邪魔者を切り捨てて野望を実現する夫婦・・米ドラマ「ハウス・オブ・カード」が面白い!

こんにちは。カナエです。

アメリカではトランプ氏とバイデン氏の白熱した大統領選挙がクライマックスを迎えていますね。そこで今回は大統領への階段を昇りつめた野心家フランク・アンダーウッドという男を描いたwowow放送の米ドラマ「ハウス・オブ・カード」をご紹介したいと思います。

ホワイトハウスの人間模様を重厚に描いた傑作ドラマ「ハウスオブカード」

ハウス・オブ・カード 野望の階段 <シーズン1> ダイジェスト映像 – Netflix [HD]

ドラマデータ

製作年 

シーズン1(2013年)シーズン2(2014年)

シーズン3(2015年)シーズン4 (2016年)

シーズン5( 2017年)シーズン6(2018年)

監督

ジョディ・フォスター、ロビン・ライト他

脚本

ボー・ウィリモン他

製作総指揮

デビッド・フィンチャー、ケヴィン・スペイシー他

キャスト

ケヴィン・スペイシー、ロビン・ライト、マイケル・ケリー他

ドラマのあらすじ(ネタバレ)

米国の下院議員で下院多数党院内幹事だったフランク(ケヴィン・スペイシー)は彼に国務長官の地位を約束した民主党候補者のウォーカーが大統領になるのに協力しました。けれどもウォーカーが約束を果たさず別の議員を国務長官にしたことで、ウォーカーへの復讐心に燃えます。彼はゾーイという女性新聞記者と愛人関係になりライバルに不利な情報を流して失脚させホワイトハウス入りを目指します。

<画像出典>https://tv.eiga.com/series/HOUSE_OF_CARDS/

フランクは議員生活22年というベテランでクレア(ロビン・ライト)という美しい妻がいました。二人に子供はなくクレアはNPO法人の代表を務めていました。フランクが国務長官になれば自分の仕事にも利益になると考えていたクレアはフランクの復讐を支持します。そしてフランクの野心に協力していくのでした。

フランクはルッソという酒癖の悪い議員に恩を売っててなづけ、彼を駒にして副大統領にまでのし上がります。そしてルッソとゾーイから自分に不利な情報が洩れそうになると自ら手を汚して彼らの命を奪うのでした。

<画像出典>https://tv.eiga.com/series/HOUSE_OF_CARDS/

ついに策略を巡らし大統領ウォーカーを陥れたフランクは悲願だった大統領のポストに就きますが、今度は強力なパートナーシップで歩んできたクレアと不仲になります。それはクレアが自分も政治家として彼と同等になることを望んだためですが、フランクは政治経験のないクレアを認めません。それでも大統領の特権でクレアを国連大使に任命したフランクですが、クレアがロシアと摩擦を起こしたことで辞任させます。そのことで夫婦の間の亀裂は広がりました。

<画像出典>https://tv.eiga.com/series/HOUSE_OF_CARDS/

そしてまた大統領選挙の時期になり、フランクは次期大統領の指名を得るために精力的に遊説を行います。ファーストレディとして人気のあるクレアは彼の選挙に駆り出されますが、選挙の道具のように扱われることに不満を感じ、母親の病気を理由にして選挙戦から離脱するのでした。

離婚の危機に陥ったフランクとクレアですが、フランクが彼の悪事を知っているゾーイの恋人に銃で撃たれて重傷を負い死線を彷徨うとクレアは看病し、大統領不在の時期に副大統領と共に国政に携わります

回復したフランクはクレアと和解して妻を副大統領に推す、と宣言。夫婦のパートナーシップは、再び強固になるのでした。

しかし選挙戦の最中フランクの過去を知る記者からこれまでの悪事をばらされたフランクは最大の危機を迎えます。彼はクレアを暫定大統領にして自分は辞任し、クレアから恩赦を出させて危機を乗り越えようとするのでした。

<画像出典>https://tv.eiga.com/series/HOUSE_OF_CARDS/

そして選挙戦に勝った民主党。クレアは初の女性大統領として就任することになります・・。

ドラマの感想・・徹頭徹尾冷酷なフランクという男の“悪の魅力”

フランクは目的の為なら手段を択ばない残酷な男。愛人だったゾーイが邪魔になると地下鉄で線路に突き落として殺しても後悔は皆無です。またそりの合わなかった自分の父親の墓に小便をかけたり、教会のキリスト像を破壊するという非道ぶり(もちろん人目のない所で)も発揮します。そして父親の場合はいかにも親思いのように墓参りに来たという名目で涼しい顔で帰ります。もちろん教会も同様です。

<画像出典>https://tv.eiga.com/series/HOUSE_OF_CARDS/

そんな悪辣なフランクですが昼夜を問わずただ自分の目的のためにひたすら頑張る、そのエネルギッシュな姿勢が観る側をひきつけ、それがフランクという男の魅力となっているんでしょうね。

そしてクレアとの夫婦の関係の変化や敵対する人物の人間模様も綿密に描いていることでドラマに重層味が出ています。さすがプロデューサーがデビッド・フィンチャーだけある。

銃で撃たれた後のフランクはさすがに若くもないので疲弊するシーンも出てきてこの男も終わりかと思わせます。それとは逆にクレアの方が力を伸ばしてくる・・でもクレアは女性で情感が豊かな面もあり冷酷さに徹せないところがあってやはりフランクには敵いません。

だからフランクが死んだことでこのドラマもやはり打ち止めということだったんでしょうね。

ケビン・スペイシーのセクハラ騒動が残念!

2017年にハリウッドで巻き起こったセクハラ騒動ケビン・スペイシーも告発されてしまいました(自らゲイと認め若い男性に性暴力をふるったらしい)。自業自得なことですが、それでこのドラマを降板してしまったのはとても残念。やはり観ていてぞくぞくするような独特のスペイシーの悪の演技は貫禄があって無敵でした。シーズン6はスペイシーが不在で8話で終了。長いドラマだったけどこれだけの傑作だから完璧なドラマとして終わって欲しかったなあ、とつくづく思います。