【知っているようで知らなかった童謡の意味を調べてみた】凍える夜を暖めてくれる唄「ペチカ」は誰が作ったの?

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こんにちは。カナエです。

2023年も1月に入ってしばらく暖かい日が続いていましたが、さすがに寒くなってきました。 週末は寒波が来るようですし、こういう時期は心をぬくぬくとさせてくれる歌でも口ずさんで元気になりたいですね。冬を暖めてくれる歌といえば揺れる炎が思い浮かぶ童謡「ペチカ」でしょうか。

寒い冬を癒す「ペチカ」と「冬の夜」

童謡「ペチカ」の作詞、作曲家は?

カナエはこの曲はてっきり北欧付近の外国曲だと思っていたんです。ペチカってどこのものかも知らなかったですし。調べてみたら「ロシアの暖房器具」のことを指すようで、壁にはめ込まれた作りになっていて部屋を暖めることと、パンなどを焼く炊事用としても使われるんだそうです。

「ペチカ」の煙突は壁の中を通っていて、そこを煙が通ることで壁に熱が伝わって表面温度が上がり、部屋がポカポカしてくる仕組みなんだそう。料理もできることからその近くに集まる時間も多くなって家族の憩いの場所になったのでしょうね(下の写真だとピザなんかも出来そうだな・・)。

<画像出典>https://fundo.jp/338947

そしてこの「ペチカ」という童謡は作詞が北原白秋で作曲は山田耕平でした。

北原白秋(1885~1942年)は明治生まれで日本の詩人、童謡作家、歌人。彼が遺した詩歌や童謡は多く、その活躍した時代は「白露時代」と呼ばれ三木露風とともに近代日本を代表する詩人です。代表作に童謡では「この道」「あわて床屋」「雨降り」などがあります。       <Wikipediaより>

<画像出典>https://news.yahoo.co.jp/articles/272b6c7f46cfc196ca138bd1550af575a45a27ae

山田耕作(1886~1965年)は北原白秋と同時代の作曲家、指揮者です。日本語の抑揚を生かしたメロディーで日本の音楽史に残る作品を数多く作りました。また日本初の管弦楽団を作るなど功績を残しています。代表作に「赤とんぼ」「砂山」「待ちぼうけ」などがあります。

北原白秋と山田耕作が共同で作詞・作曲した作品は校歌や童謡、唱歌など多岐にわたり、国民的名作がたくさん残っています

童謡「ペチカ」の歌詞は?

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
昔 昔よ 燃えろよペチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ 表は寒い
くりやくりやと 呼びますペチカ(❝くりやくりや❞は焼き栗売りの掛け声を表しています)

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ じき春来ます
今にやなぎも もえましょペチカ(❝もえましょ❞は春になって柳が芽吹くことを指しています)

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ だれだか来ます
お客さまでしょ うれしいペチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
火の粉ぱちぱち はねろよペチカ

童謡「ペチカ」はいつ作られた?

「ペチカ」は、1924年(大正13年)刊行の「満州唱歌集」に掲載された童謡です。当時は南満州鉄道が設立され、満州(現在の中国東北部)への移民が増えた時期でした。そこで南満州教育会は移民たちの住む土地に合った歌が必要と考え、北原白秋にその依頼をしてきたのでした。彼は自ら満州に出向いて歌の制作をしたと言われています。

そうした経緯もあって「ペチカ」は満州の厳しい寒さを踏まえた歌詞になっています。けれど地名や固有名詞が歌詞に入っていないので、一般的な❝冬の暖炉の歌❞として現在まで優しいメロディが歌い継がれてきたのでした。

童謡「ペチカ」の曲から想像できるもの

「ペチカ」を聴いていると揺らめく炎が浮かんできます。外は雪のふる極寒の寒さなのに「ペチカ」の側にいると暖かくて嬉しくなってくる。その炎を見ながら昔のことを思い出したりしていると、外では寒い中で焼き栗を売る声がしたり、どうやら誰かが訪ねてきたりもするようです。

<画像出典>https://www.beiz.jp/%E7%B4%A0%E6%9D%90/%E7%82%8E/00001.html

北原白秋の詩は山田耕平のメロディーに乗って簡潔ながら暖かくて深い味わいがあります。カナエは♬むかしむかしの・・と盛り上がっていくところがとっても好きです。短い曲の中にも人間の想いの豊かさがあって素晴らしい曲だなあとつくづく思います。

童謡「冬の夜」について

寒い冬でも暖かくなれる童謡には他に「冬の夜」があります。

外は吹雪でも家族のいる部屋は囲炉裏火が燃えて暖かい。そしてそこには母親や父親と子供たちとの団欒があって人肌の触れ合いがある。少子高齢化の社会になって得難い風景になってしまいましたが、貧しくても家族の絆が強かったそんな良き時代の童謡です。

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