こんにちは。カナエです。
今回も韓国ドラマ「二番めの夫」第13週(第62~64話)について書きたいと思います。
ヘランの影の助力でソナはジェギョンに勝利して社内理事になる
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
韓国ドラマ「二番目の夫」はBS11で平日午後2時29分から3時30分まで放送中
◆このドラマのキャスト/これまでの物語
◆ドラマ「二番目の夫」第13週(第62~64話)のあらすじ(ネタバレ)
62話
カンは駐車場でソナ(オム・ヒョンギョン)に車を見せて言いました。
お嬢様の専用車です パクさんが運転を
運転手はソナに挨拶しました。
安全運転しますね
社長、私はまだ・・
これは法人カードです
カンはクレジットカードをソナに差しだしました。
上限はありません
これを私に使えと?
はい お嬢様はうちのオーナーですから受けとる権利があります
いいえ カードも車もいりません 使うこともないしお金も多少はあります
ポン・マンシク社長からお嬢様への贈り物です 遠慮しないで
ソナは戸惑いながらもクレジットカードを受けとりました。
そんなソナの様子をヘランが柱の陰から見ていました。
ビンナ・・こんな近くにいたなんて
ヘランは車で走り去るソナを見送ります。
***
お嬢様は状況を把握出来ていません
カンはヘランに言いました。
突然で戸惑っているはず 弁護士に作らせた遺言状が偽物だとわからないようにしてね 今まで散々騙されて来た子だから遺言状が偽物だと知ったらお金を受け取らないわ
はい しかしいくら娘さんでも理事が今まで築き上げた会社を渡していいのですか?
これまで何もしてやれなかったんだもの 娘になら惜しくないわ カン社長はマンシクさんに恩があるでしょ
ええ、だから今まで理事に協力してきました
ポン製菓はマンシクさんの子が取り戻すべきだわ あの子が真のオーナーだもの
そうですね わかりました
カンは笑います。
***
マルジャは朝も寝ていて夫の朝食を作らないジェギョン(オ・スンア)に腹を立てていました。けれどジェギョンは全く家事をする気はありません。
食事は出前でいいしレトルト食品もありますよ
朝食を作る姑に言い放ち台所を出ていきます。
***
キョンイに騙されたショックでダルボンは入院してしまいました。見舞いに行ったボクスンが店に帰ってくるとソジュンが訊ねました。
祖父ちゃんの具合は 相変わらず?
チルスさんが必死で看病してる 自分が悪いと言って・・ キョンイのせいで義父も義弟も哀れだわ
ボクスンは悲しげです。その時ソナが戻ってきました。
ソナ、おかえり
おばさん、どうぞ
ソナはカン社長から貰った牛肉のセットをボクスンに渡しました。
ジェイキャピタルの社長からです 私がお世話になっているからと
こんなにたくさん? ありがたいわ
ご家族でどうぞ
ソナはどうする気なんだ?
ソジュンが聞きます。
よくわからない 車まで貰って 夢を見てる気分だわ
***
ジェミン(チャ・スウォン)は韓屋に来るとソナがジェイキャピタルから車を貰ったと聞いて驚きます。
で、会社はどんな様子だった?
まずは昼食を食べて そこで話すわ
ソナは笑いました。
***
テーブルにおかずを並べながらソナは会社について話しました。
私が望めばすぐ経営に参加出来るんですって 会社の売却も自由だと言ってる
会社の代表は良心的な人だな 金を横領し知らんぷりもできたのに
ジェミンは感心します。
父が誠実な人だったみたい 私も感動した
なら何故悩むんだ?
ジェミンは訊ねます。
突然のことだし、私は何もしていないのに父の財産を守って運営をしてくれた社長にも悪いわ 努力もしないで貰っていいのかしら
ソナは悩ましげです。
うちの奥さんは良心的すぎる 父親の遺志を継ぐのもソナさんの役目だ
ジェミンは言います。
***
ユンはナム秘書から株の報告を受けます。
ジェイキャピタルはうちの株を買い込んでいたのに最近動きがないな
他の会社に投資しているのかと セキュリティが厳しくて情報を得られませんが
秘書は答えます。
釈然としない会社だ 所有者もよくわからんのに持ち株比率が高いから無視もできない
ユンは考え込みます。
***
ジェギョンはヘンシルに電話で状況の説明をしていました。
だからお父さんに追い出されたの サンヒョク(ハン・ギウン)さんの実家にいるわ テヤン? 連れてこれなかった
ジェギョンは理解の遅い母に苛立ちます。
会社に荷物を取りに行くから忙しいのよ
ジェギョンは電話を切ります。
***
ジェギョンは会社で荷物をまとめると帰ろうとします。するとソナに会いに来た女性の話が聞こえました。
「デザートをお願い」の放送作家ですが、ポン・ソナさんにお話があって
なんですか?
ジェギョンは作家に近づきます。
通販番組を拝見しました ユン チーム長ですね? 視聴者の要望でソナさんに出演を依頼したくて
作家はジェギョンに名刺を渡しました。ジェギョンは名刺を見て目を光らせます。
私の部屋で話を
***
ジェギョンはソナが不祥事を起こしたと作家に吹き込みます。
そんな人に見えなかったのに
あの・・私と仕事をしませんか?
ジェギョンは作家に提案しました。
でも一般人が簡単に作れるお菓子がコンセプトなんですよ
そう作家は言いますが、ジェギョンは説得します。
だからですよ 私は華やかな財閥の娘に見えるでしょ 実際は一介の会社員で平凡な一児の母なんです こんな私が家族のために作る素朴なお菓子は話題になりませんか? 華やかに見えても同じワーキングマザーだと
作家は考えてから微笑みました。
いいかも知れません
ジェギョンは箱にしまった名刺を取り出して作家に渡しました。
プロデューサーに相談してください
作家は空になった部屋を不思議そうに見回します。
今休暇中なんです 撮影時間も十分ありますよ
ジェギョンは笑いました。
***
ソナとジェミンはセビョクのことを弁護士に相談します。
書類を偽造し虚偽の死亡届と出生届を出したと?
はい 別人に仕立てるために身分を何度も作り替えました
ジェミンは答えます。
ムンさんとポンさんとの間に生まれたセビョクを実子にするための工作ですね
はい、生きている息子が家族関係証明書では死亡したことになっています
ソナは言いました。
それは公正証書原本不実記載等罪に該当します 刑事処分の対象です
弁護士は説明します。
4年前の出来事なら時効も成立してません 処罰が可能ですよ
弁護士の言葉に二人は顔を見合わせます。
ではムンを文書偽造罪で処罰したらセビョクを取り戻せますか?
ムン夫妻とブローカーは処罰できますが、子供を取り戻すには死亡届を無効にして争わないと
最初の虚偽の死亡届を無効にすると?
ジェミンは訊ねます。
親子関係不存在確認訴訟で判決を受ける方法もあります
それならジェギョンは我が子だと主張できない
ジェミンは言いますがソナは弁護士に問いました。
でもムンは父親ですよね?
そうです 実父の権利はなくなりません
殺人の冤罪を証明するのが一番確実ね
***
韓屋でソナとジェミンがサンヒョクの親権をどう喪失させるか話しているとヘランが店に来ました。
テヤンにもち米パンを買いに来たのよ
あ、私が包ます
ソナが立ち上がるとヘランはソナを止めて言いました。
ソナさんは子供がいると言ってたでしょ テヤンの服を買うついでに買ったから
ヘランは手提げ袋をソナに渡しました。
ありがとうございます
ボクスンたちはヘランの変化に驚きます。
***
ヘランが家に帰るとヘンシルがいました。
娘のかわりにここに居座る気? 闇金で有り金を失い家も競売にかけられたそうね
だってあなたが”会長の相手をしろ”と言ったじゃない だから来たのよ
黙りなさい!
だって私は本当に行くところがないんですよ
ヘンシルは萎れます。そこへユンが帰って来ました。
会長
ヘンシルはユンを見て泣き出します。ヘランは呆れて自分の部屋に入ってしまいました。
ヘンシル いくら病気でも家には来るな あ、おい ヘラン
ユンはヘランを追って部屋に入りました。
ヘラン、あいつは病気なんだ 今日は見逃そう
ユンはヘランに頼みます。
好きにして 私は関係ない
そんな言い方は余計に怖いぞ 突き放すな
ユンは狼狽します。
それよりテヤンはジェミンと出かけてるわ
ヘランはユンに言いました。
***
テヤンはソナのところへ遊びに来ていました。
この赤ちゃんは誰?
テヤンは自分の写真を見てソナに訊ねます。
おばさんの子よ
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
その子はどこにいるの
テヤンは部屋を見回します。
名前はなんていうの?
名前はね・・セビョクよ
ソナは目を潤ませて答えました。
連れてきたら僕が一緒に遊んであげるよ
分かった・・
ソナは涙を拭きながら笑いました。
テヤンは絵を描きたがってたでしょ
ソナはテヤンにスケッチブックとクレパスを渡しました。
***
テヤンをソナのところへ連れて行かないで テヤンが混乱する
ジェギョンは兄に電話で抗議しました。
余計なマネはしないで
お前は良心が痛まないか? ソナさんと息子を引き離して
兄さん! 兄さんは妹の私よりもソナのほうが大切なの? いつも目の敵にする
自業自得だ やってきたことを考えろ これ以上揉め事を起こすな
ジェミンは電話を切りました。
***
テヤン、帰るよ
ジェミンはテヤンを呼びました、
はい
ベッドで絵を描いていたテヤンは落ちたクレパスを拾おうとして恐竜の飾りのついた鎖を見つけました。それはソナがヘランの手提げ袋から落としたものでしたが、恐竜の好きなテヤンは鎖が欲しくなります。
この部屋のものは全部テヤンのものよ
ソナが言ったのを思い出したテヤンは腕に鎖をつけました。
ジェミンに連れられてテヤンが帰ってしまうとソナは寂しくて涙を流します。
***
テヤンが帰ってきて、ヘランは出迎えます。
テヤン、手を洗いましょ
するとヘランはテヤンの手首につけた鎖に気づきます。
あら、これはビンナの息子にあげたものだわ ママに貰った鎖?
ううん、ソナおばさんの部屋にあった おばさんが全部僕のものだって
ソナの部屋? ああ、韓屋に行ったのね
うん あそこのおばあさんはいつも僕を”セビョク”って呼んで、”しまった”って言うんだ
あなたをセビョクと?
ヘランはソナの子がセビョクという名前だったのを思い出しました。
テヤン・・もしかしてあなたはセビョクなの?
***
ジェミンはヘンシルがジェギョンの部屋から出てきて仰天します。
ユン専務、驚かないで 体調が悪いから当分世話になるわ
テヤンの声がしてヘンシルは笑います。
テヤンに会わなくちゃ
テヤンに会うのはいいけどその格好で家の中を歩き回らないで
ジェミンは胸を開けたヘンシルから目をそらして言いました。
あら目のやり場に困った? 分かったわよ
そう言うとヘンシルは部屋に戻ります。
***
ジェミンはユンにヘンシルのことで抗議します。
ここは家族で暮らす家だ 女を連れこむなんて非常識だぞ
息子に叱られたユンはヘンシルの部屋に行きます。
あら、ダーリン
夜が明けたらすぐに出ていけ 行くところがなかったら金を渡すからホテルで暮らせ
でもホテルで孤独死したくないわ 迷惑がかかるし
息子の目があるからここには置けん
妻が許したのに息子の顔色は伺うのね
とにかく伝えたからな 明日出ていけ
ユンは背を向けて部屋を出ようとします。
あなた〜
ヘンシルはユンの背中に抱きつきました。
でも今はこうしていたいの あなたが恋しかった
おい、離せ!
近くにいるのに一度も抱きつけないなんて
ヘンシルが無理やりキスしようとするとドアが開いてテヤンが顔を出しました。
何してるの?
テヤン、久しぶり おばあちゃんよ 今私の目に入ったゴミをお祖父ちゃんが吹いてくれてたの
そうなんだ フーってな
ユンは必死で調子を合わせます。
ふうん
テヤンがドアを閉めるとユンは息を吐いてヘンシルを睨みました。
全く・・
***
テヤン元気だった?
ジェギョンは携帯でテヤンとテレビ通話をします。
ママ、いつ帰るの?
早く帰りたいけどお祖父ちゃんが怒ってるの
お祖父ちゃんは怒ってないよ お祖母ちゃんとフーして遊んでた
フー?
ジェギョンは首を傾げます。
テヤン、とにかくお祖父ちゃんにせがんでね ”ママたちを早く帰らせて”と毎日だだをこねるの 分かった? テヤンのいうことならお祖父ちゃんは聞いてくれるから
うん、分かった
そうだ テヤン、ソナおばさんと楽しく遊んだ?
うん、ソナおばさんの子供の写真も見た セビョクって言うんだ
ポン・ソナがそんなことを?
ジェギョンは顔色を変えます。
***
ジェギョンは朝早く韓屋にやって来ました。
朝から何の用?
ソナはジェギョンに訊ねました。
テヤンにセビョクの話をするなんて正気なの?
ジェギョンは怒ります。
テヤンは私の子よ いつか知ることだわ 本当の母親のことだってじきに教える
あんた死にたいの? それだけは許さないわ テヤンは私の子よ
願望でしょ 親子鑑定の結果も私の子だと証明されてる
ヘランが門の所に来て二人の話を聞いていました。
(やはりテヤンはソナの子供だったのね テヤンは私の孫だった)
ヘランは愕然とします.
ボクスンが調理室から出てきてジェギョンに言いました。
人の家でなんの騒ぎ?
今度私の子供に手を出したら許さないわ
テヤンは私の子で手を出したのはそっちでしょ あなたが盗んだの
あんた!
ジェギョンはソナに掴みかかります。
ユン・ジェギョン!
ヘランは叫びました。
お母さん
ヘランはジェギョンに近づくとその頬を打ちました。
なんのマネよ? 人の家で悪さしないで 近所に声が響いてたわ 恥さらしな!
ヘランはジェギョンを叱ります。
外に出なさい 朝からみっともない
ヘランはソナとボクスンを見ました。
ポン・ソナさん、会うたびに喧嘩を? おたくも親なら子供の喧嘩を止めないと
え?誰が喧嘩を売りに来たと・・
ボクスンは言い返します。
ジェギョン、外に出ろと言ったはずよ
ヘランに命じられジェギョンは仕方なく出ていきました。ヘランも後を追います。
一体何なのよ 誤解してたと贈り物をくれたり急に態度を変えたり・・
ボクスンは呆れます。
ビンタしてくれたのは清々したけど
***
ポン・ソナの前でぶつなんて 私達は仲が悪くても親子だわ 私の肩を持つべきじゃ
ジェギョンはヘランに訴えます。
だから擁護した 喧嘩してるのを隠し撮りされたら大変だわ あなたはテグク製菓の会長の娘なのよ ネットで騒がれたらどうするの?
私のためを思ってソナの前で叩いたと?
品位を保ちなさい 浅はかなマネはやめて愛人の子だとバレないように 父親の顔に泥を塗らないようにね 分かった?
お母さん いつか後悔させます
ジェギョンは怒って歩き去ります。
***
サンヒョクはジェギョンから連絡を受けます。
明日「デザートをお願い」の収録なの
採用されたのか?
局長から電話が来た テグク製菓の娘なら大歓迎だと
ジェギョンは自慢げに言います。
良かったな イメージアップして会長の信頼を取り戻せ
そのつもりよ うまく会社の宣伝をしたら父も私を突き放せないはず
***
ヘランはカン社長に電話します。
ソナの息子のテヤンを取り戻すわ
お嬢様の息子?
ソナの息子はテヤンなの カン社長、テヤンをソナに返す方法を調べて
わかりました
ヘランが電話を切ると幼稚園からテヤンが帰って来ました。
お祖母ちゃん
テヤン、おかえり
ヘランはテヤンを抱きしめました。
お祖母ちゃんとソナおばさんと伯母さんの匂いはおんなじだ
そう? テヤンは本当に賢いのね
ヘランは孫に微笑みました。
63話
テレビに出ることになったジェギョン。
視聴者に簡単な自己紹介をお願いします
司会者に言われジェギョンはカメラを見つめました。
テグク製菓でチーム長を務めるユン・ジェギョンです
テグク製菓の会長の娘さんがこんなに美しい方だったとは驚きですね その上ジェギョンさんはル・コルドン・ブルーのご出身でいらっしゃいます ご両親の自慢の娘さんですね
とんでもないです バラエティーは初めてで緊張します
ジェギョンはカメラに微笑みます。
***
ジェギョンは映りがいいですね
サンヒョクはユン家でジェミンたちとテレビを見ながら言いました。
黙ってテレビに出るとは勝手なやつだ
ユンは不機嫌です。
君が言わなかったら知らなかったぞ
番組で会社を宣伝すると張り切ってましたよ
サンヒョクはユンを取りなします。
前みたいに恥をかきそうで心配だわ
ヘランは画面を見ながら手厳しく言います。
***
ジェギョンは番組でピーチ・メルバの実演をします。
桃とラズベリーをバニラアイスに載せた簡単で皆が喜ぶデザートです
それでは実演をお願いします
司会者に促されジェギョンはお菓子作りにとりかかります。
***
ジェギョンは家では何もしないのにカメラの前ではお菓子を作ってる
マルジャはテレビを見ながら文句を言いました。
母さん、あれはソナさんに来た出演依頼だったのに義姉が横取りしたのよ
サンミがマルジャにご注進しました。
ええ? 全くあくどいことを平気でするのねえ 悪行を重ねたら後で罰が当たる
母さんも人のことは言えないよね 娘として心配よ
なんですって?
マルジャはサンミを睨みました。
***
ピーチ・メルバが出来上がり、ジェギョンは司会者に試食を勧めます。
うーん! 美味しいです 桃を加熱したときは味が想像出来ませんでしたが、冷たいアイスクリームと甘くて温かい桃の相性が抜群ですね
このお菓子は面倒な下ごしらえが要らず、すぐ使える食材で出来て便利です 梨や苺でも代用が出来ます
ジェギョンはお菓子の説明します。
***
ソナとテレビを見ていたボクスンは不満顔でジェギョンを褒めました。
憎たらしいほど上手だわ
そうですね、実力はあるので
ソナは言いました。
外面と内面が違い過ぎる
ボクスンはテレビを切ります。その時ソナにサンミから電話が来ました。
え? 私に来た番組出演の依頼をジェギョンが横取りしたの?
まあ! やっぱりあくどい女ね
ボクスンは憤ります。
***
人気が上がっているのか毎日ジェギョンの記事が出ているな
ユンはご機嫌でサンヒョクと話します。
一回の出演予定が好評でレギュラーになりました
サンヒョクも嬉しそうです。
そうか ジェギョンのおかげで会社もイメージアップしたし、菓子の売上も伸びてる
20代から30代の検索数も増えていて役員たちも喜んでいます
あっぱれだな
テグクは笑いました。
***
ソナさんがテグクの理事に?
ジェミンはオフィスでソナに訊ねます。
シャロンではなくポン・ソナとして理事に選ばれたらジェギョンは痛手よね
もちろん、ジェギョンの不正も阻止できる! うん、やろう ポン・ソナ理事
まだ理事じゃないでしょ ジェミンさん、助けてくれるよね?
当然だろ 妻が理事になるのを夫は助けないと
良かった ありがとう 妻と夫は余計だけど
そこにヘランがやってきます。
ジェギョンが復帰するから理事就任は容易じゃないわ
ジェギョンかもう復帰を? まだ早いだろ
会長が復帰を打診中よ ソナさんの理事選任を会長が知ったら反対するはず ジェギョンもね
処分されたばかりなのに復帰の打診?
ジェミンは苛立ちます。
番組の影響でしょ
ソナは言います。
ソナさんが理事選任に乗り出せば会長とジェギョンが役員を丸め込み反対票を投じさせるはず
ヘランは話します。
ジェミンは頭を抱えました。
どうしたらいいかな?
”決議の取り消しを提起させない”と招集通知を送る時に案件に含めればいいわ
ソナさんの理事選任に母さんも協力すると?
ええ ソナさんを長い間誤解してたから謝罪の意味で協力する
わお、なら勝算はあるな
ジェミンははしゃぎます。
***
ユンはジェギョンのテレビ出演が評判になり株価が上がったことを喜びます。
会社のイメージも上がりました
ナム秘書は言います。
イメージ広告に大金を費やすより何倍も効果があったということか
理事会でもチーム長の復職を望む声が
ふむ・・
ヘランが会長室に来たのでユンは秘書に下がるよう命じました。
邪魔だったかしら
いいや
ユンはデスクからヘランの座るソファーの横の椅子に移動して話し出します。
理事たちがジェギョンを復職させろと
あら、2ヶ月の停職処分で自粛中なのに早すぎるわ
理事会が騒いでるんだ それにジェギョンは悪くない キム室長を庇っただけだろ
ジェギョンの言い訳を信じるの? スチョルはお金に興味はないわ
ジェギョンを呼んで厳しく叱るさ それにジェギョンのテレビ出演のおかげで会社のイメージも株価も上がったんだ この辺で許してやろう
ユンはヘランに言います。
***
ジェギョンはユンから復職を許されました。
テレビの力は偉大ですね アン長官からも電話がありました
ジェギョンは父親に笑います。
で、いつから仕事を?
サンヒョクが問います。
来週からだ
ありがとうございます! 更に精進します
ジェギョンは感激して礼を言いました。
その時ナム秘書が会長室に来ます。
ジェイキャピタルはどうだ?
ユンが聞きました。
ハッキングを試みましたがうまくいきません
大株主なのに情報がないとは困ったな
ユンは顔をしかめます
株式総会にも毎回欠席してる
ジェギョンが口を挟みます。
ああ、変わった会社だ ナム秘書、今度の臨時総会には代表理事が出席するよう働きかけろ
ユンは指示しました。
***
ジェイキャピタルって謎に包まれた大株主ね
オフィスに戻りジェギョンはサンヒョクと話します。
大株主だが誰も代表理事を見たことがない
確か外国人じゃなかった?
名前はジェームズ・カンだ
サンヒョクは携帯で調べながら言いました。
味方につければメリットが大きいわね
ジェギョンはジェイキャピタルに行きますが素気無く追い返されました。ちょうど会社にいたヘランは冷笑します。
ジェギョン、私の会社とも知らずのこのこ来るなんて・・
***
ボクスンはソジュンの様子がおかしいのが気になっていました。そしてソナに片想いしているのを知るとソジュンを責めます。
何故ソナなの? ソナは私達を家族のように慕ってるのに・・ 私たちが今のソナの唯一の繋がりなのよ!
わかってる だから我慢してたんだ でも時どき我慢が出来なくなって・・
ソナにはジェミンがいるじゃない 諦めるのよ
ボクスンは息子を諭します。
頭ではわかってるよ! でも辛くてたまらないんだ!!
ソジュンは母親に叫ぶと店を出ていきます。
ソジュン・・
ボクスンはどうしていいのかわからず狼狽します。
***
全くヘランという女はわからないわ でも私がテグクの妻になってやる
ヘンシルはマルジャの家でジェギョンとお酒を飲んだあと、またユン家に戻りました。するとジェミンから荷物を渡されます。
お帰りください 一晩の約束でしょ
会長は許してるのに何故あなたが出しゃばるのよ
父は許しても僕は許せません
ヘランさん、何か言って 出ていかなきゃダメなの?
ヘンシルはヘランに泣きつきます。
ジェミン、体調が悪いそうだから大目に見ましょ
母さん・・!
ジェギョンの部屋に早く行って
ヘランはヘンシルに命じます。
***
朝食の席でヘランはジェミンに提案しました。
ジェミン、テヤンと出かけない?
行きたいよ!
テヤンも賛成します。
ヘランはソナを誘うようにジェミンに言いました。ソナを入れた四人は恐竜博物館に出かけました。恐竜が大好きなテヤンは館内を喜んで走り回ります。互いに写真を撮って四人は家族のように楽しい時を過ごしました。
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
遊び疲れてテヤンは帰りの車の中で眠ってしまいます。ソナは自分だけがテヤンと離れることに寂しさが募りました。けれど気丈にジェミンに言いました。
ジェミンさん、ありがとう ここで降りるわ
抱いていたテヤンをヘランに渡してソナは車を降ります。そして走り去る車をいつまでも見送っていました。そんなソナにヘランは目を潤ませます。
ビンナ、息子と離れるのが辛いのね・・ いつか必ずあなたのところへセビョクを返してあげる それまで待っていて!
ヘランは心の中で叫びました。
***
株主総会にジェイキャピタルの代表理事が出席することになり、テグク製菓は騒然となります。
いったいどんな人なのかしら
皆は興味津々です。
今回の株主総会ではテグク製菓の新しい社内理事を選任することになっていました。そして大株主のジェイキャピタルの代表理事が有力でした。
そしていよいよジェイキャピタルの代表理事がやって来ますが、現れたのは何とソナでした!ユンもジェギョンもサンヒョクも仰天します。
どうしてポン・ソナが代表理事なのよ? ありえない!!
ジェギョンは動転します。
ジェイキャピタルの代表理事を社内理事に選任する案を提案します
ジェミンが告げました。
冗談じゃないわ!
ジェギョンはソナが理事になった状況を考えて戦慄します。
私も社内理事に立候補します!
社内理事の座は二人で争う事になりました。
64話
ソナが代表理事だなんてありえない! 絶対推薦しないでください!!
ジェギョンはユンに懇願しました。
ジェームズ・カンが退任してポン・ソナが新代表になったんだ 大株主だぞ 少数株主らと大株主数名が推薦しただろ
それは前代表の時の話ですよ
どうせ株主総会では選ばれない 経験もない若輩ものだ
ユンは言いました。
***
理事選で優位に立つためにジェギョンは知り合いの記者にインタビューを頼みます。庶民らしさをアピールしようと義母の店でテヤンとサンヒョクと一緒に仲の良い家族関係を演出しました。四人の写真の載った記事はさらにジェギョンの評判を上げました。
ユンはジェギョンの記事を読みながらナム秘書に話します。
素性のわからない女を理事にするわけにはいかんな
もみ消した事件を蒸し返される恐れがあります
ナム秘書は言いました。
レシピ流出やジェギョンの横領、テレビ通販番組の件も調べて暴こうとするかもな 私の対応が不十分だと非難される なんとしてもジェギョンを理事にしないと
ユンは眉を寄せます。
***
ジェギョンとサンヒョクは筆頭株主のヤン会長のオフィスに行きます。
本物のお金持ちよ 設立当初から株主だった 私を可愛がってくれたから頼みも利いてくれるはず
ジェギョンは言いました。
味方にできれば安泰だな
もちろん! 他の株主とも親しいしね うまく丸め込むわ
ジェギョンは笑います。
***
けれどジェギョンの前にすでにソナがヤン会長と会っていました。ソナはテグクグループ売上改善の計画書を会長に示します。
投資会社の代表理事か 提案もよく出来てる
会長は褒めました。
ありがとうございます
ソナがお礼を言っているとジェギョンがノックして入って来ました。
おじさん、お話があります
なんだ 来客中だぞ
ポン・ソナの話を信じないでください 彼女は前科者ですよ
ジェギョンの言葉にヤン会長は驚きます。
***
この女は理事になって会社を牛耳る気です
ジェギョンはヤン会長に訴えました。ヤン会長はしばらく考えてから言いました。
ポン・ソナさん、帰ってくれ 私は君のことを知らない 今明らかなのは君が前科者だということだ 悪いが手助けは無理だ
ヤン会長は席を立ちました。
***
帰ろうとするソナにジェギョンは声をかけます。
無駄骨だったわね 会長は騙されたと言ってるわ 簡単には許さないわよ 理事になるのは諦めなさい
<画像出典>https://kdm-a.com/secondhusband
ユン・ジェギョン、私の鉄則はいつも”目には目を”よ 油断しないことね
ソナはジェギョンを一瞥すると歩き去りました。
***
ソナは駐車場でジェミンの車に乗ります。
どうだった? 助けてくれるって?
ジェギョンのせいでヤン会長の票は無理かも
え? じゃあ俺が会長と話をしようか
いいの 私が前科者だと知って怒ってるからきっと会ってくれないわ
ジェギョンの奴は卑劣だな
ジェミンは憤慨します。
他の株主に会うには時間が足りないわね
ジェームズも動くから心配するな
いいの 私がもう一度会長と話してみる 忍耐と誠実さを訴えるわ
それなら俺も一緒に行くよ
二人は車を降りて会長室に戻ります。
***
ヤン会長のところに義兄とソナが通ってる?
サンヒョクはジェギョンから話を聞きます。
無駄な努力よ 株式総会は目前だし会長は強情だもの
他の大株主は?
ヤン会長は私の味方よ 他の株主も従うわ
ジェギョンは勝ち誇ります。
***
ヘランはカンとお茶を飲みます。
ソナが少数株主の集まりに行ったの?
はい、評判は上々です
ヤン会長側は?
打つ手なしのようですね
カンは苦笑します。
ヤン会長も仕方ないわね
ユン・ジェギョンは多くの支持を集めています
何とかしてソナを理事にしなきゃ いいわ 私がヤン会長を説得してみる
ヘランは言いました。
***
株式総会の日になります。
理事選に優勢なジェギョンは最後の仕上げをスチョルに指示しました。スチョルはバイクで歩いてきたソナの足を傷つけると走り去ります。
時間がないけど戻らないと
ソナはボクスンに痛めた膝の手当をして貰いました。
だけどこの時間にバイクが通るなんて変ね 取り締まりが厳しいのに
ソナが総会に行こうとすると今度はマルジャから電話が来ました。
ソナ、大変なのよ テヤンが・・
テヤンがどうしました?
ソナは急いでマルジャの家に向かいます。
***
臨時株主総会の会場でジェミンは困っていました。
時間なのにソナさんが来ない どうしたんだ?
ジェミン、ソナは?
ヘランがそっと訊ねます。
電話にも出ないんだ
何かあったのかしら
二人は心配します。
***
実はスチョルの他にマルジャにもジェギョンは罠を頼んでいたのでした。
私が理事になればサンヒョクさんも専務理事になれるんです
サンヒョクのためにマルジャはソナを罠に嵌めることを請け負います。
ソナが家に行くとマルジャはぼんやりしていました。
テヤンはどこを怪我したんですか? テヤンはどこです?
あら、ソナ、私は夢を見てたみたい 現実みたいであなたを呼んじゃったわ
マルジャは笑い出します。
お義母さん、ジェギョンに何か言われましたね
ソナが家を出ようとするとマルジャは足にすがりました。
行かせないよ!
***
ジェギョンは理事選で演説します。
私は数々のヒット商品を手がけてきました みなさんもご存知のことと思います・・
ジェギョンが演説を続ける中、ジェミンは諦めきれず会場を出てソナを探しました。するとヤン会長がやってきます。
投票はまだだな
ちょうど今からです
会長、いらっしゃい!
演説を終えたジェギョンがやってきて会長と会場に入ります。
ソナさんは?
カンがやってきてジェミンに聞きました。
まだです
仕方ないな 中に入ろう
理事選は最終段階に入りました。
ポン・ソナさんが到着していませんが投票を行います
その前にソナさんの演説動画を準備したのでご覧ください
***
ソナは邪魔するマルジャをふりきってなんとか会場につきましたが理事選は終わっていました。
終わっちゃったのね 大変・・
ユンとヘランが出てきて無言でソナを見ます。
遅いじゃないか!
ヤン会長がソナを叱りました。
遅くなり申し訳ありません
けれどヤン会長は笑いました。
おめでとう ポン理事
え?
ユンは不機嫌に歩いて行ってしまいます。ジェミンが来てソナに言いました。
賛成が59%でテグク製菓の理事になった
何て?
ソナは目を見張りました。ヘランがソナに微笑みます。
おめでとう ポン理事
ポンさん、期待してるよ 君の案は素晴らしかった 売り上げを伸ばそう
ヤン会長はソナを激励します。
ありがとうございます ご期待にそえるよう頑張ります
ソナは天にも昇る思いです。
***
会場にも現れず演説も動画だったくせにどうして理事になるのよ? どんな手を使ったか暴いてやる!!
ジェギョンは口惜しがります。
調べたが詐欺じゃなかった
サンヒョクは言いました。
ソナを探っても意味がないよ
そうね 株主が惑わされただけよ ヤン会長にまんまとしてやられた
ジェギョンは悔しがります。
***
ソナとジェミンはオフィスで話しました。
演説動画を用意しておいて良かった
なかったら選ばれなかったかも
ジェミンは言いました。
でも株主の多くはジェギョン側だと思ってた どうして選ばれたのかしら
君の頑張りが報われたんだ
え?
ヤン会長も味方についたし少数株主たちの心も掴んだのさ
本当に?
カン社長の働きかけで少数株主たちが事前に電子投票してくれた 父とジェギョンは虚をつかれたな
ありがとう ジェミンさんとチュ理事には感謝してる
これからが本番だ ジェギョンに強烈な一撃を食らわせるぞ
ジェミンは笑います。
***
少数株主の委任状を集めたあの男は誰なの?
ジェギョンはヘランの写真に写っていた男だと気づき、オフィスを出ました。するとソナとカンが歩いているのを目撃します。
待って
ジェギョンは二人を呼び止めました。
チュ理事と面識が?
ジェギョンはカンに訊ねます。
はい 投資の相談を受けました
投資の相談?
私が忙しい時は他の社員が相談に乗りました
ジェギョンは笑いながら訊ねます。
会社でなくホテルで相談を?
理事が出張相談を希望されて2回ほどホテルに行きましたが、詳しいことは理事に
話は済んだ?
ソナが聞きました。
行きましょう
二人はエレベーターで降りました。
***
マンシク社長から遺産を相続した件はご内密に
カンはソナに頼みました。
何故ですか?
社長の死後ポン製菓を狙う連中がいました 娘が引き継いだと知ったら黙っていません
どういうことです?
話せば長いので後に詳しく話します お嬢様のためですよ
カンはソナを見つめます。
時が来たら全て話します それまではお父様のお名前とお父様がポン製菓の社長だったことは内密にしてください
***
マルジャはジェギョンがテレビに出たおかげで店が大繁盛だと喜びます。その時サンミが店に入って来ました。
母さん、大変よ ソナさんが・・
ああ、ソナが株式総会に間に合わなかったって?
何故それを?
それでジェギョンは理事になったんでしょう?
違うわよ 理事になったのはソナさんよ
え?
マルジャは仰天します。
***
マルジャはお花を持って韓屋にやって来ました。
一体何の用です? またソナをいじめに?
ボクスンか苛立ちます。
人聞きの悪いことを言わないで 嬉しくてお祝いに来たのよ 理事になったでしょ
そんな仲ですか
ソナは呆れます。
寂しいこと言わないでよ
マルジャは無理やりソナに花を渡しました。
何はともあれセビョクがいる限り私たちは家族じゃない
ふざけたこと言わないで! 帰ってください
ボクスンが声を上げます。
なによ 金持ちになったソナの恩恵を受けようとしているくせに ソナ、裏切られないように気をつけてね
いい加減にして! ソジュン、悪鬼を追い払う小豆を持ってきて
誰が悪鬼よ? 失礼な!!
お引き取りください! 来るたびにおばさんを刺激しないで
マルジャは花を返され追い出されました。
***
ヘンシルはヘランのいない間夫婦のベッドに寝転んでいました。
ユン・テグク このベッドは私と使うことになるわよ
そしてクローゼットを開けてヘランの服を物色しているとヘランが帰ってきました。
まずい 見つかっちゃう
ヘンシルはクローゼットに隠れます。
***
ヘランが部屋に入るとヤン会長から電話がかかってきました。
あら、ヤン会長 お礼を伝えようと思ってました ・・え? 私の話を聞いて正解だったと?
ヘランが楽しそうに話すのをヘンシルは扉を少し開けて覗き見します。
(ヤン会長? 浮気相手かしら)
チュ理事のおかげで彼女の誤解が解けたよ 金を追いかける奴より仕事に夢中な奴の方が自然と金を引き寄せるもんだ
ヤン会長は言います。
(何を話してるの? 愛の告白かしら)
ヘンシルは興味が尽きません。
どこが気に入ったと思う?
どこですか?
ヘランはヤン会長に訊ねました。
(あら? デートの約束??)
パンと菓子を作っている時が一番幸せらしい グローバル企業が最終目的じゃないと いい商品を作る喜びを社員に感じて貰い、それを口にする消費者たちに”幸せ”をプレゼントしたいそうだ
プレゼント?
(え? プレゼントを貰うの?? 金持ちなのね)
ヘンシルは誤解しまくります。
(あ、足が痺れた・・)
クローゼットに気配を感じたヘランは扉を開けました。ヘンシルは手を合わせてヘランを見上げます。
ヘランさん、許して 反省してます
***
ボクスンとソジュン、ソナとジェミンはこれからの対策を練ります。
理事になったからって喜んでばかりいられない 危険でしょ
お茶を出しながらボクスンは言います。
おばさん、ジェギョンに復讐するために理事になったんです
だけど経営の知識なんてなかなか身につかないだろ?
ソジュンが心配します。
カン社長に教えて貰ってる ねえ、ジェミンさん 会社の書類を私に見せて大丈夫なの? 会長にバレたら?
大丈夫さ ジェギョンの不正に関する資料とテグク製菓の問題点に関する外部コンサルの意見だ
ソナは渡された書類を見て言います。
会社を刷新する必要があるわね
不正を働いたのは事実だけど警察に引き渡せるか? 会長が黙ってない
ソジュンが口を挟みます。
今度こそ絶対に見逃さない
ジェミンは言いました。
***
会社を追い出されたからポンが復讐を企ててると?
ユンはジェギョンとサンヒョクの話に気色ばみます。
間違いありません
ジェギョンは言いました。
彼女の後ろ盾は?
セキュリティが厳しいのでなかなかわかりません 手こずってます
サンヒョクは話します。
社長は二重国籍を持つジェームズ・カンですが、実質的なオーナーはわかりません
敵の正体がわからないとやりにくいな 政財界の大物だと下手したら返り討ちに遭う
ユンは思案げです。
ポン・ソナにそこまでの人脈はないかと
どうして君にわかる
ユンはサンヒョクに問いました。
いえ・・
あの、お父さん いつうちに帰れば?
また、その話か? テヤンの寝顔を見て帰れ
ユンは拒否します。
***
ジェギョンがテヤンの部屋に行くとヘランが出てきました。
寝たから入らないで
寝顔だけでもみたいです
ジェギョンが入ろうとするのをヘランは止めました。
テヤンを利用してるくせに母親ヅラしないで
理解不能です 何故ジェイキャピタルへ?
連絡を受けたわ 私の担当者に会ったそうね
不倫関係でもないのに何故隠そうとしたんです? 全く理解できない
不倫に仕立てて私を脅そうとしたあなたこそ理解不能だわ
ヘランはジェギョンを睨みながら話します。
ジェイキャピタルは会社の株を買い集めていたから私も秘密裏に調べてたの 収穫のないまま主人にバレたら不倫だと誤解される 大株主のカン社長にも迷惑がかるから反論しなかっただけ
信じられないわ
信じなくてもいいわ ポン・ソナが理事なのは気に食わないけど、彼女のおかげでお父さんにも全て話せる ジェイキャピタルが表に出てきたから隠す必要もなくなったもの
騙そうとしても無駄です
ジェギョンはヘランの話をはねつけます。するとヘランは笑いました。
あなたも気の毒ね 切り札がなくなってしまった テヤンの問題をお父さんに相談するわ
お母さん!
不倫を暴露すれはいい 私はテヤンの件をバラすわ これで平等ね
お母さん! それは・・
これ以上忍耐力を試さないで あなたのためじゃなく家族の平和のために耐えてるの
ヘランは言いました。
◆ドラマ「二番目の夫」第13週(第62~64話)の感想
ソナ、力を着けましたね!これからグイグイジェギョンたちを追い込んでいきそうです。気掛かりなのはテヤンとサンヒョクの親子関係・・ソナはもうサンヒョクには未練がなさそうだけどテヤンは父親のことが好きみたいだし、ジェギョンのことも大好きだから子供心を傷つけず事を成すのは大変そうです。テヤンがジェギョン以上にソナを好きになる日も近そうですが・・早くヘランと三人で本当の家族だと打ち明けて貰いたいものです!!
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