映画「マローボーン家の掟」の5つの見どころ!加えてあらすじ(ネタバレ)や感想も!!

5月に入って暑くなりましたね。なかなか収束の見えないコロナとの闘いですがとにかくワタシら庶民に出来ることは自粛しかないです。早く東京の感染者が減って欲しいなあ・・都知事も頑張ってるし。

さて今回は予想外の結末に驚かされる映画「マローボーン家の掟」をご紹介します(´▽`)

映画「マローボーン家の掟」は愛情と恐怖の混在する映画

映画『マローボーン家の掟』予告編

映画詳細

製作年   2017年 スペイン・アメリカ合作映画

監督    セルヒオ・G・サンチェス

脚本    セルヒオ・G・サンチェス

音楽    フェルナンド・ベラスケス

キャスト  ジョージ・マッケイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ミア・ゴス

チャーリー・ヒートン他

この映画のあらすじ(ネタバレ)

<画像出典>https://eiga.com/movie/90730/gallery/
マローボーン家の5人家族がイギリスからアメリカの森深くにある母親ローズの実家(空き家になっている)に引っ越してきました。何かに怯えるような様子の5人ですが、母親を中心にまとまろうと誓います。
長男のジャック(ジョージ・マッケイ)、妹のジェーン(ミア・ゴス)、弟のビリー(チャーリー・ヒートン)、末っ子の幼いサムはすぐに緑豊かな田舎の自然に溶け込み、生き生きと遊びます。そしてアリー(アニャ・テイラー=ジョイ)という友達も出来ました。
しかし母親ローズは持病が悪化して病床に伏してしまいます。そして21歳になり保護者として家族を守れるようになるまで自分の死を隠して4人で屋敷に籠るように、とジャックに言い残して他界してしまいました。
この映画の見どころ①
予告編ではスリラーのようですが、風景などの映像が美しく最後まで家族のきずなを感じさせる感動的な映画です。ジャックを演じるジョージ・マッケイの演技が切ない!
4人はけなげに母親の遺言を守って暮らします。ところがある日恐れていた事件が起こります。誰かが屋敷に向かって発砲したのです。恐怖にかられて叫ぶジェーン。
ジャックは家族を守るために敵に立ち向かうのでした・・。
<画像出典>https://eiga.com/movie/90730/gallery/

そして6か月後。ジャックが21歳になる時期も近づいてきました。長男のジャックは5つの掟を作って弟たちに守らせます。
1・成人になるまで屋敷から出ないこと
2・屋根裏部屋には近づかないこと
3・鏡を見ないこと
4・血の付いた箱には触れないこと
5・なにかを見たら“砦”に逃げ込むこと
この映画の見どころ②
なぜこんな掟を作る必要があったのか?それは後々わかってきます。掟を作ったジャックの必死の思いが後で伝わります・・
小さなサムは屋根裏からのきしむ音や布で覆われた鏡に明らかに怯えていました。
お化けがいる・・
鏡にお化けが映ることが怖くて近くによれないものの気になるので遠くからうかがいます。
この映画の見どころ③
見ることが出来ないよう屋敷中の鏡には布がかけられている・・そして天井には不吉な黒い染みが広がる・・それを必死でふき取るジャック・・この染みは一体何??それはラストでそれがわかります。
<画像出典>https://eiga.com/movie/90730/gallery/
ジャックたち家族はケーキを作っては街の店に卸して日銭を稼いでいました。店へはジャックが自転車でケーキを運び、それから街の図書館に勤めるアニーに会います。二人は恋人どうしになっていました。
しかしポーターという弁護士もアニーに好意を持っていてたびたびアニーを誘ってきます。ポーターはジャックの母親ローズが実家の屋敷を受け継ぐための手続きに手数料200ドルが必要だと言ってきます。まだ母親が生きていると思わせたいジャックは妹のジェーンに母親のサインを真似て書かせてなんとか書類を誤魔化し、イギリス紙幣の入った箱から200ポンドを持ってきてポーターに渡しました。ポーターはイギリス紙幣ではなく小切手が欲しいと言いますが、ジャックはポンドの方がドルより価値が高いと言ってポーターを納得させるのでした。
家族の5つの掟の中に血の付いた箱に触れないと言うものがありました。それはジャックが200ポンドを取り出した箱のことで、実はこの中には大量のお金が入っていました。そしてこのお金は実はジャックたちの悪魔のような父親が強盗殺人を犯して稼いだものだったのです。そして数か月前の発砲事件は家族を追ってきた父親が屋敷を狙ったものであり、なんとかジャックたちはこの父親を屋根裏に閉じ込めることに成功したのですが、半年もたっているのに屋根裏からは何かいる気配が消えない・・もしや父親は生きている?それとも幽霊??
ジャックたちが怯えているのはそのせいだったのです。
この映画の見どころ④
ポーターに言い寄られてもアリーはジャックを愛していて気持が揺らぐことはありませんでした。それにジャックの弟たちや妹のジェーンも好いていました。それでもアリーに凶悪な父親のことを打ち明けられないジャックは次第に追い詰められていきます・・。
サムが幽霊をひどく怖がるので、ビリーはジャックがポーターにお金を渡したことを父親が怒っているのだと考えました。ビリーは屋敷の屋根に上って煙突から綱を垂らして屋根裏へと降りお金の入った箱を置いて上がろうとしたところ、わき腹を刺されてしまいます。それでも必死で屋根に登って父親が追ってこないよう綱を巻き上げたビリー。でも血だらけになってジェーンに介抱されます。
ビリーは父親が生きていたことを家族に訴えますが、ジャックと言い合いになり混乱したジャックが気絶してしまいます。ジャックの健康を心配するジェーンはアリーにすべてを話そうと決意するのでした。
<画像出典>https://eiga.com/movie/90730/gallery/
ジェーンは夜になるとアリーに発光信号を送って初めてアリーと出会った森の岩の洞に行くよう伝えます。アリーはそこでジャックたち家族の日記を見つけて、恐ろしい父親の存在を知るのでした。アリーは屋敷に急ぎます。
一方弁護士のポーターは都会の弁護士事務所に移る際の資金が必要になり、ジャックたちが持っている父親のお金に目をつけて屋敷に忍び込みます。そしてジャックたちが塞いでいた屋根裏の部屋のドアを不審に思って壊すと中にいた父親に襲われてしまいます。
<画像出典>https://eiga.com/movie/90730/gallery/
屋敷に着いたアリーは部屋の中に布をかけて作った“砦”で4人が話す声を聞いて砦の中に入ります。すると中にはジャックが一人だけ。アリーを凝視します。
ジャックが一人で4人を演じていた?・・つまり他の3人は既にいない・・・??
きみが来るとみんないなくなる
そう言ってアリーを拒絶するジャック。
砦を出たアリーは屋根裏の部屋で殺されているポーターを発見!自分にもジャックたちの父親が襲いかかります。
ジャック助けて!
ビリー!ジェーン!サム!
アリーの叫びにジャックの中の勇敢なビリーが目覚めます。
そしてけん銃で父親を撃って殺される寸前のアリーを助けるのでした・・。
この映画の見どころ⑤
屋根裏部屋には三人の遺体がありました。つまり6か月前父親が屋敷を襲撃した時、ジャックは戦ったものの崖から突き落とされ、その間に父親は屋敷に煙突から侵入しました。
ジャックは襲撃時、他の3人を屋根裏部屋に隠していっしょに闘うと言うビリーを抑えるために部屋に鍵をしてしまったので、父親から逃げることができずに無残に殺されてしまったのです。そしてその遺体の染みが黒く天井に広がっていたのでした・・。
“鏡を見ない”という掟は鏡を見るとジャック自身が写って一人芝居が明らかになるのを避ける為だったのですね

アリーはジャックの屋敷で暮らしています。精神科医からはジャックの多重人格は治らないと説明されていますが二人は仲良く暮らしています。
ベランダで戸外を眺めるジャックの目には弟たち3人が楽しそうに遊ぶ姿が写っています。そして幸せそうに微笑むのでした・・。

この映画の感想

<画像出典>https://eiga.com/movie/90730/gallery/
すべてはジャックの一人芝居だったという意外な結末で驚かされる映画でした。でもそうしなければとてもじゃないけど屋根裏部屋で生きている(多分ネズミなどを食べて)凶悪な父親とひとりで対峙するのはとても耐えられなかったでしょう。それに自分の判断ミスで3人を屋根歌部屋に閉じ込めたおかげで殺されてしまったなんて精神が破たんしても仕方ないですね。
そんなジャックをアリーが見捨てなくてよかった!
このアリー役のアニヤ・テイラー=ジョイは映画「ウィッチ(魔女)」で主演していて、こっちは本当に気味が悪いホラー映画でした。彼女の顔立ちがどこか怖くてホラー向きなんですね。両目が離れていて大きめなのがアンバランスで・・でもこの映画では限りなく優しい恋人役でした。
この映画の監督セルヒオ・G・サンチェスはこの映画はホラー映画でなく家族の絆を描いた映画だと語ったらしいけどカナエにもそれは十分伝わりました💛
ただ一つ残念だったのは凶悪な父親がちょっと迫力不足に感じられた点。必要以上にぎらぎら怖い演技はわざとらしいけど、普通の人が怖いって感じにしたかったのかとは思うけどちょっと端正すぎたのかなあ・・。