秋も深まってきましたがまだまだ暑いですね💦カナエです。
今回は島の自然の美しさを満喫できる映画「ガーンジ島の読書会の秘密」について書きたいと思います。秘密というからにはなにかサスペンス的要素が・・?と思いつつ観ていましたが最後まで気持ちのいい珠玉のラブロマンスでした!
やっぱりラブストーリーは主人公の美しさ、ファッションに左右される
💐映画データ
製作年2018年 フランス・イギリス合作映画
監督マイク・ニューウェル
原題The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society
原作メアリー・アン・シェイファー、アニー・バロウズ
脚本ドン・ルース、ケビン・フッド、トーマス・ベズーチャ
キャストリリー・ジェームズ、ミキール・ハースマン、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ他
💐映画のあらすじ(ネタバレ)
第2次世界大戦直後のイギリス。
作家のジュリエット・アシュトン(リリー・ジェームズ)はチャンネル諸島の1つであるガーンジー島に住むドーシー・アダムス(ミキール・ハースマン)という男性から手紙を受け取ります。それはある作家の本を置いている書店を教えてほしいというものでしたが、ジュリエットはドーシーがガーンジ島で参加している「ガーンジー島文学・ポテトピールパイ同好会」という読書会に興味を持ちました。
ジュリエットは読書の効能についてのコラムの仕事を持っていたので読書会についての記事を書こうと島に向かいます。

<画像出典>https://eiga.com/movie/90961/gallery/
読書会のメンバーはジュリエットを歓迎してくれましたが、主催者のエリザベス(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)の姿が見えません。彼女について聞くと皆眉を曇らせます。ジュリエットはそこに秘密の匂いを感じとりました。ジュリエットが読書会の記事を書きたいと申し出るとメンバーに強く反対されてしまいます。

<画像出典>https://eiga.com/movie/90961/gallery/
手紙をくれたドーシーとすぐに親しくなったジュリエットは島を案内してもらいました。ガーンジ島は青い海と緑の多い美しい島でしたが、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたところで島にはその無残な残骸が残っていました。
ジュリエットはエリザベスの子供だというキットとも仲良くなりました。キットはドーシーが育てていて彼をパパと呼んでいました。しかしドーシーたちはエリザベスがドイツ兵に捕らえられてその後は行方不明だと言います。
ジュリエットはアメリカ人の婚約者、マークにエリザベスの行方を調べるよう頼みました。ドーシーはジュリエットと親密になるにつれてエリザベスが何故ドイツ兵に捕らえられてしまったのか、その理由を打ち明けるようになりました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/90961/gallery/
キットは島を占拠していたドイツ兵の医者とエリザベスとの間の娘でした。キットの父親はドイツ兵と言っても親切な好青年でエリザベスとはお似合いでしたが、ドイツ軍に不審な行動をとったと咎められて別の処へ送られてしまいます。しかもその途中で船が難破して亡くなっていたのでした。
エリザベスは独力でキットを育てていましたが、ある晩外出禁止の命令が出ているにもかかわらず病気の男の子を病院へつれて行こうとしてドイツ軍に捕まってしまいました。それ以来行方知れずになったエリザベスですが、キットを預けられたドーシーは正義感の強いエリザベスが病院に行くのを無理やりにでも止めるべきだったと悔やんでいました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/90961/gallery/
ジュリエットはだんだんドーシーに惹かれていく自分を感じていました。しかしジュリエットの島の滞在の長さに耐えかねた婚約者のマークが島に迎えにやって来ます。そしてマークからのエリザベスが収容所で少女を守って命を落としたと言う情報を読書会のメンバーに伝えるとジュリエットはマークとロンドンへ戻るのでした。

<画像出典>https://eiga.com/movie/90961/gallery/
けれどロンドンに戻っても島の記憶は薄れません。ジュリエットはマークとの婚約を解消し、読書会の記事を書き始めます。そして書き上げた原稿を読書会のメンバーに送るのでした。これは出版しないと書き添えて。そこにはドーシーへの愛があふれていました。
ドーシーはジュリエットに会おうとロンドンに向かいます。ジュリエットもドーシーに会うために島に向かう船に乗っていました。船着き場でドーシーの姿を見つけたジュリエットは船を降りて後を追います。
ドーシー!
ジュリエットの声に気づいたドーシーは立ち止まって振り返ります。二人は強く抱き合うのでした・・。
💐映画の感想・・居心地の良い愛の物語

<画像出典>https://eiga.com/movie/90961/gallery/
え?ちょっと知的なジュリエットがこんな軽薄そうなアメリカ人との結婚はないでしょ??と映画の最初で思ってしまうのでドーシーと惹かれ合ってマークとはお別れ、という展開が容易に予想のつく映画なのですが、それがつまらないと思わせないジュリエットを演じるリリー・ジェームズの魅力とファッション、ドーシーの朴訥で誠実な人柄、読書会の個性的な面々、島の自然の美しさなど退屈させない要素がいっぱいで最後まで楽しんだ映画でした。リリー・ジェームズはあの「シンデレラ」に出演した女優さん。青いドレスがとっても綺麗だったのを覚えてます。
ちょっと難を言えばジュリエットとエリザベスの顔の雰囲気が似ていて、え?これはどっちって迷っちゃったことかな?
ちなみに“ポテトピールパイ”とは戦争中ドイツ軍に占領されていた島の住民がポテトとその皮で作ったパイのこと(他の食料はドイツ軍にとられて住民が食べたのはジャガイモだけだった)です。
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