韓国ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」第三週で刺客をやめてタルと平和に暮らすカジンに非情な運命が訪れる!その第6~8話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もテレビ東京放送の韓国ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(第6~8話)について書きたいと思います。

タルが処刑されたオン将軍の息子だと知ったカジンは父の罪に苦しむ・・

テレ東で平日月~金曜 朝8時15分から放送中

キャストとこれまでの話

<第1,2話>  <第3~5話>

ドラマ(第6~8話)のあらすじ(ネタバレ)

【第6話】

タル(ナ・イヌ)は、幽霊谷の村長サ・ウナムカジン(キム・ソヒョン)のことを話します。

名前しか知らないと 頭を打って記憶がありません 元気になるまで幽霊谷に置いて下さい

天誅房の刺客だろ 仲間が黙っているか 連れ戻しにきたらどうする?

サ・プンゲが口を出します。

刺客は辞めるそうだ あいつが言ってた

タル、幽霊谷は生き残った順奴部族や様々な事情を抱えた者がひっそりと暮らす村だ

ウナムは言いました。

あの娘の事情はわからぬが、万が一幽霊谷を危険にさらしたら村長の私がただでは置かない

俺が責任を持ちます

タルは告げました。

信じているぞ

はい

父さん!

プンゲは不満そうです。

プンゲ、タルが責任を持つのだ 四の五の言うな 

・・わかったよ

タル、お母さんが心配している 会ったのか?

ウナムはタルに聞きました。

・・え?

***

タルは小屋に帰ります。

母さん、腹が減った 飯くれよ 飯!

このバカ息子! どこをふらついてた

サ氏夫人が棒を振り回しながら出てきました。そしてタルをぶとうとします。

お仕置きだ!

母さん、落ち着いて! 痛いから

タルは逃げ回ります。

ごめん! 悪かった

***

あいつは身も心もボロボロだ

小屋に落ち着いたタルはサ氏夫人に話しました。

行き場がないから村の空き家に

サ氏夫人は繕いものをしながら舌打ちしました。

天女に勝るべっぴんかい? 綺麗すぎてドキドキか?

え?

うまく口説いて嫁にする気か

母さん、変なこと言うなよ 俺があのカジンと? 話にならない

タルは戸惑います。

頭を冷やしな 何故刺客になったのかあの娘に聞いたのか?

過ぎたことよりこれからちゃんと生きることが大事だろ

タルは小屋を出ていきます。

タル! 全く すっかり骨抜きにされたね

夫人は嘆きました。

***

モヨンは王宮で警護するゴンに会いにいきます。

自らお出ましとは急用か?

とんでもない 天気がいいので散歩に来ました

モヨンは黒い覆いの下から顔を覗かせて話します。

高句麗最大の薬草店の主が呑気なものだな

王宮で亡霊騒ぎが起きて王様が大がかりなお祓いを命じられたとか

物騒なご時世だ 妙なこともある 散歩を楽しんでくれ

ゴンは仕事に戻ろうとします。

薬草採りが通うテソン山という山があります 先日そこからある男が来ました 連れていた娘が例の人相書きとよく似ていました

ゴンはモヨンに近づきます。

本当か?

まあ、私の見間違いかも・・

テソン山か

ウォンピョがモヨンと話すゴンに気づきました。

へ・ジウォル殿の養女で長白薬草店の主です

部下が話しました。

王に与えている薬もあの娘が作っているそうだな

ウォンピョは言います。

そうです しかし何故ゴン様と・・

近いうちにあの娘を連れてこい

ウォンピョは命じました。

***

タルはカジンの家の修理を始めます。村人は材木を運ぶタルを見て呆れました。

一人でやる気なのか 無理だと思うけどな

タルは誰より怪力だろ

世帯を持ちそうだね

タル兄ちゃんは優しいだけだよ!

ウォルは怒ります。

やっぱり手伝うか

なんでよ 二人で何してるかわからないよ

皆はクスクス笑います。

いいから仕事しよう 責任持つって言ってるんだ 勝手にさせろ

プンゲが言いました。

***

タルが家に行くとカジンはまだ寝ていました。タルが掃除道具を置くとカジンは面倒そうに起き上がります。

いいか 俺はほんの少し手伝うだけだからな

タルはカジンに箒を投げました。

早く始めろ

***

タル!

タルとカジンが家を直していると村人たちがやって来ました。

みんな揃ってどうした?

お前一人じゃ無理だろ?

こんなの朝飯前だ

さっき屋根から落ちてただろ?

村人たちは手伝い始めます。

日が暮れる前に終わらせよう!

皆が手伝ってくれたので壊れた家は住めるようになり、かまどの火も燃え部屋は暖かくなりました。

***

何故親切にしてくれるの?

カジンはタルに聞きました。

私は何も返せないのに・・ どうして?

お前は自分を大切にしないからな 一人くらい気遣ってやらないと 俺じゃ嫌か?

カジンは笑って横を向きます。

無駄に頭を使うな 体を使った方がいい それじゃ家の用があるから帰る お前も休め

タルは帰って行きました。カジンは静かに微笑みます。

***

村人たちは外で集まって食事を始め、カジンも誘われました。

お姉ちゃん、ここで一緒に食べよう

ウォルがカジンを座らせます。

今日は祭祀の日だからたくさん食べな

村の女も勧めます。

今日は誰の祭祀なの?

カジンはウォルに聞きました。

ここで一番偉い将軍様だって 村のみんなを救うために死んだらしいの

その方のことは順奴部族が詳しい あとから来た俺にはよくわからん

タルを見ればよくわかるだろ

村人たちが話します。

シカ・・? 何故オン・ダルを?

カジンは訊ねます。

兄ちゃんは将軍様の息子なの オン・ヒョプ将軍

ウォルが教えました。

オン・ヒョプ将軍?

***

タルは将軍の墓の前で跪きます。

みんなは元気です 父上の望み通り どうか安心してください

後ろに立つウナムやサ氏夫人たちも祈りを捧げます。

カジンはタルたちを遠くから見つめました。

タルは将軍の息子だった あの日寺まで連れていってくれて・・海に落ちた少年

タルたちが去るとカジンは将軍の墓の前に膝をつきます。

あなたは私たちのせいで犠牲に・・

カジンはとめどなく涙を流します。

***

ゴンは部下を連れてモヨンから教えられたテソン山にやって来ます。一行は紐を巡らしお面を飾った奇妙な場所まで来ました。

この先は行けないそうです 高句麗に見捨てられた幽霊が出るそうです

部下が説明しました。

そうか

ゴンは紐に吊られたお面を取ると放りました。

では来て正解だ

ゴンは道を塞ぐ紐を切りながら歩きます。

王女の亡霊を探すのだ

***

タルは食事を持ってカジンの家に行きますがカジンはいませんでした。

どこに行った?

タル兄ちゃん!

ウォルが駆けてきました。

ウォル、カジンを知らないか

家にいないの? あのお姉さんたらご飯の途中で慌ててどこかに行っちゃったの

本当か?

出ていったのかな

そんなことはない

タルはカジンを探します。

***

カジンはタルのことを考えながらふらふらと歩いていました。

どうして気づかなかったんだろう・・

ヨム・ガジン!

村人たちが松明を持ってカジンを探していました。

カジン、どこだ?

タルもカジンの名を呼んでいました。

お姉さん!

ウォルも声を張り上げます。

誰を探している?

ゴンが来てウォルに訊ねました。

・・犬です

ウォンは咄嗟に嘘をつきます。

犬を探してこの騒ぎか? お前は幽霊谷のものだな

いいえ 違います・・

嘘をつくな

ウォルが震えているとタルが来ました。

タル兄ちゃん!

ウォルはタルに抱きつきます。

向こうに行ってろ

剣を持ってるよ

早く行け

おじさんたちを呼ぶね

ウォルは走って行きました。タルはゴンを見ます。

田舎者と話す暇はない 人を探しに来た

田舎者だと? 残念だな ここに人などいない いるのは幽霊だけだ

そうか

ゴンは剣を抜きます。

じゃあ斬って見よう 幽霊も血を流すか

なんだよ おっかないな

どうやらお前は長白薬草店に捕らわれてた奴だな 王宮から逃げ出した女をどこに隠した?

さあな そんな女は知らない

そんなに血を流したいか

ゴンはタルに斬りかかりますが落とし穴に落ちました。タルはしゃがんでゴンに話しかけます。

ここまで来たのはお前が初めてだ 度胸があるな

田舎者! いい加減にしろ!

タルは立ち上がって言いました。

助けてやりたいけど無理だな 幽霊谷が世に知れたら厄介だから

お前たちに関心はない 王女を探してる

王女だと? 何を言ってる 悪いが田舎者の俺様にお前なんかと話す暇はないんだ じゃあな

タルは歩き去ろうとします。

長白薬草店! そこから王女を連れていっただろ

ゴンは叫びます。タルは驚いてゴンを見下ろしました。

お前・・今 何と言った?

お前が連れていったのは高句麗王のご息女、ピョンガン王女だ

タルは驚愕します。

***

ウォルは村人たちに助けを求めます。

大変なの! 早く来て

ウォルが叫んでいるとタルが来ました。

タル、官軍に会ったのか?

プンゲが聞きました。

カジンは?

岩場の手前に人の通った跡があったわよ

村の女が言いました。

官軍が来るなんて初めてだ

村人たちは怯えます。

官軍は俺に任せておじさんたちは村に戻って

タルは言いました。

あの女、結局問題を起こしたな

プンゲはタルに語ります。

俺が解決する

タルは走り去りました。

***

タルはカジンを探します。

あのとき・・カジンの父親が見せた首飾りは王妃様が娘に渡したものと同じだった 俺はなんてマヌケなんだ

タルは悔しがります。

ハッキリ見たのに気づかなかった

***

カジンは崖の縁に立っていました。

私はどうかしてた 私なんかが人並に生きようなどと・・ あんたとその部族を苦しめておいて 恥知らずだわ

カジンの頬を幾重にも涙が伝います。カジンは崖に向かって足を進めました。その時ぎりぎりでタルがカジンの腕を引きました。

何をやってるんだ 正気か?

放してよ

駄目だ 飛び降りる気だろ

だから放して! 私を助けたら後悔する

なんで? お前が王女だからか?

カジンは驚きます。

どうして・・

今更謝る? いっそのこと死にたいって? 死にたいのはこっちだ!

・・いつ知ったの?

今日だ ついさっき 偉そうな官軍の奴が言ってた 王女を探しに来たと

カジンはうつむきます。

なんでお前なんだ! 俺にどうしろって言うんだよ!!

タルは叫びます。

お前の父親が俺の父や俺の部族を殺した よりによってなんでお前が・・

わからない 申し訳ないと思うけど でもどうしたらいいのか・・ いっそこのまま死ねば・・

いいか、よく聞け お前の命は俺たちが守った 俺が、俺の父が、俺の部族が犠牲になって守ったんだ

タル・・

死ぬならみんなの許しを請え みんなの守った命を勝手に捨てるな

背を向けたタルの腕をカジンは掴みます。

タル・・

まずはあの官軍を・・ 片づける

私がやる 私が原因だから 私が片をつける

カジンは歩き出します。

***

官軍はあの娘を追ってきたんだ 

ただごとじゃない

村人たちは話します。

プンゲどうしよう?

ひと暴れするしかないな

プンゲは言いました。

タル兄ちゃんもいないのに?

ウォルが戸惑います。

とにかく準備して

***

カジンが落とし穴を見ると中は空でした。

私を助けにいらしたのですか?

木立の間からゴンが現れました。

それとも口封じを?

師匠、何故来たのだ?

王女様を救おうと

王女は死んだ 師匠が追う刺客ももういない

ゴンはため息をついて言います。

私の父は容易に諦めません

じゃあ死んでもらう 私のためじゃなく村の人々のために

村に手は出しません 王女様さえ無事に・・

王女は死んだのだ

カジンは首飾りをゴンに投げました。ゴンは首飾りを拾います。

王女は8年前に既に死んだ

カジンは語りました。

村に残るんですか?

そうしたくてもできない 私の父、私の国が村の人たちを苦しめたから

ならば王宮に戻りましょう

いいえ! 村が知られた以上無事に帰せない

カジンは短刀をゴンに向けます。

ヨム・ガジン!

タルが来てカジンを止めました。

お前はまだ刺客か? 命を軽んじるな

あんたのかわりに片をつける

誰が殺すと言った?

結果は同じでしょ?

カジン!

王女様に無礼であるぞ!

ゴンが進み出ました。

村のことは口外しません ゆえに私と王宮へ

桂婁部族は信じない

カジンはタルを見ました。

騙されないで

誰の忠告だ? お偉い王女様か? 刺客のカジンか?

タルは訊ねます。

すると光の玉が空中に舞い上がりした。

幽霊か・・?

タルたちは見入ります。

***

たくさんの光の玉はプンゲたち村人が火を振り回して人魂を偽装していました。ゴンの部下たちは怖気づきます。

山の霊の怒りでしょうか

たわけことを言うな

部下が矢を放ち進もうするのをゴンが来て止めました。

無駄足を踏んだ この山には何もない それに不気味だ

隊長、では捜索は・・?

王宮に戻るぞ

ゴンたちは帰って行きました。

***

村に戻ったプンゲたちを村長のウナムが叱責しました。

官軍相手に無謀な真似をするとは

でも追い払いました

プンゲは父親に言い返します。

なんだと?

まあまあ村長、そんなに怒らないで下さい みんな無事だったんですから

村の女がウナムをなだめます。

プンゲは勇敢でしたよ

するとカジンが村長の前に進み出ました。

申し訳ありません 私が来たせいです 村から出ていきます

そんな行き場もないのにどこへ行くんだい?

村の女が驚いて訊ねました。

また同じ事が起きるかも知れないし これ以上ご迷惑はかけられません

やあね それを言うならみんな迷惑だって 逃げ出してきた人ばかりなんだから

ウォルが笑いました。

実は自分が誰だかわかったんです 

カジンは言いました。

頭の怪我が治ったのか?

良かったわね

村人たちは祝います。

私が誰だかわかったら皆さんは私を許せないでしょう 私は・・

カジンが言いかけるのをタルが遮りました。

刺客だ! 天誅房の刺客だった カジンは王を殺すための刺客だったんだ

刺客?

村人はざわめきます。

だけど今は違うんでしょ 辞めるって言ったから兄ちゃんがここに連れてきた

ウォルが言いました。

村長、俺が責任を取ります カジンを連れてきたのは俺だから村長が下す処分は俺が受けます

タルはウナムに訴えました。ウナムはカジンとタルを見てため息をつきます。

もう夜も更けた みな帰れ 処分は追って下す

皆はバラバラに解散しました。

タル・・

カジンは話しかけます。

これ以上聞くな 俺にもわからない 刺客でもなんでも生きる道は自分で探せ

タルは小屋に帰ります。

***

タルはウナムにだけ真実を明かしました。

王女だと? 8年前に行方不明になったお方か?

はい 記憶を失って天誅房にいたそうです

なんてことだ・・

村のためにも追い出すべきだし本人も出ていくと行ってますが、どうしていいのかわかりません 俺の父ならどうしたでしょう?

ウナムはタルを見つめます。

オン将軍なら道理に従うだろう

道理とは?

追い出そうにもできない 引き止めても去る これ以上道理に逆らおうとするな

ですがあのとき部族は痛い目に・・ 父は罪もなく死んだ

それは王女様のせいではない

わかってます だけどあいつの顔をまともに見れません

***

カジンはサ氏夫人に作って貰った服を着て刺客の刀類は村の金物作りの足しにして貰いました。

お姉ちゃん、それを着ると完全に幽霊谷の住人だね

ウォルがカジンを褒めました。

ああ、若い娘が来て村が明るくなったな

男たちは笑います。

***

タルは食べもせず働きもせずに小屋の外の台に寝転んでいました。

あの子を連れ戻したし官軍は帰った 村のみんなも刺客だと知っても受け入れた 全く何が不満なんだ? このバカ息子!

サ氏夫人はタルに林檎を投げつけます。

約束を破って都まで行って 脚をへし折りたいけど我慢してるんだ

タルは台から起き上がります。

俺が悪かった

じゃあさっさと食事しな

罪を犯したなら罰を受けなきゃ 母さんとの約束だ

タルは出かけていきます。

全くすっかり骨抜きだ

***

カジンとウォルが洗濯に来ると川が乾いていました。

井戸も小川もカラカラね 日照りが続いたら干からびちゃう

少し上に行こう

カジンが話しているとタルが鍬を持って通り過ぎました。

タル兄ちゃん、無視して行っちゃった 昨日から変だよね 喧嘩したの?

喧嘩する資格はない タルにひどいことしちゃったから

大丈夫 タル兄ちゃんはぶっきらぼうだけど心は優しいんだ すぐに機嫌は直るから心配いらないよ

ウォルはカジンを励まします。

鍬を持って行ったから罰を受けてるんだよ

罰?

***

カジンは土を掘っているタルの所に来ました。

お母さんとの約束ね 黙って山を降りたら力仕事をするって 私のせいだから罰は私が受けないと

タルは無言で掘り続けます。

嫌がることを言いに来たの 私、幽霊谷で暮らす 亡霊扱いされる王宮に戻るのは嫌 それにもう人を殺めない

タルは掘り続けます。

畑仕事をして薬草を採りながら人間らしく生きる でもあんたが許してくれないなら出ていく

タルは汗を拭いました。

星回りが良くない 日照りが長びくぞ だから井戸を掘ってる お前のせいじゃない

だけど・・私がここに残っても平気なの?

村のみんなが受け入れた

タルは帰ろうとします。

あんたの考えは?

考え? 考えか・・ これから考えてみる

タルは去っていきます。

***

タルは金物を作っているプンゲの所へ来ました。

一緒に溶かして何か作ってくれ

タルは鍬を置きました。プンゲはカジンの持ってきた刀の包を投げます。

カジンが来て置いてった 村の必要品に作り直せって 刺客が刀を捨てるなんてよほどの決意だろうな

タルはカジンの刀を見つめました。

【第7話】

ゴンは平原王に拝謁します。王は人払いして訊ねました。

何の用だ?

王女様の幻をご覧になったそうですね

そちの父にお祓いの準備を命じたがなかなか始めん

幻ではありません

なんだと?

王女様は生きております 私は王女様にお会いしてきました

余を愚弄するな 

ゴンはカジンから受け取った首飾りを王に見せました。王は玉座から立ち上がるとゴンから首飾りを奪います。

これは・・

首飾りは昔王がヨン王妃に贈ったものでした。

王女様は何か戻れないご事情があるようで連れ戻せませんでした ですが王女様に間違いありません

王女は余を恨んではおらぬのか?

恨むような言葉は何も・・

王は首を振ります。

無情な父をきっと恨んでいるはずだ

今は無事でお戻り頂くのが第一です 不穏な勢力に知れたら・・

そちの父も含まれておろう?

父はこのことを知りません

そちのこともどこまで信じて良いのかわからんな

王女様に会いたいのなら信じて下さい 私が無事に連れ戻す手立てを探します 準備が整ったら私にご下命ください

***

ゴンはウォンピョに通じている王付きの内官を呼びました。

私は親思いでな 余計な心配はかけたくない

それは つまり・・

私はここへは来ておらずそなたは私を見ていない

何事かわかりませんがお父上に知れたら大ごとでしょう

よいか それはそなたにかかっている 口を慎み生き長らえよ

ゴンは内官を脅しました。

***

王が木蓮堂に?

ウォンピョはチン王妃と話します。

突然現れて中を見て帰ったそうです 他にも妙な点が・・

なんだ?

お酒が抜けても今日は薬に頼らず、ずっと寝所でお過ごしなのだそうです 普段と違うことをするとあの世が近いとか・・

チン王妃は笑いました。

コ・ウォンピョ様の願いももうじき叶うようですね

ウォンピョはお茶を置きました。

大業はまぐれでは成し遂げられない 王は王女の亡霊を恐れているのだから王女を本物の亡霊にしてやらねば

***

ウォンピョはゴンに訊ねました。

山にまで行って何故手ぶらで戻った

後でもっと大きな土産をと 

王の様子がどうもおかしい 早急に王女を殺せ さもなくば私が動く

ゴンは父親に近づいて言いました。

国事でご多忙でしょう 私にお任せを

ゴンは頭を下げて部屋に行きます。

***

ゴンは長白薬草店を捜索します。

夜更けに何事ですか

ゴンはモヨンに向き直りました。 

違法な薬剤があると聞いて確認に来た

ゴンは薬草を嗅ぎます。

これは高句麗で採れる薬草ではない 百済か新羅では?

王宮守備隊が薬草店の仕入れまで管理を?

国法で禁じられた密貿易を罰するのは我々の務めだ

部族長会議でも黙認を

よいか 私は王を守る守備隊長だ 部族長などには従わん

ゴンは部下に命じました。

あるもの全て燃やせ

は!

薬草店は壊され始めます。モヨンはゴンの肩に触れて言いました。

中にお入りください

***

店の薬剤を守るにはどうすれば?

モヨンはゴンにお茶を出しながら訊ねます。

先日のそなたからの情報はなんの役にも立たなかった 刺客などどこにもいなかった

・・そうですか?

父に急かされているが刺客の行方はわからぬままだ そこで密かにそなたの力を借りたい

薬草店の主が役に立ちましょうか?

ゴンはすましてお茶を飲むモヨンの手首を握ります。

コ・ゴン様!

王宮に妙な薬を届けているな 王を朦朧とさせる薬を しかも効き目を徐々に強めている

濡れ衣です

ゴンはモヨンの手を見つめました。

さすがだな 嘘をついても脈の早さが変わらない

モヨンは手を払いました。

戯れが過ぎますよ

戯れ?

ゴンは薄ら笑いを浮かべます。

そなたの知恵と度胸が必要だ 嘘を真に思わせるその才覚が

***

カジンはタルに貰った木彫りの人形を返そうと小屋に行きます。

お元気でしたか?

カジンはお弁当を作っているサ氏夫人に挨拶しました。

朝っぱらから何の用だい?

タルに返したい物があって・・

置いていきな タルの奴、夜明け前に何も食べずに出ていった

井戸を掘りにですか

バカ息子の行き先なんて知らないよ それで何を持って来たの?

たいしたものでは・・ 会って返します

それならこれも届けておくれ

サ氏夫人は弁当をカジンに渡しました。

***

タルが井戸を掘りに行くとカジンが先に来て掘っていました。

こんな小さいのじゃちっとも掘れない 鍬を貸して

出ろよ

タルは怖い顔で言いました。カジンは穴から出ます。

私も村の住人よ 手伝うわ 私に任せてご飯を食べて 食べないからお母さんが心配してた

カジンは弁当を差し出しました。けれどタルは弁当を放ります。

もったいないじゃない 私が憎いのはわかるけど物に罪はないわ

カジンにそう言われタルは弁当を拾います。そして土を掘り始めようとするとカジンが話しました。

8年前は幼かったの 何が起きてるのかわからずに怯えるしかなかった なのに何故私が罪を償うことになるの? 私も悔しい 腹が立つわ

カジンは泣き出します。

だけどあんたさえわかってくれればいい、そう思った そしたら過去は忘れられる 私も幽霊谷で幸せになれるって・・

タルはカジンを見て言いました。 

誰がお前のせいだと言った? 俺も辛い お前が心配で気遣いたいのに・・できないんだよ お前を見ると父を思い出すから

カジンはうつむきます。

父を目の前で殺された そんな父や部族のみんなに申し訳ないだろ? ”王の娘だけど構わない” そんなの都合よすぎるだろ?

カジンはタルを見上げました。

なんの罪もない私たちが罰を受けるのね

カジンは涙を拭いました。

話してくれてありがとう 

カジンは木彫り人形をタルの手に握らせます。

これは返すね 早く水が出ますように

カジンは去って行きました。

***

”罪もない私たちが罰を受けるのね” 

タルは鍬を放りだして村を出ていくカジンを追いました。

カジン! 行くな

タルはカジンの腕を掴みます。

ここでヨム・ガジンとして生きろ 畑仕事をしたり薬草を採って

タルはカジンを抱きしめました。

好きに生きるんだ 王女でも刺客でもないお前はカジンだ そうだろ?

じゃあ・・ 私を許してくれるの?

お前は悪くないだろ? 許すも許さないもない

カジンはタルの胸に顔を埋めます。

ありがとう

***

天誅房のジュンソの所にウォンピョから刺客の首を催促する書状が届きます。

”田舎者どもの頭に大役を任せたのに手際が悪いことこの上ない 猶予を与えてもなお刺客の首を取って来なければ己の命を縮めることになろう”

ジュンソはウォンピョの書状を破り捨てます。

王の首を取る前にコ・ウォンピョの息の根を止めてやる

ジュンソは手下たちに告げました。

***

モヨンはコ・ウォンピョの屋敷に水死体を運びます。

刺客の屍を持ってまいりました

ウォンピョはゴンに刺客かどうかの確認をさせます。

水でふやけていますが人相書きの刺客に似ています

モヨンは言いました。

これではよくわからぬな

ウォンピョは疑わしげです。

ゴンは水死体の顔を覗き込みました。

お前は剣を交えたし顔をよく見たはずだ どうだ?

ウォンピョは息子の反応を伺います。

刺客です

ゴンは答えました。

間違いないか

はい

中に入りなさい

ウォンピョはモヨンを屋敷に招きました。

***

さすがはヘ・ジウォル殿の自慢の娘だ

身に余るお言葉です

ウォンピョは大金の入った箱をモヨンに渡そうとしますが、モヨンは遠慮しました。

頂けません ウォンピョ様の恩恵に報いるためにしたことです

見上げたものだ ちょうどそなたの噂を聞き会いたいと思っていた 困った時はいつでも来るがよい

ウォンピョはモヨンに微笑みます。モヨンは頭を下げました。

父上、これで一安心ですね

ウォンピョが出ていくとゴンとモヨンは頷き合います。

***

薬草店の主がお手柄ですね

線香を立てているウォンピョに部下が言いました。

私は人の欲深さを信じる

はい?

恩恵だの 報いるだの そんな言葉を口にする輩は信用しない

何か気にかかることが?

部下は訊ねます。

***

屋敷の門までモヨンを見送りながらゴンは話しました。

随分早く死体を調達したな

都の外れには疫病や飢えで死んだ民が積み上げられています 年や容貌を合わせふやかすだけでした

モヨンは説明します。

わざと水でふやかしたのか? むごいことを

むごいことをさせたのはどなたですか? 直に報告すれば疑われると私に報告させましたよね

借りはそのうち返す

覚悟してください 利子は高いので

モヨンは微笑します。

***

カジンはタルに王宮に戻った時の話をします。

いきなり亡霊だって叫ばれた 死んだと思ってた娘が突然現れたから仕方はないんだけど

いくら亡霊だとしても自分の娘じゃないか 怖いより嬉しいと思うけど それでそのまま逃げたの?

タルは訊ねます。

もう死んだも同然だと思ったから

じゃあ弟はどうする?

再会しても私のことなんか覚えてないわ 王宮で暮らした時間は全部夢みたい 私の父さんや友達はみんな天誅房にいる

タルはカジンの話に考え込みます。

***

タルは天誅房にいる養父のドゥクを幽霊谷に連れてこようと計画します。

この家ももう一部屋増やさないとな 井戸を掘ったらお父さんを迎えに行こう

カジンは胸が熱くなりました。

タル、あんたに恩返しをしたい 私にできることはない? 何でも言って

必死に言うカジンにタルは笑います。

カジンとして平凡に生きろ 二度と刀を握るなよ

***

コンソン夫人はウォンピョに呼ばれ水死体が王女なのか確認させられます。

早く確かめろ

ウォンピョの部下が夫人を急かします。夫人は震えながら死体にかけられたゴザを持ち上げました。ゴンは夫人に王女だと言わせたいのですが、見守るしかありません。

コンソン夫人はふやけた死体を見て悲鳴を上げました。ゴンはふらついた夫人を支えます。ゴンは夫人を見てかすかに首を振り合図しますが夫人には伝わりません。

違います 王女様ではありません

椅子に座っていたウォンピョは立ち上がりました。

確かなのか?

はい 全くの別人です

ウォンピョは部下に夫人を帰させます。そしてゴンを見ました。

見間違いでしょう これは祭祀の時の刺客です

ゴンは父親に言いました。

あの者は太子を守るために私に忠誠を誓った ウソはつかない

では私がウソをついていると?

ウソなのか?

断じて違います

息子が言うことは信じてやらぬば

父上?

敵にいいように操られるな 血を流すことになるぞ

ウォンピョは出ていきました。ゴンは台を叩いて悔しがります。

***

サ氏夫人は井戸の水を汲もうとしていました。

井戸は干上がってます

カジンは夫人に教えました。

見えはしないけど音でわかる

家の水をお分けします

要らないよ タルに汲んでこさせるから

タルなら仕掛けた罠を見に行きました

母親には行き先も言わないのに・・ 全く

***

カジンは夫人の桶に水を入れました。そして山菜を選別しているサ氏夫人に話しかけます。

なんていう山菜ですか 美味しそう 

目が見えなくても耳はいいし体は丈夫だ 同情はいらないよ   

そんなつもりは・・

だったらタルに良くして貰ってるからお返しのつもり? でもあんたを特別扱いしてるわけじゃない

夫人は言います。

仏の心を持って生まれた子なの 行く当てのない者を見ると人でも獣でもほっておけない 心優しい子でね

でも家族と村の人たちが殺されたと聞きました 恨みがあるだろうに何故復讐しなかったんでしょう タルは本当にそのことを忘れたんでしょうか

カジンは訊ねます。

忘れられたら苦労しない 必死に耐えてるのよ あの日を思うと辛いしはらわたが煮えくり返るけど、人間らしく生きなきゃと思って我慢してる 

夫人は苦笑いします。

***

タルは罠にかかったウサギを逃がしてやりました。

今日はウサギは捕れなかった

あんたに任せてたら肉にありつけなさそう これから狩りは私がやる おばさんたちが困ってるから裏山の畑の石拾いをしてね あと薬草を干すときはみんなでやった方が早く済むわよ

タルはカジンをじっと見つめます。

なによ 文句ある?

違うよ お前ってそんなにお喋りだったか

カジンはタルを叩きます。

叩くなよ

家の修理は後でいいから井戸を掘るのを優先しよう 手伝うから

カジン、すっかり幽霊谷の住人だな 

タルは喜びます。

***

カジンはどこに隠れたのか 全く掴めんな

天誅房でジュンソは話しました。

もたもたしてると我らがコ・ウォンピョにやられる

ジュンソはタラ・サンタラ・ジンに命じました。

天誅房を守るためにお前たちに役目を任せる 急げ

***

チンたちはドゥクに別れを告げます。 

都に入ったら後はどうなるかわかりません お世話もできなくて申し訳ないです

危険な任務なのか?

ドゥクは心配します。

用心して言っているだけですよ おじさんは気にしないでカジンの所に

サンがドゥクを元気づけます。ドゥクは二人の手を握りました。

お前たちだって私の子供と同じだ くれぐれも気をつけるんだぞ

テソン山の幽霊谷という村にカジンはいます

チンは教えました。

幽霊谷?

三人の話をタラ・ジンたちをつけていたテモが盗み聞きしていました。カジンの居場所を知ったテモはジュンソに報告します。

***

タルとカジンは山の大岩に並んで座り視界に広がった山々を見渡します。

最高の景色だな

村での暮らしがみんな夢みたい 夢なら覚めてほしくない ずっと夢を見ていたい

じゃあ眠ってろ 起こさないから

ほんとに寝るよ

寝れば

カジンは目を閉じました。タルはカジンの横顔を優しく見つめます。

カジン、悪い記憶は消していい思い出を作ろう

タルはささやきます。

【第8話】

ゴンは密かにモヨンと会います。

門を通らずにおいでになるとは 人目を避けるご用ですか

ゴンは剣を抜くと食卓に放りました。

答えによってはそなたの命はない

お父上は死体を疑っているとか 折角信頼を得たと思ったのに逆に咎められそうです

ゴンは食卓を叩きました。

刺客の正体を知っていたな

テソン山から手ぶらで戻られたのは刺客が王女だからでは? それが重要ですか?

そなたが信じられぬ 

ゴンはモヨンを睨みます。

王には良からぬ薬を納め一方では王女を助ける 一体誰の味方だ?

モヨンはゴンに近づきます。

お父上が怖いのです 部族長会議は名ばかり 我が消奴部族もあの方に従うしかない 逆らえば血が流れます

それであちこちにツテを作り生き残るすべを探しているのか?

その通りです 罪なき順奴部族が殺されヨン王妃様も無念の死を・・

黙れ!

ゴンはモヨンの両腕を掴みます。

父上は王様に命じられ謀反を鎮圧したのだ

コ・ウォンピョ様は王様も怖れるお方 今は王女を殺めようとしています

モヨンはゴンの手を外します。

コ・ゴン様も選ぶ時が来るでしょう お父上と血まみれの道を歩むか 自ら志を立てるか

ゴンは顔を強ばらせます。剣を鞘に戻すと薬草店を出ていきました。

***

ゴンは屋敷の庭で剣を振りまわします。

空を斬って何になる

ウォンピョが来て息子に言いました。

その剣で刺客の息の根を止めるべきだった

いくら努力しても私には王女の命は奪えません その昔、父上がしたようには

ウォンピョは冷酷な目で剣を抜きゴンに言いました。

稽古をつけよう

二人は戦い始めます。ウォンピョの剣はゴンの袂を切りました。

剣とは血を飲む鉄なのだ それが怖いならかわりに鎌でも持て

剣を向ける先が重要です 外敵を斬るべき剣で王妃様を?

ゴンはウォンピョに斬りかかりました。しかし父親の剣にはね返されます。

何もかも一族のための決断だ あの時も今も だがお前は恋心に囚われ父を欺いた

膝をついたゴンは立ち上がります。

そうです 私は愚かな息子です 

明日守備隊長の座を退け

ウォンピョは剣を放りました。

***

ウォンピョの暗殺を命じられたタラ・サンとタラ・ジンは屋敷に侵入します。見張りを倒してウォンピョの寝所に向かいますがゴンに見つかってしまいました。

何者だ?

二人はゴンと戦いますが、屋敷の者がやって来て捕らえられてしまいました。

天誅房の猟犬どもか

ウォンピョは二人を見てあざ笑います。

***

タルとカジンは井戸を掘り続けていました。そしてついに底から水が湧き出します。

水が出た!

やったわ!

二人は水をかけ合って喜びます。

***

井戸から出るとタルは大声で叫びました。

水が出たぞー!

そしてカジンを抱きしめました。

ちょっと・・

照れながらタルは離れます。

みんなを呼んでくる

タルは村に走って行きました。

水脈を見つけたか

カジンが嬉しそうに水を見ているとジュンソが木の間から現れました。

・・? 

カジンは青ざめます。

***

村人たちはタルの掘った井戸の周りで歓声を上げました。

水が出てきた!

やった やった

ウォルが拍手しました。

さあみんなでもっと掘ろう

村人たちは笑顔で井戸に降ります。

***

ジュンソはカジンを天誅房に戻すためにわざとタラ・サンとタラ・ジンをウォンピョの暗殺に向かわせたのでした

捕まったタラ・サンとタラ・ジンを救うためにカジンはもう一度刀を握らねばならない

ジュンソは養父のドゥクに話しました。

***

村は水が出たことで喜びに沸いていましたが、カジンだけは沈んでいました。ジュンソと会った時の会話がカジンの頭を離れません。

なんとも不思議な縁だな

ジュンソは言いました。

オン・ヒョプの息子に助けられるとは

私が王女だといつからご存知でした? 王女である私に王を暗殺させようとしましたね

王女が王を殺せは高句麗は大混乱に陥っただろうに 実に残念だ

よくも、そんな・・

カジンは憤ります。

私を殺すのは容易だがヨム・ドゥクは無事では済まぬ きっと今も笛を作りながらお前を待っている もう十分休んだはずだ 天誅房に戻ってこい

刺客は辞めると言いました 私はここで静かに暮らします

ジュンソは声をあげて笑いました。

カジン、人には定められた運命がある タラ・サンとタラ・ジンがウォンピョに捕まった お前の役目を代わりに務めたからだ これからどうするかはお前が決めろ

ジュンソはそう言うと去って行きました。

***

ヘ・ジウォルとモヨンはチン王妃やヒョン妃に宝石を贈ります。

王妃様にご満足頂けるとは 恐れ多いことでございます

ジウォルは言いました。

とんでもない 思いがけず貴重な贈り物でした

チン王妃は謝意を示します。

ああ欲しいものだらけだわ

ヒョン妃は感激してため息をつきました。

好きなものを選べ   

王妃は妃に言いました。

本当ですか

ヒョン妃は喜びます。

モヨンと申したな  

チン王妃はヘ・ジウォルの後ろに控えているモヨンに呼び掛けました。

はい 王妃様

物を選ぶ目も大したものだが、王子まで菓子でもてなすとは感心した 才覚のあるご息女で心強いでしょう

王妃はモヨンを褒めました。ジウォルは頭を下げます。

薬草と医術にも秀でておりますゆえ近くに置けばお役に立てるかと

***

大金を使いすぎた! あの半分でも十分喜ばれたであろう

ジウォルはモヨンと王宮を出ながら失った金を惜しみます。

小枝を燃やすより薪をくべて火を起こすのです

その火がコ・ウォンピョの心も溶かすと言うのか そう簡単に人を信じない人間だぞ

天下を取った男も枕元での訴えには弱いものです

モヨンは笑いました。

ということは王妃が密通しているという噂は事実なのか?

王宮で知らないのは王様だけかと思っていたらお父様も初耳でしたか?

二人が話しているとコ・ウォンピョとゴンたちが通り過ぎました。

王様の所へ何をしに行くのだ?

ジウォルは首を傾げます。

早急にコ・ウォンピョ様の信任を得ましょう そうすればあの中に入り込めます

***

平原王はコ・ウォンピョたちに王女が生きていることを知らせます。

コ・ウォンピョ殿はどう思われる?

王は問いました。

亡くなったと思われていた王女様がご存命なら実に喜ばしく奇跡と言えましょう 誰がその吉報を王様に?

それは重要ではない  

平原王はウォンピョに近づきます。

王女が生きていることが万が一でも憂いになってはならぬ そのことを論ずるためにそちを呼んだのだ

国中が喜ぶことですのにそのような・・

王女が消えた当時大勢が傷つき死に至った それがまた知れ渡れば困ったことになろう

良からぬ噂が立たぬよう備えます ご安心ください

ではまず王女を探し出せ 

王はゴンを見ます。

コ・ゴン隊長 頼んだぞ

・・承知しました

***

王との謁見が終わるとウォンピョはゴンに言いました。

お前を呼ぶとは王は随分お前を信頼しているようだな

私も戸惑っています

王は王女を恐れているようだ 父の醜い顔を知る娘などもはや我が子ではなくあの世の使いだ

ウォンピョは話します。

***

カジンは村長のウナムの所へ行きます。

タルが村長にだけ私の素性を話したと聞きました それで伺いたいことがあります

それでは中へ・・

あの時オン・ヒョプ将軍とご一緒でしたよね?

カジンはそのまま話を続けます。

いました

では村長は私の母の最期を見ましたか? 私がイブルラン寺に行ってから何があったのです? それを知りたいのです

もう過ぎたことです 知ってどうなさるんです?

もしやその場にコ・ウォンピョが来ましたか?

ウナムはカジンを黙って見つめました。

来たんですね

ウナムはカジンにヨン王妃がウォンピョの矢に射られたことを告げました。

王妃様は最期まで順奴部族と共におられました 決して気概を失わずに

カジンは溢れる涙を拭いました。

恩に着ます 悩みを抱えていましたがすっきりしました

ウナムは出ていこうとするカジンに言いました。

王女様、復讐などおやめください 王女様がここに来られたのは平穏に暮らせというヨン王妃様のご意思やもしれません  

タルにも似たことを言われました ご心配なく

カジンは出ていきます。

***

明日都に薬草や皮を売りに行くから必要な物があったら買ってくるよ

タルはカジンに話しました。

いらないわ 気をつけてね

カジンは笑います。けれどタルは意を決したようにカジンに言いました。

ところでお前さ、昨日から変だ 折角水が出たのに

どこが?

俺と話そうとしないし、一人でぼんやりしてる

そんなことないわよ

それとも俺に不満でもあるのか?

変なこと言わないでよ 暇なのね

カジンはタルの背中を押しました。

さあ、もう帰って

***

”謎の刺客がコ・ウォンピョを襲いました”

モヨンは何者かに手紙を書いていました。

モヨン、何をしている?

ジウォルが娘を呼びました。

例の店を見に行くんだろう?

今行くところですよ

お前が出遅れている間に誰かが買い取ってしまったかも 財物というのは勤勉な上にさっさと動く者について来るものだ 

お父様のその話は何度も聞かされています 話は済んでいるので後は見に行くだけです

少しでも難があれば必ず値切れ

とんでもない 難がなくても値切りますよ

そうか

ジウォルは満足そうにモヨンの肩を叩きました。

***

モヨンは店に行くとある部屋の扉を開けました。

何もいらないぞ

ゴンは振り向くとモヨンに気づきます。

薬草売りがこんな店に出入りを?

利益が見込めるので買い取ろうかと

金になることならなんでもするんだな 抜け目なさに感服するよ 

ゴンは酒を注ごうとします。

手酌で飲むほどお暇ですか  

その反対だ あれこれ抱えて頭が割れそうだよ

モヨンは酒を注ぎます。

愚かな知恵でもお貸ししましょうか

なぜだ? 王様に呼ばれた訳が知りたいか 聞き出した後はどちらにつくか算段する?

ゴンは笑います。

知恵など必要ない

王女のせいですね お父上は殺めたい コ・ゴン様は守りたい 難しいですね

そなたは気にするな

気になります お辛そうで

ゴンは立ち上がると部屋を出ようとします。

王女が決意して戻るべきでしょう

私が連れ戻してみせる

想いが強いのですね それは恋心? それとも忠心ですか

両方だ

ゴンはモヨンに近寄ります。

選べと言ったな 私が父と血まみれの道を歩むかどうか

ゴンはモヨンを見つめます。

賢いそなたが当ててみろ 私から血の匂いがするか?

ゴンは訊ねます。

***

ゴンは屋敷に戻るとゴンを待っていたウォンピョに言いました。

守備隊長の職を解かれ気落ちして一杯やりました 王様に隊長の職を剥奪されたことをお伝えしていませんね

おかげで助かった

ウォンピョは息子に礼を言います。

刺客どもは明日民の前で首をはねられる 馬と鎧で武装した騎兵300、歩兵300を与える

え?

王宮守備隊より多いぞ 率いる自信は?

どこを討つのですか?

***

カジンはタルの木彫り人形を置くと出立の支度をします。

ごめんぬ 一度だけ 友達を助けたら帰ってくる

カジンは夜の闇の中を走りました。

***

桂婁部族の兵が動くそうです

チン王妃は父親のチン・ピルに言いました。

そうらしいな コ・ゴン殿が率いるとか

理由はご存知ですか

わからん 桂婁部族の内情など知りようがない コ・ウォンピョ殿は腹黒いからな

お父様、王宮の内外で問題が起きているのによく平気ですね

世の中が騒がしい時は静かに様子を見るのだ 下手に巻き込まれて失敗したらどうする?

チン王妃は臆病な父親に憤慨します。

もどかしい限りです 我が子コンムがこの国の王の座に就く日まで私もお父様も気を引き締めねばなりませんに・・ おわかりですか

チン王妃は父親を戒めます。

それは・・もちろんだ

***

タルはプンゲやウォンと都に出発しました。カジンはジュンソに”タラ・ジンたちを救い出したら父親のドゥクと天誅房を去る”と告げるのでした。

逃げ切れると思うのか?

逃げ切れなかったら戦うまでです

カジンは言いました。

ドラマ(第6~8話)の感想

このドラマではタル役のナ・イヌさんはその前にタルを演じていた俳優さんがトラブルで降板したために代役に抜擢され、このドラマは最初から撮り直したんだそうです。撮りだめのために結構きつい撮影だったらしいのですが表情が豊かで元気なタルからはそんな疲れは見えませんね。カナエはパク・ミニョンさんと共演した最近のドラマ「私の夫と結婚して」を観ましたが役柄によって表情も雰囲気も全然違くてさすが役者さんだなと感心しました。

韓国の時代劇は陰謀渦巻く厳しい戦いのドラマでもコミカルな要素を入れて笑える部分もある構成になっているのがリラックス出来ていいですね。タルもイケメンなのに三枚目で親しみやすいキャラクターになってます。カジンはタラ・ジン達を救うために村を出て行きますが、再び村に戻ってタルと暮らせるのでしょうか・・。

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