こんにちは。カナエです。今回は日本映画「必殺仕掛人」について書きたいと思います。(以下敬称略)。
戦いのドラマでありながら日本の情緒まで醸し出した映画
映画データ
2023年
河毛俊作
大森寿美男
川井憲次
豊川悦司、片岡愛之助、菅野美穂、佐藤浩市他
映画のあらすじ(ネタバレ)
仕掛人の梅安(豊川悦司)がその相棒の彦次郎(片岡愛之助)とともに京に向かう道中、通り過ぎた男を見て彦次郎は驚愕しました。その男は井坂惣市という彦次郎の妻と子を死に追いやった許す事の出来ない仇だったのです。怒りに燃える彦次郎は彼を殺そうとしますが、恩師の墓参りに行った梅安が偶然墓の前でその男と出会い話をすると、その男は井坂惣市ではなく双子の兄で松平甲斐守の家臣、峯山又十郎だとわかりました。そしてさらに梅安は上方の仕掛を依頼する元締から悪辣な井坂惣市の殺しを頼まれます。梅安はその依頼を受け彦次郎の仇、井坂惣市を殺しました。

<画像出典>eiga.com/movie/96854/gallery/
しかし京で梅安は自分を憎悪し命を狙う浪人の井上半十郎(佐藤浩市)に目をつけられ追われる身になります。梅安は半十郎の妻と深い仲になり、心中を持ちかけた半十郎の妻を殺していました。京から江戸に逃げ戻った梅安と彦次郎ですが、半十郎とその弟分の浪人が二人で江戸まで追いかけてきました。そして梅安と彦次郎、半十郎達の命がけの戦いが始まるのでした・・。
映画の見どころ
時代劇は久しく観ていなかったけど豊川悦司が主役の藤枝梅安を演じていた映画だったので観てみました。
テレビドラマで人気を博した「必殺シリーズ」の映画版ですが、このテレビシリーズはカナエがまだごく少女だった頃から始まっていて(1970年代)、お金を貰い極悪人を成敗するという暗殺者のお色気たっぷりのドラマでした。当時はこういうドラマを子供がまだお茶の間でうろうろしている午後10時代に割と普通に放送してましたが今じゃ考えられないことかも。あの頃は10時と言えば子供は寝る時間だったんでしょうね。カナエ達女の子にとってみれば悲鳴を上げて男から逃げてばかりいる弱い女達が出てくる時代劇はあまり愉快なものではありませんでした。それでも出演している美男俳優は女の子達の話題にもなりましたがあくまでも男目線のドラマと言えましたね。
でもカナエもオババになり、この映画の面白さも意図する世界観も理解できるようになりました。まあ豊川悦司じゃなきゃ観なかったのは事実だけど、池波正太郎原作のこの映画は江戸時代の人達の生活描写なども細かく描いていて興味深かったです。

<画像出典>eiga.com/movie/96854/gallery/
一番はやっぱり梅安が表の顔である「鍼医者」と悪を闇に葬る「仕掛人」という二つの顔を持っているというのが映画の醍醐味ですね。命を守る医者が悪人であっても人を暗殺する・・この矛盾を人間というものの存在について観る側に暗に問いかけているようにも感じました。

<画像出典>eiga.com/movie/96854/gallery/
そして周りを囲む俳優さん達の好演も良かった。時代劇は殺陣などの立ち回りをこなすのが大変なのによく頑張ってるなと感心しました。昔のドラマより映像の編集で迫力は出せるだろうけど、佐藤浩市さんは激しい格闘があってきつい役だったんじゃないかな。
映画の感想
カナエは若き時代の豊川悦司(トヨエツ)のドラマ「愛していると言ってくれ」が最高に好きだったので、この映画で豊川悦司が若い頃と似た表情を見せると、「あ~やっぱりトヨエツだ・・」と全く違う役なのにウルウルしちゃうのでした。でもあのドラマでの白いシャツを着た長身のトヨエツは忘れられませんね。DREAMS COME TRUEの唄ったドラマの主題歌「LOVE LOVE LOVE」を聴くと井の頭公園での常盤貴子とのシーンが蘇ります。
<愛していると言ってくれ>

<画像出典>jp.pinterest.com/pin/109986415888065663/
(美青年すぎる写真があった(*^O^*)↑)
それにしても豊川悦司さんは還暦を超えて味のある役者さんになりました。カナエはかつてWOWOWのドラマで作家を演じた豊川悦司を観てこの人はなかなか凄いなと思ったけど、今は悪役を演じても殺気の滲む存在感があって日本のなくてはならない俳優さんになったんだなとつくづく思います。
素顔の豊川さんは気取らずニコニコしていると近所の人のお話が載ってる記事があったけど大役者然としてないところがステキですね。


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