映画「ジャスト・フォー・ザ・サマー」を観て”夏という季節”が爽やかで開放的だった頃を思いだす

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ドラマ

今日は。暑いですね💦。

8月になって暑さにグッタリ来ているカナエですが、「ジャスト・フォー・ザ・サマー」というカナダの映画を観て、そうだ、日本にも昔はこんなに気持ちのいい夏があったなあ、と懐かしい気持ちになりました。そんな夏の良さを感じさせてくれた映画を詳しく記したいと思います💛

再会した元恋人同士が夏の美しい風景の中で昔の気持ちを蘇らせていく・・

映画データ

製作年    2020年 カナダ映画

監督     デヴィッド・ストラッサー

脚本     ジェニファー・エドワーズ、エイミー・テイラー

音楽     アリー・ウェルテイン他

キャスト   ブラント・ドーハティ、ヘイリー・セイルズ、リンダ・ダーロウ他

映画のあらすじ(ネタバレ)

ペネロピ( ヘイリー・セイルズ )は小説家志望の中学教師。ある日編集者から呼び出された彼女は大手出版社から声がかかったと聞いて喜びますが、本を出すには小説の修正が必要だと言われます。もちろん直します、と請け合うペネロピ。しかし編集者はこれから旅行に行く予定なら原稿を書くのは難しいのでは?と苦い顔でした。ペネロピは祖母の誕生パーティのために祖母宅にでかけることになっていたからです。

祖母の家で原稿を書くから心配いりません。

笑顔でペネロピは答えるのでした。


祖母のドットの家に向かったペネロピ。家に着くと大好きなおばあちゃんと抱き合いました。しかし早速お節介なドットは恋人のいないペネロピに男性を紹介してあげる、と迫ってきます。毎度のことながら閉口するペネロピ。それに今回は原稿を書くのが最重要課題でおばあちゃんの話につきあう暇はないのです。

ドットは隣の家にペネロピの高校時代の元カレのジェイソン( ブラント・ドーハティ )が来ていることから彼とまたつきあってはどう、と誘いました。ジェイソンの方も隣で彼の祖母に同じことを言われているようでした。どうやら祖母たちは二人をくっつけようと示し合わせているようです。

しかし別れてしまった二人は顔を合わせても気まずいのでした。ペネロピにはジェイソンから別れを切り出されて去られたというわだかまりが残っていました。

それでもジェイソンからあまりに二人の祖母がうるさいので夏の間だけ恋人のふりをするのはどうかと提案され、時間をとられたくないペネロピは原稿書きのために彼の計画に乗ることにしました。そしてデートだと祖母たちに言いながらジェイソンは祖母に頼まれたボートの修理、ペネロピは原稿書きに没頭していたのです。

湖のボート置き場でペネロピが原稿を書いているとジェイソンがどんな物語なの、と訊ねてきました。初めはかわして内容を教えなかったペネロピですが、幼馴染で気心の知れたジェイソンに何度か聞かれるとやっぱり話してしまいます。小説の話を聞いてジェイソンは感心し、一緒に原稿の修正のヒントを考えてくれました。

<画像出典>https://www.videx.jp/detail/cinema/v_c_transworldassociates/ctwa0602_0001/index.htm

昔恋人同士だった二人はやはり距離が近くなると昔を思い出してしまいます。ジェイソンは高校の終わりに両親が離婚して自分の将来に不安を持ったことでペネロピと別れたのですが、ペネロピから気持ちが離れたのではありませんでした。そしてこの夏は婚約した女性と破局して傷心を癒すために祖母宅を訪れたのですが、ペネロピと接してやはり彼女が自分にとって大事な存在だと気づかされます。

でも自分から別れたのに今更愛を伝えるのに躊躇するジェイソン・・ペネロピの方はジェイソンは自分をもう友達としてしか見ていないと思って落胆するのでした。


ドットの誕生パーティの日が来てにぎやかに人が集まりました。ジェイソンを探すペネロピですが彼はどこかに行ってしまいました。

気落ちするペネロピですが、編集者が訊ねてきてペネロピが送った修正原稿をみて出版社から本を出す承認が得られたと報告してくれます。大喜びのペネロピは協力してくれたジェイソンに話そうとしますが姿がありません。がっかりしているペネロピを見たドットが気遣って傍に来てくれました。ペネロピは祖母にジェイソンと恋人のふりをしていたことを打ち明けます。

<画像出典> https://www.videx.jp/detail/cinema/v_c_transworldassociates/ctwa0602_0001/index.htm

一方ジェイソンも祖母にペネロピと嘘の恋人関係を演じていたと告げていました。でも彼女を本当に愛していると。祖母は正直にペネロピに告げるように勧めます。

ペネロピの方も祖母にジェイソンへの愛を告白していました。でも彼にはその気がないの・・一度はぐらかされてしまったし

もう一度チャンスをくれないか

背後からジェイソンの声がしました。

もう二度ときみの前から消えない

ペネロピの顔が輝きました。ペネロピはドットに小説を出版することになったことを告げ、それがおばあちゃんのお誕生日のサプライズプレゼントだと言います。驚いてはしゃぐドット。

皆の称賛のなかペネロピはジェイソンとキスするのでした。

映画の感想

コロナ禍の息苦しさのなかにハッピーな風を吹き込んでくれた映画でした。💛

ます景色が綺麗。湖の近くで緑もいっぱい、風が通って夏なのに爽やかな気候で居心地がよさそう。カナダ映画だからロケ地はカナダなのかな。夏だけど夜は冷えるのか登場人物が結構厚着で過ごしていたり、日中はTシャツでさっぱり過ぎしているところが観ている側も夏の心地よさが体感できます。

<画像出典>https://www.videx.jp/detail/cinema/v_c_transworldassociates/ctwa0602_0001/index.htm

お話は悪い人が出てこなくていい人ばかり、元恋人同士が夏だけのつきあいなのか、それともまた恋人に戻るのか気にしながら観終わってしまう、最後まで飽きることなく観せてくれる映画でした。現実は苦労が多いけど映画の中では全てがうまくいってくれてああよかったという終わったあとで心が暖かくなる映画で、新鮮味はないけど好感の持てる映画だったなあ、と思いました。

森の中にいる少女を主人公にしたペネロピの小説は、森の中では時間が止まり主人公は成長しない。彼女はそこに留まろうとするけど、いつしか森を出ようとする。でも出てみると親しい人たちは居なくなっていた・・というもの。

寂しい内容なので修正が必要だと編集者から言われるのですが、ジェイソンは彼女を救う恋人を出すべきでは?とアドヴァイスします。いい案だと応じるペネロピ。

カナエが思うには、この小説の主人公はやはりペネロピの心情を投影していて、ジェイソンと別れてから彼女の中で時が止まってしまった、新しいカレシを作ってもすぐに別れてしまう・・ジェイソンの代わりにはならないというペネロピ側の気持ちを伝えるものだった気がします。そしてジェイソンはそんな少女を救いたいと言うことでペネロピへの思いを伝えています。

だから小説から二人の今後が象徴的にわかるという筋なんですね。

ちょっと気になるのはこの映画はカナダ映画なんだけど出演している主役の二人は米国出身なんです。ただ ヘイリー・セイルズ はカナダで活躍しているようなのでそれで映画の製作が決まったのかなとも思います。ブラント・ドーハティは夏の映画にピッタリなイケメンだから文句なしだったでしょうし。

<画像出典>https://www.videx.jp/detail/cinema/v_c_transworldassociates/ctwa0602_0001/index.htm

まあ話はちょっとストレート過ぎるけど、おばあちゃん二人の策略が結構楽しくて(二人ともとってもキュートで)観て良かったなあ💛と思う映画でした!

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