初めまして。映画ブログを始めたカナエと申します。いい年のオバハンですがこれまでの長い人生で観た映画をバシバシ記事にしていくので見て頂けたら嬉しいです!
今回はカナエが大学時代に見て印象に残っていた映画「ベニスに死す」を紹介したいと思います。
老作家が美しい少年に抱く想いとは・・・
🌻映画の概要🌻


<画像出典>https://movie.walkerplus.com/mv12179/
🌻映画のあらすじ🌻
この映画は1960~70年代の代表的な名映画監督ルキノ・ヴィスコンティの作品で、物語の筋は静養の為ベニスのホテルにやってきた老作曲家、アシェンバッハが美しい少年タジオに心奪われてしまうというものです。
話しかける勇気もなくただ彼の姿を追い続けるだけで満足するアシェンバッハ・・けれどベニスの地には感染病のコレラが流行し始めます。彼はタジオの母親にコレラのことを伝えベニスから発つようアドヴァイスしますが自分はタジオと離れがたくホテルにとどまります。タジオたちがホテルから去った後コレラに罹患したアシェンバッハはタジオの幻を追いながら命果てるのでした・・。
映画全編に流れるグスタフ・マーラーの曲が甘美です。
<YouTubeより映画ベニスに死す>
カナエは大学時代に友達と見ましたが、とにかくタジオという少年が綺麗でした。トーマス・マンが彼の実際の体験をもとにして書いた小説らしく、モデルの人物もいたようです。
大学生の時は年を取るということがまだ先の話で、美少年を追いかける哀れな老人を滑稽にさえ思いました。
(映画自体が芸術的で重厚な作りなのでヴィスコンティに敬服していましたが)
でも実際自分が年を取ってみると、電車で見かける高校生の艶々した髪や柔らかそうな肘を見たりすると、ため息が出ちゃったりするもんね。(←昔はあんな時期があったなあ・・という嘆息)
今になるとアシェンバッハの気持ちがよくわかるもんなあ・・。人生って悲しいわね。
でも失った若さを嘆いても仕方ない。まだ残されている数十年の人生をなるべく充実させていこうとしなくちゃいけないなあ・・アカンアカン(>_<)
イタリアは20世紀はヴィスコンティやフェデリコ・フェリーニ、ミケランジェロ・アントニオーニなど名監督が目白押しでした。
だんだん時代がポップになってネット時代に入って映画の作風も変わりましたね。
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