映画「記憶にございません」は中井貴一の軽妙洒脱な演技が名人芸!そのネタバレあらすじ、加えて感想も!

いつになったら涼しくなるんでしょうか・・暑さにめげるカナエですι(´Д`υ)。

今回は三上幸喜監督のコメディ映画「記憶にございません」をご紹介します。TVでお馴染みの役者さんたちが一風変わった役を演じていてめちゃ楽しい映画ですよ♥

日本の総理大臣が記憶喪失になっちゃたら・・日本はどうなるの??

【予告編#1】記憶にございません! (2019) – 中井貴一,ディーン・フジオカ,石田ゆり子

👔映画データ

製作年

2019年 邦画

監督

三谷幸喜

脚本

三谷幸喜

音楽

荻野清子

キャスト

中井貴一、ディーン・フジオカ、小池栄子、石田ゆり子、草刈正雄他(以下↓敬称略)

👔映画のあらすじ(ネタバレ)

支持率史上最低の駄目総理、黒田啓介(中井貴一)は市民が投げた石が頭に当たって記憶を失ってしまいます。病院で目を覚ました黒田は自分が誰だかわからずに病院を抜け出し街を彷徨いますが、街を歩く人たちはろくでなしの総理に冷たい目を向け非難の言葉を浴びせました。当惑して路上にうずくまる啓介・・そんな彼を総理のSPたちが首相官邸に連れ戻します。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89619/gallery/

官邸で総理の秘書官の井坂(ディーン・フジオカ)と番場(小池栄子)は記憶がなくなり別人のようになった啓介に頭を抱えますが、当面はここだけの秘密にして政治を行っていく事にします。

権力の座について強欲で横暴な人間になっていた啓介は家族からも見放されていました。妻の聡子(石田ゆり子)や息子の篤彦は啓介が怪我をしても無視していましたが、記憶を失くしておかしな行動をとる啓介に不審な目を向けます。特に聡子は秘書官の井坂と深い関係になっていてそれを夫に知られるのを恐れていて啓介に近づこうとしません。しかし啓介の方は名前も覚えていない家族でしたが、彼らと仲良く暮らすこと望んでいました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89619/gallery/

何も思い出せないまま秘書官たちに助けられながら総理の仕事を続ける啓介ですが、訳の分からない電話や大臣からの金絡みの内輪話に困り果てます。それでもだんだんに以前の自分が野党の女性議員と不倫していたり、賄賂を受け取って無駄な建物を建てようとしていたことなどがわかってくるとこのままではいけないと思い始めました。啓介は自分の中学校時代の社会の教師を官邸に招いて政治の勉強を基礎から学びなおそうとします。そんな啓介の努力を見て利己的な啓介を嫌って聡子と不倫していた井坂は啓介を見直すようになっていきました。啓介は井坂にどうしてこんなに腐敗した政治を行っているのかと訊ねます。すると官房長官の椅子に長くいる鶴丸(草刈正雄)が政治の実権を握っているせいだと井坂は言いました。鶴丸を排除するしか政治を刷新できないと知った啓介は記憶を失ってしがらみがなくなった今が好機だと自分を奮い立たせます。

彼は記者会見してこれまでの振る舞いを国民に謝罪し、新しい政治を行っていく事を約束しました。啓介の記者会見に慌てたのは鶴丸。啓介を総理の座から引きずり降ろそうと画策を始めます。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89619/gallery/

そんな状況時、アメリカ合衆国の大統領が来日するという一大イベントの日がやってきます。啓介は日系の女性大統領スーザン・ナリカワ(木村佳乃)とゴルフで親睦し、夜は自宅で手料理でもてなすというスケジュールをこなさなければなりませんでした。しかし得意だったゴルフのやり方や料理の作り方など全く覚えていません。それでも聡子の兄や官邸料理人の寿賀さん(斉藤由貴)の手助けでなんとかやりすごします。しかし啓介の自国の農業を守ると言う強固な姿勢に大統領は腹を立てて話し合いは決裂。鶴丸はアメリカを怒らせた総理に先は無いとほくそ笑みますが、記者会見で大統領は毅然とした啓介の態度を褒め、腹を割ったつきあいをしようと握手を求めるのでした。外交を成功させた啓介に鶴丸は悔しがります。さらに鶴丸の失墜させる写真を入手した啓介たちはついに鶴丸を辞任に追い込むのでした。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89619/gallery/

しかし鶴丸も負けてはいません。聡子と井坂の不倫の写真を雑誌にスクープさせて総理の座から降ろそうと計ります。責任をとって秘書官をやめようとする井坂。けれども啓介はこうなったのはもともと自分が悪いと聡子に謝り、二人で新しい夫婦関係を築こうとします。それからひょんなことで記憶が元に戻った啓介は国民第一の私欲に溺れない政治を目指すと公言、そんな父親の姿に息子の篤彦は自分も将来総理大臣になる、と誓うのでした。

👔映画の感想

<画像出典>https://eiga.com/movie/89619/gallery/

とにかく中井貴一演じる啓介が記憶を失ってあせる様子がおかしくてたまらなかったです(*^_^*)もうできません・・と秘書官に泣きついても無情に仕事に行かされる・・総理って大変だな。でも中井貴一って真面目そうでいかにも政治家向きの顔してませんか?現職の国会議員にこんな顔の人いるんじゃないかな、と思うと観ていて笑えました。

そして三谷幸喜監督のコメディに欠かせないのはおかしな登場人物たち。のったりした斉藤由貴演じる料理人の寿賀さんやきっちりしてるけどどこかとぼけた小池栄子の事務秘書官、ほんわかした妻の聡子(石田ゆり子)、なぜかアメリカ大統領の木村佳乃など、みな個性的で退屈しませんでした。ただディーン・フジオカだけは最後まで二枚目で通してましたね。彼が最後にこければもっと面白かったのに(佐藤浩市だって女装したんだから)・・そこまではさすがの三上監督でも要求できなかったかな??

<画像出典>https://eiga.com/movie/89619/gallery/

とにかく今の政治を風刺する三上監督の手腕の冴える映画でした!!