映画「ビブリア古書堂の事件手帖」はロケ地になった古都、鎌倉の魅力がたっぷり!

こんにちは、真冬の寒さですね。カナエです😊

今回は鎌倉で撮影された映画「ビブリア古書堂の事件手帖」について書きたいと思います。

(以下敬称略となります。)

文系女子ぶりがハマる演技派黒木華!

<映画「ビブリア古書堂の事件手帖」>

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』特報

🌼🌼映画詳細🌼🌼

製作年  2018年 邦画

監督   三島有紀子

原作   三上延

脚本   渡辺亮平、松井香奈

キャスト 黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大他

📚映画のあらすじ(ネタバレ)📚

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

亡くなった祖母の絹子の遺品整理をしていた五浦大輔(野村周平)は、本棚にあった夏目漱石全集の中の一冊、「それから」という小説本の最後に“夏目漱石”と書かれた署名があるのに驚きます。それは‟田中嘉雄様”という署名の横に‟夏目漱石”と記されていました。小説本の中には祖母の若い時代の写真や「ビブリア古書堂」という古書店の値札も挟まっており、大輔は北鎌倉にある「ビブリア古書堂」に行ってみることにします。

「ビブリア古書堂」の店主は篠川栞子(しおりこ)(黒木華)という内気そうな若い女性でした。大輔が祖母の本を見せてその署名が本当かどうか訊ねると、栞子はそれが漱石の署名ではないとすぐに見抜きます。その本の発行年を見ると昭和30年代なので、大正時代の人間である漱石がサイン出来るはずはないというのでした。そして“夏目漱石”と書いた文字と‟田中嘉雄様”の“様”の字体が同じであることから栞子はそれが祖母の絹子の文字だろうと言います。つまり(自分の本に名前を書いていた)“田中嘉雄”(東出昌大)という男性からその本を貰った祖母の絹子(夏帆)がカモフラージュのために“夏目漱石”という名前を連ねて書いたのではないか・・と洞察するのでした。

さらに祖母の本に挟んであった値札は「ビブリア古書堂」が開業した最初の年の1964年に使っていたもので、祖母の結婚した年が1960年であることを考えるとその本は結婚してから(1964年以降に)夫以外の男性である田中嘉雄という人物から贈られたと考えられ、祖母の恋が不倫だったという事にもなるのでした。

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

祖母の過去を知って驚愕する大輔ですが、栞子から「それから」という小説を読んだのですか、と訊ねられます。読んでいないと否定する大輔。家で仏壇の祖母の写真を眺めながら母親に生まれた年を聞くと母は1965年、だと言います。じゃあ小説の「それから」の内容は?と問う大輔に「不倫の話らしいよ」と答える母親でした。そして大輔という自分の名前も祖母がつけたもので、「それから」の主人公と同じ“だいすけ”なのでした。

祖母の不倫が確かであると確信する大輔ですが、同時に一冊の本だけで一人の人間の過去をそこまでわかる栞子という女性に感心するのでした。

数日後大輔は漱石全集を全巻売ろうと再び「ビブリア古書堂」に向かいました。そこで栞子が足を怪我していて、妹と二人で書店をやりくりするのに苦労しているのを知ります。妹からここでバイトしないかと誘われた大輔は求職中なのでやってもいいと言いますが、一つ条件を出します。それは本が読めない自分に栞子に朗読をお願いしたいということでした。

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

小さいころ祖母の秘密の本、「それから」を読もうとした大輔は普段は優しい祖母にひどく怒られ、それ以来本が読めなくなっていたのです。栞子はそんな大輔に優しく読み聞かせをしてあげます。

そして一緒に仕事をすることで気心の知れてきた大輔にある日栞子が悩みを打ち明けます。太宰治の「晩年」という小説に登場する“大庭葉蔵”の名をかたる人物がメールをしつこく送ってくる・・内容は栞子の店にある太宰の「晩年」を売って欲しいということ。実は栞子の店には太宰の署名のある初版本の高価な「晩年」があったのです。“大庭葉蔵”は売ろうとしない栞子に怒り、雨の日に栞子を襲って階段から突き落とし足に怪我させたのでした。栞子からその「晩年」を見せて貰った大輔は祖母の若いころの写真(おそらくは恋人の田中嘉雄が撮ったもの)にも同じ「晩年」が写っていたと気づきます。しかし栞子はその「晩年」は帯がついていないと言うのでした。まさに栞子の店の「晩年」は特別な「晩年」だったのです。それにしても薄気味悪い“大庭葉蔵”は売らなければ店に火をつけると脅していました。大輔はなんとか栞子を守らなければと肝に銘じます。

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

栞子と大輔は正体のわからない“大庭葉蔵”をおびき出そうと、「晩年」を売ると宣伝して復刻版の別の晩年をガラスケースに入れて展示しました(本物は金庫の中)。古書の会合で親しくなってたびたび店に来るようになった稲垣(成田凌)がそれを見て何故売る気になったのか不思議がります。その夜稲垣を加えた三人で食事をして帰って来ると店の看板が燃えていました。店内も荒らされてしまい茫然とする栞子たち。大輔は本物は自分が預かると言いだします。そして家にもって帰りますが何者かに襲われて奪われてしまいました。あわてて栞子のもとに走る大輔。土下座して謝る大輔に、栞子はあれは本物じゃない、大事な「晩年」を手元から離せなかったと言いました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

自分が信用されていなかったとショックを受ける大輔。二人は仲たがいしてしまいます。

しかし大輔は食事していた店で偶然会った男からすべては稲垣が仕組んだことで、彼こそが“大庭葉蔵”だと知らされます大急ぎで「ビブリア古書堂」へ戻る大輔ですが、そこには稲垣に脅される栞子が!

なんとか「晩年」を持って店から逃げ出す二人ですが、執拗に追いかける稲垣。それというのも稲垣は実は田中嘉雄の孫で、祖父の持っていた「晩年」を燃やしてしまった苦い過去があるのでした。だからどうしても「晩年」が欲しい稲垣なのです。海岸で稲垣に追いつめられる二人。大輔は栞子を守ろうと必死に稲垣に食い下がりますが逆に殺されそうになります。そんな大輔を助けたい一心で栞子はそれまで何よりも大事だった「晩年」を海に投げ捨てるのでした。茫然自失になって固まる稲垣。

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

偶然にも稲垣と大輔は二人とも田中嘉雄の孫でした。田中嘉雄は大輔の祖母の絹子と別れた後見合い結婚をしていたのです。「晩年」は海に消えましたが大輔と栞子二人には強い絆が生まれました。

📚祖母絹子の恋愛と現代の事件が絡まり合う📚

<画像出典>https://eiga.com/movie/86579/gallery/

この映画では「ビブリア古書堂」での“大庭葉蔵”の事件と大輔の祖母絹子の当時の恋愛という二つのドラマが進行していきます。大輔が祖母の秘密の本を見つけ、それを「ビブリア古書堂」の店主である栞子が解き明かしたことから絹子と田中嘉雄との過去の恋愛劇が始まります。資産家の家に生まれた嘉雄は作家志望の孤独な青年で平凡な食堂の亭主を持つ絹子に本を贈ったことから二人の恋が始まり、そして駆け落ちまで決意しますが果たされず終わります。絹子は嘉雄の子を宿し、その孫が大輔、絹子と別れて見合い結婚をした嘉雄の孫が稲垣、とつながっていくんですね💛

電子書籍が盛況な時代に古書というものが逆に新鮮に映り、昭和の恋愛劇ともしっくりします。特にロケ地が鎌倉なので、本の為なら人を傷つけてもかまわないような残虐な事件が起こるミステリー仕立ての映画でありながら鎌倉の美しい風景を最後まで楽しみながら鑑賞出来ました。多分海蔵寺だと思うのですが絹子と嘉雄が待ち合わせをしていた岩の洞みたいなところ、とても雰囲気があって素敵でした。北鎌倉って本当に情緒を誘う所が多いです!!

それにしても黒木華さんは何をやってもその役に染まれる女優さんだあ。以前テレビドラマで(最近話題の😊)剛力彩芽さんが栞子を演じていて、その時は物静かな役をそれなりに演じてるなあと思ったけど、やはり黒木さんが演じるとピッタリの栞子を作ってしまいますね。成田凌さんはこうしたサイコパスっぽい役が多くなりました。コードブルーが懐かしい!東出さんが昭和の男性って感じでなんとも美しかったわぁ~(あの時代これだけ背の高い人は少なかったでしょうけどね)💖