酷評されてる映画「新しい靴を買わなくちゃ」は観光映画として観れば絶対楽しい!そのネタバレあらすじ感想も!!

こんにちは。カナエです(^.^)。

今回はこの間観てカナエ的にはとっても心地よかった映画「新しい靴を買わなくちゃ」(2012年)が何故ネットでは低評価なのか?・・について考えたいと思います。

観る人によって映画の評価ってこんなに分かれちゃうのね

映画『新しい靴を買わなくちゃ』予告編

👠映画データ

製作年】    2012年 邦画

監督】      北川悦吏子

脚本】      北川悦吏子  

プロデュース】  岩井俊二

音楽】      坂本龍一他

キャスト】    中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛他

👠映画のあらすじ(ネタバレ)

妹のスズメ(桐谷美玲)とパリ旅行にやってきたカメラマンのセン(向井理)。けれど着いた早々にスズメにタクシーを奪われて置き去りにされてしまいます。セーヌ川のほとりで途方に暮れてしまうセン。

そこへハイヒールを履いた女性が歩いてきてセンの落としたパスポートを踏みつけて転んでしまいました。靴のヒールがとれてしまったので慌てたセンが接着剤を取り出してくっつけてみます。すると靴はピタリと元に戻りましたが、センのパスポートの方は破れてしまいました。

<画像出典>https://ameblo.jp/pmds90l80/entry-12314547297.

女性はアオイと名乗る日本人(中山美穂)で、困っているセンを見かねて大使館に行くように助言してくれました。彼女はパリ在住でフリーペーパーの記事を書いている、今から取材に行かなくてはいけないの、と話して自分の名刺をセンに渡します。

何かあったら連絡してください

そう言ってアオイは行ってしまいました。

大使館に行ったセンはパスポートがなんとかなりそうでホッとします。気遣ってくれたアオイの電話にお礼のメッセージを残してから宿泊先のホテルへ向かいました。しかし乗ったタクシーの中でスズメがホテルの名前を書いたメモを持っていってしまったことに気づきます。

スズメえ!!

電話をかけてもスズメからは応答なし。センは茫然としてタクシーから降りました。

そこへ救いの神のようにアオイから電話が!センからうろ覚えのホテルの場所を聞いて見当がついたアオイは電話でセンをホテルまで誘導してあげることにしました。

今いるところを左に曲がって・・

アオイの細かい案内でホテルにたどり着いたセン。するとロビーには取材を終えたアオイがセンを心配して待っていました。思わず笑顔になるセンとアオイ。パリの店を知らないセンは一緒に食事をしましょうと誘いました。

一方兄のセンを置き去りにしたスズメは実は画家志望でパリで勉強している恋人のカンゴ(綾野剛)を訪ねていました。カンゴは突然やってきたスズメに驚きますが、恋人同士はすぐに打ち解けあいます。
<画像出典>https://ameblo.jp/pmds90l80/entry-12314547297.

食事をしながらセンは妹のスズメのお供でパリまで来たのにスズメに置いてきぼりにされたと苦笑いします。

いつも何かするときは一緒にいてくれと頼むくせに

いいお兄さんなのね

年上のアオイは包むような笑顔をセンに向けました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/57783/gallery/

見知らぬ国で偶然出会って意気投合した二人は旧知の仲のようにお酒を飲んでハイテンションになっていきます。酔っぱらってしまったアオイを家まで送り届けてホテルに帰ろうとしたセンですが、

ああまたホテルの名前がわからない!

異邦人のセンはアオイの家に泊めて貰うしかありませんでした。

朝になってアオイはお風呂場で寝ているセンを見て、昨日のことを思い出しました。

いっしょに朝の食事をする二人。アオイの家にはピアノがあり、アオイはピアノを弾きながら以前飼っていた猫の話をしました。

この曲を弾くと帰ってきたものなのに・・

二人が話しているとフランス人の女性ジョアンヌが訪ねてきました。アオイの家の地下を借りてドレスを作っているアオイの友人です。地下の仕事場を見せて貰ったセンは、生地の美しさに目を見張りカメラを向けました。ドレスの出来を見るために試着したアオイの写真も撮ろうとしますがアオイに止められてしまいます。

日本人同士のセンとアオイが昔なじみだと思ったジョアンヌはアオイが数年前彼女の息子を亡くしたことをセンに話しました。明るい笑顔の奥のアオイの悲しみを知ったセンは返す言葉も見つかりません。

<画像出典>http://www.franceplusplus.com/movie/2014/i-have-to-buy-new-shoes/

この日は友人宅でイースターパーティーが開かれることになっていてアオイも友人も料理の準備で忙しそうなのでセンも手伝うことにしました。けれどアオイが買い物から帰るとセンの姿はありませんでした。

帰ってしまったのね・・

がっかりするアオイ。

パーティに出る気もしなくなってアオイは一人で家にいました。すると大使館に行っていたセンが帰って来ました。

帰ろうにもホテルの名前がわからなくて・・

照れながら言うセンにわたしもちょっとわからないなあととぼけるアオイ。

その夜はまた二人でワインを飲んで過ごしました。

カメラマンという自分の仕事について語るセン。

プロになってからはカメラマンをめざした頃と方向が違ってきている気がして・・

穏やかに彼の話を聞くアオイ。

あなたはきっといいカメラマンになるわよ

アオイもパリに来てフランス人の男性と結婚したけれど別れてしまったの、と打ち明けました。センはアオイに言います。

個展を開いたら来てください

酔っぱらって寝転がる二人・・。アオイは5歳で亡くした息子について語りだします。

息子が死んでから私の時間は止まってしまったの

優しくアオイを抱き寄せるセン。

きつく抱きしめて・・。

次の日センはアオイの取材に同行してカメラマンとして写真を撮り、その後アオイにパリを案内してもらいました。二人は遊覧船に乗って川沿いの街並みを眺めました。船が橋の下をくぐろうとするとアオイが言います。

<画像出典>http://www.franceplusplus.com/movie/2014/i-have-to-buy-new-shoes/

この橋の下で願い事をするとかなうんですって・・でも恋人同士でなければダメみたい

なら恋人同士のふりをしよう

センがアオイの手を握りました。でも船が橋を過ぎてもセンは手を放しません。

このままがいいね

それから二人はエッフェル塔前の広場まで歩きました。やっとアオイはセンが彼女の写真を撮るのを許してくれました。

スズメとカンゴの方は修羅場になっていました。結婚しようと切り出したスズメにその気はないとカンゴが拒んだのです。ショックを受けてカンゴをなじったスズメですが別れ際にカンゴに抱きついてガンバレ、と励まします。カンゴのアパートを出たスズメは泣きながらホテルに向かいました。

明日は帰国しなければならないセン。アオイとの別れの時がやってきます。アオイはホテルの名前を書いたメモをセンに渡しました。

わかってたのに・・私って悪い人間ね

センはメモを受け取りながら言いました。

帰国したくないな

じゃあ帰国しないで

ふふっと笑うアオイ。

冗談よ

二人はきつく抱き合いました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/57783/gallery/

ホテルに帰るとロビーのソファーで眠っているスズメがいました。センも横に座って一緒に眠りこむのでした。

センたちの帰国後いつもの生活に戻ったアオイのところに日本から届け物がありました。中には近い将来写真展をすると書かれた手紙と綺麗なハイヒールが入っていました。

新しい靴を早速履いてパリの風を感じるアオイなのでした・・。

👠映画の感想

言葉も通じない異国で迷子になっちゃったらそりゃ困りますよね。そこで出会ったのが素敵な年上女性というのは出来過ぎの話だけど、日本で見たらなんてことない女性だってこんな状況じゃ女神のように見えてしまうでしょう💛。

センの妹も外国で兄を置き去りにするなんてあんまりにもひどいでしょ!いくら自分が一大決心して恋人の処に来たとはいえ・・まあ一秒でも早く恋人に会いたかったんでしょうけど捨てられちゃった兄があわれ・・。

けれどセンという人間の人徳なのか親切な日本人美女のアオイと出会い外国で言葉が通じる喜びやパリというロマンチックな街の中で気分も上がって、アオイに好意以上のものを感じてしまったのは自然な流れだったんでしょう。一方のアオイはいつも笑顔を絶やさない大人の女性ではあるけれど、本当は心に喪失感を抱えている孤独な人間。昔飼っていた猫のように礼儀正しい爽やかなイケメンが家に入って来たらそれは嬉しいよね。

けれど3日間の出来事は夢のように儚くてセンが去ってまた一人になったアオイ・・大人だからそれなりに生きていくんだけど、センから手紙が来て素敵な靴と一緒にこれからのこと(また再会できる!)も書かれていたので、アオイさん、良かったねえと観ている側も幸せな気分に浸れる最後でした。

まあこの映画がイケメンと美女を出してわざとらしい!つまらない!と思う方が多かったのもわかる気がします。特別どろどろした愛情のもつれもなかったしパリ観光で終わる感じでしたから。でもこうした年の差恋愛は中年以上の女性が観るととっても気持ちの良いもの(別に必要以上のスキンシップなんかいらない。ただ恋人に近い気分に浸れればいいのよね)。でも男性から見たらインパクトの無い映画として映るんじゃないかなあ😶・・ミポリン好きな人は多分物足りないだろうし・・。

(カナエもパリに行った時凱旋門からシャンゼリゼ通りを歩いてオペラ座まで(ほぼ一直線で行けます)行ったんだけど、この映画を観てあのフランスの空気を思い出しました。夜セーヌ川の川下りもしたし、川沿いにエッフェル塔や美術館が見えました。そんな思い出がよみがえって懐かしかったです。カナエの場合は夫と喧嘩しながらのオジジとオババのツァー旅行でロマンチックのかけらもありませんでしたけど😓。まあパリ観光をした人には楽しい映画ですよね。)

それにしても顔面偏差値の高い桐谷美玲さんや向井理さんはパリにいても全然違和感ない、国際的美顔なんですね。特に向井理さんってなんであんなにスタイルがいいの?小顔過ぎて中山美穂さんがちょっと気の毒でした。あまりこの二人の雰囲気が合ってない感じなのも不評の原因の一つだったのかも・・。

<画像出典>https://eiga.com/movie/57783/gallery/

最後に。岩井俊二さんがプロデユースしただけあって風景描写や空気にあ、岩井俊二の映画だ!と思わせるようなきらめきがあってカナエは嬉しかったです。(岩井さんが監督したわけじゃないけど、やっぱり表われてくるんですよね!)中山美穂さんは以前も岩井俊二監督の映画に出ていますから、中山美穂さんが当時パリに住んでいた関係で製作できた映画かも知れませんね。