映画「パラサイト 半地下の家族」は地下に住む住人の哀しみと恐怖を描いた人間というものの本質に迫るドラマ!

今日は。カナエです(‘◇’)ゞ。

だいぶ寒くなって公園を歩いても晩秋の景色です。カナエは10月の終わりから11月中旬くらいまでの日差しに透明感のあるこの時期が大好き💛

昔は春も大好きだったんだけど花粉症が出てからは能天気に喜べなくなりました。寒い冬から解放されて暖かい日の光を浴びるととっても幸せな気分になったんですけどね~~。人間って頭だけじゃなくって体の中から感じるものがとっても大事だなあ、やっぱり自然の中で生きてるんだなあと思います。

そんなありがたい太陽の光ですが、今回は日差しの遮断された“半地下”に住む家族、2019年にアカデミー賞をとって話題をさらった映画「パラサイト 半地下の家族」をご紹介したいと思います😊。

富むものと富まぬものの“格差”による心を歪みを描いた映画「パラサイト 半地下の家族」

『パラサイト 半地下の家族』90秒予告

📹映画データ

製作年  

2019年

監督

ポン・ジュノ

脚本 

ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン

美術

イ・ハジュン

キャスト

ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジュン、チェ・ウシク他

受賞歴

アカデミー賞・・脚本賞、作品賞・カンヌ映画祭・・パルムドール、ゴールデングローブ賞・・最優秀外国語映画賞

📹映画のあらすじ(ネタバレ)

<画像出典>https://eiga.com/movie/91131/gallery/

韓国、ソウルの半地下住宅に住むキム一家ギテク(ソン・ガンホ)と妻のチュンスク、息子のギウ(チェ・ウシク)、娘のギジョンの4人は全員が職無し。近所のピザ屋の宅配ピザの箱を作る内職でなんとか食を得ていました。

そんな貧しい家族の処へ長男ギウの友人が訪ねてきます。留学することになった友人は自分の家庭教師の仕事をギウに代わってもらうよう頼みに来たのでした。職を得たくてたまらないギウですが大学生でもない自分には無理だと最初は断ります。しかしパソコンが得意な妹のギジョンが偽の大学の入学在籍証明書を作って手渡すと晴れて家庭教師としてIT企業のCEOであるパク社長の豪邸に出向くのでした。

<画像出典>https://eiga.com/movie/91131/gallery/

家政婦のムングァンがギウを家の中に通してくれました。有名建築家が設計したというパク社長の邸宅は広々として内装も素晴らしくいくつもの部屋がありました。それでも度胸のあるギウはひるむことなく言葉巧みにパクの高校生の娘デヘに英語を教えてデヘや母親のパク夫人の信頼をかち取ります。パク夫人には小学生の息子のダソンもいて、夫人は彼の美術の家庭教師を探していました。ギウは美大志望の自分の妹を人気の美術教師として夫人に推薦します。

<画像出典>https://eiga.com/movie/91131/gallery/

妹も美術教師としてパク夫人に気に入られたことから、二人は今度はパク社長の運転手を陥れて父親のギテクをパク家の運転手にすることに成功します。最後は母親を家政婦にさせることでしたがムングァンが桃アレルギーと知ると桃の皮の粉をかけてムングァンを咳き込ませ病気という偽情報をパク夫人に吹き込み屋敷から追い出すのでした

かくしてキム一家全員がパク家にパラサイト(寄生)することになったのです。

  1. <画像出典>https://eiga.com/movie/91131/gallery/

パク家がキャンプに出掛けた夜、4人は主人のいない屋敷で祝いの酒盛りをしました。ところがそこに前の家政婦ムングァンが訪ねてきて地下室に入らせてくれというのです。この広い邸には地下にも部屋が作られていて、前の主人の家政婦でパク家で引き続き家政婦をしていたムングァンはそれを知っていたのでした更に驚いたことにはその地下室にはムングァンの夫が借金取りから逃れるために隠れ住んでいたのでした。ムングァンは自分がいなくなったことで夫が飢えているのを心配してやってきたのでした。

キム家の4人を見てたくらみを知ったムングァンは4人を脅迫します。しかしその時パク家が戻るという知らせが!咄嗟にチュンスクがムングァンを階段から突き落とし、ギテクが地下室でムングァンを拘束してなんとか無事にパク家を騙しとおすのでした。


しかしその後パク夫人が息子の誕生日にパーティを開いた時恐ろしい事件が起こります。地下室ではムングァンは階段から落ちた時に頭を打ちそれが原因で死んでいましたが、夫は生きていました。パーティの最中、ムングァンの夫が地下室から上がってきてパーティに集まった人たちに包丁で切りかかったのです。何人か刺されキム家のギジョンも刺されてしまいました。虫の息のギジョンを抱きかかえる父親のギテク。しかし恐ろしい様相のムングァンの夫を見てパク家の息子のダソンが目を回し、それを見たパク社長はギテクに運転しろと命令します。死にかかったギジョンなど見て見ぬふりで息子のことに夢中です。ギテクはその冷酷さに逆上してパク社長を刺してしまうのでした・・。


殺人をしたギテクは警察を恐れてパク家の地下室に潜みます。そしてあらたな地下室の住人になるのでした・・。

📹映画の感想

<画像出典>https://eiga.com/movie/91131/gallery/

映画を観るまでは韓国ドラマをあまり見ないカナエは半地下って何だろうと思っていたんです。半地下っていうのは第二次世界大戦後の朝鮮戦争時代の防空壕に人が住んでいるソウルの特別な住居だったんですね。雨が降ったら水が溜まって悲惨なことになるんだけど安い家賃だから貧窮者が暮らしている、まあ半地下っていっても結構綺麗なところもあるようですけど・・。昨日(11月10日)かな?TVでちらっと報道されていましたが。

この映画では貧しいキム一家とパク一家が対比されていて、最後にキムの父親がパクの父親を殺してしまいます。それまでは良好な関係だった二人ですがパクの、キム運転手は独特のにおいがするという言葉がギテクの心に刺さったんですね。その匂いとは・・半地下の匂い。そして物柔らかで穏やかな性格のパク社長が最後に見せる無情さ(美術教師が死にかけても無視する)や差別意識にギテクは壊れてしまいます。また地下に住んでいたムングァンの夫も裕福な人間たちに怒りを覚えていたから最後に殺戮を行ったんでしょう。

この映画はそんな格差にむしばまれた人間たちの争いを辛辣に描いた映画だと感じました。