中国ドラマ「宮廷の茗薇<めいび> ~時をかける恋」で気になったところと言えば・・
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🌸これまでの記事
🌸このドラマの概要
北京で働く見習い設計士の徐薔薇(じょ・しょうび)は故宮(紫禁城)を散歩しては昔日の皇帝の時代に想いを巡らせる歴史好きな女の子。
ある日故宮の中で道に迷った小薇(徐薔薇の愛称)は白髪の老婦人から道案内にと古めかしい灯籠を手渡されました。その時から小薇に不思議な出来事が起こり始めます。
小薇の部屋に置いた灯籠が輝くと辮髪姿の清朝の皇子が姿を現すようになったのです。皇子は康熙帝の十三番目の皇子、胤祥でした。
小薇と胤祥は互いに惹かれ合うようになりますが、次元の違うもの同士の恋愛は悩みも多く小薇を気遣って胤祥は姿を消してしまいます。
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胤祥を失って深い喪失感に苦しむ小薇。すると思いが通じたのか天空の星の動きの影響なのか、今度は小薇が300年前の清朝へタイムスリップしたのでした。
清朝で雅拉爾塔家の娘、茗薇として生きることになった小薇は宮廷に参内することになり、愛しい胤祥と再会し結婚。しかし皇帝の世継ぎ争いに巻き込まれて命と落とすことになります。
現代に戻った小薇は胤祥との思い出の地を旅しました。そんな旅の途中で胤祥そっくりな男性と出会った小薇は再び恋の予感を感じるのでした・・。
🌸ドラマ全体の感想
*辮髪姿の皇子たちがそれぞれのキャラを熱演!
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清朝が舞台になると辮髪の皇子が何人も出てきて、服装も似ているし誰が誰だかわからないよ~という困った感がありました。でも物語が進むにつれて皇子役の俳優さんたちが自分のキャラクターをしっかり演じていたので、逆にその個性が際立つようになってきました。ちょっと子供っぽいけど正義感にあふれた十三皇子、厳格で感情をあまり表に出さない四皇子、気弱だけれど芯の強い皇太子、策略家に見えて実は優しい十四皇子。そして四皇子に敵対する八皇子派でも沈着冷静な八皇子や激情型の十皇子などみな生き生きと演じていました。
でも十三皇子が小薇とじゃれているとちょっと清朝の皇子様という重々しさがあんまりなかった気がしましたけどね(^.^)。
*室内のセットや装飾が綺麗
皇子の屋敷や皇帝の妃の部屋などそれぞれのセットをしっかり作ってあって色彩も綺麗で楽しめました。
中国の方ってよくお茶を飲むんですね。その飲み方(蓋を何回かゆっくりずらしながら味わって飲む)が優雅でいいなあと思いました。美男や美女だと絵になるんですよね。カナエは十四皇子がお茶を飲むときの様子が気に入ってました💛。
*紫禁城の広さにびっくり
現代にいる小薇が高台から紫禁城を見渡すシーンがありましたが、180度以上に視界に広がる故宮の景観にさすが中国!とつくづく感じ入りました。
康熙帝や四皇子も城の眺めを楽しむシーンが何度かありましたね。康熙帝は十三皇子に次期皇帝を打診したり、四皇子は小薇に自分の気持ちを打ち明けたり結構重要な場面がそこで展開されていました。
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*宮廷人の使う中国語って可愛い!
美麗な妃や女官たちの猫っぽい言葉がいい雰囲気を醸し出してました!ニャニャア(お姉さまでしたっけ?)とかシュ(わかりましたかな?)とか、・・古語なんですかね。今の中国の政府の広報の方の使う中国語とは全く違う感じがします。(まあ中国と言っても広いので広東語とか、いろいろな言語があるんでしょうが・・。)
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*ちょっとなんでかな?と思ったところは・・
時を越えて愛する人を探すというロマンチックなドラマだったのですが、何故十三皇子が現代の小薇の処へやってきたのか、その理由はなんだったのかな?小薇が故宮大好き少女みたいな感じで繋がりやすかったという事かも知れないけど、前世での小薇と胤祥の縁が深かったということなんでしょうか。
小薇が不思議な老婆から灯籠を貰ったことで300年前の清朝と繋がって現れた十三皇子は実体がないはずなんだけど、小薇の部屋でランプが落ちてきたとき自分の体で小薇を守ったりキスしようとしたりしたのはどうしてできたのかな~とちょっと疑問。
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小薇が四皇子と十三皇子、どちらが運命の人だろうと迷っていた時、十三皇子に冷淡な態度をとっていてあまり好きな様子には見えなかったのに、十三皇子が小薇との結婚を諦めようとしたとき急に好きだと言い出す・・その小薇の気持ちの変化もちょっと急な気がしました。
(結婚前の十三皇子に対する小薇の態度はちょっと生意気では?と思うくらいきつかったな。年齢的に近い気安さもあったかもしれないけど・・十四皇子にもそんな態度でしたもんね。)
結婚してからはラブラブな夫婦でいい奥さんでしたけどね。
でも中国のドラマって気が強い女性がたくさん出てきますね。国民性でしょうか(はっきり自分の考えを表に出す気質なのかも)。日本に観光に来る中国の人もハイテンションになるのはわかるけどすごく賑やかですもんね~~。
*現代に戻った小薇にもうちょっと時間をかけて欲しかった・・
清朝の皇帝の後継者争いに時間をかけすぎたせいか最後の方がバタバタ収まった感がありました。小薇が別の時代からやってきたことを胤祥が簡単に納得していたり(いったいいつ打ち明けたんだ?)、茗蕙との確執でも清朝で処刑される茗蕙を助けたり、現代に戻って上司だった茗蕙の仕事を助けたことで茗蕙が改心したのはわかるんですが、茗蕙自身がどこではっきりと小薇を認めたのかわかりにくかったなあと感じました。
【加えて別の世界に行った主人公がモテるのはファンタジックな物語ではよくあることだけど、小薇は元気が良くてなんか男勝りすぎてそこまでモテるのもなあ?・・と思う所もあったりして😶。】
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以上いろいろ書きましたが中国・清朝の時代の華麗な宮廷を描いて、その時代を知らない日本人のカナエには興味が尽きず大いに楽しませてくれたドラマでした!💖。康熙帝の皇子の争いとか歴史の勉強にもなったしね(⌒∇⌒)。
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