こんにちは。カナエです。
今回も「ペントハウス3」第13週(第16・17話)について書きたいと思います。
スリョンたちの報復でどん底に落とされたソジン!一方起死回生を果たそうとするダンテは・・?
<画像出典>https://koretame.com/SHOP/16173.html
韓国ドラマ「ペントハウス」はbs日テレで毎週月曜~金曜( 14:30~15:30)に放送
ドラマ「ペントハウス」のキャスト、これまでのお話
<シーズン1>
第10・11話 第12~14話 第15・16話 第17~19話
第20・21話 第22~24話 第25・26話 第27・28話
<シーズン2>
<シーズン3>
「ペントハウス3」第13週(第16・17話)のあらすじ(ネタバレ)
シーズン3 第16話「就任式の日」
チョンア建設をアレックスに買収させようとするソジン(キム・ソヨン)。
チョンス地区は美味しい事業です 逃すと損を
ソジンはアレックスに勧めます。
では何故手放すんです?
私は文化事業に専念したいので 既に施工中ですから実務スタッフも引き渡します
アレックスはウィスキーのグラスを飲み干します。
ひとつだけ条件をつけます あなたがチュ会長のように犯罪に関わっていたらこの契約は破棄します
絶対にありえません
ソジンはチョンア建設の不渡りを出すまいときっぱり否定しました。
オーケー
ソジンとアレックスはグラスを合わせます。
♣♣♣♣♣♣
ソジンはウンビョルの天敵であるロナを排除しようと試みます。オーディションでロナが伴奏者を買収したことをマスコミに洩らし、記者たちがロナの家に殺到しました。
チョン・ソジン センター長を脅したのは事実ですか?
すると向かいの家からマリとジェニが出てきました。マリは米を記者たちにばらまきます。
あなたたち、留守宅でなにを騒いでいるのよ?
マリたちは警備員を呼んで記者たちを追い出します。
チョン・ソジンの仕業よ
マリはスリョンに電話しました。
それはロナに解決させるわ
スリョンは言います。
♣♣♣♣♣♣
今日は留学の件であなたを呼んだの
ソジンはロナに言い、パンフレットを見せました。
イタリアとアメリカ、どちらがいいかしら?
何故私を外国へ?私の家に記者を寄越したのは専属契約を辞退させるためですか?
人の誠意を認めないところはお母さんそっくりね
ソジンはロナを睨みます。
私は留学しません! 母の名誉を回復するまでは韓国を離れません
その時記者が大勢入って来ました。
私が呼びました
ロナは記者たちにお辞儀します。
皆さんが興味をお持ちのようなので私からご説明します
ロナはソジンを見てつけ加えました。
センター長もご一緒に
マスコミを気にして黙って従うソジン。
母の最期を公開します
ロナは携帯を出して車載カメラの映像を流しました。
ここにはチュ会長と母、そしてセンター長が映っています
チョンセンター長が?
記者たちは驚きます。
センター長は母と一緒に現場にいたのに今まで黙ってたんです
ロナはソジンを糾弾しました。
母が拉致犯にされても見て見ぬふりでした センター長もチュ会長とグルなんですか?
何を言ってるの!
ソジンはロナに怒鳴ってから記者たちに訴えました。
私は被害者なんです!!
ソジンは夢中でウンビョルの所へ走りました。
♣♣♣♣♣♣
ウンビョルはテレビでユニの死の速報を見ていました。
お母さんが突き落とす場面は映っていなかったわ
・・ウンビョル?
忘れたふりをしてただけで全部覚えてる
誰にも言わないで! 犯人はチュ・ダンテ(オム・ギジュン)なんだから 明日の会長就任式さえ終わればなんとかなる
ソジンはウンビョルに言い聞かせます。
犯人はチュ会長なのよ だから心配しないで
本当に?
疑わしそうにウンビョルは聞きます。
その時ト秘書がやってきました。
何かしら
ソジンはト秘書と話しに玄関に行きました。
何故薬が効かないの? 取り調べの前に忘れないと
ウンビョルは苛立ちます。
ソジンはト秘書から事情を聞きます。
車載カメラの映像が何故ロナの手に? 壊れてたはずよ
チン・ブノンが通報して鑑識で復元したそうです
チン・ブノンのヤツ! 落ちた瞬間の映像は?
位置的に映らなかったようです ご安心を
ソジンはホッとしました。
♣♣♣♣♣♣
ソジンはアレックスから契約破棄の電話を受けます。
今さら破棄だなんて!
”犯罪に関わっていたら破棄する” と条件をつけましたよ
アレックスは怒りました。
弟のローガンを監禁したのはあなただそうですね
誰がそんなことを? デタラメです!
本当かどうかはすぐにわかる それまで契約は保留だ
アレックスは電話を切りました。
そんな・・契約金がないと会長に就任できない
ソジンが狼狽えながら家を出ようとするとマリが立っていました。
どこへ?
二人の男を連れたマリは言いました。
就任式なら中止になったわよ
何故中止になるのよ? バカ言わないで!
マリを押し退けて行こうとするソジン。けれどマリはソジンを捕まえます。
ユニ(ユジン)さんを殺したでしょ どうしてよ??
変な言いがかりはやめて!
就任式に向かおうとするソジン。するとマリはソジンの首に注射器を突き刺しました。
行かせないわ
ソジンは気を失います。
♣♣♣♣♣♣
ソジンは気がつくと拘束されて手術台に寝かされていました。
ここは?
ソジンの前に後ろ向きで女が立っていました。
誰なの?
振り向いた女はスリョン(イ・ジア)でした。
シム・スリョン? 何故生きてるの?
ここを覚えてる? あなたがローガンを監禁した場所よ 死なない程度に生かせと命じたわね
スリョンは言いました。ソジンは拘束されて動けないのに苛立ちます。
早くほどいて!
ユニさんだけでなく私やローガンまで消す気だったのね
なに言ってるの? オ・ユニとローガンを殺したのはチュ・ダンテよ!!
どうかしてる
スリョンはボードに車載カメラの映像を映しました。そこでソジンはユニを崖から転落させていました。
オ・ユニ 私たちの縁もここまでよ・・
ソジンは車を押しながら呟く自分の声を聞きます。
違う! そんな映像はねつ造よ!!
スリョンはソジンの顔を押さえました。
ちゃんと見なさい! あの悪魔はあなたよ ユニさんはあなたの娘を救おうとしたのに何故殺したの?
知らないわ! 私じゃない!!
スリョンは冷たく笑いました。
どうせ認めないと思った いいわ あなたの罪は娘に償わせる
ソジンは目をむきます。
ウンビョルに手を出したら許さないわよ!
スリョンはソジンに顔をよせてささやきます。
そんなに娘の命は大事なのに何故ユニさんを殺したの? チョン・ソジン、あなたの全てを奪ってやるわ 大好きなお金も財団やアートセンターも そして可愛い娘もね
やめて! 娘に罪はないわ!! ほどいてよ 殺してやる
その前に嘘ばかりつくあなたを殺すわ
そう言うとスリョンはソジンに注射しました。
やめて!!
暴れるソジンは台ごと横倒しになります。毒物の瓶が割れて足にかかりました。
それでも暴れ続けるソジン。
♣♣♣♣♣♣
精神病院に閉じ込められたダンテも大人しくしていませんでした。
<画像出典>https://ameblo.jp/3899tousiba/entry-12721160018.html
ペク・ジュンギじゃない チュ・ダンテだ さんざん苦労して捨てた名前なんだ・・
ダンテはジュンギの家族を殺したときのことを思いだします。日本刀をジュンギの父親にむけてダンテは言ったのです。
僕のカネを返せ 返せば殺さない
わかった、 返すよ だからこんなことはやめるんだ お前は優しい男だったろ
いいから返せ、と刀を振り回すダンテにジュンギの父親は逆襲します。ダンテの刀を取りあげてダンテにつきつけて言いました。
天涯孤独のお前に飯を食わせてやったのにカネをくれだと? ふざけるな!
僕が稼いだカネを返してくれ ナ・エギョのカネもどうかお願いだ
どんなに請うても応じないジュンギの父親。そんな男をダンテはついに殺してしまったのでした。
私は必死で生きてきたんだ 負けるものか! ヘラパレスは私のものだ 誰にも渡さない
ダンテは椅子で鉄格子を叩き、看護人たちに取り押さえられます。
私は戻るんだ!
♣♣♣♣♣♣
ユンチョルはウンビョルに脳の検査を受けさせます。しかし異常はありませんでした。
記憶を消す薬は飲まなかったわ 安心して
ウンビョルはユンチョルに言いました。
チン・ブノンに頼んで100錠は持っていたはずだ
全部捨てたわ それを確かめたかったの? お母さんの就任式に遅れるからもう行くわ
ユンチョルは去ろうとするウンビョルを引き留めます。
それならあの日お母さんが何をしたか覚えているはずだ
ユンチョルは必死でウンビョルに言います。
事実を話さなきゃロナが可愛そうだ
しかしウンビョルは言いました。
私みたいな怪物は捨ててロナといてやって ・・ロナには父親しかいないんだから
ユンチョルは驚きます。
お前・・知っていたのか?
おばさんが命がけで助けてくれた時わかったの 私がお父さんの娘だから助けたんだって
もうロナのところにいって、とウンビョルはユンチョルを促します。
おばさんには悪いけど私はお母さんを守りたいの 私までいなくなったらお母さんが可愛そうでしょ 私はお母さんといるわ
ウンビョルは行ってしまいます。
♣♣♣♣♣♣
ソジンは目を覚ますと拘束を解いて走り出しました。
就任式でウンビョルと会う約束していたのに・・
ソジンはチョンアグループに行きソジンが来ないまま流れた就任式の会場に入りました。
ウンビョル、どこなの?
すると会長の席で後ろ向きに座っていた男が立ち上がりました。
ローガン?
ソジンは仰天します。
どうして あなたが?
誰に監禁されたか気になってたんだ ペク・ジュンギを味方につけスリョンさんを陥れた
ローガンは叫びます。
この人でなしめ!
違うわ! あなたは騙されてる 悪いのはシム・スリョンよ
するとスリョンが会場に入って来ました。
意外にあなたが鈍くて驚いたわ
ソジンは唖然とします。
二人で騙したのね
きみが僕に毒薬を注射しているのを見た ハ先生が助けてくれたんだ
ユンチョルが?
扉を開けてユンチョルが入ってきました。
あなた・・
きみがあの声の主だとわかってたら出所なんかしなかった さっさときみを殺していたらユニを救えたのに
ユンチョルは机に置かれたパンフをソジンに投げつけます。ローガンが告げました。
買収の件は破棄する 犯罪者とは契約しない条件だったはずだ 原因はきみにあるから違約金を払って貰う
駄目よ・・ あんまりだわ・・
狼狽えるソジン。
するとスリョンが歩み寄りました。
あなたはもうおしまいよ 手形の期限は今日までだもの
最初から私を破産させるつもりだったのね
破産じゃすまないわ 殺してやる
冷酷にスリョンは告げました。
あなたは今日チョンアグループの会長を解任された どうせ潰れる会社だから気を落とさないで
ローガンも言います。
チョンアアートセンターは僕が貰う ユニさんの持ち株は僕の法人名義だったからな だから返して貰うよ
この日を待ち望んでいたのにそんなことはさせないわ
ソジンは叫びました。
ト秘書はどこ?
すると人相の悪い集団が入ってきました。
あんたがチョン・ソジンか だんなの借金を返して貰うぞ 500億だ 連帯保証人は妻のあんただからな
私は無関係よ どいて!
ソジンは会場から逃げ出します。
けれど今度は警察に取り巻かれます。
チョン・ソジンさん、逃げたチュ会長のことで聞きたいことがあります 会長の行き先は?
そんなこと知らないわ!
ソジンは警察に連行されてしまいました。
悪質な高利貸しだから厳しく取り立てられるだろう チュ・ダンテが消えた以上チョン・ソジンが返済するしかない 膨れあがる利子だけでも絶望的な金額だ
ローガンが言いました。
死を選ぶこともできない 自殺したら娘が借金を背負うことになるから 残りの人生は逃亡者になっても債務者になっても苦しいだけよ
スリョンも言います。
娘は僕が面倒をみるので容赦してほしい
ユンチョルが頼みました。
子供には手を出さないように高利貸し業者と約束してあります
スリョンはユンチョルに微笑みました。
♣♣♣♣♣♣
あなたはチュ・ダンテの共犯者として逮捕されたんです
検事はソジンに言いました。
共犯者? あの人とは離婚して他人なんですよ
ソジンは訴えます。
債務を逃れるための偽装離婚だとして裁判所で離婚は無効、と判定されました
なんですって?
夫の横領と高利貸しからの借金で債務額は1兆ウォンを越えています こんな大金をいったいどこに隠したんですか?
知らないわ! そんなお金 ・・それよりウンビョルに会わせて 娘が心配なんです
シラを切らないで早く夫の居所を チョン・ソジンさん、今日不渡りを出したことは御存知ですよね?
・・不渡り?
あなたは出国禁止で逃げることも出来ません
検事はきっぱりと言いました。突然激しい頭痛が襲ってきてソジンは頭を押さえます。
頭が・・
ソジンは倒れてしまいました。
♣♣♣♣♣♣
ト秘書は高利貸しから逃れるための宿泊所にソジンを案内しました。
娘さんに高利貸しは接触しないので、しばらく離れて住んでください
こんな臭くて狭い所に?
ホテルよりも安全です
わかったわ ウンビョルに会えただけでも嬉しかった ありがとう
お金はこれだけしかなくて
少額のお金を渡すとト秘書は出ていきました。
頭が痛い・・
ソジンは頭を抱え座り込みます。
シーズン3 第17話「元夫婦の運命」
頭痛に悩まされるソジンはタクシーに乗ると行き先がわからなくなります。
三成洞のヘラパレスへ
運転手にぼんやり告げるソジン。
自宅に戻っても暗証番号がわからず部屋に入れません。自宅は差し押さえられていて部屋には誰もいないのでした。
ウンビョル、いないの?
ソジンはヘラ像のあるロビーまで降りていきました。
ウンビョル、 どこ?
マリがソジンを見て驚きます。
高利貸しに見つかるわよ
虚ろな表情のソジンはマリの声も聞こえない様子です。ウンビョルを探しながら噴水の中にザブザブと入ってしまいます。
ちょっと?
マリを始めとした皆が驚きます。
どうしたのよ
マリはユンチョルに電話しました。
ヘラパレスに来ているチョン先生の様子が変なんです
♣♣♣♣♣♣
ソジンはコミュニティー室で歌を練習するロナのところへやってきました。
ウンビョル、 ここだったのね 探しまわったのよ
おばさん・・?
今日はお母さんの就任式よ 早く行きましょう
ロナの手をひっばるソジン。
おばさん・・ 私はウンビョルじゃありません!
娘なのに欠席する気?
ソジンは目をむきます。
離してください
そこにユンチョルが入って来ました。
やめろ! チョン・ソジン
何しにきたの? ウンビョルを奪うつもり??
ユンチョルはソジンからロナを引き離しました。
きみの娘じゃない
ウンビョル、 駄目よ 行かないで!
ロナ 逃げろ!!
ソジンとユンチョルは揉み合います。
目を覚ませ
ソジンを突き飛ばしたユンチョル。しかしソジンは電気スタンドを振り回しました。
ウンビョルをどこに連れて行くつもりよ?
スタンドがロナを庇ったユンチョルの頭に当たり血が流れます。
おじさん、大丈夫ですか?
ウンビョル、いらっしゃい!
ソジンが強引にロナの手を引っ張りました。ロナは階段の柵に捕まって抵抗します。けれど手が離れた途端に二人はバランスを崩し、ロナは階段から転落しソジンは柵を越して階下に落ちました。
ロナ!
ユンチョルがロナをかばって一緒に落ち、また頭を打ってしまいます。ソジンは一度シャンデリアに捕まってから階下に落ち、壊れたシャンデリアがソジンの上に落下しました。
様子を見に来たマリは三人の惨状に悲鳴を上げます。
ヘラパレスのコミュニティー室に怪我人が・・早く来てください!!
マリは電話で助けを求めました。
♣♣♣♣♣♣
ソッキョンのことで警察に呼ばれたスリョンとソクフン。ソッキョンはダンテを逃がした罪で取り調べを受けていました。
母は死んだし兄とも縁が切れてる だから刑務所にいれて
ソッキョン!
取り調べ室に入ってきたスリョンとソクフン。
なんで連絡したの? 関係ないのに
刑事にソッキョンは言います。けれどスリョンは言いました。
母親です
赤の他人だって言ってるでしょ
もうよせ、ソッキョン
ソクフンが止めました。
何故娘が警察に?
指名手配犯のチュ・ダンテを密航させたんです しかも同じ船に乗って日本まで行ってました
警察の話に驚くスリョン。
密航させるカネなんか持ってないだろ?
刑事はソッキョンに訊ねました。
実の母が財産を残してくれたので この人は父と離婚して、私は父と住んでたからやむなく協力したんです
それで今は日本のどこに?
港で別れたので知りません
ふざけるな!
刑事は怒ります。
♣♣♣♣♣♣
スリョンは警察にダンテの病院のパンフを見せました。
福岡にある精神病院にいるはずです
インターポールに連絡しろ
刑事は部下に言いました。
あなたも捜査にご協力を
わかりました
スリョンは応じます。
♣♣♣♣♣♣
ソクフンは帰ろうとするソッキョンを捕まえます。
また子供みたいに逃げる気か?
だから責任をとって刑務所に行こうとしたのに
どこで聞きつけて釜山港に行ったの?
刑事の部屋から出たスリョンが訊ねます。
二人が電話してたから
それで日本に行くなんて無謀だ
ソクフンが呆れます。
お父さんの落ちぶれた姿が見たかったの 最後くらい会うのが礼儀ってものでしょ 法的には娘だから逃亡を助けても罪にならないわ
ソッキョンは言いました。
危険なところへ一人で行くなんて・・ すごく心配したのよ
なんで私みたいな子の心配を? 父親似でしぶといのに
そんな言い方はよせ
ソクフンが言いました。
これが私なのよ
ソッキョンはきつく返します。スリョンが優しくソッキョンの腕に触れました。
ご飯は?
食べに行きましょ 痩せすぎよ
♣♣♣♣♣♣
ちゃんと食べないと私に逆らう元気も出ないわよ
スリョンはソッキョンに匙を握らせます。
それで気が済むなら食べてあげる
食べ始めるソッキョン。
元から私の娘だった 二人とも実の子だと思って育ててきたわ チュ・ダンテの元で育ったのはあなたのせいじゃない
でも私はミン・ソラを殺しかけた 私が車に閉じ込めて火をつけたの ロナのお母さんの件だってそうよ
ソッキョンは涙をためて言いました。
私にはお母さんの娘になる資格がない
だから一生反省もしないで逃げるの? つらくても自分のしたことに向きあえば道は見つかる
スリョンは泣き出したソッキョンの髪を撫でました。
いつのまにか大人になったのね
ソッキョンの腕をさすりながらスリョンは続けます。
部屋をきれいにしたから帰ってきて
ソッキョンは泣きながら言いました。
私が悪かったわ
・・ごめんなさい
♣♣♣♣♣♣
マリから連絡を受けたスリョンたちは病院に駆けつけます。
何があったの?
チョン・ソジンのせいでハ先生が大怪我を
マリが説明します。
ひどい脳出血で手術中だ
なぜチョン・ソジンがヘラパレスに
頭がどうかしちゃったみたいで、ロナをウンビョルと勘違いして騒いだの
ロナは?
幸い軽症だ
ローガンが言いました。
♣♣♣♣♣♣
目を覚ましなさい チョン・ソジン
スリョンはソジンを揺さぶりました。
私は騙されないわ 演技でしょ
起きなさいよ
ウンビョルが病室に入ってきてスリョンを止めました。
やめてください 具合が悪いんです
騙されないで 全てを失いかけて演技してるのよ
スリョンはコップの水をソジンにかけます。
起きなさい チョン・ソジン!
冷たい・・
ウンビョルがソジンを庇います。
やめてください! 母は怪我をしてるんです 乱暴は許しません
ト秘書が病室にきたのでウンビョルは命じました。
この人を追い出して!
♣♣♣♣♣♣
お母さん大丈夫?
スリョンが出ていってからウンビョルはソジンに声をかけました。するとソジンは意外なことを言い出します。
どなた・・?
ソジンは虚ろな目でウンビョルを見つめます。
知りあい・・?
きょろきょろと病室を見回すソジン。
ここは・・?
ウンビョルは青ざめました。
お母さん、どうしたのよ! しっかりして
その時高利貸し4人が病室に入って来ました。
チョン・ソジン! 下手な芝居はやめろ
ソジンに近づけまいとしたウンビョルは突き飛ばされます。
小娘はどいてろ!
やめてよ!
ソジンを守ろうと必死に男たちと争うウンビョル。
出てって!
♣♣♣♣♣♣
ユンチョルの手術は続いていました。
軽症で良かったわ
スリョンはロナに言います。
おじさんの容体は?
手術中よ
治りますよね
ロナは涙を流しました。
私を助けようとしておじさんは身代わりに・・ どうしよう・・ おばさん
ロナ・・
スリョンはロナの肩を抱きます。
おじさんに何かあったら耐えられません 申し訳なくて生きていけない
大丈夫よ ロナ ハ先生は強い人よ
♣♣♣♣♣♣
事故のショックで一時的に混乱を 明日検査するそうです
ト秘書はソジンの容体をウンビョルに説明しました。
<画像出典>https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2175049
お父さんの具合は?
まだ手術が長引いています
私のせいです お父さんもお母さんも私のせいでこんなことに・・
そう言ってウンビョルは居座っている高利貸しを見ました。
いつまでいるつもりなんです?
食事している四人はウンビョルをながめます。
来いよ 腹が減っただろ?
ウンビョルは男たちに怒ります。
こういう取り立ては違法ですよ!
なんだと?
男の一人がウンビョルに料理を投げつけました。
子供に手を出すな
ト秘書が男を止めました。
邪魔するなよ
男はト秘書を殴りつけます。
やめてよ!
助けようとするウンビョルですが、別の男に引っ張られました。
チュが生きている限りチョン・ソジンと娘はカネを返す義務があるんだ わかったか
四人から袋叩きに遭うト秘書。
やめてったら!
男の一人がウンビョルの髪を触ってきました。
きれいな顔だな カネになりそうだ
男はにやつきます。
何処で働こうか
すると怯えていたソジンがいきなり立ち上がり、男の耳に噛みつきました。
アア・・ 耳が!
ソジンは男たちに引き離されます。
やっぱり仮病だろ!
今度はウンビョルが男たちを叩き始めました。
出てってよ!!
チョン・ソジン、 カネは返して貰うからな
男たちはやっと退散しました。
あああん
ソジンは泣き出します。
お母さん
ウンビョルも一緒に泣き出すのでした。
♣♣♣♣♣♣
医師の診察を受けるダンテは鉄格子の部屋から出されます。すると暴れて逃げようとするダンテ。しかし医師たちに捕まってまた元の部屋に連れ戻されました。それでも激しくダンテは争い、ついに医師の白衣を着て部屋から脱出したのでした。
シム・スリョン、ローガン・リー、 今度こそ殺してやる
♣♣♣♣♣♣
私が看病してあげるからね
マリとジェニはロナの食事の世話をします。
重症の人みたい
だってあなたは階段から落ちたのよ ショックだったでしょう?
その時部屋にソッキョンが入ってきました。
病院の薬よ
ロナに渡そうとします。
あなたがしたことをこんなことで帳消しにする気?
ジェニがソッキョンを睨みました。
そうじゃない 私が謝ってもどうせ許してくれないでしょ?
わかってるなら出てって
ジェニに言われてソッキョンは出ていこうとします。
謝って
ロナが言いました。
許すか許さないかは私が決める あなたは謝るべきよ 私とお母さんにしたことを全て謝って あとのことは謝ってからよ
ロナの言葉に涙を流すソッキョン。
おばさん、おじさんの見舞いに行きたいから連れてって
マリに頼むロナ。マリとジェニがロナを支えて立ち上がらせます。するとソッキョンがロナの前に膝をつきました。
行きましょう
三人が出て行った後も謝罪を続けるソッキョン。
♣♣♣♣♣♣
集中治療室から出られないユンチョル。
脳の損傷が激しくて手の施しようがありませんでした
意識が戻らないことも?
スリョンは訊ねます。
それは経過をみないと・・
ユンチョルを見つめるしかないスリョンとローガン。
♣♣♣♣♣♣
チョン・ソジンが警察に身辺警護の依頼を
スリョンはローガンに言いました。
それで高利貸しは病院から引きあげたわ
ローガンはため息をつきます。
罰せられるべき人間が警護されるなんて 崖の映像を全て公開しては?
どうせ心神耗弱を理由に罪を逃れるわ
二人が思案している処へホン秘書が走ってきました。
チュ・ダンテが病院から逃げたそうです
なんだと?
ローガンとスリョンは顔色を変えます。
きっと韓国に戻ってくる 無一文のヤツが助けを求めるのは?
そうね・・
スリョンには予測がつきました。
♣♣♣♣♣♣
お父さん、心配したよ どこにいるの?
ソクフン、シム・スリョンのせいだ 病院を脱走した
母さんのせいなの? 母さんたちはアメリカに行くそうだ
くそ! ローガンと幸せになる気だな そうはさせるもんか ソクフン、 力を貸してくれ
ダンテはソクフンに請います。
私はロナの母親を殺していないんだ 帰国して濡れ衣を晴らしたい お前も殺人犯の息子は嫌だろ?
福岡に友達がいるから連絡しておくよ 父さんは博多港に行って カネとパスポートを用意しておく
助かるよ! ソクフン
明日の朝釜山港で会おう
ソクフンは電話を切ってスリョンとローガンを見ました。
予感的中だな
ソクフン、こんなことを頼んでごめんね
スリョンはソクフンに謝ります。
とっくに父さんは見限ってる むしろ俺の手でけりをつけたいくらいだ
釜山港に行くなら急ごう
ローガンが言いました。
♣♣♣♣♣♣
港でダンテの船を待つソクフン。船から大きな荷を引っ張って港に上げました。しかし開けてみると魚が入っています。
おい!!
ソクフンは叫びますが船は行ってしまいました。ダンテは海を泳いで自力で港に上がりました。
隠れていたスリョンとローガンはソクフンからダンテはいない、と合図されます。
周辺を探せ!
ローガンはホン秘書たちに命じますがダンテは見当たりませんでした。
港にはいません
あの船に乗っていたのは間違いない
ソクフンは言います。
着岸までに逃げたのね ソクフンまで疑うとは
スリョンは呆れます。
息子は帰国の手段だったんだ
ローガンが言いました。
逃げ場がなくなれば子どもたちを利用する 用心しなければ
スリョンは唇を噛みます。
犯罪と変装の達人だ ヤツが潜伏したら警察もお手上げだろう
そう語るローガンにソクフンは告げました。
必ずヘラパレスに帰ってやると言ってました
ヘラパレスを死に場所に決めたのね それならワナをしかけましょう 隠れていられないようにおびきだすの
スリョンは言いました。
♣♣♣♣♣♣
スリョンたちはダンテのこれまでの犯罪をマスコミに流しました。テレビのニュースがダンテの犯罪歴を伝えます。
ニューヨークでの若手ピアニストの殺人や大阪の惨殺事件などはチュ・ダンテことペク・ジュンギが真犯人でした 不動産投資家ジェームズ・リーが20億ウォンの懸賞金をチュ容疑者にかけました 過去最高額です
モーテルでラーメンをすすっていたダンテは呻きます。
なんだと?
するとモーテルの職員が部屋をノックしました。
歯ブラシを持ってきました
ダンテが出ると職員はスマホの画像と見比べます。
チュ・ダンテ?
くそ!
ダンテはモーテルを飛び出します。
♣♣♣♣♣♣
釜山駅に向かうダンテ。駅で座り込んだ子どもが”助けてください”という紙を掲げているのを見て自分の子ども時代を思い出しました。駅でガムを売っていたダンテは大人たちから邪魔にされ、仲間からは虐められていたのです。
食事をしようにも警察に気づかれてしまうダンテは空き地で鳥を焼いて食べていました。
捕まるものか 惨めだった子供時代のようにはならないぞ
ダンテは酒瓶を割って自分の頬を切りました。
何があろうと道端で死にはしない 必ずペントハウスに戻ってやる
♣♣♣♣♣♣
目を覚まして 死んじゃったら許さない
ロナは意識の戻らないユンチョルの手を取ります。
お父さん
ロナはユンチョルの胸に顔を沈めました。ロナの目から涙が流れます。そして目をつぶったユンチョルの目尻からも涙が流れました。
♣♣♣♣♣♣
ウンビョルのこともわからなくなったソジン。
夫を呼んで チョンア医療院に勤めてるの 患者が多くて忙しいけど私が具合が悪ければすぐに来てくれる
嬉しそうに言うソジン。
そんなソジンを見ながら医者と検事は話していました。
検査したところ記憶を司る海馬が萎縮しています 認知症が進んでいるんです
医師は言いました。
あれでは聴取できそうにないですね
苦い顔で検事は言いました。
♣♣♣♣♣♣
航空券とジュリアードの入学許可書よ 留学しなさい
スリョンはロナに言いました。
半月後ですね
寄宿学校だから準備はいらないわ 今の家は私に任せて
おじさんの意識が戻って無事を確かめてから出発します
ハ先生は思ったより時間がかかるかも 目覚めたら一番に連絡するわ 歌も勉強もタイミングが大事よ
おじさんをお願いします
スリョンはロナの髪を愛おしげに撫ぜました。
「ペントハウス3」第13週(第16・17話)の感想
<画像出典>https://ameblo.jp/kazumi-si/entry-12643063603.html
ソジンもついに愛する夫だったユンチョルまで殺しかけてしまいましたね。物語の最後に来て怪物ぶりがヒートアップして、シャンデリアにぶら下がった姿や高利貸しに嚙みついた表情などはもはやホラー映画に出てくる悪霊のようになってしまった・・😓。
(それとは対照的にダンテの方は過去の哀しい出来事がわかって今の悪辣さも少し納得できたような・・。)
だいたいソジンはもともとお嬢さまでこんな悪者になる必然性はなかったんですよね。ユニに嫉妬して追放する辺りはわかるけど、芸術家であるソジンが何故ローガンを監禁までしたのかはいまだよくわからず・・お金でさほど困ってもいなかったのに。
まああと三話だしこの二人には恐ろしい結末が待っていそう・・スリョンたちはどうなるのかな?この物語にハッピーエンドは無理そうだから心配です!
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