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BSJapanextで放送の韓国ドラマ「時速493キロの恋」でテジュンの母親に許されたテヤンはダブルスでの優勝を目指す!その第23、最終話の詳細なネタバレあらすじや感想も!!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もBSJapanext放送の韓国ドラマ「時速493キロの恋」(第23、最終話)について書きたいと思います。

テジュンとの愛を認められたテヤンは晴れ晴れとバトミントンを楽しむ

ドラマのキャストとこれまでの話

<第1話> <第2~4話>

<第5、6話> <第7、8話>

<第9、10話> <第11話>

<第12、13話> <第14~16話>

<第17、18話> <第19、20話>

<第21、22話>

ドラマ(第23、最終話)のあらすじ(ネタバレ)

第23話

テヤン(パク·ジュヒョン)の流れ星への願い事は応援して欲しいという思いでした。

選手にはコートを去りがたい理由があるでしょ 私は子供時代から試合をしているとみんなからの声援が嬉しかった 私にはそんな応援が必要だったの これからも応援されたい

テヤンはグラウンドに寝転びます。

気持ちがいい あんたも寝転んだら

2人は寝転んで空を見上げました。

それにしても全く星が見えないわね テジュン(チェ・ジョンヒョプ)、あんたの願い事は何? 優勝? お金? 才能?

テヤンは訊ねました。

・・君とキスしたい

テヤンは驚いてテジュンを見つめます。すると空に雷鳴が轟きました。

雨が降りそうね

なんなんだ

気象庁は当てにならないわ

***

屋上で空を見上げていた選手達の顔に雨粒が当たりました。

雨だ

雷鳴が轟いて選手達は悲鳴をあげます。

雷だ! 避難しろ

***

テヤンとテジュンは雨の中を走ります。カフェの屋根の下で2人は服の水を払いました。

星じゃなくて雨が降ってきたわ

そんなに願ってるなら自分で叶えろよ 実現してみろ 俺は自分でやる

テジュンはテヤンにキスしました。

***

ー私の応援して欲しいという願い・・ それは叶うのだろうか

テヤンは競技場に行くバスの中でぼんやり考えていました。バスが競技場に着くと1人の高校生がユニスのバスに走り寄ります。

ジョンファンのファンか?

選手達は話しますがそれはテヤンの妹でした。

”パク・テヤン ファイト”

妹は応援カードを掲げてバスから降りてきたテヤンに笑います。テヤンは妹と母親の店で会ったことを思い出しました。

応援に来ました お姉ちゃん、頑張って

続いて降りてきたテジュンがテヤンを茶化します。

君にもファンがいたとはな

私の妹よ

テヤンは妹をきつく抱きしめます。

ーきっとあの夜星が流れてたんだ 雲に隠れて見えなかっただけ・・

***

ユミンは競技場で体調不良に襲われます。

どうしよう 熱がある

ユミンはジョンファンを呼び出しました。

おい、ユミン 女子トイレには入れないだろ 出てこい

ジョンファンはトイレの前で叫びました。ユミンは肩を落としてトイレから出てきます。

大丈夫か?

39度あるの

あ〜・・

ジョンファンは困惑します。

大事な試合の前はいつもこうなる

ユミンは打ち明けました。

体調不良 インフルエンザ 下痢 盲腸にもなった バスで転んで鼻の骨が折れたりケチャップを絞って指が折れたり 肝心な時に・・

解熱剤をやるよ

ジョンファンは薬を渡しました。

効果絶大だ 40度の熱もこれで一気に下がった

ごめん あんたを非難したヤツらを見返したかったのに 私のせいで

ジョンファンは笑います。

君のせいじゃない 大事な試合? まだベスト32だぞ 俺は五輪に出た選手だ

だけど今回は私達が組む初めての大会だもの 私にとっては大事な試合よ ジンクスだから もう終わりよ

ジョンファンは柔らかい笑顔でユミンの顔を両手で包みました。

イ・ユミン 俺の目を見ろ

いやよ

いいから

ユミンはジョンファンを見つめます。

君のジンクスより俺の方が強い 何点差で勝とうか? 俺に任せろ

ジョンファンの言葉にユミンは緊張が解け微笑みます。

***

ジョンファンの言葉通りユミン達のペアは順調に点を取ります。試合に勝利するとユミンはジョンファンに笑いました。

熱が下がってきたみたい

さっき渡したのはビタミン剤だ

ジョンファンはタオルで汗を拭きながら言いました。

は?

解熱剤じゃなかった 君は平熱だった

ウソでしょ

本当だ

ジョンファン達はコートを後にします。

***

パク・テヤン! 頑張れ!

テジュンとテヤンの戦うコートに妹が声援を送ります。韓国代表監督とコーチもテヤン達の試合を見ていました。

パク・テジュンはソウル市庁の所属だったよな

監督はコーチに話しました。

そうでしたっけ? パワーのあるいい選手ですね

記憶にも残らない選手だったがイ・テサン監督が育てたんだな

テヤンのプレーもいい あの2人の相性はピッタリだ

コーチは監督の顔を見て慌てて口をつぐみます。

コーヒーでも飲みますか?

***

試合に勝利したテジュンとテヤンはイ監督から褒められます。

ダブル・パク、今日は息が合ってたな この調子で頑張れよ

はい!

優勝を狙え

3人か笑っているとユミンがジョンファンと手を繋いで駆けてきました。

お父さん!

お前ら・・コートの外では離れろと言ったはずだぞ!

パートナーは一心同体だから

イ監督はユミンの言葉に落ち込みす。

私達の試合を見てくれた?

ユミン、プロの選手は公私混同してはいけないんだ 試合が終われば他人だ くっつくな

監督が娘とジョンファンを離そうとしているとテヤンが呼びかけました。

監督、用事があるので失礼します

そうか

あとでね

テヤンはテジュンに合図して駆けていきます。

走るな お前は来い

監督はユミンの手を引きますがジョンファンが反対の手を離しません。

ユミンと試合について話があって・・

ジョンファンは監督に笑いました。

俺の娘だ 手を離せ

頑張ります

何をだ?

え?

おい、何について頑張るって?

お父さん、興奮しないで

ユミンが監督を止めます。

***

テヤンは妹を探して外に出ますが見当たりません。

もう帰ったのかな・・

すると携帯が鳴りました。

帰ります 学校はサボっても塾はサボらないんです 家に余裕がありませんから

妹はバス停からテヤンに電話していました。

もう行っちゃったのね 気をつけて帰って

お母さんは今日もお寺に行ってます 試合のために お姉ちゃんのためによく行ってるんですよ お寺に行くより電話すればいいのにね 

妹は話しました。テヤンは思わず涙ぐみます。

今度は何かご馳走するから また連絡してね

必ずします 今日はすごくカッコ良かったです じゃあ バスが来たんで

妹は電話を切りました。

***

ジョンファンは階段にユミンと座り話します。

飲めよ

ジョンファンはスポーツドリンクをユミンに渡しました。

体調はどうだ?

平気よ プラシーボ効果は絶大ね ビタミン剤で熱が下がるなんて やっぱり考え方次第なのね

本当は解熱剤だった

え?

君がジンクスを気にするから ”たいしたことない” ”ビタミン剤でも熱が下がるんだから” そう思えよ

は?

ジンクスは一度破れたら消え去るんだ だから今日のことは忘れるな

ジョンファンは笑います。

こうすれば記憶に残る

ユミンはジョンファンにキスしました。そして恥ずかしそうに俯きます。

ずっと忘れずにいよう

今度はジョンファンがユミンにキスをしました。

***

テジュンの母親はテジュンがテヤンとダブルスを組んだとジュニョンから聞いて驚きます。

あの子達はまだつきあってるの?

母親は果物を剥きながら聞きました。

知らないわよ ダブルスを組んでいいかとテヤンに聞かれたから「好きにして」と言っただけ テヤンとは和解・・、とにかく関係を修復したの

ジュニョンは果物を食べながら笑いました。

・・修復できるものなの?

無理だと思ったけど意外と平気だった テジュンを見に行こう

まさか! 彼女はあんたの人生を台無しにしたのに! あんたは和解できても私にはできない

母親は断じます。

お母さん、何が不満? 少し早めに引退しただけよ 挫折してないわ お母さんが私を可哀想だと思うたびに私は自分が失敗した気分になるの

ジュニョン・・

お母さんに悲観されると私はあの出来事から抜け出せない ”頑張れ” ”よくやった” 応援だけして それで私は頑張れるから

ジュニョンは果物を差し出します。

ほらお母さんも食べて元気を出して

いらないわ

食べてよ

母親は果物を食べます。

美味しいでしょ

甘い

***

テジュンは足の痛みがだんだん激しくなって我慢できなくなってきたと感じます。

大事にするからもう少し耐えろ 

テジュンは膝を擦りながら呟きました。そして痛みに耐えながらダブルスの決勝まで進みジョンファン達ペアと対決することになります。

***

韓国代表チーム監督のクォンはイ監督に電話してテジュンについて訊ねます。

パク・テジュンを見ましたがいいですね どんな選手です?

気に入ったのか?

イ監督は笑います。

お前は選手村で既に完成された選手を指導してるだろ 原石を発掘するというのは難しい仕事なんだ

イ監督は自慢しました。その後も別の監督や記者からテジュン達ペアについての電話が殺到してイ監督はホクホク顔になります。

***

テヤン達ペアの活躍が記事になりテヤンは仲間達から囃されます。

ダブル・パク、記事になってるわよ

ついに決勝ね

ヨンシムがテヤンに笑いました。

ジョンファンもいるから私達はどっちを応援すればいいの?

イ・ユミンはソマン銀行の選手ですから私達を応援してくれなきゃ!

テヤンはヨンシムの背中を叩きます。

出発するぞ

ジョンファンがバスから顔を出して叫びました。

テジュンがまだよ

早く乗って

ドンワンが命じます。

テジュンを呼んでくるから待って

テヤンは競技場に走りました。

ー明日はいよいよ決勝戦だ 今度こそうまくいきますように

テヤンが入口まで来ると出てきた婦人と目が合いました。それはテジュンの母親でした

***

テジュンは膝にテープを貼りながら診察での医師の言葉を思い出していました。

かなり腫れてるし熱を持ってる もう試合はやめなさい

テヤンはびっこを引きながら歩き出します。

あと1試合だ

***

テジュンの母親はテジュンとダブルスのペアを組んだことでテヤンを責めます。

ジュニョンが許しても過去は水に流せない

母親は告げました。

私は憎まれて当然です もっと早く謝罪に伺うべきだったのにそれもできずにすみませんでした

テヤンは涙を流します。母親はテヤンを見つめました。

ジュニョンのケガが事故だったのは分かってるの だから怒りが込み上げてもよそのお嬢さんにぶつけてはいけないと思った テヤン、私が譲歩してるんだからあなたも分をわきまえるべきよ

一度だけチャンスをくれませんか? いい人間になれるようにこれからもっと努力します 許してもいいと思われるよう努力しますから・・チャンスをくれませんか?

テヤンは必死で頼みました。母親は懇願するテヤンに眉をひそめます。

テヤン・・ 私も辛いのよ

母親は悲しげに言いました。

***

テジュンは実家に行くとメールがあったテヤンを寮の階段で待っていました。テヤンが来るとテジュンは笑顔で迎えました。

おかえり お父さんは決勝進出を喜んでたか?

すごく喜んでた 明日も頑張れって なぜ外にいたの?

君を待ってた 顔を見ると元気が出るから パク・テヤン、君と決勝戦まで来れたなんてまだ信じられない

テジュンはテヤンを抱きしめます。

カッコ良く試合に勝って君に告白したい やり直してくれと 君じゃないと駄目なんだ 君を心から愛してる

テヤンの目に涙が溢れました。テヤンはテジュンにきつく抱きつきます。

***

ジョンファンが日課の夜のランニングから戻り部屋に入るとテジュンが唸りながら寝ていました。

テジュン、具合でも悪いのか?

・・なんだよ

うなされて冷や汗をかいてるぞ

・・俺が?

不調なら病院に行けよ

平気だよ

テジュンは布団を被ります。ジョンファンはため息をつきました。

***

朝になってバスに乗ろうとするテジュンをジョンファンは止めます。

少し話がある

ジョンファンはテジュンを階段の下に連れて行きました。

昨日は一晩中うめいてたぞ 歩き方も変だ

いつから俺の心配をするようになったんだ?

試合の相手が不調だと気になるんだよ 正直に言え 痛いんだろ? シボン先生に・・

ジョンファンはテジュンをシボンの所に連れて行こうとします。けれどテジュンはジョンファンの手を払いました。

平気だってば! 余計なことをするな

テジュンはジョンファンを怒鳴った後で目をつぶります。

ごめん 心配してくれたのに

テジュンはジョンファンの肩を叩くとバスに歩いて行きました。テヤンは2人の話を階段の上で聞いてしまいます。

***

テヤンはテジュンの通う病院の主治医を訪ねます。

当事者以外に治療内容は教えられないわ

テジュンが自分の膝の状態を隠してるみたいで 今日の試合に出られるかだけ教えて貰えますか?

医師はテヤンの話に驚きます。

彼が出ると言ったの?

・・無理なんですね

医師はため息をつきました。

***

テジュンはテヤンに電話していました。

繋がらない

出ないのか?

試合相手のジョンファンとユミンは困惑します。

コーチに伝えようか

何処かで精神統一してるのかも 試合には来るわよ

その時混合ダブルス決勝戦の出場選手を呼ぶアナウンスが流れました。

テヤンを連れて行くから先に行け

テジュンはジョンファン達に言いました。

行こう

ジョンファンとユミンはコートに向かいます。その時テヤンが競技場に入って来ました。

時間がないぞ 行こう

テジュンはテヤンに駆け寄り腕を掴みました。

待って 話がある

テヤンはテジュンを見つめました。

この試合棄権しよう

***

テヤンは競技場の外でテジュンと話します。

あんたの主治医に会ったわ 試合に出るなと警告されてたのに私に黙ってたのね

テジュンはため息をつきます。

心配はありがたいが1試合くらい平気だ

万が一断裂したら手術になるのよ

テヤン、気をつけるから 試合中に不調を感じたら棄権するよ

バカね 今回棄権しても人生に支障はないわ

せっかく努力を重ねてここまで来たんだ 最後までやりたい

テヤンは一番最初に見たテジュンの姿を思い出します。試合中だったテジュンは足を痛めたペアに棄権を勧めたのでした。

“スポーツに命をかけるな”

テジュンはその時言っていました。

あんたが夢中になってくれたのは私も嬉しいの

テヤンは話しました。

だけど棄権する

テヤンはコーチに伝えに向かいます。

***

それでもテジュンはテヤンを止めようとします。

試合が始まる 今回だけ

私は以前のあんたのように友達を守る

テヤンは階段を降ります。

コートで終わるのが選手だ!

スポーツに命をかけないで 実業団の選手でしょ 体調管理を徹底してしっかり年俸を貰うの 手を放して

1試合だけ

テジュンはテヤンの手を掴みます。

嫌だったら ・・

テヤンは足を踏み外して階段から落下しました。

テヤン!

***

テヤンはケガをして救急車で運ばれます。当然試合は棄権となりました。

俺じゃなくて君が救急車で運ばれるなんて 痛むか?

テヤンに付き添いながらテジュンが聞きました。

ええ かなり これじゃ試合は棄権ね

当然だろ

ああ、良かった! テジュンの膝を救えた

テヤンは嬉しそうに笑います。

***

久しぶりの金メダルだわ

ユミンは首にかけて夜の街をジョンファンと歩きます。

不戦勝なんだし 首にかけるのはやめたら スッキリしないんだよな

ジョンファンは話しました。

テヤンは軽傷なんでしょ お見舞いに行く?

問題はテジュンだ 入院したらしい

パク・テジュンが?

膝を故障してた 止めるべきだったんだ

そんなに悪かったの?

ユミンは金メダルを首から取りました。

喜べる状況じゃないわね

ジョンファンはメダルを外したユミンに微笑みます。

優しいな でも首回りが寂しそうだ

ジョンファンはユミンに小箱を差し出します。

これでも着けろ

何なの?

ユミンは小箱を開けます。中には金のネックレスが入っていました。

ちょっと! 予想外のプレゼントね すごく可愛いわ ありがとう

ネックレスも買ってやれず後悔したことがあるから 当事は金メダルが最高だと思ってた

またパク・ジュニョン? あんたは初恋の話しかできないの?

ユミンは怒って小箱をジョンファンに突き出します。

要らないから返すわ

いや・・ 同じ失敗を繰り返さないようにと

過去に縛られてる時点で失敗よ! 不愉快だわ

待てよ ネックレスに罪はないだろ ブランド品だ

自分で着ければ

ユミンは行ってしまいます。

第24話

幸い断裂には至りませんでした 部分断裂です

入院したテジュンと家族達は医師の説明を聞きました。ジュニョンはテジュンの頭を叩きます。

ほらみなさい

ジュニョン、ケガしてる弟を叩かないで 先生、どれくらいで回復しますか?

両親は医師に訊ねます。

運動は続けられますか?

半年はかかるわよ

ジュニョンが怒って言います。

きちんとリハビリすれば4カ月で治ります

医師が答えました。

ああ、良かった

4カ月無駄にしたじゃないの

ジュニョンがため息をつきました。

帰れよ 姉さんのせいで悪化しそうだ ストレスは良くないでしょ?

テジュンは医師に問いました。

反省しなさい パク・テヤン選手のおかげで命拾いしたのよ

両親が黙ったので医師は笑います。

ああ・・ いいパートナーですよね 決勝戦なら普通は我慢させるのに試合前に聞きに来たんです 彼は出場していいのかと あんたを止めようとしてケガしたんでしょ? パク・テヤン選手は恩人よ

医師は挨拶して出ていきました。

パク・テヤンってあのテヤンだろ? これは複雑なことになったな

父親は言いました。

何が? 止めるのは当然よ

母親が怒ります。

でも俺のせいで入院してるんだ

ああ、全く

テジュンの言葉に母親は病室を出ていきます。

母さん

テジュンが松葉杖で追ってきました。

何よ 不自由な足で歩かないで

銀メダルを取った 母さんにやるよ

テジュンはポケットからメダルを出しました。

俺っていつも一歩及ばない息子だろ

そんなことないわ

これでも頑張ったんだ 貰ってくれ

テジュンは笑いました。母親はテジュンを見つめます。

頑張ったわね ありがとう

母親はメダルを受け取ります。

***

ヨンシムはハナと住むことになったスンウに報告します。スンウは顔を曇らせました。

彼とやり直して3人で暮らすのか?

いいえ あの人は日本に行くの その間私が娘と暮らして帰国後に話し合いをする 親権を取り戻すつもりよ!

そうか 良かったな!

2人は喜び合います。

それじゃあ暮らす家を探さないとな 明日一緒に見に行こうか

スンウはヨンシムと歩きながら話します。

寮を出て出勤できるのか?

もちろんよ 結婚した先輩も通ってたもの

そうだったな 週末家具を見に行こうか ハナの部屋の壁紙はピンクで統一しよう

カーテンも買わなきゃ

2人が楽しく喋っているとジョンファンからメールが来ました。

”休暇も退屈だ 何かしないか”

ユニスの仲間たちはグループラインで話し合い、テヤン達の見舞いに行くことにします。

***

ユニスの仲間達がテジュンの部屋を見舞うとジュニョン達家族がいて驚きます。

ご家族がいたのか

ジョンファンが呟きます。

どうしたんだ 事前に連絡しろよ

テジュンは戸惑います。

なぜジュニョンが?

スンウが訊ねました。

皆さん、いらっしゃい 何か食べるものを買って来るわね

お母さん

テジュンとジュニョンが同時に呼んだのでみんなは目を見張ります。

・・お母さん?

私も行く

ジュニョンは母親と病室を出ていきました。

パク・ジュニョンはテジュンの姉です

ジョンファンが明かします。皆は仰天してテジュンを見ました。

あんたがジュニョンの弟だったの

ヨンシムがテジュンを問いただします。

実は高貴な家系だったんですね

ジホが声を上げました。

大げさだな 生まれてみたらあいつが姉だった

テジュンは松葉杖で病室を出ようとします。するとお見舞いの果物籠を持っていたソンスがテジュンに近寄りました。

DNAが特別だと感じてました

どいてくれ

どこにいくの? テジュン、いつもと違って見えるわ

ユリが笑いました。

テヤンさんは?

ソンシルもテジュンに訊ねます。

ちゃんと戻るから道を空けてくれ 頼むよ

俺は半休を取ってきた

スンウが話します。

会社に戻らないとコネ入社だと言われますよ どいてください

テジュンは病室を出ていきました。

驚いたな

仲間達は感嘆します。

テヤンとパク・ジュニョンは天敵なのにテジュンはテヤンとつきあってるのか?

ドンワンはジョンファンに詰め寄ります。

パク・ジュニョンはテジュンの姉なんだろ?

気になりますか? 皆さん注目!

ジョンファンは手を叩いて仲間を集めます。

すべての関係と歴史を知る俺が説明するのでよく聞いてください

***

テジュンは松葉杖で廊下を歩いているテヤンを呼び止めます。

パク・テヤン、みんなが来た

え? そういえば来るとメールが・・

姉さんが病室にいたから俺の出生の秘密がバレた

何か問題が?

テヤンは面倒臭そうに訊ねます。

俺にとってはトラウマだ いろいろ質問されて・・

大丈夫 みんなを私の病室に呼ぶわ

俺の心の準備が出来てない 君にいてほしい

2人が話しているのをジュニョンと母親が見ていました。母親は顔を強張らせます。

放っておきなさいよ

ジュニョンが母親に言いました。

お母さん、まだテヤンが憎いの? 私の件はあってもテジュンの恩人よ

ジュニョンは母親の腕を掴みます。

テジュンの味方になってやって ずっと私の味方をしてきたでしょ これからはもう味方しないでいい

ジュニョン・・何を言うかと思ったら

母親は戸惑います。

***

テジュンとテヤンは病院のロビーの窓際の柵に座って話します。

”パク・テジュン、パク・テヤン、予想外の決勝進出” ”決勝戦を棄権するも注目される競技力” ”パク・テヤン、パク・テジュン、混合ダブルスの新王者の出現”

テヤンはネットの記事を読み上げました。

そんなに記事が?

あんたも検索したはずよ

テジュンは頷きます。

ただのパク・テジュンとして注目されてる パク・ジュニョンの弟だと公表する時が来たのよ

姉さんを口実に君に会いたかった 俺の正体がバレても構わないよ

テジュンは明かしました。

まだ迷ってるんだろ? 決勝戦が終わったら君に告白したかったのに 俺が焦りすぎたんだな

テジュンは微笑みました。

だから勝率100%になるまで努力しようと思う 君が俺の告白を断れなくなるまで待つよ

テヤンは頷きます。

うん

心配するな 俺は勝率100%の選手になる 絶対に

2人は見つめ合います。そして笑い合いました。

***

テジュンの母親は病室の前の椅子に座り銀メダルを取り出し見つめます。

これからテジュンの味方になってやって

ジュニョンの言葉が胸に響きました。母親はメダルを優しく擦ります。

***

一カ月後テジュンはリハビリに励んでいました。

監督!

ジョンファンがコーチとシボンの3人でお昼を食べているイ監督の事務所に入って来ました。

また来た 何だ?

監督は訊ねます。

今回もプレゼントか?

コーチが聞きました。

ユミンが大好きなんですね そこまでするなら監督とつきあえば?

シボンがジョンファンをからかいます。

いくらプレゼントを持ってきても娘はやらんぞ

今回はビッグニュースです クォン・ギチョル監督が解雇されます

3人は驚きます。

韓国代表の?

はい 明日の記事に出るそうです 飲酒運転して駐車中車両に当て逃げしたそうです

するとコーチとシボンが監督に拍手しました。監督は拍手を止めます。

あいつは昔から酒癖が悪かった 生活態度を改めるべきだ

監督、チャンスですね 選手村に戻りましょう 次期監督として・・

ジョンファンは勧めます。

有力候補は俺の他にも大勢いる 無駄口はいい 出ていけ

選手達には夢と野望を持てと言うくせに

おい、俺を何歳だと思ってるんだ

年齢は関係ありません

面倒臭いヤツだな トイレに行く

監督〜

ついてくるな!

***

同郷のよしみでお酒を飲むイ監督とマンス。イ監督はユミンの交際相手のジョンファン、マンスはテヤンの相手のテジュンの悪口を言い合いますが、次第に自慢話になっていき2人を呼んだらどちらが早く来るか試そうという話になりました。

呼ばれたテジュンとジョンファンはイ監督らの飲む飲み屋の前で鉢合わせします。中に入るとなぜか2人で腕相撲をさせられることになりました。

なぜこんなことを?

ジョンファンはテジュンに訊ねます。

お父さん! こいつはやる気がないです

テジュンはマンスにバラしました。

選手が嫌がってるぞ

マンスはイ監督に伝えます。監督はジョンファンの襟を掴みました。

お前に嫌がる権利は・・

嫌がってません!

ジョンファンは声を上げます。

それじゃあ勝負だ いいか 2人とも準備出来たら・・ 始め!

テジュンとジョンファンは互いに押し合います。

いいぞ! テジュン

ジョンファン、行け!

監督とマンスは声援を送ります。

お父さん!!

テヤンの怒声が響きました。4人は固まります。

・・おい、お前の娘が来たぞ やあテヤン

監督は手を振ります。テヤンはテジュンを見つめました。

勝負は無効だな

マンスはバツが悪そうに言いました。

***

やってることが信じられない

テヤンは父親に文句を言います。

先に挑発したのはお前の監督だぞ

テヤンとテジュンに支えられて歩きながらマンスはテヤンに言い訳しました。そして2人を見ます。

俺はタクシーで帰って先に寝るから2人で食事でもしてこい

マンスは道路に近寄りタクシーを待ちます。

夕食は食べた?

テヤンはテジュンに聞きました。

俺のことは気にせずお父さんと帰れよ

リハビリ中で久しぶりに会えたのに ・・わかった 会えて嬉しかったわ 復帰するんでしょ

うん

タクシーが来てマンスとテヤンは乗り込みます。

じゃあ

テヤンは後部座席から小さくなるテジュンを見つめます。

そんなに見ていたいか?

マンスに言われテヤンは前を向きました。

子供を育てたって何の役にも立たないな

私は来生もお父さんの娘になる

テヤンは言いました。マンスは膝のテヤンの手を握ります。テヤンはマンスの手に右手を重ねました。

***

テヤンはシボンからケガをした足のリハビリのトレーニングを受けます。

片足で文字を書いてますか?

シボンが来て訊ねました。

先生、足で字を書くのはかなり難しいですね

テヤンは苦笑します。

難しいからトレーニングなんです 遊びじゃない

もうリハビリを終えられそうですよ

私が判断します

シボンは腕を伸ばすストレッチをしながら行ってしまいました。

ああ、うんざりだわ

テヤンは仕方なく文字書きを再開します。

全部・・ うまくいく・・

テヤンは足で書いていきました。そして空を見上げてテジュンとの出会いから今までを回想します。

噴水 駆け足のタッチ 初めての二人での勝利 ・・そしてキス

テヤンは微笑みました。

ー幸せになっていい時がきっと来るはず ある日突然かかってくる嬉しい電話みたいに・・

***

テジュンの母親は庭の花壇の花に水をやっていました。母親は花壇の縁に置いていた携帯をながめます。そしてテヤンに電話しました。

ケガした足をマッサージしていたテヤンは電話に出ます。

もしもし・・

あ・・いつでもいいから あの・・

母親は口ごもりながらテヤンを食事に誘いました。

・・うちにご飯を食べにきてちょうだい

はい

テヤンは目を潤ませて答えました。

じゃあね

母親は電話を切ろうとします。

あの

え?

明日の日曜日に伺ってもいいですか?

それは・・急すぎるから・・

母親は戸惑いながらも応じました。

そうね いらっしゃい

はい

じゃあ切るわね

はい

母親は電話を切ると咲きかけた花々に語りかけました。

あんた達もそろそろ咲く頃よね

***

リハビリ中のテジュンの所へテヤンから電話が来ます。

ああ テヤン

明日の予定は?

特にないけど

あんたの実家で一緒に食事しよう

ん?

パク・テジュン、今が絶好のタイミングよ

テヤンは家の階段を下りながら言いました。

光の速さで走って

テジュンは病院から出てテヤンの元に向かいます。

***

俺達やり直そう

テヤンと向きあうとテジュンは告げました。

唐突ね

テヤンは笑います。テジュンはテヤンに近づくと抱きしめました。

これを言いたくてずっと我慢してたんだ

テヤンはテジュンに抱きつきます。

君は愛されてる人間だって片時も忘れるな 俺は片時も休まず君を愛し続けるから・・

***

1年後。先輩になったジホは新参者の選手に寮の規則について説明していました。

寮の門限は知ってるよな それ以降は入れない 無断外泊は減点対象で年俸か削られる

はい

寮内は禁酒、禁煙、何よりチーム内恋愛は絶対禁止・・ だったんだが

ジホは説明を止めて笑います。

愛する気持ちは止められない だから見て見ぬふりする傾向にある

それじゃあ恋愛は自由なんですね

若い選手の視線はソンシルに行きます。ジホは目ざとく気づいて選手を問い詰めました。

誰を見てた? あの子は5年後に俺と結婚する

は? おめでとうございます

ありがとう 手を出すなよ 練習しろ

ジホは指示しました。

***

ソンスは新人の雑用を手伝っていました。

手伝って頂きありがとうございます

若い女子選手は礼を言います。

後輩をこき使う先輩にはなりたくないんだ キャプテンみたいに

はい?

ああ・・ うちのチームには3大暴君がいる 1人目はキャプテンのコ・ドンワンだ 外食時は後輩のカードを我が物顔で使う ”今日は俺のおごりだ” この言葉を絶対に信じるな

はい

女子選手は目を見張ります。

あとの2人の暴君はコーチと監督だよ 偉そうな態度で肩を並べてる

***

イコーチ 大会前なのにみんなバテてるぞ

イ監督がいなくなって繰り上がり監督になったチュ監督が言いました。

厳しく締め上げろと監督が言うからきつく練習させました

コーチになったヨンシムが選手達に命じます。

しっかり走れ!

ヨンシムの怒声に選手達は速度を上げました。

ああきつい 昔が懐かしい・・

ソンスは嘆きます。

***

テジュンとテヤンは韓国代表監督になったイ監督に会いに選手村にやってきます。

ダブル・パクよく来たな

監督は2人の肩を叩きました。

監督、お誕生日おめでとうございます

祝いに来ましたよ

2人は言い、テヤンが監督にプレゼントを渡しました。

わざわざプレゼントを? 嬉しいな ありがとう

監督は喜びます。

こうして見ると昔からずっと韓国代表監督みたいですね

からかうなよ

監督はテヤンに笑顔を向けました。

お前達はいつここへ来るんだ? 韓国代表選抜には出るんだろ?

はい 監督の下で練習したくて

俺はこいつといたくて

俺は昔のイ・テサンと違うぞ 覚悟して来い

はい!

また一緒に練習できるといいな あの頃は良かった

3人は笑います。

仕事を終わらせて来るから食事でもしよう

ええ、待ってます

監督は職場に戻りました。

監督は相変わらずね ジョンファンから連絡は? 帰国してないのかしら

テヤンはテジュンに訊ねました。

多分機内だよ 電話に出ない あいつにも会いたいな

そうね

2人は話します。

***

彼の帰国日じゃないの?

選手仲間がユミンに聞きました。

知らない スイスに永住を決めたのかも ”スイスがジョンファンに惚れた”って記事になってた

チャリティーマッチは韓国が招待された すごいわよね

恋人の存在が励みになって集中できるそうよ 記事になってた

選手仲間は視線を落とします。

私の彼氏は”仮想人間”? あいつの近況も気持ちも記事を読んで知るの 電話も通じない あいつの名前で検索して記事を読む方が早いの

ユミンは嘆きました。

月に1回も会えない 代表選手になったせいで・・

記事から飛び出して来たわよ

選手仲間は言いました。

え?

ユミンが振り向くとジョンファンが立っていました

ジョンファン!

走るな 転ぶぞ

ユミンはジョンファンに飛びつきました。

元気だった?

遅かったじゃない!

ユミンは怒りました。

ごめん スイスが俺に惚れてなかなか離してくれないから

空港から来たの?

ああ 君に会いたくて走ってきた

ジョンファンは笑ってユミンを抱きしめました。 

***

韓国バドミントンの王者決定戦が開催されます。テヤンとテジュンはまたジョンファン、ユミンペアと戦うことになりました。

スンウは試合を見ようと競技場に足を運びます。するとジュニョンと偶然出会いました。

スンウさん、試合を見に?

ああ、君は何を?

アンケート用紙よ 大学院の課題なの 選手達に配りたいけどちょっと気まずいわね

弟に配ってもらえよ

ああ! そうね それがあった

最初に気づけよ

スンウは笑います。

テジュン達を探す サンキュー あとでね

ああ

ジュニョンが階段を上がるとちょうどテヤンとテジュンが走ってきました。  

ダブル・パク、選手へのアンケート用紙よ 2人で配って

ジュニョンさん、ごめん 今から試合なの

自分のことは自分で

2人は階段を下りていきました。

もう! 役に立たないわね

ジュニョンががっかりしていると若い男女の選手がそばに来ました。

こんにちは 先輩、僕達にやらせてください

そうしてくれるとありがたいけど・・

先輩を手伝えて光栄です 配って回収しますね

ありがとう 説明するわね

ジュニョンは2人に笑います。

***

めったにないチャンスだ 頑張ろう

今回は押されないわ

テヤンとテジュンはジョンファン、ユミンペアと戦います。

ダブル・パク! ファイト!

マンスが観客席から大声で声援を送ります。ジュニョンと両親がマンスを見て笑い、自分達も応援します。

頑張れ!

ファイト

***

これはヨン社長、元気そうだな

スンウはイ監督と握手して一緒に試合を観戦します。

ユニス! 応援してるぞ!

ファイト! ユミンも頑張れ

2人は叫びます。

***

ユリはドンワンに指でハートを作り合図します。2人はつきあっているようです。ジホとソンシルは肩を寄せて試合を見つめました。

どっちが勝つと思う?

テジュンとテヤン

勝ってほしいわね

2人は囁き合います。

試合が始まり4人は位置につきます。

ーすべてが終わったと思ってもチャンスは巡ってくる 今度は掴めるかな?

テヤンはテジュンを見つめます。

ーやってみればわかる 確かなことは・・今この瞬間を楽しんでいいということ

テヤンはジャンプしてスマッシュを決めました。

ドラマ(第23、最終話)の感想

とても気持ちのいい最終回でした。テジュンの母親がテヤンを許す姿・・庭の花を見ながら”あんた達もそろそろ咲く頃よね”と話す姿にじんわりしました。それは花にたとえてテジュンとテヤンのことを言ってるんですよね。母親自身も二人の子供達との接し方を通して自分自身を見つめ直したんだなあと感じました。

結構中盤はテヤンの境遇が辛すぎて暗い雰囲気でしたが、ドラマを明るくしていたのがユミンとジョンファンとの恋愛でしたユミンのユニークな性格とジョンファンとの会話が楽しかった二人の場面で流れる音楽もキュートでした。ジョンファンもユミンと恋愛することでジュニョンとの恋愛で意固地になっていた心が溶けて本来のおっとりした良い面が出たと思います。

それにしてもジュニョンはジョンファンにはクールでしたね。ジュニョン役の女優さんはプレーはありませんでしたが卓越したスーパープレイヤーのカリスマ性がとてもあって良い配役だったなあ、とキャスティングの妙に感心しました。

欲を言えば優勝するダブル・パクを見たかった!二人で韓国代表として世界大会に出て欲しかったな。でも二人はプレーするだけで十分幸せなんでしょう。これからカナエもバトミントンというスポーツに興味が持てそうです。

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