英ドラマ「刑事モース~オックスフォード事件簿~」(シーズン1)は主人公モースの女難気味のキャラが母性本能をくすぐる??加えてシーズン1のネタバレあらすじ、感想も!
こんにちは。カナエです(⌒∇⌒)。
いや~やっと見始めました「刑事モース」。これまでNHKやWOWOWでチラチラのぞいたはしてたんですが途中からはちょっと見づらくて。
動画配信サービスを始めたのでやっと最初の若いモースから観ることができたんですが、やっぱり面白いのね!筋立ても意外性に富んでいるし、主人公モースがシャイだけど可愛いし。
英国でベネディクト・カンバーバッチの「シャーロック」と人気を二分すると言われてる意味がわかりました。
―というわけで遅ればせながら「刑事モース」(第1シーズン)について記したいと思います💛
刑事モース(シーズン1)の詳細
刑事モースの舞台は1960年代の英国。オックスフォード市警の犯罪捜査課の巡査になりたてのモースが独特の勘と推理力、そして熱心な捜査で犯人を捕らえる姿がいきいきと描かれています。
2018年にはヨーロッパの6つの地域で最もパフォーマンス性のある20のドラマタイトルに選ばれたこのドラマ。第6シーズンは本国でドラマの最高評価を獲得し、第8シーズンも2021年の今年、公開になるとか。
ドラマデータ
2012~13年 英国ITV
コリン・デクスター
ラッセル・ルイス
トム・ヴォーン、エドワード・バザルゲット、コーム・マッカーシー他
レベッカ・イートン、ダミアン・ティマー他
ショーン・エヴァンス、ロジャー・アラム、ジャック・ラスキー、アントン・レッサー他
ドラマの主要な登場人物
<画像出典>http://orisakuakane.seesaa.net/article/463285121.html
エンデヴァー・モース(ショーン・エヴァンス)
オックスフォード市警察カウリー署の巡査。新米ながら豊富な知識と明晰な頭脳で犯人を特定する能力に優れ、サースディ警部補から補佐を命じられるようになる。自分の生い立ちや大学時代までの人生についてはあまり語らず謎の部分が多い。
サースディ警部補(ロジャー・アラム)
オックスフォード市警察カウリー署の警部補。早くからモースの能力に着目して巡査のモースを自分の補佐にして共に難事件を解決する。悪党には容赦しないが妻に優しく娘や息子には良き父親。
ドラマ(シーズン1)のあらすじ
【Case1:華麗なる賭け】
巡査になったモースは、行方不明になったメアリーという少女の捜査で自分がかって通っていたオックスフォード大学のあるカウリー署へ派遣されます。モースはメアリーの家で彼女の持ち物を調べますがその中に15歳の娘には不似合いな高価な詩集があるのを不審に思います。また残されていたクロスワードパズルの暗号を解いて、メアリーがクロスワードを使って誰かと会う約束をしていたことを知るのでした。
メアリーはつきあっていた大学生を通してその教授であるストロミングと実は不倫をしており、クロスワードを使って密会していたのです。そしてストロミングの妻はモースが憧れていたオペラ歌手・キャロウェイだったのでした。
メアリーが殺害されて発見されるとモースは不倫相手のストロミングが妻にその事実をばらされることを恐れて彼女を殺したのではないか・・と疑います。しかし土曜の夜に殺されたはずのメアリーは日曜の朝に目撃されていて、ストロミングにはアリバイがありました。そしてモースは一番望まなかった妻のキャロウェイに焦点を絞っていきます・・。
【Case2:毒薬と令嬢】
カウリー署に新しく赴任したブライト警視正は巡査長でもないモースがサーズデイ警部補の補佐をしているのが気に入りません。モースは不承不承にブライトに命令された事務の仕事に就きますがそんなときある女学生が自宅で突然死するという事件が起こりました。
その後その女子生徒の主治医も殺されたことから二人の死を怪しんだモースはブライトの目を盗んで捜査を続けます。 現場に残された自転車がモンクフォード牧師のものだったことからモースは牧師を訪ねてアリバイを確認しますがその牧師も殺害されてしまいました。
捜査は混迷を極め主治医の家族まで犯人の疑いが及びますが、本当の犯人は意外な人物でした。
【Case3:殺しのフーガ】
廃棄された貨物列車の中で女性の絞殺死体が発見され、その数日後植物学者の未亡人が毒殺されます。そして未亡人に手紙を送ったニモという人物も殺されており、女性二人の遺体にはオペラの歌詞の一節が残され、ニモのポケットからはオペラの楽譜が発見されました。
モースはオペラという謎のメッセージを残す犯人が警察に挑戦していると考えます。
警察は精神科医・クローニンを呼んで犯人についての意見を求めますが、モースはクローニンという人物に疑いをもつようになります。そのクローニンも殺されてしまいますが顔が硝塩酸で溶かされていることからモースはクローニンかどうかは断定できないと考えます。
【Case4:犯罪相関図】
ブルーム一族が経営する武器工場をマーガレット王女が視察に訪れカウリー署が警備を担当している中で工員の一人が殺されました。殺害されたのは入社半年の社員パーシー・マレソンで停職中の従業員、レニー・フロストが容疑者として浮上します。
しかしパーシー・マレソンは実はユースタス・ケンドリックという人物で12年前にオリーブ・リックスという女学生の失踪事件の容疑者でした。オリーブはケンドリックの恋人でしたがブルーム一族の長男のハリーともつきあっていたことから、マレソンはオリーブとブルーム一族との関係を探っていたようでした。
モースはブルーム一族に疑惑の目を向けますが、マーガレット王女の訪問を撮影した映画を観たことである発見をし、犯人の逮捕に近づくのでした。
【Case5:家族の肖像】
大学教授のアリスター・コーク=ノリスがひき逃げされた事件を捜査するモースは彼が大学に寄付した土地のことで大学側と揉めていることを突き止め、学長が事件に関与しているのでは、と疑います。
一方サースディ警部補と因縁のあるギャング、ヴィックのナイトクラブで働いていたジョージナ・バナードが殺害されます。彼女はノリス教授と面識があり、ノリス教授がクラブのマッチを持っていたことから土地がらみのゴタゴタで事件が起きているのでは?とモースたちは考えますが、犯人は予想外の人物でした。
ドラマ(シーズン1)の感想(ネタバレ含む)
<画像出典>https://www.bs11.jp/movie/eu-mystery-morse/
このドラマは複数の容疑者が登場するので誰が犯人か推察するのが難しく、また犯人はいつも意外なところから見つかります。
そしてこのドラマに出てくる女性は怖い😱!!
【Case1:華麗なる賭け】
15歳の少女メアリーが失踪し殺されますが、犯人は不倫相手のストロミング?それとも権力者たちのいかがわしいパーティの出席者の誰か??・・と観る側に思わせます。けれども実はストロミングの妻キャロウェイが夫の不倫を怒ってメアリーを殺害したという結末。キャロウェイはモースが愛聴している憧れのオペラ歌手で、刑務所で自殺してモースを悲しませます。
殺害のためにメアリーの交際相手を誘惑して最後に彼まで殺してしまうなんて同情の余地はないけどね。
【Case2:毒薬と令嬢】
女学生とその主治医の死からその主治医の家族にまで話が及びますが、主治医の妻が病気を持つ妹の子供を預かって妹に渡そうとしない様子がなんだか無気味。結局妹は姉の夫と不倫関係で、夫との間に生まれた子供だったんだけど甥になる子を愛でて離さないってどうなのかな。
犯人はその家族とは関係なくて女学生とつきあっていた男の父親で息子を心配したあまりの犯行だったってことだけど、若いモースと病気の妹がなんとなくいいムードになったりしてそっちに関心が行ってるうちに犯人の落としどころがそこっていうのは良くできてると思いました。
【Case3:殺しのフーガ】rennaiga
割と最近の刑事ドラマに多い愉快犯的な犯罪を扱った第3話。
犯人は精神科医のクローニンで最後はサースディ警部補が命を狙われますが、助けに来たモースとともに逮捕します。事件が解決して、(警察で捜査し続けながら)どうすれば心を病まないかをサースディに訊ねるモース。大切な守るものを見つけろと助言するサースディに見つけました、と目を潤ませるモース。サースディを命がけで守ろうとしたモースは上司以上の(家族のような)愛情をサースディに感じたんじゃないかな。それを口にしないモースが可愛い。
【Case4:犯罪相関図】
モースの恋愛が描かれた第4話。ブルーム一族のもとで働く大学時代の友人アリスと再会したモース。アリスはモースに自分の気持ちを告白して二人は恋人関係になるんだけど、やはりスーザン(大学時代のモースの恋人)にはかなわないと別れを告げられます。ブルーム一族の人間模様が詳しく描かれていてきっと犯人はそのうちの一人だと漠然と思いながら観ていたら殆ど出番がなかった工場の責任者が犯人だったというまたも驚きの結末でした。
【Case5:家族の肖像】
モースは第3話で犯人に斬りつけられ、今回の第5話でも最後に非情な犯人に銃で撃たれてしまいます。犯人は大学教授のコーク=ノリスの妻で、自分が夫の友人の教授を好きになり邪魔な夫を殺したという展開。その妻は自分の愛情を拒んだその友人の教授を殺し、警察官のモースまで殺そうとした恐ろしい女性でした。
なんかあまり女性でいい経験をしないモースですね。これから女運は上昇するのかな??
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