映画「背徳と貴婦人」はミステリアスな中国の宮廷の妖艶な皇后の物語!そのネタバレあらすじ、感想も

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映画記事

暑さが続きますね~。カナエです!

今回は世界でいろいろ話題をふりまく中国の映画をご紹介します。主演は以前“時の人”となった女優ファン・ビンビン(さん)。綺麗です✨(以下敬称略)

中国宮廷に咲いた美しい花は悲しい運命だった・・

🌼映画データ

製作年

2017年 中国・フランス合作映画

原題

Le portrait interdit

監督

シャルル・ド・モー

脚本

シャルル・ド・モー

美術

フランソワ=ルノー・ラバルテ

キャスト

ファン・ビンビン、メルビル・プポー、ホアン・ジュエ他

🌼映画のあらすじ(ネタバレ))

18世紀、清の皇帝・乾隆帝の時代。類まれな美貌を持ちながら夫の皇帝から寵愛を得られない皇后ウラナラ(ファン・ビンビン)は悩み深き日々を送っていました。ある儀式の日皇帝が亡くなった前皇后の肖像画を御前で広げさせじっと眺めるのを目にすると、ウラナラは自分も肖像画を描いてもらうことを強く望むようになります。ウラナラは侍従長のチェンから皇帝と前皇后が将棋を楽しんでいたと聞き、自分も皇帝と将棋を指してみます。ウラナラが勝つと皇帝は褒美は何が欲しい?とウラナラに訊ねるのでした。ウラナラは宮廷画家に自分の肖像画を描いてほしいと皇帝に望みます。

<画像出典>https://eiga.com/movie/91389/gallery/

ウラナラは宮廷画家のフランス人修道士、アティレ(メルヴィル・プポー)の描いた蝶の絵が気に入ったので彼に肖像画を依頼することにしました。そして彼の前に立ち、真剣な視線を注がれるうちに孤独で乾いていたウラナラの心に変化が訪れます。

見つめる画家と見つめられる妃の甘美なひととき・・

ウラナラは自分が女性であるのを感じ、見つめられることで美しさを増していきました。一方アティレの方もウラナラを描くうちに心が乱れ熱い感情が沸き上がるようになっていきます。しかし女性との触れ合いを禁じられた一介の修道士と清の皇帝の妃の恋愛など許されるものではありません。

<画像出典>https://eiga.com/movie/91389/gallery/

二人の雰囲気にただならぬものを感じたチェン侍従長は、肖像画を早く仕上げるようにアティレに促します。出来上がった絵を見た皇帝は絵の中の皇后の眼差しに画家への思いを感じとったのか、アティレに戦地に行って兵士の絵を描くよう命じ宮廷から去らせるのでした。

そして3年の月日が流れました。

アティレは宮廷に戻って来ましたが神への愛と絵を描くことを生きがいにしようと決心していました。

ウラナラは相変わらず所在のない日々を送っていました。皇帝は新しい側室に熱を入れ相変わらず皇后のもとには訪れません。さらに自分の息子までウラナラに冷淡になって辛く感じてしまいます。

<画像出典>https://eiga.com/movie/91389/gallery/

子供まで私に冷たい・・絶望したウラナラは艶やかな黒髪を無残にも切り始めます。剃髪は皇帝の死後に行うものでしたが、ウラナラにとって夫は既に死んでいたのでした・・。

🌼映画の感想

<画像出典>https://eiga.com/movie/91389/gallery/

**え、ここで終わりですか?もうちょっと二人の進展が見たかったよぉとちょっと残念でしたが、フランス映画ってこんな風に唐突に終わるんだよね~。まあファン・ビンビンさんの美しさで最後まで観る人を引っ張る画力のある映画ではありましたが・・。

いくら綺麗でも皇帝には何人も女性がいてしのぎを削っているからなかなか独占は出来ないんですよね。その中でもウラナラは皇后なんだから立場は一番偉い。でも夫は皇后の部屋にはめったにやって来なくてただ待つだけの日々は孤独なもの・・皇后といえども幸せではないんですよね😔それにウラナラの周囲には心を許せそうな人間がいないのがまた気の毒で、侍従長のチェンなどはウラナラが皇帝から邪険にされているのを知っているので内心軽く見ていて態度がやけにでかい。ウラナラもそれがわかっていながらチェンにはただ従うだけ・・あんなに綺麗なのにどうして(モヤモヤ!)って感じです。

**それにしても中国の清の宮廷って臣下の男たちが頭に赤い傘をかぶっているのがなんか異様。清の時代は辮髪(べんぱつ)っていうの?頭を丸ハゲにして一部だけ長ーく髪を伸ばして三つ編みにしてる、漫画の(キン肉マンだっけ)ラーメンマンみたいで、どうしてあんな格好にわざわざしてたんだかって思っちゃいます。お世辞にもカッコいいとは言えないと思うんだけど(それで毛が無いから赤い傘被ってるんだろうけど?😶)。まあ日本だって江戸時代は頭の毛剃ってちょんまげにしてたんだから人のことは言えないけどさあ・・もしかしたら頭皮を剃るのって清から伝わったこの頃のアジアの流行だったのかもね??。思うんですがそうした格好で人を威圧する(畏れさせる)勇壮さかなんかを出したかったんじゃないかなあ。シリアスな恋愛映画にはちょっと向かない風貌ですけどね。

**最後に主役を演じたファン・ビンビンさん、なんか行方がわからなくなっているって騒がれてたけど活動再開してるようで良かったですね(^^♪ 美女だからもっと映画に出てほしいなあ💛

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