
こんにちは。カナエです(⌒∇⌒)。
ドラマ「アンという名の少女」もシーズン3になって主人公を演じるアンも大人になってきました。背丈も伸びてああ、女性らしくなったなあ、と思うんですが雰囲気や面立ちは以前のアンと全く変わらず。周りで起きることにいちいち過剰に感動する個性も損なわれていなくて、マリラたちが愛情深くアンを育てたんだなあとほのぼのしちゃいます。
お年頃になったアンの周りは恋の季節に入ってカップルが続々と誕生!アンも例外でなくギルバートやコールとの間でロマンスの気配が・・?
ギルバートとコール、アンの愛を射止めるのはどっち?
👒ドラマデータ
【原題】Anne with an “E”
【制作】2019年 カナダ
【脚本】モイラ・ウォリー=ベケット
【原作】赤毛のアン(L・M・モンゴメリ)
【キャスト】エイミーベス・マクナルティ、ジェラルディン・ジェームズ、R・H・トムソン他
👒マリラとアンの関係がコミカルになってきてなかなか楽しい^^
優しいマシューとは逆にこれまで厳格にアンを育てて来た感のあるマリラ。シーズン3になると厳しいだけでなく自分の気持ちを出すようになってきてアンとの言い合いが増えてきます。アンが自分の両親のことについて知りたくなって自分が育った孤児院に行くと言い出すとマリラは猛反対。女の子一人での遠距離の旅なんてとんでもないと言うんです。
アンは列車に乗るときは(シャーロットタウンに医師の見習いに行く)ギルバートが付き添ってくれるし、孤児院まではコールがついていてくれるから大丈夫、とマリラを説き伏せますが、列車の出発を待つ間もがあれこれうるさくアンに注意を促すさまがこれまでの落ち着き払ったマリラとは様子が違ってなんともおかしい。すっかり自分の娘のようにアンを考えるようになって遠慮がなくなったんですね(>_<)。マリラの勢いにマシューもドン引きって感じです。
そんなマリラを見てギルバートもあきれ顔でアンに「・・・愛されているんだね」なんて言うんだけどアンは馬鹿にされているようで何故かギルバートには素直になれない。いつも友達には正直なアンなのに彼にはつっけんどん。
本当は一人でも大丈夫なのに
ツンツンしているアンはギルバートを知らず知らず意識しているのかな~~😊。

コールと一緒に行く段になると、いつものアンに戻って二人はとっても仲良し💛。
孤児院で冷たくされて落ちこむアンをコールは優しく労わってくれてまさに心が通じ合った親友同士という感じ。以前アンはコールにいい大人になっても相手がいなかったら結婚しましょうよ!なんてプロポーズめいたことを言ってるんですよね。それはコールが女性よりも男性が好きな同性愛者で、それを知ったアンがコールを慰める意味で言った友情の言葉でもあるのですが、でもこの二人見ていると結構お似合いな気がするのです。それもありかな?という感じもするのですがねえ😶。
ギルバートの方も別の女性を好きになる?
一方ギルバートは病院で働くウィニフレッドという女性に興味を持ってデートに誘います。二人を見ていると明らかにウィニフレッド の方が年上のようだけど、ユーモアたっぷりの利発な彼女に惹かれたみたいですね。でもこの女性、ちょっとエキセントリックなタイプで アンに似ているんだよな~ ギルバートはやっぱりアンみたいな女の子が好みなのかも知れません👍。
ドラマ「アンという名の少女」は女性目線で弱者を応援
「アンという名の少女」はアンという少女を生き生きとえがいていて素敵なドラマなんですが、新任教師のステイシー先生やお金持ちのダイアナの叔母さん、ジョセフィンなど個性的で魅力のある女性が登場する反面、男性陣はマシュー以外はこれといった人物が登場しません。
(ステイシー先生の前任だった男性教師などは生徒にいばるだけで教師なんてとても呼べない人物。女生徒と恋仲になって結婚までしようとしたのに、実は同性愛者で結婚は世間に自分の性癖を隠すための偽装工作だったから結局花嫁に逃げられてしまいました。)
その男性教師に(同族嫌悪からか?)嫌われていたアンの親友コールは絵や彫刻を作る才能がある芸術家なのですが、同性愛者である彼にうさん臭さを感じたせいなのか学校の仲間ビリーからいじめられます。初めはクリスマスの催しで絵を描いていた時ビリーに邪魔をされて腕を折って絵が描けなくなり、それだけでもひどいことなのにその上アンやダイアナたち女の子、そしてコールの秘密の基地だった場所まで荒らされてコールの作った彫刻も壊されてしまいました。あまりのことに怒ったコールはビリーと争って学校をやめてしまいます。

追いつめられたコールをなんとか元気づけようとするアンですがまだ少女のアンには事態は深刻過ぎました。そんなコールに同じ同性愛者のジョセフィンが手を差し伸べてシーズン2の最後でやっとコールは自分の居場所を見つけたのでした。
そんなことがあってもビリーは反省もせず、学校のみんなもコールがいなくなってもさして関心がなさそう・・世間って冷たいもんなんですよねえ。
でも理解者がいれば人は救われます。
孤児院で育ったアンも父親を亡くして黒人の友を得たギルバートもジョセフィンと暮らすコールもぶつかり悩んだ末に自分のいるべき場所を見つけました。
でも友達は結婚したし(それは幸せでいいことだけど)ギルバートは一人で孤独な気がします。医者になろうと頑張っている彼をアンが素直に支えて欲しいんだけどな✨。
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