こんにちは。カナエです。今回からBSJapanext放送の韓国ドラマ「時速493キロの恋」について書きたいと思います。
子供時代に出会った2人はスポーツ選手として再び出会う
ドラマデータ
2022年 韓国
너에게 가는 속도 493km
ホ・ソンへ
チョ・ウン、ク・ソンジュン
チェ・ジョンヒョプ、パク・ジュヒョン、キム・ムジュン、パク・ジヒョン他
ドラマのあらすじ
実業団の市庁舎チームのバドミント選手のパク・テジュン(パク・ジュヒョン)はユニスチームと対戦します。ペアの団体戦では3勝した方のチームが勝利となりますが、ユニスチームが2勝していました。鋭いショットをサイドに打ち込むテジュンは試合をリードします。
<画像出典>natalie.mu:8443/eiga/gallery/news/588291/2396491
パク・テジュン選手はすごい
試合を見ているユニスの選手が言いました。すると別の選手がラケットでその選手の頭を小突きます。
だからカネを貰って選手をやってるんだろ 俺達は2勝してるから大丈夫だ
ユニスの監督のイ・テサンはテジュンのプレーを注意深くながめます。
次はジョンファンだな どこにいる?
監督は選手達に聞きました。マネージャーが椅子の背を倒します。すると通路で寝ているジョンファンの頭が見えました。
なんだ 寝てるのか?
監督は態度の悪いジョンファンを怒ります。
***
テジュンはタオルで汗を拭きながらペアのジェシクと話します。
今日は観客席に女子が多い
あれはジョンファンのファンだ
ジェシクは笑いました。
なんだ
テジュンは残念そうに観客席を見ます。そこにはユニスチームにスカウトされたテヤンが試合を観戦していました。テヤンは女子の有名なバドミントン選手でしたが3年前にバドミントンを辞めていました。そして再度選手に復帰しようとしていました。テヤンは懐かしそうに試合の風景をながめます。
***
試合の途中ジェシクがコートで転がりました。テジュンはジェシクに駆け寄ります。
大丈夫か?
テジュンはジェシクの足の様子を見ます。監督が来てジェシクに聞きました。
続行できるか?
はい
平気なのか
テジュンはジェシクに訊ねます。
少しひねっただけだ
すぐ終わるから我慢しろ
監督は告げます。テジュンは眉を寄せて監督を見上げました。
さあ、やるぞ ファイト!
ジェシクは立ち上がうとしますが痛そうです。テジュンは監督に談判しました。
以前ケガしたのと同じところです 治りかけて・・
本人に任せろ 今棄権したら終わりだ
ジェシクの選手生命がかかっています 手術するしかない
対戦相手の選手は試合が再会されず苛立ちます。
試合の続行を
しかしペアの選手が止めました。
ケガしたんだ 待つのがマナーだろ
テジュン、試合を続けよう
ジェシクがびっこを引きながら呼びかけました。
冷や汗をかいてる 将来を考えろ
平気だって 俺を信じろ
少しの辛抱だ
監督がジェシクに言います。ジェシクはコートに戻りました。
頼むから・・ スポーツに命を懸けるな 棄権する
テジュンは審判に挨拶するとコートから出て行きました。
パク・テジュン!
みなはあっけに取られます。
***
テヤンが試合を見終わり歩いていると女子選手が声をかけてきました。
パク・テヤン選手? お久しぶりです
あらまあ誰かと思ったら
テヤンは笑いました。
元気だった・・かしら?
初対面です あなたは有名人だから
・・そうでしたか どうりで
テヤンは気まずそうに話します。
でも戻ってきて良かった 私を知ってる人に会えた 頑張ってください
テヤンは歩き去ります。
戻ってきた? 復帰するつもり?
女子選手は首を傾げます。
先輩、どうしました?
女子選手の後輩が声をかけました。
あの人、有名な選手ですか?
彼女を知らないの? 天才少女パク・テヤンよ 五輪の有望株だったの すべてのタイトルをものにして最高速度は320キロを超えてた
女子選手は説明します。
国内女子の新記録を更新したはずよ スマッシュが強烈だったの
それなのに何故引退を?
後輩は聞きました。
協会への賄賂がバレて選手村から逃げたとか・・ 3年ほど前の話だった
女子選手は思い出してつけ加えます。
***
試合が終わりユニスチームが控室に帰ってくるとファン達に取り巻かれます。
ジョンファンさん!
通してください 迷惑ですよ
選手達は困惑します。
一緒に写真を
サインしてください
他の選手は逃げていきジョンファンが1人残りサインします。ジョンファンが6の数字だけ書いて渡したのでのでファンは不満そうにジョンファンを見ました。
ユク・ジョンファンの6(ユク)だよ ファンなら知ってるはずだ
その時携帯にメールがきてジョンファンは表情を曇らせました。
・・パク・テヤンが現れた?
***
テヤンが体育館に来たというニュースは選手達に流れます。テヤンは体育館を出ると外から建物を見上げました。
戻って来ちゃった・・
テヤンは呟きます。
***
夜になるとテヤンは父親のバドミントンコーチから特訓を受けます。
もっと腕を伸ばせ 腰を低く
テヤンは疲れて座り込みました。
全く・・3年休んでこのザマか
まだ打てます
意地を張るな 飲んで少し休め
父親は水を差し出しますがテヤンは受け取りません。
意地でも張らなきゃ
情けないな 実業団に見放され俺の大嫌いなチームに? あれっぽっちの年俸で? 天下のパク・テヤンが
父親は水を飲みます。
喉が渇いて仕方ない
***
テジュンはロッカーの荷物を片づけます。ジェシクが来てテジュンに聞きました。
どういうことだよ 移籍ならまだしも辞めるなよ
もう疲れたんだ お前のせいじゃない
いつもケガと隣合わせ 寮とトレーニング場を往復する毎日 8歳から始めて・・
テジュンは訂正します。
7歳だ
まあ疲れたのはわかる でも何故今なんだ?
理由なんかない
テジュンは他の仲間を振り向きます。
元カノを嫌いになった理由は?
ない
だろ?
テジュンはジェシクを見ました。
これ以上やってなんになる 25歳の選手人生に大逆転はない
ジェシクは言葉に詰まります。
酒でも飲もう
テジュンは誘いました。
***
ユニスのコーチは居酒屋でテヤンの歓迎会を開きます。
パク・テヤン、月曜から練習だから親交を深めておけ みんな仲間だ
コーチは席を立ち帰っていきます。コーチが店を出る時ちょうどテジュン達チーム仲間とすれ違いました。
やあ
コーチは挨拶して行ってしまいます。
今のはユニスの・・
テジュン達が店に入るとユニスの仲間と顔を合わせました。
場所を移すか?
ジェシクが聞きます。テジュンはテヤンがいるのに気づきました。
いや、ここで飲もう
ユニスの仲間が口々にテジュン達に言いました。
ケガじゃなかったのか
棄権したのに
コートを後にする姿はカッコ良かった
ちょっと、あんた・・
ジェシクが言い返そうとするのをテジュンが止めました。
いいから行こう
***
テジュン達は乾杯してお酒を飲みます。
俺のキャリアであと2〜3年頑張れば指導料で外車が買える バドミントンをやって正解だった 引退後も引く手あまただ
テジュンは自慢しました。
お前がやめるなんてまだ実感がわかないよ
仲間の一人が言います。
あ〜それなら
テジュンはラケットを鞄から取り出しました。
こいつは俺の分身だ 今日ここに捨てていく
それで実感か?
仲間は沈みます。
気にかけてくれるなら合コンしてくれ 俺は退勤後に恋人と映画を観る時間もある お前らと違って
俺が紹介してやるよ
向かいに座った仲間が言うとテジュンは理想の女性について語りました。
運動嫌いの女性、歩くのも苦手でバッグも持ちたがらない 風に飛ばされそうで寒い日は顔が青白くなる スポーツ選手と真逆のタイプにロマンを感じるんだ
いるぞ! 俺の祖母、78歳のバツイチ、キム・コッブンがそのタイプだ!
ジェシクが声をあげます。
こいつ!
テジュンはジェシクの首を締めました。
祖母ちゃんは美人だぞ!
ジェシクは叫びます。
ふざけるな!
***
賑やかなテジュンのグループとは対照的にユニスの仲間達は静まり返っていました。
みんなが黙っているから俺が代表して聞くよ パク・テヤンさん、腹を割って話そう
はい、先輩
賄賂を渡して大問題になる前に逃げたそうだな
テヤンはみなを見回します。
そんなウワサが・・?
本当なのか?
・・本当です すみません
テヤンは目を伏せます。
目を見て話しなさいよ
女子の仲間が言いました。
合わせる顔がありません この気持ちを胸に刻み努力します
テヤンは答えます。
皮肉を言ってるのか?
男の先輩が聞きます。
違います
テヤンが否定しているとテジュンとジェシクがユニスのテーブルにやってきました。
テンションが低いな 今日は気分がいいので俺がごちそうします 思う存分飲んでください
テジュンが言いました。
彼のおごりです、乾杯!
するとテヤンを問い詰めていた男の先輩が立ち上がります。
カッコいいな! 真の男だ!
その通り! 乾杯だ!
メニューください! 注文するぞ!
その時ヨンシムという女子の選手が席を立ったのでテヤンも後を追いました。テジュンは店を出て行くテヤンの後ろ姿を見つめます。
***
ヨンシムとテヤンは店の前の通路で立ち話をします。
韓国代表を引退したの
ヨンシムは言いました。
記事を読みました ずっと連絡したかったんです
ヨンシムは沈黙します。
結婚生活は順調ですか?
離婚したわ 記事を見てない?
あ・・ ハナちゃんは元気ですか?
親権を取られた
テヤンは俯きます。
大変でしたね・・
ヨンシムは笑いました。
そっちこそ 今後私と一緒に寮生活をするのよ これから私と戦うことになるわ 覚悟しなさい もしくは諦めて
ヨンシムは背を向けて歩き去りました。
***
そうよ 私は賄賂を渡したクズよ!
テヤンはゲームセンターの前に置かれたパンチングマシンを殴りつけます。
そんなお金があればね 金持ちの娘なら好印象ってことよ やってやろうじゃないの!
テヤンは思い切りマシンを殴ります。
こんな点数しか出せないなんて・・
ボーナス得点だ
テジュンがそばに来て言ったのでテヤンはびっくりして聞きました。
後ろで並んでたの?
パク・テジュンだ 覚えてる?
テヤンはテジュンを見つめます。
忘れたフリしてるのか? 俺だよ
あ〜あ!
テヤンは笑いかけますが真顔になり言いました。
知りません
は?
テジュンは目を丸くします。テヤンはパンチングマシンを打ちました。
筋肉が落ちたかしら
覚えてないのか ごめん
テジュンは謝ります。
同い年だからタメ口でいいよ
テヤンはテジュンに向き合います。
私に何か用?
飲む?
テジュンは酒の瓶を差し出します。
いいえ
すると今度はラケットを差し出しました。
あげようか
置いて帰りなさい
理由も聞かないのか
”ラケットを捨てて辞めてやる” みんなが通る道よ カウンターに預けておくわ
引退したんだ
テジュンは言いました。
493キロって何のことかわかる?
非公式世界新記録
テヤンは答えました。
お〜 あの時に使ったラケットだ
テヤンはテジュンのラケットに目を凝らします。
非公式なのによく知ってるな 君も女子の非公式新記録を出したね 323キロか 非公式を認め合うって感じ? 俺は君を知ってる 価値のわからないヤツには渡せない
私が貰ってもいいの?
12歳の頃から君を応援してた 俺が誰なのか気になるだろ?
テジュンはテヤンの肩を叩きました。
おかえり
テジュンは笑います。
テジュン、もう行くぞ
仲間達が呼びました。
早く来い
おおい ラケットを処分したぞ
テジュンは仲間のもとに走りながらテヤンを指差しました。
見たか?
テジュンは仲間と行ってしまいます。
***
テヤンが店に戻るとユニスの男の先輩が怒っていました。
パク・テジュンめ!
落ち着いて 座りましょう
俺は酔ってない
女子の選手がテヤンに教えました。
おごりだと言われて注文したら逃げられたようです
どうしたらいいんだ
男の先輩はテヤンを見ました。
今日の主役がなんとかしてくれ
テヤンは苦笑します。
私が・・ごちそうします
よし! さすがだ
先輩達は喜びました。
***
社長の訪問の前に監督達はユニスの選手にスプレーで顔に水を吹きかけ汗を演出させます。
日焼けしてないな 選手っぽくない
監督、やり過ぎでは?
水をかけられたヨンシムが怒りを抑えながら訴えました。
いやもっと汗をポタポタと・・
監督・・!
俺達は会社の実業団だ 誰のおかげで活動できる? 赤字にもかかわらずチームを維持してくれてる会社のおかげだ ベストを尽くして仕事をしよう
監督は話します。
***
<画像出典>bsjapanext.co.jp/program/k_jisoku493kiro/
にこやかに現れた女性社長に監督は伝えました。
ジョンファンら韓国代表は選手村にいます
お給料はうちで出すのに練習は選手村なの?
社長は並んだ選手達を見回して微笑みました。
すごい汗ね 情熱的に練習してる証拠だわ
社長はテヤンに話しかけます。
見るからに頼もしい選手だわ 最近活躍してるのよね これからも頑張って
はい! こんな力強い応援は始めてです
テヤンは必死でゴマをすりました。
録音できなかったのが悔やまれます
嬉しいことを言ってくれるじゃない 立派な選手になれるわ
社長! 焼き肉のようにありがたいお言葉を胸に刻んで頑張ります
テヤンは社長の手を握って笑いました。
面白い子ね 今度はみんなに焼き肉をごちそうしよう
社長は監督に言いました。
ありがとうございます!
みなは頭を下げます。
***
社長は監督と2人でお茶を飲みながら話します。
この間ジョンファンとビデオ通話をしたの
ジョンファンと? 何のお話を?
社長はジョンファンの話を監督に伝えました。
監督を替えるか俺を手放すか、どっちか選んで欲しいって
えぇ??
監督は顔色を変えます。
試合に出ろ、練習しろと口やかましくジョンファンを追い詰めたそうね
私がですか? 何故彼はそんなことを?
よく考えて ジョンファンを失ったらチームに存在価値があると思う? 不人気種目のバドミントンを誰がアピールしていると?
はあ
監督は俯きます。
私も社長の肩書を鼻にかけることはないでしょ イ監督も態度を改めてくださいね
するとジョンファンが部屋に来ます。
あらジョンファン
ジョンファン!
監督は立ち上がるとジョンファンに抱きつきました。
ようこそ!
***
社長が帰ると監督は眼鏡をテーブルに置きジョンファンに告げました。
ジョンファン、男らしく洗いざらい打ち明けろ 話し合って解決しよう
選手の使命はメダル獲得です 体調を配慮してくれないと 国家を背負うのは大変です 自由がありませんから
どうすればお前は納得するんだ?
コーチが聞きました。
出場する試合は俺が選びます 今後練習には参加しません 参加する場合練習内容やパートナーは俺が決めます 指導は受けません
ジョンファンは気色ばむ2人をながめて言いました。
あ~・・あとは思い出せないのでSNSで伝えます
SNSだと?
監督は頭を抱えるコーチに話しました。
あれは便利だからな 面と向かって言うのは気まずいだろ
監督は愛想笑いをします。
***
ジョンファンは部屋を出ると呟きました。
監督の分際で俺に盾突くからだ
テヤンが階段を上がってきてジョンファンと鉢合わせしました。ジョンファンは立ち止まったテヤンのところまで階段を下ります。
何故ここに?
お久しぶり・・
挨拶はいい 何故俺のチームにいる?
受けいれ先が他になかったの
何だと?
よろしくね
テヤンが通り過ぎようとするとジョンファンはテヤンのウォークマンのケーブルを奪いました。
あ…!
テヤンは顔を歪ませ手を差し出しました。
大人しくしてるから邪魔しないで
復帰するなんて良心が痛まないか?
良心なんてないもの
君は賄賂で有名だ みんな噂を信じてる
テヤンはケーブルを取り返しました。
私だって苦しんで来たのよ
人の人生を台無しにしたくせに 賄賂でチャラにするのか? チームのトークルームで暴露してやるよ ”パク・テヤンが3年前に辞めた理由・・”
ジョンファンはラインしながら階段を下ります。するとテヤンが後ろから足で背中を蹴りました。
わ!
ジョンファンはよろめきながら階段を下りました。
我ながらすごい反射神経だ
ジョンファンはテヤンを見上げます。
何するんだ?
暴露されても構わないけどジュニョンさんに確認して 隠し通すように言われたから
またその言い訳か ジュニョンのためだと?
テヤンは目を潤ませて告げました。
<画像出典>news.livedoor.com/article/detail/22047402/
あんたを見かけたら避けようと思ってた 頭を下げようとした だけど気が変わったわ あんたを押しのける 私らしく
テヤンは階段を上がって行きました。
***
ジェシクはテジュンのアパートに来てレッスン講師の求人リストを見せます。
ネットカフェで印刷して来たぞ
よくやった
テジュンはベッドに転がりながめます。
一番近いのは・・
そんな条件で選ぶなよ お前の将来が不安だ
横に転がったジェシクが言います。
自分で言うのもなんだから黙ってたけどスカウトは多い ユニスからも来た
ジェシクは起きあがって訊ねます。
あの目障りな?
ああ、そうだ 呼ばれたってことはスカウトだろ
自慢してるか? 実業団なら年俸も福利厚生も充実してる ユニスの選手ならレッスン料も・・
うるさいな 年俸6000万ウォンなら考える
6000万ウォン? お前には無理だ よく言うな
ジェシクは呆れます。
***
テジュンは体育館に講師の面談に行きます。するとそこではテヤンが練習していました。
集中しろ
テヤンの父親が注意します。そしてテジュンを見ました。
講師の面接か?
はい
もうそんな時間か
父親は時計を見てテヤンに言いました。
休憩しよう
テジュンはテヤンの使っているラケットを見ます。それはテジュンの渡したラケットでした。
***
あれは俺の娘だ
父親はシャトルを片づけているテヤンを見て話しました。
娘? ご出身は春川ですか? 小学校で監督を?
テジュンは訊ねます。
当時はあちこちで指導してたよ 娘と対戦してみるか
え?
実力を見たい
***
2人は試合をすることになります。
1点先取した方の勝ちだ
父親は告げました。
なぜ私がこんなことを 女だからって手加減しないでね
テヤンは言いました。
こっちは仕事がかかってる どうぞ
テヤンはシャトルを投げました。
そちらからサーブを レシーブは得意な方だから
テジュンはサーブを打ちますがテヤンはミスしました。
わざとだな
父親が言います。
いいえ あんたの勝ちよ
やった
***
自転車で帰ろうとするテヤンをテジュンは呼び止めました。
なぜ負けてくれた?
仕事がかかっていると
お礼に何かおごるよ
***
テヤンは参鶏湯を2つ頼み美味しそうに食べます。
1つ食べ終えてから次を頼めば?
テジュンに言われテヤンは頷きました。
それもそうね 肉体派だから思いつかなかった
俺も肉体派だ
テジュンは手を差し出します。
よろしく
2人は握手します。
ビールもおごる
お酒なら私がおごったわ あんたが逃げたから 覚えておいてくれる?
そうなのか? いくらだった?
テジュンは慌てます。
いいわ ラケットを貰ったし
俺の気がすまない
自分のせいでしょ もう済んだことよ あんたは恩人でもある
テヤンは肉をつつきながら明かしました。
だからわざと負けたのよ
テヤンはテジュンを見ました。
覚えてたわ 実家は今も春川に?
テジュンは驚きます。
一目見てわかったけど知らないふりをしたの こっちにも複雑な事情があるから
テヤンは戸惑うテジュンに続けます。
私は自転車泥棒でしょ
2人は笑い合います。
小学校の頃テヤンは学校に置いてあった自転車で帰ろうとしました。そこへテジュンが来て止めたのです。
自転車泥棒!
テジュンはシャトルをテヤンの頭にぶつけました。
2人はバドミントンで勝負しようとします。
君が1点でも取れたら見逃してやる 負けたら職員室に連れて行く
言ったことは守ってよね
2人は試合を始めました。
ドラマの主なキャスト
1993年5月19日生まれ 韓国ソウル市出身 ソウル総合芸術学校卒。
<画像出典>ameblo.jp/krdrama/entry-12840771450.html
中学時代にタイで1年間暮らし、その後英語学習のため南アフリカ共和国に5年留学した際現地でモデル活動を始める。帰国後もモデル業を続け2016年にはドラマ「トゥーンドラショーシーズン2」に出演して俳優としてもデビュー。2021年のドラマ「わかっていても」でヒロインに想いを寄せる純朴な青年を演じ注目された。2024年に放送された日本のTBS系のドラマ「Eye Love You」で二階堂ふみと共演して話題に。主演したドラマ「時速493キロの恋」でKBS演技大賞新人演技賞を受賞。
主な出演作にドラマでは「ストーブリーグ」(2019)「無人島のディーバ」(2023)など。
身長186cm、血液型はA型。
1994年10月5日生まれ 韓国釜山市出身 韓国芸術総合学校卒。
<画像出典>en.wikipedia.org/wiki/Park_Ju-hyun
高校時代にミュージカル「キャッツ」を観て演技に興味を持ち韓国芸術総合学校に進学し、短編映画や演劇に出演。女優デビューは2019年の映画「私の中の男」、Netflixオリジナルシリーズ「人間レッスン」での演技が注目され百想芸術大賞のテレビ部門新人女優賞を受賞。2024年に開催された「第28回富川国際ファンタスティック映画祭」では映画「6時間後に君は死ぬ」のジョンユン役で俳優賞と観客賞を受賞し、今後の活躍に注目が集まっている。
主な出演作にドラマでは「ゾンビ探偵」(2020)「完璧な家族」(2024)など、映画では「ソウル大作戦」(2022)「ドライブ」(2024)など。
身長166cm、血液型はB型。
ドラマの感想
スポーツドラマって久し振りに観ました。こういうドラマは練習もしなきゃならないから俳優さんは大変だろうなって思います。まあ医療ドラマだってあるから演技者の皆さんはご苦労なさっているんだな、と改めて思います。
テヤンはなにか事情がありそうな選手復帰だし、これからも多難な様子に見えます。孤独なテヤンをテジュンがどう支えていくのかこれからが気になりますね♥。
コメント