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学校の卒業式の定番曲、「仰げば尊し」が歌われなくなってきている?その理由について考察してみた

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こんにちは。カナエです。学校の卒業式が近づく時期ですね。今回は卒業式で歌われ続けてきた曲「仰げば尊し」について書きたいと思います。最近はこの歌を卒業式で歌わない学校も増えたとか・・なんとなく寂しい気もしますが、カナエもこの曲については歌詞も一番の意味しかわからずに学生時代歌っていた気もするんですよ。そこでこの歌について詳しく調べてみました!

「仰げば尊し」はアメリカの曲「SONG FOR THE CLOSE OF SCHOOL」だった

「仰げば尊し」の歌詞は?

仰げば尊し

仰げば尊し 我が師の恩
教の庭にも はや幾年
思えば いと疾し この年月
今こそ 別れめ いざさらば


互に睦し 日ごろの恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て 名をあげ やよ励めよ
今こそ 別れめ いざさらば


朝夕 馴れにし 学びの窓
蛍の灯火 積む白雪
忘るる 間ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば

一番の意味はわかりやすいですが、今の時代、「我が師の恩」とか言っても学生達にはピンとこないんじゃないでしょうかね。カナエも醒めた学生だったので卒業式でこの曲の一番を歌いながら(別に先生にさあ、恩なんて・・)と思ってしまう生意気な部類だったと思います。それでも一番はわかりますが、二番になるとさらに気持ちが沿っていかない。【身を立て 名をあげ やよ励めよ・・】なんて歌詞はう~~ん、時代性を感じますね。三番は今見るとじんとくるものがありますが、二番で気持ちが離れてしまうので戻れないまま歌が終了してしまいます。

「仰げば尊し」の原曲は?

「仰げば尊し」は1884年に発表された日本の唱歌で明治から昭和にかけて学校の卒業式で歌われてきた曲です。その原曲は長い間不明なままでしたが、2011年になってやっとそれが「SONG FOR THE CLOSE OF SCHOOL」(和訳すると学校教育の終わりのための歌)というアメリカの歌であることがわかりました。米国で1871年に出版された音楽教材に楽譜が載っていたらしく、内容は友人や教室との別れを歌ったものでした。メロディーは日本と同じ、作詞はT・H・ブロスナン、作曲はH・N・Dと記されていたそうです。

SONG FOR THE CLOSE OF SCHOOL

We part today to meet, perchance, Till God shall call us home;
And from this room we wander forth, Alone, alone to roam.
And friends we’ve known in childhood’s days May live but in the past,
But in the realms of light and love May we all meet at last.

私たちは今日別れ、まためぐり逢う、きっと、神が私たちをその御下へ招く時に。
そしてこの部屋から私たちは歩み出て、自らの足で一人さまよう。
幼年期から今日までを共にした友は、生き続けるだろう、過去の中で。
しかし、光と愛の御国で、最後には皆と再会できるだろう。

Farewell old room, within thy walls No more with joy we’ll meet;
Nor voices join in morning song, Nor ev’ning hymn repeat.
But when in future years we dream Of scenes of love and truth,
Our fondest tho’ts will be of thee, The school-room of our youth.

さよなら古き部屋よ、汝の壁の内で、楽しく集うことはもう無い。
朝に声を揃えて歌うことも、午後の賛美歌も、もう繰り返すことはない。
だが、幾年も後の未来に、私たちは愛と真実の場を夢見る。
私たちの最も大切な思い出は、汝、幼き日々の教室となるのだろう。

Farewell to thee we loved so well, Farewell our schoolmates dear;
The tie is rent that linked our souls In happy union here.
Our hands are clasped, our hearts are full, And tears bedew each eye;
Ah, ‘tis a time for fond regrets, When school-mates say “Good Bye.”

さよなら私たちがかく愛した汝よ、さよなら親愛なる級友たちよ。
私たちの魂を、幸せなひとつの繋がりとしてきた絆は解かれた。
私たちの手は固く握られ、心は満ち、そして目には涙をたたえ。
ああ、これぞ惜別の時、級友たちの言葉は「さよなら」。   <wikipediaより> 

やっぱりアメリカの歌詞からはキリスト教の教えが伝わります。別れの切なさに胸が熱くなる歌詞ですね。

卒業ソングも変化していく

「仰げば尊し」は”恩師への感謝を強要しているという考え”、”古い日本語の表現が理解しにくい”、”2番の歌詞で立身出世を呼びかけている”、などの理由で他の卒業歌を選択する学校が増えているようです。

確かに「3月9日」 (レミオロメン)や「YELL」( いきものがかり)、「さくら」(森山直太朗)などの歌の方が学生達には親しみやすいでしょう。時代と共に歌われる歌も変わっていきますね。

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