今日は。今日は邦画をご紹介しようと思うカナエです
三浦春馬さん主演の「真夜中の5分前」は行定勲監督の雰囲気のあるミステリーでした。
事故で双子の女性の一人が生き残る、それは姉?妹??
<映画「真夜中の5分前」>
🌻映画詳細🌻
製作年 2014年 日本・中国合作映画
監督 行定勲
原作 本多孝好
脚本 堀泉杏
キャスト 三浦春馬、リウ・シーシー、チャン・シャオチュアン
🌻映画のあらすじ(ネタバレ)🌻
中国で時計修理工として働くリョウ(三浦春馬)はルオラン(リウ・シーシー)という美しい中国人女性と知り合い親しくなります。彼女には瓜二つの双子の妹ルーメイ(リウ・シーシー二役)がいて二人は時々入れ替わって遊び、リョウもルオランになったルーメイにだまされたりしました。
けれどなんでも通じあう仲の良い双子の彼女らには確執があって、ルオランはルーメイの婚約者のティエルン(チャン・シャオチュアン)とルーメイより先に知り合ったのに積極的な妹に彼を取られてしまったように感じていたのです。
それは小さいころからのルーメイの癖で、姉の欲しがっているモノをとってしまうという質の悪い気質でした。ルオランはリョウにそんな妹の性格に悩んでいることを打ち明けます。
<画像出典>https://eiga.com/movie/79592/
それでも仲の良い二人は旅行に行くのですが、旅先で事故に遭い一人がなくなってしまいます。
生き残ったのはルオランかルーメイか??
リョウには昔恋人がいてその恋人はいつも時計を5分遅らせていました。
本人曰く5分だけ別の世界にいられるということで、リョウも自分の時計を5分遅らせていました。
ルオランに時計を遅らせるわけを問われその話をすると、ルオランもリョウがプレゼントした時計を5分遅らせていたのです。
旅行先での事故の前にルオランがリョウに手紙を送って来ましたが、その手紙には“今を生きることにした”と書かれていました。
<画像出典>https://eiga.com/movie/79592/
事故で生き残ったのはルーメイでしたが結婚して夫になったティエルンはルーメイの性格が変わってまるでルオランのようになったと感じます。
そしてルオランだと疑い始めたティエルンはルーメイと別れてしまうのでした。
<画像出典>https://eiga.com/movie/79592/
リョウはそんなルーメイに優しく接しますが、リョウも彼女がルオランなのかルーメイなのかわかりません。そしてルーメイ自身も自分でもわからないとつぶやきます。
自分で自分がわからなくなったルーメイは一人旅に出て、前に姉とよった教会を訪れます。そこには姉が教会に預けたリョウの贈った時計がありました。ルーメイは姉がくれた首飾りを置いて時計を持ち去ります。
夜中にリョウが目覚めるとルオランに贈った時計が枕元にありました。
驚いたリョウは外に出てルーメイを追いかけます。
その時真夜中の時報が!
時計はぴったり現在時刻に合っていました。
―今を生きる・・
手紙の言葉が蘇り、リョウはルーメイと見つめ合うのでした・・。
🌻最後までルオランなのかルーメイなのかが謎のまま・・🌻
水のなかでゆらゆらと揺れているような柔らかい情景描写の余韻の残る映画でした。
カナエはあまり劇場で観ないのですが、この映画は映画館まで行って観ました。
行定勲監督の映画は配役も素敵で一つ一つの場面も美しく心に染み込みます。
<画像出典>https://eiga.com/movie/79592/
ただ最後まで生き残った女性がルオランなのかルーメイなのか・・はっきりせず。
プールで泳げないのはルーメイなのに、最後のシーンで時計を現在時に戻すのはルオランだと言う証拠。
ただ手紙のことをルーメイが知っていればルーメイがやったことともいえるので・・やっぱりどちらなのか・・??
こうしてわからないまま記憶に残り続けるのもこの映画の魅力ですね🌺
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