こんにちは。緊急事態宣言が解除されてちょっとホッとしましたね✨
今日はこれからおぞましいゴーストが出てきそうでハラハラしながら見ていたら意外な結末だった映画「ストレンジ・アフェア」について書いていくので読んで頂けたら嬉しいです😀
こんな想定外のお話しだったなんて・・驚きの映画「ストレンジ・アフェア
<画像出典>https://filmarks.com/movies/86478
映画データ
- 製作年 2019年 カナダ映画
- 原題 Strange But True
- 監督 ローワン・アトリー
- 原作 ジョン・サールズ
- 脚本 エリック・ガルシア
- キャスト ニック・ロビンソン、マーガレット・クアリー、エイミー・ライアン他
映画のあらすじ(ネタバレ)
映画の冒頭、若い男が松葉づえで必死で逃げる。誰かが追ってくるのをなんとかやり過ごそうとするけど何せ足が悪い。木の幹に逃げ込むけど追手に気づかれて・・そんな緊迫のシーンが展開します。
そしてその事件が起こる二日前の画面へと飛びます。足を骨折しているフィリップ(ニック・ロビンソン)は家で母親のシャーリーン(エイミー・ライアン)と暮らしていますが、親子仲はあまりよくない様子・・。
そこへ兄のロニーの元カノだったメリッサ(マーガレット・クアリー)が訪ねてきます。お腹の大きなメリッサを見て驚くフィリップ。そしてメリッサは更にフィリップが驚くことを言いだします。
お腹の子供は5年前に死んだロニーの子供なの
フィリップもシャーリーンも唖然とします。もともと5年前のロニーの死はメリッサと同乗していた時の車の事故で、それ以来シャーリーンは気持ちを立て直せず投げやりになり、夫と離婚していました。そんな家族の不運の原因はメリッサにあると考えていたシャーリーンはメリッサを追い出します。けれどフィリップからロニーの精子を凍結しておけば妊娠は可能じゃないか?と聞くと心が揺れるのでした。
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次の日シャーリーンは精子の凍結について調べに図書館に行きます。フィリップの方は不自由な足で車を運転して、この5年間のメリッサの動向を友達に聞きに行くのでした。メリッサと親しい友人はメリッサがロニーの死で悩み続けて魔術にはまっているとフィリップに言います。
フィリップはその後メリッサが通ったという霊媒師の店に行きます。霊媒師はフィリップを見るとこれまでしてきたことや現在の心境などをピタリと当てて居心地の悪い気持ちにさせます。それからメリッサについてはお腹の子供は死んだロニーの子供だと言い、幽霊は存在していると言うのでした。最後にフィリップにこれから災難に見舞われるから気をつけるように、と警告します。
**メリッサ役の可愛らしいマーガレット・クアリー**
<画像出典>https://eiga.com/person/293184/gallery/
店を出るとフィリップはメリッサが住んでいる家に向かいました。
メリッサは工具店でバイトをしていて店の経営者である老夫婦、ビルとゲイルの離れの家を借りて住んでいました。三人はとても仲が良く両親と疎遠なメリッサは二人に後見人を頼むほどでした。
メリッサを訪ねたフィリップは二人で兄のロニーの話をしました。事故がなければロニーとニューヨークで暮らす約束をしていたフィリップ。結局約束を果たそうと一人でニューヨークに行きメッセンジャーの仕事をしていましたが、何か自分のしたい事と違う気がしてニューヨークから離れたくなった。けれど離れる理由が見つからずに仕事を続けていましたが、ある日自転車で左折しようとしてそれをせずに(別に自殺するつもりはなかった)直進してきた車にぶつかって足を痛め、それで実家に戻ったと自虐的に笑うのでした。
メリッサはフィリップの話に驚きながらも悲し気に言います。
兄弟で仲が良かったものね
フィリップは子供が生まれたら叔父さんだから協力する、とメリッサに言います。
そんな話を二人がしているとき、大家のビルとゲイルの処では恐ろしい騒動が起きていました。妻のゲイルが洗濯のために地下室に降りた時、ビルの隠していた薬を見つけたのです。普段は仲睦まじい夫婦である二人ですが、ゲイルは厳しくビルを問い詰めます。薬は催眠導入剤でした。ゲイルはメリッサがお腹の子供の父親の名前を明かさないのを不思議に思っていたのでビルを疑ったのです。
驚いたことにゲイルの勘は当たっていました!
ビルは警察官を定年退職した時、署にあった薬を持ってきていて、それをメリッサに飲ませていたのです。何も知らないメリッサはロニーの子供だと思い込んでいました。
ゲイルはビルを責めて階段で揉み合いになり転げ落ちてしまいます。絶命したゲイルを見てビルは取り乱します。
愛してたのに・・・
そんなことが近くのビル夫婦の家で起こっていたのですが、何も知らずにフィリップはメリッサと別れて車に乗ろうとします。その時メリッサの悲鳴が!お産が始まったのでした。メリッサが後見人のビル夫婦を呼んで欲しいと言うのでフィリップはビル夫婦の家へ。
そこでゲイルの死体を見てしまいます。
俺のせいじゃない
錯乱しているビルがフィリップに銃を向けたのでフィリップは逃げ出しました。そして映画の最初のシーンになりますが、ビルに見つかって殴られてしまいました・・。
一方シャーリーンは息子のフィリップを心配して来た元夫のリチャードとフィリップを探していました。ロニーを失って憔悴していたメリッサの面倒をみていた(ビル夫婦にメリッサの家賃を払っていた)医者のリチャードはビル夫婦の家も訪ねます。そして二人は誰もいない家でゲイルの死体を見つけたのです。
家の近くでフィリップの落とした携帯を見つけた二人はフィリップの危機を感じます。
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ビルは材木小屋の床下にフィリップを埋めようとしていました。しかし土をかけるとフィリップは息を吹き返しビルと揉み合いになります。そこへ両親が助太刀に。シャーリーンが銃で撃とうとするビルの前に立ちはだかります。その姿に死んだ妻を思い出したビルは発作的に自殺するのでした。
お産の始まったメリッサは独力でフィリップの車を走らせて病院へ行き子供を産みました。メリッサを囲んで祝うフィリップと両親。みなロニーの子供だと思って笑顔でした・・。
ラストのみんなの誤解にちょっと疑問を感じるけど・・幸せならいいか💛
カナエはホラー映画だと思っていたのでメリッサの産む子供がおどろおどろしい悪魔っぽい子じゃないかと最初は思い、結局最後までロニーの幽霊がどこかで現れてフィリップを助けるんじゃないかと思ってたんですが・・見事にはぐらかされました。結局あくまでも生粋のリアリティー映画だったんすねえ😲
それにしても善良そうな老人ビルが実はここまでひどい悪人だったとは・・・そして本当はビルの子供であるメリッサの赤ん坊をみなロニーの子供だと思ってこれから大切に育てるんでしょうけど・・まあそれで丸く収まるんなら知らぬが仏♥・・・なのかな?
それにしても主人公のフィリップ役のニック・ロビンソン。イケメンだけど覇気のなさすぎる役柄でしたねえ(足が悪いのは仕方ないけど性格が元気なさすぎ・・)。
**フィリップ役のニック・ロビンソン**
<画像出典>https://eiga.com/person/293184/gallery/
映画は意外過ぎる展開で面白かったです!・・しかしあの霊媒師は何だったのかな?フィリップはまんまと騙された感じですね(多分メリッサも)。
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