こんにちは。カナエです。今回もBS11放送の韓国ドラマ「赤い風船 ~絡み合う糸~」(第26、27話)について書きたいと思います。
パダはチャウォンと離婚して事業を整理し二人の前から姿を消す
BS11で毎週金曜日 午前10時00分~正午まで※2話連続放送

<画像出典>kntv.jp/program/kn240303/
キャストとこれまでの話
ドラマ(第26、27話)のあらすじ(ネタバレ)
学校からの帰り道、チョンとウンはグムアと見知らぬ若い女がカフェで話しているのを見て驚きます。
まさか・・
2人は顔を見合わせます。ウンサンが店から出て歩いていると姉弟はウンサンの前に来て話しかけました。
父の名前はチ・ナムチョルです
ウンがウンサンに言いました。ウンサンは目を見張ります。
僕達が誰かわかりますね
浮気相手のおばさん?
チョンが訊ねました。
チョンとウンなのね
どうして母と?
大人同士の話よ
私とそれほど違わないくせに どうして父なんです? 一文無しですよ あんな年上を好きになるなんて!
チョンはウンサンを責めました。
母さんを苦しめたら許さないから
ごめんね 傷つけるつもりはなかった
ウンサンは2人に謝ります。
最後まで責任を取れるんですか?
今度はウンが聞きました。
父が老人になった時を考えてみましたか? 父さんには僕達がいる 手を出さないでください
2人は帰って行きました。ウンサンは2人の後ろ姿を見送りながら呟きました。
浮気相手か・・
♣
グムアはナムチョル(イ・ソンジェ)が部屋に来るとその頬を張りました。
信じられない 私を何だと思ってるの 黙ってるから許したとでも? 初めてビンタしたしあなたを引き止めたくて必死で我慢したわ ・・そんなに好きなの?
ナムチョルは茫然とグムアを見つめます。
キャンプ場にまで来たあの女に大金を渡して下着姿で踊りを? だからあの女が会いに来るのよ ・・初恋ですって? あの女に言ったんでしょ?
グムアは泣きながらナムチョルを問い詰めました。ナムチョルは沈黙します。
否定もしないのね 何故ここまで私を惨めにさせるのよ! 離婚を言い出さないから私をバカにしてるの? 行けばいいわ あの女と暮らしなさいよ!
グムアはナムチョルに叫びました。ナムチョルは部屋を出て行きます。
♣
ナムチョルはトラックでウンサンのバイトするコンビニに行きます。
社長・・
ウンサンはナムチョルを見て驚きました。
妻に会いに来るな 僕に何をしても構わないが妻には手を出すな 罪は僕が償う ・・頼む
ナムチョルは店を出て行きます。
社長
ウンサンは追いますがナムチョルはトラックに乗ると走り去りました。
♣
傷心のグムアはデグンに会いにタクシー会社に行きました。車を掃除していたデグンはグムアを見ると驚きます。
なんでここに?
会いたくて
グムアはデグンに告げました。
タクシーを貸し切るわ
♣
2人は昔と同じ店で食事をします。グムアは何も言わずに涙を流しました。デグンは自分のジャージャー麺を混ぜるとグムアの麺と交換してやります。
泣く(ウル)ならウルミョン(麺)が良かったな
デグンは冗談を言いました。グムアは泣き笑いになります。
まさか会いに来るとは・・
何から話せばいいのか・・ 会ってるのが夢みたい いつからタクシーを?
数年前からだ
デグンは麺を食べながら話しました。
引っ越したのか? 昔は清潭洞に住んでたろ
結婚した後新しく家を建てて引っ越したの
何年ぶりだろう 結婚後は初めてだよね
グムアは首を振ります。
いえ 一度会ったわ 12年前くらいに
そうだ 思い出した あの日はかなり飲んだ
デグンは苦笑します。グムアは涙を拭って訊ねました。
私だいぶ老けたでしょ
変わってない、昔のままだとは言えないけど・・僕だって老けた 仕方ないさ
あなたは昔のままよ
君だって
2人は見つめ合います。そして同時に立ち上がるとテーブル越しに抱き合いました。
ずっと君の顔が見たかった
私もよ あなたと一緒にいた頃が人生の絶頂期だった 一番幸せだったわ
2人はきつく抱き合います。
♣
チャウォン(イ・サンウ)は実家で寝込んでいるコンジュに点滴します。
一体どうしたんだ
言えないわ 口が軽いんだもの
誰にも言わないよ
お父さんに知られたら追い出される
言わないったら
コンジュは布団から起き上がります。
実はパダさんにお金を貸したの
母さんが? ・・いくら?
先に利子を渡すから運転資金を貸すよう頼まれて 有り金を全部渡したのよ
チャウォンはギハンに借金したのではないと知り困惑して眉を寄せました。
誰にも言えないしどうしたらいいんだか・・ 父さんが飴売りで稼いだ大切なお金なのに・・
母さん・・
どうしよう・・
コンジュは泣き出します。
♣
ウンガン(ソ・ジヘ)がパダのオフィスに行くとパダ(ホン・スヒョン)は弁護士と協議中でした。
法的措置を取ることにしたの
パダがウンガンに伝えていると病院から電話が来ました。
ウンガン! お母さんが目を覚ましたって!
パダはウンガンに抱きついて喜びます。
容体が安定して一般病棟に移ったって でも会議中なのにどうしよう
パダ、私が行ってみる
ウンガンはパダに笑顔を作ると急いで病院に向かいました。
♣
おばさんはチャウォンさんとのことを・・?
ウンガンは意を決して病室に入りました。意識の戻ったジョンヒはウンガンを見つめます。
おばさん
ウンガン・・ パダは?
会議中ですがすぐに来ます 大丈夫ですか?
倒れてたみたいね
ええ 数日間意識がなくて
看護士に聞いたわ
どうして倒れたか知ってますか?
ウンガンは緊張してジョンヒに訊ねます。
それが・・ 覚えてないのよ
ジョンヒは思案するように答えました。
ウンガンは目を見張ります。
何も・・覚えていないんですか?
ええ
考えてみてください
胃もたれがしたから薬を買いに行こうとしたのよね 布団を干したかしら・・? はっきり思い出せないわ
ジョンヒは点滴に目をやりました。
終わったから看護師さんを呼んできて
ウンガンは安堵してジョンヒに笑いました。
わかりました パダもすぐ来ます
ウンガンは病室を出ます。
♣
ウンガン、ありがとう バイトでしょ
パダが来てウンガンに礼を言いました。
おばさんは寝たわ パダ、会議は?
うん、インターポールも動員して犯人を追うことになったわ
そう 良かった
ウンガンは笑顔を浮かべました。
バイトだから行くね
助かったわ
パダは病室に入ります。
♣
パダは眠っているジョンヒの手を取ります。するとジョンヒが薄目を開けました。
お母さん 気がついた?
・・ウンガンは?
バイトに行ったわ
ジョンヒはパダの手をきつく握ってきました。
パダ、私を信じてるわよね
え? もちろんよ?
私・・見たのよ この目でしかと見た
何を?
キスしてたの マンション内の公園で
誰が?
パダは顔を強張らせます。
まさか・・
本当よ! チャウォンさんとウンガンだった 責めたら呼吸が苦しくなって・・その後は覚えてない
お母さん・・
パダは青ざめます。
ウンガンには何も覚えてないと言ったわ あの子が何かしでかしそうで怖い あんなに堂々として・・
ジョンヒは顔を歪めました。
あの2人絶対に許さない 今に天罰が下るわ
♣
パダはテギをカフェに呼び出します。
電話を待ってましたよ
テギはパダに笑いました。
単刀直入に聞きます ウンガンは怖い人だと言いましたよね どういう意味ですか?
何かありましたか?
答えてください もしかして夫と関係してますか?
他は早いのにやっと気づいたのか
知ってることを教えて
パダはテギに請います。
ご想像の通りですよ 何かを知ったんでしょ? わかります 真実に向き合う覚悟がないんですよね 確認するのが怖くてずっと先延ばしにする 俺も初めはそうでした
テギは語りました。パダはきつく手を握ります。
ご主人はわかりませんがウンガンの気持ちはわかる 心の中ではもう最後までやってます 彼女はパダさんが思ってるよりずっと用意周到でウソがうまいから何だって操れる
テギは笑いました。
俺の結婚式を見たでしょ? 誰も想像してなかった 証拠を突きつけない限り絶対に認めません
テギはパダの顔を覗き込みます。
まさかまだ友達だと思ってます?
パダは戸惑いながらテギの顔を見ました。
♣
パダはチャウォンが寝てしまうと携帯をそっと持ち出します。ウンガンとのメールを見ますが特に怪しいやりとりはありませんでした。パダはチャウォンのコートのポケットから車のキーを探し出すと駐車場に向かいます。
パダはチャウォンの車に乗り込むとドライブレコーダーを確認しました。レコーダーには車に乗るウンガンが映っていてパダは映像を凝視します。
・・お母さんが倒れた日に会ってたの?
パダは車の中に浮気の証拠はないか探します。そしてコンソールボックスに入っていたウンガンの手紙を見つけました。パダは手紙を読みます。
10年前初めて会った瞬間あなたは私の心の中で風船になった・・
そこにはチャウォンと関係を持ったあとのウンガンの気持ちが綴られていました。
ウンガン、あなた・・
パダはあまりのことに言葉を失います。
♣
パダはウンガンをカフェに呼び出しました。
パダ、なんでカフェで待ち合わせを?
ウンガンが来て笑いますが、パダはその頬を張りました。ウンガンは床に倒れます。
今あの人ビンタした
他の客達がざわめきます。
立って
パダは命じました。
理由を言おうか?
ウンガンは首を振ります。
座って
ウンガンはパダに従いました。
♣
2人が向き合って座っているとチャウォンが来ました。
急用って何だ?
チャウォンがパダの隣に座ろうとするのをパダは拒みます。
あの女の隣に座って
チャウォンは俯いているウンガンを見ます。そして隣に座りました。パダは2人を見て嘲笑います。

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
並んでみるとクズ同士お似合いね いつからできてたの? この男が風船に見えた? ”私の初めての風船”ですって? バカバカしい
パダは立ち上がるとウンガンの頬を叩きました。
私の夫が風船ですって?
パダはチャウォンの頬も張ります。
男を殴ったわ
周りの客が声を上げました。パダは座ると2人に話しかけます。
良かったの? それで風船みたいに舞い上がったわけ? 寝た後で浮かれたものだから”あなたは私の初めての風船”と詩を贈ったの?
パダはチャウォンを見ます。
破かずに持っている方も同じよ このマヌケ
そしてウンガンを見ました。
男の口説き方もダサいわね 初恋ですって? あの日海辺でこいつに聞かせようと私の前で泣きながら告白したわけ? それでも物足りなくて海に入るふりを? 私はとんだお邪魔虫ね
パダは火のついたように俯いた2人を罵倒します。
私にバレるかと不安で余計燃えたのね 私は刺激剤だったわけ? どうだった? 狙ってた男と寝てみて夢見た通りだった?
パダ・・ ごめん
ウンガンは消え入るような声で謝りました。
この間私が聞いた時ウソをついたわね あんたのハンカチのことよ 遊園地でアイスを垂らした? 束草でコーヒーをこぼした? 口裏くらい合わせなさいよ!
パダは叫びました。
いつから狙ってたのよ! 昔から食べ物や服やバッグを貰ってたから夫も貰えると思った? ・・泣いてるの? 恥ずかしい?
本当にごめんなさい
ウンガンが謝るとパダはチャウォンの頬を打ちました。
演技をやめさせて 演技を続けるならこいつをまた殴る
パダ・・
チャウォンが懇願するようにパダを見ました。
黙りなさい 全く気づいてなかったわけじゃない 認めたくなくて無視したの 怖かったのかも 最後まで信じなきゃ関係が壊れるからよ
パダは声を震わせます。
だから気づかないふりをした あんたを失いたくなくて
パダは目を潤ませてウンガンを見ました。
♣
パダは2人を断罪し続けます。
私は友情にひれ伏して
パダはチャウォンを見ました。
あんたは誘惑にひれ伏した
チャウォンは目線を落とします。
この女に私達夫婦は完敗したのよ 認めるわ
パダの話に注目している女性客達はひそひそ話をします。
姦通罪があればいいのにね
パダ 落ち着こう 外で話そう
チャウォンがパダに請いました。
何の話? あんたは黙ってて
パダはチャウォンを睨みます。そして水を飲むとまた語り始めました。
夫に浮気された友達に会ったの 離婚をしたら負けだと言われた
その通りよ!
客達は拍手します。
まず女を訴えるわ 法廷に持ち込んでやる 慰謝料はたっぷり貰って離婚は妻がしたい時にする 主導権を握っているもの
そうよ!
客達がまた応援の拍手をしました。
離婚しない手もある ああ・・浮気した夫が離婚を望んでも棄却されるからね それが韓国の法律らしいわ いくら待ってもあんたのところには来ないわよ
パダはウンガンを冷笑します。
よく言ったわ
周りの客がパダを煽ります。
不倫相手のあんたが答弁書を提出すればあとは裁判の判決が下されるそうよ
パダはウンガンに告げました。
不倫女というレッテルを貼られて生きることになる あんたも同じ 妻の友達と不倫した夫という事実は消せない
パダはチャウォンを睨みました。
パダ・・
ウンガンは涙ながらに頼みました。
悪いのは私なの チャウォンさんは何も悪くない チャウォンさんはもういいでしょ?
パダは立ち上がるとチャウォンの頬を打ちました。パダの爪でチャウォンの頬から血が出ます。
私の爪も怒ってるわね
パダはウンガンに憎悪の目を向けました。
演技したら殴ると言ったはずよ あんたは何もせずにこの女だけが誘惑したって?
頼むよ・・
チャウォンはかすれ声で言いました。
うるさい あんたは黙ってて
パダ 僕が悪かった・・
チャウォンは立ち上がります。
外に出よう
騒がれるのが嫌なら大人しく座って
パダは断固として命じました。
ことを大きくする前に座りなさい!
女性客達は皆で喝采します。
この件は民主的かつ合理的に解決するつもりよ だって20年来の仲でしょ?
友達だって
信じられない
女性客達は話します。パダはウンガンの顔を覗き込みます。
これまでの友情を踏まえてどうすれば全員が幸せになれるか考えたわ 私の答えよ 来たわ 2人には特別よ
チャウォンとウンガンは後ろを振り向きます。
大勢で楽しまなきゃ
パダは笑いました。
♣
やってきたのはムルサンとコンジュ、グムアでした。
チャウォンとウンガンは立ち上がり頭を下げます。
お義父さん
パダが進み出ました。
どうした?
急用って何?
コンジュも訊ねます。
あれ? チャウォン、頬に傷がある どうしたのよ
コンジュは息子の頬を触ります。
私が殴りました
パダの言葉にコンジュ達は仰天しました。
何ですって?
知ったほうがいいと思いまして 息子さんは浮気しました ここにいるウンガンと
3人は青ざめます。
本当なのか?
ムルサンは息子に訊ねました。チャウォンは父親の顔を見てから俯きます。
なんて奴だ!!
ムルサンはチャウォンを殴りつけました。
あなた! 落ち着いて!!
恥をかかせやがって!
どうして殴るのよ!
コンジュはムルサンを止めながらパダに声を上げました。
こういうことは家の中で解決するべきでしょ 大勢の前で何のつもり?
静かにしろ!
ムルサンがコンジュを叱ります。店員が来てパダに訊ねました。
警察を呼びましょうか? 人が増えてますので・・
結構です ありがとうございます
店員が立ち去るとパダはコンジュ達に話しました。
醜態をさらすのは嫌でしたが仕方ありませんでした 自分を抑えられるか分からずあえて人目のある場所に 息子さんをお返しします
パダは決然とコンジュ達に宣言しました。
お引き取りを
ムルサン達は驚きます。周りの女性客達は囃し立てました。
よく言った!
コンジュは慌ててパダに問いました。
結婚してるのよ お返しするって何? 男が浮気したくらいで大げさな
グムアが眉を寄せて母親を見ました。
とんだ身内びいきね
女性客の1人が文句を言います。
何ですって?
コンジュは女性客に怒りました。
母さん、やめて
グムアが止めます。
お返しですって? 息子は物じゃないわ
コンジュはパダを責めました。
人間以下です 五体満足なだけでも感謝してー 連れ帰ってください
家に帰って話そう
ムルサンがパダをなだめます。
私の答えは出ています 財産分与と慰謝料を最大限貰います 離婚しないで苦しめたいんですがこんなクズとは戦う価値もありません
パダはチャウォンとウンガンを睨みました。
お互いを欲してますし邪魔者の私が消えることにしました 神妙にしてみせても最低で人間以下だわ あんたたちはゴキブリよ
パダはテーブルに置いてあった携帯を取り、録音を止めました。
この証拠はいつでも使わせて貰うわ 刺激しないことね
パダはチャウォンとウンガンに言うとバッグを手にしました。
お話は以上です それでは
パダはムルサンにお辞儀すると歩き去ります。
応援するわ
絶対に許しちゃ駄目よ
周りが囃します。
静かにしなさい!
コンジュが叫びました。
♣
パダが家を出る支度をしているとチャウォンが帰ってきました。チャウォンはパダの前に膝をつきます。
悪かった 一度きりだったんだ
パダは手を止めて立ち上がります。
一度きり? つまり10回はアウトで1回はセーフってこと? 飽きるほどやった方がマシよ 1回ならもっと体が疼くわ
チャウォンは俯きます。
私の隣で寝てあの女のことを考えて私が出張にでも行かないか焦ってたんでしょ 私と出来なかったのもあの女のせい? そうとも知らずお母さんが原因かと病院まで調べたのに
パダは目を潤ませました。
そんなんじゃない・・
あんたが初恋の相手よ 私と出会う前に付き合ってたの?
・・違う 君と出会う前は数人で食事や映画に行ったりしてた 特別なことはなかった
聞きたくもない
パダは荷造りを始めます。
なんでカフェに呼び出したと思う? 1人で戦う自信がなかったからよ 知らない人達でもいいから味方につけたかった 夫が敵になった気持ちは経験しなきゃわからない
チャウォンは言葉もなくパダを見つめます。
他の女ならー 一度は許したかもしれない でもー 私の友達なのよ しかもウンガン
パダは涙ぐみながらチャウォンを見ました。
これからあの女をなんて呼べばいいの? あの女は不倫相手にして私のことは友達に夫を寝取られた女にした ・・あんたは女の友情を壊した
パダは化粧台にあった書類の袋をチャウォンに差し出しました。
私の分はもう書いてあるわ 裁判所で会いましょ 親権は私が貰う あんたには資格がないわ
パダは袋をチャウォンに投げました。チャウォンは立ち上がると化粧品を入れているパダの背後で話しかけました。
言う通りにするよ ・・でもミプンはどうなるんだ
子供のことは・・言わないで
だったら少しの間距離を置こう 冷静に落ち着いて・・
パダはチャウォンを振り返ります。
冷静? 私は今いつになく冷静よ 合意しなければ訴えるわ 証拠は十分ある
パダはスーツケースに化粧品を入れます。
行くところもないだろう
チャウォンはパダを止めようとしました。
知ってるのね
お父さんの借金を返済してたし返品の件で手元にお金がないだろう? 話を・・
汚い手で触らないで!
パダはチャウォンを突き飛ばしました。
心をズタズタにしておいて今更何を? あの女の手紙を見つけてからー 精神安定剤を何本飲んだと思う?
パダはバッグから安定剤の瓶を振り落としました。
死ねないから耐えてるのよ 私が手放さないとあんた達は最悪の結末になる だから捨てるの 私を裏切った罪は必ず償うことになるわ 見てなさい
僕が出ていくよ お義母さんの具合も悪いし・・
黙って ミプンはあとで連れていくわ
パダはスーツケースを締めました。
次は裁判所よ
パダは部屋から出て行きます。
あんたを生かすのはー ミプンの父親だからよ その指輪を外して
パダは家から出ていきました。チャウォンは茫然自失のまま1人残されます。
1人家に居られないチャウォンは実家に行きます。家に入るとコンジュが駆けてきました。
どうして来たの? 殴られるわよ
コンジュは慌ててムルサンを探します。
さっきまでここにいたのに・・
するとムルサンが部屋から出てきました。
何故来た? 顔も見たくないから出ていけ!!
ムルサンはバットでチャウォンを殴ろうとします。
きゃあ! やめて
コンジュがチャウォンを庇うとグムアも来てムルサンを止めました。
チャウォン! 逃げて!
早く逃げなさい!
グムアはナムチョルを呼びました。
ナムチョル! 早く来て!
ナムチョルが2階から降りてきてムルサンからバットを取り上げました。
お義父さん、バットはダメです!
チャウォンは膝をついて項垂れました。
反省してるわよ 跪いてるでしょ
コンジュがムルサンを説得しました。
これまで大変だったのよ まずは話を聞きましょ
ふざけるな! 浮気する奴はゴキブリ以下だ
父さん・・悪いと思ってる
我が家では離婚も浮気も絶対に許さん! 今すぐ出ていけ!!
ムルサンは腕を振り上げました。
チャウォン! 逃げて!
お義父さん!
ムルサンを止めようとしたナムチョルの頭にムルサンの平手が当たりました。
痛!
ナムチョルは床に転がります。
チャウォン! 早く2階へ
コンジュとグムアはチャウォンを2階に連れていきました。ナムチョルは頭を擦りながら起き上がります。ムルサンは2階を見上げため息をつきました。
♣
ウンガンはパダのオフィスの前でパダが来るのを待っていました。車から降りたパダはウンガンを無視して行こうとします。
ごめんなさい
ウンガンはパダに謝りました。
パダ 悪いと思ってる
ウンガンは涙をためた目でパダを見ました。
苦しませてごめん
夫が浮気したのに話せる人がいない いつもあなたに話してたのに
ごめん・・
パダはウンガンを見ました。
私が何かした?
ウンガンは首を振りました。
あなたは悪くない ごめん
ウンガンは泣きながら謝ります。
夫とは8年だけどあなたとは20年よ そんなに手に入れたかったの? チャウォンの妻になれると思った?
パダは問いました。
私達夫婦が隙だらけに見えたかもしれないけど子を持つ夫婦には絶対的な絆があるのよ 暮らしてみれば? ずっと横で見てたからうまく出来るでしょ 機嫌を取りながら
ウンガンは泣きながら項垂れます。
汚いから捨てるのよ 綺麗に洗い直してー 好きに使えばいいわ
パダはそう言うとオフィスに入って行きました。
パダ・・
♣
ウンガンはチャウォンの実家に行き居間にいたムルサンに深々とお辞儀しました。ムルサンはウンガンを見て驚き無言で立ち去ります。
ウンガンはグムアのいる台所に行きました。
人のことは本当にわからないわね パダさんの友達でしょ こうなることを考えなかったの? あなたの人生は終わりよ いい友達を失った 他の女だったらあれだけで終わらない
グムアはウンガンを責めました。
まさかチャウォンと暮らすつもりなの? 絶対にダメよ うちは許さないわ 家庭教師もやめて
・・はい
何しに来たの?
コンジュが来てウンガンを咎めました。
あんな騒ぎを起こしたくせに
すみません・・
謝って済む問題? あなたが先に誘惑したんでしょ うちのチャウォンは絶対にそんなことはしない
それは重要じゃないわ 親しすぎたのよ 友達だけに信じてたのよ
グムアが口を挟みました。
家庭教師代は振り込むわ
子供達に挨拶を・・
まだ塾から帰ってない
じゃあ・・今度にします
ウンガンは2人にお辞儀すると玄関へ歩いていきました。
面白い子ね どうかしたんじゃない よくここに来られたわね
コンジュがウンガンに聞こえるようにグムアに話しました。
来させないようにしなさいよ
コンジュは椅子に座りながら指示しました。
鳥肌が立つわ 相当腹黒いのね
家庭教師をクビにしたわ
チャウォンとは釣り合わない
コンジュは断言します。
私達の話を信じたんじゃ? 母さんが嫁ならいいのにって
お使いさせるためのお世辞よ 真に受けるなんて パダさんの子分でしょ いつも使い走りさせられて
ウンガンは玄関で2人の話を聞いていました。
そんな女と浮気するなんて チャウォンも世間知らずよ みっともない
コンジュは吐き捨てるように話します。
♣
ナムチョルは息子のウンを塾に迎えに行き帰宅します。
新しい車を買った方がいいな 恥ずかしがると思ってトラックを脇道に止めて待ってたよ
ナムチョルは息子に笑いました。
父さん ・・僕達を捨てないで
ウンはナムチョルに請います。
父さんと話したくてお迎えを頼んだ キャンプ場で話してるのを聞いたんだ 浮気相手にも会った
ウンは泣き声になります。
勉強も頑張るし姉ちゃんとケンカもしない 母さんが気に入らなくても1回だけ我慢して おじいちゃんが怖い 無一文で追い出されるのは嫌だ
ウンは車から降りようとしますがナムチョルはウンを抱きしめます。
・・すまない 絶対に追い出されないよ
ウンは泣きじゃくります。
ありがとう
ナムチョルはウンの頭を撫でました。
♣
ナムチョルはグムアがお風呂から出て部屋に来ると話しかけました。
家を出て暮らすのは延期だな チャウォンさん一家がここに住むのは無理だし2人だけにするのも気にかかる
わかった
グムアは化粧台に座り無愛想に答えました。ナムチョルは笑いながら話を続けます。
君とはちゃんと恋愛出来なかった 紹介された時は名前を聞いて笑ったよな 小熊に聞こえたよ グマじゃなくてグムアなのに コ・グムア
ナムチョルは微笑みました。
僕の名前を聞いて君も笑っただろう チナムチョル(磁石)みたいだって お互い変わった名前だ
グムアはクリームを塗っていた手を止めます。ナムチョルはグムアのそばのベッドに座りました。
嫌じゃなかったよ 嫌だったら結婚しなかった 恋愛せず結婚して子を持ちこの年になった これからは恋愛もデートもして1つずつ始めよう 努力するよ 君を苦しめた分尽くすよ
グムアは鏡越しにナムチョルを見つめます。
子供達が気付く前に元に戻ろう 今日が1日目だ リビングで寝ると寒い すき間風が入る
じゃあここで寝て それから”努力”という言葉は嫌
グムアは部屋を出て行きます。
♣
グムアが家から出ると暗がりでタクシーがランプを光らせました。
デグン!
グムアはタクシーに乗るとデグンに抱きつきます。
グムア!
2人は笑いながら抱き合いました。
♣
ナムチョルはベッドに戻って来ないグムアが気になります。チョンの部屋にもトイレにもウンの部屋にもグムアは居ませんでした。
・・グムア、どこに行った?
ナムチョルは不安になります。
♣
昔を思い出すわ 毎晩会ってたわよね
グムアはタクシーの中でデグンと話していました。
そうだな 清潭洞の家では何度も塀をよじ登った もう思い出だ
離婚して辛かったでしょ 元妻はどんな人?
昔中華料理屋で一緒にバイトしてた
ああ・・ あなたに気のあった彼女?
デグンは笑いました。
そうだったのね 1つだけ聞いていい?
何?
父さんに連れて行かれて結婚したけどその日の夜家に居なかったわよね 駆け落ちする約束だったのに
デグンは顔を強張らせました。
どうしてなの?
実は18年前の駆け落ちの夜デグンはムルサン達に襲われて痛めつけられたのでした。血だらけになったデグンは命だけは助けて欲しいとムルサンに懇願しました。
けれどデグンはそのことをグムアに打ち明けるべきか迷っていました。
デグン、正直に答えて 何で逃げたの?
グムアは訊ねました。
いずれ話すよ 今は何も考えたくないし何も怖くない 君を見て生きる
デグンは答えました。そしてグムアを見つめます。
人生で変わらないのはー 君への気持ちだけだ
デグン・・
♣
グムアが家に入り2階に上がるとリビングにナムチョルがいました。
どこに行ってた?
落ち着かなくて浮気してきた・・
グムアはうっかり答えて笑ってごまかします。
いえ、散歩して来たのよ 家の雰囲気が悪いから眠れなくて ・・全くチャウォンまで浮気するなんて驚いたわ
グムアはそう話しながら部屋に入ります。ナムチョルは眠れなくなりチャウォンを家に呼びました。
♣
ナムチョルとチャウォンは家のバーでお酒を飲みます。
辛いだろう
ナムチョルはウィスキーをチャウォンのグラスに注ぎました。
僕のせいで大勢が苦しんだ 両親に申し訳ないし恥ずかしい 顔を上げられません
ナムチョルはチャウォンの言葉に頷きます。
バレた瞬間が一番恥ずかしいよ 同じ立場になるとは いや同じ立場ではないかもしれないね
ナムチョルはチャウォンを見ました。
僕の立場だけ言うよ 正直バレないと思った そう願った 傲慢だったよ バレたら一瞬で人間のクズ扱いだ 誰一人まともな人間として見てくれない
ナムチョルは不倫の苦しみを語ります。
バレた瞬間別の世界に落ちたようでー 現実感もないんだ
わかります
どうしたい?
ナムチョルは訊ねました。チャウォンはウィスキーを飲みます。
わかりません この現実からいなくなりたいです 自分がー こんなに卑怯だったとは
何の覚悟もないままバレたからだ あのままバレずにいたらどんな選択をした? パダさんに離婚を迫ったかい? ウンガンさんと偶然そうなったのかー 気持ちがあったのか聞いてるんだ
チャウォンはナムチョルを見つめ視線を落としました。
今後のことは僕とは違う 最初から僕には選択肢がない 僕の人生を決めるのは子供達だ 子供達はずっと僕の灯台だった もしバレたら彼女を守ろうとー それだけ考えてた
ナムチョルはウィスキーを飲むとチャウォンを見ました。
時間をおいて冷静に考えるといい ミプンがいるだろう 男にとって結婚生活は仕事人生とも切り離せない ”覆水盆に返らず”だ この後が大事だ
義兄さんは整理がついたみたいですね
ナムチョルは苦笑しました。
整理するしかない 選択肢がないからな
♣
パダとチャウォンは裁判所に書類を提出しました。そしてミプンを連れて食事に出かけます。
ミプン、話があるの
パダはミプンに言いました。
ママは昔イタリアに留学しただろう?
ミプンの隣でチャウォンが説明しました。
勉強するためにまた行くことになった
いつ帰って来るの?
ミプンは訊ねます。チャウォンは戸惑いながら答えました。
1カ月後くらい・・
3カ月後よ
パダが告げました。ミプンはパダを見つめます。
元気に待てるわね? パパの言う事をよく聞いて
おばちゃんも一緒?
パダは絶句してから答えました。
違うわ
じゃあおばちゃんと待ってる 心配しないで行って来て
パダは大きく頷きました。
たまにミプンを見に来るわね 会いたくても我慢できる?
我慢できるけど涙が出ちゃう
ミプンは目を涙でいっぱいにして言いました。パダはミプンの泣き顔に耐えられずにトイレに行きます。チャウォンはミプンを抱きしめました。

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
我慢しなくていいよ 行かないでと止めていい
パパは子供みたい
ミプンは泣きながら強がります。
ママが勉強するなら我慢しなきゃ ミプンは我慢できるよ
ミプンは涙を拭きます。
♣
ムルサンはチャウォンの浮気についてデボンに相談します。
婿も息子も浮気するなんて頭が痛いですね
息子が相手の女に気持ちがあるようには見えん 失敗は挽回すればいい
婿は会社の経理と浮気で息子は誰と?
嫁の友達だ
ムルサンの話にデボンは仰天します。
なんと! それは獣レベルですね
浮気者にもレベルが?
もちろんです 世の中は絶対に平等ではありません 今後が思いやられる
たまに思うんだがかなり憎たらしい
ムルサンはデボンを睨みました。
ああ寂しい!
最近の妻は絶対に許さずすぐ離婚しますよ
デボンはムルサンに入れ知恵します。ムルサンは不安そうにデボンを見ました。
何かいい方法はないか?
会長の財産を嫁に譲るんです
財産を?
人を慰めるにはこれが一番です そして浮気相手を徹底的に潰す 訴えて裁判所を往復させ食事も睡眠も取れなくさせる 復讐すれば嫁の怒りも少しは収まります
ふむ・・
ムルサンは思案します。
その浮気相手の顔を見てみたいですね
自分の娘とも知らずデボンは言いました。
♣
ウンガンは子供に挨拶するためにチャウォンの実家を訪れます。
こんにちは
一体何の用?
コンジュはウンガンを見て目を見張ります。
あなたが呼んだの?
コンジュは床をワイパーで掃除しているグムアに聞きました。
違うわよ
入金を確認しました ありがとうございます 子供達に挨拶しようと思って この間の雑巾ももうないかと・・
ウンガンはグムアに話しました。
これは奥様の好きなホテルのクッキーです これは子供達に
ウンガンは紙の手提げを置きました。
誰も歓迎しないのに何でこんな物を?
コンジュは訊ねました。
これまで良くしてくれたし親しい仲ではあるけど今は気まずいわ
グムアはウンガンに話します。
あなたは気まずくないの?
コンジュがウンガンの前に立ちました。
何も出来ないから会わないのが一番よ これまでのつきあいを考えてこっちだって我慢してる でなきゃボコボコにしてるわよ
コンジュはウンガンの前に拳を突き出しました。そして部屋に行きます。
寂しく思わないでね
グムアも従いました。ウンガンは1人息を吐きます。
♣
ウンガンが門から出ると車から降りて歩いて来たパダとバッタリ出くわします。
・・は!
パダはウンガンを見てうんざりした顔をしました。そして無言で門に入ります。
♣
パダはコンジュに借りたお金を返しに来たのでした。
全額お返しします 利子は払ったので元金だけです
パダはコンジュの前に封筒を置きました。コンジュは嬉しそうに中を確認します。
債務者として挨拶しようと思い伺いました ありがとうございました
貰えないと思ってたから嬉しいわ その真正直な性格もよくないわよ それさえ直せばいいのに 人生は長いわ 誰でも失敗はする 一度きりでしょう?
パダは眉を寄せます。
大勢の前で辱めてあなたはスッキリしたの?
器が小さくてすみません
コンジュは目を丸くします。
皮肉ってる?
はい
聞いた?
コンジュは一緒に話を聞いているグムアに言いました。
人の性格はそう簡単に変わらないわ
グムアは答えます。
子供のことを考えなきゃ!
そんな余裕はありません
パダはコンジュを突っぱねました。
夫と友達が浮気したので正気ではいられません ナムチョルさんの浮気相手が友達ならどうします?
パダは向かいに座っているグムアに問いました。
20年間家族より親しい友達でした そんな人を家に入れるなんて正しいんでしょうか?
誤解よ 来るなと言ったのに挨拶しに来たの もう来ないはずよ
グムアは説明します。
何故大勢のいる場所にー あの2人を呼んだと思いますか?
腹が立ったからでしょ
コンジュが答えました。
怒りと裏切られた悲しみで悶え死にそうだったのに私には手も足も出せませんでした せめて思いきり侮辱したかったんです でなきゃ息も出来なかった 味方がいないからじゃない
コンジュはパダの話に俯きます。
そうしてでも生きる必要があるんです あがいたことが罪ならー 名誉棄損でも何でもお好きにどうぞ 失礼します
パダはソファーから立ち上がり家を出ていきました。
♣
パダが車に乗ると車の販売業者から電話が来ます。
事故も起こしてないので車は綺麗です ・・はい 値段によってはすぐにお渡しできます
パダが業者と話しているとムルサンが車の窓を叩きました。
パダさん
パダは電話を切り車から出ます。
お義母さんに返すものがあって寄りました
パダはムルサンにお辞儀をして車に乗ろうとします。ムルサンはパダを止めました。
少しでいい 大事な話がある
話すことはありません
君の気持ちはわかる チャウォンが悪い だが離婚だけは考え直してくれんか? 魔が差したんだ 相手に気持ちはない
ムルサンは請いました。
約束するよ 今住んでるマンションを君の名義に変える チャウォンの財産も君に全部やろう 念書も書く それでもダメか?
すみません 離婚書類を出しました
もう? チャウォンも同意を?
はい 一緒に行きました
ムルサンは残念そうに顔を歪めました。
♣
ムルサンはデボンにアドバイスを求めようと電話します。
書類を出してもすぐ離婚するわけじゃなく3カ月はかかるはずです
家にいるデボンはムルサンに助言しました。
その間に嫁の気持ちを取り戻すんです
ウンサンの食事を作っていたウンガンはそれがパダのことだと気づきました。
息子さんの失敗を挽回しないと ・・はい、会長 それでは
デボンは電話を切るとウンガンの料理を覗きます。
いい匂いだな 俺の分もあるか?
人のことに干渉はやめてよ
ウンガンはデボンを怒りました。
法的にアドバイスしただけだ タクシー運転手は医者や弁護士も同然だ 知識が豊富だからな
デボンは得意そうに笑います。ウンガンはムッとした顔で部屋に食事を持って行きました。
どうしたんだ?
デボンはキョトンとします。
♣
食事してないでしょ 食べて行って
ウンガンはバイトに出ようとしているウンサンに呼びかけました。
要らない
部屋を出ようとするウンサンの腕をウンガンは掴みました。
食べれば何も言わないわ いつまで続けるのよ?
心に従ってるだけ
ウンサンは答えます。
心の声なんて聞かないで
姉さんこそ 私は”友達の夫”じゃないわ
ウンガンは思わず俯きました。
お金は社長に返して
ウンサンはドアを開けようとします。
これはストーカーよ
ウンガンは妹に告げました。ウンサンは姉を振り返ります。
何て?
心で追うのもストーカーよ 手に入れられない人を想い続けることがどれだけ苦しいか・・わかる でも社長は家族を選んで振り返りもしなかった あなたも忘れなきゃ
ウンサンは涙ぐみます。
それが愛した人への礼儀よ
ウンガンは自分に言い聞かせるようにウンサンに話しました。
♣
戻りました
ナムチョルが家に帰るとバンスクから家族は寝ていると伝えられます。
今お帰りで?
キッチンの片付けをしていたわ
ご苦労様でした ああ・・
ナムチョルは給料の入った封筒をバンスクに渡しました。
最近義弟が忙しいので僕が代わりに
浮気で大変なのよね
バンスクは封筒を受け取ると高い声で笑いながら帰って行きました。その時ナムチョルは以前ウンサンが母親について語ったことを思い出します。
母さんはお金を貰うと「金融治療」だと言って喜ぶ
ウンサンは母親の真似をして笑いました。
まさか・・ウンサンのお母さん?
ナムチョルは愕然とします。
♣
ウンガンはバンスクにムルサンの家の家政婦を辞めるように言いました。
あの仕事は楽だし、お金をたくさんくれるのに・・
バンスクは嫌がります。
事情があるのよ あとで困るかもしれないから
困るって?
もっといいところを探すから 今は頼みを聞いて お願い
ウンガンはバンスクに請いました。
♣
ムルサンはチャウォンの家を訪ねました。
離婚書類を出したそうだな
うん・・
どうして止めなかった? 本当に離婚するのか?
ムルサンはチャウォンを問い詰めます。
今はパダの気の済むようにしたい そうしてあげたいんだ
今更無駄だろう ああ寂しい
ムルサンはソファーに座るとチャウォンにも座るよう促しました。
提出してもすぐに離婚は成立しない その間に関係を修復しろ
ムルサンは息子に命じます。
じゃないと縁を切る
チャウォンは父親を見つめました。
家もパダさんの名義にする お前の財産を全部パダさんに渡せ 失敗を挽回するんだ チョ先生も被害者だ いくらか渡してやれ わかったな
チャウォンは項垂れます。
お前には失望したよ 子供の頃から顔もよく勉強も出来た 結婚を押し切ったこと以外は問題なかったのに 妻の友達と浮気した男は獣レベルらしいぞ なんでそんな失敗を・・
・・失敗じゃない
チャウォンは呟きます。ムルサンはびっくりして息子をながめました。
なんだと? 自ら選んだと言うのか?
ムルサンは訊ねました。
お互い本気なのか?
チャウォンは沈黙します。ムルサンは呆れて言葉が出ません。
♣
パダは自分が設立した工場を手放します。
新しい社長も良い方なので宜しくお願いします 最後まで工場を守れずすみません 必ず成功して買収しに来ます ありがとうございました
ハン社長! ファイト!
工場の社員の声援を受けながらパダは泣くのをこらえて工場を出ました。そして新しい住居を探します。
♣
ジョンヒが退院し、パダは母親を新しい住居に連れていきました。ジョンヒは狭い路地裏の半地下の住居に驚きます。
少し汚いけど半地下にしてはマシよ カビが心配だけど
ジョンヒは悲しげに部屋を見回しました。
布団と鍋も新しく買ったわ 床暖房もつけたのよ 座ってみて
あの2人・・許せない!
ジョンヒは部屋を出ようとします。パダは母親に抱きつきました。
やめて 母さんまで行ったらプライドが傷つく 何もしないで
お父さん・・
ジョンヒは泣き崩れます。パダはジョンヒの体を支えました。
お母さん、私なら大丈夫よ 私が決めたの
離婚はダメよ あの2人に翼をつけてあげる必要はない 喜んで一緒に暮らすはずよ
あの2人のせいで人生を無駄にしたくない だから泣かないで 私の成功が復讐よ 信じてくれるでしょ?
けれどジョンヒは声をあげて泣き出します。パダはジョンヒをきつく抱きしめました。
♣
パダは父親の墓参りをします。父親の墓に花を添えお酒を置きました。
お父さん、娘のパダが来たよ 少し辛いことがあったの
パダは父親の墓に話しかけます。
辛い度にお父さんの言葉を思い出す ”生きてさえいればー どうにかやっていける どうやってでもー 生き抜け”
パダは泣きながら言葉を絞り出しました。
待てばいい日が来るよね 見守ってて お父さん
パダは唇を噛みます。
♣
チャウォンは実家にミプンを迎えに行きます。
ミプンはチョンの部屋で昼寝してるわ
門の前でグムアはチャウォンに言いました。
全く・・どうしてあんなことをしたのよ この間パダさんが来た 数日前よ お母さんのお金を返しに 事業も失敗したのにどこで工面したのか・・ すごくつらそうで胸が痛んだわ
グムアはチャウォンを睨みます。
弟だけど今回だけは味方出来ない パダさんには母親だけでしょ アメリカにいる兄は他人同然 心の傷は一生消えないわ 結婚は2人の自由だけど許しを請いなさい
姉さん、今日はミプンを泊まらせてくれ
チャウォンはパダのオフィスに向かいました。
♣
チャウォンがオフィスに行くとオフィスは”テナント募集”になっていました。愕然としたチャウォンはパダに電話しますがつながりません。
パダ、どこに行った?
チャウォンはテレビショッピングのプロデューサーに会いに行きます。
残りの契約も破棄してここ数日はきてません
プロデューサーは言いました。友達のところへ行って訊ねてもパダの行方はわかりません。最後にチャウォンはギハンを訪ねました。
最近は連絡を取ってません
わかりました
チャウォンは去ろうとします。
何かあるなら教えてください
ギハンは引き止めて請いました。
関係ありませんから
僕は知るべき人間です
その口の利き方も不愉快です お気になさらず
チャウォンは歩き去ります。
♣
パダはチャウォンと暮らした家から自分の荷物を業者に運ばせます。帰り際にパダはミプンの部屋をながめて涙を流しました。
ウンガンがチャウォンのマンションまで来るとちょうどパダが出てきました。ウンガンはビルの陰からパダが歩いて行くのを見送ります。
ウンガンはチャウォンの家に入り冷蔵庫に食べ物を入れました。それから夫婦の部屋に行きチャウォンが脱いであったコートをクローゼットに入れてあげます。
ドラマ(第26、27話)の感想
はあ~~嵐のような展開でしたね!今回はパダを演じるホン・スヒョンさんの迫力に圧倒されました。チャウォンとウンガンをカフェで罵るシーン、すごかったです。ベテランの役者さんの底力を感じました。
そしてミプンちゃんの演技にも泣かされました。
パパは子供みたい
ママと別れ目に涙をいっぱいためて強がるミプンちゃんがとても可愛かったです!将来は大女優かな?

<画像出典>kankoku5.blog/2024/12/28/韓国ドラマ「赤い風船-~絡み合う糸~」キャスト/
このドラマは筋だけ考えると無茶苦茶なんですが役者さんがそれぞれの役を好演していて台詞も胸に響くので人間ドラマのリアリティがあります。それにしてもパダはどうなるのかこれからが心配です。ウンガンはチャウォンと結婚する気なんでしょうか?パダにはギハンがいるから助けてもらえればいいんだけど・・😓。


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