不満なの??
いえ 最終契約はいつに?
サンヒョクは訊ねます。
弁護士のピーターに確認させるわ 事業家が手を抜くのは最悪よ
シャロンはジェギョンに言いました。
***
ジェギョンはオフィスに戻るとバッグを投げつけます、
言ったでしょ? 完全にイカれてるの いまどき投資家が威張るなんて
ソナにそっくりだ キム室長はなんて?
双子じゃないと 何故? ポン・ソナに似てるから揺らいだ??
いい加減にしろ 俺を疑うな
今日も私を使用人扱いしたわ いつまで我慢すれば? 変になりそう
他の投資家を探すか
彼女ほど高額投資してくれる投資家はいないわ
だったら我慢しろ
ジェギョンはサンヒョクを睨みました。
あなたは気に入られていいわね
サンヒョクはうんざりします。
エステでも行け 君には癒しが必要だ
サンヒョクはオフィスを出ていきました。
***
ダビテ・ポン・マンシク
ヘランは教会での献金で前夫の名を書きます。
するとソナが来て亡くなった父の名を書きました。二人が書いた名前は同じでしたが、ヘランは気づきません。
偶然にしてはよく会う
ヘランはソナに皮肉を言います。
聖堂は皆のものです
ソナは反論しました。ヘランはお金を渡すと行ってしまいます。ソナは献金するときヘランの紙にダビデと書いてあるのがチラと見えました。
お父さんと同じ名前ね・・
ヘランはマリア像の前でシスター・マリアと話していました。ソナは通りかかるとシスターにお辞儀をします。
今後はどうするおつもりで?
シスターはヘランに訊ねました。
人に頼らず自分で娘を探します
ヘランは言いました。
***
ヘランはグムドクの事務所に行き人探しを依頼しました。グムドクはヘランに名刺を渡します。ヘランは事務所を出ると、横断幕の携帯に残った電話番号とグムドクの名刺の電話番号を見比べます。
やはり同じだわ あの女はビンナを知ってる
ヘランの胸の動悸が激しくなります。
ビンナ、母さんがきっとあなたを見つけてみせる
***
シャロンから連絡は?
オフィスでサンヒョクはジェギョンに訊ねます。
あの女、わざと困らせるつもりかしら 仕方ないから工事代を払うために絵でも売るわ
そうだな
サンヒョクが出ていったのと入れ違いにスチョルが入ってきました。
ポン・ソナは生きてる!
スチョルは血相を変えて言います。
韓屋にいる
なんですって
ジェギョンは韓屋に向かいます。
***
ジェミンに頼まれソナはチョコレートの作り方を教えます。チョコを溶かしハートや丸い型に流し入れるジェミン。
このハート型も丸いのも元々は同じチョコレートだろ
それはそうよ
ソナは笑います。
ソナさんは俺にとってこのチョコと同じなんだ
ジェミンは自分で作ってあったチョコの箱をソナに差し出しました。
今のきみはきらめくハート型だ でもいつか溶けてきらめきが失われたとしても、俺には同じチョコだし同じポン・ソナだ
ジェミンさん
形は重要じゃない 優しい君でも復讐の鬼でも俺は構わない ソナさんが変わらず隣にいてくれればどんな姿でも君に変わりはないんだ ソナさん、結婚しよう
ジェミンさん だけど・・
俺もジェギョンを許さない それは君と同じだ
でも結婚は別問題よ ジェミンさんが傷つくわ
構わないよ 俺を復讐の道具に利用すればいい ソナさんの武器になってやる
ジェミンさん・・
結婚しよう
ソナの目に涙が溢れます。ソナは泣きながらジェミンに微笑みました。
***
ポン・ソナ! いるの? 出てきなさい
ジェギョンがソナの部屋の前に来て叫びました。ソナは調理室から出てジェギョンの前で腕を組みましす。
ウソでしょ
ジェギョンは目を見張りました。
幽霊を見るような顔ね 死んだと思ってた?
まさかそんな・・ ありえない
ジェギョンは茫然自失に陥ります。
二回の殺人が成功したから今回も完璧だと思った? トランクごと湖に沈めるなんて巧妙になったわね
ソナの言葉を聞いてジェギョンは我に返りました。
話をでっち上げないで 証拠はあるの?
シラを切ればなかったことにできると?
私はあんたが勝手に倒れたのを置き去りにしただけよ 勘違いはやめて
なんですって?
ソナはジェギョンの胸ぐらを掴みます。
それでも人間なの?
けれどジェギョンはソナを嘲笑いました。
死ぬ夢でも見た? 被害妄想が過ぎるわよ 夫を誘惑した悪女のくせに! ポン・ソナ、今度やったらただじゃおかない
ジェギョンはソナの手を振り払い自分の車に戻ります。
でも、いったいどうやって生きて帰ったの・・
ジェギョンは今更震え始めます。
ダメよ しっかりしないと・・
***
ジェギョンはオフィスに戻り、ソナと別荘で争った時のことを思い出します。
あの時火災報知器が鳴ってトランクを放置した あの間に逃げたのよ 協力者がいたんだわ
スチョルがオフィスに来てジェギョンに別荘の防犯映像を見せました。
俺も報知器が鳴ったのが不思議で防犯映像を調べたんだ
映像にはグムドクが映っていました。
この女がソナを助けたのね
刑務所仲間のファン・グムドクだ 調査会社をやってる
私たちはすっかり騙されてたってわけね それにしてもポン・ソナは今までどこにいたの もしサンヒョクさんと一緒だったら許さないから!!
ジェギョンは憤ります。
***
ジェミンはプロポーズの返事を聞こうとソナと会います。
まさか断らないよな
この話に乗ることでジェミンさんが傷つくなら断ってくれていい
ソナは言いました。
なんだよ 怖いな
ジェギョンに罪を償わせるためなら私はなんだってできる テグクの御曹司があなた以外の最低の男だったとしてもきっと誘惑するわ
ソナは優しいジェミンの瞳を見つめます。
二つだけ条件があるの 私はあなたを利用する あなたとは愛してるからじゃなくて必要だから結婚するの 妻のふりはできても本当の妻にはなれない 言ってることはわかるわね 復讐が終わればこの結婚も終わるわ
ソナが言葉を切るとジェミンは言いました。
復讐が終われば正式に結婚できるってことだ
ソナはコクンと頷きます。
わかった 今回の結婚は偽りでもいつか俺たちは本当の結婚をするぞ
ソナは涙を流してもう一度頷きました。
よし
ジェミンは結婚指輪を取り出してソナの指にはめました。
ソナさん 結婚してください
はい
ソナは言いました。
ジェミンさん、結婚しましょ
◆ドラマ「二番目の夫」第9週(第42~44話)の感想
ジェギョンとスチョルはソナをトランクに入れて殺害しようとしますが、ジナがトランクに石を入れて誤魔化したって・・昔のサスペンスドラマによくあった展開ですが、石じゃゴロゴロして汚れ仕事を受け持つスチョルにわからないのってなんか不自然だな、と思っちゃいました。それにジェミンがソナをシャロンに仕立てたっていうのも・・いくらジェミンがテグクの御曹司とは言えまだ若いのにそんなにお金を持ってるの?それにシャロンのあの超ミニのワンピはジェミンが装わせたんですか?そこまで女性に通じてるのもなんか釈然としないんだなあ。
いろいろ無理な展開が多くなってきましたが、ジェミンとシャロン夫婦の反撃は期待大、です😄。
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