明けましておめでとうございます🎍。カナエです。
なんやかんやで明けちゃいましたねえ・・今年はオリンピックを開催すると言ってるし、コロナの収束をなんとしても祈りたいですね。
そしてBS日テレでトルコドラマ「Mother」の後に始まったのは古代インドのドラマ「ポロス~古代インド英雄伝~」!インドのことを知らないカナエはなんだかなあ~と思いつつあまり気が乗らずに観てみたんですが・・
・・なんだ面白いじゃないか!!
色彩感覚が豊かで青がとっても綺麗。豪華な衣裳をつけた美男美女も登場して目の保養ができるしアクションシーンも迫力満点。質の高いエンターテイメントドラマで嬉しくなりました。
それではそんな「ポロス~古代インド英雄伝~」、第一週を詳細していきますね💛。
「ポロス~古代インド英雄伝~」は二つの国の対立から始まる波乱の物語
<画像出典>https://getnews.jp/archives/2804848
⛰ドラマデータ
2017年・全299話
シッダールト・クマール・ティワリ
ラクシュ・ラールワーニー(ポロス)、ラティ・パーンデー(アヌスヤ王女)
アディティヤ・レディジ(バムニ国王)、グルプリート・シン(アンビ国王)
アマン・ダリワル(ジヴダット宰相)
⛰第一話 『黄金の鳥』古代インド
紀元前350年、資源豊富で“黄金の鳥”と呼ばれたインドは他国との交易が盛んで、市場には人々があふれて賑わっていました。
ペルシャの商人ダレイオスはインドとの商いを目論んで船でインドのパウラヴァ国に上陸しました。この国ではまさに競技大祭が開かれようとしており、パウラヴァ国とタクシラ国を流れるジェーラム川の通商権を得るために二つの国の王が戦おうとしていたのです。
タクシラ国の王アンビと妹のアヌスヤ王女は競技大祭に出るためにパウラヴァ国の宮殿を目指していました。途中彼らの隊列が通る道に子供が残されて轢かれそうになります。敵国の子供の命など無視して通ってしまおうとするアンビ王。しかし子供に気づいたアヌスヤ王女が子供を抱きかかえて助けました。
敵国の子供の命など・・と妹を諫める兄王に子供は未来の宝というアヌスヤ王女。それでも国の遺恨を忘れるなと続ける兄王に遺恨よりも文化や伝統を大事にすべきだと王女は言い返しました。
<画像出典>https://getnews.jp/archives/2804848
パウラヴァ国の宮殿では華やかに祭りが行われていました。
宮殿に到着したアンビ王たちはパウラヴァ国王バムニの兄のシヴダット宰相と対面します。しかし王と宰相は顔を合わすなり睨み合いを始めました。そしてアンビ王が贈り物だと言って宰相に渡したものを見て宰相は激高します。
**ここでカナエの疑問**
―何故シヴダット宰相はあんなに怒ったのか??―
アンビ王が宰相に贈ったのは鼻飾りでした。そしてインドでは鼻飾りは女がするものと決まっているらしいです。鼻飾りを贈ったということはシヴダット宰相を女のように弱っちいヤツと侮辱したことになるんですね。宰相は兄のくせに王にならず弟が王になったとアンビ王は暗にほのめかしたわけです。それで宰相は怒ってアンビ王につかみかかったというわけです。
アンビ王はシヴダット宰相を殴りつけてしまいました。二人の険悪なムードが止められないほど悪化したとき、折よく弟のバムニ王が現れて二国のもめごとは競技大会でこそ解消すべき、とその場を冷静に収めました。
競技大会は競技者が船で小島に向かいそこに立ててある赤い旗をつかみ取って、沖に停泊する船の帆の先端にくくりつけたものが勝利する、という内容でした。
競技大会に出場したバムニ王とアンビ王は激しく旗を取り合います。そしてバムニ王が勝利し、ジェーラム川の通商権は再びパウラヴァ国が得たのでした。
⛰第二話 王の求婚
<画像出典>https://getnews.jp/archives/2804848
競技大会で勝利したバムニ王はパウラヴァ国の宮殿で多くの国との商取引きを催しました。取引が終わるとその様子を窺っていたペルシャの商人ダレイオスが突然言葉を発します。
王様が得た利益の5倍で私がそれらを買い上げましょう
参加の権利を持たないダレイオスは高額で買い上げることで権利を得ようとしたようです。5倍という金額に宰相シヴダットは大乗り気です。しかしバムニ王はタクシラ国のアンビ王に意見を求めました。アンビ王が勝負に負けたから口は出さないと言うと、バムニ王は今度はアヌスヤ王女に訊ねました。
王女はご判断は陛下がなさるものと言いながらも、5倍も払う商人は愚か者か詐欺師だと言い放ち、どちらであっても利益のみの追求は国家の破たんにつながると言い切りました。
交易は信頼で成り立つもの 伝統と文化のためでもある
そう語ってバムニ王は王女の言葉に従います。ダレイオスが恨めし気に王女を見ました。伝統と文化・・アヌスヤ王女は自分の思いと同じことを言ったバムニ王に驚きました。
<画像出典>https://getnews.jp/archives/2804848
宰相シヴダットは自分を侮辱したアンビ王への恨みが消えません。そこで仕返しをしようと母国への帰路についたアンビ王たちを襲いました。剣を交えるアンビ王とシヴダットをとめられないアヌスヤ王女は悲嘆に暮れます。
その時兵隊を連れたバムニ王がやってきて戦いをやめさせようとしました。しかしそれでも二人は止めませんでした。
どうすれば解決するのか?と訊ねるアヌスヤ王女にバムニ王は手を差しだしました。
二国の敵意を消すために
―求婚する
戸惑う王女でしたが躊躇いながらも王の手を取ります。
二人は結婚して初夜を迎えるのでした・・。
⛰第一週の感想
祭で投げ上げるピンクの煙とか、青い衣装とか絢爛とした色彩の美しさが際立つドラマです。
甘い初夜を迎えた二人・・抱こうとするとバムニ王の胸元からするりと逃げるアヌスヤ王女の初々しさ・・二人の部屋の装飾も華麗で惹きつけられました。しかし甘い夜の次の朝には・・?
ここでカナエは映画「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラとレッド・バトラーの夜のシーンを思い出しちゃった。
夫婦の子供が事故死して酒をあおるバトラーを妻のスカーレットが注意すると・・
うるさい!とバトラーは嫌がるスカーレットをお姫様抱っこして長い階段を上がって寝室へつれこむという有名なシーン。
翌朝寝床にバトラーの姿はなくスカーレットは夫の姿を探す
バトラーはスカーレットを見て眉を寄せる
悪かった 深酒をし過ぎた
と謝り
好きな男の処へいけばいい
という
違うの、私が愛しているのは・・
スカーレットの言葉にもはや耳を貸さないバトラー
もう全ては終りだ
二人の熱い夜の後で冷水を浴びるような仕打ちのギャップに泣けた場面でしたが、このドラマのアヌスヤ王女には寝床に矢が飛んでくるというスカーレット以上の仕打ちが・・心正しいのに哀れな王女はどうなるんでしょうか??
―そして何故インドの女性は鼻飾りをするのかという疑問について調べてみました―
このドラマでもアヌスヤ王女がしている鼻飾り。他の国ではあまり見かけない独特でエキゾチックなものですがどうしてインド女性は鼻飾りをするのでしょうか?
インドで鼻飾りが生まれた理由を調べてみると左の鼻孔は女性の生殖器官を司るため、そこにピアスをつけることで月経痛や出産時の痛みを軽減できるという当時の考えがあったようです。だから出産に関係する結婚式で大きな鼻飾りをアヌスヤ王女はつけていたんですね。
現在でもインドの女性は結婚式で大きな鼻ピアス「ノーズティカ」をつけるんだそう。ピアスの穴は皮膚が薄く痛みが少ない子供時代、10~13歳くらいで開けるんだそうです。開ける習慣のない日本人からすると鼻水が出るし、あまりありがたくない気がしてしまいますね😓。
コメント