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BSJapanextで放送の韓国ドラマ「時速493キロの恋」でテヤンはジュニョンのためにテジュンと別れたもののテジュンのケガで再び気持ちが引き戻される!その第19、20話の詳細なネタバレあらすじや感想も!!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もBSJapanext放送の韓国ドラマ「時速493キロの恋」(第19、20話)について書きたいと思います。

バトミントンのチームから追放されかけたテヤンはイ監督に救われる

ドラマのキャストとこれまでの話

<第1話> <第2~4話>

<第5、6話> <第7、8話>

<第9、10話> <第11話>

<第12、13話> <第14~16話>

<第17、18話>

ドラマ(第19、20話)のあらすじ(ネタバレ)

第19話

ジュニョンさん、ごめんなさい 私はテジュン(チェ・ジョンヒョプ)が大好き

誰のこと?

テジュンが大好きなの ごめんなさい 

私の弟?

だめだよね ありえないよね 私が頼み込んでも無理だよね

・・どうしてなのよ?

その時テジュンから電話が来ます。テヤン(パク・ジュヒョン)は電話を切りました。

別れるわ

テヤンは言いました。

テジュンと別れる

ジュニョンはテヤンとのカフェでの会話をテジュンに話しました。

テジュン、一番苦しんでいるのはお母さんよ 恋に目がくらんで家族なんかどうでもいいの?

テジュンは目を伏せます。

別れるべき理由を教えてあげようか? これからテヤンはあんたのせいで何回謝るの? 私とうちの両親にどれだけ頭を下げると思う? 家族に暖かく迎えられるなんて・・

やめろ

テジュンは止めました。

あの子に何をさせてるかわかってる?

もういいよ 姉さんには悪いけど黙ってくれ

ジュニョンはため息をつきました。

みんなどうかしてるわ 愛ってなんなのよ 理解できない

ジュニョンはテジュンを置いて家に帰ります。

***

イ監督韓国代表チームの監督に電話しようとして迷います。

くそ! なんて卑劣なヤツだ あいつはクズだと昔からわかってた

シボンチュコーチはひそひそ話をします。

パク・テヤンを残留させたらうちに不利益を及ぼすと? そんなこと可能ですか?

シボンはコーチに聞きました。

ありえないことですがクォン監督なら可能です

コーチは答えました。

韓国代表監督を降ろされればいいんだ

イ監督は2人を見ます。

こんな卑屈な思いをして監督を続けろと?

どうするつもりですか?

耐えられない!

監督は立ち上がると事務所を出ました。

***

イ監督はテヤンを連れてクォン監督とカフェで会います。イ監督はクォン監督を睨みました。

先輩、選手をしっかり管理してください 時間がないので用件をどうぞ

俺が・・

はい

選手を管理できなくてすまん 今後は更に気を配って・・

クォン監督は呆れます。

何を言い出すのかと思えば・・

イ監督は両手をテーブルにつきました。

大目に見てくれ この通りだ 頼む

テヤンは自分のために謝っているイ監督を見て目を潤ませます。

監督・・

ほら、お前も早く頭を下げろ!

監督はテヤンに命じました。

すみません 私が間違ってました

テヤンも謝罪します。イ監督はクォン監督に笑いました。

そういうことだ 頼むよ

クォン監督は渋々頷きました。

わかりました 先輩の頼みじゃ仕方ない 今回だけは大目に見ましょう

***

クォン監督が出ていくとイ監督はテヤンに問いました。

見苦しかったか?

テヤンは首を振ります。

いいえ 絶対にそんなことはありません 

見苦しかろうとお前の監督は俺だからな

はい、監督

頑張れよ

イ監督はテヤンに微笑みました。

チームから処分が下るはずだ それはやむを得ない

覚悟してます

テヤンは答えました。

***

テジュンは家族と朝食を食べます。

有給休暇を取って帰って来るとは珍しいな

父親がテジュンに言いました。

私のせいで休んだのよ バスに乗りたくなくて送って貰ったの

母親が話します。

子供じゃないんだから自力で帰れよ

私が呼んだの 話があって

ジュニョンが母親を庇います。

そうか

母親がテジュンのご飯に玉子焼きをのせました。そのまま無言で食事する母親をテジュンは見つめ、玉子焼きを頬張ります。

うん! 美味しいな 

テジュンは笑いました。

***

テジュンはユニスに帰るとテヤンを誘って居酒屋に行きます。

大丈夫だった? 家族に会ったでしょ

テヤンは気遣います。

君はどうなった?

切られなかった

良かったな

テジュンは笑いました。

***

居酒屋は音楽や客の声が騒々しくテヤンはうるさく感じます。

外に出ない?

テヤンはテジュンに聞きました。

賑やかでいいだろ これを飲んだら帰る

テジュンは瓶ビールを飲みます。そして言いました。

テヤン

ん?

別れよう

何?

俺達別れよう

2人は見つめ合います。

君のことが本当に好きだった

・・私もよ

テヤンは微笑みました。

ありがとう

2人は泣き顔になります。

***

テヤンはマンスと食事しながらテジュンと付き合っていたことを明かしました。

でももう別れたわ これからは練習に集中する

そうしなさい 彼氏がいたのは気づいてた 一緒に整理しよう

マンスは話しました。

何を整理するの?

母さんの部屋を片付ける

お母さんの?

***

テヤンはネット投稿の処分で半月来ない

ユニスではコーチがテヤンのことを選手達に説明しました。

この程度の処分ですんで幸運だった お前達もSNSには気をつけろ

はい

選手達は頷きます。

それでは練習開始だ

***

ジョンファンは練習しながらテジュンが自分の指示に従うのに驚きます。

どうして素直になった?

練習の後でシャワーを浴びながらジョンファンはテジュンに訊ねました。

テヤンが処分されたせいでお前も改心したのか? 一心同体かよ

まさか 俺達は別れた

え?

別れたんだ

テジュンは頭に水をかけながら答えました。ジョンファンはテジュンの横顔を見つめます。

***

マンスとテヤンは亡くなった母親の部屋を片付けます。

お母さんに会いたいな

テヤンは服を畳みながらマンスに言いました。

お前に優しくなかっただろ

それはお父さんでしょ 今だから言うけどお母さんの方が優しかった

マンスは足でテヤンを押します。テヤンはマンスに笑いました。

お父さんはお母さんを愛していないのかと思ってた でもこの部屋に入れないお父さんを見てお母さんが好きだったんだとわかったわ

俺も死んでから気づいたよ 人生は後悔ばかりだ

テヤンはマンスに口を尖らせました。

もうリビングで寝ないでこの部屋を使ってよね

マンスは本を整理しながらテヤンに話しました。

お前がパク・テジュンと別れて良かった パク・ジュニョンの弟だろ 褒めるのも変な話だがよく決心したよ 俺も気持ちを整理するからお前もきっぱり諦めろ

マンスは部屋を見回しました。

部屋が片付いたらスッキリしたな

***

ジュニョンが本屋で運動系の本を探しているとジョンファンから電話が来ました。

今書店にいて・・

聞くだけでいい パク・テヤンのことだ

いいわ 話して

君の問題を蒸し返したせいでクォン監督に追放されそうに・・ テヤンは最初から全てを失う覚悟だったようだ 

ジュニョンは驚きます。

それでどうなったの?

うちの監督がことを収めて無事に済んだ それを伝えたかった

テジュンが慰めてくれるわ 付き合ってるのよね

テヤンと君の弟は別れたそうだ

え?

テヤンは君の事が大好きだから二度も失敗しないだろ じゃあな

ジョンファンは電話を切ります。ジュニョンは困惑して髪をかきあげました。

***

テヤンは3年前のように練習日誌をつけます。ユニスの処分が解けるまでマンスから指導を受けていました。

”自主練習3日目 午前ノック3000本”

テヤンは手帳に書き込みます。

午後はインターバル スクワット1000回と・・

テヤンは運動し旺盛に食事します。毎日がそんなふうに過ぎました。

***

夜の交差点でテジュンからのメッセージを削除するテヤン。向かいを見るとテジュンがテヤンを見ていました。

テジュン・・

テヤンは目を潤ませてテジュンを見つめます。信号が青になりテヤンは道路を渡りました。

テジュン

けれど渡る人の中にも向かい側にもテジュンはいませんでした。

***

テヤンは部屋でテジュンとの写真を削除しようとします。けれどテヤンの指は動きません。

できないわ

深く絶望してテヤンは俯きます。

***

朝マンスのコートに行くとジョンファンが練習に参加していました。マンスは自分の選手と打ち合う動画を撮っています。

ユク・ジョンファンとラリーできるなんてこんな光栄なことはないぞ

マンスは自分の選手に話します。ジョンファンはテヤンを見ると打ち合いをやめました。

遅かったな

2人は練習場から出て話をしました。

いままでごめん

ジョンファンは手を差し出します。

仲直りしよう お前はいい友達だ

テヤンはジョンファンの手を握って笑いました。

また友達ね

テジュンの情報を教えようか 別れたことは聞いたけど

ジョンファンは言いました。

テジュンから? もう話したのね

まずかったかな

その話はやめよう

テヤンはジョンファンを止めました。

***

テヤンは夜部屋でテジュンとの写真を削除します。すると1つが動画になっていました。

シャッターの音がしないわ

録画ボタンを押してるじゃないか 機械音痴だな

2人の会話が聞こえました。

その日2人はベッドで携帯を見ていました。

今度ここへ旅行しよう

テジュンは流行サイトを調べ、テヤンは自分の写真を撮っていました。

写りが気に入らないわ

リゾートへ行こう 食べて遊ぶ以外何もしたくない

2人は自分勝手に話します。

チケットを予約しようか?

筋肉が落ちるとあとで苦労するわよ

テジュンは答えます。

一度も行ったことがない

私もよ 選手はみんな忙しいもの ここがリゾートだと想像してみて 一緒に写真を撮りましょ いい?

テヤンはテジュンのお腹に頭を乗せて2人はポーズをとります。

あれ? シャッターの音がしないわ

録画ボタンを押してるじゃないか 機械音痴だな 貸せ ・・あ!

テジュンはテヤンの頭に携帯を落としていまします。

痛い!

ごめん 悪かった

笑った? わざとでしょ

まさか

テヤンは起き上がりテジュンを睨みます。

リゾートを断ったから 

また始まった

テジュンは部屋の端に走ります。

逃げないで!

テヤンはテジュンを追いかけました。

仲直りだ

テジュンはテヤンを抱きしめます。

テヤンは動画を削除します。

みんな消えた・・

テヤンは虚ろな表情で携帯をながめました。

***

練習から寮に帰ってきたヨンシムソンシルユリは出前を頼もうと話します。

何にしましょうか? 鶏の足、ホルモン? それともチキン?

ソンシルが2人に訊ねていると出前の配達がやってきました。

え? もう?

3人が驚いているとテヤンが駆けてきました。

ご苦労様です

テヤンはチキンを受け取ると3人に笑いました。

皆さん、帰ってきました!

テヤンさん!

ソンシルとユリが広げたテヤンの手からチキンの袋を取りテーブルに運びます。

これじゃ足りないわね

私はチキンより人気がないんですね・・

テヤンはソンシル達を指差してヨンシムに苦笑します。するとヨンシムはテヤンを抱きしめました。

テヤン、お疲れ様

ヨンシムさん ありがとうございます

***

ユニスの男子達も寮でハンバーガーとプライドポテトを食べていました。ジホがソンシルからのメールを見て皆に報告します。

テヤンさんが復帰しました!

え?

戻ってきたのか

皆は騒ぎます。テジュンはポテトを食べる手を止めました。

戻ってきたって

ジョンファンが小声でテジュンに言いました。ジホがテジュンの肩を叩きます。

テジュンさん、今からコンビニに行くと・・

(テヤンさんが)

ジホは囁きました。

行かない

そうだ! 町内を散歩するんでは?

テジュンはジホを押しのけました。

疲れてるから先に寝る

出かけないんですか?

ジホは声を上げました。

***

イ監督は体力テストを行うと選手達に告げます。

体力テストは次の年俸に積極的に反映させるから皆頑張って体力作りに励め

シボンが選手達に各自の目標値を設定したデータを渡します。

目標値を超えれば合格だ

***

ジョンファンとテジュンは先にテストを受けることにします。テストを受けない面々は2人のテストを巡って賭けをしました。

負けた人のカードで会食だ

ジホはジョンファン合格、テジュン不合格で賭けに挑みます。ソンシルとソンスも同様に賭けました。

私は2人はとも合格

ユリはそう言ってカードを出します。スンウとヨンシムも賛同しました。

俺は両方とも不合格だ

ドンワンはカードを出します。

テジュン合格、ジョンファン不合格

テヤンは最後にカードを出して言いました。

大逆転を狙う

そこにテストが終わった2人が来ます。

テストの結果は?

賭けをした仲間は緊張して訊ねます。

合格

2人は同時に言いました。

やった!

ユリはスンウやヨンシムと手を打ち合います。

霜降り肉を食べに行こう!

テヤンがテジュンを見るとテジュンは気まずげに目をそらしました。

***

テヤンが食堂に行くとテジュンが先に食事していました。テヤンは別のテーブルに座ろうとしますが店員から相席を頼まれテジュンのテーブルにつきました。

俺は食べ終わったから行くよ

テヤンはテジュンの食べ残しを見て聞きました。

本当に?

ああ

テジュンは立ち上がり店を出ようとしますがテヤンを振り向きました。

君は普段通りでいいよ 会わないように俺が気を使うから

それで練習に来ないの?

お互いのためだ 君も俺を避けてここに来たんだろ

待ち合わせをしてるのよ

食堂で? 誰と

本当よ これからも顔を合わせるのにお互いに避けるのは気が進まない 私は避けないからあんたも出来れば普通に接して

その時店にジョンファンが来ました。

お前も来たのか 座れよ

ジョンファンはテジュンに言いテーブルに着きます。

待ち合わせと言ったでしょ

和解したんだ 今は親友だ

ジョンファンはテジュンに説明しました。

俺は帰るところだ

テジュンは店を出て行きます。

***

テジュン、テヤン、ジョンファンを除いた他の仲間は居酒屋でお酒を飲みます。

カードが5枚もあるから存分に飲めるぞ

ドンワンが酔っ払ってカードを見せました。

こうなったら飲もう

皆が盛り上がる中スンウは席を立ちます。ヨンシムが歩いていくスンウに気づきました。

***

どうしたの

店の外に出てぼんやりしているスンウにヨンシムは声をかけました。スンウはながめていた体力テストのデータの紙をしまいます。

私もかつては体力が自慢だったのに今は自信がないわ 試合に出るほうがマシ

君は目標値を超えられそうか?

あんたは去年の記録を維持するのが目標でしょ? 私も同じよ 必死で努力しても体力を維持できるかどうか

俺は下降気味だよ もう維持するのも難しそうだ 落ちていくしかない 倒れないように少しずつ階段を降りること それが俺の目標さ

それはシボン先生とコーチの意見でしょ

引退しろってことかな

ヨンシムはスンウを見つめます。

運動に必要なのは体力だけじゃないわよ

ヨンシムは話しました。

***

ユミンは朝食のパンをトレーに取りながら不満げに窓の外を見つめます。

もう春じゃない 私の人生に春は来るのかな?

ジョンファンはロッカー室でユミンの投稿を読みます。

”春は来たかしら? もう春よね 春 春 春”

ジョンファンは投稿を読んで微笑みます。

第20話

イ監督とマンスはお酒を飲みながら自分の娘を呼んだらどちらが早く来るか賭けをします。2人は具合が悪いと心配させ娘達を呼び出しました。

あら、こんばんは

テヤンとユミンは父親達の飲む店の前で鉢合わせして挨拶しました。

あなたもこの店に?

うん ・・もしかしてお父さん?

2人は顔を見合わせます。

***

ユミンが先に来るに決まってる 俺を心配してすぐに駆けつける子だ

バカ言うな テヤンにとって父親は神様だ

父親達が言いあっているのをテヤンとユミンはながめました。

つまり私達の父親はどっちの娘が早く来るか賭けてるのね

そのようね

私は帰るわ

テヤンは歩き出します。

あ、待って!

ユミンは追いかけました。

***

ありがとな

マンスは言いにくそうにイ監督に礼を言います。

テヤンを助けてくれて 若い頃お前のせいで悔しい思いをしたのは忘れるよ

イ監督は笑います。

何を言ってる? お前を傷つけたことなどない 勝手に実力の差に傷ついただけだろ?

あ〜 テヤンはまだかな? お! 電話が来た

来たのか?

なんてね

2人は笑い合い乾杯しました。

ユミンはもうすぐ来るぞ

監督は威張ります。

***

テヤンとユミンはカフェで話します。

ねえ、ユク・ジョンファンとはどういう関係? 昔は仲が良さそうだったけど今はそうでもなさそうね

ユミンは訊ねます。

仲直りしたわ あなたはどうなの?

そうね・・

ユミンは眉を寄せます。

縁を切れずキープしようとしたら散々待たされて男やお酒や練習でも忘れられない 今度は春まで待てと

ユミンはテヤンを見ました。

そういう関係よ

テヤンは困惑します。

簡単に説明してよ

いいの?

うん

友よ 力を貸して

ユミンは頼みました。

友って私のこと?

父親同士仲がいいしここまで腹を割って話したんだから友達でしょ?

テヤンは咳払いします。

何をすれば?

***

ジョンファンはテヤンに呼び出されます。

”一試合やろう”

こんな時間に呼び出すなよ

ジョンファンはコートに向かいます。するとテジュンが練習していました。

膝が痛いって言ってなかったか?

ジョンファンは聞きました。

痛いんだけど・・

テジュンは膝をさすります。

テヤンはまだか

あいつが来るのか?

呼ばれたんだよ

その時テヤンとユミンがコートに来ました。ユミンはジョンファンを見て笑顔になりますが、テヤンとテジュンは顔を強張らせます。

一緒にいたのね

テヤンは2人に言いました。

お前達こそなぜ一緒なんだ?

ジョンファンは訊ねます。

テヤンに誘われたの 友達になったから

咄嗟にユミンは話し、テヤンの肩を抱きました。

そっちも2人だからみんなで飲みに行かない?

するとジョンファンがユミンの腕を掴みました。

おい、行くぞ

4人で飲めばいいじゃない

いいから

***

ジョンファンはコートを出てユミンに外の椅子に座るよう促します。

なぜ2人をおいてきたのよ

テヤンに頼んで俺を呼んだだろ

ジョンファンは笑いました。

あんたがいて驚いたわ

ユミンはしらを切ります。

そう言うなら仕方ない 君を信じるよ

ユミンはジョンファンを見ました。

そうよ あんたに会いたくて作戦を立てた わざわざ確認する必要がある?

可愛いからからかっただけだ

でも春じゃないの? 可愛いなら春でしょ?

俺も心の準備が必要なんだ

ジョンファンが答えているとユミンはジョンファンに近づいて頬にキスしました。

こうすればすぐ春になるわ

ユミンは黙っているジョンファンに聞きました。

あんたは私が嫌い?

いや! そういうことじゃなくて・・ 俺の問題だから

あんたが心の準備をする間に私があんたを諦めるかも それは怖くないようね

ユミンは帰って行きました。

おい、待てよ

***

テジュンとテヤンは寮まで一緒に歩きます。

テジュン、最後に言いたいの 私と別れたことであんたには幸せになってほしい だから元気を出して せっかく諦めたのに私のせいで苦しまないで

テヤンは話します。

苦しいよ

テジュンはテヤンに向き合いました。

君の顔を見るのも 君の声を聞くのも君と出くわすのも辛い 平気なフリをする君を見ないようにするのも全部しんどいけど・・俺達は別れたんだ だから気にするな

突然他人のようには振る舞えないでしょ 気になるわよ

テヤンは反発します。

突然他人のようになるのが別れなんだ わかったか

テヤンは歩き出したテジュンの腕を掴みます。

ちょっとテジュン! どうしてそんな態度なの?

テジュンはテヤンの腕を払います。

混乱させないでくれ! 君と目が合うだけで気持ちが揺らぐ だから避けてるんだ! 悪いか?

テジュンは行ってしまいます。

それなら気にしない あんたがどうなろうと知らないわ 気にしないから!

テヤンは叫びました。

***

ユニスではシボンが体力テストの訓練を行います。テヤン達女子はマシンで走り、男子達はマットの上で肘とつま先で体を支えシボンがその背中に重しを乗せて負荷をかけました。年長のスンウは汗を垂らしながら体を支えます。シボンはスンウの背中に重しをもう一つ追加しました。

肩を開いて姿勢を維持して 揺れないように

シボンは注意します。

はい

スンウは苦しそうに目をつぶります。

***

テジュンが家でジュニョンの昔の動画を見ていると当のジュニョンがやってきました。

お母さんからおかずを頼まれた

来る前に電話しろよ ノックもなしだ

癖なのよ 冷蔵庫に入れて

ジュニョンはおかずを渡します。

わざわざ持って来なくても 買って食べるのに

それより何を見てたのよ

ジュニョンはパソコンを示します。

姉さんさ バドミントン映像を検索したら出てきた

選手村の動画?

うん

そんな昔のを見てどうするのよ あ〜・・ 私には忘れて貰う権利もないのね

ジュニョンはおかずを冷蔵庫に入れようとします。

試合しないか?

テジュンは誘いました。

小学生の時以来一度も対戦してないだろ?

***

テジュンとジュニョンは戸外のコートに出かけます。テジュンは鞄からラケットを出してジュニョンに渡しました。

久々にラケットを握る気分はどう?

昔の恋人に会った感じかな 

ジュニョンはテジュンに笑います。

嬉しいけど避けてしまう 欲しくなる前に手放したい ひたすら切なくて居心地が悪い そんな感じ?

あんた、テヤンと本当に別れたの? 私のせいで

ジュニョンはテジュンに訊ねました。

あいつは姉さんを選んだんだ 姉さんが好きだから俺とは続けられないと

テジュンの答えにジュニョンはため息をつきました。

姉さんに負けたなんて悔しいけど

ああ・・ スッキリしないわね 私が悪者みたいじゃない

違うよ 今回のことも、俺が姉さんに劣等感を抱いていたことも姉さんのせいじゃなくて俺の問題だ 姉さんが天才で俺が平凡だと認めてれば良かった

テジュンはジュニョンを見ました。

そうすれば姉さんに習うこともできたな お互い楽だったのに

テジュンは息を吐きます。

俺が悪かったんだ 優秀な姉さんのせいじゃない

急にどうしたのよ

本当はわかってたんだけど認めたくなかった だけど今は認められる

テジュンはベンチから立ち上がりました。

打とうか 勝負だ

ジュニョンは笑って向かいのコートに入ります。

手加減しないぞ

テジュンはジャンプします。ジュニョンは怪訝そうにテジュンの足をながめました。

足が変だわ

どうした? 痛むのか

あんたの足よ

え?

普通じゃないわよ 病院へ行こう

***

ユニスの選手達が運動場でカラーコーンを並べているとシボンが走ってきました。

シボン先生、コーチはまだ来てませんよ

テヤンがシボンに伝えました。

そうですか テジュン入院しました

シボンはコーチに電話をかけながら話します。

え?

膝に問題が

テヤンは顔色を変えます。

***

入院したテジュンはジュニョンや母親に付き添われ病室で医師から病状の説明を受けます。

先生、深刻なケガじゃありませんよね

母親はジョンファンの母親である医師に訊ねました。

練習に支障はありません 安心してください

良かった ありがとうございます 

母親は安堵してテジュンの肩を叩きました。

ああ 良かった

ジュニョンが医師に問いました。

膝蓋腱炎ですか?

エックス線検査ではそのようね 念のために入院してMRI検査をしましょう はっきりしますから

医師はテジュンの膝を触って話しました。

水が溜まってるわ かなり痛かったはずだけど?

気づきませんでした 入院の必要が?

医師はテジュンの言葉に目を見張ります。

万が一断裂してしまうと手術しても・・

医師はジュニョンを目で示します。

運動できなくなるわ  

テジュンは黙ります。

とにかく今は休むことに集中して 激痛を感じるはずが痛みに気づかなかったのよね 不思議だわ ではまた

医師が出ていこうとするとジュニョンが言いました。

弟まで復帰出来なかったら先生の腕を疑うわ

安心して

医師は出ていきました。

***

テジュンは病院の出口まで母親を見送ります。

見送りはいいから病室に戻って休んで

少しくらい歩いても平気だよ

母親はテジュンの腕をとります。

テジュン ごめんね 膝の痛みも感じないほど悩んでたのね

母親は謝ります。

もう大丈夫だよ

あんたは本当に思いやりがある子だわ これからいくらでもいい相手に巡り会える

テジュンは母親に微笑みました。

もう行けよ

じゃあ 帰るね

気を付けて 母さん

テジュンと母親の会話を柱の後ろでテヤンが聞いていました。

***

テジュンはそのまま病院の外のベンチに座っていました。テヤンが2階の踊り場からテジュンを見下ろしているとテジュンの電話が鳴りました。

今戻る

テジュンはジュニョンに話しました。テヤンはテジュンに背を向けて歩き出します。そこへジュニョンが来てテジュンに怒りました。

探したのよ

ちょっと気分転換してたんだ

テジュンは立ち上がり歩き出します。ジュニョンは2階を歩いて行くテヤンに気づきました。

来てたのね・・

***

病室でテジュンは携帯を見ながら看護しているジュニョンに頼みました。

イチゴシェイクと黄桃を買ってきてくれ

寝てなさい

ジュニョンは携帯を見ながら答えます。テジュンは姉を見て聞きました。

看護がどういうことか知ってるのか?

その時ジョンファンが病室に入って来ました。

生きてるか

ジョンファンとジュニョンは気まずそうに互いを見ます。テジュンは2人の様子にため息をついて告げました。

よく来たな 2人で食べ物を買って来い

***

2人は売店で買い物をします。

テジュンはどうだ?

ジョンファンは訊ねました。

痛いとも言わないわ バカみたい

辛い時期だからな

そうね テヤンに夢中だったようだから 姉と弟でこんなに違うのよね

ジョンファンは黙って並んでいるチョコレートの1つを手に取ります。

ねえ、私はどんな彼女だった?

ジョンファンはジュニョンを見ました。

ハズレだった?

う〜ん・・ セクシーではあった

ジュニョンは舌打ちします。

でも言わせてくれ 次に君が誰かと付き合う時は思い切り相手を愛して・・ 愛されて欲しい そう願ってるよ

あなたも

2人は微笑み合います。

***

テヤンがバスから降りるとジュニョンからメールが来ました。

”テジュンが1人で病室にいる 行ってみれば?”

テヤンはまた病院に向かいます。

***

ジョンファンはユミンを呼び出しました。

私に何の用?

ユミンは訊ねます。

あ〜・・ 春が

ジョンファンは口ごもりながら話しました。

春が来たようだから・・

え・・

ユミンは目を見張ります。そして笑顔になりました。

***

テジュンが病室でテヤンとの写真を見ているとテヤンが部屋に入って来ました。

心配したのよ

テジュンはベッドから出て足を下ろします。

気にしないで過ごしたいのに

心配するなよ 気にしなくていい

膝がそんな状態になるまで・・入院するまで耐えてたの?

気づかなかったんだ 君がいないから 隣に君がいないことが一番辛いんだ 俺は・・

テジュンは立ち上がりテヤンに近寄ると抱きしめます。テヤンもテジュンに抱きつき涙を流しました。

***

元気そうで安心した 寮に戻るね

テヤンは言いました。

もう帰るのか?

あんたは少し休んだ方がいいわ 私も今日は体力訓練で疲れてるから

テヤンはテジュンの肩に手を置きました。

食事をしっかり取るのよ 軽く考えてると後で大変なことになる

心配してるんだな

あんたに未練があるんだと思う

テヤンは正直に明かしました。テジュンはテヤンを見つめます。

仕方ないじゃない 諦めようとしてもうまくいかないんだもの だから私は心配し続けるわ 早く良くなって

テヤンは病室を出ようとします。

俺も君に未練がある 来てくれてありがとう 心配してくれて

2人は見つめ合います。

***

スンウはイ監督と事務所で話します。

契約期間が残り少ないのはわかってるよな

はい

スンウは飲んでいたコーヒーを置きました。監督は辛そうに告げます。

契約を・・更新できそうにない

スンウは沈黙します。

もしお前が望むなら他のチームの空き情報を調べてやる

いいえ 最後のチームだと思ってユニスに来ました

そうか 今まで頑張ってきたからな でも引退となるとやっぱり寂しいだろ

引退は来年だと思っていましたが

スンウは監督に頭を下げました。

感謝してます

監督は何度も頷きます。

残念だ

***

テジュンはジョンファンの母親の医師から診断を聞きます。医師はMRIの画像を仔細にながめました。

大したケガじゃないでしょ

見方によってはそうとも言えるわね

運動は続けられますよね?

今の段階ではそこまで心配する必要はないけど、これからも続けたいならしっかりリハビリしなさい ちゃんと通院するのよ

テジュンは嬉しそうに笑います。

いい結果なのに遠回しに言いますね もうすぐ大会なんですが・・

医師は腕を組んでテジュンを見ました。

無理すると慢性化する 腱が切れて手術することになったら運動できなくなるかも 今回の大会は諦めて 言うことを聞かないと大変よ!

大丈夫そうなのに・・

医師は強情なテジュンに嘆息します。

先生の指示には従います だから家族には黙っていてください

テジュンは頼みました。

なぜ?

過度に心配されると疲れますから

お姉さんのことがあるものねえ

医師は頷きました。

***

テジュンが診察を終えるとジュニョンが待っていました。

先生はなんだって?

リハビリしろと言われた

大会は?

これから状態を見て決めるって ありがちな診断だよ わざわざついてこなくていいのに

なによ こっちは心配して・・

電話が鳴りテジュンは電話に出ます。

ジホ どうした?

テジュンさん、何号室ですか?

来なくていいよ

エレベーターです 10秒後に到着

なんだよ ちょっと待て

テジュンは電話を切ると慌ててジュニョンに言いました。

今すぐどこかに隠れろ!

なぜ?

俺の後輩が来る 他人のフリをしろ

ジュニョンは呆れて笑います。

なによ 私が恥ずかしいの?

そうだよ 俺達は他人だ

テジュンさん!

ジホが手を振って走って来ました。

ジホ! 見舞いに来てくれたのか

テジュンは大げさに迎えます。ジュニョンは背中を向けて椅子に座りました。

テジュンさん、大変です 一緒に来てください

どうしたんだ?

体力テストが終わって今日は休暇なのにテヤンさん達は何をしてると思います?

なんだよ

サッカー選手と合コンです この状況を見過ごせるんですか?

は?

テジュンは顔をしかめます。話を聞いていたジュニョンは可笑しそうに笑いました。

***

ユリに誘われたテヤンとソンシルはサッカー選手3人とカフェで合コンします。離れたテーブルでジホはその様子を監視していました。

バドミントン選手は美人が多いな

ほぼすっぴんなのに

サッカー選手に言われユリ達は喜びます。

スポーツ選手と付き合うのは難しそう

状況にもよるけど選手同士の方が理解し合えますよ

ソンシルの言葉にサッカー選手の1人が答えました。

でも男女混合チームだと恋愛関係になりませんか?

いいえ〜 ラケットを持った男は異性として見られませんよ

ソンシルは調子に乗って話します。

男ならやっぱりサッカーでしょ

ソンシル、今日は積極的ね

テヤンが笑います。

当然です サッカー選手は太ももの筋肉すごいから

ジホは我慢できずソンシル達のグループに向かいました。テヤンはジホに気づいてソンシルの肩を叩きます。

え?

やあ! テヤンさんもいたのか

あらジホ

ソンシルは振り向いて固まります。

ジホ、どうしてここに? チームの後輩です

ユリがサッカー選手達にジホを紹介します。ソンシルは内心青ざめました。

ドラマ(第19、20話)の感想

互いを愛しつつもテジュンの家族のために別れたテヤンとテジュンでしたが、テジュンの足のケガもありテヤンはテジュンを気にせずにはいられないようです。ジュニョンもテヤンへの憎しみが消えて弟とテヤンの恋愛を応援する気持ちへと変わってきているようなので、後はテジュン達の両親さえ許してくれれば2人の恋愛は再び始まって行くでしょう

あと4話となりましたがジョンファンとユミン、ヨンシムとスンウ、ジホとソンシルのカップルも仲良くもまとまっていくんでしょうか。ヨンシムには引退が決まったスンウを支えて欲しいです。若いジホとソンシルのカップルには合コンの件で嵐が起きそうな雰囲気ですね😐。

ドラマ
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