こんにちは。コロナが収まるのかと思っていたら急激な感染状況になりましたね。これが最後の❝波❞と願いつつ予防に努めようと思います。
NHKBSプレミアムで放送中の韓国ドラマ「七日の王妃」もクライマックスが近くなってきました。以下でこのドラマ(第14話~17話)を詳細したいと思います。
弟を憎む王ユンに捕らえられてしまったヨクとチェギョン!二人の行く末は・・?
七日の王妃
七日の王妃<第14話~17話>のあらすじ(ネタバレ)
チェギョン(パク・ミニョン)は密旨の入れ墨を彫られた女が自分だと周囲に知られ、密旨を探そうとする動きが始まったことに怖れを感じます。ヨク(ヨン・ウジン)はチェギョンを心配して実家に帰しますが、ヨクが気になるチェギョンはすぐに新居に戻ってきてしまいました。しかし偶然ヨクとミョンヘの会話を聞き、ヨクが自分の入れ墨のことを知りながら何も言わなかったことにショックを受けます。ヨクは亡くなったソノの父親から入れ墨の女人の話を聞いていたのです。
憤ったチェギョンはヨクに自分の背中をさらして入れ墨を見せますが、もうそれは消されて火傷痕が残っているだけでした。ヨクはチェギョンの苦しみを知って涙を流し謝罪します。
二人で田舎で暮らそう
もう秘密は持たない、というヨクにチェギョンはあなたの命を守るものだと密旨を渡すのでした。
けれど王ユン(イ・ドンゴン)も密旨の入れ墨の女がチェギョンではないかと知り、チェギョンの父シン・スグンを呼び出します。そしてイム・サホンもチェギョンを拉致してユンの前に。父と娘がユンから叱責される中、ヨクが駆けつけ密旨をユンにつきつけるのでした。
私は王になる気はない!チェギョンと都を離れます
密旨をユンに投げるとチェギョンの手を取って王宮を出るのでした。
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ヨクとチェギョンは都を出る準備を始めますが、チェギョンに執着する王ユンは二人の邪魔をしようと目論みます。ユンはシン・スグンの忠誠心を試すためにタニシの頭を探すよう命じ、危機を感じたスグンはチェギョンたちに早く都を離れるよう促すのでした。
王ユンの狂気に近い怒りは留まるところを知らず、タニシに関係した民たちまで殺戮されていきます。悲惨な状況に耐えられなくなったソノは自分が頭だと名乗り出て自ら捕まり、処刑されてしまいました。ソノの処刑を目撃したヨクは怒りに燃えて王宮へ。兄ユンと対峙しますが、わざとヨクの剣で腹を突き刺したユンは謀反の罪で弟を捕らえ処刑しようと画策するのでした。そしてチェギョンも罪人の妻として王宮に幽閉されてしまいます。さらに父親のシン・スグンも官位を剥奪されて謹慎の命を受けます。
それでもチェギョンの処へきて話をする王ユン。チェギョンはユンに自分が一生人質としてユンの側にいるかわりにヨクの命を助けるよう頼みます。ヨクはなんとか処刑を逃れ足斬りの刑となりました。
母親の大妃たちが刑の執行人を買収したおかげで軽い傷で済んだヨクはソノとその父親の墓に出向き怒りを新たにします。
もう残酷な王を玉座から引きずり下ろすしかない
そんなヨクの気持ちに呼応するように地方から王の暴政に反旗を翻した❝反乱軍❞が都に進んでくるのでした・・。
七日の王妃<第14話~17話>の感想
チェギョンとヨク・・せっかくお互いの秘密がなくなって心が通じ合ったのに時代の激流に押されてすぐに別れ別れになってしまう・・悲運な夫婦ですね。
ソノも王ユンに父親を殺されて自分も処刑される身になるなんて悲しすぎる・・唯一の救いは親子の死がヨクに兄に対する激しい復讐心を芽生えさせたこと。ソノの処刑が無ければヨクとチェギョンは二人で田舎に逃げてしまったでしょうから(でも本当はその方がチェギョンたち夫婦にとっては二人で暮らせる唯一の方法で幸せな事だったのかも。国は王ユンによってボロボロになったかもしれないけどね・・😢)。
それにしてもイ・ドンゴン演じる王ユン(燕山君)という人物は朝鮮史の王の中でももっとも無慈悲な王だったと言われています。そもそも彼の母親のユン氏がその美貌で父親の成宗から寵愛を受けたものの嫉妬深い性格で燕山君を生んだ後で廃妃とされます。さらにその後王の顔を傷つけた罪で毒薬を飲む罰を受けこの世を去っています。
父親の成宗は母親のいない息子を哀れんだようですが燕山君もまた母親に似た執念深い性格で父親の命にも従わなかったことで成宗は後に生まれた王子ヨクの方を可愛がったとされています。
このドラマでは親に愛されなかった王ユンがその孤独心から誰も信じられず暴走していく様子が描かれますが、彼が唯一心を開いたチェギョンを自分のものに出来なかったことが更に彼を残酷にしていったのが哀れでもあります。イ・ドンゴンがドラマの中でチェギョンに対するひたむきな愛を繊細に演じたことでユンがただの極悪な王で終わらなかったのは素晴らしかったなと思います
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