こんにちは。カナエです。今回は韓国ドラマ「白雪姫には死を~BLACK OUT〜」について書きたいと思います。
出所したジョンウは村人から冷たい視線を浴びる
ドラマデータ
2024年 韓国
ピョン・ヨンジュ
ソ・ジュヨン
ネレ・ノイハウス 『白雪姫には死んでもらう』
チョン・セジン
ピョン・ヨハン、コ・ジュン、コ・ボギョル、キム・ボラ他
ドラマのあらすじ

<画像出典>ameblo.jp/nanonoiro/entry-12870229051.html
韓国のムチョンという村の倉庫で2人の女子高生、シム・ボヨンとパク・ダウンが殺害されます。倉庫に遺体はありませんでしたが大量の血が残り、容疑者として彼女らの同級生のコ・ジョンウ(ピョン・ヨハン)が警察に逮捕されました。殺害の夜ジョンウの車が猛スピードで道を走っていたとの目撃証言があり、彼の家から血のついたスニーカーが発見されたことで警察はジョンウが犯人だと確信していました。一方のジョンウはその夜は泥酔していて自分が何をしていたのか全く覚えていません。いわゆるブラックアウトと呼ばれる状態でジョンウは自分が殺したのか、殺していないのかいくら自分に問いかけても答えが出ませんでした。
でも殺してなんかいない! 友達を殺す理由がない
ジョンウと女子2人はクラスでビョンム、ミンスら男子と共に仲のいいグループでした。しかし警察は記憶を失った中での殺害行為だと主張しジョンウは有罪となり10年の間刑務所に入れられます。

<画像出典>pai-yomi.com/blackout/
10年後刑務所を出たジョンウは自分の無実を証明するために故郷の村に戻りますが、殺人犯であるジョンウに村人達は冷たい目を向けます。そして娘ボヨンを殺された両親はジョンウを恨み仕返ししようとします。ジョンウの父親はすでに亡くなり母親はジョンウに村を出ていくよう諭しました。そんな母親は何者かに陸橋から突き落とされ昏睡状態に陥ります。ジョンウは包帯だらけの母を見つめ泣きながら、母親が目が覚めた時には無罪となった自分を見せよう、と心に誓うのでした。

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新しくムチョン署に着任したチーム長のノ・サンチョル(コ・ジュン)は真犯人を探して妨害されケガばかりしているジョンウを見て”殺人犯は恨まれて当然だ”と冷笑します。しかし血だらけになりながら”自分は殺していない”と語り続けるジョンウの言葉を信じるようになり共に犯人捜しをするようになっていきます。元はジョンウの父親の店で今は幼なじみのミンスの父親が経営しているムチョンガーデンで住み込みバイトをしていた医大生のハ・ソル(キム・ボラ)もジョンウ達に協力するようになり、三人はついに村の顔馴染みの中から意外な犯人を探し当てるのでした・・。
殺人事件の真実(ネタバレ)
二人の殺害はバラバラに行われたものでした。事件の日韓国大学の医学部に合格したジョンウはグループ仲間と祝いの酒盛りをしようと彼らを家に呼びましたが、ガールフレンドのダウンと連絡がつかず1人で車で材料の買い出しに行こうとします。ジョンウの家は村一番の裕福な家で、ジョンウも父親から車を買って貰っていました。その日は両親が旅行に出かけていてジョンウが家に1人だったので仲間を呼んだのです。
けれど車の助手席にはボヨンが座っていてジョンウにダウンがパパ活をしていると悪口を言います。気分を害したジョンウは酒盛りを止めて1人で部屋でお酒を飲んで寝てしまいました。
酒盛りが中止になり暇になったビョンスやミンスはボヨンと倉庫でお酒を飲みました。そこでボヨンから2人がジョンウの子分だと馬鹿にされ、腹を立てたビョンスはミンスと一緒にボヨンを強姦してしまいます。ショックを受けたボヨンは階段から落ちて頭を打ち動かなくなりました。

<画像出典>pai-yomi.com/blackout/
動揺したビョンス達は親に電話します。慌てて来た親達はボヨンをジョンウの車に乗せ(キーを置いてある場所を皆知っていた)村から離れた廃校に運びました。捨てようとした時まだ息のあったボヨンをミンスの父親がシャベルで殴ってマンホールに投げ捨てます。ボヨンはそれから10年もマンホールの中に放置されていたのです。
また国会議員の年下の夫で精神科の医者と付き合っていたダウンは事件があった後の倉庫にやって来て医者と抱き合いますが口喧嘩になり、医者にスパナで殴られて殺されたのでした。遺体はダウンに好意を持っていたジョンウの友達で自閉症のスオが自分の家の温室の地下に隠していました。
こうして遺体のない殺人事件の顛末が明らかになったのです。
相性抜群の主要キャスト
村で親しかった友達やその親に裏切られ、自分が殺人事件の夜ブラックアウト状態で何をしていたのかもわからずに苦しむ19歳のジョンウ。そして刑務所で他の囚人から虐げられ自殺も試みながら、自分は殺していない、遺体の見つからない二人の友達を見つけてやりたいという執念で10年を生き抜き、出所後は村人や権力者の妨害に遭いながらも犯人を死にも狂いで捜す・・ピョン・ヨハンさんはそんなジョンウ役を熱演していました。

<画像出典>eclat.hpplus.jp/article/132743/02/
1986年4月29日生まれ 韓国、仁川出身。韓国芸術総合学校演劇院卒。
俳優デビューは2011年映画『土曜勤務」、2014年の職場ドラマ「ミセン: 不完全な人生」で名前を知られるようになり歴史ドラマ「六龍が飛ぶ」で人気を博す。高い演技力で数々の賞を受賞。
身長176cm、血液型はB型。
主な出演作に映画では「ティンカー・ティッカー」(2014)「魚の本」(2021)、ドラマでは「元カノクラブ」(2015)「ミスター・サンシャイン」(2018)など。
サンチョル刑事ははっきりと描かれてはいませんが妻を殺害され犯罪者に対し激しい怒りを持っています。それで初めは出所したジョンウにきつく当たりましたが、ジョンウが無実だと確信すると危険も顧みずにジョンウと犯人を捜します。敏腕な刑事ですが怒っていても目がいつも笑っているような”笑い目”の役者さんで、この陰惨なドラマの空気を癒やしてくれる存在でした。

<画像出典>momozozo.muragon.com/entry/2111.html
1978年12月8日生まれ 韓国、ソウル出身。ソウル芸術大学校卒。
俳優デビューは2001年映画「ワニとジュナ」。その後俳優業を休止し2008年から活動を再開。2015年までキム・ジュノという本名で芸能活動、それ以降はコ・ジュンという芸名に変更。SBS演技大賞助演男優賞などの賞を受賞。
身長184cm、血液型はO型。
主な出演作に映画では「ミッドナイトランナー」(2017)「故郷の夕日」(2018)、ドラマでは「熱烈な司祭」(2019)「浮気したら死ぬ」(2020)など。
ドラマの感想
とにかく罪を着せられたジョンウが可哀想で。犯罪を犯したのが自分の同級生で、そして彼らの親達がなぜジョンウに罪を着せたかというとジョンウの家が裕福でしかもジョンウが頭の良い申し分のない息子だったから。ジョンウの一家は皆に親切で親たちも村の幼なじみで友人だったのに、心の中ではお金持ちのジョンウの家族に嫉妬していたのです。特に父親の親友だった現警察署長のグタクは10年前はまだ署長でなくうだつが上がらない自分自身のもどかしさからジョンウを逮捕してわざと父親を不幸のどん底に突き落としました。子供のしたことの後始末とはいえ何の罪もないジョンウに罪を着せ家族を崩壊させるなんて・・それも警察官が。自分と距離の遠い人がいくら繁栄してもたいした嫉妬はしないけど、近いほど激しい嫉妬心は生まれる・・人間心理の恐ろしさです。

<画像出典>patiently.hatenadiary.com/entry/shirayukihime
ジョンウは村で犯人を探しながらそんな知り合いの村の人達を悲しげに見ていました。犯人を暴いても自分の友達、おじさん、おばさんと小さいときから呼んでいた近所の知り合いなのです。しかも村でのつき合いは深くて彼らとのたくさんの思い出がある・・冤罪は消えても喪失感は消えません。高校までの思い出には必ず彼らがいるんですから。

<画像出典>ameblo.jp/nanonoiro/entry-12870229051.html
殺害された日ボヨンがビョンス達に喧嘩を売らなかったら強姦もされなかったし人生が続いていてジョンウも幸せに暮らしていたはず。あの日ボヨンはグタクと母親の不倫を見て混乱していました。そこから日常のすべてが崩れてしまいました。ボヨンの家は父親の暴力で皆が苦しんでいて警察官のグタクに頼った母親も責められません。皆全くの悪人ではないのにちょっとした行き違いから犯罪は起こるんです。殺されたボヨンはずっと汚いマンホールの中に捨てられていました。若い女の子が・・哀れすぎる人生です。
見つかって良かった・・
ジョンウは遺体の見つからない友達をなんとか探したいと思っていたから発見されたときは本当に安堵しました。そしてボヨンをこんな風に置き去りにした犯人に怒りを覚えたのです。

<画像出典>ameblo.jp/nanonoiro/entry-12870229051.html
兄貴・・
すべてが解決したときジョンウは一緒に取り組んでくれたサンチョルに抱きつきます。ジョンウの心から他界した父や友達への思いは消せませんが、自分を大切に思ってくれるサンチョルや回復した母、そして復学した医大で一緒に学ぶソル達との絆を深め人生を歩んでいくことでしょう。


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