妻の隠したメッセージに夫はたどり着けるのか?映画「A GHOST STORY」の3つの注目ポイント、加えてネタバレあらすじ、感想も!!

梅雨の時期ですね。カナエです。

今日は午前中散歩していたら人形を抱いて歩いている60代くらいのオジサンや犬を抱っこ紐で下げている20代くらいの若い女性を見ました。犬の顔が楽しそうなのはいいんだけど歩いた方が健康にいいのに。足が悪い犬なのかしら(´ー`)

ではGHOSTの旅を描いた心にしみるファンタジックな映画「A GHOST STORY」をご紹介します

次元を超えた夫婦の愛の行方を描いた映画「A GHOST STORY」

『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』日本版予告

👻映画データ

製作年   2017年

原題    A Ghost Story

監督   デビット・ロウリー

脚本   デビット・ロウリー

キャスト ケイシー・アフレック、ルーニー・マーラ

👻あらすじ(ネタバレ)

郊外の家で穏やかに暮らす若夫婦のCとM。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89053/gallery/

しかし突然夫のCが車の事故で死んでしまいます。一人残された妻のMは悲しみに暮れますが、実はCは幽霊となってMのそばにいたのです。幽霊のCは両目の穴が開いた白いシーツをまとったオーソドックスな姿でした。

見どころ1
シリアスな物語なのにGHOSTの姿は子供の頃に教えられたオバケのキャラクターです。シーツについている両目の穴も雑にジョキジョキ鋏で切って作ったみたい。でもこの姿だから背後にいても恐怖感がわかないのよね・・製作側にそういう計算があるのかも😶

幽霊のCはMが音楽家だったCの曲を聞いたり、窓から降る雪をぼんやり眺めるのを背後から見守ります。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89053/gallery/

Mが嘆いてばかりいられないと徐々に活動的になっていき、外出してその夜は帰らなくてもCはじっと待ち続けます。やっと帰ってきたMは男性と一緒。別れ際に抱擁する二人を見て幽霊のCは嫉妬に燃えます。Cの怒りで部屋の電気がちかちかと点滅し本棚から本が落ちます。

見どころ2
Mを待ちながら外を見ている時、幽霊Cは隣の家の窓に自分と同じ姿のシーツをまとった幽霊がいるのに気付きます。隣の幽霊がやあ、と挨拶するのでCも同じように応じました。幽霊同士は通信できるらしく隣の幽霊が“人を待っている”とCに伝えてきます。Cが“誰を?”と聞くと“覚えていない”と隣の幽霊は答えるのでした。どうやらずいぶん古参の幽霊らしいです。シーツのかぶった二人(二体?)の幽霊が向き合っているさまが可笑しい。

ほどなくしてMは引っ越すことを決意します。引っ越しのトラックがやってきて荷物を運び出すのを、人間に話しかけることが出来ない幽霊のCはなす術もなく見ていました。部屋を出る前にMは自分の書いたメモの紙片を壁の隙間に隠して去っていきました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89053/gallery/

それは幼いころから引っ越しの多かったMの習慣でした。自分の大切な想いを書いて残しておく・・いつか自分が戻ってきたとき見るように。映画の冒頭で妻Mはそんなことを言っていました。

Mが去ってしまった後、一人ポツンと残されたC(Mについていかなかったところをみるとどうやら死んだ場所から離れない地縛霊になってしまったよう)。Mが隠したメモを隙間から取り出そうとしますが幽霊なので要領を得ません。

そして時がたち新しい住人がやってきて賑やかに暮らし始めます。子供たちが綺麗なクリスマスツリーを飾り楽しそうな様子に孤独な幽霊Cは癇癪を起します。台所の食器を床にすべて落として割ってしまうC。姿の見えないCの乱暴に住人の親子は怯えて家を出ていきます。

また時が経って別の住人のパーティを見つめるC。酒を飲みながら一人の男が“神の存在”について語っています。

―神などいない。いつか地球は太陽に飲み込まれ宇宙も膨張から収縮に転じて消えてしまう。それでも人は自分の生きた証を残そうとする・・―

幽霊のCは男の話に耳を傾けます。

時が過ぎてまた空になった家で妻Mのメモを取り出そうと奮闘しているC。しかしがらがらとブルトーザーで家が壊され始め隣の家にいた幽霊とCは瓦礫の中に立ちつくしました。

もう待たなくていい

隣の家のゴーストはふわっとシーツを残して消えてしまいました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/89053/gallery/

そして壊された地域にはきらびやかな高層ビルが建ち、無常を感じたCは屋上から宙に飛びました。しかし幽霊のCが死ねるわけもなく過去の時間を遡り・・まだ原野だった場所に杭を打って家を建てようとする開拓時代の家族を背後から見つめるのでした。しかし家族全員が無残に殺されて骨になっていきます。・・Cはただその有様を見続けるしかないのでした。

*******************************************************************

そしてMとCが暮らした時間に幽霊のCは戻ってこれました。生きている過去の自分自身を見つめる幽霊のC。仲の良い二人の生活、そして事故が起こりM一人になり、Mが引っ越していくのを再びながめることになりました。

CはMが隠したメモを取り出そうとするとついに今回は成功しました。そしてメモの紙片を読んだ瞬間シーツを残して消え去るのでした・・。

見どころ3
この映画ではメモの中身は観客に知らされませんが、地縛霊になっていた幽霊Cはメモを見たことで成仏します。ということは妻のメモには彼への愛(例えば 愛する夫と暮らした家よ、さようならとか)夫への愛が書かれていたのでしょう。Mが他の男性と会っていたのを目撃していたので妻への疑いがあったと思うのですが長い旅の末に疑念も晴れてCは満足したのでしょうね💘

👻映画の感想

<画像出典>https://eiga.com/movie/89053/gallery/

こういう不思議な映画を観ると人間は何処から来て何処へ去るのだろうかと思います。孤独な幽霊は過去や未来へと時間の旅をして、最後に妻の隠したメモを読んで死後の世界へ旅立ちますが妻Mが何を書いたのかを明らかにしない所がまた奥深いですね。Mは自分のメモがCを旅立させたことを知ることはないですが、最後に夫を孤独から救ったのはやはり愛の力だったのでしょう。

会話のない静かな映画でしたが窓の景色から移ろいゆく季節が感じられて美しかったです。そして歌が素敵でした💿

それにしても夫役のケイシー・アフレックはシーツをかぶって幽霊を演じたのかしら?それとも死んだ時までの役だったのかな?