こんにちは。カナエです。
ついに「七日の王妃」も最終回を迎えました。兄のユンを追放して王になったヨクですが、愛しい妻チェギョンを陥れようとする陰謀が勃発!ヨクはチェギョンを救い夫婦愛を貫けるのでしょうか・・?
以下で最終話まで詳細したいと思います。
残酷な運命に翻弄された二人・・けれど互いへの愛は変わらない
七日の王妃(第18話~20話)のあらすじ(ネタバレ)
【第18話】
王ユン(イ・ドンゴン)に幽閉されていたチェギョン(パク・ミニョン)ですが、突然部屋に押し入った覆面の男に恐怖します。しかしそれは愛する夫の晋城大君(ヨク)で二人は再会したことを喜び抱き合うのでした。ヨク(ヨン・ウジン)はチェギョンに反乱軍が王宮にやって来ることを伝え、自分が王になる時が来たと告げます。そしてチェギョンに家族と一緒に隠れ家に逃げるように言うのでした。
ヨクが姿を消すといつものように王ユンが現れて夜の狩りに行こうとチェギョンを誘います。チェギョンはヨクの反乱を助けるためにユンを王宮にとどめようとして月を見たいとユンに請いました。王宮の庭を散歩する二人。チェギョンはユンに昔の剣士様はどこに行ったのですか?会いたいですと言います。
もう剣士はいない
突き放すように言うユン。
どうしてそんな道をお選びに?みな王様から心が離れてしまいました。
涙するチェギョンを見てユンはハッとします。
そなた罠にかけたのか?
刀を突き付けるユンに一緒に死にましょうと泣くチェギョン。ユンは斬ることができません。チェギョンを引っ張って大妃と共に人質にしてしまいました。
王宮に攻め入ったヨクたち。王の臣下を味方につけてヨクはユンの前までやってきました。剣を抜きヨクに立ち向かうユンですが、死闘の末ヨクが勝利します。兄にとどめを刺そうと剣を振り上げるヨク。しかしチェギョンが止めに入ったことで刀を置き、ユンは捕らえられたのでした。
ユンの重臣だったイム・サホンも手下の裏切りにあって殺され、ヨクはついにユンに代わって第11代の王、中宗となりました。
ヨクが王となって王妃になったチェギョンのもとに悲痛な知らせが届きます。両親のシン・スグンらがユンの義兄という理由で殺されてしまったのです。もともとスグンは臣下としてユンと運命をともにするつもりでしたが、先々王妃の父として強大な権力を手にするのを危惧したパク・ウォンジョンらに邪魔にされたのでした。
悲しみと怒りで混乱するチェギョン・・。両親を守らずに王となったヨクに憤り刀を忍ばせてその命を奪おうとします・・。
【第19話】
両親の死を嘆くチェギョンですが、王としてのヨクに殺意を抱いても最愛の夫を殺すことは出来ませんでした。チェギョンの哀しみが痛いほどわかるヨクは少しでも妻の心を和ませようとチェギョンの両親の位牌を祀って功臣として重んじるよう命じます。ヨクの誠意を知ったチェギョンはヨクに対する怒りを鎮めるのでした。
けれどチェギョンが王妃になって権力を持つことを嫌うパク・ウォンジョンが再び陰謀を企てます。パク・ウォンジョンは手下を使って流刑の身になった元王のユンを襲い傷を負わせ、その際に手下がユンにシン・スグンが殺されたこと、そしてチェギョンの身も危ないと伝え、驚いたユンがシン・スグンの屋敷に行くのをわざと見逃したのでした。
屋敷にはちょうどチェギョンが両親の遺品の整理にやってきてユンと鉢合わせします。ユンの傷の手当てをするチェギョン。そのときパク・ウォンジョンらが屋敷を取り囲みユンは謀られた、と察してチェギョンに一緒に逃げようと誘うのでした。けれどヨクから王妃の地位を授けられたチェギョンは自分は大丈夫だから一人で逃げるようにユンに言います。馬で逃げるユンですが無情に矢が背中に突き刺さり、深手を負いながら小屋に逃げ込むのでした・・。
パク・ウォンジョンに捕らえられ牢に入れられてしまったチェギョン。そしてウォンジョンからユンとチェギョンが叔父と姪でありながら情を通じている、巷に噂を流すと脅されます。自分がヨクの立場を脅かす存在になったと知ったチェギョンはヨクの前で夫婦の縁を切ろうとします。チェギョンはユンの脱走を手伝った、シン一族の王はユン一人だけだと言い切るのでした。
チェギョンの言動に慌てる王宮の人々・・ヨクの母大妃はチェギョンに向かって王を侮辱した、死罪だと告げます。
【第20話】
ヨクの王としての地位を守るために嘘の罪を認めたチェギョンは絞首刑に処せられます。けれど刑の執行中にヨクが駆けつけて刑を止めてチェギョンを救うのでした。ミョンヘはそんな二人の姿を見てその間に入り込む隙は無いと悟ります。叔父のパク・ウォンジョンはチェギョンを廃妃させようとやっきになっていましたが、ミョンヘは死んだソノへの想いもあってヨクの王妃になりたいという野心はすでに消えていました。彼女はソノが大切に思っていたチェギョンを救おうとし、ソッキたちの処へ行って真犯人について打ち明けます。
王ヨクは内禁衛将から廃王ユンを逃走させた真犯人がわかったと伝えられます。ユンに仕えていたキム内官も関与していたと知るとヨクは誰から命じられたのか問いました。内官がパク・ウォンジョンの名をあげたのでウォンジョンは青ざめます。彼は自分の姪が裏切ったと知ってミョンヘを責めますが彼女は王妃になるつもりはないと言い切りました。ミョンヘが頼りにならないと知るとウォンジョンはウロンガクシを使って執拗にチェギョンに対する攻勢を強めます。
キム内官たちが自害したことでヨクはウォンジョンが口封じを企てたのではないかと疑います。ウォンジョンの悪事を暴こうとするヨクですが、それに協力したのはミョンヘでした。ミョンヘは証人として名乗り出て叔父のこれまでした悪事の証言をします。ウォンジョンは最初は否定していたものの観念し、ついにチェギョンの王への反逆の罪は消えました。
チェギョンの罪はなくなりましたがその心は決まっていました。彼女はヨクにいいました。
このままシン一族の私といても先々誰かが陰謀を企て命を狙われるでしょう
離縁を申し出るチェギョンをヨクは必死で止めます。
何故別れなければいけない?これから喜んだり悲しんだりしてお互い励まし合って生きられるのに
何より大事なのは王様の安全なのです
涙を流しながらチェギョンは続けました
お互い生き抜くことが愛の証です
チェギョンの固い決意を受け取るしかヨクには方法がありませんでした。
チェギョンは王宮から去っていきます。
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逃亡していたユンは捕まって流刑地に戻されました。
チェギョンは逃亡とは無関係だ
ユンが送った手紙を見たヨクは流刑地を訪れます。深い傷を負ったユンは瀕死の状態でした。
ヨク 私は憎しみで目がくらんでいた 父に愛されず・・
だが憎かったのはそなたの目に映る自分自身の姿だったのだ
朦朧としたユンには先王の幻が見えました。父が手を差し伸べます。
やっと私にお手を・・
ユンは息を引き取りました。
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ヨクは会いたくてたまらずチェギョンの処へ行きますがチェギョンは会おうとはしませんでした。
会わぬことで愛する気持ちを守るのです
王は諦めて戻りました。
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そうして38年が過ぎ去りました。病気になった王のもとへチェギョンが戻ってきます。
あなた、よくぞ耐えてくださいました
これからは私が家です ゆっくりお休みください
王はチェギョンの膝に頭を乗せました。
ようやく家に戻れた・・
「七日の王妃」の感想
あんなにも愛し合っていたのに、王でありながら愛する妻と添い遂げられなかったなんてかわいそうすぎると思いましたが・・最後に再会できて(遅すぎる気もするけれど)幸せな終わりになって良かったと思いました。
史実では中宗と端敬王后(チェギョン)は深く愛し合っていたにもかかわらず王が最後を迎えた時端敬王后が会いに来ても止められて会う事が出来なかったとか、いや会えたとか諸説あるようですが、会えなかったとしたらあまりに切なすぎる二人です。
中宗は端敬王后と離縁した後、王宮の一番高い所から王后の住む実家を眺めてはため息をついていた、そしてそれを伝え聞いた王后が家の裏山の岩に自分が王宮で身に着けていた衣類を広げて自分が居ることを知らせた、という伝説も残っているそうです。ホント切なさが募ってしまうお話ですね😢。
泣かされるドラマでしたが、チェギョンを演じたパク・ミニョンさん、ヨン・ウジンさん、イ・ドンゴンさんたちが自分の役柄をしっかり理解して演じきっていたのが素晴らしかったです。
と惑いながらもヨクを愛するチェギョン、様々な障害に行く手を阻まれながらもチェギョンとの愛を貫こうとするヨク、自分の中の葛藤で苦しむユン・・。特にヨン・ウジンさんのもともと持つ誠実な雰囲気がヨクという役に伝わってミニョンさんとの美しい恋愛ドラマができあがっていたなあ、と感無量でした。
史実の晋城大君は反乱が起きた時王になることを要請されても残虐な兄を恐れてなかなか承諾しなかったといいます。もしかしたら愛する妻と暮らせればいい・・そんな願いを持っただけの平凡な男性だったのかもしれません。
カナエ的には王なんだから何処かにチェギョンを匿って通えばよかったのにと思うのですが、それさえも危険な残酷な時代だったのかな。もし最後に会えていなかったらなんとも残念で気の毒なお二人の生涯で悲しい😢。
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