若さなし、パートナー無し、お金なし、アルコール漬けの元ベストセラー作家のしでかしたこととは??自伝映画「ある女流作家の罪と罰」

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映画記事

ちょっと生温い、春が近くなったと感じさせる日が続いていますね。カナエです😄

今回はかつてはベストセラー作家だったのに、うらぶれてアルコール漬けの日々を送る女流作家がやってしまった犯罪を描いた自伝映画「ある女流作家の罪と罰」をご紹介します。

カナエ自身還暦を越えて若さは遠のいてオババになり、いくら“人生百年時代”と言ったってこれから薔薇色の人生が送れるわけではなく、人生ってシビアなものだなあ、つくづく思います。まあなんとか夫のおかげで専業主婦していますが、もし夫がいなくなって世間に放り出されたらこんなオババは現実的になんと無力なものでどうなるんだろうと思いますよ。

この映画の主人公リー・イスラエルは一度はベストセラー作家に上りつめたものの、51歳になった今は作品も売れず書く小説も評価されなくなって校正の仕事をして生活費を得る日々を送っていました。しかし毒舌でプライドが高いリーはうっかり汚い言葉を社長に投げつけたことで仕事を解雇され家賃や愛する猫の薬代にも窮してしまいます。そこでなんとかお金を手に入れようとリーはある犯罪を行ってしまうのでした・・。

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うらぶれた生活を送る女流作家が陥った犯罪とは??

📝映画詳細📝

【製作年】  2018年 アメリカ映画

【監督】   マリエル・ヘラー

【脚本】   ニコール・ホロフセナー、ジェフ・ウィッティ

【原作】   リー・イスラエル

【音楽】   ネイト・ヘラー

【キャスト】 メリッサ・マッカーシー、リチャード・E・グラント、

 ドリー・ウェルズ他

📝映画のあらすじは・・

作家とはいえ51歳で古びた服を着て太っているさえないリー(メリッサ・マッカーシー)。かつてのリーを知らない若い同僚からは陰口をたたかれます。

「ママより年食ってる」

「クソガキ!」

仕事仲間の心ない言葉に怒るリーですが、職場にアルコールを持ち込んだことで仕事をクビになってしまいます。家賃も払えず病気の猫の薬代も払えず困ってしまうリー。それでもアルコールの好きなリーは店で飲むことはやめません。そこでリーは作家として売れていたころ出版記念パーティで会ったジャック・ホック(リチャード・E・グラント)と再会。胡散臭いものの調子のいいジャックと酒を飲んで盛り上がります。

次の日、金に困るリーはそれまで大切にしていた女優のキャサリン・ヘップバーンから貰った手紙を本屋にもっていって売ろうとします。女店主は手紙を見て気前よくお金を出してくれました。久しぶりにまとまったお金を得たリーはまた店で酒を飲み、ジャックがやってくるとお酒をおごってあげるのでした。

<画像出典>http://cinemandrake.com/canyoueverforgiveme

リーは喜劇女優ファニー・ブライスの伝記を書いていました。図書館でファニー・ブライスの資料を見ていると本の間からブライスが生前書いた手紙を偶然見つけます。こっそり持ち帰ってキャサリン・ヘップバーンの手紙を買ってくれた本屋にもっていくと高値で売れました。

有名人の手紙が高額で売れたことで味をしめたリーは今度は自分で有名人の手紙を書き、本屋にもっていきます。リーがなりすまして書いた手紙は名文だと喜ばれて高い金額で売れました。更に手紙を買いて本屋で売るリーは家賃も払えるしネコの薬代も買えるようになります。

<画像出典>http://cinemandrake.com/canyoueverforgiveme

ジャックは羽振りのよさそうなリーを見てどんな商売をしているのか訊ねます。良い仕事を見つけたのと笑うリー。宿なしだったジャックを家に置いてやり手紙の仕事を手伝わせます。けれど何度も手紙を売りに来るリーは疑いの目を向けられるようになってきました。するとジャックは博物館にある故人の手紙をリーが書いた偽物と差し替えて売ろうと言い出します。リーはジャックに猫の世話と留守番を頼んで博物館に出かけました。けれどリーが帰って来ると愛するネコは死んでいて、リーは悲しみのあまりジャックをののしって追い出してしまいます。

<画像出典>http://cinemandrake.com/canyoueverforgiveme

そんな風にジャックとの友情は終わってしまいました。そしてFBIに目をつけられリーの商売もおじゃんになります。警察に捕まり執行猶予の判決で断酒して真面目に働くよう諭されたリー。

リーは小説家として再出発してお酒もやめて更生します。ジャックにも猫が死んだのは老齢だからであなたのせいじゃなかったと謝るのでした。そしてあの偽手紙を書いた日々は、(犯罪ではあったけれど)ジャックと過ごしたことでとても楽しかったと笑うのでした・・。

📝年を取ってから友達を得るのは難しい・・

<画像出典>http://cinemandrake.com/canyoueverforgiveme

気難しいリーが久しぶりに得た親友のジャック。リーもジャックも同性愛者だったのでいっしょに暮らしても男女の仲にはなりません。でもだからこそ遠慮のない話が出来、ジャックはリーの毒舌も気にしないのでした。法を犯すという事には無頓着ですがジャックはけっこう親切で猫の糞でいっぱいの汚くて臭いリーの部屋の掃除を手伝い清潔な住みやすい部屋にしてくれました。二人で行ったのは悪事でしたが、人嫌いで猫しか愛さなかった孤独なリーにとってジャックと過ごした時間は幸せなものだったのです。

<画像出典>http://cinemandrake.com/canyoueverforgiveme

このリー・イスラエルの自伝映画でリーを演じたのはメリッサ・マッカーシー。ベストセラー作家であったこというプライドばかりで偏屈な人好きのしない太ってアル中の50女をうまく演じていました。自分の部屋の掃除もしないのでネコの糞がベッドの下にたまってハエがぶんぶんしてる。その部屋のベッドにドカッと太った体を投げ出すあたり、ああこんなになったらおしまいだなと見る人に思わせます。でもリーは小説家としての自分は貫いていて・・手紙の偽装も自分の書いた文章を(犯罪であっても)本人よりもうまいと自画自賛している。(結局犯罪をおかした自分の自伝だって書いちゃうんだから根っからの作家だったんでしょうね。

ジャックを演じた老いたゲイ役のリチャード・E・グラントもその日暮らしの落ちぶれた人生を生きながらも(最後は癌になっちゃうけど)自分らしく生きている姿を明るく演じていて素敵でした。

映画の最後は花を置いた日の射しこむ部屋で子猫と遊びながら小説を書く穏やかなリーの笑顔が印象的でああ、良かったと思いました。

地味だけど心に訴えかけてくる映画でしたね😊

 こちらがリーイスラエルご本人・・↓

<画像出典>https://www.justdial.com/jobs

映画の原題は「Can You Ever Forgive Me?」(私を許せる?)でした。

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