映画「ターミナル」空港にとどまり続ける主人公の秘密とその結末は??

こんにちは💛カナエです。

皆さんは『ターミナル』というと目的地に行くために使う飛行機や電車に乗る前に待つところ・・そんな風に考えますよね。

これからご紹介するスティーブン・スピルバーグ監督の「ターミナル」という映画はそんな『ターミナル』から出ることが出来なくなった不運な男性の物語。彼はいかにしてその逆境を乗り越えるのでしょうか・・?

映画「ターミナル」―決してくじけないビクターは最後には笑う・・??

<映画「ターミナル」>

ターミナル – 予告編

映画詳細
🛬製作年   2004年 アメリカ映画
🛬監督    スティーブン・スピルバーグ
🛬原案    アンドリュー・ニコル他
🛬脚本    サーシャ・ガバシ他
🛬音楽    ジョン・ウィリアムズ
🛬キャスト  トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、

スタンリー・トゥッチ他

🛒映画のあらすじ(ネタバレ)

―この映画は実話をもとに作られました―

<画像出典>https://kaigai-drama-eiga.com/2016/10/13/the-terminal/

東ヨーロッパからニューヨークへある用事でやってきたビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。ジョン・F・ケネディ空港で入国手続きをしようとすると彼のパスポートが無効であると言われ入国を拒否されます。その理由は彼の母国であるクラコウジアで彼が出国した直後にクーデターが起こりなんと政府が消滅していたのでした。そのため彼のパスポートは無効になり、入国ビザも取り消しになっていたのです。

けれど英語が片言しかわからないビクターは事態が呑み込めません。空港ロビーのテレビを見てやっと母国で何が起こっているのかわかったのでした。

<画像出典>https://kaigai-drama-eiga.com/2016/10/13/the-terminal/

アメリカに入国するための亡命難民申請をすることもできず、母国にも戻れないビクターに国境警備局のディクソン(スタンリー·トゥッチ)は空港内を通過できるパスや食事のクーポン、(入出国が可能になった場合に呼び出す)ポケベルやテレフォンカードを手渡します。それでビクターは当面空港の国際線乗り継ぎロビーで寝起きするはめになるのでした。

<画像出典>umim.hatenablog.com/entry/2016/02/27/013506

乗り継ぎロビーから空港外に逃げること(アメリカへの不法入国)は監視が厳しくないため意外に簡単で、国境警備局のディクソンはロビーに居座る邪魔なビクターに本当は出て行って貰いたい(他の管轄で捕まって欲しい)と考えていました。しかしビクターにはニューヨークで果たさなければならない大事な用事がありました。うかつなことはできないのです。

ビクターは空港で生きていくために有料カートのデポジット金を稼いだり、大工仕事が得意だとわかると空港の内装の仕事を任されるようになりました。そして本屋で立ち読みして英語を学び、清掃員のグプタや機内食サービスのエンリケなどの友人もできます。また客室乗務員のアメリア・ウォーレン(キャサリン·ゼタ=ジョーンズ)とも親しくなりました。

<画像出典>umim.hatenablog.com/entry/2016/02/27/013506

ビクターはアメリアに何故自分がニューヨークにやってきたのかその理由をうちあけました。

ビクターは大きなピーナッツの缶を持っていますがその中には亡くなった父親が好きだったジャズ演奏者達のサインが入っていました。父親が欲しがっていた最後の一人のサインを貰うためにビクターはニューヨークにやってきたのです。
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そしてやっと母国の戦争が終わりました。アメリアが一日だけのビザをプレゼントしてくれたのでビクターはニューヨークの街に出て父親がファンだったミュージシャンに会いに行けることになりました。とうとう長い間居続けた空港から出られたのです。

ナイトクラブで最後のサインをもらってタクシーに乗るビクター。
どちらまで

運転手が訊ねます。
家に帰る

ビクターは穏やかな笑顔で答えるのでした。

🛒空港という特異な場所で生きるということ

この映画は空港から出られなくなるという変わったシチュエーションが面白いです!

でも主人公にしてみれば好きな場所に移動していく人々を横目で見ながらロビーから動けない自分にかなりジレンマを感じたでしょうね。それでもビクターはそんな状況にも屈せず前向きに暮らす方法を考えます。英語を覚え、仕事に就き、ビクターを追い出そうとする国境警備局のディクソンとの争いにも勝ち、おまけに恋までもしちゃいます。それはビクターが彼の父親の望みをかなえようという気持ちを捨てず、母国の存続を疑わなかったからでしょう。

そんな彼の人間性が彼を応援する周囲を作り、空港を出る時はみんなから盛大に送りだされました😀

作り方によっては深刻な内容になりかねないのに、終始明るいトーンで描けたのにはやはりスティーブン・スピルバーグの監督力に因るところが大きいんでしょうね。

スピルバーグはこの映画でマーハン・カリミ・ナセリというイラン国籍の難民をモデルにしたと言われています。彼は国連から難民として認められたのに書類に不備があって入国できず、フランスのシャルル・ド・ゴール空港のターミナル1で17年間生活するという憂き目にあったそうです。

現実は映画のようにはいかなかったようですね・・。😓