【知っているようで知らなかった童謡の意味を調べてみた】童謡「花嫁人形」で涙を流すのは誰?

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こんにちは。カナエです。

ずっと暖冬でしたが今日は久しぶりに真冬っぽく寒い!でもこの時期はもっと足元から冷える実感があるものなのでやっぱり今年は特別暖かい感じがします🌞

この間の金曜日に気になっていた絵の展覧会に行ってきましたが、久しぶりに在来線に乗ったら周囲の若者が殆ど耳に栓(じゃなくってワイヤレスのヘッドフォン?)をしていて一様に携帯見てるしで、なんかちょっとうーんとうなるものがありました。不思議なもので30代以上になるとかっちりしてないように見えた。でも両耳にしてたら危ないんじゃないかな?カナエみたいにだんだん耳が遠くなってくると(確かに若い時より聞こえが悪くなってる)貪欲に世界の音を聞きたいと思っちゃうんだけど、若い世代は自分の世界の音に集中したいんですかね。広い周りの世界の音にも関心持って欲しいなあ・・😶

でも電車を降りて駅の構内にでたら若者たちがオーストラリアの大火災の募金活動を熱心に呼びかけていました。

カナエもちょっとだったら・・、とそういう時思うんだけど、あんまり少額でもなあ~とか名前を書くのは面倒なんだよな~とか一人だけお金を入れるのも恥ずかしいなあ~とか思って近寄れないないまま通り過ぎてしまうことが多いんだよね・・m(__)m。

でも地球温暖化が原因かもしれないからとても困ったことだよねえ・・次世代に負の遺産は残したくはないんだけど・・もっと政治家が積極的になってくれないと力なき庶民じゃやることが知れてる。マイバッグにしたり割りばしやストローは極力使わないなんてことはしてるけど。もっと具体的にこうしろと言ってくれればできるだけやるんだけどなあ😣どうなるんでしょうかねえ・・世界。

―というわけで今回は「花嫁人形」の童謡について書きたいと思います!

童謡「花嫁人形」の歌詞がわかる現代人は希少価値?

「花嫁人形」(*作詞・蕗谷 虹児 *作曲・杉山長谷夫)<敬称略>

きんらんどんすの 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ
文金島田に 髪結いながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ
あねさんごっこの 花嫁人形は 赤い鹿の子の 振袖着てる
泣けば鹿の子の 袂がきれる 涙で鹿の子の 赤い紅にじむ

泣くに泣かれぬ 花嫁人形は 赤い鹿の子の 千代紙衣装

👩この歌の歌詞の意味は?

還暦過ぎのカナエでも歌詞の意味がわからない・・(←単なる無知??)

まずきんらんどんすってなに?―金襴緞子と書くそうです😃

金襴緞子とは綾織りの布地に金糸の文様をした織物(金襴・・きんらん)と繻子織(しゅすおり)に模様を織った織物(緞子・・どんす)をいうそうです。そうした模様の入った素晴らしい帯をしているんですね。

そして文金島田って?―文金島田(ぶんきんしまだ)とは花嫁の結う髪形のことで、根元を高く上げた上品な髪形を指します。ここまででとても高価な衣装を身に着けた花嫁姿が説明されていますが、その花嫁さんが何故泣くのか?(また花嫁御寮の「御寮」とは古くから貴人の子息や息女を指す尊敬語として使われており、当時は中流層の娘や若い妻の呼称でした)。

そしてあねさんごっこというのは人形遊びのこと。ここから花嫁人形は紙でできているから泣いたら着物の袂がきれてしまうし、振袖の赤色が滲んでしまうと言っています。

つまり5行の歌の最初の2行は美しい衣装に身を包んだ若い花嫁さんが涙する姿、後の3行は花嫁人形が泣いたら壊れてしまうから泣けなくてつらかろうと歌っています。

<画像出典>https://item.rakuten.co.jp/suzukatu/kn-o1819-e-p27/

大正13年(1924年)、蕗谷 虹児が作詞したこの歌は幸せいっぱいな結婚ができなかった美しい花嫁さんの悲しみを綴っていて、15歳で駆け落ちした蕗谷の母をモデルにしたとも言われています。

そして20代で早逝した母親への蕗谷 の思慕の情がこの詩の中で花嫁人形への思いにこめられている気がしました。

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