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NHKBSで放送の「青春ウォルダム呪われた王宮」でファンの腹心、護衛官テガンの犯人説が浮上する!その第12話のネタバレあらすじ、感想も!!

ドラマ

こんにちは、カナエです。今回もNHKBSで放送の「青春ウォルダム呪われた王宮」(第12話)について書きたいと思います。

ファンはソンオンやジェイの活躍で幽閉から解放される

NHKでBSP4K(日)夜9時/BS(金)午前0時25分に放送

キャストとこれまでの物語

<第1話>  <第2話>  <第3話>

<第4話>  <第5話>  <第6話>

<第7話>  <第8話>  <第9話>

<第10話> <第11話>

ドラマのネタバレあらすじ(第12話)

第12話

ミョンジンは家族の朝食の話からファン(パク・ヒョンシク幽閉されていると知ります。

世子様が幽閉とは だから音沙汰がなかったのか

ミョンジンが町の通りを考え事をしながら歩いているとすれ違いざまにぶつかってしまいました。

ああ、すみません! あれ?

ミョンジンは編笠を被った若者の顔を覗いて驚きます。

護衛官殿じゃないですか! 久しぶりですね

しかしテガンは無言で行こうとします。ミョンジンは思わずテガンを引き止めました。

私ですってば! 萬研堂のキム・ミョンジンですよ!

どうも

ミョンジンはテガンの黒ずくめの姿に目をやります。

そんな格好をして 世子様の密命ですか

ミョンジンは声を落とします。

私に言伝は? 噂では東宮殿に幽閉されたとか・・

すまん 王宮のことはむやみに話せない 失礼する

テガンは行ってしまいます。

なんだ? 様子が変だな

ミョンジンは怪訝そうにテガンの後ろ姿をながめました。

***

世子様は東宮殿に幽閉され護衛官様は変装して町を歩いている? じゃあコ内官は?

萬研堂でミョンジンから話を聞いたガラムジェイ(チョン・ソニ)を心配します。

内官を心配してる場合か? 世子様は東宮殿に閉じ込められたんだ そんなことが出来るのは様しかいらっしゃらないだろう 世子様は後ろ盾がないというのに・・ 父である王様に疎まれるなんて

ミョンジンは嘆きます。

でも・・

ガラムは心配でたまりません。

***

ファンはテガンへの書状をジェイに託します。本に挟んでジェイは東宮殿を出て庭に待機しているテガンに合図しました。

ああ、腹が 厠に・・

うまくごまかしてテガンは親衛隊から離れました。

***

ジェイは書庫の中でテガンにそっと書状を渡しました。

ファンの書状にはそう書かれていました。

字は読めるのか

ジェイに言われテガンは怒ります。

なんだと? 私は科挙に受かっているのだぞ この無礼者が!

テガンはジェイを叩こうとして避けられます。

***

ミョンアン大君は祈祷師の事件から立ち直れずにいました。床から離れない弟にハヨン王女は食事を食べさせようとします。

食べないと元気が出ないわよ 一口だけでも食べて

ハヨンは差し出した匙に顔を向けない弟にため息をつきました。

お兄様は幽閉され・・あなたまで体調を崩して

兄上が幽閉されたのですか

大君は驚きます。

***

王妃は酒を注ぎながら王にファンのことを話します。

世子が碧川に関する命令の撤回をお願いしたとか

王妃も十年前の碧川の事件を知っているのか

盗賊たちが反乱を起こしておじ様が自ら軍を率い討伐を・・ 私はチョ一族ですが王様の妻でございます

王妃は意を決したように王を見ました。

おじ様が傲慢で貪欲だとよく存じております

王妃

闘われるならば私と距離を置いてください

王は王妃の手を取りました。

それは困る この殺伐とした王宮でそちは唯一の癒しだ 余はそちの手を離さぬ

王様

右議政のことは案ずるな 余はそう愚かではない

王様、世子はいずれ王となる者です 幽閉されてから一月が経ちました 女官や内官の間にも良からぬ噂が広がっています

王妃は王に請いました。

世子の体面を守ってやってください

二人の会話を王妃付きのクォン尚宮が聞いていました。

***

王妃様、世子の幽閉を解くよう王様に頼んだというのは本当ですか?

クォン尚宮から情報を仕入れたウォンボは王妃の居室を訪れ問いました。

息子を幽閉して王様も苦しんでいるはず 母である私も辛いのに

王妃の答えにウォンボは激昂します。

母だと? 誰が誰の母親なのですか?

ウォンボは茶器を置いたテーブルを投げ飛ばします。そして王妃の襟を掴みました。部屋の外で控えている女官たちは物音に怯えます。クォン尚宮は命じました。

みな下がりなさい

***

母親? 誰の母親だとおっしゃいました? 王妃様の息子はミョンアン大君だけですよ 王妃の座についたら世子のことも我が子だと?

ウォンボは王妃に詰め寄ります。

とんでもない話です お前を王妃にしてやったのは我が一族なのだ

ウォンボは王妃の顔を両手で押さえます。王妃はあまりの恐ろしさで涙を流しました。

うう・・

ウォンボは震える王妃を見て立ち上がりました。

誰のために王妃の座にいるのか肝に銘じてください いいですね

ウォンボは部屋から出ていきます。クォン尚宮は王妃のそばにいきます。

王妃様、どうしてあのような・・

王妃は割れた茶器の欠片を握りしめました。指の間から血が滴ります。

いけません! 王妃様!

クォン尚宮が叫びます。

***

ファンは再び書状をジェイに託します。

極秘任務だ しくじってはならぬぞ

承知しました

ジェイが東宮殿を出て急いでいるとウォンボがやって来ました。ジェイはお辞儀して道をあけます。ウォンボはそのまま通り過ぎようとしましたが、ジェイがファンの内官だと思い出しました。

お前は王様の所で会った内官だな

・・コ・スンドルと申します

慌てていた様子だが世子様のお使いか

はい・・ 急ぎの用がありますので失礼致します

ジェイは去ろうとしますがウォンボは呼びとめました。

おい、待て

右議政様、何かご用で?

ウォンボは本を抱えているジェイをジロジロと見ました。

幽閉された世子様から文を託されたか? 文を書くくらいしか出来ぬからな

ウォンボは余裕の笑みを浮かべます。

その本の中に挟んでいるだろう 見せるのだ

いけません 世子様の命にはそむけません

ジェイは拒みますがウォンボは執拗に迫ります。

力ずくで調べる前に出すのだ

ウォンボはジェイの襟首を掴みました。ジェイは抱えていた本を落とします。

うう・・!

お前がコ・スンドルでないことは知っているのだぞ

右議政様、突然何を・・ では私は誰だというのですか?

自分で言え! お前がコ・スンドルでないと知りながら何故私が放っているのかわかるか? 世子様がどんな者をおそばに置くのかを知ることも私の楽しみだからだ 本を一冊ずつ調べる前に大人しく文を出せ

・・やめてください

右議政様!

ソンオンが来てウォンボを止めました。

無礼ではありませんか 臣下でありながら世子様の文を奪おうとなさるとは

ウォンボは笑ってジェイを放しました。

あ〜あ 別にお困りのことがあるならお手伝いしようかと

”一葉秋を知る”と申します 葉が一枚落ちるのを見て秋が来たとわかるという意味です 右議政様の軽率な行動がまるで将来を暗示しているように思えて心配せずにはおられません 

”一葉秋を知る”か 兵士長、ある一面だけを見て将来を決め付けるのか それに私は王様の臣下であり世子様の臣下ではない

ウォンボはソンオンを睨みました。

臣下は王様お一人だけに忠義を尽くすべきものだ! 兵士長は王様が二人いると思っているのか??

お待ちを!

ソンオンはウォンボを制しました。

飛躍のしすぎでしょう

ウォンボはソンオンに近づきます。

振る舞いには慎重を期すべきだ 踏み出す一歩一歩 口に出す一言一言 よく考えた方がいい 私に弱みを握られたくなければ

ウォンボは歩き出しますがジェイを振り返ります。

また会おう コ内官

ウォンボが去るとソンオンは散らばった本を拾いジェイに渡しました。

大丈夫か? その文は世子様から私に?

はい・・

***

ソンオンは池のほとりでファンの文を読みました。読み終えるとソンオンはジェイに言いました。

私も方法を考えていたところだ 「命に従います」と伝えよ

承知しました

ジェイは東宮殿に戻ります。

***

世子様の考えた方法はさすがです 私もお供してお目にかかりたいです

ジェイはファンに言いました。

ならばそうせよ

ところで・・あの・・、世子様

ジェイは言い淀みながら告げました。

先ほど右議政様に私がコ・スンドルではないと知っている、と言われました

ファンは眉を寄せます。

右議政の手の者はあちこちにいるからな だが案ずるでない 違うと気付いたとしても誰もそちをミン・ジェイだとは思わない もしそこまで知っていたらこれほど良い切り札を使わぬはずはないだろう

ジェイはファンを見つめます。

もしや使う機会をうかがっているのでは・・?

ファンが沈黙したのでジェイは続けました。

私は世子様に会えなければとうに死んでいました 内官のふりをした時からこんな日が来ることを覚悟していました ですが世子様にご迷惑をおかけするのではと・・

私に迷惑をかけたらそちは辛いのか

当たり前じゃないですか 私のせいで世子様が苦しむなんて はらわたがち切れそうなほど辛いです

ジェイは目を潤ませます。

私もそちと同じだ だから私はそちを守りそちは私を守ればよい

それではお互いのために是非とも無事でいましょう

二人は微笑みます。

***

テガンはパク・ハンスについて調べます。

パク・ハンス? だいぶ前に辞めましたよ 十年は経ちますか・・

兵舎で役人が答えました。

ああ、碧川討伐の直後でしたな

それで辞めた理由をご存知で?

テガンが訊ねると役人は言いました。

あんな大金が手に入れば私だって辞めますよ 十年前におじさんが亡くなったんですが子供がいなかったので遺産がパク・ハンスに渡ったとか その遺産が莫大で麻浦一帯の田んぼを買い占めたそうですよ 

最近パク・ハンスを見た者は?

甥が西にある宿で働いているとか 

***

ジェイは楽しそうにファンの身繕いをします。

何を笑っているだ?

世子様のために働けるのがとっても嬉しいんです

ファンは目を丸くしてから言いました。

日暮れ前に帰って来い

はい いつもおそばにいる私がいないととっても寂しいでしょうからねえ

ハ?

フフ

ジェイは上目遣いにファンを見ます。

萬研堂の二人にも会いたいですが今日は我慢して急いで帰ります

うん

うん!

二人は頷き合います。

***

ミョンジンはガラムと儒学生の姿になります。

良し出来た ほらくるっと回ってみなさい

ガラムは儒学生スタイルで一回りします。

いやあ〜弟子よ、この服を着るととても賢そうに見えるぞ!

ふふっ そうですか? あの・・お師匠様、お師匠様は学問所を追い出されたんですよね?

誰がそんなとんでもない話を言いふらしてるんだ?

ミョンジンは怒ります。

お屋敷の使用人ですよ 前に酔ったお師匠様を送った時にそう言ってました

それは使用人の勘違いだ! 私は追い出されたんじゃない 私の人生から学問所を追い出した

はあ?

もともとミョンジンの心はこの世の万物への興味でいっぱいだった 学問所にいても知的好奇心を満たせなくてな あんな所で時間を無駄にはできなかった だから飛び出していくしかなかったんだ

ミョンジンは悩ましげに額に手をやります。

ああ、ミョンジンよ 天才の運命とは孤独なものだな

ガラムは感激して手を叩きました。

さすがお師匠様! とてもご立派です

ふっ

ミョンジンはカッコつけると本をガラムの脇に挟みました。

これでよし! 完璧な姿だ アハハハ

お師匠様、今日私は儒学生になりきってがんばりますよ

ああ! しっかり頼むぞ!

はい!

***

ミョンジンとガラムは学生の多い様々な露店の並ぶ通りを歩きます。そこにはジェイも来ていました。ジェイは並んだ髪飾りを見て娘の姿だった頃の気持ちを思い出し、手に取ってながめます。

贈り物にいかがですか

店主の女性が聞きました。そこへ同行する予定のソンオンがやってきます。

遅くなった 待たせたな

いや、私も着いたばかりですよ

ジェイは持っていた髪飾りを戻します。

何故髪飾りを見ていたのだ

ソンオンは訊ねます。ジェイは慌て気味に話しました。

あ・・妹がおりまして、似合いそうだなと・・

妹がいるのか 何故買わないのだ?

ええ そうですよ 是非どうぞ

店主が勧めます。

結構だ 今日は手持ちがないので

ジェイは断ります。するとソンオンが言いました。

いくらだ? 私が払おう 一つくれ

いえ、本当に結構です

せっかく町に来たのだ 妹にあげるといい

ソンオンは買った髪飾りをジェイに渡します。

***

ソンオンとジェイは学問所に来ました。

兄者! どうされました?

学問所にいる二人の弟がソンオンを迎えました。

人に会いに来たのだ 元気だったか

ジェイは弟と話すソンオンから離れたテーブルの椅子に座りました。すると建物の中で学生に紛れ込んでいたミョンジンが盛んに喋っているのが聞こえました。

今度の大射礼(テサレ)に世子様がご臨席なさると聞いたか

え? 本当に世子様が大射礼に来てくださるのか

学生達は驚いて声を上げます。ジェイもソンオンも話を聞き咎めました。

もちろんだとも 昨年はお怪我のためにお出にならなかったが今年は治っていらっしゃるからな

そんな話は聞いてないけどな

学生達は疑わしげに話します。すると別の席にいたガラムがミョンジンに同調しました。

君たち何を言ってるんだ? 私も昨日聞いたぞ

ほらな! この者も聞いたと言ってる

二人は学生達に教えます。ジェイは噂を流しているのがミョンジンとガラムだとわかり微笑みました。

それは実に嬉しい話だな!

よかった!

学生達は喜びます。

良い知らせだから他のみんなにも伝えてくれ!

ミョンジンとガラムは学生達をたきつけました。

***

学生に噂を流すなんてお師匠様の考えは天才的です

フフフ そうだろう

ミョンジンとガラムが学問所を出て笑っているとソンオンが追ってきました。

止まれ

ミョンジンとガラムは青ざめて固まります。

世子様について何故偽りの噂を流すのですか 学問所の儒学生ではないでしょう?

ソンオンは問いました。

どうして儒学生ではないと? 服を着てるじゃないか!

領議政様のお宅の二人の儒学生の服を盗んだのでしょう?

ミョンジンは狼狽えます。

・・何故それを?

やはりそうですか 領議政様の末の息子さんですね 

そうです 兄達の学問所時代の服を盗んで・・

お師匠様!

いや、違います! 借りたんですよ! それがいけませんか?

学問所を除籍された者が儒学生をかたり世子様の噂を広めるなど言語道断

除籍ってなんです?

ガラムが訊ねます。

追放された

ソンオンは答えました。

ええ? お師匠様、嘘をついたんですか?「天才の運命は孤独だ」なんて言って・・ 

ひどい人だな! 人の古傷を暴くなんて 誰なんですか!

ミョンジンはソンオンに抗議しました。

退学になった時私も在籍していた だからよく知っている

ええ?

兵士長様!

ジェイが追ってきました。

コ内官!

どうしてここに?

ミョンジンとガラムが口々に言います。

知り合いなのか?

ソンオンがジェイに聞きました。

兵士長様って・・

ミョンジンはソンオンを見つめました。

兄者!

ミョンジンはソンオンの手を握ります。

なんですか!

ソンオンは手を振り払いました。

並外れて優秀で神童と呼ばれ、幼くして剣を好んだという私の母の親友の息子の・・ソンオンさん?

・・そうです 母同士親しいそうですね

ソンオンは当惑気味に答えました。

兄者! あなたが優秀すぎるせいでこっちは迷惑してるんです! その年で兵士長になるなんておかしいでしょう?

ミョンジンは騒ぎます。

兵士長って・・

ガラムはソンオンを見つめました。

(お嬢様の許嫁?)

ガラムはジェイを見ます。するとジェイはウンウンと頷きました。

反省してください  都に住む大勢の息子達が今この時にもほうきで叩かれて兵士長と比較されてるんです! 優秀なのもほどほどにしてくださいよ

ミョンジンが黙ると今度はソンオンが言いました。

それでは説明してください 何故あんな噂を?

ミョンジンは困ってソンオンを見つめました。

***

世子様を東宮殿から出そうとしてあんな噂を

酒場でソンオンはジェイに聞きました。

うまいことを考えたと思います 私達の計画とも方向性は合いますし

あとは鍵となる人物との交渉次第だな 

はい?

ソンオンは歩いて来た儒学生を見て立ち上がりました。

ここだ

ソンオンは学問所の学生代表である掌議と挨拶しました。

久しぶりだな

掌議はジェイを見ました。

この者は誰です?

東宮殿の内官だ

ジェイはお辞儀して挨拶しました。

内官のコ・スンドルです

ああ! かの有名な東宮殿のコ内官か 四方位事件で兵士長の面目を潰したと伺ってますよ

そんな とんでもない

けれどソンオンは言いました。

そうだ 大変な切れ者だ だから世子様がおそばに置いている

ジェイは思わずうつむきます。

それで兵士長様がなんのご用でしょうか? 東宮殿の内官まで連れて

掌議は聞きました。

世子様からお言づけがございまして伺ったのです

ジェイが話します。

世子様から? ・・私にですか

掌議は不思議そうに二人を見ます。

***

ソンオン達は掌議に会いに来た理由を明かしました。

つまり世子様の幽閉を解いて頂くよう王様に働きかけをせよと? 私へのお言づけというのはそういうことですか?

はい 

掌議は熱をこめて自分を見るソンオンとジェイを見て思案します。

私がチョ一族のものだと世子様はご存知ないのでしょうか

・・え?

ジェイは驚きますがソンオンは言いました。

もちろんご存知だ それでも君に伝えろと

掌議の顔は厳しくなります。

命令ですか 頼みですか

どちらかは聞いた者が判断することでは?

ソンオンは笑いました。

***

学問所の学生達が王宮に陳情に詰めかけます。学生達は門の前で座り込み先頭で掌議が直訴文を読み上げました

かつて王様は学問所のために書庫を建ててくださいましたが現在は紛失や破損などで本が減り名ばかりの書庫となり将来を憂慮しております

キム・アンジクジュンオン達がその様子を眺め、王宮では王が上訴文を読んでいました。

世子様の書庫には我が国だけでなく異国から取り寄せた貴重な本が揃っていると伺いました 世子様の書庫を開放し写本をお許しくだされば儒学生達が研鑽を積む良き機会になるでしょう

ソンオンは掌議が文を読み上げるのを満足げに見つめます。

王様と臣下の行事、大射礼に世子様にもご臨席を賜り、一度ご覧になればどんな本もすぐに覚える非凡な才能でお力添えを賜りますようお願い申し上げます

お願い申し上げます

掌議と儒学生達は頭を下げました。

***

なるほどそれは世子様にしかできないことです

パンスが感心して話しました。

一読で全て覚えてしまわれるからな

パンスの言葉にジュンオンは頷きます。

兵士長が世子様のために学問所を動かした ハハハ

アンジクは感慨深げに笑います。ジュンオンはソンオンに微笑みました。

***

如何いたしましょう 王様

都承旨が王に訊ねました。

世子の助けが必要だというなら仕方あるまい

王はファンの幽閉を解くよう命じます。そして笑みを浮かべました。

***

東宮殿から親衛隊や兵士達が去りました。テガンだけが残りファンの部屋を嬉しそうにながめます。

世子様 

ジェイは部屋の戸口でお辞儀して障子を開けました。待機しているソ内官や女官がファンに微笑みます。ファンはその間を通って一月ぶりに外に出ました。

庭ではソンオンとテガンが待っていました。ファンは二人に笑いかけ外の空気を吸い込みます。

***

ファンの書庫では儒学生に写本させる本の虫干しが始まります。ジェイ達内官は大忙しです。ソンオンが来てファンに訊ねました。

儒学生達に貸す本ですか

まずは虫干しをせねばな

兵士長様

ジェイが来てソンオンにお辞儀しました。

虫干しを終えたら明日には本を渡せます

ジェイはファンに報告しました。

苦労をかけるな

とんでもない 世子様の幽閉が解かれ力がみなぎっております

髪飾りは妹に渡せたか

ソンオンがジェイに聞きました。

何の話だ?

コ内官が女性の髪飾りを見ていたので私が買って、妹にと

なるほど

ファンは不機嫌になります。

そちに妹がいたとは それで? 髪飾りは喜んでいたか

はい とても美しい髪飾りでしたので あ、妹が兵士長様に感謝を伝えて欲しいと・・ ありがとうございました

ジェイはソンオンに頭を下げました。

妹はそういうものがお好みか

ファンが歩き出したのでジェイは後を追います。

***

町でたまたま見かけて手に取ってながめていたんです その時兵士長様がいらして・・ 咄嗟に妹への贈り物だと

ファンはジェイを振り向きます。

そうしたら買ってくださって

何故私に言い訳を?

・・そうですね

許嫁に買って貰ったのだから構わんではないか

いえ、世子様の命で出かけたのに寄り道をしたと思われたらと・・

そんなに欲しいなら私に言えば良かっただろう?

欲しくても世子様にそのようなことは言えません

(そちが望めば十でも百でも買っただろう)

ファンは心の中でつぶやきます。

少し離れろ 顔も見たくない

間を置いてジェイはついて行きます。

***

夜になって部屋でジェイは髪飾りをながめました。そしてファンが以前言ったことを思い出します。

また心の中で言ったのかな 私が知っちゃいけない言葉?

ジェイは髪飾りをしまいます。

なんだろう

***

ファンがジェイの髪飾りについて考えているとテガンがやってきます。テガンはパク・ハンスについて報告しました。

十年前碧川から戻ったのちおじの莫大な遺産を手に入れた 時期が実に絶妙だな

西にある宿で働いている甥を訪ねたところパク・ハンスは博打にのめり込み賭場に入り浸っているそうです そちらを探してみます

その者を見つけてもそちから近づくでないぞ まずは動きだけ確かめてこい 私が直接会うつもりだ

ファンは言いました。

***

大射礼が始まり王が矢を射ます。三回とも的中し王は笑顔になりました。

久しく弓を射ておらず心配だったが、天が助けてくれたようだ

これはご謙遜を 王様

並んで見物している役人の中でウォンボが言いました。

本日は世子様もお越しになり学問所の者達は大変幸せです

ジュンオンに言われて王はファンを見ました。ファンは頭を下げます。王は弓を息子に渡しました。二人の目が合います。

(父上は私を試されたのですか? 私の出した答えはお気に召しましたか)

ファンは心の中で父に呼びかけます。

それからファンは台に上がり的を見ました。役人や学生達の見守る中ファンも矢を三回的中させました。

***

行射の後ファンは学生と写本を行いました。

本当に世子様はあの本を全部覚えておいでなのか?

ファンが本をめくるのを見て学生達は小声で話します。

あの本だけじゃない 一度ご覧になると全て覚えると

見ればわかるだろう 噂が本当か 掌議が嘘をつくわけがない

学生達が注視する中ファンは白紙に筆で文字を書き始めます。それは本の一部を抜粋したものでジェイが糊で板に貼り付け数人の学生がそれを写しました。見ている学生達は感嘆してどよめきます。ファン達は写本を続け周囲はファンの記憶力に圧倒されます。

どう思われますか

後ろで写本の様子を見ていたジュンオンは横にいるウォンボに聞きました。

何の話でしょう?

世子様のことです 欠点が一つもない完璧なお世継ぎです 儒学生はそう感じており私もそう思いますが右議政殿はどうお考えか気になりまして

はは・・

ご立派では? 自らの力で世子の座を守っていらっしゃる

ウォンボは顔を強ばらせます。

行こう

ジュンオンはパンスとその場を離れました。

***

写本が終わるとファンは学問所の掌議と話します。

世子様、チョ一族の力は王族をもしのぐほどだと国中で言われています 私もチョ一族の者なのに何故信じて頼ってくださったのですか

掌議に聞かれてファンは答えました。

真っ直ぐに立てば影は傾かないものだ 民を思い政を行えば決して世の中が乱れることはない 科挙でそちが書いた答えだ 印象深かった

何故それを世子様が?

それがそちだ 家柄で人物はわからないが考え方や抱く志、そして行いでその人物はつぶさにわかる だからこそ信じて我が意を伝えたのだ そして知らせたかった 私の思いも同じであると

世子様のお言葉、胸に刻んで生きてまいります

掌議は頭を下げました。

***

ファンと別れ歩いていた掌議はチョ一族のウォンボ達と顔を合わせます。掌議が黙って通り過ぎようとするのをウォノが止めました。

こいつ! 一族の目上に対して礼儀がなってないぞ!

目上だと? 誰のことを言ってるのだ

なんとふてぶてしい! 私を誰だと思ってるんだ? 私は法務長官でこちらは右議政様だぞ!

掌議はウォンボを見て訊ねました。

父上はお達者か

なんだと? 兄上になんて口の聞き方だ?

ウォノは激昂して掌議の肩を掴みます。するとウォンボが口を開きました。

挨拶をせよ

ウォノはキョトンとウォンボの顔を見ます。

あ〜全く・・ こちらはチョ一族のご本家だ

苦い顔でウォンボは言いました。

は?

ウォノと他の二人は仰天します。

ではおじい様の・・?

ああ 亡くなったおじい様の直系の跡取りだ

慌てて内務長官たちは頭を下げました。

失礼致しました ご無沙汰を

ウォンボも頭を下げます。ウォノは顔を引きつらせました。

私も今日のめでたい席でお前たちに会えて良かった

掌議はかしこまっているウォノの肩を叩きました。

どうも・・

掌議はウォンボ達に背を向けると笑いを漏らします。

***

テガンは賭場でパク・ハンスを見つけました。酔ったハンスはふらつきながら賭場を出ます。テガンは後を追いました。

すると借金の取り立て屋がハンスを囲みました。 

この野郎! お前の遠縁まで調べたが金なんかなかったぞ 金を返せ!

取り立て屋達はハンスを殴りました。

そんなことだから女房に逃げられるんだ

テガンは殴られるハンスを遠くからながめます。

***

世子様は本を何冊も暗記していてサラサラっと書いたと噂が広がっていますよ

ガラムは萬研堂に訪ねてきたファンとジェイに言いました。

私達が動いて差し上げたおかげだ 世子様はご存知なのか・・

ミョンジンは不満げに漏らしました。

お二人の働きは世子様もご存知です とても感謝なさりご馳走するようにと

ファンの言葉にミョンジン達は顔を輝かせます。

タダ飯だ〜

ミョンジンとガラムは手を叩き合いました。

***

四人はマンドクの食堂で小豆粥を食べます。

いただきます〜

ミョンジン達は嬉しそうに食べますがファンは箸が進みません。

小豆粥はお嫌いですか

ジェイが聞きました。

私は汁かけご飯が・・

その時マンドクとポクスンの話が聞こえました。

小豆粥を食べずに残してるな 

マンドク達はテーブルを片付けながら話していました。

不味かったんでしょ

ポクスンは言います。

一晩中一生懸命ゆでた小豆を・・

悲しいわね

するとファンは急に小豆粥を食べ始めます。

嫌いなのでは 

ジェイが驚きました。

美味しいです こんな美味しいものを残すなんて 真心を込めて作ったものではないか

ファンの話にマンドクとポクスンは笑顔になります。

美味しいですよ

他の三人も頷きます。

***

そうだ あの子達は食事をしに来たか

ファンは聞きました。

ここに来るたびに聞いてますが来ていないそうです

ミョンジンが答えました。

はい・・ずっと待っているんですが一度も来てません

ポクスンも言います。

預かったお金をお返ししますよ

マンドクがお金を取りに行こうとするのをファンは止めました。

結構です いずれ来るかもしれないのでそのままに

ではお預かりしておいて二人が来たらしっかり食べさせますよ

マンドクは笑って小豆粥を持ってきました。

さあ、もっと食べて!

マンドクは小豆粥をファンの椀に盛りました。

いや・・

ファンは苦笑します。

ありがとう

***

ファンとジェイは露店の並んだ通りを歩きます。するとファンは突然店に入りました。

世子様?

腕飾りをながめていたファンは追ってきたジェイの手を掴みました。そして腕に当ててどれが似合うか試した後で店主に言いました。

これを貰おう いくらかな

二両です

ファンはお金を払います。

***

東宮殿に戻るとファンは買った腕飾りを机に置いてため息をつきます。ジェイも部屋で考え込んでいました。

やっぱり私にでしょう? 私の腕に当てたんだから

けれどまた思案します。

違うかな

ジェイは箱に入れていたシム・ヨンから貰った腕飾りを出してみました。

どうしてシム・ヨンの髪は白髪になったのだろう いえ、それより我がミン家と碧川はどんな関係があるのか・・

ジェイは家族が殺された日を思いだそうとします。

お父様達が亡くなる前にきっと何かあったはずなんだけど・・

違う! そんなことは関係ない

ジェイは父親の最期の言葉を思い出しました。

世子様をお守りしろ・・

お父様は何か知っていたのかしら だから死ぬ間際まで世子様を案じていたの?

ジェイは額を叩きます。

なんでこんなに記憶がグチャグチャなの? お父様達が亡くなる前に何があったのよ!

ジェイはきつく目をつぶります。

あの日台所にシム・ヨンが来た

チェイ

顔色が悪い 風邪をひいた?

ジェイは首を振ります。

世子様が開城に遣わした使いの顔は・・死んだ者ではなかった じゃあどんな顔だったの?

ジェイは必死で思い出そうとします。

使いの顔だけでも思いださなきゃ

するとテガンの顔がはっきりと浮かびました。

世子様の護衛官?

ジェイは東宮殿に走ります。

***

ファンは池を見ながらテガンの報告を受けていました。

調べたところパク・ハンスのおじは貧しく莫大な遺産など残せませんでした

遺産でないなら大金の受け渡しに記録が残るはずだな 金の出どころを調べよ

ファンは命じます。

承知しました

そこへジェイが駆けてきます。

世子様!

スンドルではないか

世子様! その者は危険です 気をつけてください!

ジェイはファンに訴えます。

この者を信じてはなりません

ジェイはテガンの剣を引き抜くとその喉に当てました。

正気か?

これは何の真似だ? すぐに刀をしまえ

ファンはジェイに命じました。しかしジェイは聞きいれません。

お気をつけください 開城に来た使いはこの者でした

何を・・

こやつが私の家に来た使いです

お前どうかしてるぞ 世子様の親衛隊から刀を奪うとは 

テガンは抗います。

黙れ!使いは確かにお前だった 世子様の婚礼の贈り物と世子様が書いていない密書を持ってきたのはこの者だった! 貴様!!

ジェイは涙を流します。

私の家族を殺したのも貴様か??

世子様、御前での無礼をどうかお許しください

テガンはそう言うとジェイから刀を取り上げました。

ああ!

テガンはジェイを倒すと刀を突きつけます。

こやつを切ってもよろしいでしょうか

ジェイはテガンを見つめます。そして覆面の男と争ったときに見た男の目とテガンの目が同じだと気づきます。

やはりこの男が・・

ドラマの感想

え~!テガンが犯人? 確かにテガンはファンの護衛で近くにいるので、ファンがジェイの父親に宛てて書いたものの燃やした手紙の内容を知るのは可能です!でもファンはテガンを信じているしジェイともコミカルなやり取りがあったりするので犯人だとは思いたくないです😓。

もしかして秘密の指令を受けて犯人グループに潜入してるんじゃ・・そう思いたい! でも東宮殿の情報を漏らしている男も親衛隊の恰好でした・・テガンなのかな? それでもこのドラマはそんな簡単な筋とは思えない。テガンが犯人でないと祈りたいです!

ちなみにファンはジェイが斬られるのを許したりしませんよね! そんなことしたら話は終わってしまうし・・ファンはジェイが好きなんだから当然止めるでしょう。来週ジェイの元気な姿が観たい!

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