映画「レイチェル」と実際のレイチェル、どっちがすごい??

昨晩はエアコンも扇風機もなしで久しぶりに眠ることができたカナエです
やっと涼しくなってきてホッと一息というところで、ちょっと気の利いたサスペンス映画「レイチェル」を紹介しましょう!

最後のどんでん返しが見ものの映画「レイチェル」

作品紹介

制作年  2017年
監督   ロジャー・ミッシェル
脚本   ロジャー・ミッシェル
原作   ダフネ・デュ・モーリア

出演   レイチェル・ワイズ、サム・クラフリン、
     ホリディ・グレインジャー、イアン・グレン

🌻あらすじは・・・レイチェルという名の年上の美女に惑乱される哀れな男はどうなる?🌻

         
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        画像出典・https://www.filmovenovinky.sk/romanticke/my-cousin-rachel-2017-official-trailer-rachel-weisz

時は19世紀、英国のコーンウォール地方。幼いころに両親を亡くしたフィリップは年長の従兄のアンブローズに育てられ、アンブローズを父親のように慕っていました。
しかし学業を終えたフィリップがコーンウォールのアンブローズのもとに戻ると従兄は重い病気にかかっていました。医師に静養が必要と診断されたアンブローズは暖かいイタリアに行き、そこでレイチェルという遠縁の女性と結婚します。

最初は幸せそうな生活の様子を手紙で知らせてきたアンブローズでしたがだんだんに手紙が来なくなる・・そしてついにアンブローズの訃報がフィリップのもとに届くのでした。

懸念されるのは”妻に殺される”というアンブローズからの最後の便りで、フィリップはイタリアに向かいます。けれどこの時代イギリスからイタリアまでは長旅で、屋敷に着くとすでに従兄は埋葬され妻だったレイチェルという女性は旅に出ていて不在でした。

アンブローズはレイチェルという妻がいるにもかかわらず遺産をすべてフィリップに譲るという遺言を残していました。アンブローズはコーンウォールの領主だったから遺産は莫大です。そしてその資産はフィリップの代理人で名付け親のケンダル弁護士が管理していました。その娘のルイーズとフィリップは幼馴染で、ルイーズはフィリップに好意を持っていて彼との結婚を望んでいるようでしたが、フィリップの方はただの幼馴染と考えていました。

              

イタリアから戻ってアンブローズの死で落ち込むフィリップのもとに彼の妻、レイチェルが訪問すると言う知らせが来ます。
アンブローズの手紙でレイチェルを憎んでいたフィリップはどんな女だろうと身構えます。けれど訪ねてきたのはいかにも上品で優し気な美しい女性でした・・。

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          画像出典・https://www.filmovenovinky.sk/romanticke/my-cousin-rachel-2017-official-trailer-rachel-weisz

最初はどうせろくでもない女だと思っていたフィリップだけど、意を決してレイチェルの泊まる部屋に挨拶に行くと黒い喪服に身を包んだ都会的で洗練された雰囲気のレイチェルを見て田舎育ちで女性に免疫のないフィリップはびっくりします。
レイチェルはフィリップにお茶とお菓子を勧めて、バター菓子を自分は妙に色っぽくおしとやかに食べるんだけど、フィリップはまごついてぼろぼろこぼしてしまう。彼のマナーの悪さにむっとした感じのレイチェルは早々にフィリップとの面談を切り上げ、追い立てるように彼を部屋から出してしまう・・当然フィリップはバツの悪い思いをするのでした・・。

それでも次の日かになると穏やかに微笑するレイチェルにフィリップはアンブローズの手紙のことを徐々に忘れて行きます。領地を案内すれば領民にも思いやりのある言葉をかける美しいレイチェル。しばらく屋敷に滞在することになったレイチェルに女性を知らないフィリップはどんどん惹かれていきます。

         
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       画像出典・http://www.filmblerg.com/wp-content/uploads/2017/06/My-Cousin-Rachel-1.jpg

レイチェルに夢中になったフィリップは彼女に全財産を譲ると言い出し、ケンダル弁護士に書類を作らせてサインしてしまいます。すると途端にフィリップに冷淡になるレイチェル。数回関係を持ってフィリップを夢中にさせておきながら、それ以降は拒絶するんです。
そしてレイチェルの入れたお茶を飲むたびに彼の体調が悪くなる・・。
フィリップはアンブローズの手紙を思い出す・・僕は彼女に殺されるのか??

レイチェルにぞっこんのフィリップに危機感を持ったケンダル弁護士やルイーズは彼を止めようとします。レイチェルの処に来る男友達やアンブローズと暮らしていたころの不審なお金の使い方などを話題にしてフィリップを諭しますが、フィリップは耳を貸しません。
でも彼はレイチェルに結婚を申し込んでも冷たく拒まれてしまいます。
そして財産はレイチェルのものになって彼は一文無しとなり精神的に追い詰められてしまうのです。

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                        画像出典・http://www.filmblerg.com/wp-content/uploads/2017/06/My-Cousin-Rachel-1.jpg

追い込まれるフィリップはレイチェルが館に現れる男友達と密会しているのではと疑って尾行、男友達と店で親しげに話す姿をみて浮気を確信するのでした。
そしてこの屋敷から出ていくと言い出したレイチェルに絶望したフィリップは、乗馬に出かけるレイチェルに以前自分が転落したことのある危険な崖の方に行くように勧めるのです。

レイチェルが出かけた後、彼女の部屋で自分を殺そうとしている証拠をルイーズと探すフィリップ。しかし彼はルイーズからレイチェルの男友達がゲイであることを知らされます。
また部屋で見つけたレイチェルの手紙に、屋敷を出る時フィリップも連れていこうかしらと彼への気遣いが書かれていて、さらにルイーズから彼が送った宝石類をレイチェルがすべて返還する書類を作っていたことを聞いて驚愕します。

すべて自分の思い過ごしだった・・・

慌てて崖まで走るフィリップですが時すでに遅く馬とレイチェルは崖の下で息絶えているのでした。

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        画像出典・http://www.filmblerg.com/wp-content/uploads/2017/06/My-Cousin-Rachel-1.jpg

🌻レイチェルは本当に悪女だったのか??🌻
        

アンブローズは結婚生活でいったいどういう扱いをうけたのか、彼の手紙の意味は何だったのかわからずじまいでした。ただデュ・モーリアの原作ではアンブローズは脳の病気でせん妄が激しく、はっきり書かれていませんが根拠なく妻を疑った可能性も考えられます。

確かにレイチェルは財産を欲しかったんでしょう、そのためにフィリップを騙したんだと思う。
若くて女を知らない田舎者のフィリップを手玉に取ることぐらい年上のレイチェルにはなんでもないことだったでしょうし。
アンブローズがフィリップに遺産を全部残してレイチェルには渡さなかったのは・・やっぱ何か原因があるんでしょう・・。

それともレイチェルの思わせぶりな性格が男たちを惑わして誤解させたのか・・。
夫のアンブローズに似たフィリップをレイチェルはしょうもない子供だと思いながら、それなりに愛していたのかもしれません。

カナエはデュ・モーリアのもう一つの傑作「レベッカ」という小説を読みましたが、とにかく謎が謎を呼ぶ物語の展開で面白い!・・でも最後までレベッカという人間がどんな女なのかは明らかにはならず、モーリアにとってはサスペンスは読み応えが大事であって、この映画でも登場人物のレイチェルが実際どういう人間なのかは二の次で終わってるんでしょう。
終盤でフィリップはルイーズと結婚して子供ももうけますが、このケンダル弁護士とルイーズの親子もうまくレイチェルを追い払って娘を遺産の戻ったフィリップと結婚させているところが結構腹黒そうな感じもします。

そう考えるとこのお話は誰が善人だかわからなくなってきますね。フィリップはレイチェルを殺してしまうし。

最初から勝手にのぼせて突っ走ってレイチェルを殺したフィリップは一生罪を背負って後悔に苛まれて暮らすことになりそう・・・気の毒でもあるけど自業自得でもあります。

🌻最後にレイチェルを演じた同じ名前のレイチェル・ワイズさん!!🌻

旦那さんはあの007のマッチョなダニエル・クレイグで彼女48歳で子供を産んでます。
なんか映画のレイチェルよりも実際のレイチェルの方がすごいと思いませんか